1 :
名無し娘。:
書いてみっか!
2 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 02:54 ID:qUufUmkQ
戦国三国志板にあるよ
3 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 02:55 ID:yNagwaLE
三國志板で書きこんでもあれだしな。
4 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 02:55 ID:yNagwaLE
>2
あっちで書いてもそんなに盛り上がらないだろう。
5 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 02:59 ID:yNagwaLE
赤壁の戦いあたりが書きやすそうかな。
キャスト
劉備=安倍なつみ 曹操=後藤真希 徐庶=福田明日香
関羽=飯田圭織 荀イク=吉澤ひとみ 孫権=ニ岡
張飛=矢口真里 郭嘉=市井紗耶香
孔明=石川梨華 夏侯惇=保田圭
周瑜=中澤裕子 蔡中=加護亜依
蔡和=辻希美
6 :
序:2001/06/08(金) 03:00 ID:yNagwaLE
じゃあ、サクサクッと書いてみますかな♪
・・・時は3世紀の中国
「天下をとること」が夢の安倍は、義姉妹飯田、矢口と共に乱世に名乗りを
挙げるも、戦は連敗続き。
各地を転々として、とりあえず荊州の新野城の主に落ち着いたのであった。
飯田「この前の後藤軍との戦い、よく勝てたね。」
矢口「やっぱ、明日香のおかげでしょ〜♪」
先日、後藤配下の将軍保田が大軍を率いて攻めてきたのだが、軍師:福田明日香の機略により
撃退したのであった。
安倍の信頼厚い福田であったが、「兵法の奥義を極めたい」と言って去ってしまった。
飯&矢「兵法知ってる人がいるだけでこんなに違うんだね。惜しいなあ、明日香・・・。」
7 :
髀肉之嘆:2001/06/08(金) 03:01 ID:yNagwaLE
そのころ安倍は、新野城を貸してくれた劉表のもとを訪れていた。
食事に招待されたのであった。
劉表「どうなされた、箸が進まぬようですが?」
安倍「さっきトイレ行って来たら、なっちの太ももに贅肉がついてるのに気付いたの。
最近戦が無いからかなあ〜。このままだと太っちゃうよ。」
劉表「戦が無いのは結構なこと。
それに、女性は少しふっくらとしていた方がかわいいですぞ。」
安倍「でも・・・」
劉表「それより、実は安倍殿、私、最近妻とうまくいっておりませんのじゃ。」
安倍「・・・はあ。」
劉表「実は、私、以前からあなたのファンでして・・・。」
安倍「・・・そうだったんですか、なっちうれしいよ!」
劉表「なっち、私の妻になってくれませぬか! そうすれば、荊州をお譲りしても構いませぬぞ!」
安倍「えっと・・・(困ったなあ)。」
8 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 03:01 ID:YQwRwDtI
このスレ三国志並みに長くなりそうなので、くれぐれも簡潔にな。
9 :
新野城:2001/06/08(金) 03:01 ID:yNagwaLE
―新野城にて
劉表からプロポーズされ、荊州を譲ってもいいと言われたことを二人に話す安倍。
矢口「・・・、で、どうしたのさ?」
安倍「断っちゃった。」
飯田「どうして! せっかく荊州もらえるチャンスだったんだよ!」
安倍「だ、だってさ、なっちはファンみんなのものだから、結婚なんかできないべさ!」
矢&飯「(タイプじゃなかったんだろ・・・)」
10 :
作者:2001/06/08(金) 03:03 ID:yNagwaLE
>8
さすがに最後の最後までネタは続かない。
適当なとこでやめますよ。
11 :
決断:2001/06/08(金) 03:07 ID:yNagwaLE
とはいえ、このままでは後藤に滅ぼされるのは必至。
福田の活躍により、軍師の重要性を痛感した安倍は、「軍師がいないと天下はとれない!」
と考え、「千年に一度の大軍師」と呼び声高い「チャーミー先生」を迎えようと試みた。
矢口「チャーミー? 変な名前。本名なの?」
安倍「違うよ。本名は石川梨華、チャーミーはあだ名みたいなもんよ。」
三人はチャーミー先生こと石川梨華の住む、チャーミー岡へと向かった。
12 :
1回目の訪問:2001/06/08(金) 03:08 ID:yNagwaLE
―石川宅にて
童子「お姉ちゃんたち、だあれ?」
安倍「梨華ちゃんになっちが来たって伝えて。」
童子「なっち? あ、新野の安倍なつみ様だね? チャーミー先生に会いに来たんでしょ?」
飯田「もの分かりがいいわね。で、チャーミー先生はいるの?」
童子「いないよ。涼州の花畑牧場ってところに用があるからって言ってでかけたよ。」
矢口「うそでしょー! いつ帰ってくんのよ!?」
童子「わかんないよ。一月後かもしんないし、半年後かもしんないし・・・。」
安倍「・・・出なおすしかないみたいね。」
13 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 03:11 ID:YQwRwDtI
中澤「しれたことよ!この家に火をつけてやらあ!」
14 :
2回目の訪問:2001/06/08(金) 03:22 ID:yNagwaLE
>13
その手があったか!
ま、それはそれとして。
続き。
一ヶ月後
側近「殿、ただいま入った情報によりますと、チャーミー先生は現在ご在宅とのこと。
いかがいたしますか?」
安倍「ほんと? じゃあ、なっち出かけるよ。かおり、矢口、ついてきて。」
―石川宅にて
童子「あ、なっちだ♪」
安倍「こんにちは。梨華ちゃんいるって聞いたんだけど。」
童子「ざんねん。ついさっきでかけちゃったよ。」
飯田「で、今度はどこ行ったのよ?」
童子「(このお姉ちゃん怖い)・・・えっとねえ、カントリー娘。のライブがあるからって、
益州へ行ったよ。」
15 :
作者:2001/06/08(金) 03:26 ID:yNagwaLE
>13
そうか、中澤を張飛にすりゃよかったのか!
ま、それはそれとして。
更に一ヶ月後
側近「殿、チャーミー先生ご在宅との知らせが入りました。」
飯田「なっち、またでかけるの? 石川をさ、こっちに呼びつけた方がいいじゃない。」
矢口「そーよ、外、雪降ってるのよ、やぐち外行きたくなーい!」
安倍「そうね。ちょっと、梨華ちゃん連れてきて!」
側近に石川を連れてくるように命ずる安倍。
17 :
あ:2001/06/08(金) 03:53 ID:ysoei3qY
同じ名前のスレを約一年前昔たてたことがある
18 :
火の鳥:2001/06/08(金) 04:13 ID:0lQRnot2
自分らしく
輝いて生きていきたい
19 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 04:22 ID:j67SbRI.
辻&加護が、蔡中&蔡和ってオチ、バレバレなんだけど…。
ホウ統と黄蓋が出てこない赤壁ってのもなんだかなぁ…。
20 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 04:36 ID:sqsGEbK.
赤壁の戦いの功労者はホウトウです
孔明が名軍師というのは幻想で、
軍略家としては3流以下ですよ
なっち桃園の誓い(● ´ー` ●)
22 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 08:27 ID:TUTRPFHs
>20
赤壁の功労者ですか・・・
正史なら周瑜、演義ならホウ統かな?
孔明は、演義なら大軍師、正史なら政治家かな?
23 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 08:31 ID:TUTRPFHs
>20
3流以下・・・、ま、オーソドックな戦略しかとらなかった
と弁護したいなあ、孔明ファンだし。
24 :
作者:2001/06/08(金) 08:45 ID:TUTRPFHs
名前書き込むの忘れた。作者っす。
>19
まだ続きの話できてないし、5のキャストはかなり適当。
途中でキャスト変えますか。
ホウ統と黄蓋ね・・・、忘れてました。
演義赤壁なら必須か。
正史赤壁ならホウ統はいらんし。
っていうか正史赤壁じゃおもしろくないか。
辻加護は・・・、だってしょうがないんですもん。
やっぱセットで使いたいし。
二人組みっていうと、赤壁では蔡和蔡中か関羽張飛くらいしか
いないし。全部見まわしても、孫策周瑜か大喬小喬、馬超馬岱、
・・・、結構いるかも。
バレバレじゃないオチをこれから考えますよ。
さっきちょろっと考えて書いた続き。
そしてチャーミー先生到着。
石川「チャオ! わたし石川梨華、チャーミー先生とも呼ばれてますの♪
それで、安倍さん、わたしに何のご用でしょうか?」
安倍「(ほんとに千年に一度の大軍師なのかな?)・・・、実は、なっちのために働いて欲しいの。」
石川「え・・・、安倍さんって、ごっちんと戦ってるんですよね? ごっちんには勝てませんよ。
だってあんなに強いんですよ。」
飯田「石川、あんた、ネガティブになってない?」
石川「え、そんなことないですよ。ポジティブ、ポジティブ!」
飯田「じゃあ協力してくれるよね?」
石川「(だめよチャーミー、ネガティブになっちゃ)わかりました! 安倍さんに協力します!」
安倍「ありがと〜、梨華ちゃん。なっちうれしいよ♪」
石川(飯田さんに脅されて引き受けちゃったけど、これで良かったのかな。でもポジティブに
いかなきゃ!)
見た目に反して本当にすごい人なのよ、と心に言い聞かせる三人。
チャーミー石川の実力はいかほどのものか・・・。
26 :
プッチモニ:2001/06/08(金) 22:10 ID:iBsGRtH.
