1 :
log0076:
-1-
「痛い・・・。」
ある朝、吉澤は下腹部の激痛で目を覚ました。生理痛とはまた違った痛みだった。次第
に痛みが熱に変わった。 吉澤は飛び起きた。立ち上がったとき股の間に重さを感じた。
「!?・・・な・・・に?」
吉澤は恐る恐るジャージの中に手を入れ探ってみた。
「!!!!・・・これって・・・。」
其処には明らかに一物があった。
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと〜。」
吉澤は混乱しながらも、家族が寝ているのを確認し、下に降りて洗面台の前でジャージ
とショーツを下ろした。
「せ〜の!・・・な、なんじゃコリャ・・・。」
鏡にうつる自身の下半身に弟たちが持っているのと同じ形状のものがついていた。大き
さはその倍だったが・・・。
「え?えええ?これって・・・夢?じゃないの?」
吉澤は夢だと思いたかったが、違った。現実なのだ。
「どうしよ・・・。」
吉澤は慌てふためきはせず、そうつぶやくしか出来なかった。
-2-
しばらく鏡の前で呆然と立ち尽くしたあと、吉澤はジャージを引きあげて大きく深呼吸した。
「落ち着け、吉澤・・・。とりあえず・・・下着替えなきゃ・・・。」
と、かなり冷静に判断して、吉澤は両親の寝室にこっそりと入った。休日という事もあってか
まだぐっすり寝ていた。吉澤はこっそりとタンスのほうへと移動して、父の下着を3枚ほど抜
き出して自分の部屋に戻った。
「おっ、ぴったりだ・・・。」
といっても全然嬉しいわけなかった。吉澤はそのまま部屋で時間が過ぎるのを待った。
「(今日は・・・仕事だ。どうしよ、ばれないかな・・・。怖いな。)」
なんとか朝食を無事に摂り終わり、吉澤は部屋に戻って服に着替え始めた。
「ん〜?ジーンズとかだと体の線が・・・ロングスカートにしよう。よかったあ、ダンスレッ
スンで。」
吉澤はそう言いながら支度を済ませて都内のダンススタジオに向かった。
―ダンススタジオ。朝が早かっただけにまだ誰も来ていなかった。吉澤はすばやく着替えた。
とりあえずジャージはできる限り大き目のものを履いて股が隠れるぐらいのジャージを上に
着た。ちょうど着替え終えたと同時に誰かが入ってきた。石川だ。
「おはようございま〜す!あ、ひとみちゃん。おはよ。」
「おはよ。」
「早いんだね。」
「たまたまだよ。」
-3-
「それにしても今日暑いよねえ。」
石川がそう言いながらおもむろに着替え始めた。吉澤はその後姿を眺めてた。なんてこと
ない風景だった。昨日までは・・・。石川はスカートをはきながらジャージをはいて、と
いう恥じらいをもった着替えだった。中澤辺りなら下着姿でウロウロしているのだが、吉
澤は同性としても、そんな石川を常々かわいらしく見ていた。そうこうして石川が着替え
終えた。椅子に座ってる吉澤の横に石川が座った。
「久しぶりだよね。こうやって2人でいるの。」
「えっ?ああ、うん。ユニット忙しかったからね・・・。」
「プッチどお?」
石川がテーブルに体を寄せて上目遣いで聞いた。吉澤は石川のほうに視線を向けた。
「どおって・・・!!!!」
石川の胸がテーブルの上に乗っていた。それを認識した瞬間、吉澤の下半身が一気に熱く
なった。
「っお・・・。」
「ひとみちゃん?どしたの?」
「な、なんでもないよ。はは・・・。」
吉澤は勃起した。石川にだ。初めての経験に吉澤は動揺してしまった。
「ちょっと・・・トイレ・・・行って来るわ。」
「うん。(おなか痛いのかな?)」
―トイレ。
「マジっすか・・・。」
よっしゃ!
-4-
吉澤のソレは朝見たときと全く別物だった。
「あっついよお・・・。」
吉澤は苦しさのあまりおもわずそう漏らした。こうなってしまったときにする事は・・・。
吉澤は去年辺り、保健の授業で習った事を思い返していた。そしてソレを行動に移した。
「んっ・・・くうう・・・あ・・・。」
一分も立たないうちに吉澤は射精した。便器の水の中に白い液体がふわりと浮き上がっ
た。
吉澤ひとみ初めての射精体験だった。
大きく息を吐いて吉澤はその場に崩れた。
「はぁ・・・ごめん、梨華ちゃん・・・。」
吉澤は1人トイレでそうつぶやいた。
その後、トイレから戻ると他のメンバーが着替え終えて談笑してた。石川が心配そう
に吉澤に話し掛けた。
「大丈夫?」
「うん・・・。」
「・・・もし、よかったら。はい、コレ。」
石川はそう言って「バファリン」を渡した。吉澤は苦笑した。
-5-
ダンスレッスンが始まった。あまり得意ではないうえ、股の間のモノが気になって、とて
もじゃないが踊れるものでなかった。そんな吉澤の事情など知る由もなく夏先生から、容
赦ない檄が飛ぶ。
「吉澤!そこもっと決めていかないと。シャンとしないと!他も出来てないけど、吉澤が
一番ダメ!矢口、教えて。他もそれぞれ教えて。」
夏先生はそれだけ言って一旦その場を離れた。矢口が吉澤に教えるために隣に立った。
「じゃ、とりあえず踊って。」
「は、はい・・・。」
そんな2人の前では保田が石川にダンスを教えていた。吉澤は踊りながら、それを何とな
く横目で追った。そんな吉澤に矢口が言った。
「よっすぃ〜、よそ見しちゃダメだよ。」
「は、はい。すいません・・・。」
「はい、ワン、エン、ツー、エン・・・」
矢口の手拍子に合わせて吉澤は何とか踊った。
「うん、そうそう。やればできるじゃん。うんうん。」
「はい。(矢口さんは、大丈夫なのかな・・・?)」
吉澤は矢口には、さっき石川に感じたそれらしい感情はなかった。
「(はっ、いかんいかん。何考えてんだ、矢口さんにまで。)」
-6-
「何よっすぃ〜?矢口の顔になんかついてる?」
「えっ、いや・・・。」
「・・・なんかよっすぃ〜声低くない?風邪ひいちゃった?」
矢口がそう言いながら寄って来た。どうやら吉澤の額に手を当てたいらしい。背伸びをし
て手を近づけた。その手が届く前に矢口の胸が吉澤の体に当たった。
「!(ヤバッ、やっぱダメだ!!)」
吉澤はパッと身をひいた。
「なんだよ〜。何で逃げんだよ〜。」
「すいません・・・。」
ウマイ言い訳が見つからない吉澤は謝る事しか出来なかった。そんななか、夏先生が戻っ
てきた。そして再び全員で踊り始めた。今度は何とか注意されずに踊りきれた。
休憩時間になり娘。たちは弁当を食べ始めた。吉澤は食欲がわかず、椅子に座ってボーっ
としてた。吉澤は娘。たちの食事風景を漠然と眺めていた。
「(女の時とは、また違ったモノを感じるなあ・・・。つーかこんなに色香があったんだな、
みんな・・・。辻と加護はさすがに・・・だけど。)」
そんななか不意に石川と目が合った。吉澤はさっきの自慰行為もあってか石川から目をそら
した。なんというか複雑だった。
「(つ〜か、梨華ちゃんが・・・一番クル、ね・・・。あ〜、また変なこと考えてるよ、はあ。)」
-7-
「よっすぃ〜。」
そう言いながら近づいてきたのは後藤だった。後藤は吉澤の隣に椅子を持ってくるとさっ
そく座って話し始めた。話をしていて後藤が手を叩いて大笑いして胸が揺れるもんだから
吉澤は後藤を直視できなかった。後藤にも少なからずそういう感情があるらしい。
「どしたの、よっすぃ〜?」
「えっ、なんでもないよ。」
そうしてその日のダンスレッスンが終わった。吉澤は、なんとかバレずに着替え終えると
早速帰る事にした。必要以上に気を張ってしまって、疲れが酷く出てきたのだ。そんな吉
澤を石川が呼び止めた。
「あ、ひとみちゃん・・・。」
「な、なに・・・?」
吉澤は少しだけ身をひいて石川と話した。
「今日スゴク具合悪そうだったから・・・だめだよ、体壊しちゃ。」
「うん、ありがと。(梨華ちゃんが原因だったりするんだけど・・・はは・・・。)」
吉澤はそう思いながらも石川の心遣いが妙に胸に染みた。晴れ晴れとした気持ちで、吉澤
は家路へとついた。
-8-
―その日の深夜。吉澤は飛び起きた。
「ふはぁ・・・。ゆ・・・め、か・・・。」
吉澤はそう言いながら大きく息を吐いた。断片的に覚えてる限りでは、ものすごくHな夢
だった。ハロプロのコンサートでチャイナドレス姿の石川を・・・。
「(チャイナドレス・・・脱がして笑ってたな私・・・ただのオヤジじゃん。くぁ〜。)」
吉澤は頭をガシガシと掻いた。時計を見ると3時をちょっとすぎたぐらいだった。
「!・・・。」
夢の余韻のせいだろうか。吉澤を疼きが襲った。
「(また・・・熱くなってきちゃったよ・・・。く、苦しい・・・。)」
吉澤は何とか沸きあがってくるものを抑えようとしたが、ダメだった。身体に負けた吉澤
はティッシュBOXに手を伸ばした。
「(ごめん・・・梨華ちゃん・・・ホントに、ごめん・・・。)」
吉澤は必死に心の中で石川に懺悔しながら、片手で自分の性器を掴んだ。頭の中でいつぞ
やかTVで見たタンポポで歌ってる石川を思い返した。
「っうう・・・ん、はっ・・・くっ・・・。」
吉澤は次第にピッチを上げていった。昼間より長い間行為にふけった。
「くっ・・・梨華・・・ちゃ・・・あっ・・・ふ、はあ・・・。」
吉澤の精液が、ティッシュの中一杯に排出された。逝ってしまった吉澤は、その場に崩れ
た。
こっちも建て直し。
今度こそ飛びませんように・・・
こんな思いはもうたくさん。
あっちはどこですか?
12 :
log0076:2000/08/11(金) 03:22
-9-
吉澤の部屋に、吉澤自身の荒い吐息が響いた。ティッシュで精液をふき取ると、吉澤はベ
ッドに背をつけてもたれかかった。とりあえずすっきりした。
「はぁ・・・なんか、情けない・・・。」
吉澤はそうつぶやくとそのまま寝た。
―早朝。吉澤は目を覚ました。
「!・・・ん、何で・・・?」
吉澤は、朝立ちしてた。年齢からいっても当然といえば当然なのだが、吉澤は仕方なく再
びティッシュを取ると、オナニーを始めた。そんななかで、頭に浮かぶ・・・浮かんでき
てしまうのは石川だった。
「(・・・ホントに・・・ホントに、ごめん。)」
吉澤はまた懺悔した。所詮妄想されど妄想。そんな思いが、吉澤の脳裏をぐるぐる這いず
り回った。
「あっ・・・う、ん。く、は・・・っつ!」
そうして吉澤は再び逝った。
「行ってきます。」
吉澤は家を出て仕事場に向かった。服装は緩めのパンツと股の部分が目立ちにくいものを
選んだ。そうして吉澤は、TVの収録スタジオへと向かった。
13 :
log0076:2000/08/11(金) 03:36
-10-
「あっ・・・。」
吉澤はスタジオの前で立ち止まった。朝早く起きたから、そのまま早めに来てしまったが
下手をすると石川と少しだけ2人っきりになってしまう可能性大なのだ。現に昨日もそう
だったわけであるし。
「・・・(ちょっとコンビニで時間潰してからで・・・)」
そう思いながら振り向くと目の前に石川がいた。
「わっ!!!」
「きゃっ・・・って、そんなに驚く事ないじゃん。ひどいよ、ひとみちゃん。」
「だってさぁ〜・・・(まさか不安がすぐ現実になるとは・・・はぁ〜。)」
「どうしてスタジオ入んないの?忘れ物?」
「ああ、その・・・(コンビ二でなんか買うって言ってもついてきそうだしな・・・。ええ
〜い、もうどうにでもなれ!!)ううん、なんでもないよ。さ、入ろ、入ろ。」
「う、うん。(ひとみちゃん・・・変。)」
そうして2人は、スタジオ入りして、楽屋へと入った。他のメンバーはやっぱりまだ来てい
なかった。集合時間は30分後だから、仕方ないといえばそうなのだけれど。石川が荷物を
置いて椅子に座りながら言った。
「ひとみちゃん最近・・・っていっても昨日からだけど、来るの早いよね。」
「え、ああ、まあ、うん・・・。」
生返事をしながら吉澤も石川から少し離れたところに座った。
14 :
log0076:2000/08/11(金) 03:38
更新です。
とりあえずこんな感じ。
おつかれさん。
じきに15sも更新されるのかな?
個人的にあれが一番気に入ってるだけに・・・
16 :
log0076:2000/08/13(日) 03:16
-11-
吉澤は、ただひたすら時が早く過ぎてくれるのを待った。30分が、異様に長く感じられ
た。と、いっても時間どおりに来る娘。は、案外少なかったりする。
「(頼む!誰か・・・来て。)」
「ね、ひとみちゃん。」
「な、なに・・・?」
「身体の調子悪いんじゃないの・・・?汗、かいてるし・・・。」
「こ、ここが暑いだけだよ・・・大丈夫、大丈夫、だから・・・。」
吉澤はそう言ってそっぽを向いた。夜の事もあってか、石川とはまともに目を合わせられ
なかった。そうして30分たった。だが、まだ誰も来ていない。
「(頼む!誰か・・・来て、早く・・・。)」
吉澤はキュッと目をつぶって願った。それが通じたのか、楽屋のドアが開いた。
「おはよ〜、よっすぃ〜、梨華ちゃん。」
入ってきたのは、後藤だった。
「(ごっちんも・・・やばかったりするんだよな・・・。)」
さっそく会話し始めている石川と後藤を横目に見ながら、吉澤はそう思った。
17 :
log0076:2000/08/13(日) 03:17
更新。
>15
15sも更新したよ。下げたけど。
18 :
15:2000/08/13(日) 03:33
だいじょうぶっすよ。ちゃんとブックマークしてるし(w
19 :
log0076:2000/08/15(火) 01:10
-12-
「よっすぃ〜、どうしたの?」
後藤が突然、吉澤に近づいて不思議そうに顔を覗いた。
「えっ?(って谷間ぐあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!)」
後藤が前かがみになって吉澤の前にいるために、その豊満な胸の谷間が見えてしまった。
吉澤は椅子から落ちた。
「あっ!何やってんの、よっすぃ〜・・・大丈夫。」
「だ、大丈夫・・大丈夫。」
おかげで何とか勃たずにすんだ。そうしているうちに、ようやくメンバーが集まり、収録
が始まった。前もってスタイリストにパンツは緩めのものを、と頼んでいたため衣装も心
配なく着れた。着替え終えて一足早くメイクを終わらせて、吉澤は楽屋の端っこでおとな
しくしていた。そんな吉澤に、石川が話し掛けた。
「ねえ、ひとみちゃん・・・。」
「えっ?な、なに・・・?」
「あのね・・・なんか、私のこと避けてない・・・?」
「(ぎくっ)・・・そんな訳ないじゃ〜ん。考えすぎだよ。」
「そう・・・。」
石川はそう言うと、あちらのほうへと行ってしまった。避けているわけでは・・・あるん
だけどなかった。
「(もう・・・こんなのヤダ・・・。)」
吉澤は肩を落とした。
20 :
log0076:2000/08/15(火) 01:11
更新。
こっちは?
22 :
log0076:2000/08/16(水) 00:44
-13-
収録の合間に、吉澤は用足しにトイレに入った。男になってからのトイレもだいぶ
慣れてしまった。とかいいつつも女の時の習慣でついつい拭いてしまったりする。
「(普通はこうやって拭かないんだろうけど・・・なんか気持ち悪いんだよなぁ〜、
拭かないと。)」
そうして拭き終えてパンツをはいて水を流した。出ると、目の前に石川がいた。
「あっ・・・は、入る?」
「ううん。ひとみちゃんと・・・2人きりで話したくて・・・。」
そう言って石川は、上目遣いで吉澤のほうを見た。そんな風に見つめられて、吉澤
は何もかも話してしまいたいという欲望にかられた。でも、言い出せない。第一、
どういえばいいのだろうか。この場でパンツを下ろして、見せてしまうのが一番手
っ取り早いのだろうけど・・・さすがに、そんな勇気はまだ吉澤にはなかった。そ
んな事を考えている内に、石川がしゃべり始めた。
「・・・あまり私に近づいて欲しくないんなら・・・言ってね。そしたら、絶対ひ
とみちゃんのそばには・・・いかないから。」
石川のかなり消極的な言葉に、吉澤はますます自責の念にかられた。言うべきか。
言えない・・・。今は、まだ無理だった。
「そ、そんな事言わないで・・・梨華ちゃん。ごめんね・・・最近調子悪くてさ。
つい・・・その、なんというか当たっちゃって・・・今度から、気をつけるよ。」
「そう・・・わかった。私も、できるだけ考えるから・・・。」
石川はそう言って笑顔を取り戻した。吉澤はとりあえずそれを見て安心した。
更新。
遅くなりました。
24 :
名無しさん@1周年:2000/08/16(水) 00:46
萌えるさ
かなりどきどきするさ。石川かわいいべさ。
26 :
log0076:2000/08/16(水) 23:13
-14-
収録中、吉澤は石川が気になって仕方なかった。さっきのトイレでの会話で、石川
を見る目が、少し変わったような気がした。なんというか、ドキドキする。
「(これは・・・恋、なのかな?・・・梨華ちゃんに・・・。)」
そう思いながら石川を見ていると、石川が吉澤の視線に気がついて振り向いた。吉
澤は慌てて視線を外した。
「(ななな・・・なあ〜んか・・・マジで、恋!しちゃってるね、ははは・・・。)」
思えば、石川とは同期。よく目の前で泣かれた事も多々あった。思えば、石川は自分
の前以外では、めったに泣かなかった。
「(私の前でしか・・・か。素直に喜んでいいのかな・・・。って、収録中に梨華ち
ゃんの事ばっか考えてるよ・・・仕事に集中しなきゃ・・・。)」
収録が終了し、皆が帰っていった。吉澤も荷物をまとめると、早速楽屋を出た。楽屋
を出てしばらくして、声をかけられた。
「ひとみちゃん。」
その声を聞いて、吉澤はちょっと嬉しくなった。
「なに?梨華ちゃん。」
「今日は、変なことばっか言っちゃって。私、ホントに変なトコロ消極的だから。」
「いいよ、いいよ。そういうところが、またカワイイし・・・。」
「ええっ!?も〜お、やだな。からかわないでよ、ひとみちゃん。」
石川は、顔を赤らめて吉澤の肩をバシッと叩いた。実は、言った本人が一番照れてた
りする。
「(ほあぁ〜、なぁに言っちゃってんだろ・・・恥ずかしい・・・。)」
更新。
長くなります、うんと。
長くしてください、ほんと。
いいです。戸惑い方とか。
>30
?
いや、俺は「名無しさん@1周年」じゃなくて
「名無しさん」をコテハンにしてたからドキッとしただけ。
訳わかんない事言ってすまなんだ。
33 :
名無しさん@1周年:2000/08/17(木) 11:40
ん
34 :
ゑに熊:2000/08/17(木) 11:43
logはライトノベル出身?修行してるの?
>>34 ライトノベルってなんですか?修行?とりあえず高校生ですが
36 :
名無しさん@1周年:2000/08/17(木) 22:20
>>35 ジュヴナイルのことだ。ヤングアダルト小説ともJA小説とも呼ばれる。少女小説
もそのカテゴリに含まれる。わかりやすく言うと角川スニーカー文庫、富士見ファ
ンタジア文庫、ソノラマ文庫、集英社コバルト文庫、講談社X文庫(ティーンズハ
ート/ホワイトハート)、小学館パレット文庫、角川ルビー文庫、学研レモン文庫、
アスキーログアウト文庫、などのレーベルをひっくるめてライトノベルと言う。
話のレベルも読者のレベルも格下だが妙にプライドの高い連中が、偏った自意識を
満足させるためだけに存在すると行っても差し支えがない寄生虫のようなジャンル
の小説群だ。これらの読者は霊感があると自称する少女たちと一致するだろう。
-15-
「じゃあね、ひとみちゃん。」
「うん、バイバイ。梨華ちゃん。」
そう言って、2人は駅の前で別れた。吉澤は、石川の帰っていく後姿を見ているだけで、
なんだか妙に切なくなった。
「(あ〜あ、帰っちゃった・・・寂しいな。コレが恋ってやつなんだけど・・・。)」
―吉澤宅。吉澤は、帰ってきてまず先に風呂に入ることにした。男の身体になってから下
着は、全部隣町のコインランドリーで洗濯したりして、家ではカムフラージュとして、今
まで女の身体のときにつけていた下着をとりあえず洗濯に出している。かなりめんどくさ
い。でも、家族にすらまだ話せる勇気が出ない。とりあえずは、このままで乗り切ってい
こうと思っていた。男物の下着もだいぶ揃った。隣の県の娘。の顔があんまり知られてい
ないような所まで行って、まとめ買いをしたのだ。
「(疲れる・・・。でも・・・仕方ないよなぁ〜。)」
そう思いながら吉澤は、脱衣所で服を脱ぎ始めた。女の身体の頃から、そんなに大きいほ
うではなかった胸が、日がたつにつれてどんどん平たくなってきた。筋肉の量もわずかな
がらに増えてきていた。
「(どんどん・・・男の子になるのかな・・・。)」
吉澤は鏡の前で大きくため息をつくと、風呂に入った。
39 :
21:2000/08/18(金) 00:23
こっちは?
更新です。
>>36 すいません、わざわざ・・・どうも無知なもので。
読んだことないな・・・安倍公房しか読んだことない・・・
41 :
21:2000/08/18(金) 00:26
失礼しました〜
いや〜「後藤Pの〜」を思い出しますなぁ。おもしろいなあ。
-16-
「ふう・・・。」
髪や身体をひととおり洗い終えて、吉澤は湯船に浸かった。もし男になってしまった事
を話したら・・・どうなるかを考えてみた。
「(まず・・・娘。は辞めなきゃいけないだろうな、男だし。学校は・・・女子高だしな
ぁ、これも辞めなきゃダメか・・・ていうか、女が急に男になったって言う事は・・・
どっかの研究所で調べられたりしてしまうんだろうか・・・いやだぁ〜。とりあえず下
手に口外できないよなぁ〜、やっぱり・・・。う〜・・・どうなっちゃうんだろ。)」
吉澤は、お湯に顔をつけてため息をついた。
風呂から上がって、吉澤は自分の部屋へと戻った。携帯の着信履歴を見てみた。
「(あっ・・・梨華ちゃんだ。)」
吉澤は、さっそくかけてみた。
【もしもし。】
「あ、私だけど。さっきかけたでしょ?」
【うん。なんかひとみちゃん・・・最近、元気なかったから。すごく大きい悩み持ってる
のかなぁ〜、って思って・・・。】
「(うっ、スルドイ・・・。)そ、そんなことないよ〜。」
【なら、いいけど・・・。】
しゃべりたい・・・吉澤はそう思った。でも、相変わらず話せなかった。そうして1時間
ほど他愛のない話をして電話を切った。電話を机の上に置いて、吉澤はベッドに崩れた。
「どうなっちゃうんだろ・・・。」
更新です。
46 :
21:2000/08/18(金) 23:17
わーい更新だーい。
がんばってね。
う〜ん、じれったくていいっす。
これからどれくらいで、エロになるのか楽しみ。
-17-
「吉澤・・・アンタ男やったんやな・・・怖いわ、近づかんといて!」
「中澤さん・・・。」
「圭織、吉澤の事信じられなくなった・・・こっち来ないで!」
「飯田さん・・・。」
「ひとみちゃん・・・男の子やったんかい・・・いやや・・・近づかんといて!」
「加護・・・。」
「どうして黙ってたの・・・?ひとみちゃんの嘘つき!来ないで!」
「辻・・・。」
「そりゃ・・・めったに教えることなんてなかったけど・・・よっすぃ〜の嘘つき!」
「矢口さん・・・。」
「よっすぃ〜・・・まさか男だったなんて・・・来ないで・・・。」
「圭ちゃん・・・。」
「よっすぃ〜の嘘つき!大ッ嫌い!」
「ごっちん・・・。」
「ひとみちゃん・・・嘘ついて楽しんでたの?ひどいよ・・・。」
「梨華ちゃん・・・みんな・・・嘘ついてたわけじゃないよ!突然こうなっちゃっただけだ
よ。みんな・・・待って!梨華ちゃ・・・」
「・・・ん。夢・・・か。」
吉澤は、目を覚ました。嫌な夢だ。吉澤は大きくため息をついて、ベッドに再び倒れた。
「いつかは・・・言わなきゃいけないんだよ・・・。」
更新。
重ね重ね言いますが、明日の更新は休みです。
月曜には復帰します。
はい。ゆっくり休んでください。
52 :
名無しさん@1周年:2000/08/20(日) 03:11
>49
どうして、なっちはないんですか?
