1 :
まちぶせ男:
80年代「まちぶせ」で人気を博した石川ひとみがモー娘に加入することになった。>ゲンダイ
2 :
しじみ:2001/04/21(土) 18:45 ID:VvVVu0OQ
「まちぶせ」の歌詞ってストーカーだな。
3 :
ン〜:2001/04/25(水) 00:45 ID:x4bMOeog
使わんのかな
念のためホゼムしとくか
4 :
さくらの季節:2001/04/25(水) 01:15 ID:yTSUdZQQ
「あーあ、今年ももう終わっちゃったなぁ」
教室の窓から見える桜の木は、すっかり緑色に変わっていた。
桜色の季節は、惜しむ間もなく足早に通り過ぎていった。
梨華は、窓にもたれて教室を見渡した。
(二年生になったからって、別に変化ってないんだよね…)
せいぜい文系と理系に分けるくらいで。しかも学年のほとんどは梨華と同じ文系コースに進む。
仲の良い友達も、テニス部の仲間も、みんな一年の頃と変わりなく過ごしている。
(そういやお昼、なに食べようかなぁ。寝坊したからお弁当忘れちゃった)
二年生になったんだから、お弁当は自分で詰めなさいという母の言いつけ。変化はそれくらいのことで。
寝坊したり面倒だったりで、それも時々忘れてしまう。
視線を落として、購買部のほうに目を遣った。
(あ………)
メッシュの入った髪。遠目にもわかるはっきりとした顔立ち。
新入生の吉澤だ。
顔がいいと思ってウザいだのメッシュなんて生意気だのと半分以上やっかみのような因縁をつけられて、
上級生に呼び出されたらしい。
だが、その一件以来誰も面と向かっては何も言わなくなった。
伝聞でしか知らない出来事だけれど。
5 :
名無し娘。:2001/04/25(水) 03:09 ID:mnov5KxQ
がんばって〜保全!
6 :
さくらの季節:2001/04/25(水) 23:20 ID:V8DmyKRA
とても乱暴そうには見えないけれど。ケンカとかするんだろうか。
見ていることを気付かれないうちに、梨華は教室に視線を戻した。
見ていることさえ、きっと知らない。
それがどういった感情から来るものなのか、梨華は答えを探しあぐねていた。
もしかしたら既に知っていて、あえてその答えを正視しないようにしているのかも知れずに。
(たぶん、自分からは遠く隔たっている)
そう、自分に言い聞かせるように心の中で呟いた。
なぜだか、とても寂しいことのように思えた。
7 :
さくらの季節:2001/04/26(木) 18:50 ID:Htmc7Pko
いつもと同じ。いつもの日常。
それが分相応、と悟るほどではなかったけれど。どこかでドラマティックな出来事を望んでいながら、そんなことは起こらないだろうという諦観の気持ち。
その春も、そんな風に過ぎて行こうとしていた。
「梨華、今日部活どうするー?」
「ごめーん、今日当番なのー」
早々にテニスウェアに着替えた部の友達と別れて、梨華は保健室に向かっていた。
保健委員には週1で当番日がある。
「あ、石川さぁーん、待ってたよぉ」
「ごめんね、遅くなっちゃって」
梨華がドアの前まで辿りつくと、その同級生は深々と頭を下げた。
「実はさー、急に約束できちゃってぇー、ホントなら一緒に当番しなきゃならないのわかってんだけどぉー…」
顔だけを上げて、ちらりと頼み込むように梨華を見上げる。
梨華は、小さくため息をついた。
「うん、いいよ。」
「ありがとぉー!今度都合悪いときはいつでも抜けていいからさー!」
ぱんっ!と梨華のほうに手を合わせて、そのまま昇降口まで駆けて行った。
からり、と気持ちのいい音をたてて保健室の戸が開く。
誰もいない室内に、薬品の匂いだけが留まっている。
「そういや今日、木曜だっけ…」
木曜の午後は、校医が学会に出ているためいないことがほとんどだった。
当番日誌に二人ぶんの名前を書いて、梨華はゆっくりとソファに腰掛けた。
8 :
さくらの季節:2001/04/26(木) 18:52 ID:Htmc7Pko
何分が経っただろう。
部活でケガをした生徒以外はほとんど放課後にここを訪れるものもいない。
梨華がゆっくりと日が傾きかけた窓に近寄ったときに、廊下からざわめきが聞こえた。
「やっぱさぁ、ここまで運んできたほうがよかったんじゃないの?」
「バッカ、そしたらアタシたちがやったってバレちゃうじゃん」
「バレるもバレないも、目覚ましたら絶対アタシら言われるよ」
「目、覚めなかったら………やだやだやだ、アタシそんなの絶対やだ!」
「どうかしましたか?」
梨華がすこし開いた戸の隙間から、廊下に呼びかける。
「あっ!やっぱ委員いんじゃん!」
「ね、ねえ…センセは?」
「…今日は学会で休みですけど…」
廊下にいた女生徒たちは訝しげに首を傾げる梨華とは視線を合わせないようにしている。
「そ、そっか、じゃあ、いいです、失礼します」
「しつれいしまっす!」