―後藤本拠地:許昌
後藤と、将軍保田、軍師吉澤は荊州攻略について話し合っていた。
保田「後藤、荊州へはいつ進行するの?」
後藤「え〜・・・、いつでもいいんじゃない? 圭ちゃん、適当にやってよ。」
保田「後藤、ほんとあんたって適当ね。わかったわ、私がなっちの息の根止めてやるわ!」
吉澤「保田さ〜ん、ちゃんとベーグルとゆで卵おくりますから、食料は心配しないで下さいね〜。」
保田「あんたはそれでいいかもしれないけど、少しでも戦が長引くと兵士達がベーグルとゆで卵に
飽きちゃうの知ってる? だからいつも超短期決戦。こっちの苦労も考えなさい!」
吉澤「は〜い。」
保田「ほんとに分かってるのかしら・・・。」
こうして保田圭は20万の大軍を率いて許昌を出発した。
27 :
新野へ:2001/06/09(土) 11:06 ID:bq7mGfVY
保田「この前は明日香の策略にまんまとはまったけど、今度は明日香がいないし・・・、楽勝ね。」
李典「そういえば、安倍は荊州の石川梨華と申す者を軍師に迎えたとか・・・。」
保田「石川? あんなやつ、所詮私の敵じゃないわよ。さっさと行くわよ!」
28 :
石黒:2001/06/09(土) 11:08 ID:bq7mGfVY
―荊州襄陽
荊州の主:劉表は、争いごとを好まぬ人物である。
劉表は天下をとるという野心は無く、荊州が平和ならばそれで良いと考えていた。
そんなわけで、荊州は平和であった。
そのため、全国から大勢の人々が荊州に移り住んだ。石川もその一人である。
襄陽には、石川同様(?)秀才の誉れ高い人物がもう一人いた。
彼女の名は、石黒彩といった(ホウ統役と考えて下さい)。
石黒は、夫:真矢と共に新婚生活を楽しんでいるはずだったのだが・・・
29 :
旅立ち:2001/06/09(土) 11:09 ID:bq7mGfVY
真矢「彩、隆一がな・・・。」
石黒「河村さんがどうしたの?」
真矢「・・・月之海合唱団を、解散するって・・・。」
石黒「どうすんのよ! 娘。卒業しちゃったから、あなたが頼りなのに!」
真矢「そうだよなあ・・・、だけど金のことは心配するな。
オレは月之海合唱団で太鼓たたいてた男だからよ。何とかなるさ。」
石黒「・・・。」
真矢「・・・。」
石黒「・・・私もなんとかするわ。」
真矢「・・・娘。に復帰するのか?」
石黒「それじゃ三國志にならないでしょ! バカ!」
そう言い残すと石黒は家をあとにした。
石黒「なっち、後藤、どっちについたらいいかしら・・・、
あ、呉の裕ちゃんを頼るって手もあるわね。どうしようかしら・・・。」
30 :
危急存亡の秋:2001/06/09(土) 16:23 ID:qjgwI6rE
―新野城
同じ荊州でも、こちらは襄陽と違って平和ではなかった。
間諜「大変です! 保田圭率いる20万の大軍が許昌を出発して、荊州へ進軍しております!」
矢口「マジで? どうすんのさ! だからあの時荊州もらっちゃえばよかったのよ!」
安倍「そんなこと言われてもさ、なっち困るよ。」
飯田「石川! あんた軍師でしょ! 策は無いの!?」
石川「(飯田さん怖い・・・)策ですか〜、・・・このままごっちんに降伏する・・・」
飯田の鉄拳が飛ぶ
石川「痛い! 何するんですか〜!」
飯田「それじゃだめでしょ!」
安倍「・・・逃げよっか、チャーミー盾にしてさ。」
31 :
なっちの策:2001/06/09(土) 16:24 ID:qjgwI6rE
安倍は石川に二千の兵を預け、保田軍を防がせることにした。
その間に、自分達は逃げるという寸法である。
安倍三姉妹は1万5千の兵を率いて新野城を出た。
城壁の上にいる石川が叫ぶ。
石川「みなさんひどいです〜! チャーミーを一人にしないで〜!」
安&飯&矢「後は任せたわよ〜!」
石川「チャーミー戦なんてしたことないのに〜!」
安&飯&矢「じゃ〜ね〜。」
32 :
ハピサマ?:2001/06/09(土) 16:25 ID:qjgwI6rE
安倍軍は新野城から1里ほど離れたところまでやってきた。
安倍「でも大丈夫かな。梨華ちゃん、寝返ったりしないかな?」
飯田「大丈夫よ。だって相手は圭ちゃんでしょ(石川にはあっちの方が地獄だし)。
必ずもどってくるわよ。でもさ、これからどうする?」
矢口「荊州城に行こうよ。なっちが劉表と結婚すればいいんでしょ。」
安倍「イヤ! 絶対イヤ!」
飯田「大丈夫よ。劉表は「なっち萌える!」って側近にもらしているらしいから、喜んでくれるよ。」
なっちの貞操とチャーミーの運命はどうなるのか。
そうこうしているうちに、保田は新野城近郊に到着
慎重な保田は何度も物見を派遣する。物見の報告内容はすべてこうだった。
物見「新野城の城門は全て開け放たれております。」
保田「ワナ? 城の中に伏兵でもいるっていうのかしら?」
新野城の中はどうなっているのかというと・・・
石川「うう・・・、兵士さん達、ひどいですぅ〜・・・。
チャーミーは一人ぼっち・・・、寂しい・・・。」
兵士達は石川を頼りないと感じ、皆逃亡したのであった。
そこには、カントリー娘。のりんねとあさみがいた。
石川「どうしてここにいるの?」
りんね「梨華ちゃんが安倍さんの軍師になったって聞いたから、お祝いしようと思って。
荊州まで来たのよ。」
あさみ「大出世よね。ささいな幸せじゃないわよね。お祝いしよ!」
石川「ありがとう、りんねちゃん! あさみちゃん!」
突然の二人の来訪により、ネガティブからポジティブになった石川。
その勢いでライブを決行。
35 :
ライブ決行:2001/06/09(土) 21:23 ID:5a.3KEKU
―保田陣営
保田「新野城内が騒がしいわね・・・、何なの、いったい?」
物見「将軍、どうやら新野城内で、カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)がゲリラライブ
をしているようです。」
保田「石川・・・、何考えてるのか見当もつかないわ・・・。」
保田の側近が慌ててやってくる。
側近「将軍、兵士達がものすごい勢いで新野城内へなだれこんでおります!」
保田「止めなさいよ! 軍律違反よ!」
側近「無理です! 止められません!」
兵士A「カントリー娘。だ! 梨華ちゃ〜ん! 待っててくれ〜!」
兵士B「りんね〜! あさみ〜! 今行くぜ〜!」
保田「ワナかもしれないけど・・・、仕方ないわ。」
とにかく兵士を追いかけないことには始まらない。
仕方なく保田も新野城内へと向かった。
36 :
ライブ中:2001/06/09(土) 21:24 ID:5a.3KEKU
―新野城内
カン娘。「♪もしかして〜 こうゆ〜の〜 ささいな幸せですか〜」
兵士達「イェイ!」
カン娘。「♪もしかして〜 こうゆ〜の〜 ほんとの幸せですね〜」
兵士達「イェイ!」
のりのりである。
この状況を見た保田はブチ切れた。
保田「何やってんのよあんた達! とっとと石川捕まえなさい!」
のりのりの兵士達は、誰も保田の命令を聞こうとしない。
保田「・・・こうなったら、わたしが石川を捕まえてやるわ! 石川!!!」
石川に襲いかかる保田。
石川「キャ〜!!! 助けて〜!!!」
兵士A「梨華ちゃんをいじめるなんて、将軍でも許さねーぞ!」
兵士B「そーだ! 許さねーぞ!」
味方の兵士達に取り押さえられる保田。
保田「ちょっと、何すんのよ! 正気にもどんなさいよ! 石川のどこがいいのよ!」
誰も保田の言うことなど聞かない。
そして何事もなかったようにカン娘。のライブは続いた。
37 :
新野城燃ゆ:2001/06/09(土) 21:25 ID:5a.3KEKU
現在のライブならペンライトを振るのだが、当時はそういうわけにはいかない。
20万の兵士達は皆、その手に松明を持ち、それを振っていた。
馬小屋のそばにいた兵士が誤って松明を落としてしまった。
兵士C「やべ、落としちまった。」
兵士D「気をつけろよ・・・おい!」
馬小屋には大量の干草があった。
冬という乾燥した季節でもあり、干草はよく乾燥していた。
兵士の落とした松明は、干草を燃やし、馬小屋は火に包まれた。
兵士C「火事だ! 火事だ!」
馬小屋の火は、激しい北風により、あっという間に周りの建物に燃え移っていった。
新野城は火に包まれた。
保田軍の兵士達は、次々と火の海にのまれていった。
38 :
脱出:2001/06/09(土) 21:27 ID:5a.3KEKU
石川「キャ〜!!」
ライブステージの周りは、地獄絵図のようであった。
あさみ「このままじゃ、みんな焼け氏んじゃうよ!」
そのとき、1頭の馬がこちらに向かってやってきた。
りんね「みんな、あの馬に乗って逃げるわよ!」
りんねは乗馬の達人でもあった。裸馬に乗ることぐらいどうということも無い。
りんねは、石川とあさみを後ろに乗せ、馬を思いきり鞭打った。
りんね「行くわよ!」
りんねは、火の勢いが弱い西門めがけて馬を走らせ、何とか城外へ出ることができた。
39 :
勝利:2001/06/09(土) 21:28 ID:5a.3KEKU
りんね「ふう・・・、助かった・・・。」
石川「ありがとう、りんねちゃん! ん?」
遠くに一人の武将が馬に乗ってたっていた。保田であった。
保田も同様に、馬に乗って城外へ出ることに成功していた。
保田も石川の存在に気が付いた。
保田「石川・・・、今回はわたしの負けだわ・・・。」
石川「保田さん・・・。」
保田「・・・これじゃあんたたちを追いかけることなんてできないわ。」
20万の兵士達の大半は、火の海にのまれてしまったのである。
保田の周りには、数百人の兵士しかいなかった。
保田「全軍、退却!」
戦意を失った兵士達を率いて追撃をしても無駄と判断した保田は、退却を宣言した。
偶然とはいえ、石川は保田軍の進行を食い止めたのである。
40 :
選択:2001/06/09(土) 21:29 ID:5a.3KEKU
あさみ「・・・よかったわね・・・。」
石川「うん・・・。」
りんね「梨華ちゃん・・・、梨華ちゃんには戦なんて似合わないよ。
わたしたちと一緒に帰らない。」
あさみ「そうよ! そうすればこんなに危ない思いだってしなくていいのよ!」
石川「・・・でも・・・、約束したから・・・、安倍さん達を追いかけるわ・・・。」
りんね「・・・そう、・・・じゃあ送ってあげるよ。」
石川はカントリー娘。より安倍達を選択した。彼女の強い責任感の表れであろう
41 :
帰還:2001/06/09(土) 21:36 ID:5a.3KEKU
―休息中の安倍軍
できるだけ遠くまで逃げようと考えていた安倍だったが、兵士達の疲労が極限まで達していたので、
陣をはって休息することを宣言した。
飯田「ねえ、新野の方の空が赤いんだけど・・・、どういうことかな?」
矢口「あ! だれかやってくるよ!」
1頭の馬が近づいてきた。
安倍「3人くらい乗ってる・・・、あ、梨華ちゃん!」
その馬には石川、りんね、あさみが乗っていた。
42 :
別離:2001/06/09(土) 21:37 ID:5a.3KEKU
石川「みなさん! ただいま!」
飯田「おかえり・・・ってそれより、圭ちゃんはどうなったのよ!」
石川は新野城で起きたこと全てを話した。
安倍「じゃあ、うちら、とりあえず助かったってわけね!」
矢口(・・・これが大軍師の計略なのかしら?)