>52
ほんとだ。ごめん。コレはほんとに間違い・・・。
月曜に書き直します。背中の調子による。うまくいけば明日更新再開できるかも。
背中次第。だから、寝なおします。
-17-
「吉澤・・・アンタ男やったんやな・・・怖いわ、近づかんといて!」
「中澤さん・・・。」
「圭織、吉澤の事信じられなくなった・・・こっち来ないで!」
「飯田さん・・・。」
「よっすぃ〜・・・男の子だったんだ。騙されてたなんて・・・ひどいよ!」
「安倍さん・・・。」
「ひとみちゃん・・・男の子やったんかい・・・いやや・・・近づかんといて!」
「加護・・・。」
「どうして黙ってたの・・・?ひとみちゃんの嘘つき!来ないで!」
「辻・・・。」
「そりゃ・・・めったに教えることなんてなかったけど・・・よっすぃ〜の嘘つき!」
「矢口さん・・・。」
「よっすぃ〜・・・まさか男だったなんて・・・来ないで・・・。」
「圭ちゃん・・・。」
「よっすぃ〜の嘘つき!大ッ嫌い!」
「ごっちん・・・。」
「ひとみちゃん・・・嘘ついて楽しんでたの?ひどいよ・・・。」
「梨華ちゃん・・・みんな・・・嘘ついてたわけじゃないよ!突然こうなっちゃっただけだ
よ。みんな・・・待って!梨華ちゃ・・・」
「・・・ん。夢・・・か。」
吉澤は、目を覚ました。嫌な夢だ。吉澤は大きくため息をついて、ベッドに再び倒れた。
「いつかは・・・言わなきゃいけないんだよ・・・。」
49は無視してください・・・本当に申し訳ないです。
54が改訂版です。ナッチすまん。。。
真夜中の更新ではなくて直しです。。。
寝たら背中良くなったんで、何とかなるかもしれないです。
だから、今日更新あるかも。じゃ、寝ます。何回言ってんだろ・・・
56 :
名無しさん@1周年:2000/08/20(日) 22:26
なんで2から6までないの?新参なので誰か持ってたらあげてくれませんか?
57 :
log0076:2000/08/20(日) 23:09
-18-
―収録スタジオ。楽屋で吉澤は不機嫌だった。夢を微妙に引きずっていた。ストレスもかな
り溜まっていた。なるべく話し掛けられたくなかったのに・・・辻が、話し掛けてきた。
「ひとみちゃん、コレどう思う?」
「ああ、いいんじゃない。」
そっけなく返事をする。辻が困惑気味に聞いた。
「怒ってるの、ひとみちゃん?」
「別に・・・。」
「でも・・・」
「怒ってないってば!」
吉澤はつい声を高くしてしまった。他のメンバーが目を丸くして、吉澤と辻のほうを見た。
吉澤が怒る事は、めったというか皆無に等しかったからだ。辻が、目いっぱいに涙を溜めて
吉澤を見ていた。吉澤はそれを無視して立ち上がって、楽屋を出ようとした。石川が、吉澤
の腕を掴んで止めた。
「ひとみちゃん!ちゃんと謝って!」
「うっさいなぁ!ほっといてっていってるじゃん!」
石川の腕をはらって、辻を怒鳴ったときの声よりもうんと大きい声で怒鳴った。吉澤は、言
ったあとで、ハッと少し冷静になった。石川は・・・吉澤をキッと睨みつけた、と思うと、
楽屋から出て行ってしまった。最悪だ。また当たってしまった。吉澤も楽屋を出て、石川を
追いかけた。しばらく歩き回ってみたが、石川の姿が見えない。
「(いないや・・・残すは・・・トイレかな?)」
吉澤はトイレに移動した。
58 :
log0076:2000/08/20(日) 23:10
更新です。
背中の調子が良くなったので・・・
>56
レスを全部読むをクリックしてください。
いしよしもいいんだけど・・・
logさんにはぜひいしかごで書いて欲しいなあ。
これはこれで面白いんだけど。
60 :
名無しさん@1周年:2000/08/21(月) 05:56
「今日ね〜。あいぼんに話があるの。」
「ん?なんなん?」
「最近ね〜、伝説の教師を見てね〜、私。先生になり
たいな〜って、思ったの。」
「梨華ちゃんが、先生?」
「うん、特にね〜不良生徒を更正させる先生♪」
「じゃあ、二人で練習してみる?」
「え〜〜恥ずかしいよ〜」
「そうなん?・・・もう、帰ってもええ?」
「上手く出来るかな〜。あいぼんが生徒役ね。」
「(なんや結局やるんか)」
-19-
―女子トイレ前。こっそりドアを開けて、見ると石川がいた。声をかけようと口を開きかけ
た。が、すぐに閉じた。
「(泣いてる・・・?)」
石川が、鏡の前で涙を拭っていた。それを見て、吉澤は自分のした事に、ますます腹を立て
た。ゆっくりドアを開けて、トイレに入った。
「・・・梨華ちゃん・・・。」
「!・・・。」
「ごめん・・・ホントに、ごめん。」
「私に謝らんないで・・・ののに謝って。」
「わかった・・・。」
吉澤は石川に背を向けて、トイレを出ようとした。本当に馬鹿なことをした。事情を知らな
い他メンバーにとっては迷惑この上ないだろう。事情・・・話してしまおうか。石川に。今
なら・・・というか、もう限界だ。吉澤は再び振り返って、石川に歩み寄った。
「梨華ちゃん・・・話。大事な話したいんだけど・・・。」
「今じゃなきゃ・・・ダメな事?」
「うん・・・すごく大事な事。梨華ちゃん以外には、まだ話してないよ。家族にも。」
吉澤は真剣な顔つきで,石川を、しっかりと見て言った。
「家族にも・・・いいの?私で?」
石川は少し困惑していた。吉澤はうんと頷いて、石川の手をとった。
更新です。
>59
何度か試みてみたものの・・・無理でした。爆
吉澤の行動が読めるような気がする・・・
64 :
どんど:2000/08/22(火) 00:36
手をとった....邪な考えがよぎるっす。
上に同じ・・・
66 :
名無しさん@1周年:2000/08/22(火) 04:29
そんなに言うなら書くよ。
めんどいなぁ〜
後藤まみ 恋のダンスナイト
モーニング娘。の後藤真希ソックリなルックスで人気のまみクンが、
ハメまくりのイキまくり!
(中略)
AVファンはもちろん、アイドル・マニアも必見の一本だ!
アトラス 15300円
ゴドーを待ってます。
からっか〜ぜが ふいている
やけつく〜ような
ら〜らら〜今らららららららららら〜
69 :
呪い屋@石川:2000/08/22(火) 19:44
荒らし、荒らしフォードリーム
荒らし、荒らしフォードリーム
荒らし、荒らしフォードリーム
荒らし、荒らしフォードリーム
荒らし、荒らしフォードリーム
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荒らし、荒らしフォードリーム
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荒らし、荒らしフォードリーム
>>68 く〜、その歌が思い出せん。
ここまで出てるのにー!!!もどかしい・・・
-20-
「ちょっと・・・ひとみちゃん?」
「・・・。」
吉澤は黙って石川の手をとったまま、トイレに押し込んだ。狭いトイレに2人で入った。
「・・・。」
「・・・。」
2人は見つめ合った。吉澤がようやく口を開いた。
「今から言う事・・・信じられないかもしれないと思うけど・・・事実、だから。信じてく
れる?」
「うん、信じるよ。」
吉澤は、大きく深呼吸して言った。
「男・・・になっちゃったんだよ、私。」
「・・・えっ?」
石川は思わず聞き返した。おそらく誰だってこう言うだろう。ある程度、予想はしていた反
応だ。吉澤は続けた。
「朝起きたら・・・ついてたんだよ・・・その・・・男の人の・・・ソレが。」
「そんな事って・・・」
「あるんだよ・・・私が、その証拠・・・なんだよね。まだ、そうなって何日もたってない
けど・・・。」
「ひとみちゃん・・・。」
更新です。
>63・64・65
よっすぃ〜をそこまでお下劣には・・・
ああ、良かった。なんか知らんけど良かった気がする。
で、見せるのかな?
↑に同じ・・・
は、いいとして>68のタイトル教えてくれ!
>>68 これって尾崎の歌じゃねーの?タイルとがわからん!くそー!!
しかし、小説いいとこで切るな〜。
76 :
名無しさん@1周年:2000/08/23(水) 05:19
「おい、食わず嫌いしないで小説、読んでみろよ。」
「うん、・・・・つまんないね。やっぱり。」
これが小説だと?
-21-
「信じれる・・・?」
「う、ん・・・。」
ちょっと間があった。やっぱり半信半疑なのだろう。吉澤はたまらずパンツに手を掛けた。
「ちょっ・・・ひとみちゃん!」
吉澤は半身だけ下着姿になった。石川は思わず顔を手で覆った。その手を吉澤が引き剥がし
た。
「生で見なくていいから・・・。」
そう言って石川に視線を下に向けさせた。石川は恐る恐る下を見た。確かに盛り上がってい
た。石川はようやく信じた。
「なんで・・・こうなっちゃったの?」
吉澤が早々にパンツを上げてベルトを締めた。
「わかんない・・・。ただ、女の吉澤ひとみはもういないって事・・・。」
「つらかったでしょ・・・。」
「ああ・・・まあ・・・うん。当たってごめんね・・・。情けないよ・・・。」
「ひとみちゃん・・・何で私に話したの?」
「それは・・・」
そう言いかけて、2人は見つめ合った。
「梨華ちゃんなら・・・わかってくれるかなって思って・・・。」
本当はもっと他に言いたい事があったが、あえて吉澤は口をつぐんだ。
「そう・・・。もう、戻ろうか。始まっちゃうよ。」
「うん。」
そうして2人は収録に戻った。
更新です。
80 :
21:2000/08/23(水) 23:14
もっと〜!
>>75 ありがとう。尾崎豊が解れば曲は出てくる。
焼けつくような夕陽が 今 心の地図の上で・・・
見せなかったか。またまた良かった(?)
>>81 おー、あの名曲を思い出せないなんて・・・ダメだな。
教えてくれてサンキュー。
小説はこれからどんどん面白くなってくんだろうな。
84 :
名無しさん@1周年:2000/08/24(木) 04:15
「宮部さん!宮部さん!宮部さん!宮部さん!宮部さん!宮部さ〜ん!」
「あ〜うるさいなぁー。ちょっと黙っててくれるぅ」
ストレンジドーンより
85 :
ばた足:2000/08/24(木) 05:05
凄いね。凄い頑張って、
なんか書いてるね。
軽く荒らされたりもしてるけど、
ビクともし無いんだね。
ゴキブリみたいだね。
ゴキブリを潰すと、
ほとんどカラカラなんだけど
一部分だけ、なんか
はいってる所があるよね。
ぐちゅって白〜いのが出てきてさぁ〜。
あれ、食べれるのかなぁ?
エアコンから出てきた水は、
おいしくいただきました。
よし!
ばた足もなんか書いてみよう!
そうだ、ココに書こう。
86 :
名無しさん@1周年:2000/08/24(木) 05:08
ほう
87 :
ばた足:2000/08/24(木) 05:24
タイトル
「田中よ、レモンをかたずけなさい」
全12話だよ。
書かんでよし!!!
89 :
名無しさん@1周年:2000/08/24(木) 05:29
まだ?
92 :
ばた足:2000/08/24(木) 05:54
『田中よ、レモンをかたずけなさい』
第0話 前編
目覚めた時、自分が何故此処に居て、何をしているのか思い出せ無いでいた。
「痛っってぇ〜頭、ズキズキする・・・それに此処、何処だよっ・・・・って何で、アタシが椅子に縛りつけられてんだぁ?」
ガチャリ・・・と目の前でドアが開くと
聞き覚えの有る脳天気な声がする。
「おはようございま〜す、市井さん♪全然起きないから死んじゃったんじゃないかと心配しましたよ〜」
「あれ?・・・吉澤・・・?何でこんなトコに?ってアタシも此処が何処か良くわからないんだけどさぁ」
としゃべりながら自分が気絶させられた時の事を思い出した。
「そうだ!辻だ。アタシは辻に呼び出されて、家を出て、それでぇ〜・・・え〜と・・・」
吉澤がそれに続く。
「そこで市井さんは辻ちゃんに金属バットで殴られて気絶したんです。で、この部屋に連れ込まれて今まで寝てたんですよ〜」
「そうだよ!そう!チクショ〜、辻の奴、何考えてんだよ・・・あ!それより吉澤、助けに来てくれたんでしょ?辻の居ないこの隙に縄ほどいてよ。逃げなきゃ!」
94 :
ばた足:2000/08/24(木) 06:05
第0話 後編
しかし吉澤は、まるで聞こえていないかの様に、
ブツブツと独り言を言い始めた。
「・・・・・・なんて・・・・ませんよ・・・・・」
「えっ?何?・・・吉澤ぁ?なんて言ったの?聞こえ無いよ〜・・・そんな事よりさ〜、早く助けてよぉ〜。この縄、結構きつくてさ、ほどいて・・・」
「助けてなんか上げません!っっっつってんですよ!!!縄だって、死んでもほどきませんから・・・」
「死んでもってそんな・・・吉澤どおしちゃったの?」
問いに応えるつもりは無いのか無言だ。担いでいたカゴバッグから黒色の銃の様な物を取り出している。
「なにそれ?おもちゃ?なんでそんなの出したの?」
頭の中は『?』でいっぱいだった。吉澤が持ってる物は拳銃っぽいけど、テレビドラマに出てくる様な奴とは違って、なんか長方形の本体に取っ手が沢山くっついた、おもちゃのピストルみたいだった。
カタタタタタタタタタタタ・・・・・
ヘッケラー&コックMP5K通称クルツの弾丸が市井の身体を蜂の巣にした。
「死んでも、ほどかないっていうのは、市井さんが死んでもって事です」
さげ
あ〜あ、調子に乗っちゃった
自分でスレ立てろよな
>ばた足
おもしれえよ
ん?
>97
調子にのるからヤメレ
>ばた足
読みにくいから新しくスレたてて続けてヨ。
>log
とにかく続けることだ。
敢えて2chに書いているんだから、多少の雑音は仕方ないだろ。
更新を待ちながら読み続けている奴もたくさんいるはず。
続きに期待してるぞ。
102 :
21:2000/08/24(木) 23:15
mada?
-22-
吉澤は、本番前に辻に必死に謝った。辻は吉澤の真摯な態度に負けて吉澤をすぐ許した。
とりあえずは一件落着した。そうして収録が始まった。石川に話したおかげなのだろうか
2、3日前とは違って苛立ちが消えた。やはり話した事で、少しラクに慣れたのだろう。
思わず石川のほうばっかを見て笑ってしまった。石川も笑顔で返してくれた。そのたび吉
澤は、胸がジンと熱くなった。
「(ドキドキしてきた・・・ホントに恋しちゃってるよ・・・。)」
―収録終了後。石川と吉澤は前回と同じように、共に駅のほうへと向かった。
「じゃ、またね。ひとみちゃん。」
「うん。・・・梨華ちゃん。」
「なに?」
「今日は・・・本当にありがとう。信じてくれて嬉しいよ・・・。」
「ひとみちゃんも・・・打ち明けてくれてありがとう・・・。」
「梨華ちゃん・・・。」
何気に手が出て、吉澤は石川の手を握った。石川も握り返した。お互い見つめあった。し
ばらくそうしてようやく手を離した。
「それじゃ、バイバイ。」
「うん、バイバイ、ひとみちゃん。」
更新です。
>102
木曜はラジオ聞いてるんで・・・
105 :
21:2000/08/24(木) 23:42
>>104 あああああああ、了解です。実況板見てきました。
しまったなぁ。今日は聞けないよ〜。
106 :
名無しさん@1周年:2000/08/24(木) 23:54
更新待ってたぞ。
いま板が飛んでるからあげもさげも関係ないな。
聞きながら読んでます。
裕ちゃん、やっぱり若いね!!
108 :
武彦@坊主 :2000/08/25(金) 16:35
hahaha
109 :
名無しさん@1周年 :2000/08/25(金) 16:39
小説読んだことある?
「」の最後に。つけるなよ。アホ丸出し
-23-
―吉澤宅。吉澤は、部屋で一人考えていた。
「(私の身体の事について知ってるのは、梨華ちゃんだけ・・・。いずれは、家族にも、
他のメンバーにも話さなきゃいけない・・・。そしたら・・・私は、どう生きていくん
だろう?男として、第二の人生を歩むのかな・・・とりあえず。でも、突然娘。辞めて
どう言い訳するんだろ・・・。一般人に戻るにしたって、学校には行けないし。それに
女が男になったなんて、信じてくれって言うほうが無理あるし・・・何より、世間がど
う動いちゃうんだろ?マジでどっかの研究所とか連れていかれたりしたら・・・どうし
よう。吉澤ひとみとしては生きていけないよ・・・。いなくなるしかないのかな?)」
吉澤はひととおり考えると、そのまま眠りに入った。
―次の日。吉澤は朝食を食べに、階段を下りた。
「おはよう。」
「おはよう、ひとみ。・・・風邪ひいたんじゃないの?声低いよ。」
「えっ?そうかな・・・。(声もだんだん低くなってきてるみたいだな・・・。そろそ
ろ話さなきゃいけないんだな、やっぱり。)」
少しづつ、吉澤は心の準備をし始めていた。近いうちに、家族にも話す日が来る。その
ときは、全てを投げ出す覚悟をしなくてはいけないのだ。吉澤はそう思った。
「(メンバーにも話さなきゃな・・・でも、いつ?)」
吉澤はふと思った。
更新です。
>>109 小説たまに読んでますよ。
。つけるかそうでないかは人それぞれでは?
他の小説でも。つけてる人なんていっぱいいるよ。
114 :
ばた足 :2000/08/26(土) 06:34
ずーと、思ってたんだけど、
この、変な連続したキショイ文、
書いてるコテハンって
オー人。の別ハンでしょ?
なんでやってる事が
同じなのに、
ハンドル、変えてんの?
ドラクエ買わないの?
スレッドストッパー
もう、書けませんよ。ニヤリ<`.∀´>
な〜んてね。
お茶目な、ばた足も可愛い。
115 :
名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 07:50
どこの世界だ? 。」なんてとじる小説のある世界は。教えてくれよ。
?と! の後ろは一文字開けるとか、マジ小説読まねーから、こんなキモイ
文章書くんだな。
116 :
名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 07:54
>115
おまえの文章も人のこと言えないぞ
文章教室は余所でやれ
118 :
名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 10:45
そういう風にいうお前はどうなんだ。
自分の方がlogさんよりいい文章書けるのか?
書けるって言うなら自分で小説書け。新しくスレたててな。
おまえらが文句書くと読みづらいんだよ。小説。
どうでもいいからばた足は新スレたてて続き書け。
120 :
武彦@坊主 :2000/08/26(土) 15:08
hahahahahahahahahahahahahahahahahahahahahahahahaha
ははははははははははははははははははははははははははは
hahahahahahahahahahahahahahahahahahahahahahahahaha
121 :
ぶっちゃけた話 :2000/08/26(土) 15:30
『logさん』だってキモ〜〜〜イ
「やめてくれよー、LOGさんが妄想レズ小説書かなくなったら、ぼくのオカズの
ネタがひとつなくなっちゃうだろう」
とか思ってんのかhahahahahaha
122 :
名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 15:32
バカ!!!ダイエー打たれたぞ0対10だ
logも書くなら一気に書いてしまえ。
少しずつ書いていってlogファンに持ち上げられるのも気持ちよいだろうが
終わりまで一気に書かないのもこんな風になる一因だ。
ほっとけよ
125 :
名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 16:24
ははっははっはっはっはははははははははははははははははは
ひひっひひっひっひっひひひひひひひひひひひひひひひひひひ
-24-
今日は、雑誌の取材だった。
「おはよう、ひとみちゃん。」
「おはよ。」
石川は、何ら態度を変えることなく、吉澤に挨拶した。それが、嬉しいようで悲しくも
あった。石川は、そのまま加護と辻のいるほうへと行ってしまった。
「(う〜ん・・・。異性としては意識してないのかな・・・やっぱ。)」
「おはよう、よっすぃ〜。」
「あ、ごっちん、おはよう。」
「ちょっと声低くない?風邪ひいてるの?」
「えっ?うん、まあ・・・。」
「何か最近よっすぃ〜、かっこいいよね。男の子みたいだよね。髪切ったからなんだろ
うけどさ。」
「(男なんだけどさ・・・。)そうかな?」
「うんうん、よっすぃ〜、最近カッコイイ。矢口もそう思うよ。」
突然、吉澤の後ろから矢口がひょっこり顔を出して言った。
「わっ、矢口さん・・・おはようございます。」
「やっぱ、やぐっつぁんもそう思う?」
「うん。なんていうか・・・かっこいいよ。うん。」
「そればっかじゃん。」
「(う〜ん・・・どうなる事やら・・・。)」
吉澤は困惑した。またメンバーに言い出すタイミングが、予測しにくくなってきた。
更新です。
ばた足?何それ?
後藤Pの修行時代みたくハーレム状態になるのか?
てゆうかまんま後藤Pじゃん
132 :
ばた足 :2000/08/27(日) 06:04
わーい、やっとみつけたよ。
スレのタイトル忘れちゃってさ〜
ここに、これなくなるかと思った。
それはそうと
1のコテハンよ。
こんな、
ジメジメした所でしょうも無い事してないで、
町に出ろよ。
そして、外に出かける前に一度、鏡を
みてみて下さいよ。
1のコテハンはネットの中でこそ女言葉を
使ってるけど、どっからどー見ても
おっさんじゃん?
