小説「仮面ライダーのの」

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123名無しっぺ
「チッチッチッ」

親指で自らを指差す市井。

「貴様ぁ!舐めてるのか!」

コウモリ男が再び市井を襲う。だが市井はまたもこれをかわした。
普通の人間には出来ない芸当だ。だが、市井は普通の人間である。
ただ、何をしても「日本一」な所以外は。

「ぬうっ!?ど、どこだ!?」

思いっきり攻撃を避けられ、コウモリ男は
市井を見失った。
するとコウモリ男の背後からエンジン音が。

コウモリ男が振り向くと、そこには真っ赤な
車に仁王立ちしている、これまた真っ赤な特殊スーツを
着た人間が立っていた。

「誰だ!?」

「ズバット参上、ズバット解決!人呼んで、
 さすらいのヒーロー、怪傑ズバァット!!」