りんね「じゃあ、わたしたちはこれで。牧場の仕事がありますので。」
そう言い残すと、りんねとあさみは帰っていった。
43 :
ハピサマ?2:2001/06/09(土) 21:38 ID:5a.3KEKU
安倍「これからどうする?」
矢口「だから、なっちが結婚すればいいのよ。」
安倍「だから、それは・・・」
44 :
訃報:2001/06/10(日) 12:17 ID:lXuMH69Q
そのとき、荊州城へ放っていた物見が帰ってきた。
物見「大変です! 劉表様がお亡くなりになりました!」
飯田「うそでしょ!」
石川「じゃあ、安倍さんが劉表さんと結婚するって話も・・・。」
矢口「なくなるわね。」
安倍(喜んでいいのか悲しんでいいのか複雑・・・)
飯田「後継者は誰? もう決まってるの?」
矢口「劉キ様でしょ、長男が継ぐのが普通だし。」
物見「後継者は次男の劉ソウ様に決まりました。劉キ様は・・・、お亡くなりになりました・・・。」
安倍「劉キ様が亡くなった! そんな!」
45 :
謀略:2001/06/10(日) 12:19 ID:lXuMH69Q
劉キは、劉表の亡くなった正室の子供であり、父同様親安倍派(なっちオタ)であった。
劉ソウは、荊州の有力豪族:蔡瑁の妹、蔡夫人の生んだ子であった。
蔡瑁は、反安倍派でもあった。
石川「・・・まさか、劉キさんを目障りに思った蔡瑁さんが・・・。」
物見「暗殺の噂もたっております。」
飯田「とりあえず、荊州城へ行こう。これからのことだってあるし。」
一行は荊州城へ向かった。
46 :
謀略2:2001/06/10(日) 12:21 ID:lXuMH69Q
―荊州城
蔡瑁「劉キの暗殺に成功し、後継者は劉ソウに決まった。これで荊州はオレのもんだ。
亜依、希美、忙しくなるぞ。」
蔡瑁には二人の娘。がいた。加護亜依、辻希美の二人であった。
辻「おとうさん、おめとうごあいます!」
加護「よかったなあ、お父ちゃん。」
親子三人で話していると、側近の者がやってきた。
側近「申し上げます。」
辻「どうしたのれすか?」
側近「新野城を攻撃中の後藤軍が許昌へ引き上げました。」
加護「うそや! あのダーヤスが引き上げるなんて!」
蔡瑁「後藤軍が荊州を狙っていることは明らか・・・、戦っても勝ち目は無い、
・・・っていうかごっちんに会いたい!」
蔡瑁は後藤オタであった。
47 :
謀略3:2001/06/10(日) 12:22 ID:lXuMH69Q
辻「そういえば、あべさんたちはどうしたのれすか?」
側近「分かりませぬ。まだ情報が入っておりませんので・・・。」
蔡瑁「新しい情報が入り次第、すぐに報告するのだ、わかったな。」
加護「お父ちゃん、荊州城には安倍さんファンが結構おるで。
劉ソウを擁立したこと・・・不満に思うてる連中も多いはずや。」
蔡瑁「連中は、安倍こそが後継者にふさわしいとかほざいてるらしいな。
何か手をうたねばな・・・。」
48 :
謀略4:2001/06/10(日) 22:20 ID:hPov6d46
さて、安倍軍はどうしたかというと・・・
矢口「見て、荊州城よ!」
安倍「疲れたわあ・・・、おなかもすいたし。」
飯田「早く行こうよ!」
―荊州城
衛兵「む? あの旗印は・・・、新野の安倍殿。蔡瑁様に報告せねば・・・。」
側近「申し上げます。安倍なつみ殿が荊州城近郊まで来ております。」
加護「飛んで火にいるなんとやら・・・、お父ちゃん、このまま安倍さんを・・・。」
辻「あいぼん、おぬしもわるよのうれす。」
蔡瑁「・・・中に入れると、親安倍派の連中の動きが気になる・・・。」
側近「城門を開きますか?」
蔡瑁「いや、城外で会談しよう。」
49 :
会談1:2001/06/10(日) 22:21 ID:hPov6d46
―荊州城近郊:安倍軍陣営
使者「・・・というわけで、蔡瑁殿が直々に見えられるとのことです。」
安倍「・・・そう、わかったわ。」
石川「どうして城に入れてくれないのかしら?」
安倍「わかんない。とりあえず蔡瑁殿の話を聞こうよ。」
しばらくして蔡瑁が娘。二人と護衛の者数名を連れて到着。
50 :
会談2:2001/06/10(日) 22:22 ID:hPov6d46
蔡瑁「安倍殿、お久し振りでござる。いつぞやの夕食会以来でしょうか?」
安倍「そうですね・・・、お久し振りです。・・・しかし、まさか劉表殿と劉キ殿が・・・。」
飯田「劉キ様も亡くなるなんて・・・、立て続けに二人のお方が亡くなるなんて、
こんなこともあるのですね。」
飯田は皮肉をこめて話す。
蔡瑁「新野城の一件、聞きました。大変ご苦労なされたとか。」
矢口「こちらにいます石川の機略により、後藤軍を撃退しました。」
蔡瑁「ほほう、それは頼もしい限り。それならば、引き続き安倍殿には新野城をお任せ
したいのですが・・・、後藤軍のこともありますし。」
石川「新野は火事になっちゃったのよ?」
飯田「ちょっと、廃墟の新野でどうやってこの兵士達を養えっていうのよ?」
蔡瑁「流石にそれは無理でしょう。」
安倍「じゃあ、物資とか送ってくれるの?」
蔡瑁「それはもちろんのこと。後藤軍に荊州を奪われてはたまりませぬからな。
安倍殿、あなたは亡き殿の信頼厚かった御仁、我々はあなたがたが頼みなのです・・・。
新野城の工事が終わるまで、近くの樊城にお住まい下さい。」
安倍「・・・わかりました。」
蔡瑁達は帰っていった。
安倍「じゃあみんな、樊城へ向かおっか!」
51 :
謀略5:2001/06/12(火) 08:33 ID:Sw2Cy7fQ
―荊州城
蔡瑁「ふふふ、うまくおっぱらってやったぞ。これで時間が稼げる。」
辻「じかんをかせいれどうするのれすか?」
加護「なんや、お父ちゃん、悪巧みしとるらしいな?」
52 :
保田帰還:2001/06/12(火) 08:34 ID:Sw2Cy7fQ
―許昌
保田「後藤、ごめん! 絶対勝つって言っておいてこのありさま・・・、どんな罰でも受けるわ!」
後藤「べつに、そんなに気にしなくてもいいじゃん。たまには負けるときだってあるしさあ。」
保田「後藤・・・。」
側近「これが殿の偉大なところよ。こうすれば、保田殿は今まで以上に働いてくれるだろうしな。」
吉澤「でも、正直保田さんが負けるとは思いませんでしたよぉ〜。」
後藤「梨華ちゃんのこと、警戒した方がいいんじゃないの〜?」
保田「・・・そうね。」
53 :
劉ソウ降伏:2001/06/12(火) 08:35 ID:Sw2Cy7fQ
側近「申し上げます。荊州の劉ソウ殿の御使者が見えております。」
後藤「劉・・・、あれ、劉表じゃないの? まあいいや、通して。」
使者の話を聞いた後藤は、
後藤「そうなんだ、劉表氏んじゃったの、で、劉ソウが継いだのね。
ふうん、降伏したいんだ。いいよ、別に。」
使者「ありがとうございます。無益な血が流れずに済むと知れば、我が主も喜びます。」
こうして荊州は後藤の支配するところとなった・・・。
安倍軍の運命はいかに。
54 :
樊城:2001/06/12(火) 08:36 ID:Sw2Cy7fQ
―樊城近郊
来る後藤との戦いに備え、飯田自ら兵士の訓練を行っていた。
飯田「ほら! これは錐行の陣の合図、鶴翼の陣じゃないでしょ!