戸籍の性別は、男か女か、ばた足には判らないけど、
1のコテハンが、
おっさんみたいなルックスだって事は、
何となくわかるよ。
おっさん、もういい加減なスレたてんなよ。
133 :
名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 06:10
>>132 お前のレスってほんと不快だよ。
叩きにしても陰湿すぎて笑えない。
じゃあさげろよ
いきなり上がってきたから何事かと思った。
132はいいこと言った
やべ、間違えた。
132→133だ
これ間違えたらアホだわ
>>133 同意
いかにも夏休みの暇厨房って感じだしな。
2chだから煽ろうが、叩こうが勝手だけど、内容が低脳すぎるんだよな。
logよ、アホスレで遊んでねえで、早く全部書いちまえっての。
これだけ雑音が入ると、内容の善し悪しの前に読みにくくて仕様がねえって。
139 :
名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 06:33
>>137 いや、内容が低能というよりは…
内容がある程度頭使ってるだけに悪質だと思う。
脊髄反射的でないところが不気味なんだよ。
叩く為の文章に推敲を重ねてそう。
まあやってることは陰湿な低能のやることだけどな。
141 :
初心者 :2000/08/27(日) 06:36
139さんの言う事は何となく理解できる
いきなりagaってきたから何かと思った。
>>138がコテハン雑談の一番の弊害だな。
小説やネタスレでの雑談は無粋だっての
冗談抜きにバタ足は友達いなさそうだな。
とにかく陰湿。やることがジメジメしてる。
陰湿ならもっとクリティカルなこと書くだろ。すげえ大外れなのはわざとか?
>>139 オレは log0076 支持。
この話はこれで十分だろう。
147 :
名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 06:57
log0076氏へ。
109、115はガラ悪いですが、発言の主旨に関しては
素直に耳を傾けた方がいいっすよ。
今後のあなたのためにもプラスになる事だけは間違いありません。
まあ、あんなレスの言うこと聞くのは業腹かもしれんけどね。
じゃあ続きを書け!
なんだかんだいってもみんな
つづききぼ〜ん★
-25-
後藤と矢口をはじめ、飯田も近づいてきた。
「圭織も実はそう思ってたんだよねぇ〜。吉澤おっとこ前ぇ〜、って・・・。」
飯田が吉澤に顔を近づけてそう言った。整った端正な顔立ち。女の時から綺麗だとは思
っていたけど、男となるとまた違った雰囲気を醸し出していた。
「や、やだなあ。そんなことないっすよ。(やっぱ飯田さんってセクシーかも・・・。)」
「なんや吉澤モテモテやなぁ・・・。」
少し離れたところで中澤が、言った。スカートのスリットからチラリと覗いた太腿が吉澤
の胸を高鳴らせた。
「いやだなあ、中澤さん。からかわないでくださいよ。(んん〜・・・男になってみんなの
見方がまた変わってきたよ・・・。はあ、スケベだなあ・・・。)」
そんななかちょっと離れたところにいる石川と目が合った。ちょっと怒ってるようにも見え
た。眺めているとパッと視線を逸らされた。
「(??・・・梨華ちゃん、怒ってるとか?まさかな・・・ハハ。)」
そんななか撮影スタッフが吉澤を呼んだ。
「次、お願いします。」
「あ、はあ〜い。」
スタイリストに再三申し出をしているためか、吉澤は仕事場で渡される衣装類について、そ
んなに気を使わなくて良くなった。どうしても、皆とあわせなくてはならないときは、下半
身をタイトな下着などでガチガチに抑えてボリューム?を減らしたりして、何とか乗り切っ
ているのだった。
更新です。
153 :
21 :2000/08/27(日) 23:11
もっと〜
なんか荒れてるねぇ。文章の書き方なんて俺は気にしてないので無視。
面白かったらそれでよし!
156 :
ばた足 :2000/08/28(月) 05:17
このスレッドの流行語。
「更新です。」
有識者ズラした雑談荒らし大歓迎。
その際に、議論風味で偽装するのを忘れずに。
ほんと、ばた足は、悲しいよ。
普通さ〜こういうスレで雑談する〜?
1の美少女コテハンも、
悲しいと思うよぉ。多分。
ボッキしながらネットしている、
このスレの読者も雑談は、
嫌なんじゃないかなぁ?
人の嫌がる事は、やめようよ、みんな!!!
まじで!
もう、ここに書き込んでいいのは、
1の美少女コテハンとばた足だけ。
呪い
159 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 21:06
小説は、BAD板で書くと荒らされなくて良いですよ。
160 :
21 :2000/08/28(月) 23:12
ダイバー始まる前に読みたいっす。
>作者さん
とりあえず整形してfireさんとこにあげてもいい?
-26-
「はい、次笑って・・・そうそう。」
目がくらむくらいに何度もフラッシュを浴びる。そうしてさっさと撮影は終わった。
「はい、お疲れ。じゃ、次石川さん。」
「ありがとうございました。」
吉澤と入れ替わりに石川が入った。すれ違ったものの目が合わなかった。
「(なんか素っ気無いような・・・?気のせい・・・だよね?嫌だなあ、自意識過剰だよ、こ
れじゃあ。)」
吉澤はそう思い自分を嘲笑った。席について、飲み物を飲み、石川の撮影を眺めた。石川は、
カメラマンの注文を必死に受けていた。
「(普通にさせればかわいいのに・・・ダメだなあ・・・あのカメラマン。)」
そんな風に素人ながらも批評したりして、吉澤はボーっとしていた。そんななか後藤が話し掛
けてきた。
「よっすぃ〜。」
「ん?なに、ごっちん?」
「特に話す事もないんだけど・・・なぁ〜んか、そばにいたいなぁ・・・って。」
「別にいいけど・・・。(???・・・どうしたんだろ?)」
後藤は吉澤の腕に自分の腕を絡めた。
「(って、おっぱい当たってるよぉ〜〜〜。ほぁ〜〜〜。)」
吉澤は思わず顔が真っ赤になった。下のほうは・・・大丈夫のようである。
163 :
21 :2000/08/28(月) 23:19
はいな。YOU&Iも途中までしかあがってないね。
源じい羨ましい・・・
源じいかよ
166 :
ばた足 :2000/08/29(火) 02:11
流行語「更新です。」
は、今日も行く。
167 :
ばた足 :2000/08/29(火) 05:02
あ〜あ、週刊宝島買って、損したよ。
買わなきゃ、良かった。
今日の名言。
「(って、おっぱい当たってるよぉ〜〜〜。ほぁ〜〜〜。)」
ほんと、有意義なスレだな。
ここは、天国かってんだよ。
もう、一回書いとこ、
「(って、おっぱい当たってるよぉ〜〜〜。ほぁ〜〜〜。)」
1のガンダムコテハンは、
一体、どんな顔してコレ
書いてんのかな?
ほぁ〜〜〜。
168 :
名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 05:05
>ばた足
こないだの小説の続き書いてくれってばマジで。
こんなの書くなんてお前暇人だな
170 :
名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 05:08
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)< オマエモナー
( ) \_____
| | |
(__)_)
171 :
名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 05:31
「(
に感情書くのはなんか意味あるの?
(←これだけじゃダメなの
――←使うのが一般的だけどな。
>>167 テメー調子のってんじゃねーぞ!ばか足!
173 :
名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 14:25
あほ
マホ
175 :
ばか足@LOVE :2000/08/29(火) 15:22
ばか足さんへ
俺あんたに頼みがあるんです。俺と一緒にバンド組みませんか?
俺あんたの文読んでビビビッときたんです。
これだなって… 俺が探してたのこの人だって…
もうプランは出来てるんです。俺がボーカルと作曲担当でばか足さんがギターと作詞担当
俺達の人生って挫折の繰り返しだったけど今度はなにもかもうまく逝きますよ。
俺自信があるんです。ばか足さん!俺と一緒に飛びませんか?
あげんな。
>172
煽りに反応してはいけません。無視しましょう。それこそばか足の思うつぼですよ。
ウザイからさげでやれ
お前らそんなことより僕のアナルを見よ!!!
181 :
名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 16:12
ばた足をばか足と書くのがせんずり読者の精一杯の抵抗プププ
logしゃんのおななし、みてるとどきどきします。
こうしんよろしくれす。
ばた足もとい、馬鹿犬発見!
ばか足!貴様に俺様のティムポ舐めさせてやるよ。
-27-
「はい、お疲れ様ぁ〜。」
「ありがとうございましたぁ。」
石川が撮影を終えて、吉澤らのいるほうへと戻ってきた。吉澤は・・・後藤といた。後藤が吉
澤にべったりしているのを見て、石川は一瞬だけ顔が曇ったように思えた。石川は何も言わず
2人のそばに座った。スタッフの声が響いた。
「じゃあ、次後藤さん、よろしくお願いしまぁ〜す。」
「はぁ〜い。」
後藤は吉澤からパッと離れて行ってしまった。吉澤が石川に話し掛けた。
「梨華ちゃん・・・あの、さ。」
「なに?」
ちょっとキツイ目つきで石川が聞き返した。
「いや、なんか・・・怒ってる?」
「怒ってなんかないよ。」
「(怒ってるじゃん・・・)そう・・・。」
そうして会話が終わった。吉澤はちょっと寂しくなった。
「(仲良くしたいんだけどなぁ〜・・・・はぁ〜、難しいねえ。)」
そんな吉澤の気持ちを知ってか知らずか石川は、ほかのメンバーと話し始めていた。
「(なんかどんどん皆とも距離が・・・。)」
吉澤は、孤立したような錯覚に襲われた。
-28-
「よっすぃ〜・・・お茶倒れてるよ・・・。」
保田にそう言われて吉澤は我に帰った。紙コップの中のお茶が床にこぼれていた。
「へっ?あ・・・わわわ・・・。」
吉澤はコップを拾って、床にこぼれたお茶を拭いた。保田も手伝ってくれた。
「あ、いいっすよ・・・。」
「・・・。」
保田は何も言わずにさっさとお茶を拭き取ると、再び何事もなかったかのように席について、
雑誌を広げて読み始めた。
「(圭ちゃんって・・・案外クールだよなぁ・・・。う〜ん、大人だねえ・・・。)」
「なに?」
保田が吉澤のほうを見て、不思議そうに聞いた。
「あ、いや・・・圭ちゃんって・・・大人だなぁ・・・って。」
「はぁ?そりゃ、よっすぃ〜よりは年上だからね・・・当たり前なんじゃないの?」
「そうです、よね・・・。あの・・・私なんか変わったって思います?」
「??・・・変わった?って言われてもねえ・・・性格だけじゃなくて見た目もちょっと男っ
ぽくなってきたぐらいじゃあないの?」
そう言いながら、保田は再び雑誌のほうを読み始めた。
「(男・・・かぁ・・・やっぱりみんなそう思うよね・・・。マジでいつ言い出そうかな?下手
なことしてばれるより、自分から言い出したほうがいいね、やっぱ・・・。)」
吉澤は、ゆっくりながらも決意を固め始めた。
更新です。
武道館DVDいいよ。ビデオだと疲れそう。
188 :
名無しさん :2000/08/29(火) 23:16
俺ビデオっす。まだ見てない・・・なんで疲れるんですかね?
俺ビデオっす。まだ見てない・・・なんで疲れるんですかね?
190 :
21 :2000/08/29(火) 23:42
もっと〜。
DVDはよかったよ。ラブマは全アングル見た。
>>189 画面9分割らしいから。落ち着かないと思います。DVDは見たい人選んで見れます。
192 :
21 :2000/08/30(水) 00:23
>>191 あ、ビデオはそうなの。そらしんどいね。
でもDVDでも9分割見てみたいよ。
193 :
ばた足 :2000/08/30(水) 07:18
ぐっすん およよ
あっ、いいっすよ・・・。
ぐっすん およよ
今、TBSに白ベリが出てた〜。
やった〜、早起きして
よかったよ。
ぐっすん およよ
ばた足のあほさげろ!
195 :
名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 08:39
おい!ばた足とかいうやつはいないのかっ?
196 :
ばた足 :2000/08/30(水) 08:40
居るよ。
およよ。
な〜に?
ひたすら加護だけおがみたい。
198 :
195 :2000/08/30(水) 08:42
よろしく
199 :
ばた足 :2000/08/30(水) 08:42
こちらこそ
よろしく。
およよ。
200 :
195 :2000/08/30(水) 08:43
おい!!!ばた足寝たのか!起きろ!話がある!!!
201 :
ばた足 :2000/08/30(水) 08:44
ねてないよ。
なんか用。
およよ。
202 :
195 :2000/08/30(水) 08:45
よろしく
203 :
ばた足 :2000/08/30(水) 08:46
よろしく。
204 :
195 :2000/08/30(水) 09:10
ばた足さすがにもう寝ただろ?なあ!!寝たのか?
205 :
ばた足 :2000/08/30(水) 09:11
起きてるって
206 :
195 :2000/08/30(水) 09:12
うっせばか
ばた足なんか元気ないなぁ、厨房に煽られたのが痛かったのか(ワラ
209 :
名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 20:09
あげ
210 :
名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 20:14
カツノリがHR!
195最こうー!
-29-
撮影はいまだに続いている。そんななか、石川がトイレであろうか、席を立った。吉澤も少し
タイミングをずらして立ち上がり、石川のあとを追った。ちょっと2人きりで話したい。
廊下のところで、石川に追いついた。
「梨華ちゃん。」
石川は一瞬肩をすくめて、振り向いた。
「なに?ひとみちゃん?」
石川はそれだけ言うと、また前を向いて歩き出した。吉澤はあとを追いかける。
「いや・・・2人きりで話したいなぁ・・・って。」
そうこうしてトイレの前に着いた。石川はドアを押して、中に入ろうとした。吉澤も入ろうと
した。
「ダメだよ。ひとみちゃん。」
「へっ・・・?」
「ここは女の子用なんだから。ひとみちゃんはそっち。」
そう言いながら、石川は男子トイレのほうを指差した。
「あっ・・・って、別にトイレ行きたいんじゃなくて・・・2人きりで・・・。」
「とにかく、女子トイレには入らないで。」
吉澤をきつく睨み、石川はドアを閉めて女子トイレに入ってしまった。
「(・・・人の話、聞こうよ・・・。)」
吉澤はその場で大きくため息をついて肩を落とした。
更新です。
石川子供みたいだな。ちょっと萌えかも。
215 :
21 :2000/08/30(水) 23:30
もっと〜。
216 :
ばた足 :2000/08/31(木) 07:06
ぐっすん およよ
1のミスタージョンレノンは、
一体何が、欲しいのだろう?
やっぱり、ほめ言葉が
欲しいわけでしょ?
ラブ&ピース 自分をほめて、
ぐっすん およよ 自分を認めて、
せめて、ネットの中ででも。
よかったね。こんなに沢山、
もっと〜。とか言われて。
218 :
log0076 :2000/08/31(木) 08:55
219 :
log0076 様へ :2000/08/31(木) 08:56
220 :
21 :2000/08/31(木) 23:17
まだ? ラジオか。
電波悪くてきけないんだよな〜。
221 :
21 :2000/08/31(木) 23:52
ネット放送聞けばよかったんだな。って今頃気づいたよ。
-30-
女子トイレの前で待つこと数分。石川が出てきた。
「ねえ、梨華ちゃん・・・。」
「なあに?」
吉澤に背を向けてながら、石川は返事した。吉澤はそれを追いかける。
「あのさあ・・・。」
「うん。」
吉澤は言葉を濁した。というか、何を言うかも忘れた。
「ええっと・・・。(やばっ。マジで、ど忘れだ・・・。)」
「もお、早く言ってよ。」
石川が振り返り、吉澤に詰め寄った。吉澤の背中が壁をかすった。
「・・・。」
「・・・。」
沈黙。その時、吉澤のなかで何かがはじけた。
「あのさ・・・好き、なんだけど。」
「えっ・・・?」
もうどうにでもなれ。吉澤はそう思った。だから言った。石川に想いを。
「ひ、とみちゃん・・・。」
「・・・。」
吉澤は何も言わずに石川のほうへと寄った。
更新です。
224 :
21 :2000/09/01(金) 00:15
もっと〜。
雑音多いけど(俺もか)、頑張れ。
じゃあ俺も、もっと〜。
おっ、意外な展開。
どう答える石川?
-31-
今度は石川が壁に追いやられる形になった。吉澤は石川をじっと見つめた。吉澤の様子は
落ち着いてるようにも思われるが、内心吉澤はかなり動揺していたりする。
「(言っちゃったよ・・・返事が・・・怖い。)」
そんななか石川がとうとう口を開いた。
「や、やだなぁ・・・年上を、からかわないでよぉ〜。」
石川はそう言って聞き流そうとしていた。もしくは、石川も石川でかなり動揺しているの
かもしれない。吉澤は、再び言った。
「からかってなんて・・・ないよ。梨華ちゃんが・・・本当に、好きなんだよ。」
「・・・。」
石川は黙ってしまった。ようやく本気だと伝わったのだろうか。しばらくお互い何も言え
ず、ただ見つめ合っていた。規則的にお互いまばたきするだけで、時間が過ぎていった。
石川が吉澤から視線を外して口を開いた。
「私・・・」
「吉澤、石川〜。何やってるの?次の仕事場に移動だよ。早く着替えて!」
マネージャーが、そう言いながら2人のほうへとやって来た。
「ほら、ほかの娘たち、もう着替え終わってるんだよ。さ、早く。」
「はい・・・。」「はい・・・。」
そうして、うやむやなまま事態は過ぎてしまった。
「(勢いとはいえ、気持ちを伝えたのに、これじゃあ・・・中途半端過ぎるよぉ〜。しか
も、このままだと普通に会話も出来ないよ・・・。)」
更新です。
229 :
21 :2000/09/01(金) 23:13
もっと〜。
ああっ!!じらすねぇ〜・・・
くわ〜、マネージャー邪魔だっつーの!!
気持ちが聞けなかったじゃないか!!
232 :
名無しさん@1周年 :2000/09/02(土) 02:58
そぉ〜とぉ〜石川の気持ちが気になる〜!
log0076さんには悪いんですけど、この話を元に小説かきます。
題名は「嘘と偽り」です。
ぼくちんはが区性のため土・日しか書けませんが、ひまができたら更新する予定です。
宜しくです。
-32-
案の定、次の仕事場に行くと、石川は吉澤には近づこうとしなかった。たまに目が合って
しまっても、石川が瞬時に外す。そんな感じだった。
「よっすぃ〜。どしたの?具合悪いの?」
後藤がそう言いながら、吉澤の横に座った。
「あ、いや・・・違うよ。」
「おなかすいたとか?」
「ううん・・・。」
「ええ〜、わっかんないよぉ。どうしたの?」
「・・・秘密、だよ。ごっちんにも、言えない事。」
「そっかぁ・・・。」
そう言って後藤は少し寂しい表情になった。吉澤はそんな後藤を素直にかわいいと思った
が、やはり石川の時とは、何か違う。足りない。何かが。
「(どうして・・・梨華ちゃんを、好きなんだろう・・・。普通ならごっちん辺りを好き
になると思うけど・・・はぁ、恋ってホントに不思議だなぁ。梨華ちゃんが好き。それだ
けは言えるね。あとは・・・梨華ちゃんが私をどう思ってるか・・・なんだけど。)」
「どうしたの、よっすぃ〜?」
「ん〜、なんでもないよ。ちょっと考え事・・・。(再度アタック、これしかないね。)」
更新です。
>>234 拒否する権利はないので止めません。
ただごちゃごちゃにならないようにしていただけたら幸いです。
237 :
21 :2000/09/02(土) 23:16
もっと〜。
そこで後藤に行かないのがこの小説のいい所。
>>234 もしかしたら、勘違いしてたかも・・・ここで書くわけではないのかな?ごめんなさい。
再アタックとか吉澤よ、めげない奴だな。
いいぞ!もっといけー!!!
>>237 いつもそのセリフしかないのか(w
けどあんたも俺といっしょで毎日見てるんだね。おれも「もっと〜」
242 :
ばた足 :2000/09/03(日) 05:38
ドナドナ ド〜ナ〜ドォ〜ナ〜
仔牛をの〜せ〜て〜
ドナドナ ド〜ナ〜ドォ〜ナ〜
ららららら〜ら〜ら〜
>240の薄汚いモヲタくん
ありがとう、励まされました。
↓↓
「再アタックとか吉澤よ、めげない奴だな。
いいぞ!もっといけー!!!」
この『とか』って言うのは、
ばた足の3つ前のHN、
トカチュ〜の『とか』でしょ?
あんな、10回位しか使ってないマイナーステハン
を覚えててくれて、
しかも、いいぞ!もっといけー!!!
だなんて・・・もう、こんなスレに書くの
やめようかなって思ってたけど、
240の基地外モヲタのためだけに。
これからも頑張ってみるよ。
モヲタありがとう。ありがとうモヲタ。
これからも、
1のバキュームコテハンに
キショい応援レスをつけてあげて下さい。
どうせ、それ位の事しか出来ないのだから・・・。
↑こいつマジ気色ワルッ!
☆
λ / :。
< ゜-゜>ρ ‥
σ( ) ・` 。・; ’、∴ ゚ ,・・` 。・:’∵、。‥ ゚ ・` 。 、.
υυ 、’ ・゚
・ ばた足って不思議!! ‘.
。: 作:ファンシー乙女 ;
… `。
; ばた足って不思議!用も無いのに煽ってばかり ‘
∵ ‘.
・ その時間で何を犠牲にしてるのかしら? ‘.
`。 。
‘. ばた足って不思議!自分を棚に上げてヲタ批判 ‘.
。: ;
… その名言の発想はどこから来るのかしら? 。
` ; ゚ ・
` ; アイゴー、アイゴーと壊れたラジオのようね :・
’。 ‥
‘・∴ 。∵ 、; 。….・ ”,・` 。・ ;’、∴ ・・゚
Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)< 気に入らないスレッドなら お前が世間からされてるように
( )│ 無視すりゃ良いのに(プププ
| | | \__________
(__)_)
今モナーがすごくいいこと言った。
>>239 いや、ここで書かしてもらいます。
訳がわからなくならいようにするんで安心してください。
やっぱ、時間ないんで書くのやめます。
>パクリ君
なんなんだ(ワラ
-33-
ようやく今日の分の仕事が、全て終了した。メンバーたちは、荷物をまとめると各自でさ
っさと帰っていった。いつもなら、石川は帰り道が同じの矢口と一緒に帰ったりしている
が、今日はどうやら1人らしい。吉澤はこのチャンスを逃さなかった。石川のあとをこっ
そりと尾けた。石川はそんなことなど知る由もなく、駅へと向かっていた。石川が電車に
乗り込むと、吉澤も同じ電車の別車両へと乗り込んだ。
「(梨華ちゃんって、こういう所で育ったんだなぁ・・・へぇ〜。)」
と、吉澤はのん気に窓の外の景色をそう思った。そうしてる間に、石川は降りてしまって
いた。吉澤も慌てて電車から降りた。
「(わわわ・・・ふぅ〜、危ない、危ない・・・。)」
石川を再び見つけて吉澤はあとを追った。しばらくあとを追いかけて、吉澤は少し立ち止
まった。
「(こんな状況で、好きか嫌いかなんて聞くのもなぁ・・・ここまできてなんだけどさ。
よぉ〜し・・・)」
吉澤はギリギリ石川の姿が見えるぐらいまで離れて、携帯で電話した。前にいる石川が一
瞬立ち止まった。そして再び歩き始めた。
「もしもし・・・。」
【なに・・・ひとみちゃん。】
「昼間の・・・事なんだけどさ。」
目の前にいた石川の足が再び止まった。
更新です。
>>248 実生活に支障をきたすのかな。。。
252 :
21 :2000/09/03(日) 23:38
もっと〜。
>>241 いろいろあるけど、雑音は終了後に書こうと思ってね。
>>21 なるほど、そういう訳だったのね。
じゃあ俺も、もっと〜。
254 :
ばた足 :2000/09/04(月) 05:09
ファンシー乙女とかいう、
かわいそうなモヲタが出した
汚い液体をかけられて、
ばた足、ハンドルネームチェーーーンジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
255 :
名無し娘。 :2000/09/04(月) 05:12
ん?ばた足起きたのか?
