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290名無し娘。
「ごめんなさい…
 何でもありません」
 壁に向かったまま顔を伏せて謝った。
そうするしかなかった。ひとみに見放されるのだけは耐えられなかった。
「そう?」
 …ひとみは戻ってきてくれた。
嬉しそうに、梨華の肛門を指先で突っついて囁く。
「今日はいつもより量を増やすからね。
 飲めるでしょ?この立派なオシリなら」
「……」
 絶対に無理だ。
しかし、これ以上ひとみの機嫌を損ねたら本当に捨てられてしまう。
梨華は顔を真っ赤にして瞼を閉じ、かすれ声で返事をするしかなかった。
「はい…」
 梨華の心の中で、今まで築き上げてきたものが音を立てて崩れ去っていこうとしていた。
せっかく手にしたトップアイドルの地位。
夢にまで見た、歌手としての成功。
 …生放送中に汚物を撒き散らせば全てを失ってしまう。
何もかもを失ってしまう。
 そんな梨華の気持ちなど知るよしもなく、ひとみは両手で梨華の尻に指を掛けていた。
柔らかな谷間を、ゆっくりと優しく左右に押し拡げていく。
「あぁ……」
 ひたひたと忍び寄ってくる絶望に怯えながら、梨華は思わず汗ばんだ太腿にきゅっと力を込めた。
「締めちゃダメ。緩めて。
 …ほら、入れるよ?」
すでに、冷たく硬いものが肛口に押し当てられている。
「うん…」
 梨華がそう言うと、ひとみは指に力を入れて思いっきり尻をつねってきた。
「痛い!!」
「うん、じゃないでしょ?」
「……あっ、ご…ごめん…」
すぐに思い出し、慌てて言い直す。
「入れてください、浣腸してください…。
 お願いします… …」