振り返ろうともせずに走り去る二人の背中を梨華は呆然と見送った。
(…なんだろ)
とても、イヤな予感がする。
保健室が空になってしまうことに不安を感じつつ、梨華は二人が去って行った方とは反対方向へ走り出した。
廊下。分割教室への渡り廊下。校舎裏。非常階段。
非常階段と、外壁の境目の狭い空間に、それは横たわっていた。
「………吉澤さん!?」
頭部から血が流れている。意識は無い。呼吸はある。反応がない。
ほとんどむちゃくちゃに、それでも確かめるようにひとみの身体を探った。
「先生、呼んでこなくちゃ!」
ふたたび梨華は、息が切れるほど走るのだった。
9 :
ななしこー:2001/04/26(木) 23:20 ID:.oF6VnEI
ホゼムー
10 :
さくらの季節:2001/04/27(金) 00:10 ID:tRSdPxPA
身体が、まるで自分のものではないように感じた。
指はちぎれそうに痛い。心臓が耳元にあるのではないかと思うくらいに激しい鼓動。脚が震えて、立っていることさえ不思議なくらいで。
(救急車なんて、初めて乗った…………)
サイレンが、感情ばかりを急き立てる。どうすることもできない。そんなことは知っている。
だからって、何もしないでいることもできない。
梨華にとって、長い長い時間が過ぎて行った。
「大丈夫ですよ、お嬢さん」
梨華の緊張の糸が緩んだのは、病室から医師が出て来て小さく微笑んだときだった。
11 :
さくらの季節:2001/04/27(金) 00:11 ID:tRSdPxPA
「制服がだいぶ擦り切れていましたね。どこか高いところから滑り落ちたのでしょう」
初老のその医師は、ずれたメガネを直しながらそう言った。
「肩と腰、それから脚にも打撲が見られました。頭のほうはすこし大袈裟に血がでたようですが、今のところ脳内出血などは…見られないようです」
ほうっ、と誰のものともつかないため息が漏れた。
「いずれにしても、じきに意識は戻るでしょう。…ご家族の方は?」
そういえば、一緒に病院に来たのは先生たちだけで、まだ誰も家族は駆けつけていない。
「…それが」
「スンマセン、遅くなりました!」
梨華が口をひらきかけたとき、ものすごい剣幕で中澤が走ってきた。
「中澤先生?」
担任でもない中澤が、なぜひとみの病院に…?
梨華が疑問を口にしようとしたとき、中澤からその答えが飛び出した。
「そんで、センセ、うちの妹は…無事なんですか?」
「妹!?」
呆然とする梨華を取り残して、医師と中澤の会話は続くのだった。
12 :
さくらの季節:2001/04/27(金) 02:03 ID:tRSdPxPA
「ふぁ〜、なんやもぉ…心臓、止まるかと思った…」
どっかりと長いすに腰を下ろして、中澤が天を仰いだ。
「びっくりした…なんで、中澤先生が…吉澤さんと…」
「んあ?あ、石川やないの。なんでアンタここにおんの?」
「中澤先生、石川は第一発見者ですよ」
ひとみの担任がフォローを入れた。
「ああ、そうやったんか…ごめんなぁ、アタシちょっと関西本校に出張行っててな」
「…関西、本校…?」
中澤は、周りに聞こえないようにそっと梨華に耳打ちした。
「自慢つーより迷惑なだけやねんけどな。アタシ理事長代行やねん」
「ええ!!!!」
「大声出すな、ボケ!」
(…だって、だって、だって!!!)
そうするとひとみは、理事長代行の妹ということになる。
なるほど、上級生も手出しを躊躇う理由になる。
しかし、苗字が違うのは?
梨華が呆気に取られていると、ふたたび病室のドアが開いた。
「…心配したで」
「ごめん、裕子さん」
一瞬だけ、中澤が顔を強張らせたのを梨華は見逃さなかった。
「…申し上げにくいのですが…」
医師が、カルテに目を落としたまま口を開いた。
「記憶に、混乱が見られます。どうやら1年前に戻ってしまっているようです」
「いちねん、まえ」
「…年齢を尋ねたところ、15歳と返答しました。続けて学年を聞くと、中学三年と…」
中澤は、ひどく悲しそうな顔をした。そしてその顔のまま、ひとみの髪を撫でた。
「アンタ、ボケやボケやと思ってたけど…なにも1年まるまるボケることないやないの…」
ひとみはそれに返事はせず、同じように悲しそうに微笑むだけだった。
13 :
さくらの季節:2001/04/27(金) 23:03 ID:iYAG.ZsQ
「…えっと、石川、もう遅いし、帰り。家まで送ってったるわ」
「裕子さん、そちらは…」
急に視線を向けたひとみと目が合った。
「ああ、第一発見者やて。お礼言い」
「うん、ありがとう…ございます」
学校で快活に笑っていたときのひまわりのような笑顔をそのままに。
切なかった。望んでいたはずのひとみとの関わりが、こんな形であることが辛かった。
「石川は、ひとみと前から友達やったん?」
友達。だったらどんなによかったろう。自分の中にあったのは、それにすら届かない勝手な憧れ。…片思い?
