リレー小説 『HERO(娘バージョン)』

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101名無し娘。
「んっ!」保田は一瞬我を疑った。そう、突然の石川の登場。保田の背中に隠れ、震えている石川の顔を肩越しに覗き込み、一言。
「石川、お前・・・    ・・・目が真っ赤だぞ」
「保田検事、事情は後で説明しますぅ。
 それより今は、この状況をどうにかしないと駄目なんですよぉ」

恐らく隣の部屋のベランダから進入したのだろう。
裏口、いやベランダに居る男の気配が近付いて来るのが解かる。
「ドンドンドンドンッ!」玄関に居る男達は乱暴にドアを叩いている。