よっすぃ〜のプッチエロ小説。

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462名無し娘。

私が梨華のコーチになったのは次の日からだった。

あの日以来、毎晩体育館に忍び込んで梨華のコーチを勤める
ことにしたのも、彼女の実力の程度を知っていたからで、
チーム力の底上げを計るという気持ちもあった。でも
『…バレーが上手になりたいんです』
とあの日、伏し目がちに言った梨華のその一言が
私の心をどしようもなく動かしたことも事実だった。

根性のないヤツは嫌い。
だからかどうかは分からないけど、私は梨華にとことんハードな
練習を与えた。そして梨華は健気にもそれに耐えそして乗り切った。
不器用な梨華の上達はお世辞にも早いとは言えなかったけど、
懸命に取り組む梨華の姿にコーチングにも力が入った。
何よりも梨華は私のことをとても慕ってくれていたから。

そして、そんな何事にも健気で一生懸命な梨華を見ているうちに、
自分の中に邪な感情が生まれ、そしてそれが次第に膨れ上がっている
ことを、私はまだ気付いていなかった。
463名無し娘。:2001/07/21(土) 19:33 ID:f5BggfBU

そしてそれに気付かされるきっかけは不意に訪れた。

「さあっ…走れっ!」バシンッ!

コートの向こう、レシーブの構えで待ちかまえる梨華に速球を放つ。
しかし梨華がその球に反応することなく、白球は梨華の体に当たり
鈍い音をたてて跳ね返った。
そして次の瞬間、梨華はその場に崩れ落ちていた。
「…石川さん!!」
急いで駆け寄ると、崩れ落ちた梨華を抱き上げた。
日々の特訓で梨華の体力に限界が訪れてしまったのだ。
「…はぁ…はぁ…ごめんなさい私…」
胸を上下させて苦しそうに呼吸する梨華は、また謝っていた。
「謝る必要なんかないよ!」
そう、実際、梨華の体力のことをもっと考えてやるべきだったのは
私の方だったのだから。

「…謝るのはアタシの方」
そう言って私は頭を垂れた。
「…はぁ…はぁ…いいんです、だって…私、
 実は吉澤さんに憧れて…バレー部に入ったんです…」
そうか、朝比奈バレー部にはお目当ての人に近付きたくて入部する
生徒が沢山いるように、梨華もまたその1人だったんだ。
「…だから、特訓してもらえるだけでいいんです」
「…そう…ありがとう」
けれど私は女の子には興味はなかった。
女の子に好かれていても、あくまで自分は女、だから好きになるのは
男というのが当り前。それまではそう思っていた。そう、それまでは…
けれどその梨華の一言がきっかけで私の中の何かが壊れた。
464名無し娘。:2001/07/21(土) 19:33 ID:f5BggfBU

「…私、吉澤さんといっしょにいれるだけで幸せなんです」

私のジャージの上着の袖を握りしめたまま上目遣いで覗き込んできた
その潤んだ瞳。心の奥まで届くような真っ直ぐな視線。

ドキリとひとつ、心の蔵が強く脈を打った。

そして私の中の世界は無音になる。
そして直ぐに世界が反転し、途端に五感の全てが敏感になるのが分かった。

熱すぎる程の体温、胸を上下させる荒い息づかい
そして背中に回したその手から、Tシャツが汗でぐっしょりと
濡れていることに気付く。目を落とすと前も汗で濡れていて、
肌にはりついた繊維の下に女の子らしいピンク色の下着が
透けて見えていた。

梨華はあくまで『バレーの目標選手』として慕ってくれているだけ
かもしれない。けれどこの時の私にはそんな仮説を立てれるだけの
脳の回転が許されていなかった。
自分の中の何かが有無を言わさずに急速に燃え上がってきたから。
465名無し娘。:2001/07/21(土) 19:34 ID:f5BggfBU

気付いたときには私の視線は、梨華のしっとりと濡れたピンク色の
口唇に奪われていた。
「…石川」
目を見開いたままゆっくりと口唇を近づける。
「…よ…しざわさん?」
(私、どうしてこんなにドキドキしているの?)
梨華の顔が近付くにつれて鼓動が高鳴っていくのが分かる。
実は私にとっては初めてのキス。
そして恐らく梨華にとっても…
「んっ…」
戸惑うことのない私の口唇が梨華のそれにそっと触れた。
柔らかい梨華の唇の感触が私のそれを伝わって煩悩を刺激した
…何か気持ちいい。
梨華の体が一瞬強張ったのが分かったけど、構わずに首の後ろに
手を回して体を引き寄せ、無心でさらに何度も口付けた。
「…ん…ぃゃ…」
水を打ったように静まり返った体育館に2人の口付けの音だけが
聞こえる。

「…わ、わたし…そんなつもりじゃ」
懸命な様子で顔を逸らせた梨華は困惑した表情で私を見た。
その子犬のような潤んだ瞳に吸い込まれそうになる。
「私はただ………ぁっ…」
私は梨華に全てを言わせなかった。
何故だかもう止まらなくなっていたから。
慣れない手つきで濡れたシャツの上から梨華の胸のふくらみを
乱暴に揉みだす。
「…はぁ…ぁ…」
汗で濡れているので繊維の上を手が思うように滑らなくて、
そのぎこちない動きがかえって梨華を刺激したみたい。
私の顔まで30センチぐらいの所で梨華は胸を揉まれて小さな声を漏らす。
466名無し娘。:2001/07/21(土) 19:34 ID:f5BggfBU

(…女の子のこんな声、初めて聞いた)
まだ手の動きは止まらない。濡れたTシャツ越しにピンク色の下着が
目に入ると一旦胸を揉む動きを止めて、勢い良くシャツをまくり上げた。
女の子らしいブラが露わになる。
触れるとしっとりと汗が滲んでいて、そのブラ越しに胸の柔らかさが
よりリアルに伝わってきた。
「…ゃだ…」
梨華は消え入りそうな小さな声でそう抵抗したけど、私はその下の
柔らかな膨らみを見てみたくて、直接触れたくて、そのままブラに手をかけ
引き剥がそうとした。と、次の瞬間だった。
「…やめてっ!!」
反射的に突っ張った梨華の腕に突き飛ばされて、私は尻餅を付いていた。

「…ひ、ひどいです!」
見ると梨華はしゃがみ込んだまま、はだけた胸を両腕で隠している。
その怯えた目には涙が滲んでいた。
「…私は吉澤さんを…ただバレーの選手として憧れてて…
 それで…だからそういう気持ちは…」
梨華の声は少しだけ震えていた。
467名無し娘。:2001/07/21(土) 19:35 ID:f5BggfBU

しばらくの間どうすることも出来ずにその場にへたり込んでいた。
「…ごめんなさい、私…帰ります」
そして梨華はそう言うとそのまま急ぐように帰っていった。

ふと1人取り残され静かになっただだ広い空間の中で、
私は体の震えを感じた。自分自身を抱きしめるように肩を抱え、
そのまま私はしばらくそこにいた。