256 :
名無し娘。 :2000/09/04(月) 05:13
それじゃわからんよ
257 :
名無し娘。 :2000/09/04(月) 05:13
上げるなバカチンが
>257 オマエモナー
259 :
名無し娘。 :2000/09/04(月) 05:15
こらあ〜
260 :
名無し娘。 :2000/09/04(月) 05:16
おな趣味@log0076版か。
吉澤〜、ストーカーじゃねーか!
>>254 アハハ!こいつ俺のコピペのせいでHN変えるらしい。馬鹿か?
-34-
【昼間の・・・事。】
「うん・・・返事・・・ちゃんと聞きたくてさ・・・。」
【返事って言われても・・・。】
それもそうだ。吉澤は好きだと言っただけで、交際云々までとは言ってない。でも吉澤は
あの時点では、そんなこと忘れてしまっていた。好きと伝えて、相手も自分をどう思って
いるのか。それだけだった。
「(ホントに馬鹿だ・・・あ゛〜。)」
吉澤は頭を掻いた。イライラしてきた。落ち着かない。電話では、やっぱりダメだ。吉澤
は瞬時にそう判断して、石川に言った。
「今から・・・そっち行くから。」
【えっ?なに?】
吉澤は一気に駆け出して、石川のほうへと向かった。その足音に驚いて、石川は振り向い
た。
「ひ、ひとみちゃん?!」
「ハァ・・・ハァ・・・来たよ。」
「どうして・・・お、追いかけてきた・・・とか?」
吉澤は息を直しながら大きく頷いた。
「もう一回・・・聞くよ。梨華ちゃんは、私のことどう思ってるの?・・・もちろん異性
として・・・。」
異性。そうなのだ。吉澤はもう男なのだ。男として、石川は自分の事をどう思っているの
か。吉澤が聞きたいのはそこだ。少し、聞くのが早すぎるような気もするのだが。
-35-
かなりの沈黙のあと。石川がゆっくり話し始めた。
「ひとみちゃん・・・私、まだ・・・わかんないんだよ。」
「・・・なにが・・・?」
「だって、ひとみちゃんが男の子になっちゃったって知って、まだちょっとしかたってな
いんだよ。それに私・・・今だに、受け止めきれてないんだよ・・・ひとみちゃんが、男
の子っていう事・・・。」
「・・・そう・・・なんだ。」
「うん・・・。だから・・・ひとみちゃんが、私のこと好きなのは、嬉しいよ。でも、私
は、本当にまだわからない・・・だから、今は・・・ごめん。」
なんとも煮え切らない。しかし、石川が必死に気を使っているのは、わかった。第一、石
川がこう言ってしまうのも、無理はない。
「うん・・・いや、謝んなきゃいけないのは、こっちだよね・・・。ホント・・・ごめん
ね、梨華ちゃん・・・。」
「私・・・すごく今のひとみちゃんを否定してる事言っちゃったんだよ・・・。だから、
謝らないで・・・悪いのは、私だから。」
「・・・。今日は、もう帰るよ・・・。」
「うん・・・。」
「じゃあね、梨華ちゃん・・・。」
そうして吉澤は、帰っていった。この身体になって以来、吉澤は初めて自分を呪った。
「(・・・なんか、ツライなぁ・・・。)」
更新です。
266 :
21 :2000/09/04(月) 23:15
ん。今日は多いね。でも、
もっと〜!
ん〜、どきどき。
ひそかに更新待ち
269 :
名無し娘。 :2000/09/05(火) 02:21
なんかこの小説読んでるとよっすぃ〜ファンになりそうだよ。
がんばってね
-36-
家に着くと、吉澤は真っ先に自室のベッドに倒れこんだ。
「あぁ〜・・・振られちゃった・・・。」
吉澤にとって振られたのは初めての経験だった。思えば、女の頃は、自分で告白した事な
んてなかった。いつもされるほうだったと思う。振ったことはあったが、振られたことは
なかった・・・。吉澤は、初めての経験に少しへこんでいた。
「男になって・・・初めて失恋かぁ・・・。」
そうつぶやいて、しばらくして目の前の風景がにじんで見えてきた。吉澤は一筋の涙を流
していた。
「(ははっ・・・泣いてるよ。なっさけないなぁ・・・。)」
吉澤はしばらく涙が止まらなかった。拭っても、拭ってもしばらく涙は止まらなかった。
―翌日。吉澤はラジオのレギュラー番組の収録のためスタジオに向かった。保田がいた。
「おはようございます。」
「おはよ、よっすぃ〜・・・目、腫れてるね・・・寝すぎた?」
「へっ・・・あ・・・そうですね・・・ちょっと、寝すぎたかなぁ〜・・・。」
「おはようございまぁ〜す。」
後藤が入ってきた。
「おはよう。」
「・・・おはよう、ごっちん。」
「あれっ?よっすぃ〜、目腫れてるよ・・・?」
「寝すぎたんだって。」
保田がすかさず言った。
「ふぅ〜ん。泣いたのかな、って思ったけど・・・よっすぃ〜は、めったに泣かないもん
ね。」
「まあね。(ばれてるよ・・・ま、言わなきゃわかんないからいいんだけどさ・・・。)」
更新です。
今日は先に言おう。
もっと〜。
274 :
21 :2000/09/05(火) 23:34
もっと〜。
昨日のダイバーよかった。
-37-
あっという間にラジオの収録が終わった。荷物をまとめて帰ろうとしていた吉澤に後藤が
声をかけた。
「ね、よっすぃ〜。せっかく時間あるし、ゴハン食べに行かない?」
「・・・ん。別にいいよ。」
特にこのあとの予定もないので、吉澤は承諾した。
「圭ちゃんも、行く?」
「あ、悪い・・・私、このあと珍しく予定入っちゃってるから、また今度ね。ごめん。」
そう言って保田は、スタジオを出て行ってしまった。そうして吉澤は後藤と2人で食事に
繰り出すことになった。
―ラジオ局から程近いとあるファミレス。吉澤と後藤は、食べながら会話をしていた。
「ねえ、よっすぃ〜。」
「ん・・・なに?」
「なんかさ・・・元気ないね、今日。」
「!・・・そっかなぁ。」
吉澤は、そう言ってごまかした。
「ん〜、なんかね・・・。」
「最近・・・ちょっと疲れてるだけ・・・そんだけだよ。」
「疲れてる・・・の?」
後藤の顔が一気に不安げなものに変わった。
-38-
後藤のあまりにも不安げな表情に、吉澤はとまどった。
「いや・・・疲れてるっても・・・精神的なものとかじゃないから・・・。寝不足なだけ
だよ・・・。」
「・・・なぁんだ・・・もお、びっくりすんじゃん。」
後藤は、そう言ってまた笑顔になった。
「(ん?もしかして脱退するんじゃないかな、とか思っちゃったのかな、ごっちん。でも、
いずれそうなるかも・・・しれないんだよなあ・・・。市井さんの事とかも、昔あったか
らなあ・・・。)」
「ねえねえ。」
「へっ?・・・なに?」
「前も言ったけど、よっすぃ〜ってさ、最近かっこいくなってきてるよね。」
「・・・ああ、そういえば前言ってたね・・・そんなこと・・・ないと思うけどねえ。」
「もっと自身もちなよぉ〜、やぐっつあんとか圭織とかも、よっすぃ〜かっこいい、って
連発だったよ。」
「ははは・・・ま、悪い気はしないけど・・・(好きな人も振り向かせられないんじゃあ
ねえ・・・。)」
「よっすぃ〜さ・・・恋でもしてるの?」
「!・・・ぶはっ・・・ななな、何、急に?」
吉澤が思わず飲んでいたカフェオレを吹き出した。
更新です。
278 :
21 :2000/09/06(水) 23:19
もっと〜。
ぐっすん およよ
さっき抜いちゃった★
およよ ピュッ
280 :
名無し娘。 :2000/09/07(木) 01:04
ばた足もsageなんて殊勝な事するね
( ;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
自身もちなよ→自信もちなよ
283 :
名無し娘。 :2000/09/07(木) 01:38
logはなんでトカチュ〜に目ぇつけられたんだろ
284 :
名無し娘。 :2000/09/07(木) 01:48
トカチュ〜って?
285 :
名無し娘。 :2000/09/07(木) 02:30
ばた足の別コテハン。なんか朝おきたらトカ☆と言いながら暴れてるやつがいた。
一時自分のなかで「〜トカ☆」がマイブームになった。
……アラシだったのか……
>>282 ご指摘ありがとうございます。
以後気をつけます。。。
287 :
タカヒト@202.32.147.13 :2000/09/07(木) 18:44
あのさー、昔居た鬼丸って言う奴どこ行ったのかな?
誰かしらへん?
ばた足出て来い!
およよ よばれちゃった ぐっすん
な〜に〜?
いるか?
いるよ〜 なぁにー??
はやくねろよ!
わかったよ およよ およよ
やっぱおきろ!
まだおきてるよー
じゃあちょっと話するか!
うん いーよーおよよよ およよ
逝け!
299 :
21 :2000/09/07(木) 23:12
満開終了待ちかな。ネット放送聴いてます。
-39-
「あ〜、あ・や・し・い。」
「・・・してないよ。(昨日振られたし・・・。)」
「そう?・・・見当違いかぁ・・・。」
「(こうして・・・ごっちんと話してると落ち着くなあ・・・でも、やっぱり・・・恋愛に
は、ならないんだよねえ・・・やっぱ、梨華ちゃん・・・なんだなぁ。)」
吉澤の石川への気持ちは、振られた今でも全く変わっていなかった。変えたくても変わらな
い。どうしようもなく・・・石川にはまっているみたいなのだ。
「じゃあね、よっすぃ〜。また今度ねえ。」
「うん、バイバイ。」
渋谷などでひととおり買い物したあと、吉澤と後藤はそれぞれの家路についた。吉澤は電車
を降りて、家へと徒歩で向かっていた。そんななか一つの決意をした。
「(・・・3月・・・娘。を辞めよう・・・。そして・・・もう一つの人生を・・・。)」
時は、2001年2月の事だった。吉澤は、この決意で転機を迎えるのだ。
―その日の夜。吉澤は部屋で1人ベッドに横たわってボーっとしていた。
「・・・声聞きたいな・・・。」
そう思い、携帯を取り出して電話した。するべきではないのかもしれないが、どうしても声
が聞きたくなった。
-40-
6回くらいコールしてつながった。
【もしもし・・・。】
「梨華ちゃん。今・・・話せる?」
【・・・うん。】
「今日・・・どっか行ったの?」
【渋谷に買い物行ったぐらいかな・・・。】
「へぇ・・・。何買ったの?」
【前から欲しかったコート・・・買ったよ。】
「見たいなぁ・・・。明日・・・着てくる?」
【うん。着てこうかな。】
どうにも話が盛り上がらない。
「ごめんね・・・こっちからかけといて・・・全然話さなくて・・・。」
【謝らなくてもいいよ・・・。】
「もう・・・切るよ。」
【うん・・・。】
吉澤はそう言って切ろうとしたが止めた。そして言った。
「あのさ・・・。」
【なに?】
「もう少しあとのことになると思うけど・・・娘。辞めるよ・・・。」
【えっ?ひとみちゃん・・・それって・・・。】
更新です。
303 :
名無し娘。 :2000/09/08(金) 00:07
age
304 :
名無し娘。 :2000/09/08(金) 01:13
それって?気になるな
305 :
名無し娘。 :2000/09/08(金) 09:40
>>279 >>288-298
お前、ずいぶんクオリティーの低い偽物やってるけどよ
アラシのくせに他人のコテ半パクッてアラシて楽しいのかよ!!??観てるこっちわゼンゼンワラえねえけどな
なんの理由があってお前みたいのが生きてんだ?それだけ教えてくれよ
マジレス待ってんぞ!!!ぜってーしろよ!
306 :
名無し娘 :2000/09/08(金) 09:44
305>
厨房はウンコ食って氏ね
307 :
名無しさん@1周年 :2000/09/08(金) 09:44
ここは何のスレですか?話が見えない
308 :
305 :2000/09/08(金) 11:36
>>306 厨房なんて専門用語をお使いになられるなんて、
もしかしたらあなた様は2チャンネルの常連様なのですか?
一日中ネットをなさっているお偉い方のレスが拝見できて
私は思わずウンコを食べてしましました。
309 :
名無し娘。 :2000/09/08(金) 11:39
うんこってうまい?
うまい
305=ばた足
>>305 偽者だってばれる様にやったんだよ。
別にアラシたつもりは無い。
別にお前を笑わせたくてやったんじゃない。
生きてる理由、お前みたいなあほを煽って楽しむため。
以上
マジレスしたからな>305
お前もマジレス白よ!
もっと〜。
314 :
タカヒト@202.32.147.13 :2000/09/08(金) 20:59
僕の質問に答えてよ。
つうか〜、僕スレットたてらん無いんだけど。
僕も小説かきたいな〜。
はへ〜。
こういう僕は23歳......終わってるな。
>>314 底の方に沈んでるスレッド使って始めれば?なんか知らんが、頑張れ!
316 :
名無しさん@1周年 :2000/09/08(金) 21:48
ドピュ
317 :
名無し娘。 :2000/09/08(金) 21:58
続行希望上げ
-41-
「中学も卒業して・・・娘。も辞めてさ・・・吉澤ひとみっていうのを・・・消すって言う
かさ・・・。」
【消す、って・・・?】
「失踪・・・かな?なんか昔TVとかで見たんだよ・・・7年ぐらい行方がわからないと失
踪扱いになるって・・・。」
【・・・そうまでしなきゃいけないの?】
「うん・・・だって女が男になったわけだからさ・・・リセットじゃないけど・・・切り替
えなきゃいけないと思うんだよ。これから先も・・・生きていかなきゃいけないからさ。」
【ひとみちゃん・・・。】
「もう・・・今日は、いいや・・・なんか眠くなってきたし・・・梨華ちゃんの声聞けただ
けでも良かったよ。それじゃ・・・また明日ね。」
【・・・うん、おやすみなさい、ひとみちゃん・・・。】
「おやすみ・・・梨華ちゃん。」
吉澤は電話を切った。そのまま枕元に携帯を置いて眠りについた。石川に話したことでまた
少し気が楽になっていた。
一方、石川は、電話が切れたあとも、少し動揺していた。吉澤からいきなりいろんな事を聞
いてしまったせいか、なかなか気分がおさまらなかった。
「(ひとみちゃん・・・いなくなっちゃうの?)」
石川は素直に悲しくなった。
-42-
―翌日。吉澤はTV収録スタジオの楽屋に入った。昨日ぐっすり寝て、一時間も早めに入っ
たためか、誰も来ていなかった。吉澤は荷物を置き、椅子に座った。そのままで、過ごして
30分くらい経った。楽屋に足音が近づいてきた。吉澤は、なんとなく誰が来るのかわかっ
た。
「おはよう、梨華ちゃん。」
「あ・・・おはよ、ひとみちゃん。」
石川は吉澤が今まで見たことなかったコートを着ていた。とりあえずそれを糧に会話し始め
た。
「それ?昨日電話で言ってたコートって。」
「うん・・・。」
石川は荷物を置きながら返事した。
「色も形も綺麗だね。」
「そうでしょ。前から買おう、買おうってずっと思っててさ・・・。」
「・・・。」
吉澤が言葉に詰まったせいで、会話が止まってしまった。そんなことよりもっと大切な話が
ある。2人は同時にそう思った。
「ひとみちゃん・・・。昨日の・・・昨日電話で言った事・・・本気なの・・・?」
「・・・うん。本気だよ。」
「!・・・そう・・・。」
石川はうつむいてしまった。
更新です。
321 :
21 :2000/09/08(金) 23:14
う〜ん...
322 :
名無し娘。 :2000/09/08(金) 23:23
7年失踪すると戸籍から抹消されるんであって(つまり死亡)、失踪と同じって意味では。
323 :
名無し娘。 :2000/09/08(金) 23:25
失踪宣告、ですな。
324 :
名無し娘。 :2000/09/08(金) 23:26
生きてれば戸籍復活できるね
行方不明になってる人の戸籍を入手してなりかわる、、、とか
305出て濃いよ
327 :
名無し娘。 :2000/09/08(金) 23:42
性別の変更も可能なハズだけど。半陰陽なんて病気もあるんだし。
どんな病気ですか?
>>322-325
ある程度現実に近づけてみたいんですけど。
う〜、脱線してたらすいません。。。
330 :
名無し娘。 :2000/09/09(土) 00:35
半陰陽は外陰部が肥大する病気だね。男だと思ってたら実は女ってやつ。逆もあるよ。
331 :
ノンケさん@1周年 :2000/09/09(土) 01:23
下世話に言うと「ふたなり」
とりあえずさげとこう
333 :
ばた足 :2000/09/09(土) 08:49
>>326 305と307は、ばた足だよ〜
君も、
同じ名前みたいだけど・・・
出て濃いよってさぁ〜
出て来いって事?
ネットの世界だけで生きてるヲタクって
そーいう当て字が面白いって思ってんの?
で、出てきたけど何?
はぁ〜あ〜、
どうせ、なんにも無いんだろうなぁ〜・・・
思い付きで書いたから続きなんか無いんでしょ?
334 :
ばた足 :2000/09/09(土) 08:51
間違えたぁ〜
307じゃ無くて308じゃん〜
ばた足って
お茶目ねぇ〜
335 :
名無し娘。 :2000/09/09(土) 08:54
ばた足もヒッキーか。
そのキャラでヒッキーじゃ、どうしようもないな。
20分ぶりに出てきて強気な発言してんじゃねえよ。
337 :
白ベリ普及委員会 :2000/09/09(土) 10:31
>>335 だからさぁ〜、
何回も引き篭りだって言ってんじゃん。
ばた足のキャラを
知ってんならそんくらい
知っててよぉ〜
たしか、このスレにも
買い物にもいけないから、
食べ物は、ゴキブリ。
飲物は、エアコンの室外機から出てくる水。
って言ったような・・・
昔の投稿みて確かめればいいんだけど、
このスレって変な奴が
1のコテハン名乗って
長文張り付けてるから
読みにくいんだよねぇ〜。
uzai
339 :
ばた足 :2000/09/09(土) 10:35
>>338 応援ありがとう〜
これからもがんばるよ!
>>337 うわぁぁぁぁ〜〜〜〜
最悪だぁ〜〜〜〜
なんで、
違う板で書いたハンドルが
そのままのこるんだよ。
まぁ〜別にいいけどさぁ・・・
別ハンが白ベリ普及委員会?お前最高じゃん。初めて笑ったよ
死んでね。あとこれにレス返さないでね
341 :
名無し娘。 :2000/09/09(土) 10:39
ばた足最高に面白いね! 存在そのものが笑えるよ!!
頑張って!! でもたまには外に出ような!!
ここまで馬鹿まるだしなやつってはじめて見た。
MS-IMEがあほだから出て濃いってなったんだ。
いいじゃん>ばた足
お前だって意味を読み取れたんだから。
くそMSと同類だな(プッ
でもお前ほんとにヒッキーだったんだな。可哀想。いや煽りじゃなくほんとに同情するよ。
だって社会に出れないんだろ。そんな怖いもんじゃないよ。勇気を出して踏み出せ。
ヒッキーなんかやめて外出ようぜ!楽しいことなんかいっぱいあるんだから。
344 :
名無し娘。 :2000/09/09(土) 16:57
sarasiage
345 :
名無し娘。 :2000/09/09(土) 17:00
>MS-IMEがあほだから出て濃いってなったんだ。
お前山岸君か?
346 :
ちこりーた。 :2000/09/09(土) 17:00
あははhっはのははげ
347 :
名無し娘。 :2000/09/09(土) 17:03
ヒッキーは時代の最先端ですよ
がんばってね。さげ
349 :
279@`288-298 :2000/09/09(土) 20:53
350 :
名無し娘。 :2000/09/09(土) 21:03
くっさー!なんだなんだ ばた足がいたのか。 風下行けよ、ばた足!
351 :
名無し娘。 :2000/09/09(土) 21:04
もっと====>☆★
352 :
名無し娘。 :2000/09/09(土) 21:16
臭いと思ったら ちこりーた。がいたのか
こてはんってみんな臭いのか?
-43-
そんな石川を吉澤は見ていた。しばらくして・・・
「!・・・梨華ちゃん・・・?」
吉澤は立ち上がり、うつむく石川に近寄った。石川は泣いていた。
「っ・・・気にしなくて・・・いいから。」
「そんなこと言ったって・・・。」
好きな人が泣いているのに、ほおっておけるわけがない。吉澤は思った。吉澤は後ろから石
川の肩にそっと手を置いた。
「梨華ちゃん・・・何が嫌なの?」
「・・・ひとみちゃん。・・・いなくなっちゃうの・・・嫌だよ・・・。」
「いなくなるって言っても・・・すごく遠くには行かないよ・・・ただ外には全く出れない
日が多くなると思う・・・。人とも全く会えない日が続くと思う・・・。けどね・・・。」
「けど・・・?」
「一生会えなくなるわけじゃないし・・・私は、梨華ちゃんとこれから先も会っていきたい
んだよね・・・。」
石川が少し驚いた風な顔で吉澤のほうを見た。
「ひとみちゃん・・・。」
吉澤は、石川を見ながら微笑んだ。
「だから・・・泣かないで。ねっ?」
「・・・うん。」
石川もようやく笑顔になった。
更新です。
355 :
21 :2000/09/09(土) 23:28
もっと〜。
356 :
名無しさん :2000/09/10(日) 00:22
ああ〜。いいなあ〜。
がんばってください。ログさん
357 :
ばた足 :2000/09/10(日) 06:15
>>343 ごめ〜ん☆ゴメンね。
え〜と・・・名前がわからない・・・
山岸って呼べばいいのだろうか・・・
でも、349が本物かどうかわからないし・・・
じゃあ、便宜上ブタメガネって呼ぶよ?いい?
いいなら、そう呼ぶね。
ブタメガネさぁ〜
333のばた足のレス、変に思ったでしょ?
ふ〜ん、思わなかったのかぁ〜。
と、ゆ〜のも、ばた足ってば
>>312のブタメガネの記事、読み落しちゃってたんだよね。
こんな糞スレにそんなにレスつか無いだろ〜と
思って、&ls=15でブックマーク
しちゃっててさぁ。ごめん、ごめん、
ごめんね、ブタメガネ。
あらためて、
>>312にレスしようと思ったんだけど、
わざとばれる様にやったぁ〜とか、
アラシて無いとか、
恥ずかしい自己保身ばっかりで、
ブタメガネも思いだしたく無いだろうからレスするのやめとくよ。
あと、ばた足は、2学期から
真面目に学校に行ってたんだけど、
一週間で又、引き篭っちゃったよ、
でも、ブタメガネが一緒に来てくれたら、
行けそうな気がする。
駄目かな?会いたいよぉ、ブタメガネ・・・。
358 :
名無し娘。 :2000/09/10(日) 06:16
logは寝たのか
359 :
名無し娘。 :2000/09/10(日) 06:21
>357
貴方みたいなハイレヴェルなコテハンがこんな程度の低い所で煽りやっても
仕方ないからぁゃιぃとかに行ったほうが良いんじゃない?あそこには
チャンコロ、チャンボーなんつって馬鹿にされてるから貴方のやり方であいつ等を
一発、ギャフンと言わせてやってくださいよ。よろしくお願いしますよ。
これから見てますよぁゃιぃ。ばた足さんのデビューが楽しみだなぁ。
360 :
名無し娘。 :2000/09/10(日) 06:23
ぁゃιぃは煽り合いの場所じゃないよ
勘違いするな
361 :
名無し娘。 :2000/09/10(日) 06:25
リミクス逝け
sage
364 :
ブタメガネ :2000/09/10(日) 12:15
くっさー!なんだなんだ ばた足がいたのか。 風下行けよ、ばた足!