こんな間違いしたら全滅よ!!」
部下「申し上げます。何者かが荊州へ向けて馬を走らせております。いかがいたしますか?」
飯田「後藤が何かしてるのかもしれない・・・、捕まえてきて!」
しばらくして、「何者」は捕まり、飯田の面前に引き出された。
部下「将軍、こやつ、このようなものをもっておりましたぞ。」
飯田「書状? 誰からのかしら・・・、後藤! どういうこと!」
飯田は書状に目を通した。
飯田「うそよ! 劉ソウが後藤に降伏するなんて! 蔡瑁のやつ!」
そう、彼は許昌へ派遣された蔡瑁の部下だった。
彼は、後藤の返事をもって荊州城へ帰還する途中だったのだ。
―樊城
飯田「・・・ということなの! うちら、蔡瑁に騙されたのよ!」
矢口「樊城は新野城より守りやすいけど・・・、荊州が後藤に陥ちちゃったら
篭城しても無駄か・・・。」
石川「みなさん、ポジティブにいきましょう!」
安倍「ポジティブねえ・・・、なっちはちょっとネガティブさ。」
側近「殿、荊州城より和田さんが参られました。」
和田(伊籍役)は、荊州の親安倍派の筆頭の人物だった。
56 :
朗報:2001/06/13(水) 20:38 ID:bIee1Ge.
飯田「和田さん! どうしてここに!」
和田「蔡瑁のやつが勝手に降伏してな、お前達に伝えようと思って来たんだが・・・、
もう知ってたのか。」
矢口「やっぱりそうなんだ。」
和田「でも、まだ希美、じゃなくて望みはある。
荊州城には、お前達のファンが結構いてな・・・、そいつらをあおってやれば
荊州城をいただくことだってできるんだ。」
安倍「わざわざそれを伝えるためにここまで・・・、うれしいです。」
和田「まあ、このまま後藤が調子にのるのも面白くないしな・・・、お前達も活躍しないとな。
じゃあ、オレはこれで帰る。お前達が荊州城に来るまで、できるだけファンを
あおってやるから。」
全員「ありがとうございます!」
安倍「じゃあ、みんな! 出陣よ!」
後藤軍が荊州へやってくるのは時間の問題。
時間は無い。
57 :
策士石黒:2001/06/13(水) 20:39 ID:bIee1Ge.
荊州城を出た和田は、近くの茶店に行った。
そこで一人の女性と会っていた。
石黒「なっち達と会えましたか?」
和田「ああ。あいつら、かなり落ち込んでたが、例の作戦を話したら急に明るくなったよ。」
その女性とは、石黒彩であった。
荊州城内の親安倍派の扇動、これは石黒が和田に授けた作戦だった。
58 :
主婦石黒:2001/06/13(水) 20:40 ID:bIee1Ge.
和田「確かに安倍達を助けてやりたいが、あの作戦は大丈夫なのか?」
石黒「荊州城内には、和田さんが思っている以上になっち達のファンがいますよ。
みんな、今のあの娘。たちの不遇に心を痛めているはず・・・、きっとうまくいきますよ。」
和田「あおってはいるんだが・・・、どいつもこいつもごっちんだ、ヨッスィーだ、保田だとか
ぬかすぞ。まずくないか?」
石黒「なっち達が荊州城に来れば分かりますよ。」
そして和田と石黒は別れた。
和田は荊州城へ向かった。
石黒は、
石黒「うまくいったら、後でなっちにお礼してもらわなきゃ。
さあて、次はどこ行こうかなあ。」
59 :
扇動1:2001/06/14(木) 08:06 ID:2MqDswe6
安倍軍が荊州城へ向けて進軍を開始したと同時に、後藤軍も許昌を出発していた。
50万の大軍である。まともに戦って勝てる数ではない。
―安倍軍
安倍「荊州城まであと少しよ! みんな、急いで!」
物見「申し上げます! 後藤軍、許昌を出発! 兵力は50万です!」
飯田「ついに動いたか・・・。」
矢口「あとは和田さんがどれだけやってくれたかにかかってるわね。」
石川「みなさん! 荊州城が見えましたよ〜!」
60 :
扇動2:2001/06/14(木) 08:06 ID:2MqDswe6
―荊州城
和田の暗躍は続いていた。
安倍軍が来たら城内で謀反を起こす、賛同者はいたが、その数はいまいち少なかった。
和田「石黒・・・、お前は加護辻ファンの数を勘定していない・・・。
オレも今気がついたんだが・・・。」
これは石黒の誤算であった。
和田「オレも独自に手をうとう。」
そうひとりごちて、和田は密かに荊州城を出た。
61 :
扇動3:2001/06/14(木) 08:07 ID:2MqDswe6
―荊州城近郊
安倍は一人荊州城門へ向けて馬を進めた。
そして城に向かって叫んだ。
安倍「ちょっと、どーゆーことなのさ! 戦ってもいないのに降伏してー!
なっちに一言の相談も無いなんてどうゆーわけよ! 聞いてんの!
城内にいるみんな、ほんとにこれでいいの!
一戦も交えずに降伏しちゃって、みんなそれで満足なの!」
安倍の声に応じるようにして、城内から喚声があがった。
親安倍派の者達が決起したのだった。
62 :
扇動4:2001/06/14(木) 08:08 ID:2MqDswe6
蔡瑁「何、謀反だと! 早く鎮めろ!」
辻加護「はい!」
辻「みなさん、さわいではだめれす! しずかにしてくれないと、ののはかなしいれす。」
そう言うと、辻は泣き出した。
加護「なんであいつらの味方すんの・・・、うち泣きそうや・・・。」
そう言って、加護も泣き出した。
反乱を起こした連中は、辻加護オタではなかったので反応しなかった。
しかし、辻加護オタは、
兵士A「ののちゃん! くっそ、ののちゃんを泣かせやがって・・・、許せねえ!」
兵士B「あいぼん! 泣いているところがまた萌える・・・じゃなくて、
あいぼんを悲しませるなんて、おめえら許さん!」
63 :
扇動5:2001/06/14(木) 08:08 ID:2MqDswe6
二人が泣いている姿に萌え、そして謀反を起こした連中に対してすさまじい怒りを示した。
城内は大混乱に陥った。
蔡瑁「おい! 逆に騒ぎがでかくなってるじゃないか!」
加護「そんなこと言われても・・・。」
辻「うええええん!」
64 :
断念:2001/06/15(金) 08:32 ID:LwAdV1OA
飯田「なんか、ものすごいことになってるみたい。でも、門が開かないのはどうして?」
石川「なんか、和田さんの話と違いますね・・・。」
物見「申し上げます! 後藤軍、荊州に到達した模様!」
矢口「もう時間がないよ! 荊州城陥としてる暇なんてないよ!」
安倍「城の中の人たちぃ〜! なっちはこれから逃げるけど〜!
