バトルロワイヤルTV版にモーニング娘。が!

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37美味しいものください
「さー、今日は皆に殺し合いをしてもらうぞー!」
和田はニコニコしながら喋っている。
会議室中が騒がしくなってきた。
「じゃあ、今からルール説明のビデオを・・矢口!私語すんじゃねえ!」
一瞬後藤の目の前に白い光が走った。
「ぎっ!」
矢口が悲鳴を上げる。
チョークだと思ったそれは細身のナイフだった。
矢口の顔は一瞬にして血に染まり可愛くて大きな目の片方には垂直にナイフが刺さっていた。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
矢口は床に倒れ込んでのた打ち回っている。
その周りを中澤、吉沢、加護、辻、飯田が囲んでいる。
「矢口!矢口!」
「うるさいなー・・」
和田はそういうとポケットから拳銃を取り出して動き回る少女に銃口を向けた。
一度だけ銃声がなる。
びくっと跳ねた矢口の体はそのまま動かなくなった。
「うるさいぞお前達・・・。椅子に座れよ」
和だの声はその場にいる全員を黙らせた。
仕方なく座った。周りを見るとみんな声を殺して泣いているのが分かった。
ただ一人、吉澤だけは俯いたままガムを噛みつづけていた。