いいっすか?

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72TONBA

手術室前で、飯田が心配そうな顔でうろうろしている。
「・・・・・・。」
「落着いてください。飯田さん。そんなうろうろしても
 どうにもならないじゃないですか。」
と、辻が声をかけても、飯田は、落着かなかった。
「落着けって言うほうが無理!今いる中で、唯一のオリジナルメンバーの
 仲間なんだよ!」
「最近、喧嘩ばっかして、仲悪かったやん。」
と、加護につっこまれた。
確かに、最近意見が対立する事が多かった。
「・・・・・こうなるとわかってたら、仲良くしたよ。うぅ・・・なっちぃ・・・・!」
飯田は泣き出した。
「かおり・・・・・・・。泣くなよ。」
矢口が、飯田の肩を抱き、慰める。
「うぅ・・・・・。なっち、なっちぃぃぃぃぃ!」
後ろを向いて、加護は思った。安倍さんの、重態の原因は・・・・・・。
(もしかして、うちのクスリが安倍さんに?でも、確認して
 間違いないはずやけど・・・。)
そこに、仕事場からきた2人と、マネージャーが、来た。