365 :
ばた足へ :2000/09/10(日) 12:19
364は偽
良い名前つけてくれるじゃねぇか、ブタメガネか。
よし学校へ行くか。じゃぁお前んちの住所教えてくれよ。レス待ってるからな。
366 :
名無し娘。 :2000/09/10(日) 12:20
ってゆうか、なんでばた足って朝にしか出てこないの?学校行ってないなら昼間も出てくれば良いのに。寝てるのかな。
367 :
スレを一通り読んだ娘。 :2000/09/10(日) 13:55
ばた足って305でなんかほざいとるけど、195に煽られたのがそうとう悔しかったんだね(ワラ
368 :
スレを一通り読んだ娘。 :2000/09/10(日) 13:58
279@`288-298とばた足へ
うざいから別でやれ。
logに迷惑かけんな。
これ以降みんなは、ばた足や279@`288-298が何言っても無視しよう。
無駄にレス数あげないためにも。
-44-
収録終了後。一人帰ろうとしていた吉澤を石川が引きとめた。
「ひとみちゃん・・・一緒に帰りたいんだけど・・・。」
「ん、いいよ。」
そうして2人は共にスタジオをあとにした。何を話すでもなく、2人は歩いていた。そんな
なか石川がようやく口を開いた。
「・・・ねえ・・・。」
「なに?」
「どこか・・・行かない?」
「別にいいけど・・・。何処行くの・・・?」
「・・・えっと・・・」
―東京タワー。
「・・・東京タワーか・・・なんで?」
吉澤がたまらず笑い出してしまった。そんな吉澤に石川は拗ねたように言った。
「だってぇ・・・。」
「あ・・・ごめん・・・。」
吉澤は謝った。沈黙。吉澤はおもむろに望遠鏡に小銭を入れた。
「・・・せっかくだしね、見よっか。」
「うん。」
2人は身を寄せ合って、代わりばんこに景色を眺めた。やけに夕日が真っ赤だっ
たのを覚えている。2人にとってちょっとした思い出になった。
更新です。
371 :
21 :2000/09/11(月) 00:11
もっと〜。
372 :
21 :2000/09/11(月) 00:37
もっと〜。
373 :
21 :2000/09/11(月) 00:38
間違えた〜。
374 :
ばた足 :2000/09/11(月) 07:31
>>367-368の長い名前の人へ
時代のニューヒーロー登場だね。
待ってたよぉ、
ブタメガネとばた足は、
君みたいな、しきり屋さんを。
よし、2chのプッチモニ完成だ!
君は、
しきり屋だから飯田役ね。
ブタメガネは、可愛いから後藤だろうな〜。
じゃぁ、ばた足も飯田。
ちょこっとラブをビデオに撮って、
この、スレに貼ろうよ。
お返事待ってるジョイ。
ブタメガネへ
こんな変質者ばっかりの
所に、住所なんか
書いて
大丈夫?それとも、ばた足の自意識過剰かな?
そうそう、
めざましにブタメガネの弟が出るんだって。
375 :
名無し娘。 :2000/09/11(月) 18:28
>ばた足
挑発する文の返事に付き合って楽しい?
376 :
名無し娘。 :2000/09/11(月) 20:34
>ばた足
ブタメガネ=スレをー通リ読んだ娘。だと思うよ。だからプッチまだ二人しかいないよ。それに飯じゃなくて保でしょ。
実は374も偽なのかな?ンーー…。
ふう
もっと〜。
-45-
東京タワーからの帰り道。何も話せないまま、あっという間に駅の前に着いてし
まった。
「今日は、ありがとう・・・わざわざ付き合ってくれて・・・。」
「いや、いいよ。夕日、綺麗だったね・・・。」
吉澤が笑顔で言った。
「うん・・・。」
石川も微笑んだ。しかしすぐに険しい顔つきになった。
「ひとみちゃん・・・3月にどうしていくか・・・具体的に決めてるの・・・?」
「うん・・・とりあえず卒業式に家族に・・・身体の事も全部言って・・・それか
ら娘。の皆に言うよ・・・。事務所には・・・何も言わないつもり。」
「そう・・・。」
「そして・・・身を隠すよ。」
「ねぇ・・・そのあと、どうしていきたいの・・・?」
「そこまでまだ具体的には・・・決めてかなきゃいけないのはわかってるけど。と
りあえず・・・なんだっけ・・・大検、とか取ってさ。大学行って、就職して、み
たいな・・・そこまで上手くいくかわかんないけどさ・・・。」
「・・・。」
「梨華ちゃん・・・。」
「ごめんね・・・私、泣いてばっかだね・・・。」
石川はそう言いながら、目のまわりを拭った。
-46-
「なんか・・・梨華ちゃん泣かしてばっかだね・・・。」
「気にしないでいいよ・・・私が勝手に泣いてるだけだから・・・。」
「あの・・・さ。」
「なに・・・?」
「今でも、梨華ちゃんへの気持ち・・・変わってないから。」
「!・・・。」
「梨華ちゃんのこと大好きだから・・・。はは・・・何言ってんだろ。しつこいに
もほどがあるね・・・もう帰るわ・・・バイバイ・・・。」
「ひと・・・」
石川の呼び止める前に吉澤は一気に駆け出していた。
「私・・・ひとみちゃんのこと・・・。」
石川は自分の気持ちにようやく気づいた。吉澤が好き。そう言ってしまえばよかっ
た。でも言えなかった。
「(ひとみちゃんが好き・・・たぶんずっと前から・・・好きだった。今もこれから
も、ひとみちゃんが好き・・・いつかはこの気持ちを伝えたい・・・もう後悔はし
たくないから・・・。)」
遅すぎた。もっと早く自分の気持ちに気づいていたら・・・。それでも、吉澤が身
を隠すことに変わりはないかもしれないけれど。石川は、ここにきてようやく自分
の気持ちに気づいた。
更新です。
切ないねえ・・・この先メチャ楽しみ。
383 :
名無し娘。 :2000/09/12(火) 13:51
こんな展開誰も読めなかっただろうなぁ。
384 :
☆☆☆☆☆☆☆☆☆ :2000/09/12(火) 21:06
385 :
木村 :2000/09/12(火) 22:36
logってやたらいっぱい小説かいてるけど、どれも深い意味が無い感じするよね。
俺もおんなじようなことしてるけどね。
でもこんなに書いててだんだんアイデアつまってこない?
-47-
月日が経つのは早かった。あっという間に3月だ。吉澤は中学校の卒業式を出席したあと一
旦、家族全員と家に帰った。前から話したいことがある、と言っていたので、父も母も弟た
ちも全員揃っていた。ソファにかけている家族たちの顔をしっかり見て、吉澤は自分の身に
起こった事を、話し始めた。そして、身体を見せた。両親は開いた口がふさがらない感じだ
ったが、冷静に話を聞いていた。弟たちはわかっているようなないような。それでもちゃん
と耳を傾けていた。そうして吉澤は全てを話し終えた。服を直しながら、吉澤が言った。
「・・・ていう事なんだ。信じれる・・・わけないよね・・・。」
吉澤の父が言った。
「なんで・・・男に・・・。」
「・・・わかんないよ・・・でも、これはもう変わらないんだよ。一生、男なんだよ。」
吉澤の母が聞いた。
「で・・・その失踪っていうのも・・・本気なの?」
「うん・・・自分から消えたことにすれば、警察とかもあきらめ早いって言うし・・・。」
「・・・わかった・・・。父さんに任せてくれ・・・できる限りの事はしていくから。」
「ありがとう・・・お父さん。」
そうして吉澤は家族に全てを伝えたのだった。
「(ああ・・・本当に、変わっていくんだな・・・何もかも・・・。)」
吉澤はこれからのことに対して少しずつ不安な気持ちが芽生えていった。当然と言えば当
然なのだが。
更新です。
>>385 深い意味ね・・・あんまり考えた事ないですけど、あるに越した事はないですね・・・。
アイデアは今のところ大丈夫そうです。。。
388 :
名無し娘。 :2000/09/12(火) 23:07
ぱ……
389 :
21 :2000/09/12(火) 23:40
う〜ん。
390 :
木村 :2000/09/12(火) 23:51
でも俺石川がメイドになる話好きよ。
一つ言わせてもらうと人物が一気に出過ぎることが多いからちょっとづつ小出しにしたほうがいいんじゃない。
俺も素人のくせにいってるけどね・・・。
いきなり3月なんだ。展開早くない?
>>391 最初に書くべきでしたね。何年何月って。。。
393 :
名無し娘。 :2000/09/13(水) 01:47
そういう問題?
You&Iでも最後いきなり何10年も経ってたよね
395 :
名無し娘。 :2000/09/13(水) 08:04
>>387 >アイデアは今のところ大丈夫そうです。。。
始終一貫して大丈夫じゃないと思います。そこんとこ、どーなの?
396 :
名無し娘。 :2000/09/13(水) 11:27
log0076さん 小説完成おめでとーーー!
これは完成記念プレゼントです。喜んでもらえたら嬉しいですね。
後藤真希)レポーターの後藤真希です。今、私はハロープロジェクトのコンサートに来ています。ただ今楽屋に居るんですけども、もぉみなさんイッパイいますよ〜つんくさんも居ますよ〜夏先生も居ますよぉ〜。所で何故わたしは、こんな所に来て居るんでしょう?あ!あちらに圭ちゃんが居ます、丁度いいですねぇ聞いてみましょう!圭ちゃん、私は何でこんな所に来て居るんですかぁ〜?
保田圭)何、後藤そんな馬鹿な事言ってんのぉ〜
後)ヴェェ
保)今日はモーニング娘。のコンサートだからぁ、控え室でプッチモニダイバーをやるんでしょぉ〜
後)んんん〜〜そうでしたぁ〜
市井紗耶香)っと言うわけでぇプッチモニダイバー、すったぁ〜とぉ〜
ジングル♪
市)こんばんわ!プッチモニの市井紗耶香です。
保)こんばんわ〜、テンション高めの保田圭で〜す。
後)こんばんわ。もう、お正月も終っちったねぇ。後藤真希です。
市)というわけで、今夜は、モーニング娘。コンサート会場のからお送りするプッチモニダイバー。オープニングはこれは、ラジオ初公開です、プッチモニで…
市・後・保)ちょこっとLOVEライブヴァ〜ジョ〜ン。
ライブ音源♪ (保)後ろも二階もぉ!ヘイ!
市)センキュ〜〜!プッチモニでぇしぃたぁ〜
後)ありがと〜〜〜
保)ああ〜、又、喋れなかったぞぉ〜〜!!
ジングル♪
市)プッチモニダイバー!。私、市井紗耶香と
保)保田圭
後)ごくどう真希……
保)なんだ?ぉぃなんだ、なんだぁ
後)極道って、極道ってぇ〜
市)こわぁ〜い、後藤さ〜ん
保)極道真希ぃ〜?
和田薫?金子D?)極ど…
後)後藤真希がハロープロジェクトのコンサートの楽屋からお送りしています
市・保)はぁ〜い
疲れた……続きはまた今度
397 :
名無し娘。 :2000/09/13(水) 12:54
↑?
-48-
「うん・・・伝えたよ。」
【そう・・・やっぱり混乱してた・・・?】
「それがさ・・・案外冷静っていうか・・・私の前だけなのかもしれないけど・・・。」
【ひとみちゃんの親だからかな・・・やっぱ。】
「なにが?」
【妙に冷静っていうか・・・物事を素直に受け入れちゃうとか。】
「そうかな・・・やっぱこの身体になったときは、結構・・・あ・・・やっぱ、素直に受け
入れてたかも。」
【でしょ?】
そう言って石川が少し笑った。
「笑うなよぉ〜。」
【ごめん、ごめん・・・で、さ・・・メンバーのみんなにはいつ言うの?】
「ん、今週中には・・・。」
【そう・・・ねぇ・・・怖い?】
「うん、まあ・・・怖い、かな。でも一番ビビるのはあっちだと思うから・・・。」
【うん、そうだね・・・。】
「・・・じゃ、このあとスタジオでね。」
【うん。】
そうして吉澤は携帯を切った。ベッドに倒れこんだ。
「怖いな・・・。」
400 :
21 :2000/09/13(水) 23:36
う〜ん。
401 :
21 :2000/09/13(水) 23:54
う〜ん。
402 :
名無し娘。 :2000/09/14(木) 00:05
403 :
21 :2000/09/14(木) 00:13
404 :
名無し娘。 :2000/09/14(木) 00:17
ヒャヒャヒャ
405 :
名無し娘。 :2000/09/14(木) 00:21
>>403 もっと〜→う〜んの変遷の理由を聞いてみたいものだが
>>405 おもんないって事と違いますかねえ・・・ダメだな。。。
ふぅ・・・
407 :
21 :2000/09/14(木) 00:34
>>405 「もっと〜」は面白いとき。単純に次が読みたいだけ。
「う〜ん」はそれ以外です。
>>407 ってことは続きは読みたくないってこと?
409 :
ばた足 :2000/09/14(木) 06:19
大きな世界の、
小さなスレで、
大きな顔の作家先生。
ついに、
本性をあらわした、
21の狂気が
作家先生を襲う。
21のモヲタ君、振りが長いよ。
410 :
名無し娘。 :2000/09/14(木) 06:24
ばた公、白ベリ売れてるらしいじゃん。良かったな。
白ベリなんたら委員会なんだろ、お前。
この小説おもしろいです。
バスストップよりも、おもしろいです。
これからも続けてください。
412 :
B'z :2000/09/14(木) 22:06
You&Iってどこで見れるの?
413 :
名無し娘。 :2000/09/14(木) 22:12
ありがとうブラザー
415 :
名無し娘。 :2000/09/14(木) 22:47
ヘイヨーマザファッカー
416 :
名無し娘。 :2000/09/14(木) 22:52
―You and I,DREAM A LITTLE DREAM OF ME.
ってなんて意味なの
-49-
「じゃ、行ってきます・・・。」
靴を履きながら、吉澤が後ろにいる母に向かって言った。
「うん、行ってらっしゃい。今日は何時に終わるの?」
「っと・・・あっちについてから携帯で言うよ。」
「そう。」
「じゃね。」
もう3月なのに、ピリピリとした冬の冷気が吉澤の肌を痺れさした。吉澤は首に巻いている
マフラーを引っ張り上げてそれを防いだ。スタジオに向かって歩いているうちに、吉澤は何
かよくわからない感情に襲われた。吉澤は立ち止まった。
石川はすでに収録スタジオに着いていた。ほかのメンバーも続々集まってきているというの
に吉澤は一向に現れなかった。最初の数十分うちは誰もが、遅刻だろうとタカをくくってい
たのに、それが1時間たった頃になると、さすがにマネージャーも連絡を入れ始めた。
「あ、もしもし・・・吉澤は? えっ?2時間前に出た? そうですか・・・はい、こっちに
着き次第折り返し連絡入れます・・・。」
マネージャー達が固まって話し合いを始めた。石川は不安になった。
「(ひとみちゃん・・・まさか・・・まさか、ね・・・。)」
そんななか、マネージャーの1人がメンバー達に向かって言った。
「みんな、今日は吉澤抜きで収録するから・・・。」
更新です。
419 :
21 :2000/09/14(木) 23:36
う〜ん。
>>408 いえ、そういうわけではないです。
421 :
21 :2000/09/15(金) 00:03
>>420 ブリッジな感じがすごく匂ってきて興醒めしてしまう感じ、というところです。
422 :
某スレの139 :2000/09/15(金) 00:07
You and Iを読んで生まれてはじめてボロボロ泣いた
>>421 よくわからんが…予定調和の展開に失望っていう感じかい?
425 :
名無し娘。 :2000/09/15(金) 00:40
426 :
21 :2000/09/15(金) 01:11
>>426 なんつーか、せっかくのおな趣味というギミックを生かしきれず消化不良のまま、
いかにもlog作品的な展開になって、そのまま収束に向かっているところが、
どうしたもんだろうなぁってかんじ?
428 :
21 :2000/09/15(金) 08:58
429 :
名無し娘。 :2000/09/15(金) 20:33
430 :
21 :2000/09/15(金) 23:20
こっちは?
431 :
21 :2000/09/15(金) 23:58
あ、今日はまだか。
saki復帰したら更新します。
今日は休業・・・かな。
433 :
21 :2000/09/16(土) 00:35
む、残念。
434 :
21 :2000/09/16(土) 01:14
437 :
名無し娘。 :2000/09/16(土) 02:44
載せてくれませんか? 読まないと1日が終わらない気がして。
438 :
名無し娘。 :2000/09/16(土) 02:47
俺も読みたい。いちお書いてはあるんでしょ?
439 :
log0076 :2000/09/16(土) 02:58
-50-
リーダーの中澤がすかさず聞いた。
「吉澤、何処行ったんですか?」
「わからない、ただもう着いててもおかしくないはずの時間に出てるんだけど・・・。」
「とりあえず・・・みんな着替えて。収録始まるから。」
別のマネージャーが言った。
「何処行っちゃったんだろう、よっすぃ〜・・・。」
皆が口々にその類の言葉を呟いた。そんななかただ1人、石川だけがある不安に苛まれていた。
「(どうしよう・・・もしかしたらひとみちゃん・・・もう・・・。)」
そんな石川の考えなどわかるはずもなく番組の収録が始まってしまった。しかも今日は3本撮り
なので終わるのは夜だ。そんなことをしていたら吉澤は・・・。石川は気が気でなかった。
1本目収録後。石川は楽屋に戻ると早速吉澤に電話をかけたが、やはり電源が切られていた。
「もぉっ!」
たまらず石川は声を出して怒りをあらわにした。今すぐにでも、探しに行きたい。しかし今飛び
出しても絶対にマネージャーに捕まってしまうだろうし、第一吉澤が何処にいるかなんて見当も
つかない。結局流れに乗って、2本目の収録に入ってしまった。
2本目収録中。石川は、吉澤が行きそうな場所をひたすら考えていた。そうして考えている内に
石川は少しずつ冷静さを取り戻していった。
「(・・・私がちゃんとしなきゃ・・・ダメなような気がする・・・。しっかりしなきゃ。)」
440 :
log0076 :2000/09/16(土) 02:59
-51-
2本目収録後。石川はもう一度だけ吉澤に電話をかけた。しかし、つながらなかった。マネージ
ャーたちも相変わらず何も出来ずにいた。石川はコートを引っ張り出して、立ち上がると楽屋を
出て行った。半歩遅れてマネージャーの1人が声を張り上げた。
「何処行くんだ?」
石川は走り出した。後ろから人が追いかけてくる音が聞こえた。その音が聞こえなくなるまで止
まることなく必死に逃げた。スタジオから飛び出てからも石川は止まらずに走った。
「・・・ハァ・・・ハァ・・・」
石川は息を整えながら街中を歩いていた。額にかいた汗は、外気にさらされてすぐに乾いていっ
た。石川は東京タワーへと向かっていた。何となく吉澤がいそうな、そんな気がする。今の石川
は勘に頼るしか出来なかった。
「何やってんだろ・・・収録すっぽかしちゃったよ・・・。」
吉澤は呟いた。どうしてかはわからないが、消えたくなった。理由は自分でもよくわからない。
わかったところでどうにもならないような気がする。吉澤は同じような事を何度も思いながら一
日を過ごしていた。目線を下にやると、眼下に東京の街があった。それを漠然と眺めながら、吉
澤は其処に居続けた。
442 :
名無し娘。 :2000/09/16(土) 04:51
クッキー取得。
443 :
名無し娘。 :2000/09/16(土) 08:13
.
444 :
21 :2000/09/16(土) 08:21
もっと〜。
-52-
―東京タワー。石川は早速エレベーターへと乗り込んで、上へと向かった。もし此処に吉澤がい
なかったら。自分はもう何処を探すべきなのかわからない。石川はのぼっていくエレベーターの
中で、それだけはないようにと自然と両手を握り締めて願っていた。しばらくしてようやく目的
の階へと着いた。石川はすぐに駆け出て、この前吉澤と一緒に夕日を眺めた場所へと走った。し
かし、吉澤の姿はなかった。石川は手すりに頭をついて頭を垂れた。
「・・・っ・・・うっ・・・ひとみちゃん・・・何処行っちゃったの・・・。」
石川は泣き出した。しばらくそうしていると、
「・・・梨華・・・ちゃん?」
石川が、今最も会いたい人の声が聞こえた。石川は、顔を上げて声のするほうへと振り向いた。
そこには缶ジュースを片手に持った吉澤が驚いた表情で立っていた。石川は吉澤を見て飛びつい
た。吉澤の手から缶ジュースが落ちた。
「バカ・・・ひとみちゃんのバカ・・・」
石川は、そう言いながら吉澤の胸の辺りを力なく何度も拳で殴った。吉澤はしばらくそれを受け
てから石川の肘の辺りを掴んでそれを止めた。
「ゴメン・・・ゴメンね・・・。」
吉澤は石川に顔を向けて、今にも泣き出しそうなぐらい悲しい目で謝った。石川は吉澤のそんな
顔を見て泣き止んだ。
「(私が・・・しっかりしてひとみちゃんを支えなきゃダメなのに・・・私・・・。)」
石川はそう自覚すると、涙で濡れた自分の顔を拭って、吉澤が落とした缶ジュースを拾い、吉澤
の手を握った。そして吉澤に向かって微笑んで言った。
「行こう、ひとみちゃん・・・帰ろう。」
「・・・うん。」
更新です。
447 :
21 :2000/09/17(日) 00:01
う〜ん。
448 :
ばた足 :2000/09/17(日) 04:41
さあ!
盛り上がってぇ〜、
まいりましたぁ!
-53-
2人は、東京タワーを出て歩いていた。スタジオを出たときに切っておいた携帯の電源を入れた
途端に、石川の携帯が鳴った。
「はい…。」
【今何処にいるんだ? 第一なんでスタジオを出たんだ?】
マネージャーがかなり怒りのこもった声で石川に聞いた。
「今から戻ります…。」
【質問に…】
石川は携帯を切った。吉澤が言った。
「ごめんね、私のせいで…。」
「いいよ、ひとみちゃん。私、スタジオ戻るよ。ごめんね…一緒に帰れなくて。」
「私も行くよ。もとはと言えば全部私のせいだし…行こうよ、一緒に。」
「…わかった、行こう。」
2人はタクシーを拾ってスタジオへと向かった。スタジオに着いた頃には、3本目の収録が終わ
っていた。石川と吉澤は、楽屋へと入った。まだ楽屋に残っていたメンバーが立ち上がった。
「吉澤、何処行ってたんや? それに石川も…。」
中澤が2人の前に立って聞いた。吉澤が中澤とメンバーを見て言った。
「ごめんなさい…迷惑かけちゃって…。」
「まあ…無事やったからええけどな……」
中澤がそう言いかけているとマネージャーが前へ乗り出て石川と吉澤に言った。
「2人とも隣の部屋で話があるから。」
吉澤と石川は素直にそれに応じた。
-54-
「吉澤…どうして収録来なかったんだ?」
「すいません…。」
「それだけじゃわからないだろ? 疲れてたのか?」
「はい、まあ……もう今回みたいな事はないようにします……。」
「言うだけじゃダメだな…ご両親と相談して事務所の寮からしばらく通ってもらうことにしたい
んだが。」
「……はぁ。(まずいなぁ……)」
「で、石川は…吉澤を探しに行ったのか?」
「はい……。」
「それにしても…どうしてわかったんだ?」
「……何となく……。」
それを聞いてマネージャーが何とも言えない顔で黙り込んでしまった。
「まあ、見つかったから良かったけどな……2人とも今後勝手な行動は一切控えるように。もし
今度、今回と同じような事態になった場合は、強制的に事務所の寮に入ってもらうから。」
「はい……。」「はい……。」
収録スタジオ前。吉澤の両親が車で迎えに来ていた。
「あ、お母さん……。」
「もう、何やってんの。心配させないで……。」
「ゴメン。」
-55-
「あ、お母さん。お話があるんですが…。」
マネージャーが吉澤の母親を呼んだ。吉澤の母親はマネージャーと話し始めた。吉澤は車にもた
れかかって母親とマネージャーのほうを眺めながら、石川と話し始めた。
「……寮に入ったら……ヤバイな……。」
「うん……。」
「自分で招いた事だから仕方ないんだけどさ……。」
「梨華ちゃん…。」
「なに?」
「どうして…私の居場所わかったの? マジで何となく…?」
「うん。あそこぐらいしか思いつかなくて…。」
「そう……。」
「……。」
沈黙。2人は下を向いたまま黙り込んでしまった。そんななか吉澤は、石川にまた想いを伝えた
い衝動に駆られた。でも…なかなか切り出せない。それに今言って、想いが届いたとしても近く
身を隠さないといけないわけで。そのためか吉澤は切り出せずにいた。自意識過剰と言われれば
それまでかもしれないが、少なくともほんの少し前よりは、石川の気持ちが自分のほうへ向いて
いるかもしれない。吉澤はそんな気がしてならなかった。吉澤はゆっくり口を開いた。
「あっ……もう行かなきゃ。」
石川の言葉で吉澤は口をつぐんだ。それに母親もマネージャーとの話を終えたようで、こちらに
向かってきていた。
「そっか…じゃあ、またね梨華ちゃん。」
「うん、またね。ひとみちゃん。」
こうして吉澤は泣く泣く機会を逃してしまったのだった。
更新です。。。
453 :
名無し娘。 :2000/09/17(日) 23:24
もっと〜。
454 :
21 :2000/09/17(日) 23:27
あげてしまった。
455 :
ばた足 :2000/09/18(月) 05:19
作家先生は、
性同一性障害とか言うのなの?
