ときめきモーニング娘。ＤＩＳＣ４

ＤＩＳＣ４をＬＯＡＤします。

過去ログはこちら
・モーニング娘。出演のギャルゲーを考えてみる。
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mor2&key=989206278
・ときめきモーニング娘。ＤＩＳＣ３
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mor2&key=992500041

記念カキコ

忘れてました、こちらもよろしく！。
ベタさん、カオレンジャーさん、さるぶんごうさん、楽しみにしてますので待ってます。

ときモニ。（廃棄ルート＆穴埋め）
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mor2&key=993970734&ls=50

ついにＤＩＳＣ4ですか・・。続き楽しみにしてまっせ！

新スレおめでとうございます。
選択は「３」で。

新スレおめでとさん。
俺も「3」

３

まだ続いてたのか、このスレ。

３でしょ。

3de

３瓶山(島根人限定)

凄い勢いでdat逝ってるんでちょっとあげとくよ

「・モーニング娘。出演のギャルゲーを考えてみる。」
を作った者です。
ここまで続いてるなんて正直びっくり!してます。
途中で話しについていけなくなったけど、 まぁよろしく。
・・・しかしよく続いたねぇ･･･。

>>13
おお、最初のスレの１さんか。いまさらだがgood job!(w

ネタ開始した人と序盤の功労者なっちもに。さんのおかげだろうね。
だがここまで続いたのはベタさんの継続力かな。

なっちもに。さんの小説もdat逝き。
あの人の話は好きだったんだけどなぁ。

　

３でお願いします。

2de

　コミケの疲れからやっと復活しました。もうあっちのネタ出ししなくてイイから、
元のペースに戻す努力します。

>>15
　そうですね。俺はあくまでなっちもにさんとベタさんが戻るまでの繋ぎですから、
二人が復活してくれると嬉しいんですが。
俺の話あんま面白くないだろうし。

声もするし、多分ココにいるんだろう。
ドアをノックしてみる。が、返事がない。相変わらず中からは声がしているのだが……。
聞こえないのかな？
ドアノブに手をかけてみると、ドアは簡単に開いた。
「あのー、スミマセン。石川……」
ドアを少し空けて中を覗いてみたが誰もいない。おかしいな。
相変わらず声がするので、その元を探す。
「……ちゃん。お母さんね、小泉首相が好きで投票したいんだけど、何党の
　人だったかしら、ねぇ、教えて……」
声の主はどうやらベットの横にあるラジオだったらしい。
　とりあえず、部屋の中に入ってみた。窓の外がずいぶんと暗くなっている。
来る時からうす曇ではあったが、本格的に雨が振り出しそうな雰囲気だ。
　どうやらこの部屋は女性の部屋らしい。薄いピンクを基調に家具が取り揃え
られている。見まわしてみると机の上には日記が置かれている。
管理人って女の人なのかな？でも、管理人室ってさっき別にあったよな、
そう考えていると空けたままだったドアの向こうを、パンツスタイルの
石川さんが歩いて行った。
「あっ、石川さんだ！」
慌てて外に出てみる。
（酷いな石川さん、自分だけさっさと部屋で着替えるなんて。）
が、廊下に出てみると誰もいない。あれ？どこいったんだろう？
曲がり角の方まで戻ってみると、後ろから肩を叩かれる。
「もぉ、先輩！どこ行ってたんですか。石川探しちゃいました」
「ああ、ごめん。…でも、石川さん。今前のほうにいなかった？」
「いいえ。向こうの部屋をずぅ〜っと探してました」
えっ、じゃあアレは誰？
「先輩、どこ使ってイイか分からないんですけど荷物とりあえず空いてる
　部屋の方へ置いちゃいましょう」
俺たちは玄関の方へ戻り、石川さんの案内で近くの部屋に荷物を持って移動する。
前を見てみると、石川さんは来た時と同じにスカートを履いている。
「…石川さん、スカートはいてる……」
思わず、声に出してしまう。
「もぉ、何言ってるんですか、先輩。着替えてないんですから当たり前ですよぉ」
「えっ、そ、そうだね。ハハハ」

部屋に到着すると、石川さんはまた管理人を探しに部屋を出ていった。
戻ってくるまで、外の景色をぼんやりと眺める。庭は一面タンポポが広がっている。
窓を小さな雨がポツリポツリと濡らし始めた。
カチャ
扉の開く音に振りかえると石川さんがトレイを持って、部屋に入って来るところだった。
「あれ、石川さん。管理人さんって見つかった？」
「いいえ、まだなんです。どこ行ったんでしょうねぇ。……あっ、先輩、
　コレ食べてて下さい」
トレイの上にはサンドイッチが置かれていた。
「どうぞ」
「コレ、石川さんが作ったの？」
「ハイ！先輩のためにがんばりました」
石川さんの料理か、ちょっと勇気が要るな。石川さんはニコニコしながらトレイを
差し出してる。ええぃ！死ぬ気になれば！！
パクッ
あ、あれ！美味しい。
「石川さん、コレ美味しいよ！！」
「ありがとうございます。じゃあ、また探しに行ってきまぁす」
石川さんは部屋を出ていった。ん？今の石川さん、スカートじゃなかったような……。
（ハハハ。まさかどっかのゲームみたいに。）
ソファの上に横になると、棚に写真立てが並んでるのが見えた。ちょっと興味を持って
覗いてみる。石川さんにはお姉さんと妹さんがいると聞かされていたが、写真立ての中には
その三人姉妹の子供の頃らしき色んな写真が収められていた。
　あれ？よく見てみると石川さん（と思う女のコ）の幼稚園以降の写真が見当たらないぞ。
そして、一つ気になる写真を見付けた。子供の頃の石川さんが写っている写真だ。
しかし、そこにはもう一人そっくりな女のコが並んでいる。二人の石川さんが並んで
写っているのだ。悪い事とは知りながら、写真立ての裏を外してみる。そこには……。
『梨華・梨華美　５歳』
と書かれていた。

ピカッ！！ゴロゴロゴロ。
外では雷が鳴りはじめる。
どっかのゲームみたいに俺は復讐に巻き込まれるのか？あれ、でも、ここの花は
タンポポだよな。タンポポの花言葉は……、花言葉………。
あっ！思い出した。”別れ”だ。
あんまりイイ意味じゃないじゃん！！！ど、どうしよう。
窓の近くまで行って携帯を取り出してみると、かろうじてアンテナが立っている。
誰かに連絡をとってみよう。

１＞オカルトの専門家の飯田先輩
２＞石川さんの専門家の吉澤さん
３＞最後の言葉を家族に連絡

３で頼みます。

＞カオレンジャーさん
　そんな事無いですよ。
　俺は十分楽しませて貰ってます。
　これからも頑張ってください。

２で

１＞オカルトの専門家の飯田先輩で、お願い！。
>>26に同意。
カオレンジャーさん今回の話にしろ楽しませてもらっています。
これからも頑張ってください。

２やな・・。
カオレンジャーさんの話はおもしろい！いやマジで！

１
コメンテーターの飯田さん

1っすよ

２で

２で

>>33
2

石川さんの専門家って言うのが面白かったので２でお願いします

2でお願いします
今回は弟切草っすか？（ｗ
カオレンジャーさんの話、面白いですよ。小ネタ挟んでくるのがものすごく好き

２でお願いします

1だよ

１でしょ。
花言葉は復習じゃないけど。
半魚人とか襲ってきたら困るし（ｗ

２でしょ。

　みなさん、ありがとうございます。少し自信持ちました。けど、
今回のお話、なんか弟切草の変なパロディになっちゃって、ちょっと
コミケ抜けてない自分に鬱。

こ、ここは吉澤さんに電話しておこう。
いざとなったら、この場所知ってそうなの彼女だけだもんな。
プルルル、プルルル、プルルル、……
なかなか出てくれない。おいおい、頼むよぉ。
プルルル、プルルル、……
頼む！出てくれ。
プルルル、カチャ
「もしもし、吉澤さん！」
「あぁ、先輩、どぉしたんですかぁ」
吉澤さんはのんびりと返事をする。
「た、大変なんだよ。今、石川さんの別荘にいるんだけど、石川さんが……」
ギィギギィィーーー
扉が開く。
そこにはずぶ濡れになった石川さんが立っていた。
「石川さん、どうしたの？」
石川さんに駆け寄る。
「お外まで探しにいたら、スッゴイ雨が降ってきっちゃって」
ずいぶん雨に打たれたようで、頭からつま先までびっしょりと濡れている。
「とりあえず、着替えなきゃ風邪ひいちゃうよ」
「はい、ですから着替えを持ってシャワーを浴びに行こうかと思って……」
「そう。じゃあ、早く行っておいでよ」
「……あのぉ、先輩。誰もいないみたいだし、一人じゃ怖いんで一緒に
　行ってお風呂の外で待っていてくれませんか？」
「えっ？」（やっぱり？）
石川さんは懇願する目で俺を見ている。
「わ、わかった。待ってるよ」
着替えを持った石川さんとお風呂へ向かった。
（一応、ボイラー室の場所も聞いといたほうがイイのだろうか？）

石川さんが脱衣所の中に入っていったのを確認して一息つく。ふと気づくと
手には携帯が握られている。
そういえば、吉澤さんと電話中だった！
当然、電話はもう切れているし、窓の側でアンテナが立つギリギリだったので
折り返し電話する事ができない。
「せんぱぁい、いますかぁ〜」
時折、石川さんがお風呂の中から俺に呼びかける。
「ちゃんといるよーー」
俺も返事を返す。

シャワーを浴び終えたようで脱衣所の中から、石川さんの声がする。
「先輩、出ましたよ―」
なんだ、熱湯で飛び出してくる石川さんと言うのは無しか。
「湯加減はどうだった？」
「はい、途中でちょっと熱くなったりしましたけど、大丈夫でした」
俺の中に一抹の不安がよぎる。
「せんぱぁい、気持ちよかったですよ。私の後に先輩も入りませんか？」
「い、いやイイよ。やめとく。そんなに汗かいてないしさ」
「そうですか」

「あっ！……先輩あの―、忘れ物しちゃったみたいなんでお部屋に戻って
　私の荷物持ってきていただけませんでしょうか？」
脱衣所の扉の向こうで石川さんが言う。
「じゃ、じゃあ石川さんずっとそこにいてね。約束だよ」
「はーい」
部屋に戻ると、ついでに吉澤さんに電話をかけてみた。が、繋がらない。
吉澤さん自体が電波の届かないところにいるようだ。
お風呂に戻ってみると入り口の前に石川さんが立っていた。
「あれ、忘れ物ってのはもういいの？」
「はい、何とかなりましたから」
少し、ほほを赤らめて石川さんが答えた。
「じゃあ、先輩。そろそろお腹空きませんか？食堂行きましょうよ」
「そうだね、色々あったしなんかお腹空いて来たよ」

「じゃあ石川、腕によりをかけて作っちゃいますね」
十数分後、テーブルには石川さんの手料理が並ぶ。
「先輩、どうぞ」
石川さんがテーブルの向こうで微笑んでいる。
「いただきまぁす」
パクッ
昼のサンドイッチほど美味しくはないものの、食べられなくはない。
「先輩、コレは自信作なんですよ」
「どれどれ」
が、石川さんの料理を食べすすめて行くうちに、意識が朦朧として来た。
（あ、あれれ、やばい…ぞ。なんか……もう…ダメ……）
机から崩れ落ちながら俺が最後に見たのは、食堂の入り口に立つもう一人の
石川さんだった………。

気がつくと、俺は白いベットに寝かされてロープで縛り付けられている。
頭の上の方で声がする。
「……判った梨華ちゃん？双子なのにどうしてあなただけが幸せなの？
　夏になるたび、あなたたちが私を殺そうとして付けたこの胸の傷が痛むわ」
「し、しりません。私、なにも…」
ヤバイ展開だ。俺は先ほどこっそり食堂で見付けたライターを取り出し、ロープを
焼き切り始めた。
「あなたを殺して、私が石川梨華になるの。石川梨華美はここで焼け死ぬのよ。
　可愛そうだけど、ノコノコついて来たこの先輩さんと一緒にね」
「イヤーーーーーー」
ロープが切れると同時に梨華美にタックルする。
「先輩!」
石川さんの簡単な拘束を解くと座っていた椅子から飛びあがって
俺に抱き付いてくる。
「石川さん、大丈夫？」
「ハイ大丈夫です」
逃げようとした二人の間に何かが飛んできた。
先ほど梨華美にタックルした時に落としたライターだ。
倒れたままでいる梨華美が火をつけて投げてきたのだ
壁にひろがった炎が俺と石川さんの間にも燃え上がる。
どうやら、灯油かなんかをまいて屋敷が燃やす準備は万端だったらしい。
「いったでしょ、梨華美は先輩さんとここで焼け死ぬって、アハハハハハハ」
俺と石川さんと梨華美の間で、炎がお互いの姿が見えないほど大きくなり
視界をふさいでいる。
「石川さん、外で落ち合おう」
「はい、先輩」

何とか外に脱出した。燃え上がる別荘を見ていると、誰かが飛び出してくる。
スカート姿だから石川さんだ。
あまりの出来事に憔悴しきって無言のままの石川さんを抱きしめる。
「よかった、本当によかったよ無事で」
その時、崩れ落ちる別荘から声がする。
「せんぱぁぁぁぁい」
俺の腕を離れ、すっと立ちあがった石川さんがボタンを一つ外して胸元を見せる。
そこには………。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
自分の声で目を覚ます。夢か。よかった。
俺は真っ暗な部屋の中で、堅いベットに寝ている。
とりあえずは縛られてはいないようだ。ホッとして、目を閉じる。
ピチャ、ピチャ、ピチャ
湿った足音が俺のいる部屋に近づいてくる。
（うそ！さっきのは夢だったけど今度はなんだよ）
足音はこの部屋の前で止まると扉を開けて入ってきた。
ピチャ、ピチャ、ピチャ
俺の方へ近づいてる。ズボンのポケットに手をやってみると、ライターの感触が。
（ヤッタ！食堂からちゃんと持ってきてたよ）
思いきって、ライタに火をつけ音の正体に近付ける。
「さ、魚！！！！！！」
目の前には半魚人が………、ってあれ？後藤さん？
「先輩、なにいってるすかぁ？」
後藤さんはあっけにとられた表情をしている。
「なんで後藤さんがここに？」
「せんぱい、よっすぃーに電話したじゃないですか、その時アタシも一緒にいて
　梨華ちゃんが大変だってんで、梨華ちゃんちの人に急いで連れてきて
　もらったんですよ」
「あー、あ、そうなんだ」
「もー、たいへんだってんですよ。梨華ちゃんの身に何かが起こったんじゃない
　かって、梨華ちゃんの家の人達も沢山来て」
「沢山？」
「無事だったから皆さん帰りましたけど。…じゃ、みんなを呼んできます」
ピチャ、ピチャ
びっくりして後藤さんの足元を見ると、厚底靴だった。雨で水を吸ったのだろう。
そのせいであんな音が…。

「先輩、びっくりしましたよ、いきなりあんなこと言って電話が切れるから」
吉澤さんが部屋の電気をつけて元気に入ってくる。見まわすとどうやら
ここは簡単な医務室のような場所らしい。
「いや、ゴメン、ゴメン」
吉澤さんの顔を見るとなんかホッとした。
後に続いて他の人も、石川さん、後藤さん、石川さんの順で入ってくる。
石川さんが二人！？
「梨華美！！！」
つい大声を上げてしまう。
「先輩、どうして梨華美ちゃんの名前知ってるんですか？」
先に入ってきた方の石川さんが不思議そうに聞く。
　もう一人の石川さん、梨華美ちゃんは石川さんといとこ同士らしい。
普段から電話で聞いてた俺の事を見物に、わざと時期を合わせてココに
来たそうだ。俺たちより先にここに来ていた梨華美ちゃんは、管理人が
雨のために帰るのが遅れそうだと連絡を受けて、この別荘に俺たち三人しか
いないことから、石川さんに成りすますいたずらを考えたらしい。
　二人並んでみると、似てはいるが微妙に違う感じがする。なんか石川さんより
華やいでる感じというか。
「ウフッ、あらためてよろしくお願いします、石川梨華美でぇす」
梨華美ちゃんは、笑顔で握手を求めてくる。
「よ、よろしく。でも、最後の料理はいたずらにしては酷いなぁ」
「先輩！」
吉澤さんが困った顔で俺を呼ぶ。
「先輩ゴメンナサイ」
石川さんが何度も頭を下げている。
「も、もしかして」
「そうですよ、梨華ちゃんの手料理で先輩は倒れちゃったんですよ」
陸上やって体力あるつもりだったんだけど、その俺が倒れるって……。

その後、管理人さんもなんとか帰ってきて、再び食事が始まる。
吉澤さんと後藤さんは遊んでる途中でそのまま来たので泊まりの用意はなかったが、もう帰る手段もないし時間も遅いので、別荘のものや石川さんたちから借りて
二人もココで夜を明かす事となった。一泊だけなのに色々あり過ぎだよな。
では、その一夜を……。

１＞５人で怖い話
２＞石川さんと過ごす
３＞梨華美ちゃんと過ごす
４＞吉澤さんと過ごす
５＞後藤さんと過ごす

梨華美ちゃんは今後出てこなそうなので３で。

５で

1かな？
わざわざ来てくれたし。。。
欲張って見る

壱！

４＞吉澤さんと過ごす

４で。

３で。

４で

３で。ちょっと興味を引かれた。

１で。

４でお願いします

＞カオレンジャー
自分もなっちもにさんが、戻ってくるまでの繋ぎのつもりだったんですけどね。
呼んでくれれば、いつでも書きますよ。交互に書いても面白そうだし。

＞俺の話あんま面白くないだろうし。
いや、とても面白いですよ。
どちらかと言えば自分の方が、ありがちな内容だから面白くないでしょ。

３が面白そうだけど４と同標になるから２で

梨華美が出てくるのがマニアックなとこですね。
ゲストキャラですかね？。というわけで３で。

DAT防止age５で

一発キャラっぽい梨華美を推そう。3で
・・・襲うって変換しやがった（ｗ

ゲストキャラ推奨ってことで３ですな。

dat防止

4de

３で。

3kibonn

3

（保）

たもつ

やっぱ後藤でしょ。
つーわけで、５！！

４で

ほぜん

食堂から出ると、後藤さんと吉澤さんは石川さんの案内で別荘の奥の方へと
入っていった。今晩の泊まりのためにパジャマを借りたりするためだ。
ラウンジには梨華美ちゃんが、本を読んでいる。ちょっと、話して
仲良くなった方がイイかな？

「こんばんわ、梨華美ちゃん」
「えっ、………はい、こんばんわ」
突然声をかけられたようで、梨華美ちゃんはビックリしてるようだ。
「いやぁ、でもビックリしたよ。石川さんにこんなソックリなイトコがいたなんて」
「えー、そうですか？」
「そっくりだよ、梨華美ちゃんのほうがポジティブな感じがするけど」
「リ、梨華ちゃんてそんなに暗いですか？」
「いや、そう言うのとは違うけど……、やっぱりイトコだから心配？」
「え、ええ……、あの―」
「ん？なに」
「あの―、先輩？」
「梨華美ちゃんまで、俺を先輩って呼ばなくても…。名前教えたよね」
「そ、そうですね。……えーと、……先輩、ううん、……さん？、……、キャッ」
梨華美ちゃんは、何やら小声で俺の名前を呼ぶ練習をしている。
「梨華美ちゃん？」
「は、はい！えー、…」
奥の方から何やら声がし始める。どうやら、吉澤さんたちが戻ってきたようだ。
「りっかちゃぁん、こんなの見つけたよぉ」
吉澤さんが古びたアルバムを抱えてニコニコしてる。
「ああっ、よっすぃー、それは見ちゃダメェ」

梨華美ちゃんがイスから飛びあがって吉澤さんの手からアルバムをもぎ取る。
「えぇー梨華ちゃん。ひさしぶりにコレ見たいよー」
（えっ！？梨華ちゃんて、今まで目の前にいたの石川さんだったの……。）
「リカちゃん、あたしもよっすぃーの子供の頃の写真見たァい」
後藤さんも横からお願いしてる。
「あっ、ウフ、わかったぁ、梨華ちゃん、子供の頃はアレだから恥かしいんだァ、
　そんな過去なんて忘れてポジティブにならなきゃダメだぞォ」
梨華美ちゃんの言葉に、吉澤さんも思い当たる事があるのか、アルバムを
取り戻そうとするのを止めた。
「えー、なになに？」
後藤さんが興味津々で吉澤さんに質問してる。
「これは…、これは見てはダメなんです」
石川さんはアルバムを抱えたまま、奥のほうへかけ込んで行ってしまった。
「こんな時こそ、私の出番ね」
梨香美ちゃんは目を輝かせる。
「出番て？」
「エヘ、これでも学校では私って悩み相談担当なんですよ。ウフフ」
そう言って、梨華美ちゃんは石川さんの後を追っていった。

「吉澤さん、アレにはいったい何が？」
「梨華ちゃんが気にしてるなら、ちょっと……」
吉澤さんがちょっと暗い顔になった。
「よっすぃー、アタシには後でこっそり教えてね」
「ダメだよ、ごっちん。梨華ちゃんが秘密にしたいんなら、たとえごっちんでも
　言えないよ」
「えー、そうなの？」
重い空気に包まれて、ラウンジのソファに座っていると石川さんが梨華美ちゃんに
連れれて戻ってきた。腕には先ほどのアルバムが抱えられている。
「みなさん、私、覚悟決めました。見てください」

開かれたアルバムには写真立てには写ってなかった女のコの分がまとめられていた。
中には吉澤さんの写ってる写真も含まれていた。
「へぇ、吉澤さんって子供の頃からカッコイイ感じだったんだ」
「いや、それほどでもぉ」
「よっすぃー、カッコイイよ」
「ありがと、ごっちん」
「ところで、吉澤さんはともかく石川さんは？全然、写ってないみたいだけど」
「あ、あのー……」
石川さんはこのアルバムだけに写ってる女のコを指差す。
「コレです。コレが私なんです」
「………え？」
写真と実物を見比べてみるが、確かに似てなくはない。が、写真の女のコは
顔がパンパンに膨れていて、何というか……、そう、スライムみたいだ。
（だから、写真立てに入ってなかったのか）

「リカちゃん、カワイイ」
「……えっ、あっ、う、そ、そうだね後藤さん」
「わ、笑わないんですか？」
「プクプクしてカワイイですよね」
「そ、そうカワイイね」
（後藤さん、ナイスフォローありがとう）
「ごっちん、せんぱぁい」
石川さんと吉澤さんは俺と後藤さんを見て目をウルウルさせている。
石川さんは秘密を告白してスッキリしたのか、その後は梨華美ちゃんに負けないくらい
ポジティブだった。

さて、プールは少し余計に休みを貰っているのだが、今週は

１＞陸上部の合宿
２＞墓参り
３＞普通の夏休みの日々（リクエストあり）

　出した割に、梨華美があんまり活躍させられなかった。

＞ベタさん
　こちらは変化球ばかりなので、俺が面白いとしたらベタさんたちの直球があった
からです。
　交互に書くのは面白そうなので、是非やりたいんですがペースの遅い俺では
ご迷惑をかけることも多々あると思います。ベタさんの修学旅行の話がある程度の
所まで行く頃にはこちらももう少しピッチが上がってると思いますので、お互い
余裕が出来てから開始と言う事でお願いしたいと思います。

3で辻加護との絡み希望

いつでも、良いですよ。
１で

３＞普通の夏休みの日々でお願い！。
なっちたち９人での最後の大イベント２４時間テレビに絡むイベントを希望。
ついでに関係ないけど、なっちの結膜炎はやく直って欲しいです。
なっちのドラマは感動したよ！。
夜中の眠そうななっちのかわいかったよ！。

2で家族だんらん

ここは、絶対に２で。お願いします！

3で。みんなで楽しく。

１で。

大事な人の為に2

3

是非、２を・・・・・明日香や飯田の出番をもっと・・・・

こりゃ2しかありえませんな。久しぶりの明日香登場ってことで

３で矢口との絡み

３でゆうちゃんを

３で夏祭りワッショイ編、金魚すくい、わたがし食べて、打ち上げ花火を見て、
ちょこっとラブリィーに！

１でお願いします。

1だす。

３で中澤姉さんをお願いします

2で

２でお願いします。

３で祐ちゃんおねがいします

２で。

3

１かな。

2でお願いしたいです。

　２４時間の『飯田飛び』見て考えたのに、飛んでないや

今週、陸上部は合宿に行ってしまった。
吉澤さんとわだかまりも消えたし、実は俺も参加しても問題はなかったのだが
夏休みなのに色々とたて込んでいるので今回はやめることにした。

　そういえば夏休み前、練習施設は合宿の間は陸上部が使ってないから自主練習
するなら使ってもイイと言われてたな。どうせなら少し練習しとくか。
居間でクーラーの風にあたりアイス片手に漫画を読んでる希美を見かける。
（そういえば、加護さんも希美を見てダイエットを決心したとか言ってたな。
　希美も家出ゴロゴロしてちゃ、プクプクしてるくらいじゃすまなくなりそうだ）
「おうぃ、希美ヒマか？」
「なんれすか？」
「ちょっと、兄ちゃんと外に出掛けないか？」
「外は暑いれすぅ」
「希美に少し手伝って欲しいんだけどな」
「ののは”なかよし”を読まねばならないんれす」
「しょうがないなぁ、誰か別の人にするか。加護さんとかヒマだろうから……」
ガバッと体を起こして、希美は手にしていたアイスをすごい勢いで食べる。
急いで食べて頭が痛いのか、こめかみを押さえてる。
「…イテテ、どこ行くれすか、お兄ちゃん！ののはなんでも手伝うれすよ」
「忙しいんだろ、希美？マンガは？」
「いつでも読めるれすよ」

　いつも陸上部が練習に使ってるグランドの片隅につく。他の部活もいないので
グランド自体も閑散としている。家からジャージを来てきたので、着替える
必要はないし、あとは道具か。はたとココで気がついたのだが、用具室の鍵を
借りるのを忘れていた。メジャーもトンボもないや。
「希美、記録を計ってもらうの手伝うの頼もうと思ったけど、用具室の鍵を
　借りるの忘れたから、道具出せないんだよ。せっかく来てもらったんだけど
　希美に頼むことなくなっちゃった」
希美はちょっと考え込んだ。
「大丈夫れすよ、お兄ちゃん。この間、何もなくても計る方法を教えて
　もらったから、ののにまかせてくらさい。さあ、飛んでみてくらさい」

希美の言葉を少し不思議に思いながら言う通りに飛んでみる。着地して
希美の方を振りかえる。
「希美、飛んだぞ。コレからどうするんだ？」
すると希美は、踏み切り板から交互に互いの足のつま先とかかとをつけて
着地点の辺りまで歩いてきた。
「なるほど、希美の歩幅で計るのか。頭イイな」
「テヘヘヘ」
希美は嬉しそうに笑う。
「お兄ちゃん、２８歩くらいれす。ののの足の大きさが２４れすから、うーんと
　うーんと、……」
「６７０くらいか」
「そうれす。さあ、お兄ちゃん。ののが計りますからどんどん飛んでくらさい」
飛ぶたびに希美が踏み切り板から計り始める。最初はほほえましかったが、
時間短縮しよう。それにそろそろカウントが怪しくなってきたしな。
「希美、効率よくするために２９歩のトコで立っててくれ」
その辺りが７メートルだ。
希美の立っている位置を目標に何度か飛びつづける。そのたび、希美が
「おしいれす」とか「もうちょっとれす」とか言ってくれる。

「誰もいないグランドで何やってるかと思えば」
突然の声にその方向を見ると、飯田先輩が立っていた。希美は速攻で
走ってきて俺の背中に隠れる。
「希美、別にあの人は怒ってるわけじゃないよ」
「本当れすか？」
希美は上目づかいで飯田先輩の方を見る。
「あれ、でも飯田先輩は今日はどうして？」
「必要な本が学校に置いたままなのを思い出して取りに来たのよ。ところで、
　今年の夏のオカルト研究部の活動がまだよ。いつにしようかしら？」
「ああ、それなら……」

飯田先輩と夏の活動について話していると、希美が袖を引っ張る。
「お兄ちゃん、アレ」
希美の指差す先には、飯田先輩の手に握られたパン屋の袋があった。
「お兄ちゃんお腹空いたれす」
「希美おまえ、昼食べなかったか？」
「そうれすけどぉ」
二人のやり取りを見て飯田先輩はクスリと笑う。
「いいわ、少しわけてあげる。お姉ちゃんと一緒にあっちで食べましょ」
「でも、飯田先輩…」
「いいのよ。あなたは練習を続けてなさい」

　希美がいたところには空き缶を置いて代用する。トンボもないので飛ぶたびに
足で砂をならす。その時、飯田先輩たちの座ってるベンチを見ると二人で
仲良くパンを食べている姿が目に入る。
希美のひざの上に落ちたパンくずを払ってあげている飯田先輩の姿はなんだか
母親みたいだ。母親か……。
「こっち見てないで、ちゃんと練習しなさぁい」
「おにいちゃんらめれすよぉー」
二人に発破をかけられ俺は再び、飛び始めた。

「おにいちゃん、いいらさんて、優しくていい人れすね」
そろそろ、暗くなり練習を止めて帰る道で希美が言う。
「へぇー、そんなに優しくしてもらったんだ」
「うん、あげぱん二個もくれたんれすよ」
「そ、そう。それはよかったな」
（希美の基準はやっぱり食べ物か……）
「あっ、おにいちゃん。いいらさんがコレをお兄ちゃんに渡してくらさいって」
希美が２０センチほどの細長い箱を俺に渡す。
「おにいちゃんに頼まれた物だって言ってたれすよ」
（アレか！そうか、手に入ったんだ）
「お盆に間に合うようにするのたいへんらったって言ってましたけろなんれすか？」
「ちょっとな…」

遠くから祭囃子の音が聞こえてくる。そういえば、お祭りがあるんだな。
明日あたり誰かと行ってみようか。

＞誰を誘おうか？（一応、複数も考慮）

　ああ、わかりにくいが３の選択の結果ね

辻、加護、飯田先輩で

石川＆吉澤で頼んます。

飯田先輩で。

陸上部は合宿中ですよね？
で、最近放置気味なので、中澤姐さんで。

矢口

飯田＆辻で

合宿中の陸上部以外全員きぼ〜ん
わがまま？？

オカ研で

　あっ、一応陸上部の事は考慮に入れなくてもイイです。
もしものときは、登場させる方法を考えてますから。

約束たまってるから後藤かな。

ののかおマンセー！！
辻、飯田で。

ゆうちゃんきぼ〜ん

彩さんが最近いないので、彩、中澤、希美で。
合宿途中参加か、家族旅行希望で、夏に帰ってくる予定の兄の続報を。

今回は、ののかなぁ〜

約束したきり電話してないのでゆうちゃんで

なっちを希望！。といいたいが、
みんなの浴衣姿をみたいので、七夕イベントのようにみんな登場して欲しい。

ＤＡＴ防止age

ageて無かったからもう一度

ＭｒＳｋｙ

なっちで

石川、後藤、吉澤ｷﾎﾞﾝﾇ

裕ちゃんでお願いします。

ヤグと辻

ほ

矢口が全然出番ないので

ゆうちゃんでお願いします。
从#~∀~#；从

祐ちゃん

矢口が見たいっす。

石川と矢口

足が届かないプールでがんばった矢口に一票

裕ちゃんで

矢口

加護にクラッシュされる飯田が見たいので、飯田、加護のドラマコンビで。

ミニモニで

全員でお願いします。

400まで沈んでたのでage

　一応、全員出すけどののかお・中澤メインと言う感じかな。みなさんの
ご要望にこたえられたでしょうか？

「おにいちゃん、お祭りの音がするれすね」
「ああ、そう言う季節だもんな」
「楽しそうれすねぇ」
「なら、明日加護さん誘って行ってこいよ。そんなに遠くないんだしさ」
「おにいちゃん。お願いがあるんれすけど……、いいらさんといきたいれす。
　いいらさんをよんれくらさい」
「飯田先輩！？あ、ああいいけど」
「やったー、おにいちゃんもいっしょに来るれすよ。おにいちゃんには
　亜依ちゃんを呼んであげますからね」
希美は、はしゃぎまっくてる。よっぽど飯田先輩を気に入ったのかな？
　さっそく、携帯から飯田先輩に電話をかける。
トルルル、カチャ
「もしもし」
「あら、さっき会ったばかりなのにどうしたの？」
「飯田先輩、明日ヒマでしたら神社の縁日に行きませんか？」
「前にも言ったでしょ、カオリは神社には近寄れないって」
「でも、商店街の方の露店なら大丈夫なんですよね」
「そうだけど…。仕方ないはね、あなたが誘ってくれるんならカオリ行くよ」
「あ、実は希美が誘ってくれと……」
「……そ、そう。ののちゃんの頼みなら断れないわね。じゃあ、明日」
プチッ
「希美、来てくれるってさ」
「うれしいれすぅ、あしたはらぶるれーとれすよー」
希美、ダブルデートは意味違うと思うぞ。

　家に帰り付くと彩さんが荷物を持って出掛けるところだった。
「彩さん、どこ行くんですか？」
「あ、二人ともお帰り。あのね、あのね、帰ってくるのよ、あの人が」
「アニキ？」
「そう、明日の一番の飛行機で戻ってくるんですって。じゃ、私はお掃除とか
　しなきゃならないんで我が家に帰るから、後ヨロシクね」
彩さんはウキウキしながら本来の家の方へと戻って行った。

　夕食は作っていってくれたようで、希美と二人で食卓を囲む。
「希美、今晩は二人っきりだな」
「それすね、新婚さんみたいれす。…おにいちゃん、今日はののが片付けは
　全部やるからおにいちゃんはテレビ見てていいれすよ」
少々心配ながらも希美に任せてみる。テレビを見つつも耳は台所の方に集中
してしまう。
カシャン、パリン
何枚目の割れる音だろう。
「希美、やっぱり俺がやろうか？」
台所に呼びかけてみる。
「らいじょうぶれすよー」
明日の朝、希美が寝てる間にこっそり洗いなおしておいた方がイイかな？

「おにいちゃん、もうずいぶんおそいれすね」
「ああ、もうこんな時間だ。希美、夏休みとは言え中学生は早く寝なきゃ」
「れも、おにいちゃん。新婚さんの夜はあれしなきゃらめなんれすよ」
「あれ？」
（…って、血が繋がってないとはいえそれはダメだよ！！何考えてるんだ俺！！！
　ココは無難にプレステとかいうオチが…）
「そう、あれれす。一つのお布団でいっしょにねるれす」
（やっぱりか、今まで健全に話が進んできたのに……）
「でも、希美。俺、希美に何もしない自信がないって言うか……」
希美の顔が急にこわばる。
「や、やめるれす。おにいちゃん、寝ているののの顔に落書きするつもりれすね。
　やっぱり今日は一人で寝るれす」
（ふぅ〜、希美が勘違いしてくれてよかったよ）

　翌朝、俺の布団に誰かが入ってきた気配で目が覚める。
（ん？希美か。俺が寝てる間に来れば落書きされないと思ったのか？）
うっすら目を開けると、希美とは違う髪の色。金髪っぽいと言うか……。
！！！裕ちゃん！！！
一気に目が覚める。
「な、なにやってるんですか、裕ちゃん！！？」
「あんたがな、ちぃっとも電話くれへんから、夜這いにきたんや」
「もう朝です。どうやって入ったんですか？」
「彩っぺがな、近頃ぶっそうやし子供だけで留守番させられへんから様子を
　見に行って欲しいって電話があったんや。昨日の夜中に呼び出されて、
　鍵まで渡されてな」
「はぁ…」
そこで、ノックする音がしてドアが開けられる。
「おにいちゃん、朝れ……。なんで、おばさんがここにいるんれすか！！？」
「だれがおばさんや！！」
ああ、また始まった。希美も裕ちゃんを挑発するような事、一々言わなければ
いいのに……。
「ほら、二人とも朝からケンカしないで」
「あんたも聞いとったやろ、あんたの妹がアタシの事をいじめてるんやで」
裕ちゃんが甘えた声を出す。
「ダぁメぇれす、おばさん。おにいちゃんはのののもんなんれすから、
　離れてください」
希美は、俺の手を引っ張って自分の方に引き寄せる。
「ああ、待ちや！」
裕ちゃんも俺の反対側の手を取る。二人とも俺を引っ張り合いし始めた。
「イタタタタ………」
（俺の声で手を離した方が本当の……、って違うだろ。でも、俺を心配して
　二人とも手を離してくれるはず）
が、依然引っ張り合いが続いてる。
「イタッ、イタイってば。二人とも離してくれないの？」
「おばさんには負けられないれす」
「こんな子供には負けられへん」
「イタタタタタタ………」

　昼を過ぎたところで、チャイムが鳴る。
「王子様、こんにちわ」
「ああ、加護さん。いらっしゃい」
「あのー、王子様？あの二人は何やってるんですの？」
加護さんは俺の後ろで起こってる事について聞く。
「あれね。二人とも俺のために飯作ってくれるって、エプロン取り合ってるんだよ」
思わずため息もでる。
「いつからですのん？」
「昼前くらいからかな」
「じゃあ、王子様、お腹ペコペコですね。加護が今何か作ってあげますわ」

３０分ほどした所で、またもやチャイムが鳴る。
玄関の前には日傘をさした飯田先輩が立っていた。
「いらっしゃい、飯田先輩」
「こんにちわ。ところで、あの三人は……」
俺は、コレまでの経緯を飯田先輩に説明した。
「ふぅん、あなたも大変ね。じゃあお祭り行きは中止かしら？」
「いや、行きますよ。……おおぃ、希美、飯田先輩来たぞ」
「あっ、いいらさぁん」
三すくみ状態から希美が飛び出して飯田先輩に抱きつく。
飯田先輩は優しくポンポンと頭をなでてやってる。
「亜依ちゃん、出発れすよ」
さっそく加護さんを連れて自分の部屋に入っていき出掛ける用意を始めた。
「なあ、あんたら集まってどこ行くん」
「お祭りにでも行こうかと…」
「ええなぁ、お祭りええなぁ。あたしも行きたいなぁ」
（全然、電話しなかったし誘っとくべきだよな）
「ゆ、裕ちゃんも行きます？」
「え、ホンマ？ええのん」

「なんでおばさんもいくんれすか」
「まあまあ、希美。沢山の方が楽しいだろ。…ね、飯田先輩」
「そうよ、ののちゃん」
「はい、いいらさん」
神社とその前の商店街は露店も出ていて人がごった返してる。
「加護さんも希美もはぐれるなよ」
「はぁーい」×２
「あっ、あいちゃん。いいらさん。わたあめれすよ」
加護さんと希美は飯田先輩の手を引っ張ってわたあめの露店のほうへかけて行く。
「希美はあいかわらずだな。じゃあ、裕ちゃん、はぐれちゃ困るから俺たちも
　わたあめの店に行きましょう」
歩き出すとそっと裕ちゃんが手をつないでくる。
「裕ちゃん？」
「アタシも迷子になったら困るやんか。さ、行こか」
結局、すぐに希美に見つけられ手を離す事となったのだが、裕ちゃんと俺は
わたあめやまでの数メートルを手をつないで歩いて行った。

♪はしゃいじゃぁってよいのかな〜〜
イベントをやってるステージから歌声が聞こえる。
どうやら、のど自慢大会をやってるらしい。
「アタシもエントリーしてくるから、ちゃんと聞いときや」
裕ちゃんは受付の方へ走って行った。
♪明日こそ記念日だぞ〜〜
俺たちは客席の後ろの方へ行ってみる。と舞台の方を見ようと人垣の中で
ピョンピョンと飛び跳ねている女のコが。
「矢口さん、ひさしぶり」
「あ、ひさしぶり。せっかく圭ちゃんたちが歌うのに見れないんだよ」
確かに前の方がぎっしりになっていて、矢口さんがもぐりこむ隙間もなさそうだ。
「あなた、踏み台になってあげなさい」
「お、おれ？」
確かに、肩車じゃ重そうだし、他は女のコばかりだもんな。仕方ない。
「ゴメンね」
四つん這いになった俺の背中に矢口さんが乗る。
「あっ、圭ちゃんたちだ」
♪ですぞ〜〜
歌声だけは俺にも聞こえてくる。
♪マぁザーー
あっ、この声は。なっちも参加してるのか。
♪ぽろり、ぽろり、止まらない、あっあー
裕ちゃんも間に合ったようだ。
♪ぶりんこうんこが〜〜
げっ、いつのまに。希美、やめろ兄ちゃん恥かしいぞ、その歌。

結局、優勝は平家だか源氏だとか言う人がした。
矢口さんと来ていた、なっち、さやか、保田さん、後藤さんも加わり、
俺たち一行も大人数となった。みんなお互いの歌の出来について品評しあっている。
「じゃ、みんな。次どこヘ行こうか？」
「ちょっと待ちなさい」
飯田先輩の手には、どこで手に入れたのか祭のイベント表が握られている。
「あなたコレに出なさい」
飯田先輩の差したところには『最強カップル決定戦』と書かれていた。
「ステージが神社に近すぎてカオリは出れないから、誰か連れて行ってきなさい」
「ほなら、あたしと行こか」
裕ちゃんが俺の腕をつかむ。
「中澤さんはダメです」
飯田先輩が待ったをかける。
「なんでやー？」
「どうみたって姉弟にしか見えません。……それと同じ理由で、ののちゃんと
　亜依ちゃんもダメよ」
加護さんも希美もがっかりしてる。
たしかに、裕ちゃんとも希美達ともカップルって感じじゃないよな。
とうことは……

１＞矢口
２＞さやか
３＞なっち
４＞後藤
５＞保田
６＞いや、やっぱりａ）希美　ｂ）加護　ｃ）中澤　ｄ）飯田

　矢口の人気高かったので、矢口で続きを書いてます。昼頃完成予定。

６のＣでお願いします

あややは？
4で

２で。

1desune

保田が強そう。「５」で

おー、待ってます。

希望は１だけど今回は選択しなくてもいいってことなのかな？

　矢口編は必ず書く。後もう一つ、選択してもらってと言う事にします。
そっちの完成はおそらく夜中。

一緒に暮らすなら〜が逝ってしまったようだ

やっぱ、ここは　６　の　ｄ　で

3
くぁなぁ

じゃあ4

当然、３＞なっちのはず！。

>>159
ホントだ！！新スレ誰か立てるよね？
suzukaさ〜ん

３でお願いします。

>>158
そういうことでしたら、
６のｄで。

６のｄ　きぼんぬ

　急ぎで作ったので、少し変なトコがあるかもしれませんが、おゆるしを。
校正するヒマがないので。

じゃあ、がんばりやさんの矢口さんにしよう。
「矢口さん、一緒に出よう」
「ア、アタシ？いいの矢口で？」
「ちょっと、普通こう言う時はアタシでしょ」
真っ先にさやかが文句を言う。
「まあ、たまにはいいじゃないか。妻の器量ってやつだろ、さやか？」
「そ、そうだけど…」
「結構体力勝負が多いみたいだし、矢口さんなら元気いっぱいだから
　乗り切れそうだろ」
「そうね、矢口負けんじゃないわよ」

お祭の行われている、この愛種神社は恋愛の神様が奉られてるらしい。だから、
イベントとしてカップルの愛が試されるなんて企画も出るわけだ。
舞台の上には沢山のカップルが集まっている。みんな圧倒されてしまうくらい
イチャイチャしてる。
「これは、一筋縄では行きそうにないなぁ」
「大丈夫だよ、矢口は他の人に負けない自信あるよ」
最初の競技は、彼女をお姫様抱っこしてどれだけ耐えられるかだ。
小さめの矢口さんを選んでラッキー！それほど苦もなく次の競技へと残れた。

それから、二人羽織の早食いや大縄跳び、等などを勝ちぬいてベスト８まで
勝ち残った。途中、牛乳の早飲み対決があったが、牛乳嫌いの
矢口さんが涙を流しながらも我慢して飲んでくれた事と、他の対戦相手が
矢口さん以上に牛乳嫌いだったようで、何とか勝ち残った。もしかすると、
飯田先輩がまた何かしたのかも……。

舞台に残った８カップルにインタビューが行われる。端にいた俺たちからだ。
矢「矢口は小さいけれど、他の人には負けない大きな愛があるので誰が来ても
　　負けません！」
あ、客席が遠くて聞こえないが、さやかがなんかキィキィわめいてる。

最後のカップルまでマイクが回った時、俺の耳が反応する。
「……から、高校生カップルには負けません！」
ぱっと見たところ、他は大学生のようなので、俺たちを名指しか！どこのどいつだよ！
ムッとして、最後のカップルを睨み付ける。……って、アニキ！！！
ということは、横にいるのは……彩さん！！
「旦那とのラブラブパワーで勝ちたいと思いまぁす」
こんなところで、まさか兄弟対面とは……。

準々決勝の我慢対決、準決勝のお互いに対するクイズ対決を経て何とか決勝まで
たどり付く。対戦相手はやっぱりというか、アニキと彩さんだ。
彩「がんばります。なんしろ私たち理想の二人だわ、ふうっふーってやつですから」
矢「若さでがんばりまぁす」
司会者が最終競技を発表する。最後はキス対決だ。どちらが長くキスできるかの勝負だ。
「矢口さん、ゴメン。俺じゃいやかもしれないけど、そういうことだから」
「ううん、矢口ならかまわないよ、……むしろ…嬉しいし」
ただキスしても面白くないと言う事で、観客から選ばれた数人が俺たちを
羽根ぼうきや筆とかでくすぐって邪魔すると言う事なのだが……。

石「先輩、こう言う事なら私を呼んでくだされば」
なんで、俺の前に石川さんと吉澤さん、それに後藤さんが立ってるの？
後「えへへ、市井ちゃんがしっかり邪魔して来いって言ってましたよ」
観客席ではさやかが手を振ってる。
後「可愛いマキちゃんを選ばなかったんですから、二人とも覚悟してくださいね」
矢「後藤〜」
俺「後藤さん、お手柔らかに」
後藤さんがニカッと笑って返事を返す。
吉「先輩、遊んでないで合宿に来てください！」
そういえば、今年は精神面を鍛えるとか言ってこの近くの寺で合宿だもんな。
吉澤さんと石川さんがいてもおかしくないよな。
俺「吉澤さん、ちょっとは手を抜いて……」
吉「ダメです、先輩。勝負なんですから」
司会の合図の元、矢口さんにキスする。ほどなくして、３人のくすぐりも始まる。
くぅ〜〜、くすぐったい。でも、何とか耐えられそうだ。
アニキたちの方を見てみると、微動だにしていない。さすがと言うか何と言うか。

長期戦になるかと思ったが、終わりの時はあっけなくやってきた。
（い、石川さん。そ、そこは……ダ…メ……）
ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ……。
石川さんの筆づかいがツボにはまり、俺が笑い出してしまった。
当然ながら、俺たちの負けだ。
矢「んもー、梨華ちゃん、負けちゃったじゃないのよ―」
石「え？え？あ、あのーごめんなさい」

優勝の旅行券は残念ながらアニキたちのものだ。準優勝のプラチナリングを
飯田先輩に差し出す。
俺「先輩、優勝できませんでした」
飯「いいのよ、カオリ、コレが欲しかったんだもん」
俺「でも、矢口さん。いいの、飯田先輩にあげて？」
矢「飯田先輩が欲しかったならいいよ」

優勝商品を持ってアニキたちも合流してきた。ゾロゾロと露店を見て回る。
夕闇が空を覆い始めたころ、腹も減ってきたので食堂に入った。
さっき歩きながら矢口さんが、神社の裏に抜け出してきてくれって言ってたよな。
矢口さんがトイレに立つ。俺もしばらく時間をずらして抜け出した。

神社の方に行ってみると、姿が見えない。
「矢口さぁん…矢口さぁん」
小声で呼んで見る。
「こっち、こっち」
神社の影で手招きする矢口さんを見付ける。

「やっぱりね、矢口も商品欲しいんだ」
？
「なら、飯田せ……」
矢口さんが飛び付いてきてキスで俺の言葉を遮る。
「ココならね。誰にも邪魔されないから……。キミのキスをもっと頂戴」
再び、矢口さんは俺にキスをする

市「もう、長いトイレね。料理冷めちゃうよ」
俺たちがいないあいだに、料理も運ばれてみんな半分くらいまで食べちゃってる。
市「あっ、アンタちょっと来なさいよ」
さやかの側にいくと、ハンカチで俺の口元を拭き始める。
市「ちょっと、矢口。アンタ勝負とはいえ程々にしなよ。コイツの口元
　　ルージュがべったり付いてんじゃん。……あんたも早く気づきなよ」
俺「そっか、試合からずっとつけっぱなしだったのか恥かしいな、ハハハハ」
矢口さんの方を見ると恥かしそうにうつむいている。

アニキの提案で旅行券を使って墓参りに行こうと言う話が出てきた。
吉澤さんの言うとおり途中からでも合宿に行った方がいい気もするし

１＞墓参り
２＞合宿
３＞やっぱり家にいる

兄登場か。カオレンジャーさん、やっぱり兄は真矢なの？
取り敢えず墓参りは逝っとけ。ということで１。

よっすぃ〜に言われて断るわけにはいかん。
つーことで２で。

矢口萌え〜
選択は２で

関係ないですが「一緒に暮らすなら･･･」の新スレ立てときました

同じく２で。

1de

あまり関係ないけど、本ルートは矢口なの？それとも>>149の選択なの？
>>172は２で

１で。

なっちとキスできなかったよ〜。残念！。
１＞墓参りで、おねがい！。

墓参り！墓参り！

1で

めったにでないので1の墓参り

　>>173
　真矢にあんまりこだわず、俺は書きましたけど、真矢と思う人は真矢で、
そうではない人はそうでないと言う事で。
　>>178
　俺の書いてる話は本編・廃棄両方とも矢口がろくな目に会ってないので
たまには矢口さんにも幸せになってもらおうということで本編矢口。
>>149の選択はお待たせしたサービスと言う事で。

今度こそは、お墓参りに行くべきでしょ。
ということで、１

２！２！２！！

はかまいりー1

１の墓参り、お願いしまーす

>>145の
「でも、希美。俺、希美に何もしない自信がないって言うか……」
で吹きだしたのは俺だけか？（ｗ

1の墓参り
>>149は４
遅いかな・・・

>>149
６のｃで
>>172
１で

　いや、まにあいます。というか、書けません。昼に食った寿司が当たったらしく
矢口のオールナイトも寝ながら聞いてました。現在快方に向かってるので、両方朝です。

2で

がんばって

書くの忘れた
>>149は４
>>172は墓参り

2desu

>>149は４
>>172は２で
後藤吉澤がんばれ

じゃあ、協力しましょう。
>>149は４で
>>172は２で
転生させてるから、お墓に行っても…。

２で。

>>149 ４の後藤で、２４ＴＶで見せたキスシーンをもう一度！
>>172 １の墓参りで、せっかくの旅行券を有効に使おう。

２で、合宿に

>>149は５
>>172は１でお願いします。

149は４
172は墓

>>172は2
>>149は4

>>180は、名無し娘。になってるけど、ふぁーすと。です。
なっちでお願いね！。

番号書くの忘れてました。
>>149は３（なっち）
>>172は１（墓参り）
でお願いね！。
カオレンジャーさん、病気はなおりましたか？無理をせず体休めてくださいね。

149ha4
172ha1

後藤と大会
墓参り

>>149
４
>>172
１

>149
４、後藤と大会に出ましょう！！
てか、お願いしまッス！！たのんます！！！
>172
先祖は大切にしないとね。
というわけで、１！

>149
３！！なっち気本〜
>172
１！

>>149
４のごっちんで、久々ってことで
>>172
２もいいんだけど、ここは１でやっぱり先祖は大事にね
あと、あの人のことも・・・

>>149は６のｃ
>>172は２で

カオレンジャーさん、大丈夫ですか？石川さんの手料理食べた、主人公状態なのかな？
とにかくお大事にしてください。

マジで大丈夫っすか？
体にはお気をつけて
選択肢は
>>149は４
>>172は１

149ga4
172ga1

sage

　みなさん、ご心配をお掛けしました。完全復調しました。いやぁ眼帯の
保田さんの姿を見た途端、急激に腹が痛くなったから何の呪いかと思いましたよ。
とりあえず、墓参りの話です。149の選択は後ほど。

　アニキと相談の結果、お盆から少しずれてしまったが、旅行券も手に入ったし、
墓参りにオヤジの実家に行こうということになった。
　海外に出ることの多いオヤジではお墓の管理が出来ないだろうと、明日香と
俺の母さんはそっちの方の墓に入っているのだ。いずれ、オヤジが戻って腰を
落ち付けてくれれば、お骨を引っ越すこととなっている。

　電車の外に見えている景色が灰色から緑へと変わっていく。朝に出発した
俺たちは、いくつもの乗換えを経てようやく親父の実家についたのは夕方だった。
「ばあちゃん、来たよ―」
アニキが家の奥に呼びかけると、奥からばあちゃんが現れる。
「おお、来たか来たか、長旅ご苦労じゃッたのぉ」
ばあちゃんが笑顔で俺たちを迎えてくれる。
「あのー、おじゃまします」「しますれす」
彩さんと希美を見るとばあちゃんの顔が途端に険しくなる。
「何だあんたらも来たんかい」
「ばあちゃん、あのさ、いいかげん……」
アニキがばあちゃんに文句を言い始める。
　ばあちゃんが二人のことをよく思っていないのは、分からないでもない。
彩さんは、こんな田舎には似つかわしくない派手な見た目だし、俺たちにさえ
突然結婚するからと紹介されたのである。親戚の間では財産目的に騙されて
結婚したに違いないと言われてるようだ。
　希美とその母親に関しては、明日香の死の原因と思っているのだろう。
俺も以前はそう思った時期もあったから……。

　ばあちゃんが俺たちのために用意してくれたご馳走が食卓の上の並んでいる。
ひさしぶりのばあちゃんの料理を楽しむはずだったが、場の雰囲気は暗い。
先ほど、手伝いを申し出た彩さんをばあちゃんが『よそもんはそんなこと
せんでもええ』と断ったので、アニキがまたもばあちゃんと口論を始めたのだ。
ばあちゃんと俺たち四人で会話もなく食事が進む。
「あのー、おかわり…くらさい…」
希美が遠慮がちに茶碗を出すも、ばあちゃんは無視だ。
「ばあちゃん！！」
俺までも声を荒げてしまう。
ばあちゃんは、無言のまま茶碗を受け取りおかわりを返す。

「やっぱりアタシたち来ない方がよかったのかなぁ」
風呂の中から彩さんが聞いて来る。ばあちゃんのうちの風呂は五右衛門風呂なので
俺が外から薪をくべている。
「そんなことないですよ。希美も彩さんも明日香と関係がないわけじゃないん
　ですから」
「でもね、アタシたち嫌われてるみたいだしね」「そうれすね」
「ばあちゃん、本当はイイ人なんですけど、まだ明日香の事を引きずってるって
　言うか…。明日香を一番可愛がってたのばあちゃんですからね」
いや、あの人の事を『義母さん』と呼べない俺もはたして引きずってないと
言えるのだろうか……。

　夜、俺とアニキが仏壇のある部屋の寝る事となった。隣の部屋に彩さんと
希美が寝ている。二人ともはなれの方に寝かされるところだったが、ばあちゃんに
言って何とか隣の部屋にしてもらった。

　明日香の側に来たせいだろうか、あの頃の事を夢の中で思い出した。

　希美と初めて会ったのは、明日香の病室でだった。
「おにいちゃん、あたしに妹ができたんだよ」
そう言って明日香に紹介された。毎日ベットの上で退屈そうにしている明日香を
見かねて、担当の看護婦さんがジャングルジムから落っこちて足を骨折して
同じ病院に入院している自分の娘を連れてきたのだそうだ。
　明日香と希美は本当の姉妹のように仲良く過ごして、希美の怪我が治った後も
ちょくちょく顔を出してくれていたようだ。
　その頃の俺は明日香の病気がまさかそんなに深刻なものとは思ってはいなかった
ので、それほど頻繁には見舞いには行ってやれなかった。時々、病室で会う
希美は明日香が仲良くしてもらってる子以外の何者でもなく、まさか明日香と
一時とはいえ、本当の姉妹になるとはこの時は夢にも思ってなかった。

