1 :
レイク :
2001/04/18(水) 13:16 ID:hqh.LanA 童話と小説のミックスしてさらにSFちっくなお話を書くつもりです。処女作なんで、お手柔らかに
2 :
名無し娘。 : 2001/04/20(金) 00:08 ID:t1WSMDPQ
yosiku
3 :
レイク :2001/04/23(月) 20:42 ID:MFTJs5pc
じゃぁ、すこしづつ。いきます。
4 :
プロローグ :2001/04/23(月) 20:43 ID:MFTJs5pc
*昔々、あるところに(関西)、おじいさん(つんく)、おばあさん(中澤)がおったそうな* 「ちょぉまちぃ〜!!だれがおばあさんやねん!!頭かち割るどぉーーーゴラァ!!」 *もとい、キッツイお姉さんがおったそうな。* 「何か、まだ引っかかる感じがするわぁ〜。ま、ええか。」 *さて、ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おば・・・、キッツイお姉さんは 川に洗濯に出かけたそうな・・・。*
5 :
中澤 :2001/04/23(月) 20:44 ID:MFTJs5pc
「はぁ〜、つんくさん、洗濯機買うてくれへんかなぁ・・。ま、こんな時代やし無理やな。」 しぶしぶ洗濯板とたらいで衣服を洗いはじめる中澤。 「あたた、このかがんだ状態で服洗うのメッチャキツイねん。」 中澤が川で洗濯していると川上からあるものが流れてくるのを見つけた。 「なんやぁ〜?・・・・・・おわんやな・・・・。」 そう、おわんが流れてきたのだ。 しかし、おわんの中には何かが入っているようだ。中澤はそのおわんを拾い上げた。 人だ!! 「はろぉー。ゆうちゃん。拾ってくれてありがとっ。オレ、一寸ヤグチっ。」 いきなり人らしき親指程度のものが中澤に話し掛けてくる。 「うわっ!!キモっ!!」 おわんをそのまま、川に投げ戻した。 流されながら矢口は何か、必死に叫んでいる。 「おい!!ゆうこ!!お前覚えとけーー!!ヤルどゴラァ!!!」 ながれゆく矢口に中澤は手を振った・・・・。 「じゃぁなぁーー、ヤグチィー。バイバーーーイ。」 「さてさて、ゆうちゃんは洗濯の続きでもしますかねー・・・・、って、何やアレ?」
6 :
中澤 :2001/04/23(月) 20:45 ID:MFTJs5pc
「今度は桃かいなぁ!?で、でも・・・でかっ!!」 「思ったねんけど・・・、なんで桃が川から流れてくるねや?わけわからん・・・。」 矢口同様、放っておこうかと考えたが、ひとまず持って帰ることにした。 「おもっ!!でかい以上に重いなぁー。腰痛にひびくでぇー。」
7 :
中澤 :2001/04/23(月) 20:46 ID:MFTJs5pc
「あー、きっついなぁーー芝刈り・・・。こう、ええ機械が通販で売ってへんかなぁーー。」 切り株の上でタバコを一服するつんく。 「そういえば、今、筍(たけのこ)シーズンやなぁ・・・。取っとくか?でもなぁ中澤料理下手やしなぁ-。」 竹やぶにナタを持ち入って行くつんく。 「おっ。ごっつうええ筍あるやん。こいついただきやなぁー。」 ざくっ、ざくっ、ざくざくざく。 「でや!イイ型やろぉー。」 “ぽいっ!!”持ってきた篭に放る。 「イタッ!!」 「な・・・なんや?さっき何か言うたような気が・・・。幻聴かなぁ?ボケたか?わしぃー。」 もうひとつ、切り取りにかかる。 ざくっ、ざくっ、ぱき、ぱきぱき。 “ぽいっ!!” 「イダッ!!痛い言うとるやろーー!!おっさん!!」
8 :
レイク :2001/04/23(月) 20:47 ID:MFTJs5pc
あ、まちがえた。
9 :
つんく :2001/04/23(月) 20:47 ID:MFTJs5pc
「あー、きっついなぁーー芝刈り・・・。こう、ええ機械が通販で売ってへんかなぁーー。」 切り株の上でタバコを一服するつんく。 「そういえば、今、筍(たけのこ)シーズンやなぁ・・・。取っとくか?でもなぁ中澤料理下手やしなぁ-。」 竹やぶにナタを持ち入って行くつんく。 「おっ。ごっつうええ筍あるやん。こいついただきやなぁー。」 ざくっ、ざくっ、ざくざくざく。 「でや!イイ型やろぉー。」 “ぽいっ!!”持ってきた篭に放る。 「イタッ!!」 「な・・・なんや?さっき何か言うたような気が・・・。幻聴かなぁ?ボケたか?わしぃー。」 もうひとつ、切り取りにかかる。 ざくっ、ざくっ、ぱき、ぱきぱき。 “ぽいっ!!” 「イダッ!!痛い言うとるやろーー!!おっさん!!」
10 :
つんく :2001/04/23(月) 20:48 ID:MFTJs5pc
(今度は幻聴なんかじゃない・・・、明らかに人・子供の声だ。) (わしは切り取った筍を2回あの篭に投げてん。それと「痛い」はどう関係が・・・?) (た・・・、たけのこがしゃべったぁーー!?) 「いや、なら切った時「痛い」やな。ということは・・篭!?」 そぉーっと篭を覗く、そこには小さな着物を着た女の子が入っていた。 「な、なにしてん?」 「なにしてんやないやろぉー!つんくさん、ひとまず謝ってーな、めっちゃ痛かってんでー。」 「それはえろうすまんかったなぁー。」 何故か謝る。勝手に入ってたその女の子が悪いのに・・・。 「ちょぉ、きいたってー、ウチなぁー身寄りあらへんねん。 お願いやからつんくさんちの子にしてーなぁー。」 「いや、その前に聞いときたいんやけど、何でわしの名前知っとんねん?」 「そんな堅いこといわんで、たのんますぅー、な、なっ?なっ?」 「せやけどなぁー、家にはおっかないオニババがおってなぁー、食われてまうで・・。」 「何で、そんなオニババとつんくさん暮らしてんの?」 「なんでやろ・・・、年近いからかなー。」 「理由になってへんよ、つんくさん。」 「んー、どーやろうなぁー。まーうちら子供おらへんさかい、べっつにええかな。」 「やったー、おおきにーつんくさーん。」
11 :
家1 :2001/04/23(月) 20:49 ID:MFTJs5pc
「ただいまー。今帰ったでぇー。」 「あ、おかえりつんくさーん。今日なぁ、すごいことあってんでー。」 「おう、中澤ぁー、わしもなぁーすごいもん持って帰ったんやでぇー。」 「なに?なに?」 「ほいっ、筍や。」と筍を差し出す。 「あーー!!旬やもんねー。今日は、たけのこご飯やなぁー。」筍を受け取る。 「あと・・・。」 「あと?」 「人。」 といって篭から女の子を取り出して渡す・・。 「つんくさん、いつから誘拐犯になったんですか?」と受け取る。 「話は、こいつから聞いてくれや、わしもよぉーわからん。いきなり篭にはいっとった。」 「このひとがつんくさんが言うてたオニババ・・・。」 (ボコッ!!) 「何やて?」 「イダァ!!・・・あ、こ、この方がつんくさんのきれいな奥様ですね。」 「そうやでぇー、口の聞き方に注意しよなー。」つんくが苦笑い。 「で、あんた、なんて誘われてつんくさんについてきたんやぁー?」 「んー、ウチなぁ、目ー覚めたらなぁつんくさんの篭におってん・・。」 「捨て子かい!!」 「よぉー考えたらなぁー、ウチなぁー、親の顔も覚えてへんのー。」 「でなぁー、中澤ぁー、この子家で育てよう思ってん。親出てきたら返せばええし。」 「またつんくさんの奇抜な発想ですかぁー。」 「おねがいしますぅー、ウチをここに置いてくださーい。」 ふかぶか中澤に抱きかかえられながら2人に頭を下げる。 「しゃーないわ、つんくさんと、この中澤おねぇさんがあんたを育てたるわ!!」 「ほんま?メッチャうれしい。おーきにっ、きれいなおねーさん。」
12 :
家1 :2001/04/23(月) 21:00 ID:JlqcKMKg
「で、中澤ぁー、おまえのすごいことって何や?」 畳の上に女の子を置くとあるものを重そうに持ってくる。 「ま、つんくさんよりすごくあらへんけど、みてーな、このでかい桃!拾ってきてん。」 「ほんまや、いやーでっかいなぁーってアホ、拾い食いするつもりなん自分!?」 「でも、よぉー見てもどこも腐っとらへんよぉーつんくさーーん。」 「そーゆー問題かい!?」 その刹那、中澤の手の中にあった桃が暴れ出した。 「きゃっ!!」 足元に大きな桃が落ちる。 「いだあ”ぁぁぁぁーーー!!」 おもわず苦痛に顔を歪め、叫ぶ中澤。 なおも、ゴロゴロと動き回る桃。 「この家呪われとったんかー、変な家に拾われたなぁー・・。」 畳の上でため息をつく女の子。 「ちょっ、つ、つんくさん!あの桃なんとかしたってーなぁ、男やろぉー。」 「知るか、そんなキッショいもん拾ぉーとくるお前が悪いんや無いか!!お前がなんとかせぇ!!」 腹をくくったのか中澤は家の奥から包丁を持ってくる。 「よ、よっしゃ、こ、この包丁で桃かち割って黙らしたるわ。」プルプルプル それを聞いて驚いたのか桃は転がり逃げようとする。 「オニババというよりヤマンバやな・・・。」
13 :
レイク :2001/04/23(月) 21:02 ID:JlqcKMKg
きょうはここまで
14 :
レイク :2001/04/23(月) 21:03 ID:JlqcKMKg
つーか、こんなの身に来る人いるのかなぁ・・・。 荒しは勘弁だけど・・・。
15 :
名無し娘。 :2001/04/23(月) 22:50 ID:b1FKj7oU
取り敢えず、話の続きを期待します…。
16 :
レイク :2001/04/23(月) 23:16 ID:PO4uc3Vs
>>15 いやぁ、期待してもらって嬉しいのですが、ご期待に答えられるかどうか・・・。
でも、がんばってみますね。
2chで初の小説(?)挑戦なので不安です・・。
この2ch自体の事も、用語もよくわからない新参者ですが・・・。
暖かい目で見てやってください。
17 :
レイク :2001/04/23(月) 23:20 ID:PO4uc3Vs
すこし時間が出来たので、続きを書きます。
18 :
レイク :2001/04/23(月) 23:21 ID:PO4uc3Vs
中澤の様子を見ていた女の子がボソッとつぶやいた。 中澤の耳にその言葉が聞こえ、女の子を睨みつける。 「あんたも頭かち割ったろかぁー!!ゴラァ!!」 「ぎゃぁーで、でたーー!!ごめんなさーい!!」 「謝っときー、このおねぇちゃんにマジでやられるでぇー!!」とつんく。だいぶ経験があるらしい。 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・。」ガタガタガタ、ブルブルブル 「わかったらええねや、ほんま口の聞き方注意した方がええで。」 と言って、桃に向かう。 いつのまにか転がっていた桃は部屋の角に追い込まれていた・・。 「天誅ーーーー!!!」 ザスッ!!包丁で一撃!!途中まで刃が進む、しかし次の瞬間、ぱっくり割れ中から、 裸の女の子があらわれた。 「怖かったれすよぉ〜、もうちょっとでののはヤられると思いました。てへてへ。」 「人ーーーー!???」つんくと、中澤と着物の女の子は驚き叫んだ。
19 :
家1 :2001/04/23(月) 23:23 ID:PO4uc3Vs
「一部始終聞いてたのれす。ののもここの家の子にしてくらはい。」 「今日はなんて日や・・・。」 へなへなとへたり込む中澤。 「ま、一人も二人もかわらへんやろ。この二人2〜3歳のくせに、よぉーしゃべるしな。」とつんく。 「やったー、のの嬉しいのれす。」 裸の女の子は言う。 今日、色んな事があり過ぎて頭を抱える中澤を尻目につんくはテンションがあがる。 「自分ら名前ついとんのかぁー?名前。」と二人に目をやるつんく。 「ののはののと呼ばれていた記憶だけあるのれす。」と裸の女の子。 「ウチは名前も何も記憶あらへんねん。」と着物の女の子。 「ほな、おっちゃんええ名前つけたるわ。」 「んー・・・。ブツブツ・・・。」といいながら家の中を歩き回るつんく。 「よっしゃ、お前は篭の中におったから“かごや”やな。 で、“のの”ゆー名前覚えとったお前はひねって“のの太郎”やな。うんうん決定。大決定やな。」 「のの女の子れすぅー。」とシクシク泣き始める。 「泣きたいんはウチの方やでー・・・・。」と中澤。 「つんくさーん、うちの家計きびしーんですよぉー・・・。」 「だいじょうぶやて、人間何とかなるもんやでー。」とつんく 「ホンマ、つんくさんのポジティブシンキングにはついてけへんわ・・。」 と頭を抱え込む中澤。 *そうして、おじいさんと、おば・・・、キッツィお姉さんは二人を育てたそうな。*
20 :
レイク :2001/04/23(月) 23:26 ID:PO4uc3Vs
すいませんが、マジで今日はここまでって事で。ファイナルアンサーで。(藁
21 :
レイク :2001/04/24(火) 19:07 ID:SqSWA9cU
「ちょっと〜、ののぉ〜、かごやぁ〜ちょぉ来たってー。」 と、2人を呼ぶ中澤。 「何れすかぁー裕子おねーさん。」 男の子っぽい服を着て庭から戻ってくるのの。 「何やねん!きっつぃわぁー、便秘なおらへん。」 と、トイレから出てくる女の子の格好をしたかごや。 「かごや、あんたなぁー、今から便秘やと早死にするでぇー。」 「もう、お通じ3日出てへんねん。あかんよなぁー・・・。」 「で、なんれすかー裕子おねーさん。」 どうやら2人に中澤は「裕子おねーさん」と呼ばしているらしい。 「あんなぁ〜ちょぉ、2人でおつかい行ってきたってー。」と中澤は風呂敷と金を渡す。 「いいれすよ。」 「何で2人で行かなあかんのー?いっつもどちらかに行かしとるやん。」とかごや 「あわ、あわ半俵買うてきて。一人やと重いやろ。」 納得という感じで2人は頷く。 「つんくさん夜に帰ってくるさかい、出来れば夕方ごろ帰ってきてほしいねん。出来るだけな。」 「ほな、行こっか、のの。」 「うん、行こう、かごちゃん。」 と家を出て行く二人。 玄関で中澤が手を振る。 「気ぃーつけて行ってきーやぁー。」 「「はーい」」
22 :
レイク :2001/04/24(火) 19:16 ID:SqSWA9cU
>>21 上の名前間違えました。レイクでなく「10年後」です。
23 :
10年後 :2001/04/24(火) 19:17 ID:SqSWA9cU
人里離れたつんく家からふもとの村まで米を買いに行く二人。 手をつなぎながら歌を歌いあう。 「「じーぶーんをしーんじぃーてゆくのだぴょーん。 カッカッ。」」 「こぉーいをしーちゃいましぃーた。」 「あっ、のの、その歌知らないれすぅー。かごちゃんどこで覚えたのれすか?」 「ひみつやで。」 「ののに意地悪しないれくらはい。えっ、えぐっ、えぐっ・・・。」 「泣くなや、ののちゃん。この歌はなぁー、タンポポの曲やでぇ〜。」 「ぐすっ。そ、そうなんれすか?一つおりこうになったのれす。てへへ。かごちゃん頭いいのれす。」 「ウチはののより村におつかい行っとるからよぉー知っとんねん。」 「村は進んでるのれすっ。」 そんな会話をしながら、ふもとの村にたどり着く2人。 「すごいれす、すごいれす、今日は人が多いのれす。」 「ほんまやなぁー、今日は人が特に多いなぁー。」 ののが何かに気がつく。 「なんれすか?あの人だかりは。」 「ああ、あれはなー幕府からの連絡とか見てる人だかりやで。」 「ののたちも見ましょお!!」 「でもなぁー、ちょぉ背ぇ足りんくて見えへんなぁー。」
24 :
10年後 :2001/04/24(火) 19:18 ID:SqSWA9cU
「じゃぁ、肩車するのれす。」 と、どちらがどちらを肩車するかをじゃんけんで決める。 「「ミニモニグー!!モニモニ!!」同時に手を出した。 「勝ったのれすぅー。のの勝ったのれすぅーてへてへ。」 「しゃぁーないなぁー。ののちゃん乗りぃ〜。」 と、負けたかごやはののを肩車した。 「ののぉー、何て書いてあるんやぁ〜?早よぉ読んでーなぁー!!」 重くて必死。 「・・・を・・・した・・・、金100両を・・・える。えっ、えぐっ、ひっく。のの読めないれすぅー・・。えぐっ。」 「あ”−!!もう、ほな、ちょっ、代わってーな。」 と、ののを降ろすかごや。 上と下を交換した。 「何やぁー?鬼を退治した者に、金100両を与える。幕府。」 かごやを降ろすのの。 「さすが、かごちゃんなのれす。頭いいのれす。」 「ののちゃん、もうちょぉ寺子屋で真面目に勉強したほうがええで・・・。」 「てへてへ・・・。鬼退治はお金になるのれす。」 「逆になぁー、こーやって幕府が一般人に頼むゆー事は幕府にも手におえへんてゆーことやで。」 「難しいのれすか?鬼退治。でも家は貧乏なのれす。」 「せやなぁー、100両あったらしばらく幸せに暮らせるやろうなぁー。」 と、米屋にしゃべりながら向かう。
25 :
レイク :2001/04/24(火) 19:20 ID:SqSWA9cU
今日はここまで・・・。 いやぁ、見に来る人いないなぁ・・・。 ま、いっか・・・。一人でがんばります。
26 :
名無し娘。 :2001/04/24(火) 23:41 ID:VRhn324g
ちゃんと見てますよ。頑張って下さい。
27 :
レイク :2001/04/25(水) 00:32 ID:Gp3RCt9.
>>26 見てくれてる人いるんですねぇ〜。少し感動しました。
なんか書き込まれてるといいなって、今見たら・・。
どうもありがとうございます。がんばりますよ。
ついでに少しだけ、進めときます。
28 :
レイク :2001/04/25(水) 00:33 ID:Gp3RCt9.
あ”!!ときすでに遅し!あげちまったぁ〜〜!!
29 :
レイク :2001/04/25(水) 00:36 ID:Gp3RCt9.
米屋に到着。 「おじさーん。あわ、これだけくらさーい。」 と、お金を差し出す。 「おっ、つんくさんとこの双子やなぁー、珍しく双子でお使いかぁー。」 「「はい、そうです(れす)。」」 2人は世間的には双子になっているようだ。 「ほい!!重いでぇー、あわ半俵ね。あ、おまけでひえ、3升(2.1kg)付けたるわ。」 「おおきにぃーおっちゃーん。ダイッスッキやでぇ〜。」 かごやは人を乗せるのがうまい。 「ありがとうございますれす。」 「いやぁ〜、おべっかうまいなぁ〜かごちゃんは。よっしゃ、おっちゃん小豆0.7升(1kg)も付けたろ。」 「あ、ありがとうございますれすぅ〜。」 2人は必死にふもとの村からつんく家へ担架運びであわ、ひえ、小豆を持って帰った。
30 :
家2 :2001/04/25(水) 00:37 ID:Gp3RCt9.
「「ただいまぁー。」」 もうすっかり日が落ち、二人の帰りは夜になっていた。 「おう、おかえり。おそかったやんか〜。腹減ったでぇ〜。」とつんく 「おそかったなぁ〜、まあええわ。でやった?あのロリコン米屋まけてくれたか?ん?」と中澤 「値切れへんかってんけど、ひえ3升、小豆1升もらってん。」 「お〜、ようやったなぁ〜、秘伝「ほめ殺し」がうまくいったみたいやん。」 「ほ、ほめごろしってなんれすか・・・?」 「あー、のの太郎、そんなこと知らへんでええぞ。こっち来ぃー。」 とののを外いるつんくが呼び寄せる。 ののはつんくっ子。かごやは中澤っ子だった。(おじいちゃん子、おばあちゃん子のようなもの。) 「かごやぁ〜、今日は秘伝「流し目」教えたるからなぁ〜。」と食事の支度を始める中澤。 「ほんまぁ〜?つんくさん引っ掛けた必殺技教えてくれるん?」と家事の手伝いをするかごや。 「引っ掛けたなんて人聞き悪いでぇー、かごやぁ〜。」 「ほななんで姉さんらくっついてん?」 「年近いからかもなぁー。」 「理由になってへんよ、ねぇーさん・・。」
31 :
家2 :2001/04/25(水) 00:38 ID:Gp3RCt9.
そのころつんくとののはたいまつを点け剣術の修行をしていた。 「ええか、のの太郎。世の中生きていくにはなぁー、1に歌、2に歌、3に歌そして4に剣術やで。」 「はいっ、つんくさん。」 と木刀を持って向かい合うつんくとのの太郎。 「一つ聞いてもいいれすか?つんくさん。」 「なんや?」 「何でののだけ剣の練習なんれすか?」 「それは、あれや!強い女がおってもええやん。せやろ!?そんな女になってもらいたいんや。」 「はいっ。」(なんか言いくるめられた気がするのれす。) 「かかってこい、のの太郎!!」 「はいっ!!」 面の体勢に入るのの。 見事につんくに横に交わされ、足を引っ掛けられ転ぶ。 「痛いれすぅー。えっ、えっえぐっ。ぐすっ。ぐすっ。」 そのとき、家から中澤が出てきた・・・。 「おーい、つんくさーん。ののー。飯出来たでぇー。」 「ひっ、ひぐっ。ん?ご飯食べるのれすぅーーー!!てへへへ。」 ご飯となると元気になるのの。走って家の中に入って行く。 「ゲンキンやなぁー、ホンマ。」あきれた感じでつんくも家に入って行く・・・。 4人は夕飯を食べた・・・。
32 :
夜 :2001/04/25(水) 00:41 ID:Gp3RCt9.
就寝時間 つんく&中澤とのの&かごやはそれぞれの部屋で床に就く。 のの&かごや部屋にて 「なぁ〜、ののちゃん、今日の鬼退治の話しあったやん。」 「んー?」 「今日なぁ〜、ちょぉ考えてん。ホンマに鬼退治しよかなーって。」 「うん。」 「でなぁ〜、明日つんくさんと姉さんにそれを言おう思ってなぁ〜。」 「うん。ののも鬼退治手伝うれす。」 「もちろんやん。ウチら2人で鬼退治するんやで。」 「鬼をやっつければ家は幸せに暮らせるのれす。」 「問題はいろいろあんねん、まず旅費、次に力やで。」 「力は大丈夫れす。のの、つんくさんから剣術習っているのれす。」 「習ってるゆーてもたかが知れてるやろぉー。」 「そんなことないれす。つんくさんは昔、有名な剣豪だったって言ってまひた。」 「うそっぱちやで、ねーさんからはそんなこと聞いたことあらへんし・・。」
33 :
レイク :2001/04/25(水) 00:44 ID:Gp3RCt9.
ひとまず、今夜はここまで・・・。 自分で上げちまうとは・・・、反省。 おやすみなさい。
34 :
名無し娘。 :2001/04/25(水) 00:46 ID:edt1Qw3.
こういうゆるい話もいいですね。 ちゃんと終わりまで持っていけるといいですね…。
35 :
レイク :2001/04/25(水) 09:18 ID:CaZImYxE
>>34 終わりまで持っていけるといいですね。自分で書いていてそう思います。
責任持って最後まで書く気ですよ、一応。温かく見守ってやってください。
36 :
夜 :2001/04/25(水) 09:20 ID:CaZImYxE
「ののはつんくさんを信じてるのれす。ののも弟子だから強いのれす。」 「さよかー、ほな、それはののちゃんに任すとして・・・・金やな。」 「かごちゃんは今いくら持ってるのれすか?」 「村で拾ったり、こづかい取っといたりしとったから100文くらいあるでー。」 と、小遣い袋を取り出し中身を見せる・・・。 「ののそんなに無いれすー。」 小引き出しをあさり、袋を出す。 「んーと、1.2.3.4.5・・・・16文れす。てへてへ。」 「笑い事や無いでののちゃん。16文て・・・うどん4杯分やん。」 「そういえば、これはお金れすか?神社の入り口で綺麗だから拾ったのれす。」 「??・・・!!おおっ!!これ一分銀やん。ど、どないしたん?これ。」 「留め金か何かだと思ってまひた。高いれすか?」 「うちの100文と同じやで。なんや、ののちゃん知らんうちに金持ちやな。」 「てへてへ、これでお金は大丈夫れすか?」 「これで220文くらいやな。ま、こんなもんでええやろ。」 「かごちゃん頭いいれすから、お金係するのれす。」 「おう、わかったでー、ならののちゃんは剣士さんやな。」 「はいっ。のの剣士なのれす。」 「ま、後はようけつんくさんたち説得するだけやな。ほな、もう寝よか?」 「はい、れす。」 2人は就寝した・・・。
37 :
夜 :2001/04/25(水) 09:23 ID:CaZImYxE
つんく&中澤部屋にて 「つんくさん、今日なぁー、かごやとののが村であわ買うてきたやん。」 「ああ・・。」 「でなぁ、鬼が巷でまた暴れてるんやて・・・。」 「さよかー、あん時の子供かもなぁ・・・。」 「つんくさん、なんで殺らへんかったん?全部。」 「あばれとるのは大人の鬼だけ・・・、せやから子供は殺せんかってん・・。」 「つんくさん・・・。」 「子供は悪うない。せやろ?」 「せやな。言う通りやで。」 「あの子供・・・もう大人の鬼になったやろな・・。わしをメッチャ恨んでんちゃうかな・・・。」 「つんくさん、ウチなー、あんたについて来て正解やとおもっとるでぇー。伝説の唄って踊れる剣豪やし、やさしいし。あの子ら育てるの決めたん、それが引っかかったからやろ?やっぱつんくさんは ええ男やな・・・。」 「せやけど、もうおっさんやで・・・。」 「鬼退治始まるんやろなぁ・・、また・・。」 「わしはもうこりごりや、あのとき親鬼の死体の近くで泣き叫ぶ子鬼が忘れられへん。親になってよぉ わかったで・・・。」 「つんくさん・・・。」 「ほな、もうねるわ、裕子、火ぃー消したってーな。」 「ハイ・・・。」 ろうそくの火を消す中澤。 2人も就寝した。
38 :
朝 :2001/04/25(水) 09:25 ID:CaZImYxE
「かごや!のの!いつまで寝とんねん、起きぃー。」 中澤に起こされた二人。 寝ぼけながらののとかごやは顔を洗いに行く・・・。 二人が顔を洗いに行き、中澤は2人の布団を片付ける・・。 ふと、2人の小遣い袋に目が行く・・・。 「あいつら、どんくらい持ってんやろ?うち小遣いすくないし、いくらも・・・。」 と、中身を見て驚く。 「100文近くあるで・・・。ま、かごやはしっかりしとるからな・・・。持っててもしゃーないか。」 「ののはもってへんや・・・うそ!?」 驚いた・・・。かごやより軽い袋の中に一度もくれた事のない一分銀が入ってる。 「こんな金どこから・・・。」 無計画なののがこんなに持っているわけがない。 問いただしてみる必要がると中澤は思った。 「ちょっとー!かごや!のの!ちょぉ来ぃー。」 顔を洗い終わって戻ってくる二人。 「あんたら、何でこんなに持ってるんや、お金。2人とも100文近く持ってからに。」 「かごはぁー、貯めたり、ひろったりしてん・・。」 「ののはどないやねんな、一分銀やなんて・・・・。」 「神社の入り口で拾ったのれす。」
39 :
レイク :2001/04/25(水) 09:28 ID:CaZImYxE
ま、ひとまずここまで。 江戸時代のお金の単位がわからなーい! 一分銀=100文でひとまず通しておいて下さい。 いやぁ、こんなところで引っかかるとは・・・。 まだ難題だらけですね。でもがんばりますよ。
40 :
名無し娘。 :2001/04/25(水) 16:41 ID:YC.4aG8k
なんかほのぼのしててかわいい。
41 :
レイク :2001/04/25(水) 17:18 ID:Lk6rEw/A
>>40 そうですか・・・、ほめていただきありがとうございます。
オレの中で加護・辻はかわいいなぁ、って存在なので。
でも、おれ矢口が一番好きなんですけどね・・・。
少し進めます。
42 :
レイク :2001/04/25(水) 17:20 ID:Lk6rEw/A
「ほんまやな、のの。ホンマに拾ったんやな?どっかから盗んだんちゃうな?」 わって、かごやが入る。 「ちょぉ、ねーさん、待ってーな。ののはこれがお金やって知らんかってん。留め金か何かとおもーてひろってきたんやて。」 「のの・・・、盗んでなんて・・・ひっく、ひっく・・ないれす。」 「・・・さよか、なら、ごめん謝るで。でもな、あんたらお金拾うたら、ねーさんかつんくさんに言わなあかんで。ま、ねーさんがひろーても役所には届けへんけどな・・・。」 ののたちを一度でも、疑った自分に自己嫌悪を感じた中澤はなおも謝罪の弁を述べる。 「ほんま、うたぐってわるかったなぁー。家がビンボーやから心配してもうてん。せやけど、心配いらへんかってんな。ごめんなー、かんにんしたってーのの、かごやぁー。」 「大丈夫よなぁーのの?」とかごや 「はい、れす。ぐすっ。ひっく、ひっく。」 「あんなぁー、ねーさん、話あんねん。」 「なんや、かごや。」 「ウチら、鬼退治に行きたいねん。な、のの?」
43 :
レイク :2001/04/25(水) 17:23 ID:Lk6rEw/A
「はい、れす。ぐすっ。ひ、ひっく。」 「なに言うてんの?」 二人の言っていることが飲み込めない中澤。 「ねぇさん、あかんかぁ〜?」 中澤の様子をうかがうかごや。 「あかん。」 冷静かつ落ち着いた表情でに答える中澤。 「何でれすか?」やっと、治まったのかののが聞く。 「誰が鬼退治に行くんや?」 つんくがのっそり、のの&かごや部屋に入ってきた。 「つんくさんもなんか言うたってください。」と、中澤 「ええよ、気が済むまで旅して来ぃ〜。」とつんく 「ええのつんくさん?」と喜ぶかごや 「つんくさん!!何言うてんですか!!」 「かわいい子には旅をさせろ・・・やろ?」と、つんく。 「また、つんくさんの奇抜な発想ですか?」と呆れと怒りの顔をした中澤。
44 :
レイク :2001/04/25(水) 17:27 ID:Lk6rEw/A
ひとまず、ここまでです。レポート溜まりすぎなので・・・(藁
>>42 -43
は「朝」の続きです。なんか、ドジが多いんですよね、俺。
夜中にまた来ます。
45 :
名無し娘。 :2001/04/25(水) 17:33 ID:arIqsou6
いい!!可愛すぎ!! なんか絵が浮かんでくるよ レイク頑張れ
46 :
解説政孝くん :2001/04/25(水) 17:35 ID:Z6c88T3w
>>39 江戸時代の通貨単位は、
1両(金)=4貫=4分(銀)
1貫=1000文
です。
なおそのほかに60匁=1両、4朱=1分なんてのもあるらしい
ですが、これは主として商取引に使われたようですので、
レイクさんの場合は両、貫(分)、文でいいと思いますです。
頑張ってステキな小説書いて下さいね。
47 :
解説政孝くん :2001/04/25(水) 17:42 ID:Z6c88T3w
なお、現代の金銭感覚との対比としては 1文=10円程度と思えばよろしいと思います。 無論時代によって違いますが、5文あれば飴玉買ってお釣りが来た程度には なったみたいなので。
48 :
レイク :2001/04/25(水) 23:10 ID:FE.XY58E
>>45 ありがとうございます。なんかほのぼのした感じがしますよね。
自分で書いててほのぼのしてるなぁ〜って思います。
>>46 -47
通貨単位教えてくれてありがとうございます
1文十円・・・・、どう今までの通貨単位から軌道修正すればよいか・・、
悩みモノですね。最初から調べときゃよかった・・・。
書き直すのもなんだし・・・、解説政孝サンには申し訳ないですが
このままの単位で行こうと思います。そうしないと・・・、
書き直しの刑に処されてしまう・・・。マジすみません。
49 :
朝 :2001/04/25(水) 23:14 ID:FE.XY58E
「ちょぉ、待っとりーな。」と、つんくは自分の部屋から何かとってくる。 「これ、脇差(わきざし)やで、ほんもんや。ののにはこのくらいの軽さがええやろ。これ、やるわ。」 「つ、つんくさん!?」驚いた顔をする中澤 「これは本物や、ホンマに必要な時だけ抜くんやで。」 「は、はい!れす。」と脇差を受け取るのの。 「持ち金の話聞いとったで、家は貧乏やからやれへんけど、それくらいあれば何とかなるやろ。」 「つんくさん・・・、ホンマに行かす気ですか・・・。」と目に涙をためる中澤。 「ああ、本気やで・・・、わし。」 「もし、この子達に何かあったら・・・ウチ生きていかれへんですよぉ〜。」 しまいに泣き出す中澤。 普段、強く怖い中澤が涙を流すところを見た2人は動揺を隠せないでいた。 「ええか、人は決めたことはつき通すんやで。」とつんく。 “こくっ”と頷くことしか出来ない二人。 「善は急げや。今すぐ用意せぇ、のの太郎、かごや・・。」 「・・・・・・・」何も言わず涙を流し続ける中澤
50 :
旅立ち :2001/04/25(水) 23:15 ID:FE.XY58E
旅立ちの準備をした2人。 玄関まで見送るつんく。中澤は出てこない・・・。 「ま、元気でがんばるんやぞ。手紙は金があったら書くんやぞ。」 「「はい・・・。」」 出かけようとした時、中から目を腫らした中澤が出てきた・・・。 「これ、持ってきぃー、朝食もまだやろっ・・。」 あわのおにぎり数個とたくわん1本を二人はもらった。 「げんきでなぁー・・・、ぐすっ。」 二人をまとめて抱きしめる中澤。 「つらくなったら、いつでも帰ってくるんやでぇ・・・。」 ののは触発され涙でグジュグジュになっていた・・・。 そして2人は旅立った・・・。
51 :
旅立ち :2001/04/25(水) 23:17 ID:FE.XY58E
