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156【保田&石川編】≪その@≫

保田、石川組は、加護から貰った指令の遂行の為に、○○山5号目まできていた。
「この辺りに、本当に軽装の登山者がいるんですか〜?」
石川が口を尖らせ言う。
「加護がいるって言ってたんだからいるんでしょ!さ、あんたも早く探しなさい!」
スノーモービルに座ったまま話していた石川に保田が言った。
「は〜い。」
石川が雪のtもった地上に降り立ち、辺りを見渡した。
「ひたすらまわりは雪山!山!山!ですね〜。」
「あたりまえよ!ここは盆地なんだから。」
まわりを見渡していると、本当に軽装者を発見した。
「あ!遭難者です!!保田さん!」
指を指しながら保田の肩を叩く。
「あら?ほんとだ。早く保護しましょうか?」
「はい〜。」
息を切らせながらその人の所へ向かった。
「あの〜、こんな格好でさむくないですか〜?」
「・・・・・・・。」
石川が声をかけても返事どころか、歩きを止まようとしない。
「あの、今こちらで何をしてるんですか?」
「・・・・・・・・・・。」
保田が質問してもおなじだった。
「(どうしますか?保田さん?)」
「(とりあえず立ち止まらせるのよ。)」
「(は〜い。わかりました〜。)」
2人が立ち止まっている間にも軽装の男は歩みを進める。
石川は急いでその男の人の前にまわりこみ、何か話し始める。