梨華の口から出た返答は、言った自分さえも驚くような、意外なものだった。
「…付き合ってました」
「「「え??」」」
「意外っつーかそうでもないっつーか…やっぱ意外やわ」
帰りの車の中で、ずっと中澤は同じようなことを繰り返していた。
梨華はというと、咄嗟とはいえ嘘をついてしまったことをひたすら悔いていたのだが、どうしてもそれを言い出せずにいた。
「…そう、なんだ」
驚いたように、ひとみは目を見開いた。そして、そのすこしあとで満面の笑みを浮かべた。
「嬉しいなぁ」
その答えも、梨華には意外なもので、そしていまさら自分のついてしまった嘘を撤回できなくなるほど…嬉しかったのだ。
「…でも、よく思い出せないよ。ごめんね」
謝らないで。
だってこれは嘘なんだもの。
「また、お見舞に来てね」
たぶん、来てしまうだろう。この笑顔に会いに。
その笑顔が屈託なければないほどに、罪に苛まれるだろうに。
でも、嬉しかったのだ。
14 :
さくらの季節:2001/04/27(金) 23:04 ID:iYAG.ZsQ
家に帰ってからは、ただぼんやりとして過ごした。
姉と妹が部屋に入ってきて、何かを言っていたが、それすらはっきり思い出せない。
ひとみの記憶が元に戻ってしまったら。自分はひどい嘘吐きだと責められるだろう。
もしかしたら、二度と顔を合わせることができないくらいの仕打ちを受けるかもしれない。
あの、笑顔の。甘い幸せの代償は、それくらい払っても足りないのではないだろうか。
ひとみが学校に戻れば、記憶が戻らなくてもこの嘘がバレてしまう。
いずれにしても、この罪は自分に圧し掛かってくるのだ。
そうなっても仕方ないだけの、嘘をついたのだから。
15 :
さくらの季節:2001/04/27(金) 23:11 ID:iYAG.ZsQ
「…さん、いしかわさんっ?」
「あっ?えっ?何?」
いつものようにぼんやりと窓の外を眺めていた。いつもと違ったのは話し掛けられたことに全く気付かなかったことだ。
「中澤先生が呼んでたわよ。図書準備室に来てほしいって」
「…中澤先生が」
「うん。何かしたんじゃないの〜?」
「…かもね、うん、ありがと」
せいぜい怒られて来なさいよ〜と笑うクラスメイトに手を振って、梨華は図書準備室に向かった。
16 :
名無し娘。:2001/04/28(土) 02:02 ID:qanAvSGk
こっそり応援。
がんばれ。
17 :
さくらの季節:2001/04/28(土) 20:34 ID:HWOOMfuA
図書準備室の中は紅茶の香りがした。
理科室から持ち出したと思われるアルコールランプにビーカー。そこにティーバッグが浸してある。
「えっと、砂糖とか入れるか?」
「あっ…ハイ」
溶けきらない砂糖がビーカーの中でぐるぐると回る。中澤はふちを掴んでそれを石川の目の前に置いた。
「熱いよってな、ハンカチで包むかなんかするとええよ」
「はい…」
木綿のハンカチでくるりと周囲を包んでビーカーを持ち上げる。布ごしでもその熱さは充分に伝わってきた。
18 :
さくらの季節:2001/04/28(土) 20:40 ID:HWOOMfuA
「昨日は…ごめんなぁ。なんかバタバタしてて」
「あっ、いえ、吉澤さんが無事だったらそれで…熱ッ!」
中澤は、だから熱い言うたやろ?と微笑んだ。
昨日も何度か感じた、寂しそうな、悲しそうな微笑。
「あの後もっかい病院戻ってんけどな。元気そうやった。ケガもたいしたことないて」
そんな時間かけんでも退院できるやろ。
その言葉に梨華は胸が痛んだ。痛むたびに、早く嘘だと話して楽になってしまいたい気持ちが疼く。
でも…怖くて言い出せない。
嫌われるのが?軽蔑されるのが?
傷痕が、どんどん深くなるような気がした。
「どうした、怖い顔して。なんや血だらけだったみたいやし、怖かったん?」
「あ…いえ…」
19 :
名無し娘。:2001/04/28(土) 21:05 ID:VqhNr/hk
うむ。萌えである。
20 :
さくらの季節:2001/04/28(土) 22:43 ID:hU/V.oPU
そういえば。昨日の疑問が再び頭を過った。
「先生と吉澤さん、姉妹だったんですか?」
「ああ、そういや聞いてたんやな…うん…まあ、そうなるわな」
中澤はひとくち紅茶を啜った。
「両親が離婚してな、こないだまで別々に暮らしてたんや。」
「そうだったんですか…」
聞いてはいけないことを聞いてしまったような気がして、梨華は落ちつかなかった。
「んで、たまたまアタシがこっちの学校に赴任することになったから一緒に暮らすようになってん」
急にあんな大きな子供ができて、アタシも老けたよーな気ィするわ。
そう中澤はおどけるような口調で言ったあと、言葉を続けなかった。
傾きかけた日が、窓から差し込む。中澤のブリーチされた髪が、同じ色に染まる。
綺麗だ。だけどやはり悲しそうだ。
21 :
さくらの季節:2001/04/28(土) 22:43 ID:hU/V.oPU
「帰りにでも、病室よったげて。会いたがるやろから」
「………はい」
中澤の寂しそうな表情は、この夕焼けに似てる。梨華はなんとなくそう思った。
近くの小学生が身体に合わない大きなカバンを背負って家路を急いでいる。もしかしたら、塾へ行くのかもしれない。
学校にも、塾にも友達はたくさんいるけれど。夕焼けの光の中の彼らはどうしてだか寂しそうだ。
だから、家に帰るのだろうか?
ふと浮かんだ言葉は、柄じゃないなと梨華を苦笑させた。
22 :
名無し娘。:2001/04/29(日) 00:27 ID:0voWF7r.
