娘。の住所調査隊!第2部発動…!

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555吉澤ひとみ
「や、矢口さん、いたんですか。」
私は顔を真っ赤にしながら応えた。
「でもさ〜、キャイ〜ンのポーズってもっとお尻を出して手を伸ばしてやったほうがいいよ。
 今度みんなの前で2人でやってみようよ、めっちゃ受けるよ。」
「いえ、そんな・・・私はいいですよ。」
「ひとみちゃん、もっと自分を出してみよう、そしたらもっと楽になるから。」
矢口さんの言葉を聞いて、私の心の中にあった何かが消えたような気がした。
「じゃあ、2人でやってみよ! せ〜の!」
「キャイ〜ン!」
ポーズを決めたあと、矢口さんと目が合って2人で笑った。
本当に心の底から笑ったような気がした。
矢口さんは笑った私の顔を見て
「ひとみちゃんの笑った顔って、とってもかわいいよ。」と言っていた。
「これで私達の持ちギャグができたね。」と言って矢口さんが部屋から出て行った後、
なぜか涙が止まらなかった。