小説「ハロー麻雀」

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無し娘。
ナレータ 「ここは都内某所。薄暗く、煙草の煙が立ちこめ、インスタント
    ラーメンのカップやビールの空き缶が散乱している部屋。
    そこにミニモニ。の4人の姿がありました。なにやら、4人で
    卓を囲んでやっています。なんでしょう?」

    じゃらじゃら〜

加護 「あかんな〜、くず牌ばっかりや。絶不調や」
辻  「ポン、リーダーそれもらうれす」
矢口 「ン? あいよ」

ナレータ 「どうやら、ドンジャラではなく、麻雀をしているらしいです。
    未成年である彼女らがこのようなことをするのは、少し問題
    なのではないでしょうか?」

ミカ 「あの〜 そろそろやめにしませんか? 12時を回ったこと
    ですし。明日もお仕事がありますし・・・」
加護 「なんやて? ゴルァ! なんでお前の一人勝ちで終わらなあかん
    のや。このままで引きさがれるか。ドアホ」
辻  「かちにげはゆるさないれす」
矢口 「ミカ、ミニモニ。の鉄の掟を忘れたのかよ? リーダーの命令
    には絶対服従!」
2名無し娘。 : 2001/02/28(水) 22:57 ID:rqqQmeDs
レータ 「なにやら、ミニモニの中でモメているようです。険悪な空気が
    部屋中に漂っています。その原因はココナッツ娘。でもある
    ミカにあるようです」

ミカ 「で、でも・・・わ、私が上がるたびに蹴りを入れないで下さい。
    もう、7回も連続で蹴られてかなり痛いんです」
矢口 「うるさい! 少しは場の空気を読め!(怒)」
ミカ 「え? 空気に何か書いてあるんですか?」
矢口 「あのな〜(馬鹿か、こいつ?)」
辻  「いたいれす」
加護 「ほんまや〜」
矢口 「まったく、だれだよ。こいつミニモニ。に入れたのは?」
加護 「リーダー、あんたやろ?(嘲笑)」
辻  「あいちゃん。それはあくまでたてまえれよ。てへてへ」
矢口 「お前らそのネタはがいしゅつだろ(藁) 」
ミカ 「・・・・・・」

ナレータ 「ミカは目に涙を溜めて、黙って、耐えています。ですが、
    矢口、辻、加護によるミカへのいじめは、これだけでは
    終わらなかったのです」

矢口 「全然、使えねーし、見てるだけでイライラする。次は無理
    言ってでも、こいつ抜きの3人の、ミニモニ。で決まり。」
ミカ 「そ、そんな・・・」
加護 「ミニモニ。から、あぼーんや。へへへへ」
辻 「ののが、かわいそうなのではわいのうみにしずめてやるれす」
矢口 「えひめ丸のかわりにか、ぎゃはははははは」
ミカ 「・・・・・・(怒)」
3名無し娘。 : 2001/02/28(水) 22:57 ID:rqqQmeDs
ナレータ 「さすがに、日頃大人しいミカでも表情が変わります。
    怒りで肩をふるわしています。大丈夫でしょうか?」

ミカ 「もう〜怒りましたよ〜、本気でいきますよ。いいですね?」
矢口 「へぇ〜? 何を?」
ミカ 「まずは・・・カン!」(東の暗槓)
矢口 「うっ、やべぇ」
ミカ 「もう1度、カン!」(南の暗槓)
加護 「な、なんやて!?」
ミカ 「さらに、カン!」(西の暗槓)
矢口 「お〜い!、ま、まさか・・・」
辻  「ううっ、なんかいやなよかんがするれす・・・」
ミカ 「これも、カン!」(北の暗槓)

ナレータ 「なんか、すごいことになったようです。部屋の空気が急に
    変わりました」

矢口 「うっげぇぇぇぇ、なんじゃぁ、これは」
辻  「まじれすか・・・」
加護 「ほんまか、これ・・・」
ミカ 「そして、これで・・・(ニタッ)」
矢口 「ちょっとまて、何をやるんだよ〜、ま、まさか・・・」
ミカ 「ツモ! 大四喜、四槓子、四暗刻単騎、字一色、八連荘、
    合計で親の8倍役満です!!!」

ちゅ〜ど〜ん!!!

ナレータ 「季節外れの花火が打ち上げられます。ですが矢口、辻、
    加護はそれどころではありません」

矢口 「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
辻  「あ、あくむれす・・・」
加護 「か、かなわんへわ」
4名無し娘。 : 2001/02/28(水) 22:58 ID:rqqQmeDs
ナレータ 「一方、ミカはよほどうれしかったのかアメリカンクラッカーで
    一人はしゃぎまわっています。それを見て、ショックで呆然と
    していた、矢口、辻、加護の3人が我に返りました。そして、
    これが、ミカにとって意外な結末を迎える結果となるのです」

矢口 「イカサマだろ、こんなもの普通できるかよ」
加護 「そうやな」
辻  「つみこみれすね」
ミカ 「え〜! なにもやってないです」
辻  「うそはいいのれす。うそは!」
加護 「こいつ、どないする?」
矢口 「やっぱり、ここは・・・」
加護 「逝ってよしやろ」
辻  「ぜったい、やるのれす」
三人 「せ〜の! ミニモニ。アタ〜ック!」

   げしっ×3。
   ぼきっ。

ミカ 「うぎゃあああああああああああ、痛ぁぃぃぃぃぃぃぃぃ
    足が・・・・・・・」

ナレータ 「翌日、某放送局の某歌番組の収録があり、急遽用意された
    PV撮影用の宇宙服で、収録に臨むことになったミカ。次週、
    さらなる衝撃的大展開が!! 次週も目が離せません。大
    注目です」
5名無し娘。 : 2001/03/06(火) 01:37 ID:6SF.AHhk
>次週も目が離せません。
って、もしかして週刊になるの?
6名無し娘。 : 2001/03/13(火) 01:30 ID:7PczLkwg
保全。もうすぐ2週間経つよ。
7名無し娘。 : 2001/03/14(水) 22:28 ID:AOO0/De6
ナレータ 「某月某日、都内某所にあるここは、例の雀荘です。ここにまた、モー娘。たちの姿がありました。ですが、今回はミニモニ。ではありません。そうです、ミカがいないのです。そのかわりにこの人・・・」

保田 「なんで、私がこんな所にいるのよ!、ぶつぶつ・・・」

ナレータ 「モーニング娘。で一番の歌唱力を誇り、プッチモニの実質的なリーダーである保田圭。どうやら、彼女がミカの代打ちのようです」

じゃらじゃら〜

保田 「それにしても、ゆうちゃんの脱退はビックリしたわね」
矢口 「おいらは、一応知ってたんだけどぉ、ゆうちゃん、前からやめたい、やめたい言ってたから・・・」
加護 「聞かされたとき、思わずわいらも泣いてしまったで・・・」
辻  「なんまんだぶ、なんまんだぶ・・・」
矢口 「こら! 辻! ゆうちゃんを勝手に殺すな」
辻  「てへへへへへ・・・・」
8名無し娘。 : 2001/03/14(水) 22:29 ID:AOO0/De6
ナレータ 「ここで辻の手番なのですが、いきなり辻は牌を倒し
    てしまいました」

保田 「?」
矢口 「おい! こらぁ、辻、なにをやるのよ?」
辻  「てへへへ、オープンリーチなのれす」
矢口 「オープンリーチ? なんでそんなこと?」
保田 「ちょ、ちょっと矢口それをよく見なさいよ」
矢口 「へ?」
加護 「ごっつう、おっかないで、それ」
矢口 「なんじゃあぁぁぁぁ! こ、これは!?」
辻  「国士無双13面待ちなのれす」

ナレータ 「もしも、振りこんだら3倍役満の役です。もちろん
    この場合、さすがに振り込む馬鹿はいません。ただ
    し、すでにリーチをかけている場合は・・・」

矢口 「や、やべぇ・・・おいらだけが大ピンチかよ」
保田 「あとどうせ一巡よ。それに先に上がればいいのよ」
矢口 「そうだけどよぉ・・・」

ナレータ 「おそるおそる手を出して、矢口は牌を掴みます。そ
    して・・・」

矢口 「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!!!」

ナレータ 「矢口の超音波声で、ガラスやグラスが振動していま
    す」

保田 「あたりのようね・・・」
加護 「ご愁傷様や」
辻  「はやく、それをきってくらさい、てへてへてへ」
矢口 「ば、バカヤロー、白痴、悪魔、ボケ、アホ・・・」

ナレータ 「矢口はよほどくやしいのか散々、罵詈雑言を浴びせ
    かけますが。辻はどこ吹く風で、いつものようにニ
    コニコしています」
9名無し娘。 : 2001/03/14(水) 22:30 ID:AOO0/De6
保田 「次、いくわよ。次」

矢口 「ちっくしょぉぉぉ、このままですませるかよ!」
加護 「矢口はん、すこし頭冷やしたほうがいいで?」
矢口 「なんだってぇ? 加護!」
保田 「そうよ、それパオよ」
矢口 「え? ああああああああ? しまった・・・・」
加護 「ポン! いただきや」

ナレータ 「加護が三元牌を3つ鳴いて、ほぼ大三元の役を確
    定させました。矢口にしてみれば痛恨のミスです。
    一方、加護は表情を隠すことができないのか、辻
    と顔を見合わせて、ニタニタ笑っています」

辻  「えーと、これれすか」
加護 「そうや、それや! ロン!」
矢口 「ぐぎぃぃぃぃぃぃぃぃ、お、お前ら、おいらにそ
    んなことしていいと思ってるのかよ!!!!」

ナレータ 「なんとこの場合は、辻ではなく、すべて矢口の責
    任払いになるのです! しかも」

加護 「大三元、字一色や。まぁ、ののほどやないけど」
保田 「W役満ね」
矢口 「・・・・・・・(泣)」

ナレータ 「これでもう、さすがの矢口もガタガタになってし
    まいました。この後、実は、涙で牌がわからなく
    なって、チョンボを連発してしまったのです。そ
    して・・・」
10名無し娘。 : 2001/03/14(水) 22:31 ID:AOO0/De6
矢口 「ちくしょっぉおおおおお!」

ナレータ 「地べたに座り込んで缶ビール片手にグダを巻く矢口
    の姿がありました。すでに、辻と加護は帰ってしま
    ってこの場にいないようです」

保田 「ちょっとぉぉぉ、矢口、そろそろ帰るわよ」
矢口 「誰がなんといっても、ミニモニ。のリーダーはおい
    らなんだよ!」
保田 「わかってるわよ」
矢口 「モー娘。の方も、次はおいらなのに・・・」
保田 「・・・・・・・」
矢口 「セクシービーム、きゃはははは、ラブマシーン、あ
    はははは、あちょ〜っ!」
保田 「やめなさいよ。人にみつかるでしょ。まったく、も
    う!」

ナレータ 「結局、保田は、矢口をおぶって帰るはめとなったの
    です」

保田 「大変だったわよ。焼肉屋にもつきあわされ、アベッ
    クを見たらからむし、次の日、マネージャーさんに
    叱られるし、首筋はキスマークだらけになるし、ぶ
    つぶつ・・・」

ナレータ 「次週、実はまたまた彼女たちモーニング娘。たちが、
    なんと! 登場してくれるのです。次週も忘れずに
    期待しましょう! 大注目です!」 
11名無し娘。 : 2001/03/18(日) 00:30 ID:RZGHvpC.
保全
12名無し娘。
保全。