自分が男になった時の事を
吉澤に重ねてるの?
だから、
まわりのリアクションを
しつこく書くの?
これは、娯楽性ゼロだから、
純文学なの?
まぁ〜、
ばた足の記事なんか読み飛ばしてんだから
聞いてもしょうが無いんだけど。
456 :
名無し娘。 :2000/09/18(月) 05:22
ぐだぐだだな
457 :
名無し娘。 :2000/09/18(月) 05:26
ばた足いいね
458 :
名無し娘。 :2000/09/18(月) 07:12
>ばた足
他のスレまで荒らすのやめろよ…
459 :
名無し娘。 :2000/09/18(月) 21:17
>>459 ……だっ、だから無理矢理な勧誘はしないようにって……(大汗)
え、ええとお騒がせしました。2chに入れなくて秋の夜長に困っちゃうってな時とか
お気軽にどうぞ〜。>ばた足さん&log0076さん&その他の皆さん。
-56-
―車の中。吉澤は助手席に座りながら、窓の外の街灯を眺めていた。運転席に座る母がしゃべり
始めた。
「マネージャーさんに言われたんだけど、事務所の…」
「寮に入れ、でしょ?」
「うん…入る方向で考えて欲しいって…でも入ったらすごく行動しにくくなるでしょ? そうな
ったら……。」
「大丈夫だよ…行動開始する頃には、ほとぼり冷めるだろうし。種まいたの私だから。」
「……じゃあ、入るの?」
「うん。」
吉澤はすっかり強気になっていた。それがどこから沸いてきたかはわからないが。今日の自分の
弱さを垣間見たせいなのかもしれない。
―30分後。吉澤の母が吉澤に再び話しかけた。
「ねぇ。」
「ん〜?」
「石川さんと仲いいのね。」
「まあね……なんか悪い事でも?」
「変なことするんじゃないよ。」
「はぁ!? な、なぁに言ってんの? しないよ! ったく…。(変なこと……想像の中ではした
けどさ…)」
「そう、安心したわ。一応、男の子になっちゃったわけだから、まさかって思ってね。」
「何を聞くのかと思えば…もぉ〜。(でもなぁ…恋はしてるんだよ。いずれは……無理なのか
なぁ、やっぱ……。)」
更新です。。。
>>459 ごめんなさい…秋の新作でいっぱいいっぱいっす。。。
もっと〜。
464 :
21 :2000/09/18(月) 23:15
>>462 新作もう書いてるの?どこ?
名前間違えたよ....
>>464 いえ…まだ書き溜めております…中間テスト近いんで。
466 :
21 :2000/09/18(月) 23:32
ん。どっちも頑張れ。
そうか・・・そろそろ中間テストの季節か。
まーなんとか無事乗りきって、小説ガンガン書いて下さいな。
468 :
名無し娘。 :2000/09/19(火) 01:18
log0076さんて何歳なのですか?
中間テストって・・・高校生?
>>468 高3受験生だよ
大学行かないけど・・・
470 :
468 :2000/09/19(火) 03:59
>>469 log0076
そうなんだ。
頭良いんだろうね。
こんだけの小説かけるんだから。
471 :
名無し娘。 :2000/09/19(火) 04:42
>>469 log君は大学逝かんでも何とかなるでしょ。才能を活かして
精々頑張ってくれや。
>>462 なんだか仕事みたいなノリになってる…
無理しないでね。
473 :
ばた足 :2000/09/19(火) 06:17
読み飛ばされてる事は、
重々承知ですが、
また、来ましたぁ。
暁の米泥棒、ばた足です。
モ板の御意見番のロリータ先生は、
SSH君の事を、
ど〜思いますか?
「コテハンで無難なレスを返すキャラでいくよ」
これは、モ板3大コテハンの
内の、お一人のお言葉なのですが、
確かこーゆーの→(´‐`)
彼は、正にその通りのコテハンなんです。
彼のレスは、他人に何も与え無い。
同じ、
無価値コテハンのロリータ先生に
ご意見を是非伺いたいです。
-57-
―翌日。ダンスレッスン場で吉澤は石川と話していた。
「えっ? 結局、寮に入るの?」
「うん。だから…ほら。」
そう言って吉澤は、服などを詰め込んで大きくなったバッグを指差した。
「…でも、その…大丈夫なの?」
「何が?」
そう聞き返す吉澤の耳元で、石川が小さい声で囁いた。
「…だって、これから…失踪とかするんでしょ? 行動しにくいじゃん。」
「……。まぁ…何とかなるよ。梨華ちゃんは見守っててよ。ね?」
吉澤が両手で石川の肩を掴んで笑顔でそう返した。
「うん……。」
石川は少し納得のいかないような顔をしながらも、そう答えた。
「(私はもう…必要なしなのかな…。寂しいな…。)」
そう思ったが、石川は何も言わなかった。
ダンスレッスン終了後。吉澤は、事務所の車で早速寮に行く事になった。吉澤が車に乗り込む
と石川が慌てて飛び出した。
「待って!」
「梨華ちゃん…どしたの?」
「寮どんな感じなのかなって…。マネージャーさん、私もいいですか?」
「…構わないけど。」
そうして車は吉澤と石川を乗せて寮へと向かった。
-58-
吉澤と石川は、事務所が寮として借り上げているマンションの前に立っていた。高級まではい
かないが、そこそこ立派なマンションだ。2人はマネージャーのあとをついていった。3人は
エレベーターで8階へと向かった。8階に着いて、奥の部屋へと向かった。
「ここだ。」
マネージャーはそう言ってジャケットのポケットから鍵を取り出してドアを開けた。そして鍵
穴から鍵を抜くと吉澤に渡した。3人は部屋へと入った。部屋の広さは1LDKで、必要最低
限の家具類はすでに設置されていた。
「もちろんガスとか水道とか使えるからな。ただし火の元には気をつけるようにな。」
「はい。」
「しばらくの間は、ここで1人で生活してもらうから。じゃあ…そろそろ行くから。石川、乗
っていくか?」
「あ、もう少しここにいます。」
「そうか、すぐ帰るんだぞ。それじゃあ、くれぐれも火事とか起こさないようにな。」
そう言ってマネージャーは部屋を出て行った。ドアがバタリと音を立てて閉まり、部屋は一瞬
だけしんとなった。
「ふぅ。1人暮らしかぁ……。」
吉澤は大きく伸びをしてから荷物を持って、和室のほうへと荷物を投げ入れた。石川はそれを
直立して眺めていた。
「……ゴハン食べてくの?」
吉澤が石川に聞いた。
「……ひとみちゃん。」
石川がかぶっていた帽子を取って、吉澤のほうを見つめた。
更新です。。。
477 :
21 :2000/09/19(火) 23:21
もっと〜。
なんだよー、石川。何か言いいたそうだな。
核心に触れるか!?
>>469 個人的な質問で悪いが、差し支えなければ答えてくれ。
高校出たらどうするんだ?素朴な疑問。
>>479 北海道→東京の専門学校
て感じですかね。。。
ばた足も頑張れ
482 :
名無しさんって優香 :2000/09/20(水) 05:52
何を、
どう、頑張れって
ゆうのよ?
東京は狂った街です
-59-
石川は吉澤のほうをじっと見続けていた。吉澤は石川のその目に引き込まれていた。
「ねぇ、ひとみちゃん。私ってさ……もう必要ないの……?」
「…えっ?」
「だって。ひとみちゃん、昼間言ったよね。見守ってて、って……それはもう干渉するなっ
て……」
「梨華ちゃん。なんでそんな事言うの? 確かにそう言ったよ。でもね……でも……。」
吉澤が言葉に詰まった。石川はそんな吉澤を見つめながら、言葉を待った。
「……本当は、見守って欲しいんじゃなくて……支えて欲しいよ、梨華ちゃんに……やっぱり
1人じゃ……つらいんだよ。家族だけじゃ……ダメなんだよ。だからさ……」
そう言いかけた吉澤の言葉を石川の言葉が遮った。
「ひとみちゃん……私……どうしても言いたい事があるの。今…ここで。」
「……なに?」
「あの、ね……やっと気づいたの、自分の…本当の気持ち。」
吉澤が驚いて顔を上げた。石川はためらわずに一気に吐き出した。
「ひとみちゃんが、好き……。」
「梨華ちゃん……。」
「一度ひとみちゃんに、わかんないって言ったよね。あの時は本当にわからなかった。でも今
は、はっきりと言えるよ。ひとみちゃんが好きって……。」
石川が少し照れながらそう言った。吉澤は石川に近づいた。石川も吉澤に近づいた。2人は何
も言わないで抱きしめあった。お互いの気持ちがここにきてようやく通じ合った。
更新です。
486 :
名無し娘。 :2000/09/20(水) 23:21
う〜ん。
487 :
21 :2000/09/20(水) 23:22
またあげてしまったよ。
>>480 答えてくれてサンキュー。東京か・・・番組収録とか行けるな。
専門って映像とかそっち関係なのか?いろいろ聞いてすまん。
やっとお互いの気持ちが通じ合ったな。えがった。
489 :
名無しさんって優香 :2000/09/21(木) 06:04
>>488 大事マンブラザーズバンドを
もっと、
大事にしろよ!!!!
>>488 映像系ってゆ〜か、
代々木アニメーション学院だよ。
-60-
互いの気持ちを伝え合った後、2人は手を握り合ってソファに腰掛けて話していた。2人の眼
前にあるベランダに通じる窓には、すっかり幸せな気分に浸っている2人の姿が映っていた。
「……梨華ちゃん……私の……どこが好き?」
「そうだなぁ……いいところも悪いところも全部。」
「……? っと…長所も短所も、ってこと?」
「うん。『ひとみちゃん』が、好きなの。…ごめんね、なんか上手く言えなくて…。」
「いや、いいよ。私も、同じだし。」
その時、2人の目が合った。吉澤はキスをしようと少し顔を寄せたが、ある事が頭をよぎり吉
澤は思いとどまった。そうして視線を石川から外して、吉澤は言った。
「もう、遅いし…帰ったほうがいいよ。」
「う、ん……。」
石川は帰っていった。追い出すような形で石川を帰らせた事に対して、吉澤は自身に嫌悪した。
居間に戻ると、吉澤は先程まで2人を映していた窓にカーテンをかけた。そして再びソファに
座り、クッションに顔を落とした。
「嬉しいけど……はぁ〜……。」
吉澤を思いとどめたある事とは、『これから』の石川との関係についてだ。近いうち吉澤は、
消えなくてはならない。その間は、他人とは接触すべきではない。石川とは特にだ。事務所は
失踪した自分を躍起になって探すかもしれない。この前の収録をすっぽかした時に、石川は自
分を連れ帰ってきたわけだから、否応なしに目をつけられるかもしれない。事務所が、今自分
が思ったとおりに行動したとしたら。石川とは全く会えなくなる。それらが吉澤を思いとどま
らせていたのだ。
-61-
事務所の寮から出て、石川は電車へ乗り込み、自分の家へと向かっていた。石川は、さっきの
部屋での出来事を思い返していた。明らかにキスをかわされた。でも吉澤がしようとしなかっ
た理由が、石川には何となくわかっていた。吉澤は近いうちに消えなくてはいけない訳で。そ
うなるとしばらくの間、全く会えない日が続く。そういう思いが、吉澤をとどまらせてしまっ
たのだろう。だから石川も怒る事は出来なかった。石川は電車の席に深く腰掛けなおすと、大
きくため息をついた。
「(せっかく想いが伝わったのに……。)」
その日以来、吉澤と石川は毎日のように現場で出会っているのにも関わらず、互いにあまりし
ゃべらなくなってしまっていた。そんな風に、互いに踏み出せずに歯がゆい日が続いて、貴重
な時間が過ぎていき、あっという間に4月が近づいてきた。
「もう、4月ね……。」
吉澤の母が、朝ご飯を食べている吉澤の隣で日めくりをはがしながら呟いた。吉澤は食べてい
たトーストを皿に置いて言った。
「12日に……家出るから。」
吉澤の母は一瞬驚きの表情になったが、すぐに平静を取り戻して、
「そう……12日……。そういえば誕生日だね……何か欲しいものある?」
「家族全員が揃ってればいいや…。」
吉澤はそう言って、母に笑顔で言った。
更新です。
>>488 映像系ですね。代々木アニメ何とかではないです。笑
そんな学校はじめて聞いたし。
496 :
名無し娘。 :2000/09/22(金) 01:27
488はなんで映像系って分かったんだ?
謎だ。
497 :
21 :2000/09/22(金) 03:40
う〜ん。
498 :
ばた足 :2000/09/22(金) 05:54
>>495 『くらはい』って、
何?
そう書けば、
君のつまんない文が
少しは、
体裁を保てるって思ったの?
びっくりする位、
アイデアマンですね。
-62-
―その日の午後。収録スタジオ。吉澤は楽屋に娘。だけがいるのを確認して言った。
「あのさ……みんな。」
メンバーたちが一斉に吉澤のほうを見た。石川もだ。
「近いうちに…大事な話…あるから。」
加護がすかさず口を開いた。
「なんや、今じゃあかんの?」
「うん、まあね。とりあえず近いうちに…全部言うから、それだけ。」
石川以外の全員が吉澤が何を言わんとしているかなんて想像も出来なかった。
「ひとみちゃん……。」
楽屋を出た吉澤を石川が追いかけた。吉澤がそれに振り向いた。声をかけられるのは久しぶり
だった。石川は声を抑えて小声で聞いた。互いに視線を合わせれずに会話が始まった。
「いつ……いなくなるの?」
「ああ、言ってなかったね……。私の誕生日…12日。」
「…あと何日もないね…。」
「うん……。」
「……。」
話が続かない。こうしている間にも時間は過ぎていく。これでいいわけがない。お互い頭では
わかっている。それなのに……
2人はその後何も話すことなく仕事に戻ったのだった。
更新です。
背中痛し…
もっと〜。
503 :
21 :2000/09/22(金) 23:24
↑つーかここの21だ。失敗。
う〜ん、ばた足が失速気味だ。
505 :
ばた足 :2000/09/23(土) 05:59
どんどん、失速するぞ!!!!
ずぅ〜〜〜〜〜〜と、思ってたんだけど、
21とlogって、
同じ人でしょ?
前に、一日に2回『もっと〜』って、
レスしてたよね。
何日か前に、21は、その日の本文を読んでから、
記事を書いて、投稿するってゆう様な事、書いてたよね。
じゃあ、
一回読んで『もっと〜』って投稿して、
数分後には、読んだ事も、内容も忘れて、
同じ文をもう、一回読んで又、『もっと〜』って投稿した
って事になるけど、そんな事、有るかな?
有るワケないじゃん! 有るワケないじゃん!! あははははっ!
ってゆー事わさぁ、
いつもは、logが本文を投稿して、
時間を開けて、21として、『もっと〜』って
書いてたって事じゃないの?
それなら、
21は、本文がすでに反映されてるって知ってて、
尚かつ、内容も知ってるから、
このアホスレをよく読まなくても、『もっと〜』って、
アホレスをつける事が出来んじゃん!
このアホスレをよく見て無いから、
間違って2回『もっと〜』って書いちゃう事も十分有りえる。
二人が同一人物なら、
ツジツマがガッチリなんだけど…。
嫌な現実だね。
どうでもいい。
??
意味わかんね
509 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 13:18
>>log0076
東京来たら、俺が矢口と石川の家連れてってやるよ。
510 :
131 :2000/09/23(土) 13:19
509もあれば読む気しないよ
511 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 13:26
ばた足=21かもな
512 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 13:28
>log
何で名作集で書かないの?
君の作品好んで読んでる連中って結局あそこの常駐者だろ。
荒らしがないし、更新の仕方とか作風もあっち向きなんじゃないか?
小説スレに限って言えば今は向こうの方がレベルは上。
小説書きである前に、2ちゃんねらーだからだろ。
514 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 13:39
logはあっちの雰囲気が苦手らしい。
本人が言ってた。
515 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 13:49
>>512 読者は鬼のようにかぶってるッポイよな。
>>513 あちらのほうがlogが好きそうな雰囲気なのにな。つーか自家チュウ程度で
ひくんだったらさっさと名作集に移動しやがれ。
小説のレベルは確かに明らかに向こうが上。
516 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 13:55
>>513 2ちゃんねらーとしてはlog0076は最悪にセンスない。
>>517 追い出しも結構だが別の話題も振ってくれよ……
519 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 14:08
と思ったらココlogのスレじゃん。いいじゃんlogの話題はここでやれば。
520 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 14:10
名作集名作集って言うけど、もしlog0076が移動したらどうなると思う?
1:放置
2:放置
3:放置
荒れなくなるけど更に面白いことになるかもヨ。
521 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 14:13
まだlog0076イジメやってるのか。もっとやれ(w
523 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 14:29
>>522 狛犬は? ってか狛犬戻ってこない上に相変わらずlog0076は狛犬の
小説をきもいとか言ってるからな。まだ仲直りしてないんだろな。
logは一度名作集でなんか書いてみればいい。
あそこにいるやつら喜ぶだろうし、お前もきっと居心地がいいはずだ。
526 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 15:11
527 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 15:13
はは
528 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 15:29
はあ?名作臭のレベルが上?脳みそにカビ生えてねえ?
いちごまとかほざいてる奴は強制収容所で人生やり直せ
529 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 15:32
今からlogたんのことを思いながら抜いてきます
530 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 15:37
>>528 小説としてのレベルな。ネタとしてのレベルは段違いに低いけどな。
531 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 16:00
いちごまつーか恋愛ネタはまじでもういいよ。ファンタジーすぎて頭が腐る
532 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 22:31
名作集って結局市井板だろ?何書いたって「いちごまお願いします。」だもんな。
ログがあそこに行かないのは正しい。
533 :
名無し娘。 :2000/09/23(土) 22:36
>>532 それは言える。いちごま希望ばかりでムカつくな。
-63-
―吉澤と石川が出た後の楽屋。2人を除くメンバーたちはざわついていた。飯田が言った。
「ねぇ……吉澤さ……まさか脱……」
「やめや。決め付けたらアカンて。吉澤もそのうちに話す言うてたんやから、下手な勘繰り
はやめとき、圭織。」
「そうだよ、圭織ィ〜。ほらぁ、辻と加護ビビってんじゃん。」
中澤に続いて、矢口もフォローした。
「だって……もう3人も脱退者がいるわけだからさ……勘繰りたくなくても……そう思っち
ゃうよ。」
「だからやめなって圭織。」
「圭ちゃん……。圭ちゃんと後藤は、吉澤からなんか聞いてないの?」
「なんも聞いてないよ。」
保田はそう言った。後藤も返事はしないが、うんと頷いた。その顔はかなり沈んでいた。そ
んななか安倍が言った。
「圭織とかは、梨華ちゃん通してなんか聞いてないの?」
「石川ァ? なんでよ。」
「ほらこの前、よっすぃ〜収録来なかった時さ、梨華ちゃんがよっすぃ〜と一緒に戻ってき
たからさ。あの2人仲いいみたいだし。梨華ちゃんなら何か知ってるかなぁ、って。」
「……そういえば、って。石川は?」
「梨華ちゃんならさっき楽屋出て行きましたよ。」
加護が目をパチクリさせながら言った。隣にいた辻もそれに頷いた。
-64-
「2人してコソコソと……。みんなはさ、嫌じゃないの? 吉澤がいなくなるかもしれない
んだよ。」
「だからまだ決まってないやん、ええ加減に…」
「変な事ばっか言わないで。」
後藤が中澤の言葉を遮って言った。後藤は飯田を睨みつけた。ようやく飯田も落ち着いたの
か、
「ゴメン……後藤。」
しばらく沈黙が続いた後に、吉澤と石川が戻ってきた。そうして一同は仕事に戻ったのだっ
た。
収録の合間の休憩時間。吉澤は1人椅子に座ってお茶をすすっていた。そんな吉澤の隣に後
藤が座った。この2人、普段は一緒にいても結構無口だったりする。しばらく何もしゃべら
ない状態が続いて、後藤がようやく話し出した。
「さっきさ……よっすぃ〜や梨華ちゃんが楽屋からちょっと出てた間さ……。」
「うん。」
「圭織が変な事言うんだよ。よっすぃ〜が脱退するんじゃないか、って。」
「! へぇ……。」
後藤が急に吉澤のほうを見て聞いた。
「ねえ、脱退するの?」
「えっ? ……。」
更新です。。。
537 :
21 :2000/09/23(土) 23:28
もっと〜
>>512 書き手として成長したいから、より厳しいとこに身を置く。
正しい判断だと思う。
>ばた足
たしかに、いっつもタイミング良く出てくる
logは11時過ぎたらすぐ更新するからねぇ。そういう俺も11時まわったら見にくるんだけど。
名作集で書いてたら、ものかきとしては駄目になるだろうね。
>>539 なるほど。ばた足はこの時間帯に出てくるみたい。
-65-
―去年の5月。武道館コンサートまであと数日、そんな頃だった。都内の某ホテルでの事だ
った。確か新メンバー4人と後藤で話していた。色々話していたなかで、脱退者についての
話になった。
「脱退について? やっぱさぁ…ヤダよ。あやっぺの時なんて泣いてばっかで、半分覚えてな
いもん、ホントに。で、市井ちゃんでしょ〜……もう、何で? って感じ。置いてくなよ〜み
たいなさ。あ〜ヤダヤダ。……4人は脱退しちゃヤぁ〜よ。」
そんな感じでおどけて言ってはいたが、すごく悲しい目をしていたと思う。あの時は……こん
な事になるなんて想像もつかなかった。でも今現実になってしまった。
「よっすぃ〜?」
「えっ、ああ……だ、脱退なんて…しないよ。」
とっさに嘘をついてしまった。確かに脱退はしない。しかし、行方はくらますのだ。吉澤は嘘
をついたことで、もっと後藤を傷つけてしまう事に心を痛めた。
「…そっかぁ…そうだよね。ごめんね、変なこと聞いて。」
「いや、気にしなくていいよ……。」
「嘘ついちゃったよ、ごっちんに。」
トイレで用を足した吉澤は、隣で手を洗っている石川にそう言った。
「嘘って?」
「脱退はしない…って。」
「ひとみちゃんさ…嘘下手だから…真希ちゃん気づいてるかもね。」
「! ……そう、かもね……。」
石川に言われて、先程の後藤の表情を思い出した吉澤は素直にそう思った。
更新です。
もっと〜。
546 :
21 :2000/09/24(日) 23:22
547 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:24
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
548 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:25
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
549 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:25
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
これでは抜けんよ
551 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:26
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
552 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:26
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
553 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:26
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
554 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:27
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
555 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:28
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
556 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:28
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
下げで荒らせ
558 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:29
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
sageとけよ
560 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:29
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
561 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:30
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
562 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:31
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
563 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:31
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
564 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:32
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
565 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:32
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
566 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:33
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
567 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:34
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
568 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:35
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
569 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:36
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
自分を省みない人間のする事はいつも見苦しい。
低能だな(w
572 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:37
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
573 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:37
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
574 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:38
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
りかっちさいこう
りかっちさいこう
577 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:38
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
578 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:39
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
579 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:39
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
580 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:40
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
581 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:40
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
582 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:40
オナ趣味しらんのかい名。
583 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:41
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
584 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:41
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
585 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:41
公然猥褻
586 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:42
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
587 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:42
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
辻のマンコを舐めてみたいです
589 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:44
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
LOG は気違いネカマ
これ読んでオナニーしてるヤツはカス
圭の顔を糞ズ懈怠
591 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:45
logってネカマだろ気持ちわりー。
ここのレスもほとんど自作自演だろうけど、ひとりかふたりのレスみてマスかいて
んだろうな。おまえらの書き込み、ネカマにズリネタに使われてんだぜ。
気持ち悪くないの? logファン君ププ
592 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:46
logってネカマだろ気持ちわりー。
ここのレスもほとんど自作自演だろうけど、ひとりかふたりのレスみてマスかいて
んだろうな。おまえらの書き込み、ネカマにズリネタに使われてんだぜ。
気持ち悪くないの? logファン君ププ
593 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:46
logってネカマだろ気持ちわりー。
ここのレスもほとんど自作自演だろうけど、ひとりかふたりのレスみてマスかいて
んだろうな。おまえらの書き込み、ネカマにズリネタに使われてんだぜ。
気持ち悪くないの? logファン君ププ
594 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:47
logってネカマだろ気持ちわりー。
ここのレスもほとんど自作自演だろうけど、ひとりかふたりのレスみてマスかいて
んだろうな。おまえらの書き込み、ネカマにズリネタに使われてんだぜ。
気持ち悪くないの? logファン君ププ
595 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:48
logってネカマだろ気持ちわりー。
ここのレスもほとんど自作自演だろうけど、ひとりかふたりのレスみてマスかいて
んだろうな。おまえらの書き込み、ネカマにズリネタに使われてんだぜ。
気持ち悪くないの? logファン君ププ
ばた足に続いて本物のサイコ野郎が出てきたか
暇人。
ここまでやったら800逝ってね
599 :
名無し娘。 :2000/09/24(日) 23:50
logってネカマだろ気持ちわりー。
ここのレスもほとんど自作自演だろうけど、ひとりかふたりのレスみてマスかいて
んだろうな。おまえらの書き込み、ネカマにズリネタに使われてんだぜ。
気持ち悪くないの? logファン君ププ
600 :
log0076 :2000/09/24(日) 23:51
601 :
log0076 :2000/09/24(日) 23:52
logってネカマだろ気持ちわりー。
ここのレスもほとんど自作自演だろうけど、ひとりかふたりのレスみてマスかいて
んだろうな。おまえらの書き込み、ネカマにズリネタに使われてんだぜ。
気持ち悪くないの? logファン君ププ
602 :
log0076 :2000/09/24(日) 23:52
logってネカマだろ気持ちわりー。
ここのレスもほとんど自作自演だろうけど、ひとりかふたりのレスみてマスかいて
んだろうな。おまえらの書き込み、ネカマにズリネタに使われてんだぜ。
気持ち悪くないの? logファン君ププ
……いやー……今までメンタルな面で攻めてたけど、やっぱコピペのほうが
破壊力おっきいな……勉強になるよ……。コピペの内容からすると、どう見
てもlog0076の歪んだ愛読者って感じなのが泣かす(笑かす?)けど。
604 :
名無し娘。 :2000/09/25(月) 00:14
はぁ? logの気持ち悪いレズ小説なんて読むか。死ね。ごまファンいじめたからだ!