ほ・ぜ・む
23 :
さくらの季節:2001/04/29(日) 22:32 ID:ouJLZ34w
「嬉しいな、また来てくれたんだ」
梨華が病室に入ると、ひとみは嬉しそうに身体を起こした。
頭に巻かれた白い包帯が痛々しい。
病室にはひとみのほかには誰もおらず、梨華はすこしほっとした。
「うん…大丈夫?傷とか、痛まない?」
「大丈夫だよ。たいしたことない」
その笑顔だけを見ていると、たしかに本当にたいしたことではないようにさえ感じる。
だが、彼女の中では1年間が忘失しているのだ。
もともと、その1年間は梨華の知るところではない。何か聞かれても答えることなどできないのだけれど。
「そうだ、甘栗好き?」
「あまぐり?」
お見舞いに来た同級生が置いていったのだという。コンビニで売っている『剥いてある甘栗』だ。
ひとみは楽しそうにそのパッケージを開けて、一粒手にとって梨華に手渡す。
「はい」
「ありがと」
つやつやとした甘栗。口に含むほこほこして甘い。
「これさ、レンジでチンして食べるともっとおいしいんだよね」
「ふぅん」
裕子さんが、友達に教えてもらったんだって。ひとみはそう言って窓の外に視線を移した。
ここからは、学校がよく見える。
24 :
名無し娘。:2001/04/30(月) 14:17 ID:hY2OXroA
応援sage
25 :
名無し娘。:2001/05/01(火) 17:15 ID:ZE/qqhkc
保全
26 :
さくらの季節:2001/05/02(水) 23:12 ID:r9P5YkCg
「…はじめて会ったのって、どこだった?」
遠くを見つめたまま、ひとみが問いかけた。
「わたしと?」
うん、とゆっくり頷いてひとみは梨華に視線を預けた。
桜の、木の下だった。
入学式の日、梨華は部活の顧問に頼まれて設営の手伝いに来ていた。
新入生はオリエンテーションのために残り、他の生徒はもう帰ろうとしていたところだった。
渡り廊下を歩いている新入生の中に、ひとみはいた。
春休み中に入れたと思われるメッシュは、神妙にしている新入生の中でひときわ目立っていた。
いや、メッシュがなかったところでそれは同じだったかもしれない。
それだけ、目を引く存在だった。
梨華は、その眩しい姿を桜の木の下でずっと見ていた。
ひとみが廊下を通り抜けて、校舎に入っていくまで。
「ちらっと見かけただけだったけど」
「ふうん」
この出会いは嘘ではない。ただ梨華は、ずっと見ていたことだけは隠していた。
今だって、ずっと見つめていたい。この気持ちは変わらない。
それが出来ないのは、どうしても胸に宿る罪悪感。
27 :
名無し娘。:2001/05/04(金) 01:29 ID:Ko5glMQw
sage
28 :
名無し娘。:2001/05/06(日) 05:26 ID:qmb2bsTs
ホゼム
29 :
名無し娘。:2001/05/07(月) 21:58 ID:We/NHtBs
ほぜん
30 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 18:40 ID:UeKM49z.
ワンギャルにも石川ひとみっているな。
31 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 18:43 ID:cIAbU.JU
石川さゆりがモー娘。に入るらしいぞ
32 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 18:46 ID:2OD0CN/Q
石川さゆり「夏娘」は名曲だぞ。
33 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 18:52 ID:6w8Grf.2
石川優子も久々に娘。で復帰らしい。
34 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:07 ID:2OD0CN/Q
石川セリも久々に娘。で復帰らしい。陽水プロデュース
35 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:17 ID:6w8Grf.2
石川秀美もヤックンの反対を押し切って娘。に入るらしい。
36 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:27 ID:YhP.H1Ug
石川浩司もランニング着て娘。に加入するらしい。
37 :
超超超超K:2001/05/08(火) 19:33 ID:or7phCCI
石川次郎もトゥナイト2から娘。入りするらしい
セットで山本晋也もついてくる
38 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:33 ID:W1YseMHg
石川みゆきは?
39 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:38 ID:OTzDwrvE
40 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:38 ID:oqWOFL3U
石川啄木も時代閉塞の状況を打ち破るべくモーニングに加入するらしい。
41 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:48 ID:YQwRwDtI
「ザ・イシカワーズ」結成
42 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:48 ID:2OD0CN/Q
石川賢もゲッターロボ娘。連載開始。
43 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:49 ID:WOZxsieY
昨日の深夜、つんくの番組で、立花理佐が復帰めざして、「ラブレボ」歌ってたな。相変わらず下手くそだったけど。
44 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:50 ID:uvbXin5k
石川雄規もかもめサービス&ニセ猪木イズムを普及すべくモーニングに加入するらしい。
45 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:52 ID:oqWOFL3U
石川五右衛門もモーニング加入。「可憐だ…」。
46 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 19:56 ID:6w8Grf.2
石川進(「クレクレタコラ」の主題歌の歌手)も娘。に協力を申し出。
47 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 20:00 ID:2OD0CN/Q
作詞:石川啄木か
48 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 20:04 ID:oqWOFL3U
すべての収益金は狭山事件の石川一雄さんを支援するために寄付されます。
49 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 23:13 ID:Ik/nSPh6
ネタも尽きたみたいだし...
スカパー、来週の夜のヒットスタジオ
石川ひとみ「くるみ割り人形」たぶん歌います。
これも超名曲です。
50 :
名無し娘。:2001/05/08(火) 23:50 ID:ukx9mE6.
小説続かんのか?