見えなくなるまで手を振るつんくと中澤。 「いってもうたな・・。」 「つんくさんが行かせたんやないですか・・・。ぐすっ、ぐす。」 「さて、わしも行くかな・・・・。」 「へ?」 「あの2人で行かすわけないやろ!?わしがバレへんようにつけてくで・・・。それにな、やつらにはよぉこの世の中を見せてやりたいしな。せやから行かしたわけでな。まぁ、鬼のところまでは行けへんやろな・・・。えらく長い旅やし、途中で諦めるで。それまでやな。」 と、奥から刀を持って武士スタイルになってやって来た。 「つんくさん・・・、やっぱつんくさんやね、行ってらっしゃい。ウチ、何とかつんくさんいない間この家守るさかいな。」 「すまんな、裕子。いっつも迷惑かけてばっかりやな。ホンマ堪忍な。」 「家は待っとかんと、手紙受け取れへんしな。」 「おう、ほな、行ってくるで。早う行かんと見失うしな。」 「つんくさん・・・。」 2人は口づけを交わした。 そして、2人の後を追ってつんくも旅立った・・・・。
52 :
レイク :2001/04/25(水) 23:23 ID:FE.XY58E
ハイ、ひとまず今夜はここまでなり。 桃太郎と言えば、犬猿キジですよね・・。 やっぱ、お供が必要かと・・・。ま、決まってるんですけど・・。 矢口をもう一回くらい出したいな・・・。 矢口が好きなのにちょい役にしてしまったオレ・・。 とにかくがんばりまーっす。
53 :
レイク :2001/04/26(木) 10:54 ID:kV.29DLs
さて、続けます。頑張りますよっ。
54 :
出会い1 :2001/04/26(木) 10:55 ID:kV.29DLs
「ぱっぱっぱっぱっ踊ろう騒ごう。ぱっぱっぱっぱっぱぱぱだぴょ〜ん。」 唄いながら2人はまずふもとの村まで降りていく。 「かごちゃん。本当に鬼退治に出てよかったんれすかねぇ〜。」 「ののちゃん。ウチが嫁にいってもうたらどないすんねん。」 「それはさみしいれすぅ〜。」 「せやろ?せやから鬼退治に出てよかってん。」 「わかったれす。納得したのれす。」 (何かまた言いくるめられた気がするのれす。鬼退治と結婚,関係あるれすか?) 「ま、ねぇ〜さんには寂しい思いさせるわな・・・。」 「そうれすね、ねぇーさん可哀想れした・・・。ぐすっ。」 「ほら、ののちゃん。泣かんといてーな。鬼退治して親孝行しよな。」 「はい、れす。ぐすっ。」 「2人じゃアカンのかなぁ・・・。」 「なにがれすか?」 「仲間ふやさんと鬼には勝てへんかなぁーとおもうてな?」 「友達ほしいのれすっ。」
55 :
出会い1 :2001/04/26(木) 10:56 ID:kV.29DLs
ふもとの村にて。 「ほな、ののちゃん。ここで何処に鬼がおんのか情報収集やで。」 「はい、れす。」 「ひとまず二手に別れよな。一時間後に例の立て札の前やで。」 と、2人は知っている村だけに二手に別れて情報収集を始める。 一人になるかごや。 「せやな。やっぱ役所やろ。」 と、村に唯一常駐している役人に話し掛ける。 「お役人さん。ちょぉ聞きたいねんけど・・・。」 「なんや?迷子かぁ?つんくさん家の娘ぇ〜。」 「おっさん、ウチいくつに見えんねん!?これでも13やで。」 「そうか〜。それはえろうすまんかったなぁ〜で何や?」 「そうそう、鬼って何処におんねん。」 「鬼かぁ〜?つんくさんが殺りに行くんか?」 「ちゃうちゃう。ウチとののが行くねん。」 「もぉちょぉ冗談うまくならなやってけへんでぇー。ハハハ。」 「えーから教えてぇ〜なっ!!」 「しゃぁないなぁ、うるさくてかなわんわ。ほれ、地図。これ見ぃ〜。」 地図を覗き込むかごや。 「ええか。わしらがおんのはここや。で、鬼がいるとこはここ。」 「何や。近いやん。」 「アホ。こー見えてもメッチャ遠いねんで。」 「どんくらい?」 「せやな〜、寝ずに歩いて10日くらいやな。」 「遠っっ!!!」
56 :
出会い1 :2001/04/26(木) 10:58 ID:kV.29DLs
「よぉーわかったか?」 「よぉ〜わかったぁ〜。」 「ま、しかも鬼がおんのは鬼ヶ島ゆー島やしな。」 「なぁ、お役人さん。その地図くれへん。」 「これかぁ〜?」 「うん、地図。」 役人に地図を渡される。 「つんくさんが使うんやろ?持ってけ、持ってけ。」 「いや、べつに・・・。」 「えぇーえぇー。わかっとるがな。」とニヤける。 「おおきにっ!!」 かごやは役所を出た。 「??何やってん?さっきのは・・・???」 首をかしげ歩くかごや。 ふと、むこうから何かに追われ泣きながら走ってくるののがいた。 「かごちゃ〜〜ん!!!たすけてくらさ〜い!!う"わ"〜〜〜〜ん"!!!!」
57 :
出会い1 :2001/04/26(木) 11:00 ID:kV.29DLs
ののに盾にされた。 向かってきたのはすこしふっくらした女の子だった。 「なっちにそのあわおにぎりくれだべさーーーー!!!」 「何やねん!?強盗か?あんた。」 「ただお腹減っただけだべさ・・・・・・」 "ばたっ"ふっくらした女の子は倒れた。 「ちょぉ!アンタ!?行き倒れかい!?シャレにならへんがなーー。」 半身を起こさせるかごや。 「ゴメンだべさ。3日何も食べてないべさ。何でも言うこと聞くから食べ物くれべさ。」 「何でもか・・・。!?何でもやな!?何でもゆうたな!?」 「何でもべさっ。「死ね。」とか止めてほしいべさ。それ以外なら・・・。」 「ののちゃん!!」 「なんれすか?かごちゃん。ぐすっ。」 「このブタにとりあえず、あわおにぎり2個やって。」 「ブタじゃないべさー。「なっち」っていう名前があるべさーーー。」 「いらへんの?」目の前であわおにぎりをちらつかせる。 「ごめんだべさ。ブタでも何でもいいべさ。あっ。ありがとう!!」 あわおにぎりを受け取る。すると口に運ぶなっち。 あっという間にあわおにぎりが消える。
58 :
出会い1 :2001/04/26(木) 11:01 ID:kV.29DLs
「はぁ〜、久しぶりの食い物はうまいべなぁ〜。」 「ちょぉ、聞いてええか?なっち。何処から来てん?」 「なっちか?なっちは北のほうから来たべさ。迷子の果てに、ここに来たべ。」 「迷子れすか?なっちしゃん、私はののれす。よろしくれす。」 「ののちゃん、よろしくべさ。さっきはごめんだべさ。こわがらしちゃったべ。」握手。 「ウチはかごやや。」 「かごちゃんでいいべか?」握手。 「でなぁ〜、ウチらと鬼退治にいかへんか?」 「鬼退治?鬼やっつけるんだべか?」 「そのとおりれす。」 「この地図のこの島におんねん。」と地図を出す。 「かごちゃん。その地図どうしたんれすか?」 「役所のおっちゃんにもろうてん。」 「わかったべさ。なっちも行くべさ。そのかわりにご飯を与えてほしいべさ。」 「ま、ウチらそんなに金あらへんから待遇悪いで・・・。」 「かまわないべさー。食べ物があればなっち幸せだべさー。」 「やったー、友達が出来たのれすぅ〜。」 なっちが仲間になった。
59 :
レイク :2001/04/26(木) 11:06 ID:kV.29DLs
ひとまず休憩・・・。 なっちファンの方が読んでいたら気を害するかもしれません。 気を害したらごめんなさい。新人なもので。 でも、いい役です、のの太郎のお供で重要な役柄です。
60 :
レイク :2001/04/26(木) 19:58 ID:6rIg/TQ2
さ、続けましょう。今日は少しだけ・・・。
61 :
レイク :2001/04/26(木) 19:58 ID:6rIg/TQ2
「なっち、なっちは年いくつなん?」 「なっちはねぇ〜19だべさ。」 「「19!?」」 「ののちゃんとかごちゃんはいくつだべさ?」 「「13やで(れす)。」」 「ののちゃんと、かごちゃん双子みたいだべさ。」 「ま、双子ということになっとるけど、厳密にはちゃうねんけどな?」 「???」 「友達になったことれすし。ゆっくりわたし達のことを教えてあげるのれす・・・。」 自分たちの今までのいきさつを話すののとかごや・・。 「かごちゃんと、ののちゃんは捨て子だったわけだべか?」 「ま、そんなもんやな。」 「でもすごいべさー、その育ててくれたつんくさんと中澤さんっいう人に感謝するべさ。」 「あの。なっちしゃんは何れ迷子になったのれすか?」 「・・・・・。」黙るなっち。 「あ、いわれへんのやったら無理して話さへんでええで。」 なっちは遠くを見てゆっくり話しはじめる。 「なっちは蝦夷人だべ・・・。」 「えぞじん?なんれすか?」 「きいたことあるで。ウチらと同じ顔しとるけどウチらと違う民族のことや。その蝦夷人のなっちが なんでここにおんねん。蝦夷人は雪がいつも降ってる北のほうに住んどるとつんくさんゆうてたで」 「幕府は蝦夷人狩りを最近はじめたべさ。なっちはその蝦夷人狩りから逃げてきたべさ・・・。逃げて逃げて・・・。そのうち両親とはぐれたべさ。お父さんとお母さん・・・心配だべさ・・・・。」 「なっちしゃん可哀想れすっ!!可哀想れす!!ぐすっ、ふぇっく、ひっく。」 「泣かないで・・・。ののちゃん。ののちゃんは優しいね。」 なっちはののを抱きしめる。
62 :
レイク :2001/04/26(木) 20:00 ID:6rIg/TQ2
ひとまず、今日はここまで・・・。レポートやんないと・・・。 ちなみに上は出会い1の続きです。またド忘れシマシタ・・・。 反響まってまーす、です。
63 :
レイク :2001/04/27(金) 00:25 ID:BEROBruM
さて、続きを少し・・・。 がんばりますよ。反響なくてもがんばります!! 矢口のオールナイトニッポンスーパーを聞いて元気ですからねっ。(藁
64 :
出会い1 :2001/04/27(金) 00:26 ID:BEROBruM
「ほな、鬼退治したら100両もらえんねん。分けたるからその金で親捜したらどーや?」 「ほんとだべか?なら、がんばるべさ。鬼退治したら親捜すべさっ。」 「がんばりましょうれす。」 「行こか?まだまだ遠いで鬼ヶ島は・・・。」 三人は鬼ヶ島に向け旅立つ・・・。
65 :
神隠し :2001/04/27(金) 00:29 ID:BEROBruM
2001年×月×日 「はい、OK!!」 「おつかれさまでしたー。」 頭を下げる女の子 「ゴマキちゃーん。よかったよぉー。」とディレクター 「そうですかぁー?ありがとうございますぅー。」 彼女の名前は後藤真希。アイドルグループモーニング娘。のメイン。 今日はソロデビューにつき一人でロケ。 ふと、後藤のケータイが鳴った。 カバンからケータイを取り出して見る。 "山下" 「うざっ!!」 "ピッ"着信拒否。 「一度スノボ行ったからって調子こくなっつーの!!!」 (やばっ。トイレ行きたくなってきた。) 「マネージャ。トイレ行きたい。」 「真希ちゃん。こんな田舎ですぐトイレがあるわけないでしょ?我慢してよ。」 「でもヤバイし・・・。」 「しょうがないなぁー。すいません。この近くにトイレありますか?」 「ああ、さっきADが近くの寺の便所借りてたよ。」とディレクター くわしく場所を聞き後藤はトイレに向かう。 「これかー、トイレ。くさっ!!!」 木製の戸を開け用を足す。水洗ではなかった。 「ふー。」 下着を上げ、戸を開けようとするが開かない・・・。 「ちょっとぉー、どーゆーこと!?ねぇっ!!ドッキリ?これぇー。」 すると便器の中から光があふれ出し光に包まれる。 「きゃあああぁぁぁぁ!!!!!!」
66 :
レイク :2001/04/27(金) 00:32 ID:BEROBruM
今夜はここまで・・・。 睡眠に勝てず・・・。 寝ます・・・。ごめんなさい。 ごっちん登場です。それ以上はいえません。 話が矛盾してしまう事を恐れながらの登場です。 では、また。
67 :
名無し娘。 :2001/04/27(金) 08:35 ID:tJ3uHTTA
徐々に「SFチック」に…? 更新頑張れーレポートも頑張れー
68 :
レイク :2001/04/27(金) 08:42 ID:jMFDos9g
>>67 アリガトウゴザイマス。2つのレポート中1つは終わりそうな勢いです。
SFチックは、後藤もそうですが、あと一人そんな登場をします。
9時から大学ですが、ほんの少しだけ更新しときます。
69 :
神隠し :2001/04/27(金) 08:43 ID:jMFDos9g
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 気がつくと後藤は道端に倒れていた。 「ここ、どこ・・・・?日光江戸村?」 呆然とする後藤。
70 :
レイク :2001/04/27(金) 08:46 ID:jMFDos9g
すいませんひとまずここらへんで・・・。 大学遅刻しそうです・・・、行ってきます!! 少ない更新で申し訳ない・・・。今夜はもう少しやるので。
71 :
名無し娘。 :2001/04/27(金) 09:24 ID:tJ3uHTTA
じゃ、夜を待つとしますか…
72 :
名無し娘。 :2001/04/27(金) 12:46 ID:cBbbkBGw
age
73 :
レイク :2001/04/27(金) 18:48 ID:h1tBKGrs
>>71 すいません、ほんの少ししか朝更新できずに・・・。申し訳ないです。
では、夕食前に少し更新させていただきます。
がんばりますよ。
74 :
レイク :2001/04/27(金) 18:49 ID:h1tBKGrs
「鬼退治の旅もたのしくなって来たのれす。」 「せやな。2人だとちょぉ不安やったもんな。」 「なっち、うれしいべさ。蝦夷を離れてから友達がいなかったべさー。」 「ウチらもや、友達おらへんのは。3歳からののと一緒やけど、ふもとの村は子供おらんかったし。」 3人は会話をしながら隣村までの山道を進む。 「この地図によるとなぁー、もうすぐ村やで。おっ、見えてきたでー、あれや。あれ。」 「今日は、あの村の安宿に泊まろな。」と、後ろにいるののとなっちに話し掛ける。 「なっち、お金ないよ。」 「わかっとるでー、食物めがけて必死な姿見とったら誰でもな。あれ、のの?なにボケッとしてん。」 「かごちゃん・・・、あれ・・・。」と指差すのの。 「何やねん」と、振り返るとまばゆい光が目の前に広がる。 「!!!!!!」 あまりのまばゆさに目を閉じる3人。 「ここ、どこ・・・・?日光江戸村?」 3人の目の前に変な格好をした女の子が現れた・・・。 「!!!のの!!刀抜け!!襲ってくるかも知れへんぞ!?」 「はい!!れす。」 ののは脇差を抜いた。 その女の子が3人に気が付き話し掛けてくる。
75 :
レイク :2001/04/27(金) 18:50 ID:h1tBKGrs
上のタイトル「出会い2」です。 また、やってしまいました・・・。
76 :
出会い2 :2001/04/27(金) 18:52 ID:h1tBKGrs
「あれっ。なっちにののちゃんにかごちゃん。何でそんな格好してるの?変だよ。ハハハ。」 「!!!!!」 「何でアンタウチらの名前知っとんねん!!!妖術か?」 「アハハ、マジこれドッキリ?アハハハハハ。」 「何やねんドッキリって!?わけのわからへんもんを抜かすなアホッ!!」 「なんか、今日のかごちゃん言い方キツクなーい?怒るよ、後藤マジで。」 「かごちゃん。この人私達を誰かと勘違いしている見たいれすよ。」 「勘違いなわけないじゃーん。加護亜依、辻希美、安倍なつみでしょ?」 「ほら、やっぱり人違いしているのれす。」 「それにしても変な格好してるべさー。布きれ腰に巻いて足出して恥ずかしくないんだべか?」 と、ゴマフアザラシ柄のミニスカートを指差して言う。 「なにいってんの?わけわかんない。フツーじゃん。つーかそっちこそ何でそんな格好してんの。」 「何でって、こっちこそ普通れすよ。」 「ほな、アンタは南蛮人か?それとも妖怪か?どっちやねん。」 「なにいってんの?日本人に決まってんじゃん。」 「かごちゃん、なんれすか?ニホンジンて。」 「わからん。とにかく人みたいやな。」 「ひとまずさー、その刀下ろしたほうがいいべさ。敵意はないみたいだべさ。」 「ところで、ねぇ、かごちゃん、なっち、ののちゃん。今何してんの?」 「今から鬼を退治しに行くのれす。」 「鬼退治かぁ〜、まるで桃太郎みたいだね。あはは・・。」 「なんれすか?モモタロウって。ののはのの太郎れすっ。」
77 :
出会い2 :2001/04/27(金) 18:53 ID:h1tBKGrs
「まあいいや、ねぇ、鬼退治に後藤も連れてってよ。」 「これ以上増えてもなぁ・・・。金が底ついてまうわ。」 「お金ならあるよぉー。」と財布の中の札を見せる・・。 「偽札作りは犯罪やで。」 「偽札じゃないよぉー!!!!ほんものだよぉ〜。」 「子供と思ってなめてかかるな、アホッ。いてまうぞ!!金っちゅーのはこういうもんゆーねん。」 袋から10文程度つかんでみせる。 「あはは、そうかー時代劇のロケかーーー。そーだね、それなら使えないね。アハハ。」 勘違いしたまま納得する後藤。 「何処で取ってるの?カメラ。おしえてよぉ〜。」 「なんれすか?カメラって???」 「本気でいってんの?ののちゃん?」 「いつでも本気れすよ、ののは・・・。」 「え?ってことは・・・。いま、安倍なつみ、辻希美、加護亜依のそっくりサンと話してるって事?」 「何言ってるんだべさ。そんな名前の人たち知らないべさ。」 「うそ・・・・。いま、もしかして江戸時代・・・・?」 「なんやねん?江戸時代って・・?ま、江戸ゆうたら幕府があるわな。」 「もしかして・・・、後藤・・・、江戸時代に来ちゃったの・・・?」 「だから何やねん?江戸時代って・・・?」 「イヤアアアアァァァァ!!!!」
78 :
レイク :2001/04/27(金) 18:58 ID:h1tBKGrs
ふう・・・。ひとまずここまで・・・。 14:30ころ家に帰ってきたんですが、ここまで書けたので・・・。 更なる更新はおそらく、夜中か、明日かと・・・。 ちなみにレポートが一つ終わりました・・・。あと一つやらなきゃいけません。 でも、小説もレポートもがんばりまっす。
79 :
レイク :2001/04/27(金) 23:02 ID:DtARoBvM
では、続きをはじめまっす。
80 :
出会い2 :2001/04/27(金) 23:02 ID:DtARoBvM
頭を抱え込んでしまう後藤。 「もしかして・・・、この子神隠しにあったのかも知れないべさ・・・。」 「神隠しってなんれすか?」 「摩訶不思議な妖術で、人が消えてしまうことやで。」 「やっぱりかごちゃんはおりこうなのれす。」 「おそらく、この子は未来から来たのかも知れへん・・・。」 「ぐすっ。ひっく、ひく、ひっく。そうかもしれない・・・。後藤、未来から来たのかもしれない・・・。」 「この布・・・。なんの柄れすか?」スカートを指差すのの。 「ひっく、ひっく、ひっく。ゴマフアザラシ・・・。」 「じゃぁ、ごまちゃんって呼ぶのれす。ののとごまちゃんは今日から友達なのれす。」 やれやれという顔で顔を見合わせるなっちとかごや。 「せやな、ごまちゃんは今日からウチらの友達や。」 「ひっく、ひっく、ひく。あ、ありがとう・・・。ひっく、ひっく。」 「どうするべさ。こんな目立った格好じゃ、キリシタンと間違えられて打ち首もんだべさ。」 「ほな、そこの村で、着替えやごまちゃん。」 「うん、ひっくひっく、ひっく。ありがとう、みんな。」 後藤が仲間になった。
81 :
妖術 :2001/04/27(金) 23:04 ID:DtARoBvM
「こんな着物着たのはじめてぇ〜。」 浮かれてはしゃぐ後藤。 「ごまちゃん、悩み事とかあらへんやろ。」 「あるよぉ〜。ソロデビューで、一人で唄うの大変なんだから・・・。」 「"そろでびゅー"ってなんれすか?」 「あんまり詳しいこと聞かないほうがいいべさ。未来の言葉はわかんないのがとうぜんだべさ。」 「ウチらそんな金あらへんねん、よかったら、ごまちゃんの着てた服、質屋入れてええか?」 「んー、いいよぉ、いつ帰れるかわかんないし。」 ということで、質屋に服を質入した。 珍しい生地、柄、形ということであってか、50文程度になった。 「ふう、ま、ええ金になったんちゃうかな?」 「のの、今日歩き疲れたのれす・・・・。どこか泊まりましょう。」 「宿だべか?」 「宿?民宿?旅館?ホテル?」 「"ほてる"ってなんれすか?」 「気にしたらあかんで、のの。」 安宿を村中捜し歩き、やっとの思いで安宿を発見。
82 :
妖術 :2001/04/27(金) 23:05 ID:DtARoBvM
「4人で32文やね。」と、宿屋のおばちゃん。 かごやは32文を支払う。 部屋に入る4人。 「なんか、出そうだね。」 「なにがれすか?」 「お化けだよ。」 「ののいやれす〜。こわいれすぅ〜、こんなところに泊まれないれすぅ〜。ひっく、ひっく。」 「ごまちゃん、このコ怖がらせんといて、メッチャ泣き虫やねん。」 と、ののの頭をなでるかごや。 ののはがしっとかごやにしがみ付いている。 「今日は夕飯なんだべさ?」 「山菜うどんやで。」 「うどん〜??蝦夷にはないべさ〜、うまそうだべさ〜。」 「うどんか〜、そばないの?」 「ごまちゃん、関西人はうどんやで。」 「タバコでも吸おっかなぁ〜。」と、マルボロをとりだす後藤。 「変な、たばこれすねぇ〜、煙管がないのれす。」と、興味深深に後藤の様子を見るのの。 口にタバコをくわえ、ライターで火をつける。 「ふぅ〜〜。」煙を吐く。
83 :
妖術 :2001/04/27(金) 23:06 ID:DtARoBvM
「・・・・・・・・・・・・・・・・妖術れす。ごまちゃん妖術使ったのれすーーーーー!!!!」 2人で話していたなっちとかごやがそれを聞いて後藤の方を見る。 「あはははは、妖術?なにそれ?これはね、ライターっていうんだよ。」 と、3人の目の前でライターに火をつけたり消したりしている。 「妖術やな。未来人はすごい術を取得しとるもんやな。すごいわー。」 「すごくないよ、ただ、ここを押すだけ。」 「それが、あると、火種にこまらないべさ。」 カチカチ面白そうにライターに火をつけてみるのの。 「あんまりやりすぎると、ガスなくなっちゃうよ。」 「"がす"ってなんれすか?」 「ま、使いすぎると使えなくなるってこと。」と、ののに対して説明。 「そうなんれすか・・・。じゃあ大切なものなんれすね。」と、後藤にライターを返す。 「なんか、心強いな〜、ごまちゃんは。」 「そんなに期待されても困るんだけど・・・。」と、照れる。
84 :
妖術 :2001/04/27(金) 23:07 ID:DtARoBvM
「そういえば、私らとそっくりな人が未来には居るっしょ?ごまちゃんが見間違えるほどの。」となっち 「うん、名前も、顔もそっくり。本当にみれば見るほど似てるんだ・・・。」 「未来へ帰れるのれすか?」 首を振り「わからない。」という後藤。 「きっと帰れるべさ。神隠しに遭ったのは何かこの時代に使命を果たさせに来させられたべさ。」 「だといいけど・・・。」と、しんみり。 「だいじょうぶだべさ。なっちも蝦夷からはるばる幕府から逃げてきたべさ。」 「蝦夷?・・・・・、あ、北海道かぁ〜・・・。今のなっちは未来の「なっち」の先祖かも。」 「その、未来の「なっち」はきっとわたしの子孫だべさ。」 「ののも、「ののちゃん」の先祖れすか?」 「ウチも「加護ちゃん」の先祖なんかぁ?」 「きっとね。だって、マジそっくりだからさ。」 ののが障子をあけ夜空を見上げる。 「今日は満月れすよぉ〜。」 「まんげつかぁ〜、最近満月なんて、みてないなぁ〜。」と、見上げる後藤 「満月はなんかきれいだべさ〜。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 黙って、満月を見ようとせず部屋の奥にいるかごや。 その様子に気づくのの。 「どうしたんれすか?かごちゃん。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 「かごちゃん?」と後藤。 「どうしたべさ?」 「かごちゃん?気分悪いれすか?」 「ウチな・・・・。」
85 :
レイク :2001/04/27(金) 23:11 ID:DtARoBvM
きょうはここまでです。 改めて自分には文章表現能力が無いなと感じました・・・。 不安ですね、この先やっていけるのか・・・。 でもがんばります。一人でも見に来てくれる人がいるのなら。 感想・罵倒なんでもくださいなっ!!お待ちしております。
86 :
名無し娘。 :2001/04/28(土) 06:19 ID:IlVTj9Xw
私も満月、見てないな…
>>85 更新ペースが早いのには満足。どんどん書いて腕を上げてってね。
87 :
レイク :2001/04/28(土) 07:52 ID:3HZfi87k
>>86 ありがとうございます。勉強させていただきます。
最近、俺、満月見たんですよ・・・、なんか神秘的だなって思って・・。
この話に使わない手は無い!と思って、このシーンは原案にすでにあったんです。
では、続きを更新します。
88 :
満月 :2001/04/28(土) 07:54 ID:3HZfi87k
「ん〜、1日しかたってへんのにメッチャ寂しいでぇ〜この家。」 一人つぶやく中澤。 「ま、4人家族がいきなり一人になってもうたら当然やなぁ〜。」 茶をすする。 「ぷはぁ〜、まずっ。」 "チリーン、チリーン" 「なんやぁ?鈴の音が聞こえてくんでぇ〜。」 と、中澤は外へ出てみる。 「何にもあらへんがな・・・・。」 あたりを見渡したがそれらしき原因もなにもない。 「お、今日は満月かいなぁ〜、晴れてよぉ〜見えんでぇ〜お月さん。」 「!!!」
89 :
満月 :2001/04/28(土) 07:56 ID:3HZfi87k
「なんや?目の錯覚か?なんか月から何者かが近づいてくるような・・・。」 目を凝らす中澤。 なにやら月から宙に浮いた人がこちらに向かって来る。 「錯覚ちゃうがな!!うわっ、こわっ!!!何でよりによってこんな日に・・。かぎ閉めて寝よ。」 中澤は家に入り戸という戸に施錠をして、布団にもぐりこむ。 「メッチャ怖いでぇ〜、何やねん。ウチが何したっちゅ〜ねん。ああ、神さんお願いウチを助けて。」 鈴の音は次第に近づいてきた。 "チリーン、チリーン、チリーン" (こわっ!!こわっ!!こわっ!!こわっ!!) 身体が震えてくる。 "どんどんどんどん" 「たのもぉ〜。」 と、男性の声が玄関あたりから聞こえてきた。 (うわっ、ホ、ホンマに来おった!!!こわっ、か、かみさま〜〜〜。) "どんどんどんどんどん" 「たのもぉ〜。」 (妖怪がしゃべっとるぅ〜、ウチ何もしてへんよ。ネコババやら年齢詐称はするけどっ!!) 「美男子春画集ありますよ。」 「はいは〜い。」と、飛び出して戸を開けてしまった。 (あかん!!釣られてもうた。) 男性が数人並んでいた。 「夜分申し訳ない。姫はおられますか?」 「はいっ?」
90 :
レイク :2001/04/28(土) 07:59 ID:3HZfi87k
ひとまず、朝の更新はここまでです。 今度の更新は夜中じゃないかと・・・。 皆さんの反響まってます。
91 :
名無し娘。 :2001/04/28(土) 14:42 ID:amFh5yhc
age
92 :
名無し娘。 :2001/04/28(土) 15:19 ID:i06XHkUM
いいっすね。 頑張って書いてね
93 :
レイク :2001/04/28(土) 23:24 ID:6VyaNJeQ
>>92 ありがとうございます。がんばります。
もっとたくさんの人に読んでもらいたいですね。
それで、たくさんの感想・叱咤をいただきたいです。
読んでくれた方、よろしかったら反響ください。
では、続きを書きます。
94 :
告白 :2001/04/28(土) 23:25 ID:6VyaNJeQ
「ウチなぁ〜、月から来てん。」 「何のことれすか?」 「ウチなぁ〜、この大地に降り立って10年後の最初の満月に月にかえらなあかんねん。」 「どういうことだべさ?」 「月に帰って嫁に行かなあかんねん。」 「よくわからないのれす・・・・。」 「まるで、かぐや姫だね・・・。」後藤がつぶやく。 「!!!!・・・・・・・・なんでウチのホンマの名前知っとんねん。」 「未来の世界にね、こんな話があるんだ・・・・。」 『昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいてね。おじいさんはある日、竹やぶに竹を 刈りに行ってね。すると竹やぶの中の1本の竹の節が光輝いていて、その竹を切ると赤ちゃんが 中に入っていて、その子を家に連れて帰り「かぐや」と名前を付けて育てたんだって。そして いつしか、大人にかぐやは育って、ある十五夜の満月の時月から迎えにきて、月に帰っていった って言う話・・・・。』
95 :
告白 :2001/04/28(土) 23:26 ID:6VyaNJeQ
「そうか、そんな話が未来にはあるねんな。それ、きっと、ウチの事やで・・・。」 「そんなれすっ、か、かごちゃん月に帰ってしまうんれすか?いやれすっ、いやれすっ。」 「ウチはな・・・、実はつんくさん家もらわれた時「記憶無い」言うたけど、実はあんねん。」 「10年後ウチは月に帰る事知っててん・・・・。」 「いやれす!!いやれす!!いや!いや!いや!」取り乱すかごや。 「ののちゃん、きいてーな、話の続きがあんねん。何で?ここにウチがおるかわかるか?」 「そんなのっ!!わからないのれすっ。」 「ウチはな、つんくさんが、中澤姉さんが、ののちゃんがだいっすっきやねん。せやから ウチは、今日家から飛び出した・・・。一緒に居たい気持ちはウチも同じやねん・・・。」 「つまり、運命から逃げたわけね・・・。」と後藤。 「うん。どのくらいののちゃんとみんなと居られるかわからへんけど、一緒に居たいねん!!!」 「みんな、色んな事情を持って今にいたってるわけだべさ。」 「ののっ、ぜったいにかごちゃん離さないのれすっ。ひっく、ひっく。」 「おおきに、ののちゃん。でも、信じてくれるかなぁと思ったねんで。」 「おかしくないのれすっ。ののは桃から生まれました。ごまちゃんは未来からきたのれす。 なにもおかしいことなんてないのれす。」 「そうだべさ。おかしくないべさ。」
96 :
告白 :2001/04/28(土) 23:27 ID:6VyaNJeQ
「夕食お持ちいたしました〜。」仲居がやってきた。 ちゃぶ台に山菜天ぷらうどんを4つ並べ去っていく。 「うまそうだべさ、まず、夕食にするべさ。」 「はいれす。」 「せやな。」 「おいしそー。」 4人はちゃぶ台を囲んで夕食。 「うまっ。」 「おいひぃ〜、江戸時代ってこんなうまいうどん食べてたんだぁ〜。」 「未来のうどんはまずいべか?」 「まずいよぉ〜、マジで。」 「食べ物食べてると幸せれすぅ〜。」 夜はふけていく。
97 :
迎え :2001/04/28(土) 23:28 ID:6VyaNJeQ
「そんな・・・、かごやが月からきたって言いよるんですかぁ〜?」 「左様。無論、姫を育てていただきそれなりの御礼はするつもりである。金がよろしいかな。」 「いやです。たとえ、月からかごやが来たとしても帰せません。」 「タダとは言ってござらん。金ならば好きなだけ用意して進ぜよう。」 「金なんて要りません。かごやも帰しません。あの子は・・。かごやはウチとつんくの子です。」 「ならばいたしがたない、無理やりでも連れ帰る所存である。」 「今、かごやなら家にはいませんよ。あの子は旅に出ました。」 「なんと・・・、むむ。隠してはいかんぞ、皆の者、家の中を探せ!!」 「「「はっ。」」」 家の中をくまなく探す月の者達。 「見つからん・・・姫が心変わりになられたということか・・・。」 「だからおらへんゆうてるやろ、しかも何やねん!家ん中荒しおって、なんやねん心変わりって。」 「月の王家につたわる慣わしの一つで生まれて嫁ぐまでの10年は大地で育つように決められておる。姫は10年後に月に帰るのを楽しみにこの大地に降り立ったのだ。姫がこの日を忘れるはずがない・・・、もしや、無理やり奉公に出したのか?」 「そんなわけないやん!ふざけんなや!!そしたら旅立つ時ウチが泣くはずないやろ!!進んで あの子らは旅立ってん!!」 「そんなばかな。姫は自ら旅立ったというのか・・・。それが真実ならば、探さねばならぬ、婚式は近いのじゃ、何処へ姫は旅立ったというのだ?」
98 :
迎え :2001/04/28(土) 23:29 ID:6VyaNJeQ
「言えへんよ。死んでもな。」 「・・・・・、くっ!!皆の者、さがせ、さがせ、近場から遠方まで探すのじゃ!!」 「「「はっ。」」」外へ出て行く。 「われわれは月の民、夜のみこの大地に降り立つことが許された民。時間がないのじゃ。失礼。」 月の民は家を出て行った・・。 「かごや、迎えに来るのがわかってて家を出たんやな・・・。ほんま、これでよかったんやろか?」 「かごや・・・。」
99 :
迎え :2001/04/28(土) 23:31 ID:6VyaNJeQ
ハイ、今夜はここまでにします。 「かぐや姫」のお話がいよいよ出て来ました。 これからも、どんどん童話を混ぜていきますよ。 では、皆さんの反響待ってます。
100 :
レイク :2001/04/28(土) 23:34 ID:6VyaNJeQ
ぐはっ!!