607 :
名無し娘。 :2000/09/25(月) 00:26
さっき読んだ。どうしてヤなことを執拗に書き込むのか、その精神構造に疑問があるな。
それも後藤ファンがチェックするであろう後藤スレッドでだ。場の雰囲気を読めないのも問題だな。
609 :
名無し娘。 :2000/09/25(月) 01:19
はぁ? logの気持ち悪いレズ小説なんて読むか。死ね。ごまファンいじめたからだ!
610 :
名無し娘。 :2000/09/25(月) 01:23
はぁ? logの気持ち悪いレズ小説なんて読むか。死ね。ごまファンいじめたからだ!
611 :
名無し娘。 :2000/09/25(月) 01:26
logってネカマだろ気持ちわりー。
ここのレスもほとんど自作自演だろうけど、ひとりかふたりのレスみてマスかいて
んだろうな。おまえらの書き込み、ネカマにズリネタに使われてんだぜ。
気持ち悪くないの? logファン君ププ
612 :
名無し娘。 :2000/09/25(月) 01:33
logのスレ荒らしても無駄だろ。
あいつは2chに結構いるからこれくらいじゃ小説止めたりしないんじゃない?
>>612 というかlogのスタイルってローカルで作業して張り付けるだけだから、
アラシも雑談も、更新意欲を削ぐという意味では、あまり意味がないっぽい。
614 :
名無し娘。 :2000/09/25(月) 21:13
板直り記念に上げ
上げるな
616 :
名無し娘。 :2000/09/25(月) 22:22
>>542からの続き
-66-
「真希ちゃんの事……気になるの?」
「えっ?」
石川が少し怒ったような目つきで吉澤を見て言った。
「そりゃあ……気にならないことはないよ。でも、ごっちんだけじゃなくて、他のみんなの事
だって。」
その言葉に嘘は全くなかった。後藤だけではなく吉澤はメンバー全員のことを考えていた。し
かし、
「……そう。」
石川はそっけなくそう言って、トイレを後にした。そんな石川に吉澤は、
「(梨華ちゃん……今はケンカしたくないのに……あと少しなんだよ……。)」
トイレを出た石川は、今さっきの自分の態度を反省した。後藤のことを話す吉澤に思わず腹が
立った。吉澤は後藤に嘘をついてしまったと嘆いただけだったのに、つい…妬いてしまった。
「(なにいちいち妬いてるんだろ……ひとみちゃんの私への気持ち、胸がいっぱいになるくらい
いつも感じてるのに……。)」
そうして再び収録が再開した。石川以外のメンバー全員が、吉澤を落ち着きなくチラチラ見る
という何とも奇妙な空気になったのは言うまでもなかった。その吉澤は、石川ばかりを見てい
た。が、石川は頑として吉澤のほうを見ようとはしなかった。正確には…出来なかった。
更新です。
619 :
21 :2000/09/25(月) 23:17
もっと〜。
-67-
―その日の収録終了後。吉澤からさらに話を聞きだそうとしているのか、矢口が、
「よっすぃ〜、時間もあるしさぁ〜、ご飯食べに行こうよ。」
いつもどおりの明るさで、吉澤を食事に誘った。正直、吉澤はここ何日かまともに寝ていない
ので、さっさと帰りたかったが、
「いいですよ、行きましょうか?」
断ってしまうのも嫌だったので、吉澤は素直に誘いにのった。矢口は嬉しそうに吉澤の手をと
った。
「よぉ〜し、行こうかぁ〜。」
そうして吉澤は矢口に手を引かれながらスタジオを後にした。石川はそれを眺めていた。2人
がいなくなったあと、小さくため息をついて石川は家に帰ることにした。
「梨華ちゃん…待って。」
「……なに?」
石川は振り向いて聞き返した。石川に声をかけたのは後藤だった。後藤は目線を下げながら、
石川に近づいた。そして言った。
「あの…さ、話したいんだけど…いい?」
「…うん、いいよ。」
その頃、矢口と吉澤はレストランにいた。オーダーを済ませて、2人は話していた。
「よっすぃ〜とこうやって2人きりで食事した事ってなかったよね、そういえば。」
「あ〜、そうかもしれないですね。ごっちんとか3人で食べた事はありましたよね。」
「うん、そうだね。……。」
矢口がそう言って、窓のほうへと視線を向けた。
「……さっき言ってた事……大事な話ってさ……なんなの?」
更新です。
もっと〜。
623 :
加護ヲタ :2000/09/27(水) 00:31
log0076って多分、男好きやね。ヲタのオナニー手伝って喜んどんのか。
しかも石川ヲタに迎合しとるところが秀逸。
624 :
ばた足 :2000/09/27(水) 04:01
は〜あぁ、
今まで、長い事
この、
スレッドにも来てたけど、
これで、おわかれかぁ〜
さよなら、
ばた足は、今日で、
2chとさよならだけど、
logu君は、これからもがんばってね。
625 :
名無し娘。 :2000/09/27(水) 04:03
116 名前: 303 投稿日: 2000/09/27(水) 04:02
>>113 しかし、一面識もねえ奴にメガネデブ、とか声かける奴の神経ってのは・・・
別に眼鏡かけてるデブだっていいじゃんか、みんなみんな生きているんだ友達なんだー、ってさ
もし自分が普通のヤツだったら、メガネデブには哀れみを持って丁重に接するぜ
俺はそうしてる
耕太、お前メガネデブか、必死になってメガネデブ克服した元メガネデブだろ?
626 :
名無し娘。 :2000/09/27(水) 04:03
さらば、ばた足。
元気でやれよ。ばた足。
逝くなばた足
-68-
吉澤は口につけていたグラスを慌てて戻した。矢口が再び正面を向き、吉澤のほうを見た。吉
澤は、口元を軽く拭って言った。
「い、今は……まだ言えないです……。近いうちに…」
矢口が吉澤の言葉を遮った。
「矢口でも? ……だめなの?」
その表情は、いつもの矢口とは全く違った。あの時の…武道館の時のあの表情だった。吉澤の
胸がズキリと痛んだ。選択を誤ったのかもしれない。でも一言も告げずにメンバーの前から立
ち去る事が最善と言えるのだろうか。それは違う。どっちにしろ自分は立ち去らなければいけ
ない。それでも今は…今このときは、まだ言えなかった。
「近いうちに、絶対に話しますから。ただ…今は…言えないです。」
「わかった、よ……待つよ。」
「すいません…」
「ご注文のビーフカレーです。」
店員がオーダーされたものを2人のテーブルへと運んできた。その後、2人はぎこちなさを残
しつつも食事と会話を楽しんだ。
一方、石川と後藤も共に食事をしていた。食事というか喫茶店でお茶を飲むといった感じだ。
なかなかしゃべりだせずに後藤は、コーヒーに口をつけてばかりいた。そんな後藤に石川が聞
いた。
「真希ちゃん、話って…?」
「あ、うん……その、さ……よっすぃ〜の事なんだけど……。」
「! ……うん。」
石川はある程度予想はしていた。聞かれたところで話す事はできないのだが……
更新です。
もっと〜。
632 :
たんぽぽ :2000/09/28(木) 00:30
MOTTO〜〜
633 :
名無し娘。 :2000/09/28(木) 05:10
荒らしもヲタもアンチも結局はlogさんの小説読んでるんだ。
百も承知だろうが、2chのモー板であえて挑戦してるんだろうからな…
応援してるぞ。
sage
sage
636 :
名無し娘。 :2000/09/28(木) 05:11
>633
黙ってROMれよクズ
-69-
「昼間言ってたじゃん……大事な話があるって……それってさ、やっぱ脱退したいのかなぁ、っ
て思って……。それでさ、梨華ちゃんは何か聞いてないの?」
「……何かって?」
「ほら…梨華ちゃんとよっすぃ〜ってなんだかんだで仲いいじゃん…だから相談とかされてな
いのかなぁって……。」
後藤は目線を下げて、手元のコーヒーカップを回しながら、石川に聞いた。相談というか石川
は全てを吉澤から聞いて知っていた。しかし、しゃべる事はできなかった。吉澤には、自分の口
でメンバーたちに打ち明けて欲しいからだ。
「ごめんね、私も本当に知らないんだ……。」
心苦しかったが、石川は嘘をついた。
「そっかぁ……もしかしたら梨華ちゃんになら、って思ってさ……わかった、ありがとうね。」
後藤は残念そうに首をもたげた。全ていつか……ちょっと前に出した曲のフレーズが石川の頭
を掠めた。
矢口と吉澤はレストランで食事を終えて店を出た。吉澤は矢口のためにタクシーを拾った。矢
口はそれに乗り込んだ。窓を少し開けて顔を出し、吉澤に声をかけた。
「今日はつきあってくれてありがとね。」
「こちらこそ、楽しかったです。」
吉澤は笑顔で答えた。それにつられてか、さっきまで無表情になってしまっていた矢口も笑顔を
取り戻した。そして矢口は吉澤に投げキッスとウィンクをした。
「じゃあね、よっすぃ〜。」
そうして矢口の乗ったタクシーは走り出した。吉澤はそれをしばらく見送っていた。
更新です。
639 :
21 :2000/09/28(木) 23:13
う〜ん。
>>636 >>633は応援してるんだからいいじゃねぇか!
お前こそ黙っとけ!ウザイ!偽善野郎!
氏ね!クズはお前!
643 :
名無し娘。 :2000/09/29(金) 02:57
>全ていつか……ちょっと前に出した曲のフレーズが
>石川の頭を掠めた。
ここの部分でなぜかジーンとき。
このスレって、「logと愉快な仲間達」って感じだな。
いや、本当に、あらしも含めて面白いっつうかほほえましいぞお前ら。
ありがとう。
-70-
同じ頃、石川と後藤も店を出ていた。2人は駅までの道を会話しながら進んだ。
「もぉ〜、今日はよっすぃ〜に振り回されたよ、ホントに。」
「そうだね…。」
隣でぼやく後藤に石川はただそう返すしか出来なかった。そういえば自分は昼間、後藤に嫉妬し
てたんだっけ? 石川はふと思い出した。そんななか、
「ねえ、梨華ちゃんはよっすぃ〜の事さ、どお思ってる?」
「えっ?」
いきなりの質問に、石川は立ち止まってしまった。
「…ま、真希ちゃんこそ…どう思ってるの?」
「いなくなったら…嫌だ。」
後藤は悲しい表情をしてそう言った。
「私も……いなくなったら嫌だよ。だって、大切な…仲間…だから。」
『仲間』いや『人』だ。しかし石川はあえてふせた。それでも悲しい事に変わりはないからだ。
「うん、そうだよね……やだね……なんかさ……もう2度と味わいたくないのに。」
後藤は遠い目をして呟いた。
「…くだらぁ〜なぁ〜くぅてぇ〜♪」
吉澤は寮へ向けて1人夜道で、囁くように歌って歩いていた。歌うたびに口から白い息が漏れ
た。出てはすぐ消えるその白い息を眺めながら、吉澤は歩いた。
更新です。
最後の3行が書きたかったのさ。。。
649 :
21 :2000/09/29(金) 23:41
う〜ん。
-71-
そうこうして寮であるマンションが見えてきた。
「…あぁっ、すばらしいぃ〜♪ ……梨華ちゃん?」
吉澤は立ち止まり目の前にいる人影に声をかけた。吉澤に声をかけられて近づいてきたのは、
石川だった。
「おかえりなさい、ひとみちゃん……。」
「ただいまぁ〜、って…まさか収録終わって真っ直ぐ来てたわけじゃないよね?」
「うん。真希ちゃんとお茶飲んでたよ、さっきまで。」
「そっかぁ……どっちにしろもう遅いよ……。」
「すぐ帰るよ……。」
「いや、帰ってって事じゃなくて…」
「ひとみちゃん。」
吉澤の言葉を遮って石川が言った。吉澤はキュッと口を閉じた。石川が続けた。
「今度さ、仕事終わりでいいからさ…2人で何処か行こうよ…。少しだけでもいいからそうい
う時間が欲しいの……。」
見たこともないくらいに切ない石川の表情に、吉澤は胸を痛めた。メンバーに対しても、何より
石川に対しても、中途半端な自分に腹を立てた。吉澤は石川に歩み寄って軽く抱きしめた。
「…うん。行こうよ。2人きりの時間…増やそう。あと少しだもんね……。」
吉澤の胸に顔を当てながら石川は、
「ありがとう……。」
吉澤の背に腕を回して言った。2人はしばらくの間離れずにそうしていた。
更新です。
ちょっとテンポが。。。
まあ、仕方ないか。
652 :
21 :2000/09/30(土) 23:18
もっと〜。
なぜlogはいしよしコンビが好きなの?
なんとなく?どこにひかれた?
72-
「もう……帰らなくちゃ……。」
吉澤から少し体を離して、石川が言った。名残惜しそうにしながらも吉澤は石川から離れた。
「そう、だね…じゃあ気をつけてね。」
「うん、バイバ……真希ちゃん?」
「!」
石川が自分の後ろを見てそう言ったので、吉澤は後ろを向いた。後藤が立っていた。
「ごっちん……どうしたの?」
後藤が石川を見ながら言った。
「うん、ちょっと梨華ちゃんのあとついてったんだ……本当は、何か知ってるんじゃないかな
って……。」
「真希ちゃん……。」
石川はただそう言うしか出来なくなった。後藤は再び吉澤に視線を移して言った。
「ねぇ…よっすぃ〜。私もう聞きたいよ…教えてよ…。」
「……。」
「こそこそされるのって…一番嫌だから…お願いだから教えてよ。大事な話ってなんなの?」
吉澤は後藤をじっと見ながら立っていた。一旦顔を下げて、そして何かを決心したかのように
再び上げて言った。
「わかった、よ……中入ろうか。梨華ちゃんも…。」
「……。」
石川は黙ってそれに頷いた。そうして3人はマンションへと入っていった。
更新です。
ちょっと番号部分が…かけた。
>>653 「迷宮」って作品を呼んで、吉澤と石川のつながりに魅力を感じた。
そこからずるずると…
656 :
21 :2000/10/01(日) 23:35
もっと〜。
657 :
653 :2000/10/02(月) 01:17
やば!俺「迷宮」って作品知らない!
>「うん、バイバ……真希ちゃん?」
>「!」
こういう急展開が面白い。
1回の分量が少なくなるから、4回に1回くらいは展開が欲しい
-73-
エレベーターに乗り込んでも3人は一言も発さなかった。そうして3人は吉澤の部屋の前に
着いた。吉澤はカバンに手を突っ込んで鍵を取り出してドアを開けた。
「どうぞ…。」
吉澤がそう呟いて石川と後藤を部屋へと入れた。2人は靴を脱いで部屋へと入った。部屋の
真中に立っている2人に吉澤が言った。
「ソファ座ってなよ…お茶…入れるから。」
「うん。」「うん。」
2人はソファに座った。そんななか吉澤が言った。
「…あ、飲み物ないから…買ってくるよ。」
「えっ?」
後藤が振り返って後ろの吉澤を見た。吉澤が続けた。
「すぐ…帰るから…待ってて。」
「ちょっと…よっ…」
後藤に止めるタイミングを与えずに吉澤は部屋を後にした。石川は何も言わなかった。吉澤
には心の準備が必要な事はわかっていたからだ。吉澤が部屋を出て行くと、後藤は大きく息
を吐いてソファに座り直した。しばらくお互い何も言えずにいたが、後藤がようやくしゃべ
りだした。
「ねぇ…梨華ちゃん…。」
「ん? なに?」
「もう知ってるんだよね? …大事な話の内容…。」
更新です。
>>657 いしよし!スレとかに貼ってあったりする…
探してみよう。
662 :
名無し娘。 :2000/10/03(火) 00:05
よし
663 :
21 :2000/10/03(火) 00:05
>>663 >21
ありがとう。
「迷宮」・・・これは、すごい・・・。
これにlogはひかれたのか・・。
>36 名前: log0076 投稿日: 2000/06/04(日) 23:49
> すごい。いいねえ〜。触発された。お蔵にしようと思ったけど、やっぱ
> 書きます。よしいしもの。けろぽん殿は超えられそうもないけど・・・
> ジャンルも違うし。でも書く。出しちゃる。それでは、続き楽しみにし
> てます
ところで「迷宮」って完結してる?
666 :
名無し娘。 :2000/10/03(火) 04:43
>>665 あんな感じの終わり方なんだなと思ったけど・・・。
どうなんだろ?