51 :
名無し娘。:2001/05/09(水) 08:48 ID:SbHQww.M
とりあえず期待ホゼムしておこう。
52 :
さくらの季節:2001/05/09(水) 13:29 ID:tSx.ILdw
「それじゃ、そろそろ帰るね」
え〜?と頬を膨らませたひとみに、また来るからと小さく笑って梨華は病室を後にした。
日はもう、山の端からすこし金色を覗かせているだけだった。
ここに通うことが日常になるのだろうか。でもひとみの入院がいつまで続くとは限らないし。
嘘に対する不安もある。たとえばれなかったとしても、退院して外の世界に触れれば。
自分のようなつまらない人間との付き合いはそこで絶たれてしまうのではないだろうか。
せめてもうすこし魅力的なら。いや、欠けているものは少しではないかもしれない。
いつまでもあの笑顔を繋ぎとめることはできない…だから病室に通うだろうことも。
涙が出た。
いままでの日常では知りうる要素のなかったひとみの表情を知ってしまったことの悲しみ。
それがあるときを境に自分に向けられることは無くなってしまうのではないかという、失っていないものへの喪失感。
どうして、こんな考え方をしてしまうのだろう。不安が抑えきれないのだろう。
いつだって、自分が嫌になる。
53 :
さくらの季節:2001/05/10(木) 00:18 ID:7JHhOZ06
「りかちゃんさぁ、なんぞ悩みでもあるん?」
部屋でひとりぼんやりしていると、妹の亜依がやってきた。
「べーつにー」
あったところで、亜依に話すことなんかないわよーと毒づいてみせる。
「ま、ないならないでええねんけどな。おねーちゃんも心配してたで」
関西の叔母のところに春休み中ずっと遊びにいっていた亜依は、すっかり関西弁にかぶれて帰ってきた。
本人も『学校でも好評』と直す気はないらしい。
「だーれが心配してるって?」
「うわっ!」
亜依の背後から覆い被さるように姉の圭織が目隠しをした。
「ちょ、おねえちゃん離してぇ」
亜依に目隠しをしたまま、圭織は視線を梨華に移した。
「新学期でクラス替えとかあってさ、まだ慣れないこともいっぱいあると思うけど」
睨み付けるようなきつい眼差し。姉のその視線の奥にある優しさを梨華はちゃんと知っている。
「本当にほんと〜〜〜〜〜に困ったら、お姉ちゃんに言いなね。」
「うん」
「アタシにも言うてええよ〜」
「わかったわかった」
普段は何も言わないけれど、わかっている。どれだけ頼りになるかということを。
だけどいまはそのときではない。それも…わかっている。
54 :
さくらの季節:2001/05/10(木) 00:19 ID:7JHhOZ06
2、3日部活などの雑事が続き、病院には寄らずに帰っていた。
正直ほっとするところもあり、寂しくも思うところだった。
そしてまた保健室当番が巡って来て、梨華は保健室にいた。
(あの日ここでこうしてなかったら、あの事件も知らずにいたかもね…)
ぼんやりと日誌をつけながら、校庭を眺めていた。
「ね、石川さん。こないだ先帰ってもらっちゃったしさ、今日はもう帰っていいよ?」
「え、でも部のほうに今日は当番だって言ってきちゃったし」
「たまにはサボりなよぉ〜、石川さんてホント真面目なんだから」
ほらほら、と半ば押されるようにして保健室を追い出されてしまった。
仕方なく帰り支度を済ませ、昇降口から振り返ると何人かの同級生が保健室に入っていくのが見えた。
なるほど、部活をサボって保健室で話でもしようというところだろう。
保健委員であるという以外はとくに共通点もない相手だったし、梨華がいては話しづらいこともあるのだろう。
ホント真面目なんだから。
そう、見えているのだろうか。自分ではとりたてて真面目だとは思わないし、せいぜい考え方がちょっと人よりマイナスに傾きがちなだけに思える。
もっとも、終始そんなネガティヴな相手と顔を突き合わせていてもたぶんつまらないに違いない。それもわかっていた。
ひとみは、どうなのだろうか。
55 :
名無し娘。:2001/05/10(木) 23:51 ID:D2VYmygA
チャーミーカワ(・∀・)イイ
56 :
し:2001/05/11(金) 01:36 ID:Qu7/WqMk
57 :
し:2001/05/11(金) 02:52 ID:Qu7/WqMk
58 :
名無し娘。:2001/05/12(土) 02:46 ID:D8eMeIgI
sage
59 :
名無し娘。:2001/05/13(日) 03:31 ID:sfQKY7ko
保全
60 :
名無し娘。:2001/05/15(火) 00:44 ID:VuOJx0mQ
保全
61 :
さくらの季節:2001/05/15(火) 12:51 ID:sUSszgq.
疑問を抱いたまま、病院のドアをくぐった。ほとんど時間は経過していないのに懐かしい気分。
エレベーターを使って5階まで上がって、ひとみの部屋の前まで辿りついた。
(………あっ)
中から、複数の声が聞こえる。
今までは、運よくというか誰もいない時間にだけ顔を出していただけに、梨華は入るのを躊躇った。
ドアをノックしようとした手が中途半端に止まっている。掌が、ほんのすこしだけ汗ばんだ。
(やっぱり、帰ろう)
そう思って手を下ろしかけた瞬間、ドアが開いた。
「どちらさまですかぁ?」
「えっ?」
ややうつむきかけた顔を上げると、そこには同じ学校の制服を着た少女が立っていた。
「あっ、梨華ちゃんセンパイだぁ」
「え、ええっと…」
この顔には覚えがある。
「ごっつぁ〜ん、誰ー?」
後藤真希。ひとみの中学以来の親友、らしい。
62 :
名無し娘。:2001/05/16(水) 23:49 ID:8bmpcB5.
保全
63 :
名無し娘。:2001/05/18(金) 23:05 ID:Wn7w9TTM
ドキドキ保全隊
64 :
名無し娘。:2001/05/19(土) 00:36 ID:w71Zzt92
石川三姉妹イイ!