ついてきたい人たちはついてきてぇ〜!!」
荊州兵「なっちぃ〜、まってくれ〜!」
「かおりん! いかないでくれ〜」
「まりっぺ〜、おれも行くぜ〜!」
「梨華ちゃん、おいてかないで〜!」
安倍軍は荊州城を陥とすことを断念。とにかく逃げることにした。
荊州城内から、数千の兵士達が彼女達を追って出てきた。
しかし、安倍軍の強行軍もむなしく、長坂坡でついに後藤軍に追いつかれてしまったのである。
65 :
長坂坡1:2001/06/15(金) 08:33 ID:LwAdV1OA
―長坂坡
―後藤軍
保田「みんな! ここが奴らの墓場よ! 全力でいくわよ!」
兵士「オオ!」
―安倍軍
側近「申し上げます! ただいま和田殿の使者が到着!」
安倍「和田さんの使者? ま、いいや、通して。」
66 :
長坂坡2:2001/06/15(金) 08:35 ID:LwAdV1OA
使者を通し、話を聞く。
使者「江夏城まで来てください。江夏城なら安全です。」
安倍「江夏城? どうして? 敵の城じゃない?」
使者「わが主が江夏城の太守を説き伏せて、安倍殿の味方にしたのです!」
飯田「和田さん、そこまでやってくれるなんて・・・(感激)。」
矢口「江夏城まで逃げればなんとかなるでしょ! 相手は許昌から来てるわけだから
かなり疲れてるはず。すぐには追撃してこないでしょ!」
67 :
長坂坡3:2001/06/15(金) 08:35 ID:LwAdV1OA
和田のおかげで退却先ができた安倍軍だったが、重大な問題があった。
石川「わたしたちが逃げている間、誰かごっちん軍を防がないといけませんよね?」
安倍「そう、殿よ・・・、どうしよう。」
矢口「なっち、やぐちに任せてよ。お願い。」
安倍「だけど・・・」
矢口「じゃあ他に誰がやるっての? 心配しないで、やぐちは死なないから!」
安倍「ごめんね、ううん、任せたわよ!」
安倍は2千の兵を矢口に預け、殿を任せた。他の者達は一路江夏城へ向かった。
68 :
長坂坡4:2001/06/15(金) 08:36 ID:LwAdV1OA
矢口「あれ、梨華ちゃん、なっち達と一緒にいったんじゃないの?」
石川「飯田さんが残りなさいっていうから・・・(しくしく、死にたくないよう(泣))。」
矢口「・・・何か考えがあるのかも。」
矢口の軍勢は2千、敵は50万、まともに戦って勝てるわけがない。
石川「敵が一度にたくさん通れないところじゃないと無理ですよう(泣)。」
矢口「そっか、あ、橋がある! あそこに陣を構えよう! ありがと、梨華ちゃん!」
石川「え?」
矢口達は橋の近くまでやってきた。橋のそばには林がある、兵を隠すには絶好の場所である。
69 :
長坂坡5:2001/06/15(金) 08:36 ID:LwAdV1OA
矢口「みんなは林の中で行ったり来たりして。敵は伏兵がいると思って、すぐには
近づかないはずよ!」
そして矢口は一人橋の中央に。
石川「き・・・、来ましたよ〜・・・(泣)」
70 :
長坂坡6:2001/06/16(土) 16:29 ID:BmOJHKdk
―後藤軍
後藤「全軍、止まって。」
保田「どうしたのよ。」
後藤「あれ見て。」
雲一つない満月の夜、橋の真ん中には、矢口が仁王立ちしていた。
石川「矢口さ〜ん、やっぱり危ないです〜! やめてください〜!」
保田「石川の声? なんかワナを仕掛けているのかしら・・・。」
前回の敗戦以来、石川のことを警戒している保田はかなり慎重だった。
71 :
長坂坡7:2001/06/16(土) 16:29 ID:BmOJHKdk
後藤「とりあえず、誰かやぐっつぁんを倒すって人はいないの〜?」
夏侯覇「拙者にお任せを!」
夏侯覇は名乗りを挙げて、矢口に一騎打ちを申し込む。
夏侯覇「やあやあ我こそは夏侯覇なり! いざ尋常に勝負せよ!」
矢口「うるさい! お前なんかこれでもくらえ! SEXYビーム!!!」
夏侯覇「うわああああぁぁぁ・・・・・まりっぺ最高・・・・・・・。」
夏侯覇はSEXYビームにより、身も心もやられてしまった。
72 :
長坂坡8:2001/06/16(土) 16:30 ID:BmOJHKdk
このとき、保田はあることに気が付いた。
保田「橋の向こうにある林の木が揺れてる・・・、伏兵がいるわ・・・。
後藤、深追いは止めたほうがいいわ。」
後藤「そうね、みんな疲れてるし。じゃ、全軍、退却ぅ〜!」
こうして後藤軍は荊州城へ向かった。
矢口、石川は、後藤軍が引き上げたことを確認して、江夏城へ向かった。
結局、荊州は江夏を除いて全て後藤の支配下に入った。
73 :
孔明:2001/06/17(日) 09:41 ID:3FUHegGU
劉備討ち取ったりー
74 :
パーティー1:2001/06/17(日) 16:19 ID:cDJxnZmE
―江夏城
使者「矢口殿、石川殿、ご帰還!」
安倍「無事だったんだ・・・、みんな、城外まで出迎えよ!」
矢口「なっち、かおり、和田さん、みんな!」
石川「グスッ、良かった、ほんとに良かった。」
和田「無事でなによりだ。」
飯田「かおり、すっごく心配してたのよ! 夜も眠れなくってさ・・・。」
安倍「みんな、パーティーの準備はできてるわ! さ、早く、早く!」
その夜、江夏城ではパーティーが開かれた。
全員が無事に集まったことを祝うパーティーだった。
75 :
パーティー2:2001/06/17(日) 16:19 ID:cDJxnZmE
安倍「荊州城に入れないときは、どうしようかと思ったさ!」
飯田「でも和田さんのおかげで、こうして江夏城にいるわけだしさ! 良かったよ!」
矢口「だけどさ〜、うちら荊州城を陥とす予定だったんじゃないの〜?」
酔った矢口は和田に詰め寄る。
和田「う・・・、いやその・・・、計算違いっていうかな・・・、なんだ、その・・・。」
返答に苦しむ和田。
石川「そうですよ! 荊州城に入れればチャーミーあんなに怖い思いしなくて済んだのに!
ひどいよ! う、う、・・・。」
怒り上戸のあとは泣き上戸の石川。
76 :
パーティー3:2001/06/17(日) 16:20 ID:cDJxnZmE
安倍「二人とも、きっと和田さんにも事情があったのよ。
だけど、こうして江夏城に入れたんだから、良かったじゃない?
和田さんがいなければ、今ごろどうなってたかわからないのよ?」
和田「いや、悪いのはオレだ。・・・説明しよう。確かにオレは荊州城の連中に反乱をそそのかした。
だけどな・・・、意外と・・・。」
飯田「意外と?」
和田「お前達のファンはかなりいたんだが、意外と辻と加護のファンもたくさんいたらしく・・・。」
矢口「じゃあ、ファン同士で衝突したってゆ〜の〜?」
和田「そうなんだ。それで城門を開ける暇が無かったらしい。
で、この作戦は失敗すると見たオレは、お前達の退却先を確保するために・・・。」
石川「この城の太守さんを味方にしたということですか?」
和田「そういうことだ。」
安倍「なるほどね。じゃあ、やっぱり和田さんに感謝しなきゃだめっしょ!
わかった、矢口、石川?」
矢&石「は〜い。」
そしてパーティーは深夜まで続いた。
77 :
名無し娘。:2001/06/20(水) 00:21 ID:gwH4voGM
小説総合スレッドで紹介・更新情報掲載してもいいですか?
78 :
作者:2001/06/21(木) 09:39 ID:M1nf/iOc
79 :
名無し娘。:2001/06/27(水) 03:09 ID:wflGSr3I
1週間近くたつけど、どうした?
80 :
作者:2001/06/27(水) 10:47 ID:qIvJMAkY
>>79 最近忙しくて、更新し忘れてました。
じゃあ、ストックしておいたやつをば・・・。
81 :
深夜:2001/06/27(水) 10:51 ID:qIvJMAkY
和田は一人で庭園にいた。
和田「安倍達の状況は予想以上に苦しいなあ・・・。
石黒が予想していたよりも辻加護の人気はあるし・・・、久し振りに忙しくなりそうだな。」
82 :
呉:2001/06/27(水) 10:51 ID:qIvJMAkY
荊州での争いをよそに、長江下流域の呉は平和そのものだった。
呉、それは孫氏が親子3人で築き上げた一大帝国であった。
現在の呉を治めるのは、3代目のつんく(孫権役)であった。
彼は若くてかわいい娘。に目が無かった。
後藤、荊州を制圧! の報は、当然、彼の耳にも入った。
83 :
苦悩:2001/06/27(水) 10:52 ID:qIvJMAkY
―呉の本拠地:紫桑城
側近「後藤は荊州を制圧し、総兵力は100万、その意気は天を衝くばかりとか。」
つんく「ほほう、やっぱこれからの時代は後藤やろ! オレの見こんだ通りや!
あ、そうや、安倍はどうなったんや?」
側近「安倍は命からがら江夏城へ逃げ込んだとか。
しかし、後藤につぶされるのも時間の問題かと・・・。」
つんく「よっしゃ! これからは後藤と手ぇ組んで、先を見据えるとしよう!」
?「つんくさん、それはあきまへんで!」
そう叫んだのは、呉の若き俊才:平家みちよ(魯粛役)であった。
平家「つんくさん! 後藤と同盟なんぞ結んではあきまへん!
同盟とは名ばかりで、いずれ滅ぼされるのは必定!」
つんく「平家、お前には先見の明っちゅうもんが欠けとる。ここはオレに任しとけ!」」
つんくをこれ以上説得しても無駄と考えた平家は、その場を立ち去った。
84 :
密談:2001/06/27(水) 10:53 ID:qIvJMAkY
その夜、平家は呉の重臣:稲葉貴子(黄蓋役)と酒を飲んでいた。
―紫桑城:平家の部屋
平家「つんくさんは後藤と手ぇ組もうと考えておるようや。」
稲葉「手ぇ組んでもなあ・・・、逆につけこまれて滅ぼされそうな気がするんやが・・・。」
二人は杯をあけ、新たに酒を注ぎいれる。
稲葉「最近、つんくさんは暴走ぎみや。だれかが歯止めかけへんとなあ。」
平家「やっぱ、あの人しかおらへんやろ。」
あの人とは、中澤裕子(周瑜役)のことである。
呉では、実力も権力も No.1 を誇る。
平家「確かになあ、裕ちゃんならなんとかしてくれそうやけど・・・、
あの性格やしな。つんくさんもおされ気味やったし。」
稲葉「せやけど、今は翻陽湖で水軍の訓練しとる。」
平家「さすがにつんくさんも、姐さんがいたら好き勝手できないと思うたんやろ。
水軍の訓練ちゅうても、要は体のいい厄介払いやな。」
又、二人は杯をあけ、新たに酒を注ぎいれる。
平家「だいたいつんくさんは勝手や! はようちにも曲書いて欲しいわあ・・・。」
稲葉「うちかてこの先どうなるかわからへんし・・・、つんくさあん・・・。」
そう言って、二人は眠りについた。
85 :
石黒の過去:2001/06/27(水) 10:54 ID:qIvJMAkY
明日
平家「アイタタタ・・・、昨夜は飲みすぎたわ・・・。」
稲葉「うちもや・・・、ウエ、気持ち悪・・・。」
側の者「平家様、荊州の石黒彩と申すお方が参られておりますが。」
平家「石黒? ・・・あやっぺや! なっつかしいわ! なにしとんの! はよ通して!」
石黒「みっちゃん、あっちゃん、久し振り。」
稲葉「今日はどうしたの? わざわざ荊州から来たんでしょ?」
平家「真矢さんとはうまくいってるの?」
かつて、石黒はかつてつんくに仕えていたのだが、真矢と結婚したため、結婚退職した、
という前歴の持ち主であった。
86 :
裏工作1:2001/06/27(水) 10:55 ID:qIvJMAkY
石黒「実はね・・・、月の海合唱団、解散しちゃって・・・。」
稲葉「じゃあ、もう一度つんくさんの下で働きたいってこと?
