57 :
大河好き :
タクシーが安倍のマンションに着いた
タクシーから降りた中澤は運転手に言った「サインお嬢様に渡してくださいね」
タクシーが去った
中澤「あれっ? あたし料金払ったっけ?」
一人の男が中澤にちかづいてきた
「中澤さんですね?」
中澤「はい そうですけど」
「警察のものです お電話ありがとうございす」
中澤「いえいえ どうも」
「こっから先は警察におまかせ下さい 今、捜査員が安倍さんの部屋に向かっています」
男は向うを指差した
二人の刑事がマンションの入口に向かっていた
中澤「ソニンとユウキや!」
二人はマンションの中へ入って行った
男は`静かに`のポーズをとり そして中澤に双眼鏡を渡した
「これで安倍さんの部屋をみて下さい」
中澤は双眼鏡を目にあて安倍の部屋をみた
安倍の部屋は高層マンションの11階にあり、高所恐怖症の中澤にはとても住めないところだった
中澤「ベランダが邪魔やな・・・」
しかしベランダ越しに見えるカーテンの奥に確かに人の影があった
「まだ犯人は我々の存在に気づいてはいません」
(ついに犯人の正体がわかるのか・・・)中澤はそう思っていた