65 :
さくらの季節:2001/05/19(土) 09:25 ID:2DVgjmYg
(………どうしよう)
促されるままに病室の中に入ってきたのはいいけれど。なにを話したらいいのかわからない。
「梨華ちゃんセンパイ、今週になってココ来るのはじめて?」
「え、う、うん」
急に話を振られて、心臓が跳ねあがる。
「ヨッスィ〜がさぁ、センパイが来ない来ないってずっと不機嫌だったんだよぉ」
「ゴッツァン!いい加減なこと言うなよ!」
ほんのり頬を赤くしてひとみが真希を小突く。なんだか、この光景に馴染んでいる自分が不思議だった。
「え、えーと…後藤さん…?」
「うん、後藤だよ。あれ、自己紹介してなかったねそーいや。何で名前知ってんだろ。あはっ」
後藤真希ですよろしく〜、と真希は右手を繋いできた。
「えっと…わたしは…」
「石川梨華ちゃんセンパイでしょ?もおヨッスィ〜から何度名前聞いてるかわかんないから覚えちゃったよぉ」
「オマエほんとそーゆーことばっか言うなら帰れよぉ〜」
ひとみはぎゅいぎゅいと真希を押しのける。顔もすっかり赤くなっている。
「そういや、梨華ちゃんセンパイこそなんであたしの名前知ってたのー?」
「え、ほら…いつも吉澤さんと一緒にいたから」
そう、いつも一緒にいて名前を呼んだりしていたから。自然と頭に入っていた。
それくらい近い距離にいることを、羨んだりもしたけれど。
66 :
名無し娘。:2001/05/20(日) 23:14 ID:gwH4voGM
保全しよう。
67 :
名無し娘。:2001/05/22(火) 00:13 ID:2t1TtfwA
\(^▽^)/<ピンチです!
68 :
さくらの季節:2001/05/22(火) 20:47 ID:jx6V48XY
「ヨッスィ〜、顔まっか」
にやーっと笑って真希は梨華に抱きついた。
「!」
「えっ?あっ?ご、後藤さん?」
そのまま真希が頬を寄せてくる。梨華はどうしていいかわからずに硬直していた。
くくく、と押し殺したような笑いが耳元で聞こえた。
「じょーだんじょーだん、ほらほらそんなおっかない顔しなーいの」
腕をぱっと放して、真希がひとみの額をつつく。
「冗談って、オマエほんっとーに…」
「性格悪いでしょ?梨華ちゃんセンパイ♪」
なにを言っていいのか検討もつかず、梨華はただただ唖然とするだけだった。
69 :
さくらの季節:2001/05/22(火) 20:48 ID:jx6V48XY
「んじゃ、邪魔者は帰るとしますか。安心していちゃついていいからねー」
ひらひら手を振って病室を出ていった真希の後ろ姿を見送ったあと、しばらく二人は呆然とドアを眺めていた。
「…後藤さんって、面白いね」
「面白くないよー!」
苦笑いを浮かべる梨華とは対照的に、ひとみはまだ顔を赤くして怒っている。
ごんごんと壁をたたきながら、ぶつぶつ呪文のように恨み言を唱えている。
「ね、そんなに怒らないで」
なだめるように梨華が手を伸ばす。ひとみはその手をとって、梨華を見つめた。
「センパイに抱きついたりしてさー」
そこまで言って、ひとみは視線を逸らした。こころなしか目のあたりの赤みが増している。
「…?」
言いにくそうに口をもごもごさせている。
「どうしたの?」
「…あ、あたしだって…まだ、そんなこと…したことないのに」
つられるように梨華も、赤くなった。
70 :
さくらの季節:2001/05/22(火) 23:02 ID:J20UOu.s
返答に困ってうつむくと、視線の先で自分の手がしっかりとひとみの掌に包まれている。
指先に、力が入る。熱い感触。
「ごーめんごめんごめーん!わっすれものー」
いきなりバタンとドアが開いて、慌ててその手を放した。
「あらぁ?おじゃまだったかしら?」
「そ、そんなことないよ?どうしたの?」
さっきまで真希がいた足下に、カバンが投げ出されていた。
ひとみはそのカバンを掴むと、真希のほうへ思い切り投げつけた。
「そんなことなくないよ!さっさと帰れ!」
予想以上のカバンの衝撃に、真希がよろける。
「はーいはい。今度こそ帰りますよ〜だ。ケガ人なんだから、ほどほどにね〜」
ひとみが枕を掴んで振りかぶる寸前に、真希は部屋のドアをくぐった。
「………退院したら、覚えてろ」
手に取った枕をひとみはばふばふと叩いた。
71 :
名無し娘。:2001/05/24(木) 00:36 ID:KCjq8fFk
期待ホゼム
72 :
名無し娘。:2001/05/24(木) 03:01 ID:uwCFLz16
吉澤カワ(・∀・)イイ!
73 :
名無し娘。:2001/05/25(金) 05:35 ID:i1jiY7r.
保全
74 :
名無し娘。:2001/05/27(日) 03:01 ID:iyROyy0I
hozen
75 :
名無し娘。:2001/05/28(月) 01:21 ID:MRU7OtdY
( `.∀´)<保全するわよ!
76 :
名無し娘。:2001/05/29(火) 21:25 ID:.T9xOgeY
( `.∀´)<今日も保全ね!
77 :
名無し娘。:2001/05/30(水) 20:53 ID:Xs4kkuno
( `.∀´)<やっぱり保全よ!