-74-
「うん……知ってるよ。でも、私は言わないよ……。ひとみちゃんの口から直接話すべきだ
と思うし……。」
「いつから……聞かされてたの?」
「…初めて聞いたのは…一ヶ月ちょっと前ぐらいかな…。」
「へぇ…それってよっすぃ〜のほうから話してきたの?」
「うん……まぁ……。」
「……。」
後藤は急に黙ったかと思うとクッションに顔をおっつけて、再び顔を上げた。
「真希ちゃん……?」
「あはは……なんかさぁ〜、ちょっぴり妬いちゃった。そっか、そっかぁ〜、梨華ちゃんだ
けにかぁ〜。結構よっすぃ〜には頼られるかな、って期待してたけど……やっぱ話すなら年上
だよねぇ〜……。ごめんね……嫌な事言ったね……。」
「そんな…事ないよ。もしかしたら…たまたまだったのかもしれないし…。」
「どうして? そんなこと言っちゃダメだよ。よっすぃ〜は、梨華ちゃんを頼りにしてるんだ
よ、きっと。その梨華ちゃんが、そんなんでどうすんのさ。」
「……そう、なのかな……。」
石川は後藤の顔から視線を外して、ふと窓のほうに目を向けた。ビルからの明かりが目がち
らつくぐらいに視界に入った。時を同じくして、その明かりを見上げる人がもう1人……
「気が重いなぁ〜……。」
更新です。
>>665 古いレスだなぁ〜、懐かしい。。。
>>666 えっと「迷宮」は作者さん本人いわく終わりではないです。
ただまとめれないとの事。気長にお待ちください。。。
669 :
21 :2000/10/03(火) 23:18
もっと〜。
670 :
気 :2000/10/04(水) 00:45
良
-75-
吉澤はマンションから歩いて数分しかかからないコンビニへと向かっていた。不自然なくら
い、ゆっくりと歩いて。つまらない時間稼ぎだとわかってはいるが、どうしても足取りが重
くなる。数分かかるところを十数分かけて歩いた。コンビニに入ってからも、冷蔵庫の前を
10回ぐらい往復した。そうして、ようやく3本のウーロン茶を取り出してレジへと向かっ
た。
「315円になります。」
若い女店員がそう言った。さすがにここでもダラダラするわけにはいかないので、財布から
315円ちょうどを出した。
「315円ちょうどお預かりします、レシートお返しします、ありがとうございました。」
お決まりの言葉をじっくりと聞いて、吉澤はゆっくりとコンビニを出た。コートのポケット
から携帯を取り出して時間を見た。10時50分。
「20分かぁ〜……。」
大きくため息をついて、吉澤は元来た道を再びゆっくりとした歩調で歩きだした。ゆっくり
と、ゆっくりと……頭の中で同じ事を繰り返し、ただ時間を引き延ばすかのように、吉澤は
歩いた。逃げる事は許されないし、逃げたくもない。けど、心の準備をする時間が欲しい。
それだけだ。
「……梨華ちゃんとごっちん、怒ってるかな……。」
そう思うならとっとと帰れよ、と自分で心の中でつっこんで吉澤はマンションへと向かって
いた。行きよりも少し早くマンションへと近づいていた。マンションを見上げながら、
「ちゃんとしなきゃね……。」
吉澤はようやく落ち着きを取り戻したかのように呟いた。
更新です。。。。。。。。
673 :
21 :2000/10/04(水) 23:28
もっと〜。
つまらん指摘かもしれないが、ウーロン茶3本で
315円はちょっとなあ。大抵一本120円だろう
まあ、100円のパックを買ったならわかるが(藁
こういう現実にそくしている部分はリアリティを出して欲しい
人物構成等は作者の自由だと思うが。
>>674 ボトルなら1本140円だし、紙パックなら80円だよ。俺の住んでいる地域はね。
logの住んでいる地域では1本105円なんだろ。
>>675 地域差か。それは考えつかなかった。
すまん>log
缶ジュースって全国どこでも税込み120円だと思っていたよ。
ボトルは税抜きで147円だと思っていた。
紙パックは買ったことがないので100円のもあるのかと
思っただけっす。
んなこたぁどおでもいい。
-76-
「遅いね、よっすぃ〜……。」
「うん……。」
後藤と石川がそう言って、しばらくしてドアが音を立てて開いた。吉澤がコンビニの袋を
片手に戻ってきて、ソファから身体をひねって自分のほうを見ている石川と後藤に、
「ただいま。」
そう言って着ていたコートを脱いで、2人のいるソファに近づいて、2人の間に腰を下ろ
した。そしてコンビニの袋に手を突っ込んで、買ってきたウーロン茶をそれぞれに手渡し
た。
「ありがと。」「ありがとう。」
吉澤は無言で缶のふたを開けると、さっそく一口飲んだ。石川と後藤も同じように一口飲
んだ。3人ほぼ同時に缶を目の前のテーブルに置いた。しばしの沈黙。
「で…何から話そうか?」
吉澤がそう言って後藤を見た。
「……だ、脱退……するの?」
少しどもりながら後藤が聞いた。吉澤は後藤に向けていた視線を再び正面に向けて、
「脱退……って事に、なるんだろうね。たぶん……。」
後藤がそれを聞いて一気にしゃべり始めた。
「どうして? 何か嫌になっちゃったの? 何か別の事がしたくなったの? ねぇ、よっす
ぃ〜……。」
後藤は吉澤の肩を揺すった。吉澤は後藤の手を掴んで、それを止めた。そして再び後藤の
顔を見た。後藤は泣いていた。
更新です。
やばいな、体調が…
680 :
21 :2000/10/05(木) 23:49
もっと〜。
681 :
名無し娘。 :2000/10/06(金) 01:09
体には気をつけて!!でも更新はしてね。
682 :
名無し娘。 :2000/10/06(金) 16:04
お大事に。無理はしちゃ駄目だよ。
683 :
ホモ君 :2000/10/06(金) 18:08
じょこここ
logの才能は枯れ果てたようだ
685 :
名無し娘。 :2000/10/06(金) 18:10
気持ち悪いなこれ。
なんかlogの小説の後藤っていっつも可哀相。
いしよしを盛り上げてるだけだもんな。
でも15sなんかも人物造形としては後藤が一番よくできてる気がする。
688 :
名無しっ娘。 :2000/10/07(土) 13:03
logがなんも言わずに保ん田のは初めてだな。休む時はなんか言ってくれたんだが。
なんかあったのかな?だいじょぶか?
689 :
log0076 のファン :2000/10/07(土) 16:21
心配...
-77-
「……泣かないでよ、ごっちん……。」
「だっ、て……うっ……もう嫌なんだもん……ひっく……誰かいなくなっちゃうのが……
うっ……。何が原因なの……?」
「原因……。」
吉澤はそう呟いて石川のほうを見た。石川は吉澤を見るなり、うんと頷いた。言葉は要
らなかった。言うべきことはもうわかっているからだ。ここまできたら、もう話さなく
てはならないのだ。涙で顔を拭っている後藤の背中を撫でて、
「ごっちん……今から言う事……絶対に信じれる?」
「……うっ……う……うん……信じるよ。」
後藤はしゃくりあげながらそう言った。
「じゃあ、言うよ……。あのさ……男に……なっちゃったんだよ。」
「……? えっ?」
しばらく間をあけて、後藤が吉澤の顔を見て聞き返した。
「だから……男になっちゃったんだよ。」
「男って?」
「目を覚ましたら…男になってたんだよ。」
「や…やだよ、よっすぃ〜…こんな時に冗談は言わないでよ……。」
後藤がお決まりのリアクションをした。予想はしていた。いた仕方の無いという事も十
分にわかる。やはりこういう時は……
-78-
吉澤はソファから立って上着である長袖Tシャツの襟元に手をかけた。そしてそのまま
の状態でソファに座っている石川と後藤のほうを見て言った。
「証拠……見せるよ。」
そう言って吉澤はシャツを引き上げると脱ぎ捨てた。吉澤の上半身があらわになった。
そういえば石川に見せたことも無かった気がする。吉澤は服を脱ぎ捨てた瞬間そう思っ
た。あらわになった吉澤の上半身は男そのものだった。肌の色は女だった頃とたいして
変わりは無い。しかしながら、乳房は完全になくなり、そのかわりに胸板が厚くなって
いた。そして肩幅が少し広がっていた。少し前よりも腕の筋肉が増えていた。腹筋もは
っきりと分かれていた。
「どう?」
少し開き直ったかのように吉澤が聞いた。石川と後藤はしばらくボーっとしていた。後
藤がようやく聞き始めた。
「どうって……本当に……男の子になっちゃったの?」
「うん。もちろん……下にも……ついてるよ。」
吉澤が一瞬下半身に目を向けて言った。後藤は開いた口が塞がっていなかった。ただま
ばたきを繰り返していた。そんななか石川はソファから立ち上がって、吉澤が脱ぎ捨て
たシャツを拾って渡した。
「……はい。風邪ひくよ……。」
事実を知っていた石川の表情も、後藤と同じように驚いている風だった。改めて…とい
ったところなのだろう。吉澤はそう思いながらシャツを受け取った。
「ありがと、梨華ちゃん……。」
-79-
そうして吉澤はシャツを再び着た。一人ソファに座っている後藤は、
「……これが……脱退の理由、なの?」
「うん……。こうなっちゃったからにはね…ばれる前に、消えとこう…って思ってさ。」
「消えるって……?」
「だから消えるんだよ。失踪…っていうのかな。」
「失踪!? そんなことできるの?」
「わからないけど…やるしかないから。吉澤ひとみの人生を終えて、別人として生きる
ってところかな。」
「そんなぁ……よっすぃ〜、本当にそれでいいの?」
「……仕方ないよ。仕方ないっていうか……う〜ん、何ていえばいいんだろ……。でも
もう決めた事なんだよ…失踪するっていうのは。」
「絶対に、その意志は変わらないの?」
「うん。もう前々から決めてたから…。」
吉澤のその言葉で、後藤はとうとうあきらめたかのようにソファにさらに深く座った。
「……わかったよ。止めないよ。よっすぃ〜の人生だもん…。でも、また必ず会えるよ
ね?」
後藤は吉澤に顔を向けてそう言った。吉澤はそれに深く頷いた。
「うん。」
更新です。
分割読みにくい…
697 :
21 :2000/10/08(日) 01:16
もっと〜。
-80-
そうしてまた沈黙が続いた。
「……もう今日は遅いから……帰ろっかな……。」
後藤が携帯を取り出して時間を見るとそう言った。後藤の隣にいる石川も、
「そう、だね…。」
そう言って立ち上がった。止める理由も見つからないので吉澤は何も言わなかった。
靴を履き終えた後藤は吉澤のほうを見て、
「…じゃあ、よっすぃ〜、また明日ね。今日の話は……他のメンバーにはいつごろ話す
の?」
「…明日明後日には…。」
「そっか。……。」
「なに?」
「いや、なんでもないよ。梨華ちゃん、行こうか。」
「う、うん。それじゃあ、ひとみちゃん…また明日ね。」
「…うん。バイバイ。」
そうして2人は部屋を出て行った。後藤の態度に割り切れないものを感じながら、吉澤
は居間へ戻った。ソファに腰をかけて、
「ふぅ……。なんか…ごっちん言いたそうだったな…。っ……。」
考えようとしたが、疲れと眠気でできなかった。吉澤はそのままソファで眠りについた。
眠ってしまうほんの一瞬前に石川の事が頭を掠めた。
「(そういえば……全然……話せ……なかっ……た……。)」
-81-
石川と後藤は駅に向けて歩いていた。
「ねぇ、梨華ちゃん。」
「なに?」
「よっすぃ〜の事…好き…なの?」
石川は一瞬足を止めかけて、
「……うん。」
「よっすぃ〜も梨華ちゃんの事?」
「好き、だって…。」
「そっかぁ。お似合いだと思うよ。」
「ありがとう……。」
沈黙。そんななか後藤が立ち止まった。石川は振り返って近づいた。
「…どうしたの?」
「……。」
後藤は下を向いていた。
「真希ちゃん? ……!」
後藤は石川に抱きついた。石川は後藤の肩が震えている事に気がついた。
「っ……梨華ちゃん……うっ……本当に……よっすぃ〜……このままいなくなっていい
の?」
「……。」
石川は何も言えなくなった。今まで閉じ込めてきた疑問…どこかで無視していた疑問…
それを、今考え直す時がきたのかもしれない。
更新です。
701 :
21 :2000/10/08(日) 23:34
もっと〜。
702 :
名無し娘。 :2000/10/09(月) 00:08
昨日今日は2話ずつだからいいな。
やっぱお前文才ねーな
間違えた。さげ。
さげとき。
>>703 文才のあるなしはトレーニング次第。
まずは面白いか面白くないかが問題。
俺は良いと思う。
-82-
「梨華ちゃん……どうなの?」
後藤が石川から体を離して詰問した。
「私……。」
石川は突然湧き出てきた疑問に、答えを見つけ出す事が出来なかった。
「もっと、よっすぃ〜と話し合わなきゃダメだよ…。それってすごく大切な事でしょ?」
「……。」
「脱退止めさせろ、とは言わないよ……なんかもうよっすぃ〜の中で固まっちゃってる
し……でも、絶対このまま何も話し合わないでのこのこ行かせちゃうのも……。絶対に
間違ってるよ。」
後藤がキッと石川を睨んで言った。
「……わかってる。わかってるよ!」
石川は後藤に向かって急に怒鳴った。後藤は突然の事に一瞬肩をびくつかせた。すぐに
冷静に戻った石川は、
「ごめん……私……あたっちゃって……。」
「……いいよ、わかってくれたんなら……。」
「ちゃんと…話さなきゃいけないんだよね…。」
石川は独り言のように呟いた。
更新です。
709 :
21 :2000/10/09(月) 23:15
もっと〜。
-83-
石川は怖い顔をして吉澤のほうを見ていた。
「…ひとみちゃん。」
「なに? 梨華ちゃん……。」
そう聞き返すと石川は口を開いた。何か言ってるみたいなのだが、聞こえない。何度も
何度も…聞き返したが、石川の声が全く届いてこない。
「聞こえないよ…梨華ちゃ…」
そう言って石川に近づこうとした途端に……
「……あっ……。」
吉澤はソファの上で目を覚ました。夢のせいだろうか、何も無い空間に腕を伸ばしてい
た。
「…なんか…あまりいい夢じゃないね。」
そう呟いて、吉澤は立ち上がり、隣の部屋からバスタオルを取り出すと、浴室に入りシ
ャワーを浴びた。数十分ほどして、シャワーを浴び終えて、身体を拭いてさっそく服を
着た。ベーグルを1個食べて空腹を満たして、事務所の迎えを待った。約束の時間の数
分前に携帯が鳴った。
「はい。今、降ります。」
それだけ言って携帯を切り、荷物をまとめて、吉澤は部屋をあとにした。マンションの
前に、マネージャーが車を停めて待っていた。
「おはようございます。」
吉澤は車に乗り込むと、車はすぐに仕事場に向けて走り出した。
-84-
特にマネージャーと話すことも無いので、吉澤は黙って窓の外に目をやっていた。
「……吉澤。」
「はい?」
「ちゃんとマンションに戻るのはいいんだけどな……。」
「はい。」
「他のメンバーを別に入れても構わないけど、そのどさくさにまぎれて……。」
「大丈夫ですよ。メンバー以外入れてないですよ。」
「…そうか。まあ…一応俺たちも見てるからな。」
「そう、なんですか?」
「ああ、一応な……。昨日は後藤と石川呼んでたみたいだな。」
「(うっ……思ったよりしっかり見てるんだ……) はい。」
「寂しいのはわかるけど、ほどほどにな。」
「はい……。」
思ったより見られていることに、吉澤は少し冷や汗をかいた。
そうして車は、仕事場に着いた。楽屋に行くと、石川がすでにいた。
「梨華ちゃん、おはよう。」
「おはよう……。」
石川は少し表情を固くして言った。
「(どしたんだろ? 具合悪いのかな……?)」
更新です。
もっと〜。
716 :
名無し娘。 :2000/10/11(水) 19:00
-85-
吉澤は荷物を置いて、石川のそばに座った。
「……。」
「……。」
「あのさ……。」
「あのね……。」
ほぼ同時に声が出た。たまらず2人とも口をつぐんだ。
「いいよ、ひとみちゃんから話して……。」
「あ、うん……。今日、仕事終わったらどっか行く? 昨日、言ってたからさ……。」
「あっ……うん……いいよ。」
「じゃあ、どこ行こうか?」
「どこでも……。」
「それじゃあ、わかんないよ……。まあ、いきなり言っちゃった私も悪いのかな…
仕事終わるまでには考えとくから。」
「うん…。」
そうしてまた沈黙。吉澤が、
「梨華ちゃんの…話は?」
「あ、のね……。」
「うん。」
なぜか目をそらす石川を吉澤は見つめた。そのためか石川は話しづらくなった。
更新です。
719 :
21 :2000/10/11(水) 23:12
もっと〜。
もう85回か、100くらいで終わるのだろうか?
-86-
「梨華ちゃん…言ってくれないと気になっちゃうよ…。」
「……。」
石川は言葉が出てこなかった。言いたいことはあるのに、上手い言葉が見つからない。
それでも…黙ってはいられない。残された時間はあとわずかだから……
―もっと、よっすぃ〜と話し合わなきゃダメだよ…。それってすごく大切な事でしょ?
後藤の言葉がふと頭を掠った。それに背中を押されてか。石川はそらしていた視線を、
再び吉澤に合わせた。
「……メンバーにはいつ言うんだっけ?」
「えっ…と、今日か明日…かな。」
「今日言ったほうがいいんじゃない?」
「う、ん…でも…。」
そう言って言葉を濁す吉澤の手を強く握って、石川は、
「……ひとみちゃん……いい加減にさ……はっきりさせなきゃ……今からそんなんじ
ゃ……この先、絶対にもたないよ? そうやって……みんなに迷惑かけてるの、わかっ
てる?」
石川はきつめの口調で吉澤にそう言い放った。今まで石川にそういう風に言われた事
のなかった吉澤の目は明らかに戸惑いの色を見せていた。
「迷……惑?」
吉澤は何かをたぐるかのように目を泳がせた。そして、
「わか…んないよ…梨華ちゃん。迷惑、かけてないことはないだろうけどさ……。」
「本当に…わかってる?」
石川の吉澤の手を握る手がまた少し強くなった。
「……わ、わかってるよ!」
少し強めにそう言って、吉澤は石川の手を振り払い身体を少しずらして、そっぽを向
いた。しかし石川は、そんな吉澤をさらに問いつめた。
「だめだよ、ひとみちゃん……もうそうやってうやむやにしないで。」
石川はひたすら冷静を保った。ここで自分も怒ってしまったらまたこじれてしまう。
そんな形で時間を無駄にはしたくなかった。石川の冷静な対応のおかげか、吉澤は再
び落ち着きを取り戻して、石川のほうを向いた。
「ごめん…怒鳴って…。」
「いいよ…。」
「迷惑…か。梨華ちゃんに言われなかったら…そのままずっと無視してたと思う…。」
「……少しは自覚してほしかった……でないと、ずっとおかしなままだったと思うか
ら……。」
「自覚…か。」
数分後。他のメンバーが楽屋入りしたので、2人はいったん話を中断した。
更新です。
「家政婦梨華とひとみお嬢様」
消えた…。
725 :
名無し娘。 :2000/10/13(金) 00:36
>>724 本当だ!!消えてる!
どうしよう?log0076!続けてくださいね!
726 :
名無し娘。 :2000/10/13(金) 00:54
>>724 家政婦梨華とひとみお嬢様スレ立てたら
このスレでどこに立てたか教えてくださいね
727 :
名無し娘。 :2000/10/13(金) 01:11
おな趣味も消えてる…(涙)
728 :
21 :2000/10/13(金) 14:40
もっと〜。
-88-
―番組収録の合間の休憩時間。吉澤は中澤に声をかけられた。
「吉澤。」
「はい。」
「ちょお、来て。」
「……。」
2人はスタジオを離れて、トイレへと向かった。吉澤が先に入って、中澤がドアを塞
ぐようにしてもたれかかった。
「…なんですか?」
「昨日…話してたこと。」
「あっ……はい。」
吉澤にとって今の状態になることは全くの予想外だった。メンバー全員集めて話そう
と思っていたからだ。顔にかかった髪を振り払って、腕組みをして、中澤が、
「で、なんなん? 大事な話って。」
「あの、ですね…。」
「うん。」
「……。」
吉澤は止まった。いきなり矢口の顔が浮かんだ。昨日、聞かれたのに話さなかった。
それを、今ここであっさり話そうとしている。それが、ものすごく悪く感じられた。
後藤は……不測の事態だった。と、今さら言うのもなんだが。そんな身勝手さが、
さっきの石川との会話もあってか、恐ろしいぐらい身に染みてきた。
「(最低だな……。)」
更新です。
731 :
名無し娘。 :2000/10/13(金) 23:18
もっと〜。
732 :
21 :2000/10/13(金) 23:18
ごめん。
733 :
名無し娘。 :2000/10/14(土) 02:10
あ
-89-
「吉澤。」
「は、はい…。」
中澤に呼ばれて、吉澤はハッと顔を上げた。
「大丈夫?」
「はい……。」
「先に聞きたいんやけど。脱退…したいんか。や、するんか?」
「……それは……。」
ここまでストレートに聞かれたのに、歯切れは悪かった。さっき引っかかった事がど
んどん吉澤を追いつめていった。それは自分で招いた事だから、仕方ないのに。
「吉澤、答えてって…お願いやから…。」
「…脱退…します。」
そう言ってギリリと下唇を噛んだ。
「……それは、もう変わらへんの?」
いつだか中澤がTVでそう言っていたのを思い出した。あの時は、中澤の言葉に同じ
気持ちを抱いていた。なのに今…自分は…
「は、い……。」
中澤はそれを聞いてふぅと息を吐いて髪をかきあげた。
「…いつから…考えてたん? つか…マジでもう変わらんの? なんかやりたい事あ
るの?」
やりたい事…はない。でも消えなくちゃいけない。いや……今思うとそれも違う。消
えなくちゃいけない、のではなくて。どこかでそれを望んでいた。
更新です。
あらもう800近し…
736 :
21 :2000/10/14(土) 23:11
もっと〜。
そろそろ移動ですか。
>log0076
「家政婦梨華とひとみお嬢様」 はどうするのでしょうか?
僕としては是非続けてほしいです。
-90-
「……。」
「吉澤、大丈夫か?」
「は、い……。」
「…社長とかにはもう言ったの?」
「い、や……まだ。(つうか言わないんだけど……)」
「そう……。ところで他に知ってる娘いるん?」
「っと…梨華ちゃんとごっちん。」
「そっかぁ…他のメンバーには、いつ?」
「近いう…今日か明日には。」
「わかった。今日は、もうええわ……。戻ろうか?」
「……はい。」
そうして2人はトイレを出て、再びスタジオのほうに戻った。まだ休憩時間は残って
いたので、吉澤は椅子に座って一人でいた。そうして再び考え始めた。消えなくては
いけない、ずっとそう思っていたけど違った。消えたかった。石川や後藤や家族は何
とか事実を受け止めてくれはしたけど、それ以外、学校の友達、そして広く言えば世
間とか…それを思うと、逃げ出したくなった。そして男として、一から、どこか別の
場所で人生をもう一度やり直したくなった。でも、それは……
「ひとみちゃん。」
後ろから肩を叩かれた。石川だった。
―そうやって……みんなに迷惑かけてるの、わかってる?
わかっていなかった。親にもメンバーにも…石川にも。みんなに迷惑をかけている。
でも、もう戻る事は出来なくて…いや、戻りたくなかった。
更新です。
>>738 しますよ。ただちょっと手直ししないところが出てきたので伸びます。泣
741 :
21 :2000/10/15(日) 23:29
う〜ん。
-91-
それはワガママだよ。もう1人の自分がそう言ったようにも聞こえた。それでも……
もう限界だった。なにもかもを捨てて、もう一つの人生を。家族も仲間も……石川も、
全てを手放して……。少し前なら、こんなに葛藤する事も無かっただろう。でも葛藤
しなかったら……。ずっと気がつかないでのうのうと生きていたことだろう。考えす
ぎて頭が痛くなった。物理的な痛みではない。心なしか胸もキュッと締め付けられた。
急にわけがわからなくなって、気がついたら…
「っ……。」
吉澤の目から涙がこぼれた。
「ひとみちゃん!? どうしたの?」
石川はいきなりの事に慌てた。他のメンバーも、吉澤のほうを見た。一瞬だけその場
が静まり返った。吉澤は顔を上げ、
「な、んでもないよ……なんでもない……。」
涙を拭って、石川やメンバーほうに笑顔を向けた。
「ひと…」
「そろそろ本番で〜す。」
石川が一声かけようとしたその時、番組スタッフが呼びに来た。そうして収録が再開
された。さっきの事もあってか、他のメンバーは今まで以上に、吉澤のほうを気にし
ていた。吉澤は、それを気にかけることなく…気にする事も出来ないのか、疲れきっ
た顔をして収録に参加した。
更新です。
744 :
21 :2000/10/16(月) 23:16
もっと〜。
logってホントに女性なの??
女性(しかも17?18?歳)がこんな文を書けるのは驚き。
そぉとぉな経験者なのかも・・・。
-92-
吉澤はただ時間が過ぎるのに身を任せた。考えてもいろんな思いでがんじがらめにな
る。共演の男性司会者が、
「はい、それじゃVTR、吉澤ちゃん。」
「……。」
「よっすぃ〜。」
周りのメンバーが小声で伝えた。隣の石川も腰の辺りをつついて知らせて、吉澤はよ
うやく気がついて、
「……あっ……ぶ、VTRお願い!」
かなり間があいてしまったものの、ボケととられたのか、その場は笑いに包まれた。
VTRが流れている間、石川が、
「ひとみちゃん……大丈夫?」
「うん、大丈夫、大丈夫……。」
吉澤はそう言って石川に笑顔で返すとモニターのほうへ目を向けてしまった。石川も
それ以上は聞かず、モニターに目を移した。それでも頭の中では、吉澤のことを考え
ていた。
「(……気づいてくれたかな……私が言った事……。)」
先程、石川は吉澤に『迷惑をかけていることに気づいているか』そう言った。そのあ
と、吉澤は考え込んでいて、本番の収録前には、突然涙を流した。理由はわからない
が、吉澤が何かを気づいてくれたのなら……石川はそうであることを願った。そうし
て収録時間はどんどん過ぎていった。
更新です。
>>745 経験は少ないと思うけど…妄想力はあるかも。藁
748 :
21 :
う〜ん。