alone

このエントリーをはてなブックマークに追加
5673-1

chapter3

本当の私。本当の自分。分からないし、分かりたくもない。
それなのに見たことのない人が私の事を語り出す。私の全
てを知っているというような口振りで、TVで、雑誌でそ
して街中で、私の知らない誰かが、思い思いに私の事を語
っている。

でも違う。そんな私は本当の私じゃないのに。あなたには
分かって欲しい。そんな言葉に耳を貸さないで、本当の私
に気付いて欲しいのに…。

私の心が叫んでいる。声にならないその心が…。やるせな
い私の心が…。
5683-2:2001/08/20(月) 03:03 ID:RbgPBho.

♪一日中ぼんやりと テレビばかりを眺めてた
世の中はあれこれと 辻褄合わせのパレード
深い椅子の中から 正義の味方が叫んでる
君の為 君の為 命さえも賭けるとわめいてる

走ったことない誰かがまた 裸足のランナーを語る
誰が嘘で どれが本当 そんなことは もうどうでもいい

いい人はどこか照れ臭い 悪ぶってばかりは青臭い
目を閉じてるだけじゃせつなすぎて 声にならずに うつむいてるだけ

幸福は様々に 不幸は一様に与えられ
薄い壁を隔てて 辻褄合わせのパレード
似たようなトーンで 正義の味方が叫んでる
負けないで 負けないで 本音で生きなさいと わめいてる

敗れたことない誰かがまた 裸の負け犬を叱る
嘘っぽい真実よりも いんちきな現実の方が暖かい
大きな声は聞きたくない ヒステリックなのも好きじゃない
本当のことだけじゃ恥ずかしくて 声も立てずに うつむかされてる


白か黒 ○か× 勝ちか負け 善か悪
そんなものじゃ計れない それだけじゃ選べない
そんなことじゃもう決めたくはない

正義の使者は信じ難い やたらすねてるのも趣味じゃない
本当のことだけで生きて行けば きっと誰かをうつむかせてしまう
いい人はどこか嘘臭い 悪ぶってばかりじゃしょうがない
目を閉じてるだけじゃ せつなすぎる
うつむかせたくない、うつむきたくない
569名無し娘。:2001/08/21(火) 03:15 ID:HUd5RdiI
The short novel for preservation will be
the schedule of updating tomorrow.
570名無し娘。:2001/08/21(火) 20:34 ID:bK.s3iYY
凍える太陽最初から読ませていただきました。
娘。解散というのはちょっと引きましたが(ワラ
ラストのほうは思いっきり泣きました。

ありがとうございました。
5713-3:2001/08/22(水) 03:13 ID:OJfUzq1.

悲しい時、辛い時、涙を流すその前に、わたしは必ず歌っ
ていた。小さな頃、屋根の上に寝転んでは、満天の夜空に
向かい、一人唄を歌っていた。

寂しいんだ、一人ぼっちなんだ。でも今は眼の前に、そし
て私の横で、いつもわたしを見ていてくれる人がいる。時
にはメールで、そして電話で、いつも一緒にいてくれる家
族の次に大切な人。

時折思う、地球上で1人きりになったみたいに感じる時、
いつもその人の声が心に届くの。だからわたしは甘えてし
まうのかな。

でもいつか、私も唄を歌わなくなる時が来るのかもしれない。
でも、その時が来るまで、私は歌い続ける。もう、自分への
歌が作れなくても。
5723-4:2001/08/22(水) 03:13 ID:OJfUzq1.

♪私にとって ほんのささいな 言葉のやりとりも
いつも先のことばかり 考えていたから

あなたにしてみれば 離れてゆくように見えたの
なんにもしてあげられない なんにもしてあげられないから
あなたの口ぐせ

今だから あなたの やさしさがわかる
私には もう歌は唄えない
私には もう歌は唄えない

一枚の絵の中の 老人のように 木立の中で
あなたのくれた メールを読んで 午後の光を浴びながら

今 私は あなたのことを 思い出しています
なんにもしてあげられない なんにもしてあげられないから
あなたの口ぐせ

今だから あなたの やさしさがわかる
私には もう歌は唄えない
私には もう歌は唄えない
5733-5:2001/08/22(水) 03:14 ID:OJfUzq1.
三人の長い夏がようやく終わろうとしている。それぞれが
それぞれに思い思いの唄を口ずさみながら、そしてこれか
ら続く長い道を見据えながら・・・。

私たちに出来る事、それをみつめて、それを祈って。それ
だけの事。その思いを静かに込めて・・・。

<−Chapter3 end/ for ××− >

歌詞参照

thanks for miyako shinohara & kazumasa oda

<END>