別に大丈夫やと思うよ。あの人、話題性のあること好きやから・・・。」
石黒「つんくさんのところにはもう戻らないわ。一度抜けてるし・・・。
今はね、なっちに協力しようかと思ってるの。なっち、今すっごく大変だし。」
平家「そうやったんや。ってことは、なっち関係の話をしにきたちゅうことか?」
石黒「そういうことね。」
石黒の考えはこうだった。
このままではなっちは後藤に滅ぼされてしまう。
それを防ぐには、つんくと同盟を結んで後藤にあたるしか方法がないと。
87 :
裏工作2:2001/06/27(水) 10:56 ID:qIvJMAkY
稲葉「それはうちらも考えておったんや。せやけどな・・・。」
石黒「つんくさんが、後藤を気に入ってるから同盟は無理ってこと?」
平家「早い話そうや。だけど、後藤と結んでもいずれは滅ぼされてしまうしなあ。」
石黒「そうだ! 裕ちゃんに何とかしてもらおうよ!
裕ちゃんならつんくさんを説得できるでしょ?」
稲葉「そうやと思うんやけど・・・、今いないんや。」
稲葉は今の中澤の状況を説明した。
石黒「・・・うっそお・・・。」
三人の間に重い空気が流れる。
数分後、この沈黙を破ったのは石黒だった。
石黒「そうだ! 良い考えがあるよ! なんでこれに気がつかなかったのかなあ!」
88 :
説得1:2001/06/27(水) 10:56 ID:qIvJMAkY
―紫桑城:大広間
平家と稲葉が姿を現す。
平家「つんくさん、ちょっとよろしいですか?」
つんく「おう、平家に稲葉か。どうしたんや?」
稲葉「実はですね、あやっぺが今遊びに来てるんですよ。」
つんく「何、石黒が! ひっさしぶりやないか! で、今どこにいるんや?」
石黒「ここですよ。」
入り口の影から石黒が姿を現す。
かつて石黒は、結婚を理由につんくのもとを去っていったのだが、
つんくの嬉しそうな様子を見ていると、全くそんなことにこだわっていないことが分かった。
数年振りの再会を喜び、二人の会話ははずんだ。
石黒は、さりげなく本題を持ち出した。
89 :
説得2:2001/06/27(水) 10:57 ID:qIvJMAkY
石黒「つんくさん、最近どうですか?」
つんく「どうって、なにがや?」
石黒「この国ですよ。」
つんく「ああ、別になんてことないが。」
石黒「ほら、だって最近、後藤の勢力が強くなってるじゃないですか。」
つんく「関係あらへん。とりあえず、後藤と同盟でも結んで、
あいつを利用しまくってやろかと思うてんねん。どや、おもろいやろ?」
石黒「相変わらずですね。でも、もっと面白いことがありますよ。」
つんく「後藤を利用するよりもっとおもろいことがあるのか?」
石黒「ありますよ。なっちと同盟結んで後藤を倒すんですよ。」
つんく「だけどなあ、安倍は最近落ち目や。確かにおもろすぎるが、ちとなあ・・・。」
石黒「・・・つんくさん、変わりましたね。私の知ってるつんくさんは、
何にも知らない人から見れば、奇抜すぎるぐらいなことやってのけて、
みんなを驚かし続けてきたのに・・・。残念だなあ・・・。」
つんく「何がや! わしは変わってない!」
石黒「でも、後藤と同盟結べば、「何だ、つんくも年とったんだなあ。」って言われますよ。」
つんく「わしはまだジジイやあらへんわい!」
石黒「私は一般の人の中で生活してますから、そういう話をよく聞けるんですよ。
「最近のつんくは昔みたいに奇抜なことをしない。呉も終わりだ。」って話も
よく聞きますよ。」
90 :
同盟締結:2001/06/27(水) 10:57 ID:qIvJMAkY
石黒の話は当然作り話である。
だが、その作り話がつんくの心に火をつけた。
つんく「わしは終わってはおらん! よっしゃ、安倍と同盟や!
安倍と同盟結んで、最強の後藤軍を打ち破ってくれるわ!
そうや、こんなにおもろいことは他にはあらへんわ!
平家、何しとんねん!」
平家「は?」
つんく「さっさと江夏に行かんかい! 安倍にあって同盟結んでこい!」
平家「は、はい! わっかりました!!」
石黒の説得は成功した。
そして同盟の使者となった平家は、安倍のいる江夏へ船を進めた。
91 :
作者:2001/06/27(水) 10:59 ID:qIvJMAkY
とりあえずこれでストックしておいたやつ全部です。
続きは・・・、まだ考えてない。
92 :
79:2001/06/27(水) 23:45 ID:9jAZMNgs
更新、嬉しいねえ。続きはごゆるりとお考え下され。
93 :
名無し娘。:2001/06/28(木) 04:08 ID:gC9UfzSM
保全しておくよ
>>92 ありがとう。
毎日更新するのはちとつらいかもしれませんが、
二日に1回くらいのペースならOKかも。
>>93 どうもです。
95 :
使者来訪1:2001/06/28(木) 20:29 ID:m6UGb6V2
―江夏城
悪夢のような後藤軍との戦からはや2週間。
いつ後藤軍に攻められてもおかしくないので、連日、今後のことについての
会議が開かれていた。
矢口「とりあえず、向こうも戦終わったばっかだから、すぐには攻めてこないと思うよ。
だから今のうちにさ、いろいろやっとこーよ。」
飯田「例えば?」
矢口「例えば、・・・う〜ん・・・。」
飯田「考えてないじゃない。」
安倍「こんなとき和田さんがいればさ、頼りになるのに。」
96 :
使者来訪2:2001/06/28(木) 20:30 ID:m6UGb6V2
和田は宴会の翌日、「用事がある。」と言って姿を消した。
石川「まさか・・・、わたしたちを見限ったんじゃ・・・。」
安倍「そんなことないわよ!」
側近「お取り込み中のところ申し訳ありません。呉から使者が参っております。」
安倍「呉の使者? なんだろ。」
側近の者は呉の使者を大広間に通した。
平家「うちはつんくさんに仕えてる、平家みちよや。よろしく。」
そう言うと平家は、書状を安倍に渡した。
安倍「・・・つんくさんは、うちらと同盟結んで後藤を倒したいって考えてるの?」
平家「そうや。流石にうちらだけで後藤とあたるのはしんどい。
ちゅうわけで、後藤のことをよー知っとるあんたらと同盟結ぼうっちゅうわけや。」
矢口「なっち、うちら運が良いよ! 同盟結ぼうよ!」
安倍達にこの申し出を断る理由など無い。まさに渡りに船であった。
かくして安倍・つんく同盟があっさりと締結された。
この情報はすぐに後藤の知るところとなった。
97 :
保田大明神:2001/06/28(木) 20:31 ID:m6UGb6V2
―襄陽城
荊州の大半を手中におさめた後藤は、この勢いで呉を奪うことを目論んでいた。
そのため、許昌には戻らず、荊州襄陽に留まっていた。
後藤「なっちとつんくさんが同盟結んだのか〜。」
保田「って、あんた! そんなのんきなこと言ってる場合じゃないでしょ!」
後藤「別になんとかなるよ〜。」
保田「つんくさんが敵にまわったってことは、水上戦は避けられないわよ!」
水上戦は呉のお家芸。
対する後藤軍は北国出身の兵が大半を占めているので、
敵が水上戦に持ちこむのは火をみるより明らかであった。
保田「許昌の吉澤がさ、前につぶしたあみの残党が集まりつつあるとか、
異民族の動きがが気になるとか言ってきてるし。
最近配下になった旧荊州家臣の連中も気になるしさ。」
後藤「圭ちゃんは心配性なのよ、もっと気楽にいこ〜よ。」
保田「後藤! あんたは心配しなさすぎなのよ!!」
後藤「保田大明神さま〜、お怒りをお鎮めくださ〜い。」
江夏城を出た和田は、まず襄陽へ赴き、図らずも後藤に降伏した親安倍派を扇動、
その後は後藤の本拠地:許昌で流言蜚語、といったことを行っていた。
この和田の策により、少なからず後藤軍に動揺が走ったのであった。
98 :
くそったれ娘、:2001/07/01(日) 00:47 ID:S3LrEHDA
( ´D`)y-~~<晒しage
99 :
名無し娘。:2001/07/02(月) 02:08 ID:PHXOyyMM
何だこのスレ。あほらしー
100 :
名無し :2001/07/02(月) 02:20 ID:bM0w93II
辻と保田と石黒以外全部食った。
101 :
名無し娘。:2001/07/02(月) 02:58 ID:tJ.iEVGk
102 :
名無し:2001/07/02(月) 03:20 ID:nQ0jCFdY
もっと三國志と娘。について知識と見識のある方いませんか。
103 :
名無し娘。:2001/07/05(木) 00:48 ID:FIfSqvOw
知識・見識はありませんが、続きを期待しています。
104 :
保田娘。:2001/07/09(月) 21:04 ID:q5q4JrHI
続き楽しみにしてるよ。
保全〜♪
105 :
名無し娘。:2001/07/11(水) 23:18 ID:/OUEohAM
更新期待保全
106 :
名無し娘。:2001/07/17(火) 02:17 ID:fzUu.J/I
更新期待保全
107 :
名無し娘。 :2001/07/18(水) 00:30 ID:Pnqqw8Yk