78 :
さくらの季節:2001/05/31(木) 00:13 ID:V3/0UMSU
「そうだ、果物食べる?」
「えっ?…あっ」
「とっ…ととと」
不意に立ち上がったひとみがよろける。呻くように眉間を押さえている。
「大丈夫?」
「…つつ…うん、大丈夫…」
支えるように梨華が腕を回す。そのままベッドに並んで腰掛けた。
「なーんかねー、たまに痛むんだよね」
のほほんとひとみは言ってのけた。顔にはまだ緊張したような色が残っている。
「…ほんとに平気?寝てたほうがいいんじゃない?」
ひとみのパジャマの裾を掴んだ梨華の手に力が入る。手のひらに、冷や汗を感じる。
「へーきへーき。寝てるよりもずっと」
「?」
体を傾けたひとみの腕が、梨華の体をぐるりと包み込む。引き寄せられて、体温を感じて、動けなくなる。
「こうしてるほうが、すぐよくなるよ」
抱きしめられてる。そう認識したとたん、顔が燃えるように熱くなるのを感じた。
どうしていいかわからない。恥ずかしさから、離れたい気持ちがあっても体が動かない。
その心地よさに、抵抗できない。
どれくらい時間が経っただろう。たぶんほんの短い間なのだろう。夕暮れの空がそのまま照らしている。
79 :
名無し:2001/06/01(金) 14:35 ID:7vS6wilY
ほ
80 :
名無し娘。:2001/06/02(土) 17:56 ID:5eEdpZQs
ぜ
81 :
名無し娘。:2001/06/03(日) 00:09 ID:DfPB85b2
む
82 :
名無し娘。:2001/06/03(日) 11:23 ID:oCBbh1W.
こいつぁいいねぇ・・・
83 :
さくらの季節:2001/06/03(日) 18:45 ID:dBuGX8KI
どれくらい時間が経っただろう。たぶんほんの短い間なのだろう。夕暮れの空がそのまま照らしている。
きらきらと金色の夕日がひとみの髪の色に混ざって、とても綺麗だった。
うっとりするように、ひとみの温みと金色の光の世界に浸る。
84 :
名無し娘。:2001/06/03(日) 22:29 ID:lxmw.8XY
さらしあげ
85 :
名無し娘。:2001/06/04(月) 01:10 ID:XsAORUko
86 :
名無し娘。:2001/06/04(月) 01:18 ID:AxcIpADk
誰だよ
87 :
名無し娘。:2001/06/05(火) 07:47 ID:wi67dviU
保全
88 :
名無し娘。:2001/06/06(水) 22:18 ID:N.CQVRgE
続きはまだかな…
89 :
名無し娘。:2001/06/08(金) 06:05 ID:jFg5e0yI
保全
90 :
名無し娘。:2001/06/09(土) 11:14 ID:Y3es6GAo
保全
91 :
名無しさん:2001/06/11(月) 00:44 ID:N13HNEyU
お膳
92 :
さくらの季節:2001/06/12(火) 02:55 ID:fuDmLQ.k
「いい匂い」
「えっ?」
首筋のあたりでひとみが子犬のように鼻を鳴らす。
急に恥ずかしくなって、弾かれるように体を離した。
「そ、そんなことないよ。学校帰りだし汗かいてるし制服だし」
「ううん」
ひとみは首を横に振る。そしてそのままもう一度梨華を引き寄せる。
「すげーなんか、いいと思うんだけど」
「や…ちょっと」
大きく息を吸い込むひとみのしぐさがたまらなく恥ずかしくて。
でもその腕には抗いがたくて。
パジャマの袖を掴んだ指先が、震える。
93 :
さくらの季節:2001/06/12(火) 02:55 ID:fuDmLQ.k
「…今日はえらい暑いなぁ」
「!」
「裕子さん!」
ドアが開いているのに全く気がつかなかった。ニヤニヤ笑って中澤が立っている。
「ええんよぉ〜。ギャラリー気にせんと、続けてやぁ」
続けられるわけが、ない。
94 :
名無し娘。:2001/06/12(火) 20:47 ID:OsGshsP2
おお!更新されてるべ!
95 :
名無し娘。:2001/06/14(木) 00:03 ID:V3GQcCbY
ほぜむするべさ!
96 :
名無し娘。:2001/06/15(金) 01:14 ID:1HUWmo5U
保全しとくか
97 :
名無し娘。:2001/06/16(土) 00:19 ID:4JdVRhT6
保全っしょ
98 :
名無しさん:2001/06/17(日) 01:00 ID:wAwMejTA
墓前
99 :
石川ひとみ:2001/06/17(日) 01:03 ID:8ReevsZQ
好きだ〜たのよ〜あなた〜〜胸のお〜くでずうっと〜〜
100 :
名無し娘。:2001/06/18(月) 03:55 ID:/VsnFp1o
100Get保全
101 :
名無しさん:2001/06/19(火) 03:04 ID:HLCtptEY
中澤マンセー!保全
102 :
名無し娘。:2001/06/20(水) 03:49 ID:VdE04YXQ
ho
「あ、あのっ、あたし、帰りますっ!」
梨華は真っ赤になって病室を飛び出した。呼び止めるような声が後ろから聞こえた気がしても、そのまま走って階段を下りた。
病院の正面出口に着く頃には、少し息が上がっていた。
(……………中澤先生に会わせる顔がないよぉ)
熱い頬を両手で押さえながら梨華は病院の門をくぐった。
ふと、両手で頬を押さえていることに疑問を抱く。
(!)
