小説「愛しいあの人・・・」

あまり汚さずに行こうと思います。

真夏の夜。
そこは東京郊外の小綺麗なマンションの一室。
そのドアはには、かつて「Ｒ．ＩＳＨＩＫＡＷＡ」という可愛らしいネームプレートが添付されていたが、部屋の主の所属する事務所から指摘され、既に外されていた。
尚、数ヶ月前、ヤラセ説が絶対視されている盗聴事件が起こったが、それより以前に外されていたことを付け加えておく。

部屋は殆どワンルーム状態であり、ピンクに統一色された、あまり綺麗とは言いかねる少々散らかったその部屋は、
「トイレの臭いがする」などと言われ、作っていった焼きそばにも芳香剤の臭いがついていたと言うことはテレビのトークのネタにまでされたものだった。
まあもっともトークのネタなどという物は、尾ヒレ背ビレに加えて、手足に羽まで生えたような話になる物で、実際はそこまではひどくない。
事実、仕事仲間（本人達はメンバーと呼んでいるので以後そう表記する）が良く泊まりに来ていた。今、石川梨華の隣でグッスリを寝込んでいる吉澤ひとみもその１人だ。

現メンバーの９人の中で自宅通い４人（ココでは１人暮らしでないということ）の中の１人である吉澤は、比較的石川の部屋に良く泊まっていた。入りが早い時などだけでなく、プライベートで泊まりに来ることも少なくなかった。同期で同い年で（もっとも石川は早生まれなので学年は１年違ったが）とても仲が良かった。雑誌の「１番仲の良いメンバーは？」などのインタビューでは、２人ともお互いの名前を挙げていた。
「だけど・・・」
石川はそっと呟いた。
彼女たちの新曲が発表され、テレビの収録や雑誌の取材が集中した中の質問で、
「自分が男だったらメンバーの誰を彼女に？」
という質問に対し、
「よっすぃーです」
と、迷い無く答えた石川と違い、吉澤は、
「矢口さん」
「勿論よっすぃー」
と、その矢口本人も答えていた。
某巨大ファンサイト（１部でＧＭと呼ばれている）内でも、「相思相愛コンビ」などと呼ばれているこの２人。
新曲のＰＶ撮影でも、石川には恥ずかしくて出来ないような事を２人でやっていたりした。
「よっすぃ〜・・・・」
隣で静かに寝息をたてている吉澤の横顔を、石川は切なげに眺めた。
「――可愛いな・・・」
石川の視線は、気持ち開き気味の吉澤の唇に注がれていた。

エロならsageで書いた方が……

>>4
確か石川も矢口を選んでたと思うけど…

おもしろいっすＮＥ！　期待してます・・

ageてみたり

2ちゃんは「某巨大」何サイトなんだろう？

＞５
こういうことでしょうか？
＞６
気にしないで下さい（汗）
＞７
どうもです。更新期間はまちまちになりそうですが、おつきあい下さい。

「・・・よっすぃー寝てる？」
石川はそっと声を掛けた。――返事はない。
「・・・・」
石川はそろそろを顔を下げ、唇をそっと吉澤のそれに重ねる。
それだけで赤面してしまった石川の豊和な胸の蕾はすでに硬直していた。
その刹那、吉澤が目を開き、いたずらっぽそうな笑みを浮かべる。
「りーかーちゃん」
「よっ・・・よっすぃー・・・起きてたの？」
吉澤はまた同じ笑みで頷く。
「何してるの？」
石川はそれには答えず、
「よっすぃ〜・・・」
「？」
おもむろに吉澤に抱きつき、今度むさぼるように唇を合わせた。
「ん・・・梨華ちゃ・・・・ん・・・ん」
ひとしきり吉澤の唇を味わった石川はやっと顔を離した。
２人の口と口の間に唾液の糸が橋を掛けていた。

ちょこっと大きめのセミダブルのベット。
「ふふ・・」
と、笑うと石川は両手を吉澤の首に巻き付けた。
「・・・梨華ちゃん」
吉澤は今度は自分から唇を押し当てた。

翌日。
レギュラー番組「おねもー」の撮影。
１組のゲスト２週分を２回、計回分を撮影する。今回は安倍・飯田・保田・矢口・石川
・吉澤が出演する。
収録の合間、矢口は何度と無く吉澤に声を掛けてじゃれようとしたのだが、どうも今日
の吉澤はやたらと石川と一緒にいる。２人で手を繋いで（！）スタジオ入りをしたほど
だ。吉澤に聞いても、昨日泊まったんです。とだけ言って、石川と行ってしまった。
収録中には吉澤と矢口の写真撮影があり、「よっすぃー可愛い！」を連発していたが、合間の休憩はどうも石川が吉澤を引っ張っていってしまう。どうもおもしろくない。
「よっすぃ〜・・・」
既に慣れ親しまれたこの相性も、矢口がつけたものだ。教育係として、加入したばかり
だった吉澤に、仕事のこと、この世界のこと、歌い方のアドバイスなど、いろいろと教
えてあげた。
何を隠そうよっすぃのファーストキスを奪ったのもこのアタシ矢口真里だ。去年、Ｍス
テのスタジオのエレベーター内で、よっすぃ裕ちゃんにキスされたよりだいぶん前の話
だ。
「まさか・・・」
昨日石川のヤツなにかしたのかも・・・。
ん〜許せん。石川を問いつめるか・・・。アタシは「週末運勢ニュース」をやっている
石川に目をやった。くそ、何が『キャスター石川』だ。よっすぃは絶対渡さないんだから・・

――そっか。石川と問いつめたってしょうがない。よっすぃにせまっちゃえばいいんだ。
「ふふふ」
思わず笑い声を漏らし、なっちが不思議そうにこちらを見ている。
「何だよソレ」
いつものように石川を罵ることでごまかした。・・・危ない危ない。
――さてどうしようか。好都合なことに明日は日曜。仕事も午後からだ。真面目なよっ
すぃはオフの時、学校に通っているが、その心配もない。
ってことは、今夜思いっきり可愛がっちゃおう。よし！裕ちゃんに仕込まれた技を総動員だ！
「矢口さん？・・・矢口さん！」
「えっ？」
あわてて声のした方をみるとよっすぃーが不思議そうな顔をしている。
「何？」
「何？って・・・収録、終わりましたよ」
「え？」
ふと周りを見渡すと、おつかれさまでしたーって雰囲気。いつの間に。
よっすぃーはそんなアタシを見て、ふふっと笑った。
「疲れてるんじゃないですかぁ？」
よっすぃが笑いながら、ふざけて肩を貸すように立たせてくれた。
その時、よっすぃーの胸がアタシの腕に当たった。
「ん」
「どうしたんですか？」
「んんダイジョブ、ダイジョブ」
――よっすぃー、なんか最近胸大きくなったみたい。

なんか変なんで引っ越します。
こちらでござい
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mor2&key=995815332

レイクさんの所から、来ました。
がんばってください。応援してます

すいません。カンザキさんの
所でした。