さらに更新期待保全
108 :
策士娘。 :2001/07/18(水) 12:58 ID:dSLop3jE
どうも、作者です。
忙しくて2、3週間くらいほっといてしまいました。
ただ何となく作った話だから、
倉庫逝きになっても仕方ないと思ってたし、
だからたたかれてもしょうがないと思ってます。
こんな話でも読んでくださっている方もおられるということが分かり、
ちょっと嬉しいです。
続きを考えるかどうかは分かりません。忙しいから・・・。
暇をみつけて考えるかもしれませんが、あまり期待しないで下さい。
娘&三国志好きのあちきにとって
これはまじおもろいので続き非常にきぼんです
これからもおねがいしたいですぅ〜〜〜
おいらも続きキボーンですぅ
よっすぃが文官なのがちょっと違和感あるけど、まぁいいや〜
111 :
名無し娘。:2001/07/18(水) 18:37 ID:W6sAwVAg
今日初めて見たけど、おもしろいよ
続ききぼーん
112 :
保田娘。:2001/07/18(水) 22:14 ID:ypScz4xk
うちも、続ききぼーん♪
時間かかっても良いから完結させてちょ。
113 :
策士娘。:2001/07/19(木) 19:52 ID:Q5/Ba6oI
どうも、策士娘。です。
3週間近く放置していて、かなり製作意欲が薄れていました。
でも、一応読者さんがおられることが分かり、
続きの話を考えてみようかと思いました。
>>109 ありがとうございます。
御期待にそえるものを書くことができるよう頑張ります。
>>110 ありがとうございます。
ヨッスィー文官は・・・、僕も違和感を感じます。
それなりに意図はあるんですが・・・、
ちょっと無理だったかと思えてしまい後悔しています。
>>111 ありがとうございます。
>>112 2回目のレス、どうもありがとうございます。
何とか完結まで漕ぎ着ければ・・・、と考えています。
更新速度はどうなるか分かりませんが、ご了承下さい。
114 :
同盟締結:2001/07/19(木) 22:41 ID:rZXh3Y6M
連続して策士娘。です。
意欲が薄れないうちにと思って、早速続きの話を考えてみました。
―江夏城
平家「えっと・・・。」
平家は懐から一枚の紙を取り出す。
平家「これはつんくさんの親書や。同盟締結の証にここんとこに・・・。」
安倍「うん。わかった。」
安倍は小柄で親指に傷をつける。
そして親書に自らの血で拇印をおした。
矢口「やったね! これで後藤と戦えるよ!」
平家「あんたら・・・、頼りにしてるで。
それはそうとなあ、ちょっと頼みがあるんやが。」
115 :
同盟締結2:2001/07/19(木) 22:43 ID:rZXh3Y6M
安倍「頼み?」
平家の頼みは、安倍軍の誰か一人を呉に連れていきたいというものだった。
平家「これからうちらは一緒に戦うわけや。で、今後の作戦について
いろいろと話し合いたいんや。」
飯田「今話せばいいじゃない?」
平家「残念ながら、うちは軍事の責任者やないの。
できればそっちの軍事の責任者を連れていきたいんやけど?」
飯田「それじゃあ、うちらの内部情報つつぬけじゃない!」
怒った飯田は立ち上がり、平家の胸倉をつかもうとする。
116 :
同盟締結3:2001/07/19(木) 22:43 ID:rZXh3Y6M
石川「やめて下さい! せっかく平家さん達と仲良くなれたんだから・・・。」
矢口「カオリ、落ち着いて。向こうだって同じでしょ。ね?」
安倍「情けないけどうちらだけでは後藤には勝てないのよ・・・。」
無言で飯田は椅子に座る。
平家「それはうちらも同じや・・・。」
飯田「・・・そうね。」
安倍「ハイ! じゃ本題に戻ろ! ね!」
場は平静を取り戻す。
平家「・・・同じことを言うようやけど、誰か一人連れていきたいんや。
できれば軍師なんかがいいんやけど。」
その言葉が石川の運命を決めた。
―港
石川「イヤー! 知らない土地になんて行きたくないですー!」
一同「頑張ってね〜!」
こうして石川は、安倍軍の軍事最高責任者として呉へ旅立って行った。
118 :
長江:2001/07/19(木) 22:46 ID:rZXh3Y6M
―長江
昔も今も長江は悠然としてただ流れ続ける。
これから空前絶後の大戦が起こることなど知る由も無く、ただ悠然と流れ続ける。
―船内
平家「梨華ちゃんは?」
側近「部屋で休んでおられます。さっきニ三度吐かれたようでして。」
平家「船に乗ったときはギャーギャーわめいてたと思うたら、今度は船酔いか。
忙しいやっちゃな。ま、詳しい話は紫桑着いてからでいいしな。」
石川「うう・・・、気持ち悪いです・・・。」
119 :
石川梨華:2001/07/19(木) 22:46 ID:rZXh3Y6M
―港
石川を乗せた船はついに見えなくなってしまった。
安倍「行っちゃったね、梨華ちゃん。」
矢口「石川は軍師だしね。ちゃんと働いてもらわないとね。」
飯田「カオリ思うんだけどさあ、石川ってほんとに千年に一度の大軍師なの?」
安倍「みんながそう言うからさ、きっとそうだべ?」
飯田「(相変わらずお人好しねえ・・・。)
あいつがただ、自分の名前を売りたいために、って考えられない?」
矢口「でもさあ、長坂坡で後藤を撃退したわよ。」
飯田「それは矢口が頑張ったからでしょ?」
??「そんなに自分たちの軍師が信じられないのか?」
背後から誰かがこう言った。
安倍「!、和田さん! どこ行ってたんですか! 急にいなくなっちゃうから、
心配で心配で・・・、もう!」
和田「ただいま。心配かけて悪かったな。ちょっと用事ができてな。
それはそうと、飯田、石川のこと疑ってんのか?」
飯田「だって、千年に一度の大軍師なんていっても、大して活躍してないし。
もしそうなら、うちらこんなに苦労してないと思います。」
和田「心配するな。あいつは何とかやってくれるはずさ。」
120 :
紗耶香:2001/07/21(土) 00:32 ID:LWFQ0Cxc
―ある酒場
??「”官渡にて宿敵鈴木あみを完膚なきまで叩きのめし、北方の異民族制圧、そして残党狩り、
返す刀で新野で安倍を撃破し、その勢いで荊州を制圧。
軍勢は100万にものぼり、その勢いは正に飛ぶ鳥落とす勢いの後藤軍。
天下統一は目前か。
しかし、現実はそう甘くない。
100万といっても、後藤に心服しているのは精強で知られる青州兵をはじめとする30万、
残りは今だ後藤に心服していない旧鈴木あみ軍と旧劉表軍の寄せ集め。
連戦に次ぐ連戦で兵士達は疲弊しきっている。
これでは天下統一どころか、長江を渡ることも叶わぬかもしれない。”
後藤さんを客観的に見るとこんな感じかな?」
??「あんたの言うとおりね。わたしもそう思う。
後藤・・・、ちょっと調子乗りすぎなんじゃないかな。
荊州と呉の制圧はもっと時間をおくべきだったと思うよ。
だけどわたしは、もう後藤とは何の関係も無いし・・・。」
??「わたしだって似たようなもんよ。もうなっちとは何の関係も無いから。お互い様よ、紗耶香。」
市井「そうだけどさ、やっぱ責任感じちゃうよ。
後藤にいろいろと教えた人間としてはさ。
わたしがいなくなったとたん、あんな無茶しちゃってさあ。」
121 :
明日香:2001/07/21(土) 00:32 ID:LWFQ0Cxc
市井紗耶香(郭嘉役)、彼女は数年前まで後藤真希の軍師をしていた。
後藤の旗揚げ当初からの家臣であった。
政治・軍事両方に非凡な才をもつ彼女は、後藤軍最大の功労者と言っても過言ではなかった。
??「じゃあ、また後藤さんのところへ行くの?」
市井「そういうあんたはどうなの? 明日香?」
福田「わたし? 何にもしないつもり。勝手に出ていって、また会いに行くなんてできないよ。
紗耶香はどうするの?」
福田明日香(徐庶役)、彼女はつい最近まで安倍なつみの軍師をしていた。
10数倍の後藤軍をいともたやすく破ってしまうほどの軍略家だが、
兵法の奥義を極めるために安倍のもとを去ってしまったのである。
市井「わたしも戻れないよ。ほんとはさ、戻って後藤を叱りつけたいんだけど。
わたしも勝手に出ていった人間だから、けじめはつけとかないと・・・。」
福田「紗耶香は、最初っから後藤さんのところから出ていくつもりだったんでしょ?
でなきゃ、吉澤さんを連れて来たりしないでしょ?」
市井「何でもお見通しか。確かに、吉澤はわたしがいなくなったときに後藤を助けるために
連れてきたのよ。だけど見こみ違いだったのかなあ。」
福田「そんなことはないと思うよ。後藤さんに問題があるんでしょ。」
市井「・・・そうね。あの子はすごく成長したよ、だけど自信過剰になってる・・・。
あの子のために・・・、なっち達に頑張ってもらわないと・・・。」
福田「そうね。ちょっときついかもしれないけど、それぐらいがいいかもね。」
122 :
趙雲@あいぼん好き:2001/07/21(土) 16:25 ID:hrpNy05w
お!ついにさやりん&あすかがでてきたか〜
う〜んやっぱいいですね〜
これからもよろしくです!!!!
123 :
名無し娘。:2001/07/21(土) 16:35 ID:rTXxac6g
124 :
策士娘。:2001/07/22(日) 01:22 ID:8aUNAVmo
>>122 ありがとうございます。
やっぱり二人も絡めたいなあ、なんて思いまして。
>>123 見ました。
そっちが始めから三國志スレなら、わざわざ
これを立てなかったかも・・・、なんてね。
では、続き。
―許昌
一時は和田の流言により騒然としていた許昌も、ようやく普段の様相を取り戻していた。
―吉澤邸
吉澤「も〜、あみの残党とか異民族とか・・・、どうせ安倍さんの仕業ね。
でもどれもありえない話じゃないし・・・。取り締まりをもっときつくしないと。」
側近「吉澤様、ソニン殿とユウキ殿が参られました。」
吉澤「オーイェイ、通して。」
ソニン「前線におられる殿からの命令で、許昌の守備を離れて襄陽へ行くことになりました。
それでお別れの挨拶を・・・。」
吉澤「ちょっと待ってよ! 許昌の守備を離れるの! ユウキ君もそうなの!」
ユウキ「僕も真希ちゃんにそう言われたから。」
吉澤「ごっちん、何考えてんのよ! 周辺情勢がかなり不安定なのに!」
ユウキ「僕に怒られても・・・。」
ソニン「大丈夫ですよ。今度は松浦さんが許昌の守備を任せられたらしいですから。」
ユウキ「じゃあ、僕らはこれで。吉澤さん、許昌の守備、頑張ってください。」
ソニンとユウキは襄陽へ向かった。
吉澤「市井さんにごっちんのこと頼まれたけど、わたしの言うことなんて全然聞いてくれない。
ごっちん、やっぱり市井さんじゃなきゃ駄目なの?」
数日後、ソニン・ユウキと入れ替わりに松浦亜弥がやってきたが、
案の定、すぐに前線の襄陽にまわされてしまった。
―襄陽城
許昌と異なり、こちらは未だに和田の流言の影響が残っていた。
許昌にいる家臣達や町人の大部分は後藤に心服しているが、制圧したばかりの荊州は
そうもいかない。おまけに「親安倍派」という厄介な勢力もいる。
和田の流言は、彼らに火をつけたと言っても過言ではない。
127 :
策士娘。:2001/07/22(日) 01:30 ID:8aUNAVmo
毎日ちびちびと書いていくか。
ではまた。
128 :
五娘大将軍:2001/07/23(月) 12:15 ID:Mgy216mk
コスプレ
後藤チョーウン
吉澤チョーヒ
石川カンウ
加護コーチュー
辻バチョー
129 :
やまだぁ:2001/07/23(月) 12:54 ID:YALWR7Ww
たのしーね。なかなか先が見えなくてねぇ。
130 :
事件1:2001/07/23(月) 17:18 ID:YkYyaVUU
襄陽城では事件が相次いだ。
馬小屋のボヤ、兵糧庫のボヤ、城壁の破壊、機密事項の漏洩・・・。
おかしな流言の上にこうした事件により、兵士達の動揺は未だ収まってはいなかった。
―深夜 武器庫
そんなわけで、普段は見張り役が一人の武器庫も、今は見張りが二人に増えていた。
見張りは深夜になっても続く。
見張りA「ふあ〜あ、眠いな。そろそろ交代の時間じゃないか?」
見張りB「ああ。そろそろだろ? お、来たぜって、え?」
そこに現れたのは、将軍:ニ岡(魏延役)であった。
ニ岡「ご苦労。ちゃんとやっているようだな。」
見張りA「将軍、どうなされたのですか?」
ニ岡「いやな、最近変な噂が流れてるだろ? 残党とか異民族とか。
どうせどっかの誰かの流言だとは思うが、用心するに越したことは無い。」
見張りB「それで将軍自身も見まわりを?」
ニ岡「ああ。そうだ、武器庫の見張り、替わってやろう。」
見張りAB「ええ!」
ニ岡「不服か?」
両者「いえ、滅相もございませぬ!」
131 :
事件2:2001/07/23(月) 17:19 ID:YkYyaVUU
二人はニ岡と見張りを交代した。
二人の姿が闇に消えていくことを確認したニ岡は小声で言った。
ニ岡(おい、いいぞ。来い。)
闇の中から十数人の男達が現れた。
男A(将軍、うまくいきましたな。)
男B(では、かねてよりの打ち合わせ通りに任務を遂行します。)
ニ岡(今夜の標的はこの武器庫だ。お前達、ぬかるなよ。)
一同(御意!)
ニ岡は旧劉表家臣で、親安倍派の有力人物であった。
彼は和田と友人で、主家滅亡後も幾度となく会っていた。
ニ岡(和田殿、任せてくれ。俺が襄陽城をじわじわと恐怖のどん底に叩き落してくれる!)
そのころニ岡の配下達はすんなりと武器庫に侵入していた。
武器庫の鍵は、先ほど見張りの者達から受け取っていたから当然である。
ニ岡(あとは打ち合わせ通りだ。いいな。)
一同(御意。)
男達は武器庫の扉を閉じ、内側から鍵をかけ、完全に気配を消した。
彼等は、ニ岡が苦心して集めた間諜のスペシャリスト達であった。
武器庫の扉の前では、何事もなかったかのようにニ岡が立っていた。
132 :
よたろう:2001/07/23(月) 20:30 ID:rpbNAasA
ageときます
133 :
名無し娘。:2001/07/25(水) 19:06 ID:2JOrtOYM
134 :
名無し娘。:2001/07/27(金) 16:09 ID:EYdoF0wU
age
135 :
名無し娘。:2001/07/27(金) 16:10 ID:w.2nxypU
136 :
名無し娘。:2001/07/29(日) 15:42 ID:FUfdhuOc
137 :
名無し娘。:2001/07/31(火) 09:19 ID:am4IXT9k
age
138 :
名無し娘。:2001/08/02(木) 01:42 ID:iqDWsAAc
139 :
名無し娘。:2001/08/04(土) 14:15 ID:HSEq8qao
140 :
名無し娘。:2001/08/05(日) 03:21 ID:aEsLHTdk
141 :
名無し娘。:2001/08/06(月) 19:42 ID:N206JpQo
142 :
名無し娘。:2001/08/07(火) 23:41 ID:8pfbGLE.
.
143 :
名無し娘。:2001/08/09(木) 00:11 ID:kgFfhZ3c
144 :
名無し娘。:2001/08/10(金) 05:13 ID:wkAEhIwY
145 :
(0^〜^0)@狼:2001/08/10(金) 13:29 ID:R2oyDks.
きもーい
146 :
名無し娘。:2001/08/11(土) 23:52 ID:DPPgCLek
だめ?
147 :
名無し娘。:2001/08/13(月) 01:00 ID:EldYeMfY
携帯の三国志やってる奴いる?
148 :
名無し娘。:2001/08/13(月) 12:58 ID:mV9.8BqE
hozen
149 :
age:2001/08/13(月) 18:22 ID:I.U1guMA
age
150 :
名無し娘。:2001/08/14(火) 11:53 ID:/NiNkFEQ
sage
151 :
名無し募集中。。。:2001/08/14(火) 13:49 ID:fXjzk/Cs
age
152 :
名無し娘。:2001/08/15(水) 01:49 ID:xiBa9lqs
sage
153 :
戦娘。:2001/08/15(水) 05:44 ID:kt1lzqyo
私も触発されて 書いてみました。
時は1998年
モーニング娘帝国はメンバー内の勢力争いが激化し混沌としていた。
ミカドの安倍をないがしろにしトウタク中澤が、リョフ矢口を抱込み急激に勢力を拡大していた。それをを良しとしない各群雄たちが続々とたちあがった。
前 北海道の太守 現 大賢良師こと妖術使いの飯田
千葉県の太守 バトウ保田
東京都の太守 ソウソウ後藤
群雄たちが、ミカド安倍の復権のため己の野心のためと虎視眈々と
その座を狙っていた。
そのころ 本人も気づいていない草庵の雄 リュウビ石川はひとり
たたずんでいた。
「あーあ今日もだめだった だめな私 いじめられた くさいねって言われた 太ってるって言われた どうしたら私の性格なおるんだろう」
リュウビ石川は河べりに足をそろえて座り、両こぶしを膝に当ててつぶやいた。
「いつまでたってもネガティブな私・・・一生このままかもしれないな〜」
落日の河べりに虫の声だけが聞こえる。そのとき!驚くべき出来事が!!
154 :
名無し娘。:2001/08/16(木) 21:20 ID:rwn1exmI
155 :
名無し娘。:2001/08/17(金) 03:36 ID:qtVzaYn2
保全
156 :
名無し娘。:2001/08/17(金) 15:13 ID:QtVgCSwE
ほ
157 :
名無し娘。:2001/08/18(土) 04:05 ID:0pCH/.js
ぜ
む
158 :
名無し娘。:2001/08/18(土) 15:21 ID:1uFO4GhU
ほ
ぜ
159 :
名無し娘。:2001/08/18(土) 23:09 ID:BTwZPp5.
なっち夏候惇だべ(●#ー`●)
160 :
名無し娘。:2001/08/19(日) 19:59 ID:nifmM72c
161 :
名無し娘。:2001/08/20(月) 01:28 ID:oKMRhSjM
曹性の放った矢が眼球に突き刺さったなっち。
「身体髪膚これを父母に受く 敢えて毀傷せざるは孝のはじめなり」
と叫ぶやいなや、矢をむんずと掴み一息に引き抜き、自らの目玉を喰らった!
163 :
名無し娘。:2001/08/21(火) 18:41 ID:yQE4kJMo
保全
164 :
名無し娘。: