ミステリー小説「安倍なつみ殺人事件!!」

このエントリーをはてなブックマークに追加
60大河好き
バーン!!

玄関を開けたソニン土足のままズンズンと中へ入っていった
そしてベランダに面している部屋の前についた

戸を開けた

「警察だ!! 住居侵入の現行犯で逮捕する!!」

後ろ向きに机に座っている女性が部屋にいた ピクリとも動かなかった

「逮捕する!!」

しかしその声にも女は反応しなかった 女はずっと後ろを向いたままだった

ユウキがそっとちかずいた

「もしもし・・・」

女の肩にユウキが手をかけた すると

ドスン!!

女が倒れてしまった

ユウキ「あっ!!」

ソニン「どうした!? ユウキ!?」

ユウキ「人形です これ人形です!!」
マネキンの安倍なつみは首がもげ、そして床にゴロゴロと転がった

すると玄関で誰かが逃げ出す足音がした

「しまった!!」

ソニンとユウキは反射的に部屋から出て そして玄関を出た

ソニン「いまエレベーターに乗ったぞ! はやく下に連絡しろ!」

ユウキはトランシーバーを取り出した
「いま犯人がエレベーターで下に降りた 逃すな!!」

一階では私服の警官たちがエレベーターの前で銃を構えていた

「くるぞ!」

チーン!

エレベーターの扉が開いた

「おやっ?」

エレベーターのなかは空っぽだった

一方11階にいる二人はあることに気がついた

「しまった 犯人は下にいったんじゃない! 上にいったんだ!」

ソニンは二つあるエレベーターの下に行くほうにばかり気をとられていたのだ