　オヤジの方は忙しい中、ヒマを見つけては明日香の病室を訪れていた。
そこで担当の看護婦である希美の母親と出会い、ひかれあって行ったらしい。
しかし、入院中の明日香の手前その想いを心の奥底にお互い秘めていたようだ。
明日香は誰よりも早くその気持ちを察していた。
　ある日明日香が聞いたそうだ。
「ねぇ、辻さん。ウチのおとうさんのこと嫌い？」
「えっ、す、素敵な人とは思うけど…。私もう子供もいるおばさんだし…」
「そんなことないよ。希美ちゃんみたいな妹がいれば楽しいと思うんだァ」
「でも、元気なだけが取り柄の子だよ」
「ののちゃんがいればウチが明るくなると思うんだ。アタシが死んでも……」
「な、何言ってるのよ、明日香ちゃん。おおげさねぇ」

　それから、明日香の応援もあって二人は付き合い始めたらしい。明日香の
具合があそこまで悪くなるとはまだ誰も思っていなかったからだ。
ある日を境に急激に容態の悪くなって行く一方の明日香のために、一時は
付き合いを止めようとしたらしい。しかし、明日香がかくなにそれを拒んだそうだ。
「あたしね。死ぬまでに一つくらい誰かの役に立ちたいと思ってたの。だからね、
　お父さんと辻さんの結婚の役に立てれば、イイなと思うの。だって、二人とも
　お互い好きなんでしょ？」
それからの明日香が無理をおしてオヤジと辻さんのために病院の売店で結婚情報誌を
立ち読みしている姿をよく見かけたそうだ。

「ゴホッ……神の御名の前において…この男を……夫とし……」
明日香がベットの上で誓いの言葉を読み上げる。明日香の病室で開かれたオヤジと
辻さんの小さな小さな結婚式だ。立ち会ってるのは俺と希美だけ。
「…では、……ゴホッ………誓いの…キスを……」
二人の結婚式を見届け明日香はとても満足そうだった。きっと気力でがんばって
いたのだろう結婚式の後、間もなく明日香はその生涯を終えた。結婚式のために
明日香が自分の命を削ったのは間違いないだろう。あの時の俺はそれが許せなくて
希美にも辻さんにも辛くあたった。今にして思えば明日香はとても満足して
死ねたのだから幸せだったのだろう。

　目を覚ました俺の頬に涙が光っている。俺は明日香の夢を見ながら泣いていた
らしい。アニキがニヤニヤしながら俺の顔を覗いてる。
「な、なんだよアニキ」
「フフフ、お前泣きながら明日香ァ明日香ァって言ってたぞ」
「いいじゃねぇかよ」
「いや、悪くはないさ。俺も明日香の夢見たよ。彩を明日香の病室に連れていった
　時の夢をさ」

　洗面所に行くとまだ髪を下ろしたままの希美が歯を磨いている。
希美の後姿も辻さんにだんだん似てきた。
「あ、おにいちゃん、おはようれす」
「おはよう」
希美の後姿を見て思い出したことがあった。髪をまとめあげている看護婦姿の
辻さんの印象が強かったが、オヤジと結婚してからの普通の姿の辻さんは
黒くて長いストレートの髪だった。希美が飯田先輩にあんなになついているのは
もしかすると母親の姿を重ねているのかもしれない。
「希美、よく寝れたか？」
「う〜ん。まあまあれすかね」

　またも無言のまま、朝食が始まる。飯を食った後、墓参りに行く事になっている。
「ほら、今日はオカワリはいいのかい？」
突然のばあちゃんの質問に希美がビックリしている。
「は、はい。くらさい」
俺もアニキもビックリしてしまった。
「アンタたち、何驚いてるんだ。…ほら、アンタも洗いもんがあるんだから
　さっさと食べな」
彩さんがせかされて、急いでご飯を食べる。

「なあ、ばあちゃん。どうしたんだい急に。昨日はあんなに嫌ってたのに」
みんなが墓参りのための身支度をしている間、ばあちゃんに聞いてみた。
ばあちゃんがふっと表情を緩める。
「明日香がな、夢の中に出てきて『私の大切な姉さんと妹だからあんまりいじめ
　ないでくれ』って言うとったんじゃ。ウソでもええから明日香がそう言うならと
　思ってな」
「へぇー、明日香がねぇ」

　明日香や母さんの入っている墓石の前に立つ。拝んでみても答えは返ってこない。
明日香は本当に転生できたのだろうか。今朝みんなが見た夢は何だったんだろう。
そうだ、明日香の事を思い出すために子供頃一緒に遊んだ場所に希美を連れて
行ってみようか。

１＞山の方へ
２＞川の方へ
３＞そのままばあちゃんの家へ

いいハナシっす。
川の「２」で。

2ch閉鎖危機なんでこの続きは
どこに移住するんでしょーかね？。

■現在までの２ｃｈモー板避難所リスト■
羊・狼に予想される事態が発生したときは、
次の避難所が考えられます。
（○○はダメ。○○は良い。等の追加情報求む！）

モ娘。（豚）
http://asa-pc.com/2chbbs/24/index2.html

m-seekテレビ実況
http://www.musume2ch.f2s.com/bbs/index.html

苺
http://www22.big.or.jp/~15ch/morning/index.html

920ch
http://920ch.conte.ne.jp/musume/morning/

megabbs
http://www.megabbs.com/musume/index.html

もーにんぐちゃんねる
http://gooside.com/djgpt/

ＧＭ
http://www.15.alphatec.or.jp/~paradise/gm/

モーニング娘。＠芸能☆FORUM（連続投稿制限、時間制限あり）
http://www.hanashinotane-geinou.com/light19/light.cgi

モー娘。に一言言いたい＠芸能☆FORUM（連続投稿制限、時間制限あり）
http://www.hanashinotane-geinou.com/light17/light.cgi

いい話だ・・・
２の川でお願い。

２で

m-seek実況板は避難所じゃないよ
かなり昔から

イザという時このスレはどこに避難するんでしょうか？

いかん
涙出てきた・・・
こんな名スレをなくさないためにも閉鎖は・・・
3
ばあちゃん・・・

2で

１がいいかな。

たとえ羊が閉鎖になっても続けて欲しいです。
ここは１でお願いします。

http://kaba.2ch.net/test/read.cgi?bbs=news&key=998763627
とりあえず、大丈夫なようだけど…運営資金で危なそうだ。
1で

カオレンジャーさん、復活！と思ったら、2ch閉鎖の閉鎖ですか？
何とかこのスレは残したい。
残念ながら今日は、仕事なので明日の午後まで結果がわからないのが残念です。
新メンも気になるが、このスレが残ってますように！。


１＞山の方へで、お願い！。

1

エエ話や…。
２で川へ

＞カオレンジャーさん
いざという時のために何所に行くか決めておきませんか？
>>225さんがあげてくれた中で、掲示板の形式で、行けそうなのは、
モ娘。（豚） 、m-seekテレビ実況、苺、920ch、megabbsですかね。
もーにんぐちゃんねるでRPGの他にSLG作ってくれれば気兼ねなく行けるんですが
モ娘。（豚）が２ｃｈと同じなので、よろしいのではないでしょうか？
どうでしょう。

ベタさんの意見は大いに反映するべきですね。
いつ、何が起こるとも限りませんし。
もちろん何もおきないのが一番ですが。

あっ、書き忘れた。
１でお願いします。

それと、お祭り番外編は順調でしょう？

>>149の選択のことです。
４でお願いします。

　ベタさん了解です。というか、あんまり他所を回ってなく
他がどんな雰囲気か分からないので、こちらは決めようがないから
ベタさんの言う通り、モ娘。（豚）で。
　>>225を一応全部、ブックマークしたから、もしもの時は
どっかに立ててくれれば、探し出すさね。

hozen

とりあえず緊急事態
ttp://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=accuse&key=998842070
なり
ttp://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mor2&key=998792906
なりで

＞カオレンジャー
飛んでる間（豚）に居たけど、（羊）に近いですね。
かちゅ〜しゃ使えるし、４、５日飛んで、復旧しなかったら向うに住み着くかも

＞カオレンジャー
ところで新メン決まったんですよね。
地方なのでTV放送あるかどうか（しかも、２週遅れのハロモニの裏番）
一応、友達に録画頼んであるので明日には見れると思います。
設定どうします？こちらのスレで意見聞いた方がいいと思いますが。

DAT止age