今度は「迎え」→「レイク」に直さなかった・・・。
不覚。
>>99 の名前「レイク」に訂正します。
本編と関係ありません。感想みたいなもんです。
101 :
名無し娘。 :2001/04/29(日) 01:04 ID:c6yscr8M
レイクさん、お話、とても楽しみにしてるんだけど、 レポート全部終わったの? 大丈夫ですか? でも早く続き読みたいです 頑張れ
102 :
名無し娘。 :2001/04/29(日) 01:42 ID:BMDt8Lrg
今日、はじめて見たけどホノボノしてて面白いっすね。 続き楽しみにしてますんで…。 レポートもがんばってねん。
103 :
名無し娘。 :2001/04/29(日) 01:56 ID:x3xVSIrU
小説総合スレッドに紹介していい?
104 :
名無し娘。 :2001/04/29(日) 07:14 ID:qf0N0QII
面白いです。頑張ってくださいませ。
105 :
レイク :2001/04/29(日) 08:14 ID:HyyYycCY
>>101 レポートですか・・・?2個目の1/3まで進んでます。もう少しかと・・・。
応援ありがとうございます。がんばります。
>>102 なんせ、ほのぼのローン、ほのぼのレイクっすから。(藁
感想ありがとうございます。
>>103 是非、紹介してもらいたいです。
自分で宣伝に行くのはあつかましいと思ったので・・・。
よろしくお願いします。
>>104 ありがとうございます。
これからハロプロメンバーも結構出していくつもりです。
では続きを、少し更新させていただきます。
106 :
満月2 :2001/04/29(日) 08:14 ID:HyyYycCY
「そうか、そういうことやったんか・・・。」 かごや達の部屋の隣に宿泊したつんくは隣の部屋に聞き耳を立てていた。 「・・・・・、そうすると、いま、中澤のところに月のもんが来とるっちゅーわけやな。」 「ま、中澤が口を割るわけないなぁ、あいつホンマにかごやのこと好きやし・・・。」 「いざ来たら・・・・、わしが守ったらなあかんな。本人が帰ることを拒否しとるわけやし・・・。」 「また、刀に錆びを作るはめになるとは・・・・。」 やたら独り言が多いつんく。 「あん、あっ、いい、んんっ。」 反対隣から喘ぎ声が聞こえてきた・・・。 「・・・・・・・・。」 反対側の壁に聞き耳を立てるつんく。 「旅はこういうのがあるからええよな。ははっ。」 アホだ・・・・。
107 :
出会い3 :2001/04/29(日) 08:17 ID:HyyYycCY
「さ、出発だぁ〜!!」 「行くべさ行くべさ、目指せ鬼ヶ島だべさ〜。」 4人は宿を出た。 「4人での旅は楽しいれすぅ〜。」 「せやな、ちょぉお金かかるけど楽しいやんな。」 にぎやかに歩いていく。 山道を歩いていると、前方にまばゆく小さい玉状の光がのが現れる。 「またあの光なのれすっ!!」 「ごまちゃん!!あの光や!!あの光が現れた時、ごまちゃんが目の前に現れてん!!」 「あの光に飛び込めば帰れるかもしれないべさ!!」 「うん!短い間だったけどありがとう。たのしかった!!」 光の玉の方向に走っていく後藤。 光は後藤が飛び込む直前に光を放ち消えた。 そこには一人の女性が・・・。
108 :
レイク :2001/04/29(日) 08:19 ID:HyyYycCY
朝の更新はここまで。 出会い3ですから仲間になる人です。 次の更新は夜中です。 では、反響待ってま-す。
109 :
名無し娘。 :2001/04/29(日) 10:43 ID:pK6F251E
出てきたのは誰なんだ? すっげー気になる。夜も眠れん
いやはや。最初から見てますが面白いです。キャラが生きてていいかんじっす。 飛ばしすぎないでちょびちょびがんばってつかぁさい
111 :
名無し娘。 :2001/04/29(日) 12:35 ID:mTZXRN6w
>>108 矢口復活?
にしても、感想レスが増えてきて良かったね。これからも頑張ってね。
112 :
レイク :2001/04/29(日) 21:27 ID:NyhNXfzg
暇なので少し更新しに来ました。
>>109 ありがとうございます。以下を見ればすぐわかります。
待たせてすいません。
>>110 ありがとうございます。ホンマ、がんばりまっせ。
あいぼん好きですか?彼女は主人公の一人ですね。
彼女がいなければこの話は作れませんでした。
オレはヤグチの次に好きです。
>>111 矢口は・・・、まだですね。好きだけど。今後出演予定です。
ホント、感想レスが増えて嬉しいです。もっともっと、参考にしたいので
感想が欲しいですね。
では続きを・・。
113 :
出会い3 :2001/04/29(日) 21:28 ID:NyhNXfzg
後藤は自分が帰れなかったことよりもその女性が目の前に現れたことに衝撃を受けた。 「か・・・、かおり?かおりも神隠しに遭って来たの?」 そう、その女性は飯田圭織にしか見えなかった。 その女性は後藤に気づく。 「ワタシハ未来カラ、タイムスリップデ来タアンドロイド"飯田圭織モデル"デス。」 喋り方はあまりにも機械的。 「うそっ。かおりでしょ?ねぇ・・・かおりだよねぇ?」 「ワタシハ2000年前後ノモーニング娘。ト言ウアイドルグループノ飯田圭織ヲモデルトシタ アンドロイドデス。」 「うそだよ・・・、そんなの。じゃぁ、自分が機械だって証拠見せてよ!!」 「イイデスヨ。ミテイテクダサイ。」 腕がもげて銃口が腕から見える。 すると、空に銃口を向けマシンガンを十数発打つ。 "どどどどどどどどどどどどどど" 「ワカッテイタダケマシタカ?」 「・・・・・・・・わかったよ。かおりじゃないんだ・・・。」 「ワタシノナマエハオナジク"カオリ"デスケドネ。」 「名前は同じなんだね・・・。」すっかり落ち込む後藤。 「いつから来たの?」
114 :
出会い3 :2001/04/29(日) 21:29 ID:NyhNXfzg
「ワタシハ2121年カラ来マシタ。」 「なんや?アンタも未来から来てん?」かごやが割って入ってくる。 「ソウデス。2121年ニハ、タイムマシーンガカイハツサレテイマス。」 「ごまちゃんが来たのは2001年れすよね?100年後から来たのれすか?」 「私ハ、鬼ノDNAヲ採取スルタメ、未来カラヤッテ来マシタ。」 「ごまちゃんは偶然、この時代に放り込まれた。カオリさんは未来からやってきたべさ。」 「なんや、カオリさんは帰る方法しってんやろ?」 「ハイ。私ハ任務ガ済ミ次第帰リマス。」 「ごまちゃんは自分の未来に帰りたいのれす。どうすればいいれすか?」 「2001年デスカ?今データ処理シマス、少々オ待チクダサイ。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「15日後、鬼ヶ島北ニ2001年ヘノ入リ口ガ開キマス。ソレデ帰ラナケレバ百年後マデ帰レマセン。」 「ごまちゃん、よかったな、それで帰れるで。」 「うん。帰れるんだ、後藤帰れるんだ。」 「のの、さっきからカオリサンの言っている事がわかりませんれす。DND?データ?」 「ほっといていいべさ、未来人の会話はわからないのが当然だべさ。」 「のの、未来人は誰でも妖術使いだとわかりましたれす。ごまちゃんもカオリさんもすごいれす。」 「あんた、カオリさんゆーたな、どうやねん?ウチらこれから鬼退治いくねん、カオリさんも来へん?」 「イイデショウ、ワタシモ目的ハ似タヨウナモノデス。」 「でもどうするべか?食費がかさむべさ。」 「カオリさんも分入れると5人分やな・・・、せつないわぁ〜。」
115 :
出会い3 :2001/04/29(日) 21:30 ID:NyhNXfzg
「ワタシハイリマセン。ワタシハアンドロイドデス。人間デハアリマセン。ナノデ食ベ物ハイリマセン。」 「どうゆうことれすか?食べもの要らないのれすか?食べることは生きがいなのれす。」 「ののちゃん、カオリは機械なんだよ。」と後藤。 「機械れすか?なんれすか?その機械って。」 「ん〜。」と、後藤は田んぼに目をやり、ふっと思いつく。 「喋って、動いて、戦って、頭のいい『かかし』みたいなもんだよ。」 「わかったのれすぅ〜!!ののも理解できましたぁ〜、かかしさんは食べ物食べないれすぅ〜。」 「あ、そうか、そんなもんなんやな。」かごやも納得。 「なっちもわかったべさ。」 「よっしゃ、5人でがんばってこか?」 かごやはみんなの前に手のひらを下にむけて差し出す。 すると、後の4人もその上に手を重ねた・・。 後藤が、「がんばりまっ・・・。」 「「「「「っしょい!!!」」」」」
116 :
出会い3 :2001/04/29(日) 21:31 ID:NyhNXfzg
「?なんや?」とかごや 「?なんか、しってるような・・・。」とのの 「?不思議な感じだべさ。」となっち 「?息ガアイマシタネ。」とカオリ 「?・・・・ホントに後藤江戸時代に来たのかな?」 首をかしげる。 カオリ(アンドロイド)が仲間になった。 物陰からつんく・・・。 「ねぇ、わらって?」
117 :
レイク :2001/04/29(日) 21:33 ID:NyhNXfzg
ひとまずここまでです。また夜中にきます。 皆さんの反響を待ってます。 そうそう、小説総合スレッドに当板を紹介してくださった方 ありがとうございます。がんばります。
118 :
レイク :2001/04/29(日) 23:06 ID:ej3J3vec
さて、続きを少し更新します。
119 :
レイク :2001/04/29(日) 23:07 ID:ej3J3vec
カオリを仲間に加えた一行は『なつかしの村』にたどり着く。 「なんで、ここはなつかしの村ってゆーんれすか、かごちゃん。」とのの 「わからへんよそんなん。」と、かごや 村を進んでいく一行。 ふと、目の前から人が歩いてきて通り抜けざまに 「こんにちは」と言ってくる。 「!?福田明日香だぁ〜!!!」と後藤がびっくり。 「なんやねん?ごまちゃんは未来人やろ、んなわけないやん。」 「そうかな〜ホントそっくりさん多いね。なんかなつかしいよぉ〜。」 今度は赤ちゃんを抱えた女性が通り抜けざまに 「こんにちは」 「あやっぺだよぉ〜!!!」と後藤がまたびっくり。 「かんちがいれすよぉ〜。ごまちゃん。」 「そうかなぁ〜、あまりにも似すぎ・・・、なんだろ?ドッキリじゃないよねぇ〜。何かなつかしいなぁ。」
120 :
レイク :2001/04/29(日) 23:09 ID:ej3J3vec
>>119 「レイク」→「なつかしの村」に訂正します。また間違えた。
ひとまず、ここらへんで・・・。
今からANN聞かないと・・・。
聞いたあとにまた更新しに来ます。
よかったら反響ください。
121 :
レイク :2001/04/29(日) 23:43 ID:LZfuGUvA
最近、オレ、2ch用語知らねぇなぁ〜って思って・・・。 だれか、2ch用度教えてください。このド素人レイクに・・・。 すいません。更新しないでこんな事かいてしまって・・・。 更新は1:00頃です。
122 :
名無し娘。 :2001/04/30(月) 00:30 ID:6xBNUBhM
123 :
名無し娘。 :2001/04/30(月) 00:33 ID:6xBNUBhM
( ^▽^)<コピペしなくてもよかったんだ、失敗失敗。 でも、ポジティブでがんばっちゃう。
124 :
レイク :2001/04/30(月) 00:59 ID:ORlSaGrU
>>122 -123
ありがとうございます。早速見てみました。
勉強になります。チャーミー好きですか?
チャーミーも出演予定ありますよ。
では、続きを少しだけ更新。
今度はボーイッシュな女性が前方から通り抜けざまに。 「こんにちわ。」 「いちいちゃ〜ん!!」後ろを付いて行く後藤。 「あっ、ごまちゃんがついてっちゃうべさ。」 4人で後藤を引き止める。 「いちいちゃ〜ん!!!」 「イマノヒトモ見間違イデスヨ。」 「そんなことないよぉ〜、いちいちゃ〜ん!!!」 「最近疲れ溜まり過ぎなんやって、ごまちゃんは・・・。」 「そうなのかなぁ〜、でも、本当に懐かしい人に会った気がして・・・。」 「ある意味この村の名前のまんまかも知れへんけどな。」 この後、5人は、はたけ、まこと、しゅう、たいせー、小湊(元T&Cボンバー)、信田(左同) のそっくりさんと遭遇したらしい(後藤曰く)。
その後ろのつんくは・・。 「おっ、はたけ、まこと、たいせー!!ひさしぶりやなぁ〜。」 「なんや、鬼退治以来やんか?」と、まこと 「なんや、今は何しとるん自分。」とはたけ 「ああ、ちょぉな・・・。」 「また鬼退治やろ。幕府の立て札みたで〜。」とたいせー。 「んー、せーかくに言うとちゃうんやけど、ま、そんなもんやで。」 「何や、今回わしら連れてけへんのんか?」とはたけ 「おう、すまんなーはたけぇー、今回はわしが退治しに行かへんねや。」 「???どうゆうことやねん??」まこと。 「ま、細かい話は後やで、わし忙しいねん。ほなさいなら。」 「ほなな。」と手を振るたいせー。 走ってかごや達の後ろをつけるつんく、何かを思い出したかのようにはたけたちに振り向き 「たいせー、まこと嫁大事にせーよ、しゅうによろしくなぁ〜、あとはたけ、はよ嫁さがせ!」
「うっさいわーボケー!!お前こそ中澤大事にせぇ〜!!!」と叫ぶはたけ。 「あいかわらずやね。」とまこと 「しゅうさっきまでいたんやけど何処いってんやろ?」とたいせー その近くで、しゅうは16歳くらいの女の子をナンパしていた・・・。
128 :
レイク :2001/04/30(月) 01:06 ID:ORlSaGrU
ひとまず、ここまでにさせていただきます。 眠いっす。モー版(羊)を適当に覗いて寝ます。 反響よろしかったらくださいな。 それをばねにしてがんばりますので・・。
129 :
名無し娘。 :2001/04/30(月) 02:45 ID:1s3nZLZ2
すげー面白いっすよ。 更新楽しみにしてます。
130 :
レイク :2001/04/30(月) 10:24 ID:FZswO86I
>>129 ありがとうございます。今から少し更新して、また、夜中に来ます。
では少しだけ更新を・・・。
131 :
宿泊 :2001/04/30(月) 10:26 ID:FZswO86I
「あー疲れた!!本当に疲れた。」 宿についてすぐ倒れこむ後藤。 「ここホンマにやっすいわぁ〜、5人で30文やでぇ〜。田舎やからやな・・・。」 「のの、二日目のおとまりれすぅ〜。」と、はしゃぐ。 「お風呂入ろうだべさ。」 「いいねぇ〜はいろうよ。」 「ののもはいるのれすぅ〜。」 「ほな、5人でわいわいがやがやしようや。」 「うん、たのしそうだべさ。」 「ワタシワイイデス。」 「なんでれすか?」 「ワタシハ機械デス、計器等々ガ故障シテシマイマス。」 「あ〜なるほどぉ〜。」一人だけ納得する後藤、年代が近いだけに納得しやすい。 「どういうことだべさ、カオリがお風呂は入れないのは。」 「つまりね、この動く喋るかかしさんは、水に漬けると壊れちゃうんだって。」と後藤が解説。 「さよかぁ〜、その「あんだろうで」(アンドロイド)って何かめんどくさいんやな。」 「のの、カオリさん可哀想れす。お風呂は気持ちイイのれす、ご飯の次にすきなのれす。」 「じゃぁ、この部屋の留守番をカオリに頼むべさ。泥棒が来たら妖術使うべさ。」 「了解シマシタ。」
132 :
レイク :2001/04/30(月) 10:28 ID:FZswO86I
ひとまずここまでです。次の更新は夜中です。 皆さんの反響を待っています。
133 :
名無し娘。 :2001/04/30(月) 10:41 ID:1ftamvbY
age
134 :
名無し娘。 :2001/04/30(月) 11:41 ID:BwuWUoTE
レイクさん、いつも読ませてもらっています。 あの、お願いあるんですが・・ もちっと、ののかおを絡ませてもらえまらせんか? ちょっとエエんですが・・
135 :
レイク :2001/04/30(月) 18:12 ID:Nf3x3FkY
>>134 まだ更新は夜中ですが、少し様子を見に来ました。
ののかおですか?この先にからみ(?)はありますよ。
ののとアンドロイド・カオリらしい絡みですが・・。
いつも読んでくれてありがとうございます。
いろいろ参考にしたいので、要望も可能な限り実現させていきたいと思います。
136 :
レイク :2001/04/30(月) 23:02 ID:FfPKvjzY
さて。続きを書きたいと思います。 がんばります。
137 :
宿泊 :2001/04/30(月) 23:03 ID:FfPKvjzY
4人は留守を頼んで風呂へ行く。 一人部屋に残るカオリ。 「太陽蓄電池補充モード始動、補助電力供給システム作動、定格出力30%削減、省電力モード。」 「温度検知システム停止、超高感度システム停止、高度聴力システム60%削減、認識度50%削減」 「記憶装置稼動速度50%削減、警備システム始動、超音波検知システム停止・・・・・・・・。」 どうやら太陽エネルギーのない夜では省エネが必要のようだ・・・。
138 :
風呂 :2001/04/30(月) 23:04 ID:FfPKvjzY
湯船につかりながら 「何か今日の風呂は狭いなぁ〜・・・。」と後藤。 「のの、今日も複雑なのれす。ごまちゃんも、なっちも、かごちゃんもおっぱいが大きいのれす。」 「そんなへこむなや。ののちゃんもきっと大きくなるでそのうちな。」 「そうれすか?でもどうやればそんなに大きくなるのれすか?」 「牛乳飲めば大きくなるで〜。」 「うそれすっ!!かごちゃん牛乳キライなの、のの知ってるれす。」 「ま、気にすることないべさ。大きいなりに苦労するべさ。おっぱいは。」 「ごまちゃん、さわってもいいれすか?」 「えっ?いいよ。」 興味ありそうに、一番大きいごま乳を触ってみる。 「やわらかいれすぅ〜。かごちゃんのは張りがあって少し硬いれすぅ〜、このくらいが男の人好きれすよ、きっと。ごまちゃんはいいれすね。こんなやわかいと赤ちゃんも喜ぶれすよ。」 「ちょっと、ののちゃんっ。あ、だめだって、そんなにもんでないのっ!」 と、ののの手を振り払う。 「なんでれすか?」 「それは・・・、もっと大人になってから知りなさい!」と、後藤。
139 :
風呂 :2001/04/30(月) 23:05 ID:FfPKvjzY
「ののは十分大人れすよ。」とムキになる。 「そ〜お〜?満足に生えそろってないじゃ〜ん。」 「うっ、なのれす。でも、気持ちは十分大人なのれすっ!」 「ののちゃんもあと少しでいい女だべさ。」となだめる。 「そーやで、時期とゆーもんはいつか来るもんやで、急ぐ必要ないで。」 「そうれすね、気にしないれす。」 「かごちゃん、追っ手は今日もかごちゃんを探し回ってるべか?」と心配そうに話し掛ける。 「・・・、月の民は月夜にしか大地には降り立てへんのや。せやから、おそらく今日は雲っとるから無理やと思う・・・。晴れた時は必死の思いで探しまわっとんちゃうんかな・・・。」と俯く。
140 :
レイク :2001/04/30(月) 23:09 ID:FfPKvjzY
ひとまず、今日の更新はここまで・・。 今度の更新は・・、友人が里から泊まりに来るので 2〜3日後になるかもしれません。 よろしかったら読者の皆さんに感想を兼ねて保全をよろしくお願いしたいです。 出来るだけ更新は近いうちにしたいんですが・・。 では、皆さんの反響(感想・叱咤・要望)をお待ちしております。
141 :
名無し娘。 :2001/05/01(火) 00:26 ID:9YDUuI06
( ^▽^)<レイクさん、保全です〜! 2,3日後はチャーミー寂しいです… でも、ポジティブな気持ちで待ってま〜す。チャオ〜!
142 :
名無し娘。 :2001/05/01(火) 07:52 ID:9Gard.To
age
レイク氏がんばれ、ちょっと応援。 でもペース落としていいよ
144 :
名無し娘。 :2001/05/01(火) 11:48 ID:LYKU1FpM
里からって、レイクさんどこに住んでるの? 個人的にお風呂シーンもっと希望(笑
145 :
ほのぼのレイプ :2001/05/01(火) 12:09 ID:YisW8HyQ
ほの
146 :
名無し娘。 :2001/05/01(火) 13:11 ID:NShaxik.
hozen
147 :
名無し娘。 :2001/05/01(火) 23:28 ID:aKp2.6/A
hozen
148 :
おいど :2001/05/01(火) 23:37 ID:Dx.4df.k
そそ
149 :
名無し娘。 :2001/05/02(水) 00:38 ID:Ku8WU4qo
オモロイです。 頑張って。
150 :
名無し娘。 :2001/05/02(水) 08:25 ID:Vey7toc6
age
151 :
名無し娘。 :2001/05/02(水) 09:12 ID:CUI4kB3o
はじめから読ませてもらいましたけど、 ほのぼのした感じ、いいね〜。 続き期待しています。
152 :
名無し娘。 :2001/05/02(水) 16:05 ID:c2j/HKOs
hozen
153 :
名無し娘。 :2001/05/02(水) 23:08 ID:y3BAQXIU
\(^▽^)/<hozen チャオ〜!
154 :
名無し娘。 :2001/05/02(水) 23:25 ID:q6/1h0xw
いい感じですねえ。 続き期待しています。
155 :
名無し娘。 :2001/05/03(木) 03:02 ID:NFeGWQdw
保全sageします♪
156 :
名無し娘。 :2001/05/03(木) 09:59 ID:eOx8Mvz2
age
157 :
レイク :2001/05/03(木) 12:19 ID:rLO.r4gs
二日ぶりです。保全をして下さった、皆さんに感謝を申し上げます。
>>141 >>153 お待たせしました。チャーミー。ポジティブに待ってくださって
ありがとうございます。まもなく更新します。
>>143 応援ありがとうございます。二日間あったのでゆっくり友人と楽しみました。
マイペースでがんばります。
>>144 オレは、北関東出身です。今は南関東に下宿中、です。
残念ながら、お風呂シーンは前回の更新しかありません。ごめんなさいです。
>>145 「ほの」ですか?ま、たしかに、ほのぼのしていると
感想レスにたくさん寄せていただいていますが、自分でもそう思います・・(藁
>>148 「そそ」ってなんですか?・・・・???
>>149 ありがとうございます。これからもがんばります。
>>151 ありがとうございます。ご期待に出来るだけ添えるようがんばります。
>>154 ありがとうございます。こんなオレに期待してくれて嬉しいです。
がんばります。
では、更新を・・。
158 :
風呂 :2001/05/03(木) 12:21 ID:rLO.r4gs
そのころつんくは・・・。 風呂場の外でかごやたちを覗きしていた・・・。 「なんや、かごやええ身体になっとんの・・・、ののはまだやけど他のコはええな・・・へへへ。」 そのとき、女性の釜焚き番に覗きをしているところを発見された。 「きゃぁぁぁ!!!!の、のぞきぃ〜〜〜、だれかきたって〜!!!」 「やばっ!!にげろ!!!」 逃げ足の速いつんくは辛くも逃げ切った。 闇夜なため、顔が割れずに済んだ。 「はぁ、はぁ、はぁ。」 年には勝てない・・・。 「しっかし、普通に覗きしよう思ったら、娘が入浴時とはおもわへんかった。堪忍や、のの、かごや。」 「待てよ、かごやの話によると月のモンは月が見えてへんとその地に降りたてんゆうてたな・・・。」 「今日は大丈夫見たいやな、明日は雨やし・・。」 近くの河原で鳴くガマガエルの鳴き声を聞きながらそういった。
159 :
風呂 :2001/05/03(木) 12:22 ID:rLO.r4gs
脱衣所にて・・・。 「のぞきやって!!タダで見せてもうた〜最悪や、見物料払えっちゅ〜ねん。」 「のの、なんか傷付きました・・・。やなかんじれすぅ〜、ぐすん、ぐすっ。」 「この時代が江戸でよかった。後藤のすんでる世界じゃ本に載っちゃうよ・・・。」 「蝦夷と違って、みんな敏感すぎだべさ・・、風呂場に囲いは蝦夷はないべさっ。」 「「「なっちはすごいよ(れす)《やん》」」」 「そんなことないべさっ、みたけりゃ見るべさ。」 ある意味尊敬をする3人だった・・。
160 :
雨 :2001/05/03(木) 12:23 ID:rLO.r4gs
翌日。 「はぁ〜、雨かぁ〜・・・。もうだるいなぁ〜。」と後藤 「雨は適度に降るのがいいのれす、野菜が育つのれす。」 「傘買わなあかんな・・・・。」とかごや 「カオリ・・・コワイ。」 「ん?カオリ今普通に喋ったべさ。」 「ほんまや、なんや、普通に喋れるんやないか。」 「カオリ雨ノ日駄目ナノ。壊レチャウヨ。」と顔を曇らせる。 「そっか、カオリ機械だもんね、雨で壊れちゃうよね。かごちゃん傘5人分買ってこようよ。」 「そっか、あでろうでん(アンドロイド)は水に弱いんやったな。ほな、万屋いってくるわ、行こ、のの。」 と言って、ののとかごやはなつかしの村の万屋に向かった。
161 :
雨 :2001/05/03(木) 12:24 ID:rLO.r4gs
万屋にて。 「あ"あ"〜〜も"う"、あめに相当やられたでぇ〜。」ぬれて不機嫌なかごや。 「のの、雨の日も曇りの日も好きれすっ。かごちゃん連れ去られないれすっ。」 「さよか、なんかうれしいわ。」と、笑みがもれる。 「何や?買い物か?お嬢ちゃんら。」と店員 「ああ、傘買いに来てん。おっちゃん5本くれへん?」 「さよか〜、5本で20文やけど、そんなにもっとらへんやろうから、15文でええで。」 「お、おっちゃん、おおきにぃ〜、うちらめっちゃたすかってん。」 「助かったのれす、ありがとうなのれす。」 2人は万屋を後にした・・・。
162 :
雨 :2001/05/03(木) 12:25 ID:rLO.r4gs
そのころ、宿屋待機中の3人は・・・。 「何か、おなか痛くなっちゃった・・・、ゴメン、なっち、カオリ、トイレ行ってくる。」 「トイレって何だべか?」 「今ノ言葉デ言ウ「便所」ダヨ。」 後藤はトイレに向かった。 「しっかし、カオリちゃんと喋れるならなんで普通に喋らなかったんだべか?」 「今省電力モードナノ。ダカラ言語能力ガ落チルノ。」 「何言ってるかわからないべさ・・。」 「簡単ニ言ウト雨、曇、夜ハ喋リ方ガ変ワルノ。」 「なるほどだべ。」
163 :
雨 :2001/05/03(木) 12:25 ID:rLO.r4gs
そこにつんくがやってきた・・・。 「なぁ、なぁ、あんたら旅人みたいやけど、これから何処行くんや?」 「なっちらだべか?いま鬼退治に行く旅をしてるべさ。」 「そうか、偉いな、そういうコ偉いと思うわ、何夜か感動したで、ほな、おっちゃんが小遣いやるわ。」 「そんな、いらないべさ、知らない人にもらうことはいけないべさ。」 「ええねや、ええねや、ほれ。」と、なっちに渡す。 「・・・、でもわるいべさ。」と返そうとする。 「とっとけって、しばらくいらんほど飯食えるで。」 「ほんとだべか、ほんとに一杯食べられるべか?なら、ありがたくいただくべさ。」 と、食べ物がからむとまったく判断能力がなくなるなっちだった。 「ほな、またな。」と、宿を後にするつんく・・。
164 :
レイク :2001/05/03(木) 12:28 ID:rLO.r4gs
ひとまず、ここらへんで・・。 マジで保全してくれた皆さんに感謝です。 おそらく、今夜の更新は24:00くらいにすると思います。 (矢口真里のANNS聞くので・・。) では、皆さんの感想等々をお待ちしております。
165 :
名無し娘。 :2001/05/03(木) 12:46 ID:Vu0Dtn9M
よい。
166 :
名無し娘。 :2001/05/03(木) 13:56 ID:zXHpmH3M
がんばれレイクエンジェル!
167 :
レイク :2001/05/04(金) 00:04 ID:GdgL9Uos
>>165 ありがとうございます。がんばります。
>>166 ハイ、がんばります。
では、更新をしたいと思います。
168 :
雨 :2001/05/04(金) 00:06 ID:GdgL9Uos
しばらくすると後藤が帰ってきた。 「どうしたの?誰かと喋っていたみたいだけど・・・。」 「お金もらったべさ。」 「えっ、だれに?」 「知ラナイ人デシタヨ。」 「あ、っそう。」 そして、のの、かごやも傘を差して帰ってきた。 「ただいまぁ〜傘こうてきたで。」 「かごちゃん、知らない人にお金もらったべさ。」 いきさつを話すなっち。 「なら、もらってええんちゃう?ウチらの旅の資金になるし、いくらやったん?」 「なっちも、良くわからないべさ。」となっちの手から、かごやの手へ・・・。 一分銀が4枚・・・。
169 :
雨 :2001/05/04(金) 00:07 ID:GdgL9Uos
「!!!!!!!なんやこれぇ〜〜!!!」 「ののもびっくりなのれす。」 「そんなにすごいの?」と後藤。 「すごいなんてもんやないで、これでうどんがなぁ、数百杯くえんねん。」 「それすごいべさ、すごいべさ。」 「ほんまにもらってええもんやろうか。」 「でも、その人もう出ていっちゃったべさ。」 「さよか、ならええわ、ほないこか。」 5人は傘を差しながら再び鬼ヶ島を目指し旅立った・・・。
170 :
雨 :2001/05/04(金) 00:08 ID:GdgL9Uos
そのころつんくは 「4分銀はあげすぎやったかな・・・、鬼退治したときの残りの報酬金がのこっとったからな・・・。」 「あと、財布ん中5分銀しかあらへんがな、もっと家から持ってきたほうがえかったかな?」 「ま、見物料っちゅうことで4分銀やな、一人一分銀ゆうことで・・・、さむっ。わしも傘買わな。」 つんくも万屋に向かう。 万屋にて 「傘一本19文やな。びた一文まけへんで・・・。」とよろずや店員 「・・・・・高っ。」
171 :
レイク :2001/05/04(金) 00:12 ID:GdgL9Uos
ひとまず今夜の更新はここまでです・・・。 ANNSはいいっすね。少し元気が出ました。 今度の更新は、明日の夜にでもって・・・、12時回ってるし。 では、感想・叱咤・要望等をお待ちしております。
172 :
名無し娘。 :2001/05/04(金) 00:33 ID:Du5E/ihM
矢口がいつ出てくるのか非常に気になる..... レイク氏は矢口一押しみたいだから激期待してますよ つーかこれだけ引っ張って ショーもない扱いだったら荒らす(笑)
173 :
名無し娘。 :2001/05/04(金) 00:43 ID:.IVsa4yc
( ^▽^)<実はチャーミーも矢口さんが一番好きなんですよ。 全然説得力無いけど… 早く矢口さんとチャーミーも出てほしいなぁ。
174 :
レイク :2001/05/04(金) 11:05 ID:iKPW1sUE
レスしに来ました。更新は夜中ですが・・。
>>172 あははは・・、怖い発言を・・・。
矢口はオレ大好きです。でも、おそらく「のの太郎とかごや姫」には
「には」ですよ、チョイ役だと思います・・。これ以上今は話せません。
ごめんなさい。
>>173 チャーミーも矢口が好きですか?チャーミーも矢口も出演ありですが、
はっきり言うと、お供になるのはあと一人。
チャーミーと矢口はイベントキャラですね。
チャーミーのほうがセリフ数多いです・・・。
この「のの太郎とかごや姫」では・・。「では」・・・ですよ。
それ以上はいえません。
では、夜中、更新しにきます。
175 :
名無し娘。 :2001/05/04(金) 17:06 ID:HZtldpS.
age
176 :
レイク :2001/05/04(金) 23:08 ID:wHFFTN6.
では、続きを書きたいと思います。
177 :
レイク :2001/05/04(金) 23:09 ID:wHFFTN6.
やべ、さげるの忘れた・・・。
178 :
南蛮渡来 :2001/05/04(金) 23:10 ID:wHFFTN6.
つんく家を出発してから5日。 「和蘭町やでっ、もう海が見えるでぇ〜〜〜。」 「ん?オランダ町?オランダ町?」と、首をかしげる後藤。 「ののも初めて聞く町なのれす。」 「南蛮人がよくそこの町の港に物々交換しに来よんねん。」 「ふーーーん、そうなのれすか。また一つお勉強になったのれす。」 「この町とな、長崎とか、なんとかっちゅーとこしか南蛮人と交流あらへんねん。」 「あ、鎖国かぁ〜。」納得する後藤。 「さこく?なんれすか?」とのの 「海は久しぶりにみたべさ〜、魚釣るべさぁ〜。」と、海に向かってかけって行くなっち。 「今日ハ、晴レテイマスネ、充電最好調デス。」 「また、カオリが堅い喋り方に戻っちゃったよ・・・。」と後藤 「ほな、なっち追っかけて、ウチらも海行こか?」 「うん。」 「はいれす。」 「ソウデスネ、浜辺マデナラ。」 4人も海に向かった。
179 :
南蛮渡来 :2001/05/04(金) 23:10 ID:wHFFTN6.
「海だべさ、海だべさ、蝦夷の海は荒々しかったべさぁ〜。」 「ん〜〜、ホンマの海っちゅ〜〜んはこないなもんなんやな。」 「そうれすね。何か生臭い匂いがするのれす。」 「それは潮の香りだよ、ののちゃん。」 「そうなんれすか、ごまちゃん。のの、また一つおりこうになったのれす。」 「ナンデショウ?アレハ・・・・。」 と、カオリが沖の方を指差す。 「なんや、海のごみかなんかみたいやけど・・・。」 「カオリ、望遠システムは付いてないの?」と、後藤 「ツイテマス、ワスレテイマシタ。望遠装置作動、目標確認、ズーム1200%」 「何が見えるんだべか?」 「・・・・、ドウヤラ舟ノヨウデス。4人程度乗ッテイマス。」 「なんや、ふねか。カオリ、海っちゅーんは舟があって当たり前なんやで。」 「そうなんれすか?またのの、おりこうになったのれす。」 「ののちゃん、お馬鹿すぎやで。」 「どうでもいいべさそんなこと。でもなんかあの舟近づいているみたいだべさ。」
180 :
南蛮渡来 :2001/05/04(金) 23:11 ID:wHFFTN6.
舟の姿がどんどん大きくなってきた、するとやがて人影が確認できるようになってくる。 「なんや?出会ったころのごまちゃんみたいな格好しとるで。」 「そんなぁ〜、あんな格好してないよぉ〜。もしかしたら外人さんかも。」 「がいじんさんってなんのことれすか?」 「ん〜、海の外から来る人のこと。」 「何や、南蛮人のことかいな。・・・って南蛮人があの舟で今向かって来てんかい!?」 「なんだべさ。南蛮人があの舟で来てるんべか、南蛮人は小さい舟でああやって来るんだべか?」 「ちょぉ、かくれて見ーへん?何されるかわからんし。」 「何かされてしまうんれすかのの達。いやれす、こわいれす!!」 「せやから、隠れるんやん。」 5人は岩の間に隠れ様子を見る。
181 :
南蛮渡来 :2001/05/04(金) 23:11 ID:wHFFTN6.
舟が着岸 「モウ最悪!!ダニエルノセイデ船ガ沈没シタンダカラネ!!」 「what!?you say English!!」 「アヤカ、ソンナニ怒ラナイノ。danielle be cool.」 「I wanna go home. oh my got!! why?why?why?」 「私ガ何故ッテ言イタイヨォ〜レファー・・・。タダ貿易ヲシニjapanニ来タダケナノニ・・・。」 「幸イ、オランダtownハ近イラシイケド・・・。ドッチ行ケバイイノカナ?ミカワカル?」 「ワカラナイ・・・。ワカラナイヨォ・・・。」 「oh,my got!! it is over!!over!over!over!we will dead!!」 「オチツイテ、ダニエル。ヒトマズ人ヲ見ツケヨウ。」 「人ッテjapaneseデショウ?yellow monkey ニ助テナンテイエナイヨ。」 「アヤカ、コノ際proudハ捨テマショウ。japanese使エルノハ、ワタシトアヤカダケナンダカラ。」
182 :
南蛮渡来 :2001/05/04(金) 23:12 ID:wHFFTN6.
「どうやら女の子の南蛮渡来の人みたいれすねぇ〜。」 「なんやぁ、あのしゃくれとデブ喧嘩しとるみたいやなぁ〜。」 「害もなさそうだべさ。」 「ココナッツ娘。だよ。まちがいないって!!」 と言って、後藤は南蛮人4人のところへ向かってしまう・・・。 「またごまちゃんのソックリさん勘違いやで、ウチらもいこか?」 「のの、ごまちゃんほっとけないのれす!!」 「コノ時代ニ、2001年訪問者ハ後藤サンノミナノデス。」 「何れ、分かるのれすか?」 「統計的ナデータ処理デ、10年ニ、一度ノ割合デ、人ハタイムスリップシマス。」 「とうけいてき?でーたしょり?たいみゅしゅりっぴゅ?な、なんれすか?」 「ソノ時代時代ニオイテ何人行方不明ニナッタカノデータヲ収集シ分析シマス、スルト、 後藤サンノミガ、コノ時代ニナル計算ガデマス。」 「のの、お馬鹿さんらから、カオリさんの言ってる事が分からないのれす・・。」 「ツマリデスネ・・・」 「もうええやん、ごまちゃん追いかけな。」 「そうれす、ごまちゃんをほっとけないのれす。」 ののたちも、後藤を追っていく。 「ダニエル!ミカ!レファー!アヤカ!あなたたちもっ、この時代に迷い込んだんだね!?」
183 :
南蛮渡来 :2001/05/04(金) 23:13 ID:wHFFTN6.
驚いた表情をする南蛮人4人。 「何故私タチノ名ヲ知ッテイルノデス?」とアヤカ。 「ハジメマシテ、japanノ方デスネ?」とミカ 「そんな・・・、また、後藤の人違い?」その場にへたり込む後藤。 「またかんちがいやったんか?」とかごや 「うん・・・・。でも、この時代の人たちはひどいよ。こんなに知り合いに似た人が多いなんて・・・。」
184 :
南蛮渡来 :2001/05/04(金) 23:13 ID:wHFFTN6.
「ワタシタチ、何カシマシタカ?」とミカ 「いいのれす、気にすることはないのれす。」 「南蛮さんだべさ。でも、よく言葉喋れるべさ。」 「私ハ、japaneseトオランダノハーフデス。」 「ハーフ?ってなんれすか?」 「ココノ国トオランダノ国ノ人トノ間ニデキタ子供ノ事デスヨ。」とカオリ 「トコロデ、私タチノ話ヲ少シ、聞イテモラエマセンカァ?」とミカ 顔を見合わせる日本人とアンドロイド・・・。 「なんやねん?お金の話以外やったらきいたるわ。」 「ヨカッタ。ワタシタチハjapanニ来ル途中ニ、遭難シテシマッタノデス。 ヨカッタラ、オランダ町ヘノ行キ方教エテクレマセンカ?」と、アヤカ 「のの達もそこに行くのれす・・・、一緒に行きましょうっ。」 「ののちゃん、なんか、人当たりよさそうやな・・・。絶対敵つくらんやろな、一生・・・。」 「アリガトウゴザイマス。オランダ町ニツイタラ、オ礼ヲサテテモライマス。」とミカ。 外人4人はその海岸に舟を捨て、のの達と一緒にオランダ町へ向かう・・・。 「後藤、もう、この時代の人に期待するのやめよう・・・。みんなソックリさんだもんね・・・。」凹。
185 :
レイク :2001/05/04(金) 23:16 ID:wHFFTN6.
ひとまず、今夜の更新はこれまで・・・。 オランダ人なのに、英語・・・。無理がありますね。 すいません、勘弁してください・・。 皆さんの感想等をお待ちしております。 突っ込まれるよなぁ〜これ・・・。 ま、なんでもありって、事で・・。
186 :
名無し娘。 :2001/05/04(金) 23:46 ID:.IVsa4yc
( ^▽^)<ココナッツとは意外な展開ですね〜。 ダニョ〜が…サミシイ チャーミーはいつもみんなからツッこまれているので ツッこみませ〜ん! チャオ〜!
いつもたのしく見させて いただいてます。 ココナッツ登場ですか〜 いろいろ考えますね。 個人的にのの、加護を (特に加護)めだたせて 欲しいです。明日の更新 楽しみにしてますよ
188 :
T&F :2001/05/05(土) 00:13 ID:OyC0VAT6
上の名前間違えて メルアドに してしまいました 本当はこれです
189 :
名無し娘。 :2001/05/05(土) 01:15 ID:WVqaKkpA
これからも頑張って。
190 :
名無し娘。 :2001/05/05(土) 01:32 ID:hhH/PCmU
>レイク レスを丁寧に返してる辺り、いい人っぽいね。 面白い。期待してるよ。 ところで( `.∀´)の出番は?
191 :
名無し娘。 :2001/05/05(土) 02:02 ID:NNn495M6
こういうのが成り立つって羊ならではなのかな(w 面白いです。頑張ってね。
192 :
名無し娘。 :2001/05/05(土) 04:05 ID:K5IqB4V6
ん〜いい感じで話しが進んでますね〜 でも完結までの話はしっかり出来ているのかな? ここまでものすごくいい感じだったから後半がぐだぐだだったら悲しいですからね 頑張ってください!>レイク@人気連載作家さん
193 :
レイク :2001/05/05(土) 11:31 ID:8xuKUuuQ
感想レスに返事を書きに来ました。更新は深夜かと・・。
>>186 チャーミー・・、確かにダニエルは残念ですね。
いいキャラだったので友情出演させていただきました。
>>187 -188
アリガトウゴザイマス。加護・辻は主人公なので
目立たなきゃ意味無いですもんね。
主人公なので、そこら辺はご安心を・・・。
>>189 ありがとうございます。がんばります、暖かく見守っていてください。
>>190 いい人と言われるのは光栄です。ありがとうございます。
小説スレなので誰かに読んでもらわないと意味無いですから
なので、読んでくれた方に感謝を込め、
各感想レスに返事を書かせていただいてます。
>>191 こういう板だったら何処でもよかったのですが・・、
羊板は紳士な方が多いと聞いたので、温かく見守ってくれると思い
ここにスレを立てさせていただきました。
>>192 ありがとうございます。完結までのイメージはだいたい出来上がっています。
そして・・・の原案も・・・(ワラ
これ以上いえません。すいません。
人気連載作家といっていただいてありがとうございます。
そんなたいそうな身分ではございませんが・・、
それに近づけるようがんばります。
194 :
レイク :2001/05/05(土) 11:40 ID:8xuKUuuQ
追伸
>>190 娘。メンバーはチョイ役でも、なんでも全員出演予定です。
では、夜中にまた更新しに来ます。
195 :
レイク :2001/05/05(土) 23:02 ID:8XnieWTs
では、続きを更新します。
196 :
オランダ町 :2001/05/05(土) 23:03 ID:8XnieWTs
「ほら見えたで〜〜、アレがオランダ町や。」と指差すかごや。 「町は大きいのれす!!いっぱい家があるのれす!!」とかけって行くのの。 「なっちもおなかへったべさぁ〜〜!!」とののの後を追いかけていくなっち。 カオリと外人4人はコミュニケーションをとっている。 「どうしたん、ごまちゃん?」 「ん?なんでもないよ。平気だから・・・・。」 「大丈夫か?なんて言ってへんのに「平気だから」は、ないやろ・・・。不安なんか?」 「・・・・・・・。うん。本当に後藤は帰れるのかな・・・・。」 「カオリが言った事を信じるしかあらへん。それにウチらだっておるやん?淋しい時は ウチらが励ましたるし、そばにいるでっ。」にかっと笑う。 「ありがとう、あいぼんっ。ひ、ひぐ、ひぐっ。」かごやに泣きながら抱きつく後藤。 「ごまちゃん・・・。ウチ、あいぼんちゃうでっ。まぁ、ええけど・・・。」と頭をなでる・・。 外人4人と、カオリに先に行ってもらい、その場で慰めるかごや。 ののたちと外人4人は、オランダ町についた・・・。
197 :
オランダ町 :2001/05/05(土) 23:03 ID:8XnieWTs
「アリガトウゴザイマシタ。何カ、困ッタ事ガアッタラ、コノ町ニイルノデ、何デモイッテクダサイ。」 「もうお別れなのれすか・・・、ひぐっ。ひぐっ。さみじぃれずぅ〜〜。ひぐっ、えっ、えぐっ。」 「短イ間アリガトウ。ノノチャン、ジャンケンピョンノ歌教エテクレテアリガトウ・・・。」とミカ。 「なっち、おなかいっぱいに食べたいべさ、ミカさん。」 「スクナイケド、コレデナンカタベテクダサイ。」とアヤカから20文もらった。 「ありがとうだべさ、ありがとうだべさ。ののちゃん食べにいくべっ。」と、腕を引っ張るなっち 「のの、まだここにいるのれす。えぐっ、ひっく、ひっく。」 「あそ、じゃぁ、なっちは、このお金でなんか食べてくるべさぁ〜。」と、町中に去るなっち。 「アッサリシテマスネ・・・。」とカオリ 「ツメタイダケネ」とアヤカ。
198 :
オランダ町 :2001/05/05(土) 23:04 ID:8XnieWTs
そこに、後藤とかごやがやってくる。 「かごちゃ〜〜んっ!!うわ"〜〜〜ん!!」とかごやを認識するなり抱きつくのの。 「どないしてん?ののちゃん。」 「ここで、えっ、お、お別れれすって、ひぐっ、ひぐっ。」 「それはしょうがないんやで。ここまでのお付き合いなんやから。」 「でも、でも、せっかくおともだちになったのれすぅ〜〜〜っっ!!うわ"〜ん。」 「よし、よし。ウチを守ってくれる剣士さんが来ないに泣き虫でどないするのっ?」 「ひっく、そうれした、最近ののは泣き虫なのれすっ。がんばるのれす。」 「ののちゃん。泣かないようにがんばろうね、後藤もがんばるから。」 「はいれす。ひっく、ひっく。ぐすっ。」 3人とアンドロイドは外人4人と別れた・・・。 「ところで、なっちはどこいってん?」
199 :
オランダ町 :2001/05/05(土) 23:05 ID:8XnieWTs
「うまいべさっ、うまいでさっ、うまいべさぁ〜〜!!おかわりっ!!」 「おきゃくさーん、堪忍やでぇ〜、一刻中にうどん15杯以上食うたらただゆうたけど、 もう20杯目やで。こっちが商売あがったりやがな・・・。」 「まだ、一刻過ぎてないべさっ。もっともってくるべさぁ〜〜!!。」 「とほほ・・・(泣)。うどんもう一丁・・・。」 「この薄味風味がたまらないんだべさ。帰りになんか20文で買って帰るべさ。」
200 :
レイク :2001/05/05(土) 23:12 ID:8XnieWTs
今日は、ここまでです。 なんかですねぇ〜、「葉っぱ の のんちゃん」スレ読みましてね。 葉っぱのフ○○ィが原作なんでしょうけど、なんか、いいんですよね。 ひねってなくて・・・、同じジャンル(?)なのに・・・。 ひねりすぎかなぁ?少し思いました・・・。 でも、がんばりますよ!!一人でも読んでくれる読者さんがいる限りっ! では、感想・叱咤等々をお待ちしております。
201 :
T&F :2001/05/06(日) 00:15 ID:GO0hj45w
いやー別れあっての 出会いですからね。 僕はそっちより こっちが好きです。次回作 期待してます
202 :
名無し娘。 :2001/05/06(日) 00:18 ID:IynWRNdE
少女漫画の原作とかにできそう?(w 引き続き期待。
203 :
名無し娘。 :2001/05/06(日) 00:55 ID:Lx8Vibhk
( ^▽^)<引っぱりますねぇ! でも楽しみは後に取っておいたほうがいい派のチャーミーとしては 続きまってますよ。 チャオ〜!
204 :
名無し娘。 :2001/05/06(日) 07:51 ID:33Bb4BME
age
205 :
レイク :2001/05/06(日) 09:57 ID:jPxjUF2o
>>201 ありがとうございます。葉っぱののんちゃんは哲学的な内容ですよね。
オレは、そこがよかったです。ま、原作がそうなんでしょうけど・・・。
次回作・・・。フフフ。[意味深]つーかバレバレですか!?
>>202 ありがとうございます。少女漫画の原作ですか?
実は娘。の「なか○し」の漫画はこの小説が原作です!!
嘘です、ごめんなさい。期待していただいてありがとうございます。
>>203 チャーミー、引っ張りますよ。チャーミーの出番はもう少し先ですね。
応援ありがとうございます。
更新は夜中の予定ですが、エンディングをどうしようかと今悩んでいます。
BADかHAPPYか・・・。いよいよ、後半に入ってますんでね、
決めないといけないので・・。
では、また、夜中に・・。
206 :
レイク :2001/05/06(日) 23:03 ID:ejAFD7dw
では、続きの更新をさせていただきます。
207 :
月夜 :2001/05/06(日) 23:04 ID:ejAFD7dw
「まだ姫は見つからんのか〜!!」 「申し訳ございませんっ・・・。」 「うぬぬぬ・・・、婚式の儀は近いというのに・・・・・。さがせ!!もっと広く探すのじゃ!!」 「「「「「はっ。」」」」」と、再び外へでる月の民の部下 「毎晩毎晩、家に来て朝方まで居座るのやめて欲しいんですけど・・・。」と中澤 「あなたが姫の行方を吐けばよろしいのである!!さすればここには二度と来ぬ。」 「あほくさ、ウチもう寝るわっ。」 「うぬぬぬ・・・、姫は何処におられるのか・・・。そもそも、何故このような家に・・・。 姫が哀れでならぬ。しかも、こんなあばずれ女に舐められ・・・。」 その刹那。中澤は何処からか包丁を持ち出し、月の民の後ろへ回り、のど元に当てる。 「誰が、あばずれ女で、フケババアで、胸なしやねん!!ホンマ殺るどゴラァ!!」 「そ、そこまでは言ってないです。す、すいません、調子に乗りすぎました・・。」ガタガタブルブル。 「次ぎ、なんかゆうたら、干物にしたるぞ!!ウチはもう寝る!!はよ出て行け!!」 「は、はい・・・。失礼します・・・。」ガタガタガタ・・・。 月の民は中澤家から恐怖に耐え切れず出た。 (あの機敏な動き・・・、ただものでなかったか・・、あの女・・。怖かったなぁ・・・。) 「かごやぁ・・・、ののぉ〜〜・・・、つんくさ〜〜ん・・・。メッチャ辛いでぇ・・・。ぐすっ。」
208 :
月夜 :2001/05/06(日) 23:06 ID:ejAFD7dw
一方のの達は・・・。 「安宿あってよかったのれすっ。でも、布団がなんか湿ってるのれす。」 「それはしょうがないべさ。安いからだべさ・・・。ののちゃんも食うベか?」 「なんれすか。それは・・・?」と、タコの足をもらうのの。 「タコだべさぁ〜〜、タコの丸焼き。うどん食べたついでに買ってきたべさぁ、うまいべさぁ〜〜。」 「タコはね、海で取れるんだよ。ののちゃん。」と後藤 「そうなのれすか・・・、のの、またおりこうになったのれす。てへてへ。」 「ここまで来たら後もう少しやで・・・。あと8日くらいでなんとか・・・。」と地図を見るかごや。 「たこさんおいしいのれすっ!!たこさんおいしいのれす!!タコさん何処で捕まえるのれすか?」 「釣るんだべさ。」 「釣りれすか?のの、ザリガニさん取った事があるのれすっ。」 「じゃぁ、明日、海で釣りするべさ〜〜!!」 「はいれすっ。楽しみなのれすっ!!」 「明日ハ、晴レテルヨ。絶好ノ釣リビヨリ。」と省電力モードのカオリ 「じゃぁ、決定なのれす。大決定なのれす!!ふぁいなろあんしゃぁー(ファイナルアンサー)れす。」 「たくさん、お魚さんは取れるれすか?カオリさん。」 「データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ・・・。」 終いには煙が立つカオリ・・。
209 :
月夜 :2001/05/06(日) 23:07 ID:ejAFD7dw
「ゴメンれす、かおりさんゴメンれす。そんなに気、気にしないれくらさい・・。」 「データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ、データナシ・・・。」 「うわ”〜〜ん!かごちゃーん!!カオリさんがカオリさんが壊れてしまったのれすぅ〜〜!!!」 「大丈夫だよ。家のテレビと一緒で叩けば・・。」 後藤はカオリの頭を殴った。 「システムビジーデス、システムビジーデス、システムビジーデス、システムビジーデス、システムビジーデス、システムビジーデス、システムビジーデス、システムビジーデス。」 「もっとこわれちゃったのれすぅ!!ひっく、ひくっ。カオリサーんしっかりしてくらさ〜い、うわ”〜ん。」 「おっかしいなぁ〜。」 カオリの頭をもう一回殴る後藤。
210 :
月夜 :2001/05/06(日) 23:08 ID:ejAFD7dw
「再起動シマス。」 半身起こしてたカオリが倒れた。 「うわ〜〜ん!!かおりさんが氏んでしまったれすぅ〜!!!」 すると、いきなりカオリは再び半身起こしてあたりを見回す。 自分を見ながら泣いているののに気が付くカオリ。 「ノノチャン、ドウカシタノ?」 「うわ”〜〜ん!心配したのれすぅ〜〜!!」 と、カオリに抱きつくのの。カオリはののに対し・・。 「明日ハ、晴レテルヨ。絶好ノ釣リビヨリ。」 「はいれす。ひっく、ひっくカオリさんもいっしょやりましょうっ!!」 「ほっ、治ってよかったわ、せやけどののちゃん、ウチら鬼ヶ島に・・・ま、えっか。ええとしよう。」
211 :
月夜 :2001/05/06(日) 23:08 ID:ejAFD7dw
相変わらず隣の部屋で聞き耳を立てるつんく・・・。 「明日は釣りか・・・。道具買って来なあかんがな・・・。」 まるっきり、旅行気分です中澤さん・・・・。
212 :
レイク :2001/05/06(日) 23:14 ID:ejAFD7dw
今晩は、ひとまず、ここらへんで・・・。 以前のの・かおの絡みが欲しいといっていた方へ。 こんな絡みでよかったですか?希望には答えたつもりなんですけど・・・。 こんな感じで勘弁してください。 さて、明日の更新なんですが、予定では大学から昼から午後にかけて 更新したいと思います。なので、夜中の更新は、無しって事で・・。 アナログなのにテレホ契約してない馬鹿です、オレ。 では、感想、叱咤等々を読者の皆さんからお待ちしております。
213 :
T&F :2001/05/06(日) 23:41 ID:0UD1otPo
いやー加護が 少なくないですか? どっちかといえば、 ののたろうにかたよって るんじゃ?かごやも目立たせて ください
214 :
名無し娘。 :2001/05/07(月) 07:15 ID:6VubQu1M
age
215 :
レイク :2001/05/07(月) 11:06 ID:MJFUj7u.
こんにちは。レイクです。
>>213 そうですか・・・。それは申し訳ない。
この後の更新は、かごやとのののシーンを用意してあったんです。
一応、今日の更新までは原稿ができあがっていて、変えようがなかったので
非常に申し訳ないです。更新は午後だと思います。
ひとまず、感想レスのレスでした。
216 :
月見草 :2001/05/07(月) 12:46 ID:MJFUj7u.
深夜近くに一人で宿を出て来たかごや・・・。 『ほな、ウチ風呂はいってくるわ・・。』 そう言って外へでた・・・。 「ウチの選択はホンマにこれでよかったんやろか・・・。」 月を見つめるかごや・・。 この大地に降り立ってから10年間一度も母上の事を忘れた事が無い・・。 (お母さん・・・、優しかったなぁ〜、おかあさん・・・。親に反抗するウチの事、どう思ってんやろ。) 「きっと不良娘やとおもっとるやろな・・。」 海辺にいつしかたどり着くかごや。 海面に映り出される月はなんとも幻想的だった・・・。 その月を見つめるかごやの視界が歪んで来る・・。 「ひっく、ひぐっ、ウチやって、ウチやって・・、泣きたいねん!!ホンマはホンマは・・・。」
217 :
月見草 :2001/05/07(月) 12:46 ID:MJFUj7u.
(どうしたらええか分からなくなって、ねーさんの家出たんや。) いつもは強いそぶりを見せるかごや、しかしその内面はやはり13歳の女の子だった・・。 (ののや、ねーさん、つんくさんのことは大好きや・・・。ホンマに感謝してる・・・離れたない。 せやけど・・・、ウチは月の王家の娘・・。月に居るお母さんやお父さんに会いたい・・・。) 既に実父実母についての記憶はぬくもりのみになってしまっていた。十年間がそうさせたのだろう。 (鬼退治が終わったらどうなるんやろ・・・?ウチは月のモンに捕まえられ、月に帰る・・・・。そしたら 親には会えるが、のの達に一生会うことが出来ない・・・。そんなの嫌だ・・・。ののは、ののは、 ウチにとって、ウチにとって・・。) 再び視界のゆがみはひどくなる。 「ひぐっ、え、えっ。ぐすっ、ぐずず、ひぐっ。」 「かごちゃん!!」
218 :
月見草 :2001/05/07(月) 12:47 ID:MJFUj7u.
呼ばれたほうを振り向くとそこにはののが居た・・・。 「かごちゃんがお風呂行った後、ののがすぐ行ったらかごちゃんが居なくて、探したのれす!!」 「なんや、ぐすっ、心配性やなぁ〜・・。」 涙を見られないように背を向けるかごや。 一生懸命袖で涙をぬぐうかごや。 「かごちゃん・・・。」 と後ろからののに抱きしめられる・・。
219 :
月見草 :2001/05/07(月) 12:50 ID:MJFUj7u.
「のの、何気なく気が付いてたのれす。もしかしたらかごちゃんは本当のお父さんお母さんに会い たいんじゃないかって・・・。ののはののの本当のお父さん、お母さんの事はわからないのれす。 だけど、かごちゃんにはお父さんお母さんの思い出があるのれす。さいきん、かごちゃん、元気ないなって思ってたのれす、悩んでるんだったらののに話して欲しかったのれす。それにののは かごちゃんの決めた事には賛成するのれす。それが・・・。」 「妹としての私の役目だと思うから・・・。」
220 :
月見草 :2001/05/07(月) 12:51 ID:MJFUj7u.
再びかごやの涙腺が緩んだ・・・。 「ひっく、ご、ごめんなぁ〜、いつからかウチはののの事頼りないと思っててん。せやからウチがしっかりせなアカンて意地張ってがんばっとったんや。ひっぐ、せやけど、ホンマに強いんはあんたなんやな・・・。ゴメンな、のの、堪忍やで・・・。」 振り返り、ののの胸で号泣するかごや。 散々に泣いたあと・・。 「まだ、夜は寒いれすよ、かごちゃん。一緒にお風呂入ろ?」 「せ、せやな。からだ、冷えて、もうたわ。」 にかっと笑いあうののとかごや。 (だいすきだよ、のの・・。) (かごちゃん・・だいすき・・。) 二人は手をつないで宿屋に帰った・・・。
221 :
レイク :2001/05/07(月) 12:53 ID:MJFUj7u.
今日のここまでです。 このシーンはだいぶ前から用意されていたものです。 少しぐっと来てくれる人がいたらいいなって事で。 では、みなさんの感想等々をお待ちしております。
222 :
レイク :2001/05/07(月) 13:47 ID:MJFUj7u.
追伸 実際、辻・加護の生まれ順は辻の方が早いですが、 この小説の場合は登場がかごやの方が早いので・・ 姉妹としてはかごやの方が先です、一応・・。 そこら辺は勘弁してください。(桃を除く)
223 :
レイク :2001/05/07(月) 14:18 ID:MJFUj7u.
今日は、なんかもっと更新したくなったので、 もう少し更新します!!勝手ですいません。
224 :
風呂2 :2001/05/07(月) 14:20 ID:MJFUj7u.
冷え切った体を湯船で温めるかごやとのの かごやは風呂場から見える月を見ていた・・。 「ウチなぁ〜、ホンマは大地に降り立ったときなぁ、早よぉ10年たたへんかなって思っててん。」 黙って聞くのの。 「ウチはきっと、ホンマのお父さんとお母さんが好きやったんやろなって思うねん。」 「ゆっくり決めればいいのれす・・・、かごちゃんの未来はかごちゃんが決めるのれす。」 「せやな・・・。」 「ののはもし、かごちゃんが月に帰っても寂しいれすけど・・・、かごちゃんが幸せになれる ならと思って我慢できるのれす。」 「でもな、月に帰りたいって気持ちもあるけど・・・、ウチはののや、つんくさん、ねーさんと 生きていきたいともおもっとんねん・・。」 「月に帰ったら、お嫁さんにかごちゃんは行くんれすよね・・?」 「せやな。相手は、同じ月のもう一つの王家の息子さんや・・、政略結婚やねんけどな。」 「そうなのれすか・・・。」
225 :
風呂2 :2001/05/07(月) 14:20 ID:MJFUj7u.
「もう、生まれたときからウチの運命は決められとった・・・、3歳で大地に降り立ち、 月の王家の習わしで10年大地で過ごし、10年後に月へ帰り、そして結婚・・。」 「ウチは、決められた運命には従いたくなかったんや。ウチの人生はウチで決める・・。 でも、だんだん期日が迫ってきたとき月を見る度、親への気持ちがこみ上げてくんねん・・。」 「・・・・・・・・。」 「それに耐えきれなくなって、ウチは悩んどった・・。いや、今も悩んでるんやけど、ののと地元の村で 鬼退治の掲示板を見たとき、ウチはつんくさん家から出ようと思ったんや・・・。少しでも、 考える時間が欲しい、少しでも気が紛れる時間が欲しいってな。」 「かごちゃん・・。もっと、寄っていいれすか?」
226 :
風呂2 :2001/05/07(月) 14:21 ID:MJFUj7u.
ののは湯船の中を移動しかごやの隣に来る。 「もう寄ってるやん。」 「おねぇちゃん・・・。」 かごやの肩に体を任せるのの・・。 (やっぱ、ののとは離れられんな・・・、ほっとけへんもん。堪忍や、お父さん、お母さん・・・。) 改めて月を眺めるかごやだった・・・。
227 :
レイク :2001/05/07(月) 14:23 ID:MJFUj7u.
はい、今日はここまでです。 本当に本当に今日はここまでです。 ファイナルアンサーで。(藁 反響ください。本当に感想レスもらえると活力になるんですよ。 そうするといろんなアイデアが沸いてくるので宜しくお願いします。
228 :
名無し娘。 :2001/05/07(月) 17:59 ID:zZVXMz0k
(T^T)クゥー.......ええ.....話しや...... レイク大先生サイコ〜
229 :
瞬殺 :2001/05/07(月) 18:02 ID:/D1OEFmE
もういいから、やめろ。 ここは小説を書くところではない。 名作集とかで書きなさい。
230 :
ここすげー :2001/05/07(月) 18:43 ID:j6qa25kU
231 :
T&F :2001/05/07(月) 19:05 ID:M6EAJ2IA
いいですね。今回の かごやとののたろうの 絡みが。次回期待
232 :
名無し娘。 :2001/05/07(月) 19:17 ID:ttPgh3DU
ちょっと、感動・・。 続き、がんばってくださいね。 辻&加護の絡みをもっと書いて欲しい。
233 :
名無し娘。 :2001/05/08(火) 03:15 ID:Sybn7ReI
レイク (゜д゜)ウマー
234 :
名無し娘。 :2001/05/08(火) 07:42 ID:mj3CePEg
age
235 :
レイク :2001/05/08(火) 09:33 ID:QiJ.5W1Q
大学から感想レスのレスをしに来ました。
更新は夜中だと思います。
>>228 ありがとうございます。中盤になんかじーんとくるものを
書こうと思っていたので・・。でも、基本はほのぼのですよ。
お褒めいただきありがとうございます・・。
>>230 後で見てみます(藁
>>231 ありがとうございます。このあと・・・、かごや・のの
の絡みあるかなぁ〜???しばらくはないと思います。
お話しも進めないといけないので。でも、できるだけ作るつもりですが、
基本ストーリーはのの太郎だと思っていてください。
そのうらでかごや姫の話が徐々に進んでいくので・・・すみません。
俺、矢口の次に加護が好きなんですけどねぇー・・・。
>>232 感動していただいて感無量でございます。
できるだけ、のの・かごやの絡みを少しでもつくらなきゃなぁ・・
とおもいつつ、どこに入れようか、原案と格闘中です・・・。
どうしよう・・・?
>>233 ありがとうございます。まだ未熟者で、初心者ですが、
誠心誠意この作品につとめていきたいと思います。
236 :
レイク :2001/05/08(火) 09:34 ID:QiJ.5W1Q
あ!!あげちまった!!不覚!!
237 :
あいぼーん :2001/05/08(火) 12:26 ID:JMWtWauA
>>229 大河好きのせいで羊板小説家のイメージが悪くなっていますが、
このように良識をもって執筆なさる作者さんならいいのではないかと思います。
238 :
名無し娘。 :2001/05/08(火) 14:01 ID:md3i1ZKc
239 :
名無し娘。 :2001/05/08(火) 16:24 ID:rAcz5d3s
age
240 :
名無し娘。 :2001/05/08(火) 18:24 ID:mD8NMetQ
今日はじめて読みました。 面白いッス! レイクさん、続き期待してます。
241 :
名無し娘。 :2001/05/08(火) 20:50 ID:K4c0S176
age
242 :
名無し娘。 :2001/05/08(火) 21:51 ID:uJIdnUis
おもろいです!続き期待保全sage!
243 :
名無し娘。 :2001/05/08(火) 22:03 ID:bmSpKcDA
のの太郎とかごや姫の喧嘩シーン希望(チョットした行き違いから…てやつね、なんだかんだいって まだ子供の二人だから。仲が良いシーンばかりでは話に深みが出にくいのでは? 直ぐに仲直り.....と見せかけて他の娘達の悪意のない一言や状況の悪戯でなかなか仲直りできない な〜んてシーンがぜひ見てみたいです→引っ張るのだ!) まあ、これは大勢いる読者の中のひとりのたわいもない声として受け取ってくだされ 項半にむけてさらなる盛りあがりを大いに期待しております。 レイク氏頑張れ〜
244 :
レイク :2001/05/08(火) 23:10 ID:WbpSEUZM
>>237 そうなんですか?羊の作家さんたちに悪いイメージが?
オレとしては好きな作家さんたくさん居るんですけど。
お褒めいただきありがとうございます。
>>240 ありがとうございます。これからも面白いといわれる作品作りを
目指してがんばりたいと思います。
>>242 保全ありがとうございます。
完結まで投げ出すことなくがんばっていきます。
>>243 参考になります。喧嘩シーンですか・・。
序盤にそのような事を設けておいたほうが良かったですね。
次回作ぐらいに喧嘩シーンを考えておきます。
(次回作[あるかどうか未定]、主人公が辻・加護とは限りませんが・・。)
応援ありがとうございます。
では、続きを更新します。
245 :
釣り :2001/05/08(火) 23:15 ID:WbpSEUZM
翌日すっかり、元に戻ったかごやはリーダーシップを取る。 その様子に、微笑むのの・・。 「ほな、出発しよかぁ〜。」 5人は宿を出た。 「おなかいたぁ〜い・・・。」 「どうしなのれすか?ごまちゃん?」 「後藤、今日から生理みたいでさッ・・・。」 「生理ってなんれすか?」 「月一でマ○コ(アイドルなので自粛)から血がばーって出る奴・・。」 「何や、月経かいなっ・・・。」 「それは辛いのれす・・。ののも4年前から始まったのれす・・・。のの、初めて出たとき 「氏んじゃう!氏んじゃう!」って大泣きしたのれす。」 「そんでなぁ〜、ねーさんがなぁ〜赤飯炊き出したら、ケロリとしてんねん。」 「ねーさんがお祝いしてくれたのれす。赤飯はおいしいのれすっ。でも まだ出血して祝ってもらうのがののよくわからないのれす・・。」 「昔からあるんだね。そう言う儀式。でもね、それはののちゃんが大人の女の人になってる 証拠なんだよ。」 「のの、まだおっぱい大きくなってまへんよ?ダカラ、まだののは子供なのれす。で、おっぱいの 大きいなっちさん、かごちゃん、ごまちゃんは大人なんれすね・・。ねーさんはおっぱいが ないれすから、まだ子供なのれすね。」 「へっくしょ〜ん!!うい〜、ばかやろぉ〜。」 「誰か噂しとんのかぁ〜・・・、あー暇や。」 特に何をするでもなく茶を中澤はすすっていた。
246 :
釣り :2001/05/08(火) 23:16 ID:WbpSEUZM
次第に海が見えてくる・・。 「今日は、釣りをするのれすっ。」 「なっちは魚を食べるべさぁ〜。」 「でも、竿はどうするの?釣竿。」 「ま、海で行けば釣具屋が貸し出してるやろ・・。」 5人は旅の途中で休憩を入れる意味で今日1日は海で楽しむらしい・・・。 釣具屋にて・・・。 「こんにちわぁ〜。」 「なんや?客かいな・・・、えろうべっぴんサン揃ってからに・・・。で、なんや?」 釣具のお爺さんがのそのそっと出てくる。 「おっちゃん、釣具5組を貸して欲しいねん。今日釣りやるさかいな。」 「あと、えさが必要なのれす。」 「岸釣りかいな?」 「はい、れすっ。」 「ほんなら、この竿とこの竿と・・・。」おじいさんが適当に竿を選び出す。
247 :
釣り :2001/05/08(火) 23:17 ID:WbpSEUZM
「竿5組と、餌やったな・・・。餌いろいろあるけど何がええねや?」 と、餌箱らしいものを持ってきてのの達に見せる・・・。 ミミズから何からどれもエグイものばかりだ・・。 のの硬直・・・。 「どれにしようかな・・・。」とごそごそっと餌をいじくる後藤。 ギョッとした顔で見るのの・・。 「ご・・・まちゃん、だ、だいじょうぶれすか?」 「ん?なにがぁ〜?」 後藤はミミズを手に握れる限界まで掴みののに近づける。 「Φε#ΘΨ?'@&%??うわ"〜〜ん!!こわいれずぅ〜〜!!!」 その場で大声で泣き出すのの・・。 どうやら、相当ミミズが怖かったようだ・・・。 そして、ののはかごやに抱きつき、かごやは優しく慰める・・。 「ののちゃん、おどろかしちゃってごめんねぇ〜。」 「ぐすっ、ぐすっ。ひ、ひっく、ひく。だ、大丈夫なのれすっ・・・、のの強くなるのれす。」 そして、5人は気を取り直して釣具屋を出て、岸に向かった。釣りをするために。
248 :
釣り :2001/05/08(火) 23:17 ID:WbpSEUZM
岸は釣り客でいっぱい。メディア、エンターテイメントが発達していない時代。 釣りは海辺の人々の趣味であった。 「何や、ぎょうさん人がおるやん。」 「あ、あそこがあいてるよ。」 10メーターほどのスペースを指差す後藤。 「あそこならええかもな。」 5人はそこに座った。 もちろん、ののは針にミミズを後藤につけてもらい、各々海に釣り糸をたらす。 そこに食べ物の行商人が現れた・・。 人々がつりに没頭しているところに、食べ物を売りに来たのだ・・・。 ドームの野球観戦中、ビールを売り歩くおねぇさんのようなもの。 綺麗な女の子だった・・。
249 :
釣り :2001/05/08(火) 23:18 ID:WbpSEUZM
「ヨッスィ〜のゆで卵とベーグルいらんかねぇ〜。オランダ風ベーグルだよぉ〜・・・・。」 後藤はその声と、言葉にすぐその女の子を見た。 (よっすぃ〜だ・・・。でも・・・、またそっくりさんだろうな・・・。) ようやく、事態を受け止められるようになってきたらしい・・。 その女の子は売れ行きが悪いのかうろうろ5人の後ろを行ったりきたり。 「無視かい!!あーそうですねっ、こんなちょい役に出してくれてありがとうございました!!」 逆ギレ。 女の子はふてくされながら去っていった・・・。
250 :
釣り :2001/05/08(火) 23:19 ID:WbpSEUZM
「なんやねん、あのねーちゃん。わけのわからん捨てセリフ吐きおって・・。」 「なんか、のの達に恨みでもあるんれすかねぇ〜・・・。」 「2121年デモ人ノ心ノ完全解析ハ出来テイマセン。」 (よっすぃ〜のソックリさん・・・、バイバイ・・・。) 「魚、引っかかるべさぁ〜〜!!何やってるべさぁ〜〜!!早く引っかかるべさぁ〜!!」 ここには、魚類に逆キレする人がいました・・・。 「おっ!!かかったべさぁ〜〜!!おおきいべさぁ〜〜。」 と、座っていたなっちが突然立ち上がった・・・。 しなる竿、一人では釣り上げられない様子。 「おもいべさぁ〜〜。」 今にも折れそうな竿。 「ののも協力するのれす!!」 4人はなっちを手伝った。 「きっとデカイべさ!!鮭だべか?絶対釣り上げて食べるべさ〜!!」
251 :
釣り :2001/05/08(火) 23:20 ID:WbpSEUZM
そこに釣り上げられたのは・・。 「「「「「?????」」」」」 人
252 :
レイク :2001/05/08(火) 23:25 ID:WbpSEUZM
今日はここまでです。 明日の更新は、午後に大学で更新か、または夜中に自宅で更新する予定です。 皆さんの感想レスはとても、参考にさせていただいたり、作品をつくり続ける に当たってのエネルギーにさせていただいています。 是非反響をいただきたいです。お待ちしております。
253 :
名無し娘。 :2001/05/08(火) 23:28 ID:bmSpKcDA
後藤の生理コメント(・∀・)イイ!
254 :
T&F :2001/05/08(火) 23:46 ID:7wX1WPYI
おなじみのT&Fです。 おもしろい。生理って 何だ?と思う所を説明 までつけてくれて わかりやすいです
255 :
名無し娘。 :2001/05/08(火) 23:58 ID:2bKW6aCk
( ^▽^)<まだまだ続きそうで、ほっと一安心のチャーミーです。 ごっちんの生理の説明は……(゚Д゚) ウマー! ナイスですよ(ワラ じゃ、続き楽しみにしてますね。チャオ〜!
256 :
名無し娘。 :2001/05/09(水) 00:32 ID:eHmjSMWA
いつも面白い話で、続きを楽しみにしてます。
>>254 T&F
作者さんがsageているんだから、sageましょう。
257 :
名無し娘。 :2001/05/09(水) 07:22 ID:6tIoqlCw
age
258 :
レイク :2001/05/09(水) 09:50 ID:BWCJgQuc
急遽、午後大学にて更新と言っていましたが、午前に更新させていただきます。
>>253 ありがとうございます。これだけ、女の子が集まっているのに
生理にならないのはおかしいかなっておもったんで付け加えて
みました。
>>254 どうも、おなじみのレイクです。
生理は女の子にとって切実な問題ですので
付け加えてみました。
>>255 こんにちはチャーミー。なんか、生理ウケいいですね。
既に後半に入ってますが、頑張りますよ。まだ、すこし
チャーミーが出るのは先かな。
>>256 ありがとうございます、楽しみにしていただいて光栄です。
未だに俺はsage,ageの意味が分からないんですよ、実は。
小説書くなら下げろって、どこかに書いてあったんで
それに従っただけで・・・。どうなんですか????
では、続きを更新します。
259 :
釣り :2001/05/09(水) 09:52 ID:BWCJgQuc
鎧を着た人が釣り上げられたのだ。 口にはなっちの餌を食ったと思われる魚をくわえている。 そのまま、釣られて岸に降り立つ鎧の人。 初の言葉は・・・。 「なんやねん!ウチの狙った魚横取りしおってからに!!」 なっちが反撃。 「何いってるべさ!!魚はなっちのもんだべさ!!針咥えてるべさ!!」 「ウチはなぁ!!鎧を着込んで、自分の体を重くして巣潜りしてんねん!! 岸でちんらたら針下げとんのとちゃうわ!アホッ!!」
260 :
釣り :2001/05/09(水) 09:53 ID:BWCJgQuc
「みッちゃん?平家のみッちゃんでしょ?」 「何ゆうとんねん!!確かにウチは平家の子孫やがな、せやけどそないな 名前ついとらへんわ、アホッ!!」 (また、人違いか・・・。) 「落ち武者かいな・・・。」とかごや 「うっ!!誰や!!今、ウチに落ち武者ゆうたんは!!自分か!!」 落ち武者はかごやに掴みかかる。 「わかっとるんなら、聞くなやアホっ!!いて込ますぞ落ち武者!!」 「なんやと!!喧嘩うっとんのか自分!!血ぃ見さすで、ハゲ。」 「落ち武者れす・・。」 「落ち武者だね・・・。」 「落ち武者だべさ・・・。」 「オチムシャ・・・。」 「落ち武者、子供相手におとなげないで・・・。」 「落ち武者落ち武者ゆーなぁ!!先祖が勝手に戦で負けたんやー!!ウチには何にも関係あらへんがなぁー!!そのおかげでこないな、魚とりで生活立てるハメになるんやぁー!!」 彼女は発狂しながら走り去った・・・。
261 :
釣り :2001/05/09(水) 09:54 ID:BWCJgQuc
「いっちゃったべさ・・・。」 「かごちゃん、強いのれす。口げんか強いのれすっ。」 「まぁな、ねーさん直伝の奥義の一つ「平家イジメ」やで・・・。」 「デモ、チョットヤリスギタ気ガシマス・・・。」
262 :
釣り :2001/05/09(水) 09:55 ID:BWCJgQuc
しばらくすると、落ち武者がとぼとぼ戻ってくるではないか・・・。 「あんなぁ〜、そのウチが咥えてた魚くれへんかなぁ〜・・・、ウチもう3日間何も食べてへんねや。」 「これはなっちが釣った魚だべさぁ〜、いやだっち。」 「頼む、お願いしますっ。一生のお願い。」と土下座までしてくる。 態度の急変に皆が驚いた・・・、魚一匹にこんな事が出来る人がいるものだろうか・・・。 「なっち、くれてやったらええがな、その代わり・・・。」 ニヤッとするかごや。 「ホンマですかぁ〜、くれるんやったらなんでもしますぅ〜。」 「なっち、この場面見たことがどこかであるべさ・・・。」 あんただよ。 「鬼退治しに行かへん?あんた、剣術多少できるんやろ?」 「はいっ?」 「だから、鬼退治・・・。付いて来たら、幕府からの報奨金1両わけたるがな。」 「ほんまですか?やります、やります、やります、やらせてください!!」 落ち武者(平家)が仲間になった。
263 :
レイク :2001/05/09(水) 10:05 ID:BWCJgQuc
今日はここまで。 最後のお供は平家さんでした。(藁 明日はいよいよ××さんが・・・。 でも今回(今日の更新)はおもしろくなかったかなぁー・・って、 ちょっと思いました。 すいません、まだまだ未熟者です。 では、みなさんの感想等々をお待ちしております。
264 :
名無し娘。 :2001/05/09(水) 12:30 ID:MLx5Ulmo
age
265 :
名無し娘。 :2001/05/09(水) 17:11 ID:BWCJgQuc
あげ
266 :
レイク :2001/05/09(水) 17:13 ID:BWCJgQuc
ダチに上げられました。マイッタ・・。
267 :
名無し娘。 :2001/05/09(水) 18:22 ID:U5X.jG3c
がんばれ! 平家の使い方がいいね。
268 :
名無し娘。 :2001/05/09(水) 18:36 ID:SBzdw/0Q
「落ち武者だ.....。」
269 :
T&F :2001/05/09(水) 22:22 ID:GiNx0x4.
いやー平家が加入 次はだれがでるのか 楽しみにします
270 :
名無し娘。 :2001/05/09(水) 23:45 ID:U1uARC2Y
( ^▽^)<チャオ〜! 「おちむしゃが なかまにくわわった」(ドラ○エ風) 平家のみっちゃんとは意外な人選で。 おもしろくなかったなぁ、なんてありますけど チャーミーはすごく面白かったんですけど…。
271 :
名無し娘。 :2001/05/10(木) 07:16 ID:/Q9iqm6k
age
272 :
レイク :2001/05/10(木) 10:51 ID:1Aigpw.o
>>267 ありがとうございます。平家さんは出すか出さないか
迷ってたんですよ。犬猿雉→なちごまカオで、お供がそろってたんで・・。
>>268 落ち武者ですね。その通りです。平家ですもんね。
歴史的背景は否めないです。
>>269 楽しみにしていただいて光栄です。
今大学から更新しようとしていますが、
次に出てくるのは・・・、ま、読んでいただければ
分かるって事で。
>>270 チャーミー、こんにちは。意外性を突くのも一興かと。
チャーミーがおもしろいというなら、よかったです。
ドラ◎エはガキの頃ハマってましたねー。
では、更新をしたいと思います。
273 :
再び :2001/05/10(木) 10:52 ID:1Aigpw.o
「いやぁ、ホンマ、ええ人たちに釣り上げられてウチ幸せもんやでぇ〜。」 態度を一変して落ち武者は一行に取り入られようとしている。 「ほんで、落ち武者は剣術多少できるんか?」 「それなりにですけど・・・ね。だてに刀ぶら下げとんのとちゃいますわ、ねぇさん。」 「なっちとごまちゃんとかごちゃんは何も武器持ってないべさ・・・。」 「ウチはええねん。ねぇさん秘伝の「女の武器」持ってるさかいな。」 「じゃぁ、なっちとごまちゃんに武器を買ってあげるのれす。」 「せやな、あと数日で鬼ヶ島にいける予定やしな。」 岸で、竿をたらしながら、話している6人。 「おーーーい!そこの女の子達ぃ〜。」
274 :
再び :2001/05/10(木) 10:53 ID:1Aigpw.o
「なんや?なんかウチらの事呼ばれた気がするでぇ〜・・。」 あたりを見回すかごやと他4人。 「誰もいないみたいだよ。気のせいだって・・・。」と、後藤 「きいてんのかぁー!!発情期の雌犬どもぉ〜!!」 「なんか、メッチャ馬鹿にされてますやん、ウチら・・・。」 「口の悪い人れすねぇ〜!何処にいるのれす!!隠れてないで出て来るのれす!!」 「海ノ方カラ聞コエテキマス・・・。」 「逃げも隠れもしてねぇよ!!ここだ!馬鹿女どもー!」
275 :
再び :2001/05/10(木) 10:53 ID:1Aigpw.o
カオリの言うとおりに5人は岸から海のほうを見る。 すると、小さい亀が泳いでいるのが見える・・。 この亀にはさらに小さい人が乗っているではないか・・。 「「「「「人ぉ〜〜〜〜!???」」」」」 「おっ、やっと気が付いてくれたかな?オレ、一寸ヤグチっ!!」 のんきに手を振ってくる。
276 :
再び :2001/05/10(木) 10:54 ID:1Aigpw.o
「何や、アホ!!!人の事馬鹿にしくさってからに!!いてまえ!」 「そうれす、悔い改めるれす!!」 6人は岸からヤグチを狙って投石を始める。 「うわっ!!やめろ!!アブねぇって!!聞いてんのか、おい!やめろゴラァ!!」 ののが投げ放った石がヤグチに直撃・・。 「いだっ!!」
277 :
再び :2001/05/10(木) 10:54 ID:1Aigpw.o
沈
278 :
再び :2001/05/10(木) 10:55 ID:1Aigpw.o
残された亀はどこかへ泳いでいってしまった・・・。 「ふう!落ちたな、自業自得やで、ホンマ。」 「なんかキッショイいきもんでしたねぇ・・・。」と落ち武者 「ののを怒らせると怖いのれす・・・。」 「何がしたかったのかなぁ・・・・?」 「わかんないべさ・・・。知らないほうが幸せって事もあるべさ。」 「せやなっ、せやせや、魚一匹しか取れへんかったけど、気分も晴れたしな。」 一方別の岸で釣りをしているつんく・・・。 「ワハハ、やたら釣れるでぇ〜ここ、もう笑いがとまらんわっ。」 大漁らしい・・・。
279 :
レイク :2001/05/10(木) 10:59 ID:1Aigpw.o
ひとまず、今日はここまでにします。ファイナルアンサーで・・・。 矢口2度目の出演です。 ごめんなぁーやぐちぃー、大好きなんだけど ちょい役にしかできなかったぁー。 是非、感想、叱咤等々を読者のみなさん からお待ちしております。
280 :
まだダメ :2001/05/10(木) 14:32 ID:cAEwHTUE
ある人の紹介で、初めて見ました。う〜ん、ほのぼの「レイク」! ごっちん生理のシーンは、ドキッとしました。期待してます!
281 :
T&F :2001/05/10(木) 18:52 ID:UkSIUYv.
いやー 矢口が出て来ましたか おもろいっす 次回作期待します
282 :
し :2001/05/11(金) 02:39 ID:/4WxPQWY
283 :
名無し娘。 :2001/05/11(金) 07:22 ID:tovqJZaI
age
284 :
はしっこ :2001/05/11(金) 11:02 ID:2R4PjvGk
きゃああぁぁーーー! ここおもしろーい! 応援するぜ^!
285 :
名無し娘。 :2001/05/11(金) 12:35 ID:DtrTvKH.
矢口が、再登場ですね。 キャラが面白いから、 ちょい役は、勿体無い感じがします。 またの登場を期待してます。 続きがんばれ〜!
286 :
名無し娘。 :2001/05/11(金) 14:51 ID:5I1pP.xI
age
287 :
名無し娘。 :2001/05/11(金) 17:30 ID:5I1pP.xI
age
288 :
レイク :2001/05/11(金) 21:09 ID:gLtUi8ww
>>280 ありがとうございます。なんか、生理ネタ好評ですねぇ〜。
次回作(未定)あたりにまた、考えときますね。
>>281 矢口を出しました。一応もう一回くらい出すつもりだったので。
>>284 ありがとうございます。面白いといっていただいて光栄です。
初作品(2chでは)なので応援よろしくお願いします。
>>285 期待していただいて嬉しいです。ありがとうございます。
もう一回ですか?う〜ん、何処に入れよう・・。
入れられたら、入れます。
深夜に更新しに来ます。
感想レスありがとうございました。
289 :
名無し娘。 :2001/05/11(金) 22:24 ID:GEFoJvFY
( ^▽^)っ<ほいっ!チャーミーです。 一寸ヤグチのことを「ちょっとヤグチ」って呼んじゃった。 私って、よっすぃ〜並に漢字に関して…にゅうてこんなん… あ!ネガティブになっちゃダメ!ポジティブポジティブ。 一寸ヤグチ、手の平サイズで萌えチャオ〜!
290 :
レイク :2001/05/12(土) 00:42 ID:rlM17xNo
>>289 こんばんわ、チャーミー。
ポジティブにがんばってね。
このあとすぐ更新なので。
291 :
御礼 :2001/05/12(土) 00:43 ID:rlM17xNo
「ん〜、もう帰ろかぁ〜、結局一匹しかかからんし・・・。」 「ののももうあきらめたのれす・・・。」 6人は帰る準備をし、釣具屋に向かう。 その途中・・・。 「のーろま、のーろま!!亀のアホォ〜。」 どうやら子供たちが一匹の大きなウミガメをいじめている・・。 突付いたり蹴ったり・・・、やり放題。 「あ、あの子達亀をいじめてるのれす。ののは許せないのれす!!」 子供たちのほうへ走っていくのの・・。 「正義感だけは強いね、ののちゃん。」 「ホンマやね。やたら命だけは昔から大事にするコやで・・・。」 「ほな、ウチらも行きましょうや。」と落ち武者 「弱いものいじめはよくないべさっ。」 5人はののを追って子供たちのもとへ・・・。
292 :
御礼 :2001/05/12(土) 00:44 ID:rlM17xNo
「こらぁ〜、弱いものいじめはいけないのれす!!今すぐ止めるのれす!!」 「なんやねん〜自分!!」鼻垂れ小僧1 「やんのかよ!ゴラァ!!」と大きな棒を構える鼻垂れ小僧達。 「その気なら、ののも容赦しないのれす!!」 ののは脇差を抜いて構える。 「錆びになりたいのはどいつれすか!?それとも全員れすか!?」 その動作にビビった子供たちは・・。 「「「うわぁ〜に、にげろぉ〜!!」」」 鼻垂れ小僧3人は一目散に逃げ出した・・。 「だいじょうぶれすか?亀さん・・・。」 脇差をさやに戻し亀をなでるのの。 そこに到着する5人 「ののちゃんすごいべさぁ〜!!」 「なんや、のの強ぉなったなぁ、なんやか嬉しいでぇ〜ウチ。」 「すごいね、ののちゃん、やる時はやるんだね。」 「てへてへ、照れるのれす。」 恥ずかしそうに、ののの活躍をほめられ照れる。
293 :
御礼 :2001/05/12(土) 00:44 ID:rlM17xNo
「亀ガ泣イテイマスヨ・・・。」 「きっと、ののちゃんが守ってくれて嬉しかったんやろな・・・。」と落ち武者 「のの、そんなにえらい事してないれす。」 と再び亀をなでるのの・・。 何かを訴えかけるかのように全員の顔を見わたす亀・・・。 「乗って欲しいのれすか?」 「ののちゃん、何を言ってるべさ。」 「亀さんがそう言ってる気がするのれす・・・。」 「あ"−−−−−−−!!!」 「何や、ごまちゃん、いきなり叫んでからに・・・。」 「あ〜〜〜、そーね、そうかもね。」 「もったいぶってないで早く教えるべさ。」 「浦島太郎だよっ。」 「"うらしまたろう"ってなんれすか?」 「あのね・・・。」
294 :
御礼 :2001/05/12(土) 00:45 ID:rlM17xNo
『昔々、あるところにね。浦島太郎って言う人がいてね、ある日海に釣りに来たらね。いじめっ子に亀がいじめられていたんだって。その亀を助けたら、その亀が御礼に「竜宮城」に連れて行くって言うんだって。でね。その人は亀に乗って海のそこへ行って、竜宮城で厚くもてなされたって話・・・。』 「その先は忘れちゃった・・・。」 「乗れって言ってるのれすか?亀さん?」 すると、ウミガメは分かっているかのように首を縦に振る。 「ウチも乗ってってええか?」とかごや。 亀は再び首を縦に振る。 「もしかしたら、話の続き思い出すかもしれないから後藤も乗っていい?」 亀は後藤を見て首を縦に振る。 「ワタシハアンドロイドデス、ココデ帰リヲ待チマス。」 「なっちもつれてくべさぁ〜。おいしいもの食べられるべさぁ〜。」 亀はなっちを見ると首を・・・・横に振った。 「なんでだべさぁ〜〜〜〜!???」
295 :
御礼 :2001/05/12(土) 00:46 ID:rlM17xNo
「ほな、ウチつれてってーな。」と落ち武者 亀は落ち武者を見ると首を・・・・横に振った。 「あ"あ"!?なめとんのかゴラァ!?このクソ亀!!」 「人物見てきっと決めたんやな・・・。」 それ以上いわない毒舌かごや。 「なら、なっちも人で判断されたべか?」 「なっちは・・・・・。ま、気にせん方がええで。」 3人は亀に乗った・・・。そして、亀は海に・・。 「「「いってきまーす。」」」と亀に乗って手を振る3人
296 :
御礼 :2001/05/12(土) 00:47 ID:rlM17xNo
「はぁ〜・・・、行ってしまったべさ・・・。」 見えなくなって一言漏らすなっち。 「はよぉ〜帰ってくるんやろな・・・。」 「おなかへったべさぁ〜・・・。」 「せやな、しっかし魚一匹しかあらへんし・・・。あんた金は?」 「なっちは持ってないべさ。管理してるのはかごちゃんだべさ。」 「はぁ〜、かねおいてけー!!あほー!!」 海に投石する落ち武者。 「なっちは、竿があるから釣りを続けるべさ・・・。」
297 :
御礼 :2001/05/12(土) 00:48 ID:rlM17xNo
「なんや、また遭うたなぁ〜。」 なっちたちの元につんくが現れる・・。 手には籠いっぱいの魚を持って・・。 「先日ハアリガトウゴザイマシタ。」 「おっ、ねぇちゃん覚えとってくれたんか?」 「ハイ・・・。」 「自分ら、何しとるんや?こないなところで・・。」 「ワタシタチハ、亀ニ乗ッテ遊ビニ行ッテシマッタ友達ヲ待ッテイマス。」 「さよか〜。」 ふと、つんくの籠をじーっと見ているなっちと落ち武者に気が付くつんく。 「なんや?よぉ釣れとるやろ?欲しいんか?」 「そ、そないなことあるわけ無いやん・・、なめんといて、ウチ一応、いいところの娘・・・・・」
298 :
御礼 :2001/05/12(土) 00:49 ID:rlM17xNo
「欲しいべさ・・。」 「正直が一番やで。ほんなら全部やるわ。」 「ありがとうべさぁ〜!!!」 「おおきに・・・。」 2人は頭を下げ、釣られてカオリも頭を下げた・・。 「ほな、おっちゃんもう行くわ、ほな、さいなら・・。」 3人の元を去るつんく。 「やったべさぁ〜!!夕飯にありつけたべさぁ〜!!」 抱き合って喜ぶ二人。 すでに夕方になっていた・・。
299 :
レイク :2001/05/12(土) 00:53 ID:rlM17xNo
ひとまず、今日はここらへんで・・・。 レポートやってたら、少し遅めの更新になってしまった・・・。 もう少し早くするつもりだったのに。土日を小説作りに使おうと レポートさっきまでがんばってました・・・。 浦島太郎が出て来ました!桃太郎・一寸法師・かぐや姫だけではありません!! 皆さんの感想レスお待ちしております。
300 :
T&F :2001/05/12(土) 01:50 ID:mcwG1z3E
ハローりゅうぐうじょうの 姫ってもしかして ・・・・・おっと この先は楽しみに してますか 次回期待
301 :
レイク :2001/05/12(土) 07:23 ID:b/haTR8Y
age
302 :
レイク :2001/05/12(土) 07:47 ID:dVWm0MZ6
おいおい、マジでやって逝きやがった。
>>301 オイ、山○、人の名前であげんな。つーか、毎朝ageてるの、
山○、おまえだろ。今度は人の名前で上げか!?
携帯のメールに「素敵な名前であげといたよ、レイク。」じゃねぇ!!
しかも、あげじゃねーし、さげだし!ハァ!?だよ。
以上、本物レイクから偽者レイクヘ。(すいません私事をはさみまして)
303 :
レイク :2001/05/12(土) 07:52 ID:dVWm0MZ6
さて、今夜はお泊りしに行くので、夜中更新できないので、今更新します。
申し訳ない。
>>300 300HITおめでとうございます。記念すべき300はT&Fさんですね。
姫ですか・・・、お察しの通りかと。しかし、この姫さんとんでもない奴です!!
まぁ、読んでやってください。
ま、朝から少し気分悪いんですが、更新します。
304 :
竜宮城 :2001/05/12(土) 07:53 ID:dVWm0MZ6
亀に乗って海の中を進む3人・・。 「こんな事ホンマにあるんやな・・・。」 「不思議れす。水の中で息が出来るのれす。」 「浦島太郎の続きってどんなんだったっけ・・・。思い出せない・・・。」 「ま、少し楽しんだら、すぐ帰ればええやん。」 「うん。そうだね。」 次第に・・海底が見えてくる・・・。 うっすら、建物が見えてきた・・。 「おおっ!!本物の竜宮城だぁ〜、おっきぃ〜!!!」 「でかっ!!ホンマにでかっ!!」 「すごいのれす、すごいのれす。」
305 :
竜宮城 :2001/05/12(土) 07:54 ID:dVWm0MZ6
竜宮城到着・・。 竜宮城の扉を3人は押し開いた。 空気がある。どうやら、ここは、陸と同じのようだ・・・。 そこには・・・。
306 :
竜宮城 :2001/05/12(土) 07:56 ID:dVWm0MZ6
「ホイっ、今日は2組目のお客様ですねっ。チャーミー乙姫ですっ!!いらっしゃいっ!!」 「肌黒っ。」 「えっ!?なんのことなんですかぁ〜・・。私肌黒いですかぁ〜?そうなの?」 と、ウミガメ亀達に問うチャーミー 「・・・・・」目を合わそうとしない亀1。 「・・・・・」目を合わそうとしない亀2。 「そんなぁ〜、チャーミーって色黒だったのぉ〜・・・。」 「でも、チャーミーさん、綺麗なのれす。かごちゃんも姫れすが、チャーミーサンのほうが綺麗れす。」 「ありがとうっ!チャーミー嬉しいですっ!ポジティブにがんばりまーす。」 「ああ、そうやね。確かにウチには色香なんかあらへんしねっ。」 (またソックリさんだ・・・。でも、浦島太郎の続きって・・・・???) 「今日はおもてなしをさせていただきますっ。お料理をもってきてぇ〜っ。」 タコとイカが船盛を持ってくる・・。 「すごいのれす、お魚さんがいっぱいお刺身さんなのれすっ!!」 (???竜宮城のお姫さまなのに船盛ぃ〜??いいの?仲間こんな風にして・・・?) 「さっ、たべてくださいっ。チャーミーからの亀を助けていただいたお礼ですっ。」 (現実ってこんなもんなんだねぇ〜、後藤ショックだなぁ〜・・。) 「これから鯛やヒラメの舞い踊りをみてくださいっ。ではご歓談をっ、フェ-ドアウトォ〜っ、チャオ〜」
307 :
竜宮城 :2001/05/12(土) 07:57 ID:dVWm0MZ6
鯛とヒラメがチャーミー姫によって会食中ののの達の前に放り投げられる。 空気があるこの空間で鯛やヒラメは床の上をビタビタ跳ね飛んでいるだけの舞い踊り・・・。 「・・・・・・苦しんでるんちゃうの?」 「なんか、ご飯がまずく感じるのれす。」 (げんじつって・・・げんじつって・・・・。) しばらくすると、鯛とひらめは跳ね飛ぶのをやめて口をパクパクするだけになった。 「・・・・・・・・・・・・・・なんやねん?」 完全に鯛とヒラメは動かなくなった。 それを見計らって。チャーミーがまた現れ鯛とひらめを拾い竜宮城から外に放り投げる。 「楽しんでもらえましたかぁ〜?鯛やヒラメさんたちの命がけの舞い踊りっ。」 「「「はぁ・・・・。」」」 そうとしかいえない3人。 船盛の箸も止まる・・・。 「お口に合いませんでしたかぁ〜?なら別の魚を用意させていただきますっ。」 「いや、い、いいのれすっ。の、のの達、そ、そんなにおなか減ってないのれすっ。ね、かごちゃん。」 「ま、そやなっ・・・ハハっ、ハハハハ・・・。」 「そうですかぁ〜、チャーミーチョット残念です・・・。」 (がっくりこられてもねぇ〜・・・食べる気起きないよ・・・。)
308 :
レイク :2001/05/12(土) 08:01 ID:dVWm0MZ6
はい、本日ここまでです。 偽者レイクは俺ノダチでした。まいったなぁ、 今日当たり奴にマジギレしとこう。 今夜は友人宅に泊まりなので早めに更新しておきました。 皆さんの感想、その他お待ちしております。
309 :
名無し娘。 :2001/05/12(土) 11:01 ID:l8ec1oKk
ちっと見ていない間に、意外な展開、、。 一寸やぐちも出て来る、、チャーミー乙姫も、、 おもしろいです、、。 なんだか本編の裏で話が進む「一寸やぐち」を想像してしまいます、、。
310 :
名無し娘。 :2001/05/12(土) 15:03 ID:Lp7eh002
おもしろあげ。
311 :
名無し娘。 :2001/05/12(土) 15:11 ID:E7uN.p7o
おもしろあげする人達ってなんであげるの? おもしろいのはわかるけど… スレ汚しスマソ
宿場の一室、。 二つのお膳が並んでいる。 一つのお膳の前には、釣りから帰ってきたつんくが座っているが、、。 もひとつのお膳の前には誰もいない、、、 「いや、、びっくりしたで、、、ホンマに、、しょうもないゴミ、 釣りあけたって、ほっといたら、猫がくわえた瞬間に (わーーぁ、、なにするんゃ、、食べもんや無いぞーー、。。放せ、、、) (はなせ、、、ひっく、、、はなせょ、、、びぇ、、。。。。 ) てぇ、聞こえて来たときは、なんや、どこや、、って、、 すぐそばで、猫にくわえられて格闘してるの見つけたときは、思わず 何やってんのや、、、て思ったで、、。」 その時、も一つのお膳の上から声が聞こえてきました、、。 「本当に、助けていただいてありがとうございました、。 矢口、猫天敵なんです。 なんかいつもはなんとか逃げるんですけど、、。」 「そーか、天敵か、、でもなんで海の中なんかにおったんや、、」 「はい、、矢口、、旅の途中で知り合った亀に、変なお店に連れて行かて、、、 逃げるように帰ってきたんですけど、、 やっと、帰ってきたと思って、陸に揚げてもらおって、陸にいる人に声かけたら 石なけられて、、、。そのまま、、海に落ちたんです。。 あの小娘たち、、見つけたら、、。。。」
313 :
番外編 :2001/05/12(土) 17:53 ID:rYceS8uQ
>312です、。 思わず書いちゃいました、、。。 続きもあるんですけど、、レイクさんの話の都合もあるし。。 別に書いた方がいいのかなぁ、、。 ここ読んでて思いついた話し出しなぁ、、。 レイクさん書き込んでいいですか??
314 :
レイク :2001/05/12(土) 18:14 ID:v04dsRaU
友人宅に行く前に覗いていました。
>>309 矢口のお話ですか・・・。(ワラ
これ以上は何もいえないです。(ワラ
>>310 面白上げですか?
そういえば、小説総合スレッドに「面白ければ上げられても文句をいわれない。」
と、レスされていましたね。よく、この『のの太郎とかごや姫』は上げられてたり
していますが、そんなに、文句かかれた事は無いですねぇ〜それって、
認められたって事ですかねぇ〜。文句も言えないほどの駄スレって事で無視されて
いるって事なのかわかりませんが、上げも、さげも皆さんのご自由にってことで・・。(ワラ
>>311 面白いといっていただいて光栄です。
読者それぞれの意図があり、上げたり下げたりでしょうから、
作者としてはなにもいえませんね。感想いただけるだけでありがたいので。
>>312 -313
おやまぁ・・・、一寸ヤグチの番外編を・・・ですか?
う〜ん、ここ2chは来る人が自由にスレを立ち上げて、スレにレス書いたり
するモンですから、作者としてはなにもいえないですね。どうでしょう、
番外編さん、ここはいっぺん、312で書いた内容で他の読者の皆さんに
判断を仰いでみては?その結果で書いてみたらいいんじゃないでしょうか?
他にスレ立ち上げるなり、この話が完結したあとでなり、書いていただいてみればよろしいかと。
ただ、一応2人作者がいると、読者さんが読みにくかったりしますからねぇ〜。
ちなみにここで暴露しちゃいますが次回作は「一寸ヤグチ」の予定だったんです。
本編の裏のお話とか、そのほか、NEWSTORYを付け加える予定だったんですよ。
だから、この話「のの太郎とかごや姫」が終わるまでの間に投票かなんかしてもらったらいいのでは
と思います。すいません、こんなレスで。
315 :
レイク :2001/05/12(土) 18:17 ID:v04dsRaU
追伸 感想レスのレスなのに長文になって申し訳ないです。
>>314 >ちなみにここで暴露しちゃいますが次回作は「一寸ヤグチ」の予定だったんです。
本編の裏のお話とか、そのほか、NEWSTORYを付け加える予定だったんですよ。
これを聞いたら番外編は書かない方がいいのでは?
>>312 さん
>>315 いいですねえ 「竜宮城の乙姫なのに船盛り」 「鯛やヒラメさんたちの命がけの舞い踊り」
チャーミーの「無邪気な極悪ぶり」の感じが出ていて(あ、ネタですからね^^)
とても面白かったです。 しかし、浦島太郎の乙姫様役にチャーミーですか。
これはうまい! 3本ほど取られました あなたの感性に乾杯!
317 :
312 :2001/05/12(土) 19:47 ID:LxxUIZWc
レイクさん丁寧なレスありがとうございます。 また、次回作が「一寸ヤグチ」だったとは、、、 先走ってしまいすみませんでした、、。 これはまた今から楽しみです。。 大変だと思いますけど、がんばってください、。 てぇいうことですので、わたしは、別の新しいお話を考えて書いちゃいます、、。 では、これからの展開楽しみにしてます。。
318 :
レイク :2001/05/12(土) 20:00 ID:UQ9eCYUM
今、友人宅から「もうしわけない!ネットやらせて!」といって
覗きに来ました。
>>316 チャーミーのいい味出てましたか?
チャーミー起用はずいぶん前から決まっていました。
何気なく、極悪でしょ?
>>317 本当に申し訳ないです。あのレス打ち込んでから
「番外編なんて書くな!!」と遠回しに言っているような
感じだなって、反省しました・・。ぜひ、作品を書いた日には
このスレがまだ立っていたなら(または次回作がたっていたなら。)
URLのレスください!!是非、見に行きたいです。
312を読んで「あ、面白いな。この人なら一寸ヤグチ編、いけるんじゃない?」
とか思ってたんですよ。ぜひ、小説(童話系その他・・)を書いてみては?
きっと、反響俺よりはるかにいいと思います。
では、また。
319 :
T&F :2001/05/12(土) 21:55 ID:Y8ey3VWQ
いやーやっぱり 梨華っちだった。 ちょっとむごかった。 けどおもしろいです 次回作に期待(口癖)
320 :
名無し娘。 :2001/05/12(土) 22:53 ID:fsvYbtU.
@ @ ( ‘д‘)( ´D`)<… 鯛やヒラメの舞踊り、どうだった?>\(^▽^ ) ( ^▽^)<なんだか、二人にはあの良さが分からなかったみたい…残念。 あ、やっと出演できて舞い上がってるチャーミーです。 ダークなキャラと肌の色は関係ない、と言いたいけど… 普段の私は(省略)なんです。チャオ〜!
321 :
名無し娘。 :2001/05/13(日) 06:19 ID:XJmPw/1k
ワラタ
322 :
レイク :2001/05/13(日) 09:29 ID:xiaxRnyA
ただいまです。友人宅からかえって来ました。
徹夜でマージャンは疲れるな・・。
夜中まで起きてられるか心配なので、少し更新しておきます。
>>319 やはり予想通りでしたか?
見抜かれてると思いましたよ。
ダークなチャーミーです。
面白いといっていただいて光栄です。
>>320 やぁ、チャーミー。こんにちは。
まだまだ出演しますよ。がんばってください。
>>321 ありがとうございます。光栄です。
323 :
レイク :2001/05/13(日) 09:30 ID:xiaxRnyA
やべ、また上げちゃったよ・・。反省
324 :
野宿1 :2001/05/13(日) 09:31 ID:xiaxRnyA
浜辺にて 「帰ってこないべさぁ〜・・・。」 「何遊んどんねん奴ら・・。」 「モシカシタラ何カアッタノカモシレナイヨ。」 すでに、夜を迎えていた・・・。 「だいじょうぶだべさ。なんかあったらごまちゃん妖術使うべさ・・・。」 「おしっ、魚内臓も取ったし、串に刺したし、塩水で洗ったし、あと火やな・・。」 「ここらへんに枯れ草はあるんだべか?無いと熾せないべさ・・。」 「せやなぁ〜、昨日雨ふっとったからなぁ〜しけてるかもしれへんで・・・。」 と、枯れ草、枯れ枝を集めてくる落ち武者。 「火ナラアルヨ。」 カオリの腕がもげ重火器のようなものが覗く・・・。 その刹那、勢いよく火炎が吐き出されあっという間に火が付く・・。 「!!!!!」腰を抜かす落ち武者。 「すごいべさぁ〜、やっぱカオリはみらいから来ただけあるべなぁ〜。」 「・・・・・・・なんやねん。ちょぉ、驚かさんといて、ホンマ心臓に悪いで、自分・・。」 再び重火器を腕にしまうカオリ。 「なんや、ねぇちゃん妖怪かなんかか!?」 「案山子だべさ。」 「どう見ても案山子には見えへんけどなぁ・・・。」 首を傾ける落ち武者。 「落ち武者も、カオリも火の近くに串魚を立てるべさ!!」 「はいはい・・。」
325 :
野宿1 :2001/05/13(日) 09:31 ID:xiaxRnyA
そして、2人は夕食に魚の塩焼きを食べた・・。 「いつ帰ってくるのやろ?」 「わかんないべさ。そのうち帰ってくるべ。」 「行ッテカラ、ダイブ経ツヨネ・・・。」 「せやなぁ〜・・・。」 ぼけーっと外を見つめる3人。 「ほな、どないしよか・・・。家くるか?」 「でもいつ帰ってくるかわからないべさ・・。」 「カオリガ見張ッテオクヨ。落チ武者トナッチハ人ダカラ寝タホウガイイヨ・・。」 「カオリさん、あんた寝ない気なん?」 「カオリは案山子だべ。いつも宿行っても寝ないべさ、一刻も。」 「ホンマかいな。自分ホンマに妖怪ちゃうんやろな!?」 「平気ダヨ、カオリ寝ナイヨウニ出来テルモン・・・。カオリ、アンドロイドダモン。」 困ったような表情をして外を焦点もあわせず喋るカオリ。 「ま、ええわ、ほな、明日またここに来るから見張っといてーな。」 「ウン、ワカッタ。」 「じゃぁ、カオリよろしくだべさ。」 と、2人はカオリに手を振り去っていった。 「サミシイナ・・・・。ホントハカオリ、淋シガリヤナンダヨ・・・・。」
326 :
野宿2 :2001/05/13(日) 09:32 ID:xiaxRnyA
棒に火をつけ松明の代わりにしながら夜道を歩く2人・・。 「落ち武者の家はどんな感じの家だべか?」 「せやな、自然味溢れる家やで・・・。」 海岸沿いを歩く2人 「家帰ったら、魚の残りを食うでぇ〜。」 「もちろんだべさ。」 「着いたで〜、ここやで家の御殿は・・・。」 洞窟 「た、たしかにし、自然味溢れすぎだべさ・・・。」 驚き引き気味ななっち。 「せやろ、勝手にウチ住み付いてん。」 「これじゃ、野宿と一緒だべさ・・・。」 「・・・・・、ウチはホンマは上流階級の娘やってん、せやけど・・。ホンマは こないな生活したないねん。もっとマシな生活したいねん。せやから今日、ホンマ あんたらと出会えてよかったって思ってん。鬼退治に協力すれば1両もらえる。 安い長屋が借りられるやんか!!そしたら、こないな生活ともおさらばやねん!!」 「切実な問題だべさ・・・。なんか、落ち武者なりの考えがあるのがわかったべさ・・・。」 「分かってもらえて嬉しいわぁ、ホンマ、おおきに。」 (でも、野宿とやっぱり一緒だべさ・・・。)
327 :
レイク :2001/05/13(日) 09:36 ID:xiaxRnyA
今日はこの辺で・・・。眠い・・・。 このあと、ハロモニ見て、そのあと、遊びに行くんですよ・・。 ハハハ、馬鹿ですね、俺。 では、読者の皆さんの反響(感想、叱咤、要望等)お待ちしております・・。
最初から読ませていただきました。 かなり面白いですね、これ。 これからも期待しています。 それと思ったことなのですが、 誤字が結構目に付きますね。 まぁ何となく分かるので、オレは構いませぬが・・・。 とにかくがんばって書いてくださいませ。
うむ。いいIDじゃな。
330 :
名無し娘。 :2001/05/14(月) 00:18 ID:d3KOghAg
あげ
331 :
レイク :2001/05/14(月) 12:28 ID:ZYMlYkfw
>>328 -329
ありがとうございます。光栄です。
誤字が多いのは自分でも分かります。(藁
でも、書き込んじゃってからだから、既に遅く。
申し訳ないです。
では、更新します。
332 :
後悔 :2001/05/14(月) 12:31 ID:ZYMlYkfw
三時間くらい何だかんだ言って竜宮城に居る3人。 ふと後藤があることに気が付く。 (なっ、なにぃ〜!!まっ、まさか!?) 「あ"−−−−−−−−−−−−−−−−−!!!!」 「な、なんやねん。ごまちゃんいきなり叫びおって・・・。」 「何か思い出したのれすか?」 後藤の腕時計の針が恐ろしいくらい速く回っている。 秒針は既に読み取れない。 「これって・・・。もしかして、ここから帰ると100年後?」 「どうゆうことやねん!?」 『浦島太郎には続きがあって、竜宮城から帰ると100年くらいあとになってるんだ。それで、自分の家はもう無かったんだ・・・。』
333 :
後悔 :2001/05/14(月) 12:32 ID:ZYMlYkfw
「なんではよ、思いださへんねん。」 「そんなこといわれたって、後藤・・思い出せなかったんだも〜ん。」 「うわ"〜〜ん!!」 パニックになって泣き出すのの・・。 「でも、それにしては時計の針の回りが遅いかも・・・。」 「ハイっ、チャーミーがお答えしまーっす。ここは外部の人間が入らないときはいつも一刻を1単位として4の指数倍でここは時間が流れていまーっす。で、ですね、外部の人間が訪れた時だけここは 時間が止まり、その逆に陸が4の指数倍するんでーっす。わかっていただけましたぁ〜?」 「わ"がら"な"い"れ"ずよ"ぉ"〜〜の"の"頭わ"る"い"れ"ずも"−−−−ん"!うわ"−−ん!!」 「チョット待って、今後藤計算するから・・・。ここには3時間くらい居るよね・・・。」 「陸時間でいう3刻位居ますよ、皆さんは。さっきのお客さんはもっと居ましたけど・・・。」 「私たちが1時間ここに居ると、陸は4時間・・、2時間で・・・16時間・・・、3時間で・・・64時間!?」 「ど、どうゆうことやねん!?」 「つまり、陸じゃもう、3日位経ってるんだよ!!は、速く帰ろう!!後、後藤か、帰れなくなっちゃう!!」
334 :
後悔 :2001/05/14(月) 12:34 ID:ZYMlYkfw
「あら、もう、おかえりなんですかぁ?じゃぁ、チャーミーがお土産をあげますっ!!」 小箱を差し出すチャーミー乙姫。 「いらない、開けるなっていうんでしょ、あけたら後藤たちおばあさんにさせられちゃうんでしょ!?」 「えっ!?そ、そんなこと・・、な、ないですよぉ〜・・。」 タジタジチャーミー。 「じゃぁ、後藤たちの目の前で開けてみてよ。」 「え!?あ、その、そうそう、こんなんじゃなくて、もっといいお土産を・・・。」 と、玉手箱を竜宮城の外に放り出すチャーミー・・・。 「図星やな・・・。」 「じゃぁ、お土産に鯛とヒラメの舞い踊りを見てってください!!」 「さっき見たやん。魚の生殺し・・・。」 「チャオー!!」 チャーミー乙姫は手を振って、奥に行ってしまった・・・。 「ほな、いそがな!!」 「うん。」 「亀さん、のの達を元の陸に返して欲しいのれす・・。」 涙いっぱいに溜めながらの懇願。 亀は首を縦に振る。 そして、陸に帰っていった・・・。
335 :
陸 :2001/05/14(月) 12:40 ID:ZYMlYkfw
陸はののたちが去ってから4日目の朝を迎えていた・・・。 「もう、心配の域やで・・・、もう、4日目やぞかえって来ぃーへんの・・・。」 「まさか、氏んでしまったんだべか・・・。」 「もう、結局朝やし・・・、魚は切れとるし、ウチら飢え氏にやなぁ〜。」 「生体反応ハアリマスヨ。確認ガ出来ル範囲ニ近ヅイテ来テイマス。」 海岸に座っているカオリは嬉しそうに左右に揺れながらリズムをとっている。 「ホンマかぁ〜?どこにおんねん・・。」 海の遠くの方を眺める落ち武者・・・。 その刹那、海面からのの達が現れる。 「ほんとだべさぁ〜〜〜!!おーい、ののちゃーん!かごちゃーん、ごまちゃーん!!」 思いっきり手を振るなっち。 「あんた、ホンマに妖怪かなんかちゃうやろな。」 「ワタシハアンドロイドデス・・・。」 「ようわからんがな、なんやねん「だんでんどろでろりん」(アンドロイド)って???」
336 :
陸 :2001/05/14(月) 12:40 ID:ZYMlYkfw
「おっ。やつら待っとってくれたらしいな。」 「カオリさんとなっちと落ち武者なのれすぅ〜〜!!わーい。」 思いっきり手を振り返すのの達・・。 着岸。 「オカエリ、ノノチャン。」 「たらいまなのれす、カオリさん。」 カオリに抱きつくのの。 「サミシカッタヨ・・・・。」 「ののも早く会いたかったれす。」 腕を組んで離さないのの。
337 :
陸 :2001/05/14(月) 12:41 ID:ZYMlYkfw
「うちら、どのくらいあっちに居った?」 「4日目の朝やで、今。」 「さよか、ごまちゃんが帰れるにはあと・・・、あかん、絶対的に間にあわへん。」 「そんな、後藤・・・、帰れないの・・・?そんなのやだよぉ、やだ、やだやだやだ・・。」 その場に泣き崩れる後藤 「会いたいよぉ〜、えぐっ。みんなに会いたいよぉ〜、おかあさん・・・おねぇちゃん・・ ひっく、ひぐっ。ユウキぃ〜。えぐ、えっ、よっすぃ〜・・りかちゃん・・ひっく、辻ぃ〜、加護ぉ〜、 ひぐっ。圭ちゃん、圭織・・、なっち・・・・・市井ちゃん ひぐっ、えっ、ひぐっ・・あいたい・・。会いたいよぉ〜〜〜!!」 「のの、考えがあるのれす!!絶対に未来にごまちゃんを戻すのれす!!」
338 :
レイク :2001/05/14(月) 12:45 ID:ZYMlYkfw
ひとまず今日はここまでです。 ホント俺誤字が多いですね。 申し訳ないです。 上の更新部分も自身がなく。 誤字があっても勘弁してください。 では、みなさんの反響等々お待ちしております。
339 :
名無し娘。 :2001/05/14(月) 12:58 ID:nmdtBWe2
マイペースな、チャーミー最高! 更新、はやいですけど大丈夫ですか? あまり、無理なさらないように・・。
340 :
レイク :2001/05/14(月) 16:12 ID:ZYMlYkfw
つーか、自身→自信だし。 最悪だ・・。間違えまくりだ・・。 すいません。
341 :
レイク :2001/05/14(月) 16:13 ID:ZYMlYkfw
また、上げちまったよ・・。ハハハ(泣
342 :
名無し娘。 :2001/05/15(火) 00:15 ID:YeE71NT2
( ^▽^)<チャオ〜!玉手箱、開けちゃえばよかったのにぃ〜…チッ! あ、何か聞こえちゃいました?多分、気のせいですよ〜。 レイクさん、何だか自暴自棄モードに突入してるみたいですけど こんな時こそ…ポジティブですよ!ポジティブ! 無理なさらずにマイペースで更新して下さいね。 それではフェ〜ドアウト〜…。
343 :
レイク :2001/05/15(火) 16:58 ID:3iMshzb6
更新は深夜となりますが、ここで、感想レスのレスをしたいと思います。
>>339 やはり更新早いですか?
「皆さんに早く続きを。」を信念にがんばっています。
だって、俺が2chの小説の読者だった頃(今もそうですが)、
早く続き更新されないかな・・・、と毎日毎日見てたもんです。
そんな、読者さんの期待に答えるためにこのレイク、それを信念に
がんばっております。感想レスをくれる皆さんが本当にありがたいと思いますね。
実際書く側になって、そう思いました。
>>342 こんにちは、チャーミー。どう?ダークチャーミー(いろんな意味で)。
いいキャラしてると思ってる。まえから、チャーミーはこの位置だなって
決めてたから。ポジティブにがんばるよ。適当に字間違えながら。(ワラ
応援ありがとうございます。
344 :
名無し娘。 :2001/05/15(火) 18:13 ID:VcQVNo7g
おもしれぇ〜!!期待あげさせて貰うよ!!
345 :
レイク :2001/05/15(火) 23:10 ID:Vz5uIElw
さて、更新します。
その前に、感想レスのレスを・・。
>>344 ありがとうございます。がんばります。
346 :
のぞみ :2001/05/15(火) 23:12 ID:Vz5uIElw
「お願いしますれす!!ごまちゃんが、ごまちゃんが未来に帰れなくなってしまうのれすっ!!」 「ウチからも、ウチからもお願いします!!」 頭を下げるののとかごや・・。 「ワカリマシタ、アナタ達ハ恩人デス。協力シマスデス。」 「ありがとうございますれす!!」 「ホンマ、おおきに、おおきにっ、ほんまに・・ほんまに・・・。」 感謝の涙を流すかごや、のの 一行はオランダ町大使区に来ていた。 常にオランダ人が駐在する居住区だ。 「用意デキルノハ、6人乗リノ船ガ限界デス・・・。」 「それでも、かまへん、ホンマおおきに、ミカちゃん!!」 「他ノ方ハドウシタノデスカ?」とアヤカ。 「今、武器買いに行ってん。」 「ののハ、この脇差があるのれす。かごちゃんは「女の武器」があるのれすっ。 カオリは妖術があるのですっ。」 「女ノ武器?」 「ま、いろいろあんねん。」 「トコロデ、新シイ人ガ増エタヨウナ・・・。」とミカ 「あ、ウチ落ち武者!よろしくなぁ〜。」 落ち武者と認めた・・・。
347 :
のぞみ :2001/05/15(火) 23:12 ID:Vz5uIElw
そこに、買い物から戻ってくるなっちと後藤。 「ののちゃぁ〜〜ん、かごちゃ〜ん。」 手を振るなっち。 ほんの数十分離れただけなのに久しぶりだといいたそうな感じに大きく手を振るのの。 「ごまちゃん、なっち、何を買うてん?」 「これっ!!」 なっちが取り出したものは・・・。
348 :
のぞみ :2001/05/15(火) 23:13 ID:Vz5uIElw
鍬 「なっち・・・農民一揆しにウチら鬼ヶ島行くんやないで・・。」 「何言ってるべさ!!蝦夷人は戦う時はいつもこれだべ!!」 「のの、これが戦う武器だってはじめて知ったのれす。また一つおりこうになったのれす。」 「ののちゃん、それはおりこうになったのとちゃうよ・・・。」 「で、ほな、ごまちゃんは何買うてん?」
349 :
のぞみ :2001/05/15(火) 23:14 ID:Vz5uIElw
糸 「ご、ごまちゃん・・・、なんやねんこれ?」 「えっ!?後藤これ武器だと思ってたよ・・。だって、これを人の首に巻いて 引っ張ると人が死んじゃうんだよぉ〜。」 後藤さん・・・必殺系時代劇見すぎです・・・。 「のの、また知らなかったのれす、未来人は物知りなのれす。」 「ののちゃん・・・、知識を吸収する事はええで、せやけど必要なものだけ吸収せえよ・・。」 苦笑いのかごや。 「もうしゃぁーないな、もう時間あらへんし、もう出発せなあかんし、ほな、行くか。」 6人はミカの案内で、貸してもらえる船のある港に行った・・。
350 :
レイク :2001/05/15(火) 23:16 ID:Vz5uIElw
今日の更新はここまで・・。 明日の更新は、午後に大学で更新か、深夜に更新だと思います。 いやぁ、最近、暑いッすね。執筆意欲を奪われます(ワラ では、皆さんの感想等々を心よりお待ちしております。
351 :
名無し娘。 :2001/05/15(火) 23:52 ID:jhfLh12E
たぶん、レイク氏も自信を持って書いてると思うのですが 「後藤さん・・・必殺系時代劇見すぎです・・・。」には大爆笑! 意表を衝かれましたよ。後藤の描き方が特に上手いですね (なっちの鍬は予想どうりでしたw)
352 :
名無し娘。 :2001/05/16(水) 09:15 ID:ilNG9dKg
あげあげ 面白いから上げ上げ
おもろいですわ。 更新がんばって下さい。 ・・・確かに最近暑いです。 半袖でもう大丈夫ですね。 今日こっちは雨でかなり鬱だけどね。
354 :
レイク :2001/05/16(水) 14:20 ID:9.tJR0dU
>>351 いやぁ、自信なんてそんなものないです。(ワラ
2ch処女作なんで、模索の日々です。
日々精進で頑張ります。
>>352 ありがとうございます。頑張りますので
応援宜しくお願いします。
>>353 ありがとうございます。
最近本当に暑いですね。
今日はウチのところも雨ですね。
さて、更新です。ここから、ほのぼのしんみりって感じに
しばらくなると思います。
いよいよ、鬼ヶ島れすね・・・。 ののはこの旅にでて本当によかったのれす・・。 この旅に出て色んな事を知った、そして色んな友達に出会えたのれす。 ののと一緒で食べる事が大好きななっちさん。 なっちさんはののより大人れすが、食べ物の事になるとのの以上にガメツイのれす。 でも、大好きな友達なのれす。早くなっちさんのお父さんお母さんが見つかるといいのれす。 色んな事を教えてくれるカオリさん。 ののに、カオリさんはいろんなことを教えてくれたのれす。 寺子屋では習えないほどたくさんの事を教えてくれたのれす。 (ま、ののは寺子屋の勉強は嫌いれすが・・・。) でも、カオリさんは鬼退治が終わったら帰ってしまうのれすね。 でも、またいつか遭えると信じているのれす・・・。
未来から神隠しでやってきたごまちゃん。 ごまちゃんもののにいろいろな事を教えてくれたのれす。 ごまちゃんも鬼退治が終われば帰ってしまうのれす。 でも、ちゃんと帰って欲しい・・・、帰って未来の友達、家族と幸せに暮らして欲しいのれす。 別れるのは淋しいれすが、ごまちゃんが居るべき世界に帰るべきだと思うのれす。 だから、ごまちゃんを送ってあげたい・・・。 出会ってから少ししか経ってない落ち武者さん。 元お金持ちとは思えないほどお金と食べ物に意地汚い人なのれす。 でも、なっちさんに聞いたのれすが、洞窟暮らしは嫌れすね。 早く普通の生活をさせてあげたいのれす・・・。
そして、のの の大好きなおねぇちゃん。 ののは今まで、かごちゃんのこと今まで何でも知ってると思ってまひた。 けど、ほんとは何も知らなかったのれす・・・。 ののはこの旅が終わる時、かごちゃんの決意を聞くのれす。 ののはかごちゃんがどんな答えを出しても賛成してあげるのれす。 ののたちの元に残るか、お月さまに帰るか・・・。 ののは、もし、お月さまに帰ることをかごちゃんが決めても賛成するのれす。 それでおねぇちゃんが幸せになれるのなら・・。 だから、ののはのんすとっぷ(ミカちゃんに教えてもらったのれす)なのれすっ!
「おとうさん、おかあさん・・・・。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『なっち!!』 『おねぇちゃん!』 『お父さん!!お母さん!!』 蝦夷を追われ、地獄の業火を逃げまどうなっち達一家。 生きおちついたのは、今でいう山形県あたり・・・。 『みんな生きていて良かったべさ・・』と、なっち 家族で山の山林の奥に小屋を建てた。
人目につかないこの場所は、蝦夷人たちには隠れ住むには絶好の場所だった・・・。 しかし、人目に付く事はいつかあるはずで、ある日近くの村の村人に 山林奥で蝦夷人が生活する事が知られ、そして・・・。 『なっち、どうやら本土人達にここで私たちが住んでいることが知られてしまったようだべ。』と父 『何でわかったべさ・・・。』 『私、今日川で洗濯してたら、本土人と目が合ってしまったべさ・・。』 妹の告白だった・・・。 『という事だべ、もうっここも離れなければならんべ。』と父 『それで、お父さんと相談して、家族移動していたら、いつか、また人目についてしまうん じゃないかって思って、家族散り散りになったほうがいいという事になったべさ・・・。』と母 『でもそれって・・。』 『いつか、生きていれば再び会えるべさ!』と、姉 『おねぇちゃん!!そう信じなきゃ、私だって離れられないべさ!!』と、涙を流す妹 『再び会えることを信じて、みんなそれぞれ行くしかないべ!!』 と同じく涙する姉。
『ひぐっ、ひぐっ、んぐっ。なっちはやだよぉ〜。なっちはみんなが好きだから離れられないべさぁ〜!!』 外から、松明の火が20以上見えてくる・・・。 どうやら村の人間がやってきたようだ。 『なっち、踏みとどまっている暇は無いべさ!!もうやるしかないべ!!』と父 『いつか、再び会えることを信じて・・・。』母 「ひぐっ、んぐっ。はぁ〜っ。わ、わかったべさ・・ひぐっ。』 そして、家族5人は家の外へ出る・・。 『絶対、生きていてね・・・。』 お互いを抱きしめある家族。
『あそこだ!あそこに蝦夷人がいるぞ!!』 松明はだいぶ近づいていた・・。 『なっち、あんたはよく食べる娘だから心配だけど、がんばるべさ!!』 こくこくと、頷くなっち。 そして、家族5人は離れた・・・、再会を信じて。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「絶対に会える・・・。」 海を眺めながらそう誓うなっち。 手には石の首飾りを握り締めて・・・。
362 :
レイク :2001/05/16(水) 14:30 ID:9.tJR0dU
今日はここまでです。 なっちの過去がはっきりしましたね。 こんな感じでしばらく続けます。 うぁ〜、最近、更新しすぎだなぁ〜。やばいかな・・。 皆さんの感想、等々をお待ちしております。
363 :
ブレア娘。 :2001/05/16(水) 20:25 ID:9ICunKOo
こんばんは〜。この前板が飛んでる時に会った者です。 やっと更新できましたよ。ここみたいに毎日は無理ですけど〜。 それでは小説頑張ってください。
364 :
名無し娘。 :2001/05/16(水) 20:30 ID:BsiB8g06
ども、いつも楽しく読ませて頂いてます。 昨日O-SO-ROのオープニングで、 かぐや姫と桃太郎の話が使われていたんですが、 このスレを思い出してちょっとクスッときてしまいました。 これからも更新頑張ってください。
365 :
T&F :2001/05/16(水) 22:53 ID:JYU.dGGM
やっぱりいつみてもおもしろいですね。 この小説を読んで、僕も書いてみたくなった ので、今、ほかの所でかいてます。次回作期待
366 :
名無し娘。 :2001/05/17(木) 07:22 ID:7CX1DUmg
age
367 :
名無し娘。 :2001/05/17(木) 09:09 ID:m2cbF8iE
なっちにあんな過去があったなんて・・。 いよいよ、終焉に向かわれるのでしょうか? 楽しみにしています。 頑張って下さいね。
368 :
レイク :2001/05/17(木) 10:57 ID:pX5mE07c
>>363 ブレア娘さん。こんにちは、そちらのスレにも、
書かせていただきましたが、あなたの小説は
人を引きつける何かがありますね。まったくを持って
うらやましいです。そんな作家になりたいですねぇ〜。
>>364 ありがとうございます。俺の家O−SO−ROが良く聞こえないんですよ。電波の具合が悪くて・・。だから、観念してます。(苦ワラ
そうですか、そんな話題が出ていたんですねぇ〜。
>>365 どうも、こんにちはT&Fさん。
ありがとうございます。良かったらURLを教えてください。
是非読みたいです。
>>367 そうですね・・。あとは鬼ヶ島に向かうだけなんで・・。
頑張りますよ、「毎日更新」をモットーにして。
今日は、大学からの更新です。
「絶対に帰るんだ・・・。」 (なっち、かおり、やぐっつあん、圭ちゃん、よっすぃ〜、辻・加護、お父さん、お母さん、おねぇちゃん ユウキ・・・、そして市井ちゃん。) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「後藤、ソロおめでとう。よかったよ「愛のばかやろう」。いい曲じゃん。」 「うん、一生懸命振り付けとか、歌覚えたんだよっ。」 市井の腕に抱かれながらそんな会話をする後藤。 BGMは「愛のばかやろう」。 「さっきから、何回も繰り返して聞かないでよ・・・・。」 顔を赤らめる後藤。 「なんでだよ。いいじゃん、ここ私ん家だし・・・。」 「だったら、せめてネットで落とした奴CD−Rで焼いて聞かないでよ。CD買ってよ。」
「金欠。」と、苦笑いの市井。 むすっとする後藤。 「今だったら、後藤の写真ステッカー付いてるのに・・・。」 「それだけくれよ。鏡とかに貼っとくからさ。」 「ヤダッ!」 そんなふてくされた後藤を見透かしたような目をした市井はタバコを取る。 もちろんマルボロ。 そして、Zippoで火をつけ一服。 後藤も市井から貰い、一本取り出し火をつける。
けだるそうに市井は立ち上がり下着その他の衣服を着はじめる・・・。 「ねぇ、今度いつ会える?」 「それはこっちが聞きたいよ。後藤のほうが忙しいじゃん。」 と、再び苦笑いの市井。 「そっか、オフもらえそうだったら、またメールかTELするね。」 と、後藤も下着身に付ける。
「いつから、こんなに生活に差が出たんだろうな・・・。」 そう窓の外を見つめる市井。 後ろから市井を抱きしめる後藤。 「わかってるくせに・・・・。」 そう言い放つと、市井は振り向き・・・・。 唇を重ねた・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「絶対に帰らなきゃ、あの市井ちゃん(ひと)の元へ・・・。」
374 :
レイク :2001/05/17(木) 11:07 ID:pX5mE07c
今日はここまでです。少しエッチな感じが出てたのではと・・。 この小説は基本的にエロ小説でないので、どのくらいエロを 取り入れたらよいか考えてしまいました。 これで、後藤がなぜマルボロかわかっていただけたのでは? あ!誤字発見・・。時既に遅し・・。 そうそう、この羊スレの中でこの私がエロをリレー小説で書いています(少しだけね。)良かったらそっちも見てみてください・・。 エロレイクに出会えますよ(藁 では、明日の更新は深夜だと思います。 皆さんの感想その他を心よりお待ちしております。
375 :
レイク :2001/05/17(木) 11:15 ID:pX5mE07c
376 :
レイク :2001/05/17(木) 11:17 ID:pX5mE07c
377 :
名無し娘。 :2001/05/17(木) 18:17 ID:AEE1c6gU
エロネタ断固として反対...........
378 :
レイク :2001/05/17(木) 19:36 ID:exa.8NHU
>>377 痛いご指摘ですね。
小説には色んなジャンルがありますよね。
初心者なのでいろいろ挑戦をしているんです。
たまたま、書いてみようと思ったので・・・。
かってな解釈ですが、この小説に期待を寄せていただいていたようで・・。
レイクがエロネタ書くのが以外でしたか?それならそれで申し訳ないです。
この小説は、この小説、エロ小説はエロ小説で同じレイクが書いていたとしても
別って事で考えておいてください。
皆さんも、エロ小説が読みたくなかったら上のURLで飛んで見なくて良いです。
いやぁ、申し訳ない。URL貼り付けない方が良かったかな・・・。
作者として、謝罪いたします。
この小説はほのぼのを目指しているので、この小説に限っては今日の更新部分が
エロとして最大の表現です。ご安心を・・。
以上です。こういう叱咤のレスも勉強になります。ありがとうございました。
379 :
377 :2001/05/17(木) 21:13 ID:AEE1c6gU
この小説にエロは持ちこまない方がいいと思っただけです ここまでほんわかでものすごく(・∀・)イイ!感じだったので..... レイク氏が他にエロ小説を書くのは大賛成ですよ〜 以上誤解されておられるようなので、1読者としての意見を 述べさせてもらいました。 いろいろとお忙しいようですが、毎日の更新を楽しみにしていますので 病気などかからないように身体に気をつけてください では
380 :
377 :2001/05/17(木) 21:18 ID:AEE1c6gU
追記 後藤の生理発言は彼女のキャラが上手く表現されてると感心しました (その後エロで引っ張らなかったですしね)
381 :
T&F :2001/05/17(木) 22:42 ID:cX5METss
いいですねー。市井ちゃん。現代で登場!! 質問です。例えば、上の奴のように377をクリック したら開くのってどうやるの?
382 :
名無し娘。 :2001/05/17(木) 22:53 ID:o1HBP3qk
( ^▽^)<<<381 英数小文字入力でほいっ! レイクさん、やらすぃ〜!あ、ごめんなさ〜い。 チャーミーは・・・(妄想)あぁ、よっすぃ〜・・・ あ、ごめんなさ〜い。
383 :
名無し娘。 :2001/05/17(木) 22:55 ID:o1HBP3qk
(;^▽^)<あ・・・ <<381 これでどう?
384 :
名無し娘。 :2001/05/17(木) 22:57 ID:o1HBP3qk
( T▽T)<・・・ごめんなさい。でもホントはそうなんですよ〜。 チャーミーうそつきさんみたいで・・・フェードアウト〜・・・
385 :
名無し娘。 :2001/05/17(木) 23:06 ID:N5JlZ3Zw
>>382 -384
上手いね(デモワザトジャナカッタラカコワルイネ)
386 :
名無し娘。 :2001/05/18(金) 02:45 ID:TIMWKdZ.
で、ここはいつから厨房雑談スレになったんだ?
387 :
名無し娘。 :2001/05/18(金) 14:45 ID:lhgTzipI
agemasu
388 :
名無し娘。 :2001/05/18(金) 15:50 ID:TnQgZEBs
レイプの友人 山○です。
389 :
レイク :2001/05/18(金) 17:42 ID:lhgTzipI
更新は深夜ですが、感想レスのレスをしたいと思います。
>>379 -380
そうですか。それは申し訳ない。
勝手な勘違いでしたね。(苦ワラ
この小説はエロくするつもりはホントにありませんから
安心して続きを楽しみにしていてください。
期待に添えれるかどうかわかりませんが・・。
>>381 こんばんわ。T&Cさん
質問の返事ですが、自分のスレのURLをコピー&ペイスト
して、張り付け、その行にはそれ以外、他に何も書き込まずに
改行して、他に文を書き込みたければ、書き込みすればOKですよ。
市井の登場はこれで最後です。残念ながら。
>>382 -384
こんばんわ、ちゃーみー。レイクは本来エロいです。(ワラ
でも、この小説はエロくするつもりはないので。
よっすぃ〜も、あれで、出演最後だったんですよねぇ〜・・。
>>386 厨房雑談スレですか?ここはたぶん親切で優しい読者さんが
多いだけだと思いますよ。
では、夜中に更新に参ります。
390 :
レイク :2001/05/18(金) 17:54 ID:lhgTzipI
>>378 あれっ?ウチの大学のパソコンから誰か書き込んでる?
同じIDだ・・。山○か?また山○なのか??
あいつ授業も出てないのに何やってるんだか・・・
大学のパソコンでネットやってるくらいなら
たまっているレポートの一つでもやればいいのに。今度こそ留年だな。(ワラ
391 :
T&F :2001/05/18(金) 21:08 ID:.wnstp0U
名作集・紫坂です。分からないかも はじめてなんでへただけど、直したら いいところをおしえて(名前のヒント 雨)
392 :
名無し娘。 :2001/05/18(金) 21:38 ID:gcIc7XlY
393 :
名無し娘。 :2001/05/18(金) 21:50 ID:TIMWKdZ.
「ネタ(小説)スレで雑談するな」ってのはお約束 ここは作者自らそれをやってる せっかく本編は面白いのに読む気が萎える グダグダ馴れ合うのが好きなら名作集で書けば?
394 :
T&F :2001/05/18(金) 21:58 ID:7PSrbBUY
>392さんへ 気にしないで下さい。 >393さんへ ごめんなさい。雑談しませんから すいませんでした
395 :
名無し娘。 :2001/05/18(金) 21:59 ID:PQioJvZg
>>393 せっかくsageでひっそりとやってるのにageないでよ
気に入らないなら放置して〜
396 :
レイク :2001/05/18(金) 22:32 ID:qvDySxB2
>>391 なるほど、わかりました、探してみます。
>>394 申し訳ないです。そう言う約束があったんですね。
ホント2chの事知らないですね。申し訳ないです。
感想書いていただいた方にのみレスしたいと思います。
では、少し早いですが、更新します。
ホンマ、ここまで来たんやな・・・。 ウチは、この旅に出て、いろいろな事を知って、いろいろホンマ悩んだ・・・。 せやけど、ののがウチの悩みを吹き飛ばしてくれたんや・・・。 3歳の頃から一緒にいるのの。 たくさんの溢れ出しそうな思いで達・・・。 いつも、ウチがおねぇさんやったな・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「のの、ほら、立ちぃ〜。」 「ひぐっ、ひっく。ここどこれすかぁ〜、ののたち迷子になってしまったのれすぅ〜。」 当時八歳。中澤に頼まれ、山にいるつんくの元へ弁当(イカリング)を届けるように言われていた・・。 案の定、山中で迷うのの達・・。
「うわ”〜ん、ののたち、熊さんや狼さんたちに食べられちゃうのれ”ず〜〜!!」 「そないな事あらへん、大丈夫やて!!」 根拠も無くそう言った。 「おねぇちゃんが悪いんだよぉ〜!!ふっく、おねぇちゃんが、おねぇちゃんが「帰り道変えよう」 なんていう゛がら゛〜〜〜。う゛わ゛〜ん!!」 「なんやねん!!全部ウチのせいかいな!!よぉ〜けわかったっちゅーねん。好きにしぃ〜、 ウチもい、行く!!」 ののを置いてきぼりにするかごや。 遠くの方から「う゛わ゛〜ん!!」と泣き声が聞こえてくる。 (しらへん!ののなんて!!) ずんずん、森の中を突き進むかごや。 すでに、日は山の下へ沈もうとしていた。 あたりはうっそうとし、野鳥の鳴き声もさらに多く、大きくなったように感じる。
「のの・・。」 (もしかして、怖い思いしてんちゃうやろか・・・?) (何ゆーてんねん!ののなんかもう知らんゆーたやん!!) 進む足が止まり、後ろを振り向く・・。 急いで来た道を戻るかごや。 「あっ!!」 ドテッ 「痛つつ・・・。」 ひざを擦り剥くかごや、そんな事を気にとめようともせず再び走り (おった、よかったぁ〜。) 相変わらず、しゃがみこんでののは泣いていた。 かごやはそっと微笑み 「かえろ?」と手を差し出す・・・。 「うんっ。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そないなこともあったなぁ・・・。 のの、ウチは、ウチは・・・・・・
2121年 「アンドロイドTYPE01S22-5飯田圭織モデル001よ、今回のミッションは、 江戸時代に存在したといわれる鬼のDNA採取だ。」 「了解。」 「現在の基本スペック、稼動状態を説明せよ。」 「CPU、9T(9×10の12乗)Hz。メモリ0.1Tバイト、稼動状態100%デス。」 「では、江戸時代の服を着てもらおうか。」 なにやら、えらそうな男が服を手渡す。 「了解。」 着替え出すカオリ。 「着替え完了。」
「今回のミッションは、TYPE01S22-5飯田圭織モデル001の擬似感情のテストでもある。 出来るだけ、多くの人とふれあい、感情も学べ。」 「了解。」 「人間的返事をせよ。」 「ハイ、ワカリマシタ。」 「スマイルも忘れずにな・・。」 「ハイ。」ニコッとするカオリ。 「では、タイムマシーン転送ルームに乗れ。」 「ハイ。」 シャワールーム大の空間に入るカオリ・・。
<準備は完了か?> 「ハイ、所定位置ニスタンバイシマシタ。」 <カウントダウン、10,9,8,7,6,5,4,3,2,1、GO!!> 光に包まれるカオリ。 『か・・・、かおり?かおりも神隠しに遭って来たの?』 『ワタシハ未来カラ、タイムスリップデ来タアンドロイド"飯田圭織モデル"デス。』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ソウシテ、ミンナニ出会エタ・・・。 カオリ、人ト話スノガ、コンナニ楽シイッテ思ワナカッタ・・。
コレガ タノシイ? ウレシイ? ソノ中間。コレガ喜ビノ感情・・・。 ミッションガ終ワッタラ、2121年ニ帰ル・・・・。 コレガ サミシイ? カナシイ? 何気ナク、「ヒトノココロ」ガワカッタキガスルヨ・・・・。 アリガトウネ・・・・、ノノチャン、カゴチャン、ナッチ、ゴマチャン、落チ武者・・・。
404 :
レイク :2001/05/18(金) 22:43 ID:qvDySxB2
本日はここまでです。 本当に2chを知らないですね。俺。 ネット始めたのも5ヶ月という素人なもので・・。 感想レスくらい仰いでもいいですよね。 良かったら感想等々ください。明日の更新は深夜です。
405 :
名無し娘。 :2001/05/18(金) 22:47 ID:PQioJvZg
カオリの思い出にはさすがに無理がありますね(w さ、今日の分読んだしもう寝ます。明日の更新を待ちつつ..
406 :
T&F :2001/05/18(金) 23:06 ID:QP5IOwIc
すいません。僕のせいでレイクさんにまで 迷惑をかけてしまって。さあかごやが、月に 帰るのか、地球に残るのか楽しみです
407 :
名無し娘。 :2001/05/19(土) 02:58 ID:sDizBEaU
>>405 そーか?
俺はだんだんと人間らしい感情を身に付けていく
カオリの描写も結構気に入ってるんだが。
408 :
レイク :2001/05/19(土) 15:40 ID:e8/FLpq.
>>405 無理ありますかねぇ〜。ま、言われてみるとそんな気が・・。
>>406 いえいえ、そんな日もありますよ。お気になさらず、「明日があるさ」で。
>>407 人間らしくなっていくというのが、昨日の狙いです。
ののたちと触れ合う事で、カオリが何を学べたかって言う事で・・。
さて、今日はレポートがあるため、深夜更新できないかもしれないので
今のうちに更新します。無論、レポートが終われば追加更新します。
「あ〜、ホンマ腹減ったわぁ〜。」 落ち武者はボケーっと海を眺めていた。 落ち武者編以上。 「ちょぉ、まちい〜〜〜!!!ウチにも何か言わしてーな!!想わせてーな!!ウチに エエカッコさせてーな!!ウチかて上流家庭からの衰退とか、お話になりそうなモンが ぎょーさんあるっちゅーねん!!てんこもりやっちゅーねん!!」 落ち武者編以上。 「そんな・・・、せっしょうな・・・。ぐすっ。まるでオチやん。」 ピンポーン。正解です。
410 :
出航 :2001/05/19(土) 15:43 ID:e8/FLpq.
「ガンバッテネ、ミンナ。」 「ホンマ、おおきに、ミカちゃん。」 6人はミカに別れを告げた・・・。 そして、船は出航した。 「この地図を見ると、この方向でええと思うねんけど・・・・。」 「モウ少シ、左カナ・・。」 「カオリさん、何で分かるれすか?」 「GPSノヨウナモノデス。」 「なんれすか?じーぴーえすって。」 「・・・・、トニカク、今ノ位置ガ分ワカルノ・・・。」 「そうなんれすか?さすがれすね。」 「ほな、位置確認はカオリに任すとしよう!!ウチらは必死こいて船こぎや。」 「「「「「おーっ。」」」」」 6人は息を合わせて船をこぐ・・・。 次第に周りは海となり、陸はうっすらと望むほどになっていた・・・。
411 :
出航 :2001/05/19(土) 15:43 ID:e8/FLpq.
その頃つんくは・・・。 一人用の舟に乗って、のの達を追いかけていた。 「3分銀も払ってもうたがな!!」 ぎーこ、ぎーこ・・・。 「あかんなぁ〜、さすがわしが男でも6:1やと追いつかへんわー。」 ぎーこ、ぎーこ・・・。 「せやけど、行き方はわかるからええねんけどな・・・。」 ぎーこ、ぎーこ・・・。 「もう、11年前になるんやな・・・。」
412 :
過去 :2001/05/19(土) 15:44 ID:e8/FLpq.
11年前。 「ここが鬼ヶ島やなぁ〜。」 当時つんくは二十歳だった・・・。 「つんく、ここには10人程度の鬼がいるらしいで・・。」とまこと 「10人で・・・1000両か、エエ話やな・・・。」とはたけ 「せやけど、なんぼの人間が鬼に殺られとるかしっとんのか、自分ら。」としゅう 「なんにんやねん。」 「そないな事も調べてへんのか、つんくぅ〜。そうやな、ざっと、100人は殺られとる。」 「なんや、案外少ないんやな・・。」 そして、船は鬼ヶ島に着岸した・・。 「ほな、やりますか?」 「ウチら、シャ乱Qを世の中に知らしめたろ!!」 5人は鬼ヶ島に上陸した・・・。 重い門を押し開く5人
413 :
過去 :2001/05/19(土) 15:45 ID:e8/FLpq.
開いたそこには男女10人ほどの鬼がいた。 既に、金棒を持ち構えている。 「なんや、鬼ってもっとでかいもんやともっとった・・。」 一番背の高い鬼は2mを裕に超えるが、低い鬼は180cm程度の背丈だった・・。 「おっしゃ、今日が、自分ら鬼の年貢の納め時やぁ!!」 5人は一斉に刀を抜いた。 鬼達とシャ乱Qの交戦が始まる・・。 鬼は強かった・・金棒と刀を交じり合わせると火花が散り、刃がこぼれてしまう・・。 確かに鬼は強い。しかし、剣豪と呼ばれたつんく率いる武術集団シャ乱Qはそれ以上だった・・。 1人2人と鬼を切り捨てていく。 このような修羅場をいくつも潜り抜けてきたシャ乱Q。 完全に無心で退治をしていると思えた・・。
414 :
過去 :2001/05/19(土) 15:46 ID:e8/FLpq.
交戦が始まり20分。 鬼の数はもはや、3人となっていた。 一番大きい鬼と、つんく。その次に大きい鬼としゅう、たいせー。鬼女とはたけ、まこと 「何故、氏を望む、人間たちよ!」 「別にのぞんどらん、ちゅーねん!!明日を信じるからこそ今を信じてんねん!!」 「下等な生き物よのぉ!!」 「俺には、若い妻がおんねや、そいつとの幸せのために今戦かっとんねん!!。」 「おろかな、金のために命を捨てる!!ほんに人間とは下等な生き物よのぉ〜〜!!」 大きな鬼は再び金棒を振り上げ、つんくの頭へ振り落とす。」 ガシーン!!
415 :
レイク :2001/05/19(土) 15:48 ID:e8/FLpq.
ひとまず、ここまで。深夜更新の可能性があります。 では、皆さんの感想等々お待ちしております。
416 :
名無し娘。 :2001/05/19(土) 16:14 ID:wbsB5Nsk
>>407 激しく同意
つーか、誰のヲタかによって評価が変わると思うね
417 :
レイク :2001/05/19(土) 22:57 ID:C34HqPug
ども。レポート終わったのでもう少し更新していきます。
>>416 そうですね。誰ヲタかで、変わりますよね。
個人個人で思った解釈していただければと・・。
418 :
過去 :2001/05/19(土) 23:00 ID:C34HqPug
つんくもこれに反応し、刀を盾にし両手で刀を支えた。 (なんやねんこいつ、さっき切り捨てた鬼とえらい違いや!!こいつがここで一番強い奴か!!) 圧倒的に一番大きい鬼は強かった、つんく一人では手におえないほどに。 かといって、2人掛かりでしゅう・たいせー、はたけ・まこともやっとのようだ・・。 そのとき、鬼女の断末魔が叫ばれる。はたけとまことが勝負を決めたのだ。 その刹那、大きな鬼は、その断末魔に気をとられた。 (今や、今しかない!!) その刹那的隙に、つんくはラストチャンスとばかりに金棒を交わし・・・ 首をはねた。 静寂とシャ乱Qの荒い息が空間を独占する。 一番強かった鬼の死に残っていた鬼も気をとられ、それをチャンスとばかりに しゅうとたいせーも勝負を決めた。
419 :
過去 :2001/05/19(土) 23:00 ID:C34HqPug
その刹那、奥の扉から子鬼が飛び出してくる・・・。 そして首の無い鬼のそばに寄り添い大きな泣き声を上げた・・。 「なんや、まだおったんかいな・・・。1100両やな。」とはたけ。 はたけは、その子鬼に近づき刀を抜き振り上げ、そして振り下ろす。 その刹那 つんくも刀を引き抜きはたけの刃を止めた・・。 「なんやねん、つんく!!」 「もうええやろ、はたけ・・・。十分賞金はとったっちゅーねん。」 「せやけど、こいつ生かしとったら、また何年後か暴れ出すで!!」 「かまへん!そんときは、そんときや・・・・、ゴメンなお嬢ちゃん・・、ホンマ堪忍や。」 どうやら、つんくが首を跳ねた鬼は子鬼の父親だったようだ・・。 泣き続ける子鬼を尻目に、殺した鬼たちの角を一本一本切り取っていく。 幕府に献上するのはこの鬼の角・・。 他の角とは奇異で、専門家が見れば鬼の角だと分かる。 角一本あたり100両。そのためにシャ乱Qは鬼討伐に出かけたのだった・・。
420 :
過去 :2001/05/19(土) 23:01 ID:C34HqPug
船で鬼ヶ島を出るとき、つんくは殺人を、この仕事を続ける事をやめると心に誓い、 いつまでも、鬼ヶ島が見えなくなるまで見ていた・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ せやな・・・、この機会を与えてくれたんはののとかごやなのかもしれへんな・・・・。 ぎーこ、ぎーこ、ぎーこ・・。
421 :
鬼ヶ島 :2001/05/19(土) 23:02 ID:C34HqPug
船をこいで数日経った夜、目指す鬼ヶ島は目前となっていた・・・。 体力、気力はこの船出で相当削られたが目的の場所を見つけたとたん、回復してきたようだ・・。 「あれが、鬼ヶ島・・・・。」 「いよいよ来たのれすね・・・。」 「ホンマやな・・・。」 おどろおどろしい島はのの太郎たちを歓迎しているようにも見える・・。 「今日、ゴマチャンハ後5時間後ニ鬼ヶ島ノ北位置ニ行カナケレバナリマセン・・。」 「カオリ、具体的な場所はわかるんか?」 「少々オマチクダサイ・・。データ処理ヲシマス・・・。」 カオリが困った顔をする、コレガカオリのデータ処理中の顔だ・・。 「鬼ヶ島ノ鬼ノ館ノ中デス。」 「ごまちゃんを未来に帰すには鬼を退治せなあかんわけやな・・。」 「鬼を倒すのれす!!ごまちゃんも帰れるし、のの達もお金が入ってナッチさんも、落ち武者も、 かごちゃんも幸せになれるのれす。それに鬼を退治すれば平和になるのれす!」 そして、1時間。やっと、着岸というところまできた・・・。
422 :
レイク :2001/05/19(土) 23:05 ID:C34HqPug
今日はひとまずここまで・・。毎日更新を目指していたこの私レイクですが、 近いうちにお休みをいただくかもしれません、そのときはまた 報告させていただきますが・・。 今日はつんくさんの鬼退治の過去が明らかになりました・・。 そして、佳境ですね・・・。どんでん返しがあるかもしれません。 では、読者の皆さんの感想等々をお待ちしております。
423 :
名無し娘。 :2001/05/19(土) 23:19 ID:hofAbC5c
>カオリが困った顔をする、コレガカオリのデータ処理中の顔だ・・。 ここが一番おもろかったですよ〜(・∀・)イイ!
424 :
名無し娘。 :2001/05/19(土) 23:58 ID:TSRYFEj6
( ^▽^)<チャオ〜。 飯田さんは困った顔をして考え事をしてることが多いので 思わず(ワラ でした。 そろそろラストが近づいてきた・・・のかな? ど、どんでん返しがあるかも、ってもしかして・・・ チャーミーが(省略)。それではフェ〜ドアウト〜。
425 :
T&F :2001/05/20(日) 00:01 ID:RiqowFOw
おもしろいですー。 レイクさんはキャラの 喋り方に特徴がありますね。 次回作期待
426 :
名無し娘。 :2001/05/20(日) 00:02 ID:UFr8QE3A
なにげにチャーミーのレスを読むのが、楽しくなってきている自分に(゚д゚)ウマー
427 :
名無し娘。 :2001/05/20(日) 00:03 ID:UFr8QE3A
428 :
名無し娘。 :2001/05/20(日) 14:31 ID:7TK.bjLQ
age
429 :
レイク :2001/05/20(日) 23:28 ID:ahnG16/M
>>423 そうですか、ありがとうございます。
本人もそんな感じですよね。
>>424 どんでん返し。ふふふ。
>>425 いえいえ、まだまだ未熟者&初心者です。
では、更新です。
430 :
誤算 :2001/05/20(日) 23:30 ID:ahnG16/M
波がそれほど荒いとはいえないが、着岸を波が邪魔をする・・。 「のの、縄とってーな。」 「はいれすっ。」 かごや、中澤直伝の投げ縄。 (使用用途:いい男が現れた時に逃がさないため編み出した、本来は男に使う技である。) かごやは岸の岩に、縄を引っ掛け外れない事を確認する。 「ほな、わたるで・・・。」 かごやが先陣を切り、おっかなびっくりの、のの。 堂々と平気にこなす後藤。 甲冑を着込んでるのに縄を使わずジャンプで船から岸に飛ぶ落ち武者。 平家さん・・・、あなた日○江戸村のスタッフですか? 「なっち怖いべさ!!」 それもそのはず。船と岸の間には2メートルくらいの幅がある。 「なっちには無理だべさ!いいかげん認めるけど、やっぱなっちはデブだべさ!!渡れないべさ!!」 岸の向こうでかごやが 「のの、例の・・。」 「はいれすっ。なっちさん、これが食べたくないれすか?」 ののの懐から鮭の干物が出てきた。
431 :
誤算 :2001/05/20(日) 23:31 ID:ahnG16/M
なっちはそれを見たとたん船から3回ひねり宙返りでののの目の前に降り立つ。 「くれべさ。」 手をなっちが差し出すので、びっくりしたののは素直に渡す。 「うまいべさ、うまいべさ、蝦夷を思い出すべさ・・。」 太ったケイン・コスギだな・・・、なっち。 しかし、この時点でののたちは気づくべきであった。 そう、誤算がすでに始まっていたのだ・・・。 「最後、カオリやな。」 カオリは、びくびくしていた。 擬似的であるが感情を持っているカオリ、 極端に水を嫌い、足場の悪い船から、岸に渡ろうとしている。 「カオリ、コワイヨ!!」 「大丈夫やで。ウチらがついとるから。」 「ウン!!」安心したように答えるカオリ・・・。 船の角に足をかけた時に事は起きた。 カオリは見た目以上に重かったのだ。 人間サイズにして、2121年最新コンピュータ搭載、銃器などの武器搭載、太陽発電等々で、 その姿からは想像できないほど、彼女くらいのサイズ人間の5倍の重さがあったのだ・・。 そして、船は彼女が渡りきる前に転覆した・・・。 カオリを道ずれに・・。
432 :
誤算 :2001/05/20(日) 23:31 ID:ahnG16/M
「「「「「!!!!!」」」」」 「カオリさん!!」 そう言って、間髪入れず海に飛び込んだのはののだった・・・。 ドボーン・・。 「のの!!あかん!!」 「ののちゃーん!!」 「ののさーん!?」
433 :
レイク :2001/05/20(日) 23:32 ID:ahnG16/M
今日はここまでです。 面白くなかったかなぁ〜って少し思います・・・。 ではでは、感想等々お待ちしております。
434 :
レイク :2001/05/21(月) 00:10 ID:Q5Kipl5E
明日の更新は、大学からとなります。
435 :
名無し娘。 :2001/05/21(月) 07:16 ID:9EM1BC3I
レイクがんばれ。
436 :
名無し娘。 :2001/05/21(月) 07:31 ID:EEtYBDvE
どうでもいいけど 俺のの太郎とかなんかそんなコテハンやってた
437 :
レイク :2001/05/21(月) 11:18 ID:sr1wDzUM
>>435 ありがとうございます。頑張りますので。
438 :
サヨナラ :2001/05/21(月) 11:20 ID:sr1wDzUM
海中にて、暗い海をカオリを探して必死に潜るのの・・・。 (早く見つけなきゃ、早く見つけなきゃ、カオリサン氏んじゃうのれす!!) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [通常システム稼働率95%減、浸水ニヨル緊急ブラックボックス保護機能作動。緊急停止マデ20秒] (氏ニタクナイナ・・・、カオリモット皆トオ話シシタカッタナ・・・・。アーア、ミッションモ失敗ネ。) [緊急停止マデ10秒] 「くわぉるいさん!!!」 (ノノチャン?) ようやく、沈んで行くカオリにとどいたのの。 必死に手を差し出し、カオリの手を掴む。 しかし、カオリはののが握った手を離した・・・・。 ののはカオリを見た・・・彼女は何かを喋っているようだった・・・。 (アリガトウ・・・・ノノチャン。) カオリがそう言ったのを、ののは読み取った・・。 「がおりづぁん!!ごぼぼ、ごぼごぼごぼ・・・」
439 :
サヨナラ :2001/05/21(月) 11:21 ID:sr1wDzUM
沈んでいくカオリは穏やかな顔をして「サヨナラ」とつぶやいた・・・。 そして、カオリはののに向かって、バイバイと手を振っていた・・・。 気が遠くなっていくのの・・。息を吐きすぎていたのだ・・・。 (カオリさん・・・・、のの、眠いよ・・・・。) (ののも・・・・・カオリさんのところに逝くね・・・・・・。逝ってもいいでしょ?) その刹那、誰かにつかまれ急上昇していくのの・・。 (誰・・・・・・・・・・な・・・・・の・・・) その後、ののは気を失った・・。
440 :
サヨナラ :2001/05/21(月) 11:22 ID:sr1wDzUM
海面から姿をあらわすののと落ち武者・・・。 「はよぉ、あげたってーな!!気ぃ〜失ってんねん!!このままやったらののちゃん危ないで!!」 縄を垂らし、落ち武者を捕まらせ、ののと落ち武者ごと引き上げる。 「ごめん、カオリまで無理やった・・・。」 「・・・、しゃぁないよ・・。」 「ののちゃん、だいぶ水のんでんねん、はよ介抱せなっ。」 「のの・・・。」と抱き上げるかごや。 「・・・、!!息してへん!!どないしよう!!いやや!!いやや、いややぁぁぁぁ!!!」 「・・・。後藤に任せて・・。」 そう言うと、後藤はののを寝かせるように言う。 かごやはパニックになりどうしたらいいか、混乱していた。 「いいから!ねかせるの!!」
441 :
サヨナラ :2001/05/21(月) 11:23 ID:sr1wDzUM
後藤はののを寝かせて空道を確保させる。 かごやはそばを離れずただ、涙を流しながら「ののっ。ののっ。・・・」と手を握って離さなかった。 後藤は、脈があるのを確認し、心臓マッサージを始める。 「えっと、あばら骨の中心の終わりから指二本分・・・。」 両手をののの胸の上に重ね5回強く押した。そしてすぐに生きを確認、しかしまだ息ない・・。 後藤はののの鼻をつまみマウスtoマウスを始める。 重ねあわされる、ののと後藤の唇・・・。 再び呼吸の有無を確認し、心臓マッサージを始め、またマウスtoマウス。 「おねがい、かえってきて・・・。」 涙を流しならが心臓マッサージを施す後藤。 「おねがい。息して、ののちゃん・・。」 再びマウスtoマウス 「ののちゃん!かえってくるべさ!一緒においしいもん食べようべさ!!」なっちがののに叫ぶ 「のの、おねがいやから・・・、また、ウチに笑顔見せてぇ〜な・・。おねぇちゃん寂しいやん・・。」 必死に手を握るかごや、多くの涙が頬を伝う・・・。 「何やねん、せっかくここまできて、氏ぬなら、鬼にヤられればええねや!!」と落ち武者 再び、心臓マッサージを繰り返そうとするそのときだった・・・。 「げほっ、ぐえっ、ごぇっ。げふっ・・。」
442 :
サヨナラ :2001/05/21(月) 11:23 ID:sr1wDzUM
ののは息を吹き返したのだ、多量の水や汚物を吐き出すと同時に 「ののっ!!!」 かごやはすぐにののを抱きしめる・・。 「げふっ。お・・・おねぇちゃん?ここどこぉ?おねぇちゃん、何で泣いてるの・・・?」 笑顔と涙でくしゃくしゃになった顔で 「アホっ。」 とだけ言って、かごやはまた深くののを抱きしめた・・。
443 :
葛藤 :2001/05/21(月) 11:24 ID:sr1wDzUM
やっと事態を把握するのの・・・。 「カオリさん、海の中でののに「サヨナラ」っていってたのれす・・。手を掴んだのに、 カオリさんその手を離して、ののに手を振ったのれす・・・。」 服を着替え、熾した火の近くでののは身体を温めながらそう言った・・・。 「のの、カオリさんを助けられなかった・・・。」 涙が一筋ののの頬を伝う。 「助けられなかったよぅ〜、ひぐっ、ひぐっ、ひぐっ。」 かごやの肩に顔を埋めるのの・・。 「きっと、大丈夫やて・・・。カオリさん妖術使いやで・・・、絶対に氏なへんよ・・・。」 根拠の無い返事をするかごや・・。 一生返ってこないだろうとわかっていても、そう言うことしか出来なかった・・・。 「ここまでして、ひぐっ、鬼退治する必要があるのれ、ひっく、すか、かごちゃん・・・。 ののには、もう分からないのれす!!」 そのとき、かごやが頬を引っ叩いた。 「何めそめそしてんねん、そんなのの、おねぇちゃん、嫌いや。のの、最近強くなったなぁ、って思っててんけど、勘違いやった。ウチのためにこの旅をするのでも、のののためにこの旅をするのでも ないねん・・・。ごまちゃんにはもう時間があらへんねん。ウチらは、ごまちゃんを未来にかえさな アカンねん!!」 そういうと、ののをかごやは抱きしめた。
444 :
葛藤 :2001/05/21(月) 11:26 ID:sr1wDzUM
「あの建物が鬼の住む家なんだね・・・。」 「せやな・・。」 「みんな、いいよ、無理に鬼退治しなくても・・・。後藤が一人行けばいいんだから。」 「ごまちゃん・・。」 「だって、みんなの重荷になりたくないよ・・。後藤は自分の力で帰るから・・。」 後藤は立ち上がり、鬼の館へ向かった行く。 「うちもいきますわ。金欲しいねん。長屋住まいしたいねん。」 と、立ち上がって後藤の後を追う 「なっちも行く。お父さん、お母さんを探すにはお金が必要だべさ。」 「・・・・うちらもいこうか?一途、カオリといつか会えんねん・・・。」 「・・・、はい、れす。」 5人は鬼が住む館へ向かった。
445 :
レイク :2001/05/21(月) 11:40 ID:sr1wDzUM
訂正
>>444 一途→いつか
今日はここまでです。
なんかほのぼのしてないですね・・・。
皆さんの感想等々をお待ちしております。
446 :
名無し娘。 :2001/05/22(火) 00:15 ID:5ZOzAZ7s
( T▽T)<え〜ん!飯田さんが〜!ぶぇ〜ん(鼻水つき)・・・
( ^▽^)<あ、取り乱しちゃってごめんなさ〜い。飯田さんじゃなくて
カオリ・ロヴォヽ(゜皿゜)ヽガオー でしたね。
>>426 ( ^▽^)<(゚Д゚)ウマー なんてチャーミーうれしい!
神出鬼没にレスするチャーミーでした。チャオ〜!
447 :
名無し娘。 :2001/05/22(火) 08:36 ID:Em8Ji0ig
どんでん返しだ。
448 :
ブレア娘。 :2001/05/22(火) 17:56 ID:IexbniHI
圭織が〜海の中へ…。 ちょっと人情的なのに弱いんですよ。 ちなみに、僕もチャーミーのレス好きです〜!(゚Д゚)ウマーです。
え?これがどんでんがえしなの? え?これがどんでんがえしなの?
450 :
レイク :2001/05/22(火) 20:55 ID:TbCcV5LU
>>446 こんばんわ、チャーミ−。
俺も、結構チャーミ−のレス好きです(ワラ
カオリには前から沈んでもらうつもりだったんです。
でも、ののが飛び込む予定は急遽追加したものですが。
>>447 今後、どんでん返しと呼べるものかどうか、分からないものがあります。(ワラ
>>448 前日の更新は少しほろっとしてもらうつもりでした(ワラ
>>449 ふかわさんですか・・。本物最近TVで見てないですね・・。
どうしてるのかな?
さて、レイクは2〜3日お休みをいただきます。
その後ラストとまで行くつもりなので・・。
感想等々のほか、保全もよろしくお願いしたいです。
この2〜3日は、羊の中のリレー小説スレ
「加護パシリ日記〜わては一番可愛いねん〜」を更新していると思います。
そのURLは、このスレ
>>376 にあります。暇があったら読んでみて下さい。
エロ小説スレなので、読みたい人だけ飛んでください。では、また。
451 :
T&F :2001/05/22(火) 23:43 ID:I0lTH/8A
うー悲しい。実は自然教室で、 4日間いないんですよ。 読みたいのに読めないって辛い。 今度の土曜日に行ってしまいます。 話かえて、早くラストがよみたいです
452 :
T&F :2001/05/22(火) 23:55 ID:MwL/4MQE
まちがえて上げてしまったので さげます
453 :
レイク :2001/05/24(木) 10:35 ID:Zy7C6B0o
さて、ラストまで更新します。
>>451 -452
どうも。土曜日までに間に合って良かったです。
自然教室頑張ってください。
454 :
突入 :2001/05/24(木) 10:39 ID:Zy7C6B0o
大きな門の目の前に立つ5人。 「ほんとにいいの?」 「ウチら、こうなったのも何かの縁やしな。誰もがそれ何の理由をもってここに来てんねん。」 「せやな、うちもここにきてみんなと出会えたしな。ののも社会勉強になったと思うし・・・。」 「そうれす、いっぱいの人に出会えたのれす。なっちさん、ごまちゃん、落ち武者、 そしてカオリさん・・。みんなは忘れられない友達なのれす!!」 「最後の大仕事だべさ・・。」 かごやはみんなの前に手のひらを下にむけて差し出す。 すると、後の4人もその上に手を重ねた・・。 後藤が、「がんばりまっ・・・。」 「「「「「っしょい!!!」」」」」 「いこう!みんな!!」 5人は大きな扉を総掛かりで押し開いてゆく・・・。 重い音を立てながら扉は開いた・・・。 中は廊下が続いていた・・。 壁には乱立して壁から突起するろうそくと松明・・・。 5人はそれぞれ武器を構える。 ののは脇差を抜き、落ち武者はなまくら刀を抜く。 「ほっとけあほ!!ウチは金ないねんから、刃こぼれしてしまうんじゃ・・。」 なっちは鍬を構える。 後藤は糸を引き口にくわえ指でピンと糸をはじいた。 だから、見すぎですよ、後藤さん・・・。
455 :
突入 :2001/05/24(木) 10:39 ID:Zy7C6B0o
奥に5人は進んでいく、特に罠は仕掛けては無かった。 「かごちゃん!この扉、漢字で何かここにかいてあるのれす!!」 廊下右側にある扉を指差す・・。 「ののちゃん・・・、それは客人用便所って読むんやで・・・。」 客が来るのか鬼の家・・・。 とうとう、5人は目の前の扉に突き当たる。 「ええか?」 「ええで。」 身構える4人扉を開く落ち武者。 中には一人の鬼が椅子に座り読書をしていた・・。
456 :
鬼 :2001/05/24(木) 10:40 ID:Zy7C6B0o
「来たね、人間ども・・・。」 本とメガネを置き立ち上がる鬼・・・。 (圭ちゃんそっくりだ・・・。圭ちゃんそっくりの鬼と後藤は戦うの?) 「なんや、鬼というより鬼瓦みたいやな、自分。」 「うるさい!!顔のことは言うな!!」 鬼は手元にある金棒を掴む。 身構える5人 「生きて帰れると思うなよ、人間ども。女の鬼だとなめて掛かると後悔するぞ!!」 「オマエモナー!!れす!!」 180cmもあろうかという鬼は、金棒を振り上げる。 「どいつからだ?殺られたいのは??」 「あかんわぁ〜、ウチの女の武器使えへんなぁ〜相手が鬼女やったら・・・。ほんまがっくりや。」 「きいてんのか!?人の話!!どいつからだって聞いてるだろう!!」 「落ち武者さん、ののたちで掛かりましょう!!」 「なっちもやるべさっ!!」鍬を構える。 「後藤は、後藤は・・・、糸引っ掛ける柱がなーいよぉ〜!!」 つまり、戦力2.5人ってところですか?
457 :
鬼 :2001/05/24(木) 10:41 ID:Zy7C6B0o
落ち武者が先陣を切って、切りかかる。 交わるなまくら刀と金棒。 しかし、その衝撃は強く、落ち武者は壁に弾き飛ばされる。 「痛゛っ!!」 「そんなもんか、その刀はお飾りのようだな・・・。」 不適な笑いを浮かべる鬼。 続いてののが飛び掛る。 落ち武者同様、弾き飛ばされる。 「ぎゃうっ!!」 (強いのれす・・・。のの達こんなのを倒そうとしてたのれすか?無理なのれす、私達じゃ・・。) 「蝦夷の力見せてやるべさ!!」 なっちは鍬を振り上げ、鬼の頭めがけて振り下ろす。 しかし、鬼は金棒を振り鍬の柄をへし折った。 「やばいべさ・・!!!!」 その刹那、鬼のこぶしがなっちの顔面に衝撃を与える。 廊下の上を転がり飛ぶなっち・・。 「「「「なっち!!」」」」 「ペッ!!いたいべ・・・。頭がぐわんぐわんするべさ・・。しかも歯が折れたべさ。」 むくっと起き上がったなっちは、2,3本の歯を吐き出し、口角から血を垂れ流しながらそう言った。
458 :
鬼 :2001/05/24(木) 10:42 ID:Zy7C6B0o
「ゆるせない!!」 後藤は、かばんの中から粉を取り出し、鬼に向かっていく。 「危ないで!!ごまちゃん!!戻ってきぃ〜!!」 届かないかごやの声。 「丸腰で来るとはおろかな!」 後藤は鬼に向かって小麦粉を投げた!! 「!!!、なんじゃ?目潰しか!?・・・・!!!」 その隙に、後藤は左手に持っていたライターを着火!! 鬼の顔のあたりで小さい爆発が起きる!! 「後藤パーンチ!!」 ひるんだ鬼の左頬に鉄拳炸裂。 「すごいれす!!ごまちゃんの妖術れす!!」 《※後藤が行なった行為は小さい粉塵爆発です。良い子の2ch住民は真似しないように。》 しかし、鬼はヨタヨタとするだけで、倒れない。 「熱いし、少し効いたね・・・。髪の毛縮れちまったよ!!」 と、鉄拳で後藤にお返し。 なっち同様転がり飛んだ。 「いたい、痛いよぉ〜・・。いちいちゃーん。」 血ヘドを吐く後藤。 「遊びはこれまでだね・・。一人づつ、殴り殺してやるよ。」 5人は恐怖に慄いた、自分達がここに来てしまったことに深く後悔をし・・・。 じりじりと、かごやに詰め寄る鬼。 「まずはお前からだよ・・・。」 金棒を振り上げ・・・。 「キャァァァァァーーーーーーー!!!!!」
その刹那、扉が開き、脇差が飛んでくる。 辛くも交わす鬼。 振り上げた金棒を下ろし、扉の方を目視する。 「ちょぉ、まってーな、その娘。わしの娘やねん。」 そこに姿を表したのはつんくだった・・・。 「「つんくさん!!」」 「あーーーー!!あの時のひとだべさー!!」 「ほ、ほんまや!!なんや!?あの人ののちゃんと、かごちゃんの親父さんやったんか?」 「ホンマよぉ、ここまで来たなぁ〜、のの、かごや・・・。えらいで。」 (つんくさんのそっくりさんだ・・・。でも、黒髪にチョンマゲ似あわねぇ〜。・・つーか、歯が痛い・・。) 「また一人、氏にに来たのか、人間とはおろかなものだ・・・。」 「わしは、別に戦いに来てへんねや。」 と、つんくは袋を取り出し、その中から出したものを鬼に向かって投げる。 「受け取れ、おじょうちゃん!!」 受け取った、鬼。 手のひらを見ると、鬼は顔をゆがめ涙を流し始める・・・。 「いつかかえさなあかんと思ってたんや・・・。」 膝をつき号泣しはじめる鬼。 「どういうことやねん・・・?つんくさん・・。」 「わしは、11年前にこの鬼の親を含めた10人の鬼を殺したんや・・・。」 「そう、今回のように鬼の討伐のためにな・・・。」 「そんな・・・。のの達そんなこと聞いたことないのれす!!」 「すまんなぁ、のの、かごや・・。忘れたかった過去やねん・・・。せやけど、わしはののとかごやが鬼退治に行くと決めてから、あの時のことを誤らなあかんなと思って、ひっそりついてきてん・・・。」 「そうか・・・、お父さんとお母さんを殺したうちの一人なんだな・・・。待っててよかった、この時を・・・。」
鬼の表情が殺気立つ。 手のひらにある二つの角を握りしめ 「復習してやる。殺してやる!!この日のために私は陸で暴れてきたんだ!!」 つんくに金棒を振り上げ向かってゆく鬼。 肩に金棒を振り落とす!! 「ぐぅっ!!」 「「つんくさん!!」」 その衝撃で地面に沈むつんく。 「何故刀を抜かない!!」 「ゆうたやろ、わしは戦いに来たんやないと・・・。わしはあの時の罪の償いに来たんや・・・。」 再び、肩を押さえながら立ち上がるつんく。 「ふざけるな!!」 金棒を振り回し、横からつんくの顔をはじき飛ばす。 右へ吹っ飛ぶつんく。 しかしつんくはなおも立ち上がる 「ねぇちゃん・・・、こないなもんじゃ人は殺せへんで。てっぺんから本気で振り落とさな・・。」 「うあ"ぁぁぁ!!!」 つんくの真上に金棒を振り上げる鬼。 つんくは氏を覚悟した。
振り落とすその刹那。 ののが刃で金棒を止める 「のの太郎・・・。」 涙を目に浮かべながら・・・、 「やめてくらさい・・・。つんくさんがどんなことを鬼さん達にしたかはわからないれす。ひっく、 でも、でも、つんくさんは・・・、つんくさんはののの大好きなお父さんなのれすっ!!」 「どけぇ!!」 再び金棒を金棒を振り上げ落とす鬼。 しかし、またののは、その金棒を脇差しで受け止める。 「これ以上、お父さんを傷つけるつもりなら、ののは鬼さんを切るのれす!!!」 その強い意志に後ずさり、金棒を落とす鬼。 鬼は立ったまま泣いていた・・・。 「私にも・・・、その強さがあったなら・・・、お父さんとお母さんを守れたかもしれない・・・。」 「すまん、ホンマに堪忍やぁぁぁ!!」 土下座するつんく。 そのときだった。鬼の肩に激痛が走る。 矢が鬼の肩を射抜いていたのだ・・・。 「つ・・・。」 苦痛に顔をゆがめる鬼。
だ、だれだ!!」 矢が放たれた方向を見る6人。 「姫様!!ご無事ですか!!」 そこには月の民5人が弓を構えていた・・・。 「さ、この場は任せ、姫様は私と月に帰りましょう!!」 「き、きさまらぁ〜!!」 金棒を拾い上げ今度は月の民に向かう鬼。 「構え!!放て!!」 矢を放つ月の民。 その刹那!! かごやが鬼の目の前に飛び込んだ・・・。 「!!!!」 「かごや!!」 「かごちゃん!!」 口角から血を流しながら 「痛いがな・・・・、あほっ・・・。」 と、倒れた・・・。
463 :
別れ :2001/05/24(木) 11:02 ID:Zy7C6B0o
立ちすくむ月の民、かごやの元へ走り寄る5人。 「かごちゃん・・・。」 抱き起こすのの。その頬には涙が伝う。 「なんやのの。何また泣いてんねん・・・。」 「何故だぁ!!」 と、問う鬼。 「なんでやろ?・・・、多分ウチな・・、思うねん。これから先、お父さんは罪を一生かけてつぐなわな あかんし、鬼さんも・・・、その償いをうけなあかんと思うたからやと思う・・・。」 「そんなために自分の命をなげうったのか!?」 「あかんか・・・?人間は・・・、ホンマの人間はちゅーもんは・・・、そーゆー熱い・・・、心・・・ 持って・・・んねん・・・。せやから・・、人・・・を・・・嫌い・・になっ・・て欲しく・・・ない・・ねん。」 「のの・・、ごめんなぁ〜・・・、おねぇちゃん・・・おねぇちゃん・・・ののの花・・嫁姿・・・、 見てあげられ・・・へんかった・・・。ホンマ・・・、堪忍や・・・。」 「ひぐっ。ひぐっ。おねぇちゃ〜ん。」
464 :
別れ :2001/05/24(木) 11:03 ID:Zy7C6B0o
「ごまちゃん・・・、見送ってあげられへんで・・・、ホンマごめんなぁ〜。」 「んぐっ。んぐっ。」首を横に振る後藤。 「なっち、見つかるとええな、・・・おとうさん、おかあさん・・・。ウチの分まで見つかったら、 親孝行してな・・・。」 「わかったべさ・・、ぐすっ。」 涙を袖で拭う。 「落ち武者・・・、短い間やったけどおもろかったで・・・、自分。」 「あほ、あんたの方がおもろいっちゅーねん。おいしいとこ持っていきおってからに・・・。」 「おとうさん・・・、先立つ娘。の不幸をお許しください・・・やね。」 「ホンマに親不孝やな・・。」 「あはは、ホンマやね。ウチ・・、親不孝やね・・・。」 「月影さん・・・、あんたら何も悪くあらへんから。ウチが・・、勝手に飛び込んだだけやから・・・。 それと・・・。月におるお父さんと、お母さんにホンマごめんなさいって・・・ゆうといてーな。」 「はっ!!!」 「月影さんはな・・、ウチが3歳になるときまで教育係してくれた人やねん・・・。」
465 :
別れ :2001/05/24(木) 11:04 ID:Zy7C6B0o
「なんや、メッチャ・・・、ええカッコ出来た・・・、気がするで・・・。最後にねーさんの顔が 見たかったわぁ・・・。何か、ホンマ疲れたで・・・。ウチ・・・もう寝るわ・・。」 「おねぇちゃん!!」 「そ、そないな顔せんといて・・・。生まれ変わっても、いつまでもののと・・・一緒やから・・・。 や・・・く・・そ・・・く・・・やで・・・。」 ニカっと笑い小指を立てる。 「うん。ぐすっ。やくそくれす。」 二人は指切りをし、そのままかごやは永久の眠りについた・・・・。 「おねぇちゃん・・・。生まれ変わってもののとずーっと一緒だよ・・・。」 静かにかごやを寝かせるのの・・・。 そっと矢を抜く・・・。 涙にむせぶ9人を後目にののは立ち上がり脇差しを抜いた・・・。 そして、鬼に向かって刀を振り落とす。 「!!!」
466 :
別れ :2001/05/24(木) 11:05 ID:Zy7C6B0o
角が飛んだ・・・。 「これで鬼さんも鬼じゃなくなったのれす・・。かごちゃんのためにも人として 生きてほしいのれす・・・。」 「・・・わかった。」 「よかったら・・・、家に来てくれへんか?鬼さん・・・。家で一生使って罪を償いたいねん・・。」 「それは、いやだ・・・。」 「たのむ。かごやの願いでもあんねん。」 「おねがいしますれす・・・。」 「・・・・。」 何もいわず考えた様子で首を縦に振る鬼。 「それに、いつでもわしを殺したかったら殺せるしな・・・、一緒におれば・・・。」 「そうだな・・・。」 その刹那。光のゲートが9人の前にまばゆい光を放ち姿を現す。
467 :
別れ :2001/05/24(木) 11:06 ID:Zy7C6B0o
「・・・・。」 何もいわずに立ち上がる後藤。 そして、のの達の方を振り返る。 「ごまちゃん。本当にありがとうなのれす・・・。」 抱きしめ合うののと後藤。 「元気でね。ののちゃん。」 「はいれす。未来に帰ってものの達のこと忘れないれくらさい・・・。」 「うん、忘れない。忘れようとしても忘れられない・・・みんなのこと!!」 「なっちも忘れないべさ・・・。」 「ウチもな・・・。」 「お嬢ちゃん。あんた一番胸ででかかったで・・・。」 「???」 「ずまなかった・・・、顔殴って・・・。」 「大丈夫だよ、圭ちゃん。気にしないで。」 「なんで私の名を知っている!?」 「勘・・・かな?」 ニコッと笑い手を振って後藤は光に向かう・・・。 「バイバイ!!」 手を振って光の中に後藤は消えていった・・・・・。
468 :
旅の終わり :2001/05/24(木) 11:07 ID:Zy7C6B0o
「私たちも・・・、帰ろうなのれす・・・。」 「せやな。ほな、帰ろうか?」 「私は・・・。」 「一緒に来たらええよ、鬼さん。角がなけりゃ、大女なだけやし・・。」 「角どうするれすか?」 「・・・、いらない・・・。命をかけてこの娘。が教えてくれた。もう私は鬼として生きない・・・。」 「ほな、角はどうしてもええっでゅーことやな。」 と、切り落とされた角を拾い上げるつんく 「姫様・・・。」 と、かごやに近寄る月の民 「ののがお家へつれて帰るのれす・・。」 「そうですか・・・。わかりました・・。我々は月に帰ります。失礼。」 そう言って、月の民は先に去っていった・・。 「かごちゃん。一緒に帰りましょうなのれす。」 ののはかごやを担いだ・・・。 「かごちゃん。重いれすよ・・・。もう少し痩せた方がいいのれす・・。」 その、のの の姿が痛ましく思えた・・・。 船で鬼ヶ島を出る・・・。 去り行く船で・・・。 「さよなら、昔の私。さよなら・・・お父さんお母さん・・・。」 そう、去り行く鬼ヶ島を見て圭はつぶやいた・・。
469 :
旅の終わり :2001/05/24(木) 11:36 ID:zu8GOh3s
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 数日後、尾張藩にて鬼の角を献上したつんく。 つんくは再び英雄と呼ばれた・・。 手にした100両のうち49両をのの達が、50両をなっちに、1両を落ち武者に 内訳した。 「元気でね。れす。なっちさん。」 「うんだべさ・・・。沢山手紙出すべさ・・。絶対に家族を見つけるべ・・・。」 「ねぇちゃん、もぉちょおやせたらええ女になるで・・・。」 「なっちは食べる事が好きだべさ、いつまでも食べ続けてやるべ・・。」 「さよか。」 苦笑いのつんく。 「ウチも行きますわ。もう、家決まったし・・・。」 「落ち武者さんもがんばってくらはい・・。」 「あんたもな・・・。」 そうしてのの・つんく・圭は落ち武者、なっちと別れを告げた・・・。 それぞれの道を歩むべく・・・・。
「おかわりください、ねーさん。」 「あんたよぉ食うなぁ〜!!」 「いいじゃない、私の角で生活成り立ってるんでしょうが!!」 「その代償に娘を亡くしてんけどな!!」 「??のの太郎は何処いってん?」 「え、つんくさん知らんのですか・・・?ウチもしらへん。圭ちゃん、あんた何処行ったか知ってん?」 「かごやちゃんの所じゃないの?」 「さよか・・・。」 月光に照らされた丘・・。 その上に一つの墓石が立っていた。 そのそばにひとつの人影がある。 「おねぇちゃん。今日は満月だよ・・・。キレイだね。」 「おねぇちゃん、あそこに住んでたんだよね・・。」 頬には一雫の涙が伝う・・。 「ごめんね、のの強くなるね・・。」 袖で涙をぬぐうのの。 「見ていてね、おねぇちゃん。」
[緊急システム解除、空間確認、酸素30%弱。通常空間ト認定。再起動開始。」 「ココハドコ・・・?」 「あっ、起きましたねぇ〜。ようこそ海底の都、竜宮城へ!!チャオ〜チャーミ−乙姫ですっ。」 「ドノクライ寝テイマシタカ・・・?」 「そんなに経ってないですよぉ〜。でも、運がいいですねっ。たまたまチャーミーが狩りに 出ていて、貴方を見つけたんですよぉ〜。」 「助ケテクレテアリガトウ・・・。」 (電子時計ガメチャクチャダ・・、壊レタカナ?全システム稼動率35%ダシ・・。調子悪イナ。) 「疲れてるみたいですね、チャーミーがお料理をつくってあげまーっす。」 チャーミ−は返事も聞かず水槽からはまちを取り出す。 ビタビタ跳ねるはまち。 「もう!少しは静かにしなさい!!」 “ドスッ”はまちの頭に包丁を就き立てるチャーミ−。 「なんなの?なによっ。静かに出来るんじゃなぁ〜い♪うふふ」 それは殺したっていうんですよ、チャーミ−・・・。 「ハイ、どうぞっ、チャーミ−特製船盛ッ。」 「・・・、タベラレナイヨ・・・。」 「あらっ?貴方も食べないんですか〜、それはチャーミ−悲しいです。」 「ゴメンナサイ。カオリアンドロイドナノ・・・。」 「???神奈川県横須賀市[アンドロイド]ってなんですか?それ」 「ナンデモナイヨ。カオリ帰リタイ・・・。」 「そうですか・・・、それは残念です。じゃぁ亀さん、送ってあげてっ。」 亀が現れる。それに乗るカオリ。 亀は動けない・・・。
「見た目以上に体重があるんですねぇ〜。もう数匹用意して差し上げますっ。」 そした2匹の亀に跨って立ち、五匹の亀の手綱を掴まされるカオリ。 おぼ○ちゃま君だ・・・。懐かしいな・・・。 「ヘケケッ・・・。」 「チャオ〜、またきてくださいねぇ〜。」 手を振るチャーミ−。 外はやはり海だった。しかし、体内に浸水してこない・・。 陸にあがるとそこは 「???ココハ・・・?」 近代的になった陸に驚かされるカオリ。 ホバークラフト状のスクーターに乗った子供がカオリを発見し近づいてくる。 「あれ?アンドロイドじゃん。今耐水用アンドロイドが発売されてるんだ・・・。」 「アノ、今、西暦何年デスカ?」 「何言ってんの?壊れてるのかなぁ〜?2121年だよ。」 「モドッテキチャッターーーーーーーーーー!!」 カオリ、鬼のDNA採取失敗。
「ん・・・・・ん?」 「目が覚めた?」 「うん・・・えっ?」 後藤は飛び起きる。 そこにはロケバスの中だった・・。 「20分待っても来なかったから様子見に行ったら、真希ちゃんトイレの中で倒れてるんだもの、 ビックリしちゃった・・・。」 「そう・・・。」 歯は折れてない・・・。口の中も切れてない・・・。 (夢だったのかな・・・?) ふとカバンの中を見る。 「あっ!!」 「何、真希ちゃん?」 不思議そうに顔を見るマネージャ。 「あ、なんでもない・・。」 中にはボロボロになった糸が入っていた・・・。 (夢じゃなかったんだ・・・。みんな・・・、ありがとう・・・。)
数日後 都内テレビ局楽屋 「亜依ちゃ〜ん。」 「ののぉ〜♪。」 「ちゅーしましょぉ〜。」 「え〜やだぁ〜♪」 辻・加護を暖かく見つめる後藤の姿があった・・。 「辻・加護っ。」 後藤は辻と加護に声をかけた。 「一生、2人は離れちゃ駄目だよ。ずーっと仲良しでいてね。」 2人は顔を見合わせ後藤に言う。 「「うん!!」」 〜完〜
475 :
レイク :2001/05/24(木) 11:45 ID:zu8GOh3s
はいっ!!これをもちまして、のの太郎とかごや姫完結です。 次回作は「一寸ヤグチ」を予定しています。 原案は出来てるけど、原稿作成までいたらず・・・。 一応、NEW STORYとのの太郎とかごや姫の裏の話を予定しています。 でも、いつスレを立ち上げるか分かりません・・。(モー板(羊)であるかどうかも・・。) なので、小説総合スレッドをたまにチェキしてみてください。 約1ヶ月間のご愛読ありがとうございました。 感想レスをくれた皆さん、読者の皆さん。本当にありがとうございました。 レイクの次回作期待していてください。
476 :
名無し娘。 :2001/05/24(木) 12:55 ID:ttJZFsvg
これ読んでる時に有線で 「ふるさと」流れてくるし。 ちょっと涙でそーだった。 ご苦労様っした。
477 :
名無し娘。 :2001/05/24(木) 14:32 ID:Q6NGppDY
完結祝福age
478 :
ブレア娘。 :2001/05/24(木) 15:29 ID:8LDDaYA6
よかったです!娘全員ムダなく使っていて。 ダーヤスがこんなところに!って、おどろかされました(w。 次回作期待してます!がんばってください!
479 :
名無し娘。 :2001/05/24(木) 18:38 ID:tUN.9lUE
完結お疲れ様です。 最後、涙もので感動したよ・・。 次回作、楽しみにしています。
最初の方はほのぼのしてたけど ラストは泣けた すごく(・∀・)イイ!
あ、それとこれ見て 俺的順位の中でなぜか飯田がランクアップしました。(w
482 :
レイン :2001/05/24(木) 21:16 ID:1/xjSHB.
いいですね。今回は この名前でカキコしました。 これで俺も自然教室に行ける。 レイクさん。俺がやってる所で 書いたらいかがでしょう? 俺のも見てね
483 :
名無し娘。 :2001/05/25(金) 02:12 ID:u1rCGSek
( ^▽^)<レイクさん、無事完結おめでとうございます。 チャーミーは今まで小説スレをあまり見なかったんですが このスレには何か魅かれるものを感じたので 最後までお付き合いさせていただきました。 次回作も楽しみに待ってます。 それでは・・・、あ!そうだ。最後に言い忘れたことが。 一部のチャーミーレスを楽しみにしてくれていた方々、 ホントにありがとうございます。 それでは・・・チャオ〜!
484 :
名無し娘。 :2001/05/25(金) 07:28 ID:GTS7gVVg
お疲れ様でした!!感動させてもらいました!! メッチャおもろかったです。次回作待ってます。
485 :
312 :2001/05/25(金) 11:07 ID:Zh0FXt3U
レイクさんお疲れさまでした。 楽しく、更新される度に楽しく読ませていただきました、、。 最後に、かごや姫をどう処理するまか楽しみにしてたんですけど、、 殺しちゃったんですね、、、、、。パッピーエンドを期待してたのですけど、、。 次回作の一寸ヤグチも、たのしみにしています、、。 あ、それから、空白の4日間の物語つくってみました、、 あれの続きです、、。別スレで始めて見たいと思います、、。
486 :
レイク :2001/05/25(金) 21:41 ID:i7xTS9ds
>>476 ありがとうございます。2ch処女作でしたが、
そう言っていただけると、書いてよかったと思います。
>>477 ありがとうございます。次回作も書く予定ですので
気を長くして待っていてください。
>>478 どうも、ブレア娘。さん。
一応、娘全員(元メン含め)全員出す予定だったので・・・。
でも、次回作は全員出るとは限りません。
小説がんばってくださいね。
>>479 ありがとうございます。読者の皆さんに
本当に読んでくれたことを感謝申し上げます。
こんな駄スレを・・・。
>>480 -481
ありがとうございます。カオリはああいう結果になる事はかなり前から決めていました。
最初は漁師の網に引っかかり引き上げられる予定だったのですが、数百年経ったら
錆びていそうだったので、変更しました(ワラ
>>482 レインさんどうも。紫板で小説ですか?考えておきます。
紫板って文字制限とかいろいろあるんですか?
まだ名作集では書いたこと無いのでよく分かりません。
自然教室気をつけて行ってきてください。
もちろん、レインさんの小説毎回チェキしますよ。次回期待♪で。
>>483 こんばんわチャーミ−。この小説に惹かれるものが・・・。
なんですかねぇ〜。ほのぼの?ですか?
チャーミ−の面白レスがしばらく見れなくなると寂しいです。
早めにスレ立てるように心がけます。
487 :
レイク :2001/05/25(金) 21:46 ID:i7xTS9ds
>>484 ありがとうございます。こんなに読んでいてくれた方がいると思うと
感無量です。
>>485 どうも312さん。その節は・・・。
あの話をですか?そうですね、しばらく読み側に回るのもいいかと思うので
良かったらスレ立てたらURL教えてくれます?別の方が描くのの太郎とかごや姫も
一興かと・・・。最初はかごやに氏んでもらう予定がなく、ハッピーエンドだったのですが。
それでは、だらけた感じで終わってしまうんじゃないかと思い、どんでん返ししてみました。
488 :
名無し娘。 :2001/05/25(金) 23:10 ID:vw09RYTg
かごやが死ぬのがどんでん返しだったのか .......あの......こういうのはどんでん返しとは 言わないんですけど... 途中までとても面白かったのに残念です
489 :
名無し娘。 :2001/05/26(土) 00:12 ID:iytQKy42
( ^▽^)<チャオ〜!感想で言い忘れたことがあったんです。 保田さんが鬼の役、というのがチャーミーにとっては あの過酷なレッスンを思い出させて・・・オニオンナガー! ∧ ( `.∀´)<ちょっと石川!あんた何か言ったでしょ! とっととレッスン始めるわよ! ( T▽T)<ほ、本物の鬼ですぅ!チャ、チャオ〜!
490 :
レイク :2001/05/26(土) 15:42 ID:.3JgKXSQ
>>488 そうですか・・。それはご期待に答えられず申し訳ないです。
>>489 あはは、チャーミ−の天敵ですね。
491 :
まだダメ :2001/05/26(土) 20:29 ID:2yHtqoQs
1つの物語は終わったけど、ココロに爽やかなモノが残った。 お疲れ&ありがとう。
492 :
レイク :2001/05/26(土) 22:11 ID:zXe43J5o
493 :
名無し娘。 :2001/05/28(月) 07:48 ID:l/b15QGQ
hozen
494 :
名無し娘。 :2001/05/28(月) 20:50 ID:uc8s0shc
レイク小説マンセー!!
495 :
名無し娘。 :2001/05/29(火) 07:09 ID:CgiIfGjI
保全
496 :
名無し娘。 :2001/05/30(水) 13:04 ID:wreY8P1U
hozen
497 :
名無し娘。 :2001/05/31(木) 16:22 ID:.BAnTUOM
h
498 :
名無し娘。 :2001/06/02(土) 07:20 ID:mtesNbKE
うおぉぉぉ(泣
499 :
名無し娘。 :2001/06/03(日) 00:41 ID:rkRhrZzU
hoz
500 :
名無し娘。 :
2001/06/04(月) 13:30 ID:p8lQjpZU あげ