●(#´▽`)´〜`0 )Love〜いしよし PART3●

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566たまご
吉澤視点

「矢口さん・・・・・」
一人で窓の外を見ている矢口さんにむかって出た無意識な言葉。
この言葉に気付いたのは幸い(?)にも梨華ちゃんだけだった。
サングラスをかけて悲しい目をしている矢口さん・・・・。
なぜだかもの凄く愛しい・・・。
やっぱ・・・謝った方が良いよね・・・。
私が悪いことしてなかったとしても矢口さんの悲しい目の原因が
自分にある気がしてならなかった。

私は謝りに行く為に立ち上がろうとした。
けどその動作は隣に座ってる梨華ちゃんによってさえぎられた。
梨華ちゃんが私の服の袖をぎゅっと掴んでたのである。
「り、梨華ちゃん?」
「行っちゃヤダ・・・・」
梨華ちゃんの懇願するような目・・・私・・・これに弱いんだよね・・・・。
けど・・・謝らなきゃダメなんだ!梨華ちゃんに負けてちゃダメだ。
「け、けどね・・・矢口さんに謝らないとさ・・・」
「行かないで・・・・」
今度は上目遣いで甘えたように私を見てくる・・・ああ・・ダメ・・これには逆らえない。
「わ、わかったよ・・・。行かない・・。」
渋々行かないと言ってしまった・・・。