通学カバンがどちらの手にも握られていない。ひとみの病室に置いてきてしまったのだろう。
しかし、成り行きとはいえ抱き合っていたところを目撃されて、またあの病室にすぐに戻る気にはなれない…。
門によりかかってうなだれていると、頭に軽い衝撃が走った。
「ホレ、忘れモンやで」
「…せんせぇ」
中澤が梨華のカバンを目の前に差し出している。
梨華は、なかば目をそらしがちにそれを受け取った。
「あ、ありがとうございます…」
体が半分以上逃げの態勢に入っている。中澤が襟首を掴んでそれを阻止する。
「…逃げんでもええやん。聞きたいことがあるんやけど」
思いがけず低く届いた中澤の声。真剣な眼差し。
梨華の背筋がぴっと伸びた。
「………あの子、頭痛いとか言うてなかったか?」
105 :
名無し娘。:2001/06/21(木) 04:30 ID:wM1Xaw1Q
続きが気になる保全
もうすぐ
わたし
きっと
あなたを
ふりむかせる
ストーカー?
107 :
名無し娘。:2001/06/22(金) 04:18 ID:87vd9/x.
保全
108 :
名無し娘。:2001/06/23(土) 19:01 ID:HJBTSvxc
保全
109 :
名無し娘。:2001/06/24(日) 02:50 ID:KCjq8fFk
ホゼム
110 :
名無し娘。:2001/06/25(月) 19:55 ID:SbpMGWYU
保全
111 :
名無し娘。:2001/06/26(火) 03:03 ID:o1pAGDOw
ho
ze
113 :
名無し娘。:2001/06/27(水) 23:08 ID:N53UgURA
nn
114 :
名無し娘。:2001/06/28(木) 03:54 ID:gC9UfzSM
h
115 :
名無し娘。:2001/06/28(木) 15:30 ID:ulGXYDjA
i
t
117 :
名無し娘。:2001/06/29(金) 16:57 ID:Lg4axhWQ
o
118 :
名無し娘。:2001/06/29(金) 23:30 ID:H3cN9fdg
e
119 :
名無し娘。:2001/06/29(金) 23:32 ID:/dAT.mls
保全すんなよ
120 :
名無し娘。:2001/06/30(土) 01:12 ID:iFuIaF2c
夕暮れの街角,のぞいた喫茶店,微笑み見つめ合う見覚えある2人
あの娘が急になぜかきれいになったのは
あなたとこんな風に会ってるからなのね
好きだったのよあなた,胸の奥でずっと.もうすぐ私きっと
あなたを振り向かせる.
121 :
名無し募集中。。。:2001/06/30(土) 04:06 ID:IoRUPIT2
石川ひとみはまちぶせウンコするよ
122 :
名無しさん:2001/07/02(月) 00:40 ID:9ol/paic
114〜118が笑えた(w
123 :
名無しさん:2001/07/04(水) 01:53 ID:VvRfJp4A
続きはまだかいなーsage
124 :
名無し娘。:2001/07/06(金) 17:39 ID:aFM7TY0M
作者まちぶせsage
125 :
えなりかずき:2001/07/07(土) 14:22 ID:yOWfx.Rs
僕が新メンバーです。
辻さんも言ってたでょ。男でもいいって
126 :
tuka:2001/07/07(土) 15:26 ID:85vVa/ik
つうかあの歌2番の方が
恐ろしく怖いストーカー歌
127 :
名無し娘。:2001/07/07(土) 23:37 ID:VBpuKLHo
128 :
>127:2001/07/08(日) 09:53 ID:oI.ryjRs
気のないそぶりして 仲間に加わった テーブルをはさんで あなたを熱く見た
あのこがふられたと 噂にきいたけど わたしは自分から 云いよったりしない
別の人がくれた ラヴ・レター見せたり 偶然をよそおい 帰り道で待つわ
好きだったのよあなた,胸の奥でずっと.もうすぐ私きっと あなたを振り向かせる
129 :
名無し娘。:2001/07/10(火) 03:54 ID:WpLauGZA
続きまだかねぇ…
130 :
126:2001/07/10(火) 22:06 ID:4zNYe4nI
こわいな・・・
131 :
名無しさん:2001/07/12(木) 02:37 ID:QBgZQHN2
今度レンタルしてカラオケで歌ってみるか。
132 :
126:2001/07/12(木) 07:19 ID:G0R9OKBo
>130
すんマせん126は俺なんだけど?
俺歌詞位知ってるから改めて驚かないしさ
133 :
126:2001/07/12(木) 07:40 ID:G0R9OKBo
石川が歌えばいい
134 :
127:2001/07/13(金) 18:37 ID:iq.vk7FQ
135 :
名無し娘。:2001/07/17(火) 00:22 ID:fzUu.J/I
終了?
136 :
名無し娘。 :2001/07/18(水) 00:22 ID:Pnqqw8Yk
続き期待
137 :
名無し娘。:2001/07/20(金) 04:13 ID:NpWlrlVI
138 :
名無し娘。:2001/07/22(日) 01:28 ID:nbzSy5JQ
保全
息を飲み込んで、首を縦に振る。そんな小さな動きさえ苦しい。
中澤の目がほんの少し翳った。
「そか…なんでもないよってな、気にせんとって」
なんでもない。それが嘘なことくらいはわかる。
この嘘を問いただすべきか否か。梨華はうつむいたまま唇を噛んだ。
140 :
名無し娘。:2001/07/23(月) 23:15 ID:sjYfaNvU
祝!再開
141 :
名無し娘。:2001/07/25(水) 17:51 ID:xxTJ6Jdk
保全
142 :
名無し娘。:2001/07/26(木) 20:43 ID:eZtlIlLM
保全
143 :
名無し娘。:2001/07/28(土) 01:43 ID:YdVLA.Tg
保全
144 :
名無し娘。: