LOVE life

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1SOL
春。
俺は春が好きだ。
なんか新しいことが始まりそうな季節。
そんな夢みたいなことあるわけがないとは思っていても、
結構期待してしまうのが人間ってやつだ。

春休みも一昨日で終わって、
昨日は始業式があった。
そして今日は学校で入学式がある。
なんで3年の俺が出なきゃならないんだ?
はっきりいって面倒くせぇ。
でも出ねぇと担任に怒られるしなぁ・・・・。
昨日も俺にだけ、
「出てこんかったら、内申書下げるで〜」
なんて言いやがった。
そんな不真面目に見えるか俺?
ぶつぶつ言いながらも学校へ向かう。

だらだら歩いてると、いつもの通学路に桜が咲いていた。
きれいだなぁ。春って感じがするよ。
ぼーっと歩いてた。
曲がり角にさしかかったその瞬間。

どがっ!

なにかにぶつかった。
いてぇ。
2SOL : 2001/02/28(水) 19:30 ID:4B85hZ16
「いったぁ〜い・・・・」

ん?
女の子の声?
それにしてもいてぇぞ。
なんつー石頭だ。

「ご、ごめんなさい!」

謝る声が聞こえた。
ぼーっと歩いてた俺が悪いんだが・・・・。
とりあえず、目を開けた。

桜の葉が舞うその中で、その子は立っていた。
めちゃめちゃかわいい・・・・。
はっきりいって、一目ボレだ。

さっきより更にぼーっとして俺が見ていたら、
オロオロした様子でその子が言った。

「あ、あ、あの、だ、大丈夫ですか?」

ちょっと舌たらずな喋り方。

「あん?あぁ、大丈夫。そっちは?」

「は、はい。なんとか・・・。」

「そりゃなにより。」

ほっ。
女の子を怪我させでもしたら、俺のプライドが傷つく。
3SOL : 2001/02/28(水) 19:31 ID:4B85hZ16

「ああ〜!!!!」

でかい声。
急に女の子が叫んだ。

「入学式遅刻しちゃうよぉ〜!!」

なるほど。
新入生ってわけね。
このへんに居て、今日入学式ってことはうちの学校。
え?
ってことは同じ学校?

「急いでるんでごめんなさい!」

いっちゃった・・・・。
俺も同じ学校なんだけど・・・・。
そんなことを言う隙も与えず、その子は走り去っていった。

「はえ〜・・・・。」

でもかわいかったなぁ・・・。
新入生ってことは、年下かぁ・・・。
年下もいいかもなぁ・・・。
それにしても硬い頭だ・・・。

女の子が走っていった方を見ながら、
ふと気づいた。
俺も遅刻じゃねぇかー!!!

全速力で走る。
学校が見えた。
校門を走り抜け、自分の教室へ。
3階は遠いぜ・・・・。

ギリギリセーフ。
自分の席に座ると同時に担任が来た。
あっぶねぇあぶねぇ。

「なぁにぃー?ギリギリだったねぇ。」

笑いながら話しかけてくる後ろの席の奴。
後ろの席といえば、奴しかいない。
4SOL : 2001/02/28(水) 19:32 ID:4B85hZ16

後藤真希。
女でありながら、俺にチョップをかます奴。
女でありながら、俺に飛び蹴りを食らわす奴。
俺は男だと確信している。
ちなみに1年から同じクラスだ。

「うるせ〜なぁ。色々あったんだよ」

「わかった。寝坊したんだ。」

「ぶっぶ〜。いつも同じ時間に起きました〜。」

「ん〜。じゃあ覗きがばれておっかけられてた!」

「誰がんなことするかぁ!」

「あんた、昔あたしの着替え覗いたじゃな〜い。」

「まぁ〜だ言うか。あれは俺の友達の荻野が・・・」

「そこっ!うるさいよっ!」

やっぱり怒られた。
担任の中澤。
女。独身。もうすぐ三十路(これ言ったら張り倒された)

「あんたら・・・、3年になっても変わらへんなぁ。
痴話喧嘩は外でやってくれなぁ。」

その時、後ろの後藤が叫んだ。

「止めてくださいよぉ!」

まったくだ。
誰がこんな男女と痴話喧嘩なんかするかよ。

「こんなアホと痴話喧嘩なんてするわけないじゃないですか!」

・・・このやろう・・・。
言うに事欠いて、アホだと?

なんか言い返そうとした瞬間、
5SOL : 2001/02/28(水) 19:33 ID:4B85hZ16
き〜んこ〜んか〜んこ〜ん。
きんこんか〜んこ〜ん。

チャイムが鳴った。
ちっ。これからだと言うのに・・・・。

「んじゃ始業式だから、体育館入ってな〜。
とりあえず今日は始業式で終わりだから、
真面目に式受けろよ〜。」

わかってるっちゅーねん。

後藤がむくれた顔でこっちを見る。
まるで「あんたのせいだからね!」とでも言いたげな表情。
こいつには付き合ってられん。
シカト決定。

未だむくれてる後藤はさておき、
いざ入学式へ。

あぁ、そーいえば。
朝のあの子も新入生だよなぁ。
ってことは入学式にいるんだよなぁ・・・。
わぉ。たっのっしっみっだなぁ♪
6SOL : 2001/02/28(水) 19:34 ID:4B85hZ16

「なーににやけツラしてんだよ」

ぐわ。
よりにもよってこいつに見られるとは。
シカトシカト。

「あ、どーせ新入生のこと考えてたんだろー。やーらしー♪」

黙ってりゃあかわいいのに・・・・。
あぁ、神様。
こいつの口を塞ぐ術を教えてください・・・・。

なんてこと考えてたら、あっという間に体育館に到着。

かったるい式のスタート。
寝ると中澤にはたかれるんで、
それとなくあの子を探す。

・・・・やっぱりいた。
改めて見てもかなりかわいいぞ。
クラスはうーん、1−Cか。
名前は・・・・、さすがにわからんか・・・・。

い、いかん。
ジロジロ新入生なんぞ見てたら、
アイツに何言われるかわからんぞ。
ぬわ。よだれ出た。

そんなこんなで入学式終了。
結局名前はわからず。
残念無念。
7SOL : 2001/02/28(水) 19:36 ID:4B85hZ16
モ−板のみなさん、はじめまして。
SOLといいます。
なんとなく小説書いてみました。

なるべくさわやかに、背中が痒くなるような物を
書いていきたいと思ってますので、
よろしくお願いします。
8SOL : 2001/02/28(水) 22:50 ID:4B85hZ16
失意とともに、教室に帰り、
中澤さんのながぁ〜いお話しのあと、解散。

さーって、どっか寄るのも面倒やから帰るとすっかぁ。
今日は部活もねぇしなぁ

どかっ!

・・・・蹴られた・・・。
今度は後ろかよ・・・・。

「じゃーなー!いっ・ぺー・君♪」

やっぱり後藤かよ・・・・。
子供か、あいつわ!?

あーくそ。
足跡ついてるじゃねーかよぉ。
しかも名前で呼びやがってぇ。
お前に言われてもうれしくねーんだよ!

と思ったところで既にあいつはいなかった。
さすが陸上部・・・・。
9あい☆ぼん : 2001/02/28(水) 22:52 ID:4V0lCfjc
>>7
頑張って
10名無し娘。 : 2001/02/28(水) 23:39 ID:T6lk2Kmk
ソル・ファランクス
11SOL : 2001/03/01(木) 02:16 ID:aKif39AM
急いでやらなければならないこともないので、
だらだら歩いて帰ることに。
まだ背中が痛い。

朝通った路をそのまま戻るよーに帰る。

あぁ、朝はこのへんでぶつかったんだよねぇ。
あの子。かわいかったなぁ〜。
考えるのも恥ずかしいんだけど、
あん時は、桜の精かと思ったよ。
うわぁ。本当に恥ずかしい。

どかっ!
12SOL : 2001/03/01(木) 02:17 ID:aKif39AM

・・・・またか・・・・。
今度も頭ぶつけた・・・。

「あ、あの、だ、大丈夫ですか?」

朝と同じ声とイントネーション。
え?あの子?
そんな都合のいいこと普通ないだろー。

目を開ける。
・・・・あの子だ。
またオロオロしてる。

「あ!朝ぶつかった人!」
13名無し娘。 : 2001/03/01(木) 02:21 ID:pNn7tWbY
なんでメール欄にageって入れてるんですか?
出来たらsageにしてほしいんですが
14名無し娘。 : 2001/03/01(木) 02:21 ID:tTOkCjhA
がんばれぃ
1513 : 2001/03/01(木) 02:28 ID:pNn7tWbY
言っておきますけど私も頑張って欲しいとおもいますよ
でも7を見るとここに来て日が浅いようでここの
不文律みたいなのを知らなさそうだったからです
16SOL : 2001/03/01(木) 23:07 ID:hwwJeYAo
>>13
ご指摘ありがとうございます。
気をつけます。

>>14
応援ありがとうございます。
17SOL : 2001/03/01(木) 23:12 ID:hwwJeYAo
覚えてたらしい。
そりゃそーだ。
周りみたら朝と全く同じとこやし。

「はわわわわ、ご、ごめんなさい!」

「いや、もう慣れた」

かーっ。
顔真っ赤。
照れてるのかな?
はずかしがってんだろーなぁ。
18SOL : 2001/03/01(木) 23:13 ID:hwwJeYAo
「またぶつかっちゃって・・・、ホントごめんなさいです。」

いや、俺もぼーっとしてたのが悪いんであって。

「アレ?うちの制服・・・・。」
「君、新入生でしょ?」
「は、はい!
え?
ということは・・・、
もしかして、先輩さんですかぁ?」
「先輩さん・・・、だねぇ。」
「あわわわわ!ご、ごめんなさい!」
19SOL : 2001/03/01(木) 23:14 ID:hwwJeYAo
「だからもう慣れたってば。」
「あ・・・。」

お互いに苦笑。

「2年生のかたですかぁ?」
「3年生のかた、になるのかな」
「あ、てへへへ・・・・。」

照れてるぞ。
かわいいぞ。
いい感じだぞ。
20SOL : 2001/03/01(木) 23:15 ID:hwwJeYAo
「なんかハズカシイですぅ・・・。」

さすがに敬語だ。
そらそーだ。
新入生で友達まだいねぇだろーし。
知り合った(ぶつかった?)のが3年だったら、
そら緊張するわなあ。

「あ、あの・・・・」

おっと。想像してる場合やない。

「ん?」
「いつもこの道で?」
21SOL : 2001/03/01(木) 23:18 ID:hwwJeYAo
「まぁ〜、よっぽど用事ないときはな。」
「じゃあ、またぶつかるかもしれないですね。」
「あぁ、なるほどね。
お互い気をつけて遅刻しないよーに急ごうな。」
「てへへへっ。そうですね♪」
「またぶつかったら・・・・、運命の相手だったりして」
「そ、そんなこと、は、はずかしいですっ!」

またもや顔真っ赤。
冗談のつもりだったのに。

「あ、あの・・・・」
22名無し娘。 : 2001/03/01(木) 23:45 ID:epMBvjrE
ここの後藤かわいいなぁ〜
23SOL : 2001/03/02(金) 00:37 ID:Ao6Pdg8I
「ん?」
「そういえば名前聞いてませんでした・・・・。」

あ、確かに。

「俺は澤村一平。サンズイの難しい澤に、村の村。
一に平らで一平。一平でいいよ。」
「そ、そんなぁ。先輩を呼び捨てになんてできませんよぉ〜」

そんな泣きそうな声で言わなくても・・・・。
24SOL : 2001/03/02(金) 00:39 ID:Ao6Pdg8I
「あ。あたしは、ツジノゾミといいます。
よくある辻っていうのに、希望の希に、美しいで、希美です。
よろしくお願いしますです。」

ぺこり。
つられてこっちもぺこり。

くすっ。
わはははは。

な〜んか、いいなぁ。
こういうほのぼのしたの。

「一平さんって呼んでいいですかぁ?」
25SOL : 2001/03/02(金) 00:40 ID:Ao6Pdg8I
「一平さんって呼んでいいですかぁ?」
「あ〜、いいよぉ。え〜っと、辻ちゃん?」
「希美でいいですよ〜。」

そ、それはさすがに照れる。

「ん〜、じゃあ、希美ちゃん。」
「はい♪」
26SOL : 2001/03/02(金) 00:43 ID:Ao6Pdg8I
とりあえず、今日はここまで。

>>22

男に飛び蹴りをかますというシチュエーションが浮かんだ時、
思いついたのが後藤でした。
27名無し娘。 : 2001/03/02(金) 00:54 ID:xQe5VvyE
澤村一平ってどっから来てんの?
28名無し娘。 : 2001/03/02(金) 01:07 ID:QdLFhDdE
辻が1-Cだということを知るSOLはすばらしい。
でもsage
2922 : 2001/03/02(金) 01:26 ID:ue4Lb6Zs
成るほど!楽しみにしてるんで頑張って下さい。
30SOL : 2001/03/03(土) 01:08 ID:OgnF/q3o
「なんか急いでたようだけど、大丈夫?」
「え?・・・・・。
ああ〜!!!」

また大きな声で叫ぶ。

「今日はなんか早く帰ってこいって言われたんだ。
そ〜だぁ〜。あ〜ん。急がなきゃ〜!」

ばたばたばた。

走っていってしまった・・・・。
忙しい子だなぁ・・・。

ん?
31SOL : 2001/03/03(土) 01:09 ID:OgnF/q3o
なんかこっち見てるぞ?

「まぁ〜たぁ〜あ〜し〜たぁ〜!」

手振りながら叫んでる。
か、かわいい。
思わず手を振り返す。

ぺこりっ。
おじぎしてまた走っていった。

なんども思ったけど、
やっぱかわいいやね・・・・。
32SOL : 2001/03/03(土) 01:10 ID:OgnF/q3o
同じ学校で、同じ通学路・・・・。
また明日逢えるかな・・・・。

そんなことを考えてたら電柱にぶつかった。

今日はよくぶつかる日だ・・・・。

春。
俺は春が好きだ。
なんか始まりそうな季節。
そんな夢みたいなことが起こった。
33SOL : 2001/03/03(土) 01:12 ID:OgnF/q3o
とりあえず第一章終了です。

>>27
友達四人から一文字ずつ取りました。

>>28
どっかで1−Cだって見たような覚えがあったので・・・。

さておねモーみなきゃ(ばく
34名無し娘。 : 2001/03/03(土) 01:15 ID:ggGMz.1Y
age
35SOL : 2001/03/04(日) 01:38 ID:IEqy/4AM
訂正というか修正。

>>8
にて、後藤が陸上部になってますが、
バスケ部に修正です。
すまそ
36名無し娘。 : 2001/03/05(月) 14:16 ID:FKZWClAI
age
37某スレの1 : 2001/03/05(月) 15:39 ID:xH69YSMY
ごまののきぼーん
38名無し娘。 : 2001/03/06(火) 13:36 ID:wXdHd3Ro
age
39名無し娘。 : 2001/03/06(火) 13:53 ID:yvWVVIAg
春が好きな輩に大した奴はいない!!
40SOL : 2001/03/06(火) 21:35 ID:JFHKLI2g
はぁ・・・・。
おまたせしました。
LOVE life −第2章−
でございます。

>>37
ごまののですか・・・。
検討してみます。

>>39
ほほぅ・・・・。
41SOL : 2001/03/06(火) 21:36 ID:JFHKLI2g
春。
出会いの季節とはよくいったもんだ。

昨日、人生最良の出会いともいうべきものに遭遇し、
今、非常に気分がいい。
歌を歌っちゃうくらいのイキオイだ。
ニッポンの未来は〜♪

今日は部活の朝練のため、早めに登校。
こう見えて、実はバスケ部レギュラー。
レギュラーが遅刻しとったら、洒落にならないため、
余裕をもって家を出る。
おかげで希美ちゃんとは会えず。
く〜。部活やめようかな・・・・。
42SOL : 2001/03/06(火) 21:37 ID:JFHKLI2g
楽勝で学校に到着。
そのまま部室へ。
うえ。相変わらずくさい。

練習用の服に着替え、
体育館へ。
もーすぐ新入部員も入ってくるし、
気合入れんとなぁ・・・・

どごっ!
43SOL : 2001/03/06(火) 21:38 ID:JFHKLI2g
・・・・俺の頭にピンポイントで、
バスケットボールぶつけてくる奴なんて、
奴しかいない。

「ご〜ぉ〜と〜ぉ〜お〜ぉ!!」
「おっはよ〜♪」
「毎回毎回ぶつけてくるんじゃねぇ!」
「あははは!寝ぼけヅラしてたから、つい、ね♪」
「そう毎度毎度、ぶつけてくるんじゃねぇ!
バカになったらどーすんだ!」
「いいじゃ〜ん。元々バカなんだしぃ♪」
「なっ、てめ〜〜!」
「言われて怒るってことは認めた証拠だぞ〜♪」
「ぐぎぎぎぎ・・・・・」

「あははは♪ごっちんそのくらいにしといてあげなよ〜」

この声は。
44SOL : 2001/03/06(火) 21:39 ID:JFHKLI2g
「あ♪よっすぃ〜♪
だって、いっぺーちゃんからかうと面白いんだも〜ん♪」
「ちゃんづけで呼ぶな!」
「澤村君も大変だねぇ・・・・」
「吉澤〜、なんとかしろよコイツ〜。友達だろ〜?」
「あたしにごっちんを止めることなんて出来るわけないじゃ〜ん」

吉澤ひとみ。
女子バスケ部キャプテン。
にっくき後藤のナゼカ友達。
ちなみに同じクラスでもある。

「お前じゃなきゃ、この暴走小娘は止められね〜んだぞ〜?」

どがっ!

「だ〜れが暴走小娘だっ!」
「あれ?後藤さんのことだなんて言いましたっけ?」
「! き〜っ!」
45SOL : 2001/03/06(火) 21:40 ID:JFHKLI2g
今日はここまで。
よっすぃー登場。
46名無し娘。 : 2001/03/07(水) 01:41 ID:WbZXUgGg
何か・・・・。エセ平和アニメみたいで気持ち悪い。
47名無し後藤。 : 2001/03/07(水) 02:09 ID:UcLFL706
>>46
背中が痒くなるような物を書きたいらしいから別にいいじゃん
普通に書いててこの文章だったら引くけど
俺はただ珍しく後藤と辻の組み合わせが見れそうだったから見てるだけ、ただ、それだけ
48名無し娘。 : 2001/03/07(水) 02:13 ID:E1FE9x3E
期待してるよ
49ななし : 2001/03/09(金) 22:40 ID:Ir4wD2ug
続きたのしみです。
50名無し娘。 : 2001/03/13(火) 01:42 ID:7PczLkwg
保全sage。
51SOL : 2001/03/13(火) 20:58 ID:r09bc/Q2
ようやく実生活で落ち着いたため、
今日から更新再開。

>>46
すまん。
学園モノなんてそんなもんです。

>>47
エロじゃないけどいい?<ごまのの

>>48
さんくす。

>>49
ありがと。
52SOL : 2001/03/13(火) 20:59 ID:r09bc/Q2
お返しじゃ。
かっかっか。

「澤村君までやり返してど〜すんのよ〜」
「いや、後藤が先にやってきたんやでぇ?」
「アンタが眠そうな顔でふらふら歩いてるから、
優しく目覚めさせてあげたんでしょ〜!?」
「アレのどこが優しいんだ!」
「あ〜ん。二人ともいいかげんにしてよぉ〜。」

いつもの朝の風景。
何も変わらない。
むしろ、変わらないことがいいのかもな。
53SOL : 2001/03/13(火) 21:00 ID:r09bc/Q2
「べ〜っだっ!!」

前言撤回。
コイツの性格だきゃ変わって欲しい・・・・。

「はいは〜い。ごっちんも澤村君もそのぐらいにして。
そろそろ練習始めないと・・・・ね?」
「よっすぃ〜、ちょっと待ってよ〜。コイツが・・・・」
「はいはい。行くよ〜」

引きずられるように、後藤は吉澤に連れていかれた。
やれやれ。

「相変わらず仲のよろしいことで。」
54SOL : 2001/03/13(火) 21:01 ID:r09bc/Q2
「おう。荻野。
好きで仲良くしてるわけじゃねぇよ。」

こいつは同じクラスの荻野隆。
バスケ部キャプテンでもある。

「しっかし、後藤はなんでお前につっかかるんだろなぁ〜?」
「けっ。クサレ縁だからだろ?」
「案外、お前のこと好きだったりしてな♪」
「勘弁してくれよ〜。あんな男女・・・・・。」
「そういうこと言ってると、またボールぶつけられるぜ?」
「!・・・・、びびらせんなよ・・・・」
「なーにキョロキョロしてんだよ。
そろそろ練習始めるぜ?」

荻野め。変なこと言いやがって。
しかし。
後藤が俺のこと好き?
んなわけねーだろ・・・。
第一、あいつには・・・。
55SOL : 2001/03/13(火) 21:02 ID:r09bc/Q2
今日はここまで。
56名無しのの。 : 2001/03/15(木) 22:18 ID:JO3WGjGY
     ノノノハヽ
    \(´D` )<もっとののもおはなしにでたいのれす
  __(\8/)‖
  [_  ̄[ ̄]_丿_|
  |/ ̄∪|/∪~||
  ||   .||   ||
57SOL : 2001/03/17(土) 01:08 ID:5r2Fv2Ag
ごまのの書いてたせいで、更新遅れ気味。
すまそ。
58名無し娘。 : 2001/03/22(木) 00:19 ID:4XrG60ik
hozen
59SOL : 2001/03/23(金) 16:26 ID:k18uE6lA
朝練も終わり、教室へ戻ることに。

「澤村く〜ん」
「おう。あれ?暴走小娘は?」
「それ、ごっちんの前では言わないほうがいいよ・・・。
ごっちんなら、今日は日直だからって先に行っちゃった」
「あぁ。なるほどね。
お前も大変だよなぁ。アレのお守り。」
「いやぁ、ごっちんとは友達だしね。
一緒にいると楽しいしね♪」
「ははっ。お前らしくていいなぁ。
まぁ今年も奴の世話頼むわ。」
「なにそれー!?澤村君のほうが付き合い長いじゃーん」
「腐れ縁だってば・・・・。」
「あんなに男の子と仲良く話してるごっちんなんて、
私見たことないよ?」
「アレのどこが仲良しに見えるんだ?
アイツが俺をからかって遊んでるだけだろ?」
「そう?私には、カップルにしか見えないけど?」
「!・・・・てめぇ!」
「あはははは♪先行くね〜♪」

行っちまった・・・。
荻野といい、吉澤といい、変なこと言うなよな・・・。

教室へ行くとほとんどのクラスメイトが揃っていた。
適当に挨拶を交わし、席に着く。
当然後ろの席には・・・・・、あれ?いない。
ああ、日直とかいってたな、確か・・・。

おーっと。何考えてんだ俺。
後藤のこと考えてるなんて・・・。
あいつには昔・・・。

60SOL : 2001/03/23(金) 16:27 ID:k18uE6lA
あれは1年の時。
部活が終わって帰ろうとして、
自分の教室に戻ったところ、

「ひぐっ、ひぐっ、ひぐっ・・・・。」

ん?
誰か泣いてんのか?

がらっ。

「あ!・・・・・・・・。澤村・・・・。」
「何泣いてるんだお前?」
「な、泣いてなんかないもん!」
「いや、泣き声きこえたから・・・。」
「だから!泣いてなんかない!・・・・・てば・・・・。」
「ふーん。まぁいいけどさ・・・・。」

自分の席に座り、帰り支度を整える。

「・・・・・ねぇ・・・・。」
「ん?」
「・・・市井先輩って知ってる?」
「あ?あぁ、バスケ部のか・・・・。」
「うん・・・。」
「あの人がどうかしたのか?」
「うん・・・。」
「うん・・・。じゃわかんねぇよ。」
「うん・・・。」
「はぁ・・・。」
61SOL : 2001/03/23(金) 16:28 ID:k18uE6lA
お待たせしました。
約10日ぶりの更新です。

>>56
すいません・・・。
>>58
保全さんくす。
62名無し娘。 : 2001/03/26(月) 00:14 ID:.4DMp0TU
すっかり忘れてたよ・・・・
63SOL : 2001/03/26(月) 23:41 ID:1VWSC5OY
沈黙。
かなり気まずい。

今じゃ考えられないが、当時の俺と後藤はそんなに話すこともなかった。
同じクラスってぐらいの関係だ。
そんな奴と教室で二人っきり。
緊張するって。

「・・・・市井先輩ね・・・・。」
「おう・・・・。」
「学校辞めちゃうんだって・・・。」
「・・・へ?」
「ううん、正確には留学なんだけど・・・。
いつ帰って来るかわかんないんだって。」
「はぁ〜・・・。あの人がねぇ・・・。」
64SOL : 2001/03/26(月) 23:42 ID:1VWSC5OY
市井紗耶香先輩。
バスケ部のエース。
男子からも女子からも人気があり、
学校内ではちょっとした有名人だった。

「あたしね・・・。」
「・・・。」
「市井先輩と付き合ってたんだ・・・。」
「・・・。は!?」

衝撃の告白。
エロ本でレズってのは見たことあるけど、
まさか実際にいるとはねぇ・・・。

「レズとか思ってるんでしょ・・・。」

ぎくっ。

「い、いや、そんなことは・・・。」
「いいんだ、別に。相手が男だろーと、女だろーと、
好きな気持ちは変えられないんだから・・・。」
「後藤・・・。」
65SOL : 2001/03/26(月) 23:43 ID:1VWSC5OY
更新。
ちょろっといちごま。

>>62
あげないでください・・・。
荒らされたりするとマジでへこむんで。
66名無し娘。 : 2001/03/29(木) 03:55 ID:YUtTbmuo
保全sage
67名無し娘。 : 2001/03/29(木) 21:45 ID:dK7RBQ1U
いちごま。このまま。
68SOL : 2001/03/30(金) 06:39 ID:8t3kF7ac
「・・・。ひぐっ。ひぐっ・・・。」
「・・・ほれ。」
「・・・なにこれ。」
「俺の使ってるタオル。涙拭いとけ。」
「・・・ぐすっ。ありがとう・・・。」
「そんなに好きなら止めればよかったのに・・・。」
「好きだから、邪魔したくなかったの・・・。
あたしがもし止めたら、いちーちゃんは絶対困る。
そんなのは絶対いや。」
「まぁ、わからんでもないが・・・。」

いちーちゃん?
あぁ、市井先輩のことか・・・。
そんな風に呼んでるのか。

「いちーちゃんは、あたしにだけ夢を教えてくれた。
音楽がやりたいんだって。そのために絶対留学するんだって。
あたしは夢を語ってるいちーちゃんの顔が大好きだった。
あたしの前でいちーちゃんは色んな顔を見せてくれた。
笑ってる顔、怒ってる顔、あたしをからかってる顔、泣いてる顔・・・。
全部好きだった。いちーちゃんを見てるだけで幸せだった。
好きで、好きで!・・・たまらなかった・・・。
それがずーっと続くと思ってた。そんな生活が当たり前だと思ってた。」
「・・・。」
69SOL : 2001/03/30(金) 06:42 ID:8t3kF7ac
「後藤、あたし留学するんだって言った時のいちーちゃんの顔、
すごい嬉しそうだった。
そりゃそーだよね。自分の夢がかなうんだし。
あたしも心から応援したかった。だけどいちーちゃんがいなくなっちゃう。
そう思った。
でも、泣かなかった。いちーちゃんの夢がかなうかもしれない。
そう思ったら、止めれなかった。
笑って、はげまして、いつものようにバカ騒ぎして。
泣いて困らせるよりも、いつもどうりしてたほうがいちーちゃんは喜んでくれる。
そうしないと、いちーちゃんの妨げになる。
あたしは、ずっと我慢してた。ココロの中でずーっと叫んでた。
いちーちゃん、行かないでって。」
「・・・。」
「最後の晩、いちーちゃんはあたしに言った。
後藤のこと、本当に好きだって。
世界で一番好きだって。
嬉しかった。ちゃんと言ってもらったのは初めてだったから。
絶対戻ってくる。
それまで待っててくれ。って。
・・・そんなの待てるわけないじゃん!いちーちゃんが大好きなんだもん!
世界中で誰よりも、いちーちゃんが好きなんだもん!
行かないでよ!あたしを一人にしないでよ!
一人に・・・しないで・・・よ・・・。」
「・・・。」
70SOL : 2001/03/30(金) 06:43 ID:8t3kF7ac
更新。

>>66
保全さんくす。
>>67
あまりいちごまを期待されると・・・。
71名無し娘。 : 2001/03/31(土) 10:03 ID:Lgrnikpw
ゴトウハイチイダケ ココロガワリスルナラ イチゴマダスナ (ゴメンネコンナコトイッテ)
72名無し娘。 : 2001/04/03(火) 00:26 ID:72K.1y6U
hozen
73名無し娘。 : 2001/04/05(木) 17:48 ID:0lFz7OcA
ガムバッテ!
ホゼンシテオキマス。
74名無し娘。 : 2001/04/07(土) 13:58 ID:S6QSGx6E
保全。
75名無し娘。 : 2001/04/09(月) 03:39 ID:B7soQUkM
保全。
76SOL : 2001/04/10(火) 02:48 ID:kC1.ajIc
沈黙。

「・・・ははは。なんであんたにこんな話ししてんだろ。」
「・・・知らねーよ・・・。」
「・・・ねぇ。」
「あぁ・・・、誰にも話さねーよ。」
「うん・・・。ありがとう。」
「なぁ。市井先輩、お前にしか留学の理由話してないんだろ?」
「うん・・・。」
「・・・お前のこと、本当に好きだったんだなぁ・・・。」
「・・・なんで?」
「だってよぉ、あの人、なんか近寄りがたいってゆーか・・・。
人を寄せつけないオーラが出てるっつーか・・・。
俺も知ってはいたけど話したことなかったし。
そんな感じだったからさぁ、お前にだけ夢を言ってるってのは、
お前には本当の自分を見て欲しかったんだろーなぁと思って。」
「・・・何?はげましてくれてるの?」
77SOL : 2001/04/10(火) 02:49 ID:kC1.ajIc
「いや、別にそーゆうわけじゃないんだけど。」
「澤村って意外と優しいんだ・・・。」
「意外ってのは余計だけどな。」
「くすっ。」
「・・・なんだよ。」
「ううん、なんでもなーい。」
「なんなんだ、一体。」
「あぁ、もうこんな時間じゃん!帰らないと!」
「うげ!本当だ。」

ダッシュで帰ろうとすると。

「・・・ちょっとぉー!」
「あんだよ、今度は・・・。」
78SOL : 2001/04/10(火) 02:50 ID:kC1.ajIc
「かよわい女の子を一人で帰らすつもり?」
「・・・へいへい。んじゃ帰りましょーかお姫様。」
「うむ。よきにはからえ。」
「なんだそりゃ・・・。」

なぜか一緒に帰ることに。

「・・・。」
「・・・。」

お互い何も喋らない。
単なるクラスメイトだったはずの相手と、
何を話せというんだ?
お。自販機発見。

「なんか飲むか?」
「・・・おごり?」
「・・・。はいはい。何がよろしいでしょうかお姫様?」
「あたしね〜、ファンタレモン!」
「はぁ・・・。」
79SOL : 2001/04/10(火) 02:53 ID:kC1.ajIc
お待たせしました。
10日ぶりの更新です。

>>71
その辺は内緒です。

>>72
>>73
>>74
>>75
保全ありがとうございます。

次回はもっと早く更新したいと思います。
80アップ職人 : 2001/04/11(水) 14:33 ID:5TlieNmc
下手糞だな
81名無し娘。 : 2001/04/12(木) 02:17 ID:e4DGlp0A
>>80 上げアラシの癖に偉そうな。作者、気にすんな。
82名無し娘。 : 2001/04/12(木) 12:39 ID:61Y/M5SI
時折変な突風が吹いてきますが、気にせずに。

(^▽^)<突風の後には、新たなファンが付きますよ。ポジティブ!
83名無し娘。 : 2001/04/14(土) 00:11 ID:rKDduL6w
保全
84名無し娘。 : 2001/04/18(水) 02:24 ID:nZiveDZg
保全します。
85SOL : 2001/04/19(木) 01:34 ID:ybXgiLMc
ぷしゅっ。
部活あがりのコーラはマジうめぇ。

「そういえば・・・。」
「ん?」
「あんた、好きな人いるの?」

ぶはっ。

「!急に吐き出さないでよ!」
「お前が変なこと聞くからだろーがっ!」
「ねぇねぇ、どうなのよ〜?」
「んなもん聞いてどーすんだ?」
「あたしには、あんなハズカシイ告白させておいて、自分は何もなし?
そりゃ汚いですよ、あなた。」
「おめーが勝手に話したんだろーが!」
「ほれ。言ってみ。後藤さんが聞いてあげるからっ!
もしかしたら手伝ってあげれるかもしれないしっ。」
「んなもん言えるかっ。」
「あ、もしかして・・・。」
86SOL : 2001/04/19(木) 01:35 ID:ybXgiLMc
「あ・た・し?」

ぶはっ。

「!だからいきなり吐き出さないでよ!」
「げほっげほっ・・・。」
「なんかムカツク・・・。」
「お前なわけないだろっ!」
「なんで〜!?これでもあたし人気あるんだぞ〜!
ラブレターだってもらったことあるのにぃ〜!」
「知るかっ!」
「あれ〜?知らないの〜?」
「俺、あんまそういうのに興味ないもん。」
「・・・。イマドキ珍しいわね・・・。」
「ストイックと言ってくれ。」
「ぷっ。コーラ吐き出しておいて、な〜にがストイックなんだか。」
「それはおめぇ〜が変なこと急に言うからだろーがっ!」

あれ?
いつのまにかこいつと普通に話すようになってる。
87SOL : 2001/04/19(木) 01:36 ID:ybXgiLMc
「あ、そーだ。」
「今度はなんだよ・・・。」
「澤村、アンタ名前なんだっけ?」
「・・・ナイショ。」
「は?」
「だからナイショ。言いたくない。」
「権左衛門?」
「誰だ、ソイツは。」
「フェルナンデス?」
「なんでそんなフランス調なんだ。」
「エカテリーヌ?」
「それ女の名前だろ。」
「あ!思い出した!確か一平だ!」
「・・・ちぃ。」
「一平だから・・・、よし!」

今度はなんだよ・・・。
88SOL : 2001/04/19(木) 01:37 ID:ybXgiLMc
「これからあんたは一平ちゃんね!」
「・・・なんでそーなる。」
「かわいいじゃん。」
「俺は男だっ!」
「はい決定〜♪」
「だから勝手に決めんな!」
「はいはい。さっさと私を送る!ね?いっぺーちゃん♪」
「・・・はぁ。さっきまでボロ泣きしてやがったくせに・・・。」
「なんか言った!?」
「ナンデモナイデス。」
「ぶぅ〜!なんかむかつくなぁ・・・。」
「ほれ、さっさと行くぞ。」
「あわわわ。ちょっと待ってよぉ〜。」

と、まぁこんな感じで俺と後藤は知り合った。
あの日以来、あいつは何かと俺にちょっかいを出してくるようになった。
たまにムカツクこともあるが、まぁ友達だといえるだろう。
それとも、秘密を俺が喋らないよーに監視しているのかも・・・。

ともかく、クラスの女の中では一番仲がいい(と思ってる)。
向こうはどう思ってるかは知らないが。

ぼかっ。
89SOL : 2001/04/19(木) 01:41 ID:ybXgiLMc
お待たせしました。
回想編終了。

>>80
あげないで・・・。
>>81
ありがとうございます。
>>82
ありがとうチャーミー。
>>83
>>84
保全さんくすです。

早く辻を出したい・・・。
90名無し娘。 : 2001/04/19(木) 23:14 ID:vm.M77Q2
おおっ、SOLひさしぶり〜!更新待ってたYo!
これからも頑張って書いてくれYo!
91名無し娘。:2001/04/21(土) 03:47 ID:d4tOHtXs
ほぜん
92SOL:2001/04/22(日) 03:59 ID:GiSbuxVU
「あんた、人の席の前で何突っ立ってんのよ。」
「てめぇ、女のくせに蹴りいれやがったな・・・。」
「あ〜ら。ごめんあそばせ♪」
「このやろう!」
「あ〜?女の子に手ぇ出すの〜?」
「!くぅ〜〜〜!!!」

前言撤回。
こんな奴仲良くねぇ。

「あ、そうそう。」
「なんだよ、暴力女。」

どかっ!

「・・・いってぇ・・・。」
「あたしにそんな口をきいた罰よ。」
「スミマセンデシタ。」
「なんか誠意が感じられないけど、まぁいいや。
あんた、昼休み。わかってるよね?」
93SOL:2001/04/22(日) 03:59 ID:GiSbuxVU
「なんだっけ?」
「・・・また蹴られたいの?」
「あ、あ〜!部の勧誘かー。がんばれよ!」
「あんたも参加よ。」
「!なんで俺が!」
「部長は全員部長会議。よっすぃ〜も行くんだってさ。」
「副の安藤は?」
「今日、休みだって。」
「あのやろう・・・。学校二日目からさぼりやがって・・・。」
「残ってる3年あんたしかいないんだから、仕方ないでしょ〜が。」
「しかも、確か男女で分かれてる部活は・・・。」
「そ。男女合同で勧誘。つまりあたしと一緒ってことだねぇ。
うれしいでしょ?」
「わ〜い。わ〜い。うれしいな〜。」
「心こもってないバレバレ。」
「ちっ。」
「とにかく!昼こなかったら、マジで殺すわよ?」

目が座ってる。
94SOL:2001/04/22(日) 04:01 ID:GiSbuxVU
「・・・了解。」
「よろしくね〜♪ほら、さっさと自分の席戻りなさいよ。」
「へいへい・・・。」

なんて面倒な・・・。
昼は春眠でもむさぼろうかと思ってたのに・・・。

例えどんなにイヤなことでも、時間が経てば、
おのずとやらなければいけないわけで。

昼休み。
奴に気づかれないように教室を出ようとすると、

「あ〜ら、澤村さん、どこに行くのでっすか〜?」

・・・はぁ。
95SOL:2001/04/22(日) 04:03 ID:GiSbuxVU
更新っす。

>>90
そういうレスつくとめちゃめちゃうれしいっす。
ありがとうございます。

>>91
保全さんくす。

次回か次々回ぐらいでようやくヒロイン登場。
96名無し娘。:2001/04/24(火) 11:31 ID:GBvzXfaY
保全。
97名無し娘。:2001/04/25(水) 04:37 ID:CNHzOErU
保全。。
98名無し娘。:2001/04/26(木) 02:56 ID:N9ZSVADY
>>95
そもそも誰がヒロインなんだという疑問が…(w
99SOL:2001/04/26(木) 03:28 ID:zMnydSmY
「トイレです・・・。」
「我慢しな。」
「マジっすか!?」
「ほら、とっとといくよ!」

引きずられるように連れていかれる。
せめて相手が吉澤だったらまだ良かったのにぃ・・・。

「よっすぃ〜だったら良かったとか考えてるでしょ。」
「ぎくっ。お前、サイコメトラーだろ・・・。」
「あんたの考えてることなんて、誰でもわかるわよ。」
「はっは〜ん。」
「何よ?」
「好きな男のことならなんでもわかるってか?」

どがっ!
100SOL:2001/04/26(木) 03:28 ID:zMnydSmY
「いっで〜!!!」
「あんた、脳みそ腐ってんじゃないの?」
「だから女がグーで殴るな!」
「うるさい!黙ってついて来るっ!」
「冗談に本気で怒るなよ〜。」
「だいたいねぇ・・・」
「君ら、痴話喧嘩は別のとこでやってくれないかねぇ?」

笑いをこらえるような声。
吉澤。

「よっすぃ〜!こいつが、こいつがぁ!!」
「ん〜。よしよし。ごっちんは悪くないもんね〜。
澤村君が悪いんだもんねぇ〜。」
「なんでだよ・・・。」
「ん。なんとなく。」
「てめぇ・・・。」
101SOL:2001/04/26(木) 03:29 ID:zMnydSmY
「それはそうと、よっすぃ〜、部長会議じゃないの?」
「今から行くとこ。んで途中で君らがいつものことしてたから、
しばらく見てたの。」
「ふぅ〜ん。会議がんばってねぇ〜♪」
「おう。ごっちんもいいの勧誘しといてねぇ〜♪」
「あいよ〜♪」
「・・・。」
「何ぼーっとしてんのよ。ほらさっさと歩く!」

相変わらず仲のいい人達ですこと・・・。

毎年恒例の部活勧誘。
場所も決まっており、これまた恒例の中庭。
既に様々な部活が勧誘合戦を始めており、
見てるだけでも楽しい。

「そこの貧弱な君!野球部で根性を鍛えなおさないか!?」
「オカルト研究会入りませんか〜。今なら飯田部長と交信できますよ〜。」
「料理研究会でいっぱい料理の研究するべさ〜。」

なんか違うのも混じってるがまぁ気にしないでおこう。
102SOL:2001/04/26(木) 03:36 ID:zMnydSmY
更新
なんかペースあげないとdat逝きくらうらしい
datになったらMseekにでも逝くかな

>>96
>>97
保全さんくす

>>98
これ書いてるおかげで最近後藤が気になってしょうがねぇ
103名無し娘。:2001/04/26(木) 19:49 ID:Jec2JXLw
どうやら小説書く方も大変みたいやね。
うかつにマイペースで頑張って、とは言えない状況(藁
それでも書き続けて!
104名無し娘。:2001/04/27(金) 15:00 ID:bm.rpTKI
dat逝き直前age
105名無し娘。:2001/04/28(土) 11:21 ID:X1GZIy8o
hozen
106名無し娘。:2001/04/29(日) 13:11 ID:dK7RBQ1U
ho
107名無し娘。:2001/04/30(月) 13:24 ID:Gg0jbp4E
h
108名無し娘。:2001/05/01(火) 23:08 ID:igxHKXQw
ほいっ
109名無し娘。:2001/05/02(水) 23:30 ID:6ZyAe4.c
ほぜむ
110名無し娘。:2001/05/03(木) 03:05 ID:oMZsoarg
sage
111名無し娘。:2001/05/04(金) 00:28 ID:lBCjSUd.
sage
112名無し娘。:2001/05/05(土) 04:26 ID:ui/Mzdmc
頑張れ!
113名無し娘。:2001/05/05(土) 12:55 ID:SR1GYvoo
作者これ、忘れたりしてない?そうじゃない事を祈ります。
114SOL:2001/05/05(土) 23:00 ID:xgBLpwuk
「で?俺たちの場所は?」
「あそこ。」

ふむ。まぁまぁかな。
さすがバスケ部。
よく見ると後輩がちらほら。

「先輩、遅いじゃないっすか〜。」
「わりぃな。」
「勧誘始めていいっすか?」
「おう。かわいい子連れてこいよ。」
「男子バスケ部じゃないっすか・・・。」
「マネージャーとかいるだろ〜。」
「男バスはマネも男なんです・・・。」
「・・・。わかってる。言ってみただけさ・・・。」
「それじゃ行って来ますね〜。」
「お〜う。」

また女っ気のない部活になりそうだ・・・。

「意外とちゃんと先輩ヅラしてんのね・・・。」
「うるへ〜。んでそっちはどうなのよ?」
「こっちも勧誘に行かせたところ。」
「ふ〜ん。」
「やる気ないわねぇ・・・。」
「まぁなぁ・・・。飯も食ってねぇし・・・。」
「え?あんた何も食べてないの?」
「飯食う前にあなたに連れ出されたんでね・・・。
「あー。そりゃ悪いことしたねぇ。」
「別にいいさ。これもある意味部活だ。」
「ふーん・・・。じゃあさぁ・・・。」
115SOL:2001/05/05(土) 23:01 ID:xgBLpwuk
「ん?」
「お弁当、食べる?」

は?

「なんの?」
「あたしの・・・。」
「なんで?」
「ちょっと作りすぎちゃったから、全部持ってきたの。
そしたらやっぱり多すぎて・・・。」
「お前が作ったの?」
「あ、い、イヤならいいんだよ!」
「いや、食べたいから食べるけどさぁ、
なんでまた弁当なんか作ったんだ?」
「なんとなく・・・。」

恥ずかしそうにうつむく後藤。
何照れてるんだこいつ?

「ん〜、とりあえず食わせてみろよ。
神の舌を持つと言われてる俺が採点してやる。」
「あ、あんま期待しないでよ!」
「してないから大丈夫。」
「む〜!そういうこと言うとあげない!」
「いいからはよ持ってこいよ。
それともそのまま腐らすか?」
「それはもったいない・・・。」
「だろ?」
「うう〜、じゃあちょっと待ってて。」

なんで弁当・・・?
116SOL:2001/05/05(土) 23:03 ID:xgBLpwuk
待つこと1分。

「お、お待たせ。」
「けっこうでかいな・・・。」
「だから作りすぎたって言ったじゃんかよ〜。」
「問題は味だが・・・、お前料理できるの?」
「最近始めたの・・・。」
「へ〜。なんでまた?」
「そ、そんなのどっちだっていいでしょ!早く食べなさいよ!」
「へいへい。」

ぱくっ。

じーっ。

ぱくぱくっ。

じーっ。

もぐもぐ。

じーっ。

「・・・。そんな見つめられると食べにくいんすけど。」
「ご、ごめん。で・・・どう?」
「ふむ。なかなかうまい。」
「ほんとっ!?」
「意外な感じ。」
「む〜。余計な一言多いわね〜。素直に

『ごっちんの手作り弁当、マジでうまかったよ☆』

ぐらいのこと言えないの?」
「いや、あんま褒めて調子に乗られても困るし。」

ぼかっ。

「・・・いたいっす。」
「もー!なんでそう素直じゃないのよ〜!」
「だったらぼかぼか叩くな!」
「あんたがいっつも変なこと言うからでしょ!」
「お前がいっつもちょっかい出してくるからだ!」
「なによ〜!」


「あの〜・・・、バスケ部ってここですかぁ・・・?」
117SOL:2001/05/05(土) 23:08 ID:xgBLpwuk
非常にお待たせしてしまって申し訳ない。
更新っす。

>>103
ありがとうございます。
感想つかないんで、誰も読んでないと思ってました。
>>104
あげないで・・・。
>>105>>111
保全さんくす。
>>112
ありがとうございます。
>>113
更新遅れてすみませんでした。
忘れてるわけじゃないんです。
ただ遅筆なだけっす・・・。
118名無し娘。:2001/05/06(日) 00:06 ID:ykZ8Qtyo
>>117
そうか、すまんかったね。頑張って書いてね。てへてへ。
119豆。に石川梨華(カントリー娘。):2001/05/06(日) 02:18 ID:Co5d.Ukc
いいっすね〜。
続き頑張ってください。
120名無し娘。:2001/05/06(日) 22:56 ID:tPiIQycE
おお、久々に更新されとる…ここの後藤は萌える…
SOL頑張ってちょ。
121名無し娘。:2001/05/06(日) 23:40 ID:dXatZQYE
まぁ、無理せずマターリ行きましょ。
熱心な保全人がいるようなんで。
122名無し娘。:2001/05/07(月) 00:47 ID:2o97bq0o
頑張ってね〜〜。
123名無芯:2001/05/08(火) 00:46 ID:EidEewaM
まあ、保全。
124SOL:2001/05/09(水) 02:54 ID:mAGiM9MI

「ふん。いいかげん決着をつける時期かもなぁ。」
「またバスケ勝負?何回負ければ気が済むのよ?」
「うるせ〜!今日こそ勝つ!」
「あ、あの〜・・・。」
「前回もその前もその前も、同じこと言ってた気がするけどぉ?」
「前回は腹痛!その前は調子が悪かった!その前は2対1だったろーが!」
「あの、あの・・・。」
「言い訳ばっかり・・・。」
「てめぇ、ぜってーコロス!」
「バスケ部入りたいんですけど・・・。」
「バスケでどうやってコロスのよ?」
「うるせー!」
「すみませーん・・・。」

あぁ、もううるせーな!

「なんか用!」
「なんだよ!」

二人で声のするほうに振り向くと、
そこには。

「バスケ部、入りたいんですけど・・・。」

希美ちゃん。
125SOL:2001/05/09(水) 02:55 ID:mAGiM9MI

「「は?」」
「いや、ですから、バスケ部入りたいんです・・・。」
「希美ちゃん!!」

「はい?

・・・。

あーっ!!!一平さんだー!!!」

「久しぶりだねー!」
「はい!・・・って昨日会いましたよ?」
「まぁいいじゃないの!」
「え、でもなんで一平さんがここにいるんですかぁ?」
「だって俺バスケ部だもん。」
「あ、そーなんですかー。きゃー!偶然ですねー!」

くぅ〜!やっぱかわいい〜!

「バスケ部入りたいの?」
「あ、はい!中学入ったらバスケしよー!って、
ずーっと思ってたんです!」
「希美ちゃんならOK!」
「ホントですかぁ!?」

すぱかーん。

「・・・てめぇ。」
「なんであんたが勝手に決めてんのよ!」
「だって俺バスケ部・・・。」
「あんたは男!」
「・・・。そうでした・・・。」
「まったく・・・。で、入部希望なのね?」
「あ、はい!1年C組・辻希美です。よろしくお願いします!」
「俺、3年C組ねー。」
「邪魔すんな!」
「・・・へい。」
「ったく・・・。じゃあこの入部希望願いに名前とクラス。書いてね。」
「は、はい。」

くいくいっ。
ん?
126SOL:2001/05/09(水) 02:57 ID:mAGiM9MI

「あんた、あの子と知り合い?」
「まぁー、色々あってな。」
「なになに?気になる気になる!」

目がキラキラしてる。
この手の話、好きそうだもんな〜。

「別にお前が期待するような話はないぞ?」
「いーじゃ〜ん。教えてくれたってさぁ。」
「入学式の朝にぶつかった。」
「へ〜。」
「以上。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・だけ?」
「おう。」
「つまんな〜い!!!!!」
「だから無いって言ったやろが・・・。」
「もうちょいこう、ないのぉ?
実は生き別れの妹だったとか。」
「生まれた時から兄弟いません。」
「なぁ〜んだ。期待して損した。」
「俺は喋って損したと思ってるよ・・・。」
「ぷぅ〜。」
「膨れても何も出ません。」
「書けましたぁ〜。」
「お。書けたってさ。」
「アンタに言われなくてもわかってるわよ!

えーっと、辻ちゃん?」
「は、はいっ!」
「多分ポイントガードかシューティングガードになるだろうから、
あたしとはライバルね。」
「ええっ!?そんな、あたしなんて、全然下手だし・・・。」
「な〜に言ってんの。うちは先輩後輩関係なしの実力社会だから、
辻ちゃんもがんばればすぐレギュラーだよ?」
「はぁ〜・・・・。」
「だからがんばろっ!ねっ?」
「はい!がんばりまっす!」
「ん〜!燃えてきたぞ〜!
よしっ!早速練習行こっか!」
「はいっ!」
「いっぺ〜!後は任せた!」
「ほ〜い・・・ってヲイ!」
「行くよ、辻ちゃん!」
「へいっ!」

マジで行っちまったよ・・・。
ってことは何?
俺が男も女も受け持つってこと?
マジっすか?

それ後、何人か男も女も入部希望者が来たが、
とりあえず全員入部させておいた。
あとは知るか!

第2部完
127SOL:2001/05/09(水) 03:08 ID:mAGiM9MI
とりあえず第2部完結です
第2部といいつつも、時間軸では2日しか経ってないや・・・

>>118
ありがとうございます。

>>119
そう言ってもらえるとうれしいです。
これからもがんばります。

>>120
更新遅れてすみませんでした。
第3部のためになんとか一度区切りをつけたかったので、
こうやって遅れてしまいました。

>>121
ありがとうございます。
保全してくれてる人って小説総合スレの人ですかね?

>>122
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

>>123
保全サンクス。

あと某スレでちょっとエロ系書きました。
IDですぐわかるので、先に白状しておきます。
128名無し娘。:2001/05/09(水) 03:31 ID:kUImf496
あ、あれSOL氏だったのか…。両方続きが楽しみ。
129名無し娘。:2001/05/09(水) 04:44 ID:IvswURBw
3部楽しみにしてますので。
130名無し娘。:2001/05/10(木) 00:06 ID:AKr/GHXI
保全しとこ。
131:2001/05/11(金) 01:52 ID:sYSlwGmk
>>1
>>1
>>1
>>1
>>1
>>1
>>1

壺飛び職人
132:2001/05/11(金) 01:56 ID:Wvm4xBxU
>>1
>>1
>>1
>>1
>>1
>>1
>>1

壺飛び職人
133:2001/05/11(金) 02:00 ID:Qu7/WqMk
>>1
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>>1

壺飛び職人
134:2001/05/11(金) 02:55 ID:NFByxIMU
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>>1

壺飛び職人
135名無し:2001/05/12(土) 00:03 ID:pzzarvCQ
保全します。
136名無し娘。:2001/05/13(日) 00:33 ID:617Rd/q.
sage
137名無し娘。:2001/05/14(月) 00:09 ID:e4Dt5lEY
保全
138名無し娘。:2001/05/15(火) 00:13 ID:YR1Mibbg
いつになったら始まるんだーーー!!!
139名無し娘。:2001/05/15(火) 21:12 ID:IoMr6dKc
気長に待とうぜ。
140名無し娘。:2001/05/16(水) 10:15 ID:i6uEeZvA
期待
141名無し娘。:2001/05/17(木) 14:00 ID:Q5CWsWuA
hozen
142名無し娘。:2001/05/18(金) 17:33 ID:mLnnFy4o
hozen
143名無し娘。:2001/05/19(土) 12:30 ID:a6H6ntfc
hozen
144名無し娘。:2001/05/20(日) 02:48 ID:uEXtXnO2
あんたえらい。
145名無し娘。:2001/05/21(月) 11:12 ID:EQFFZMF6
h
146SOL:2001/05/22(火) 01:13 ID:MiKUTQSs

ーあるアイドル達の楽屋にてー

( ´D`) >後藤さ〜ん
( ´ Д `)>ん〜?
( ´D`) >この小説、いつ再開するんですかね〜?
( ´ Д `)>ん〜、後藤に聞かれてもわかんないよ〜
( ´D`) >この小説、けっこう好きなんれすよね〜。
( ´ Д `)>あたしも〜 よっすぃ〜出てくるし〜
( ´D`) >(ののは後藤さんと一緒の学校に通ってるって設定が好きなんれすけどね・・・)
( ´ Д `)>ん〜?じーつー、なんか言った〜?
( ´D`) >え、えぇ!な、なんも言ってねーれす!
( ´ Д `)>ふ〜ん



@  @
( ‘д‘)>ののもまだまだやな・・・


というわけでもうしばらくお待ちください。
147モー娘。板に名無しさん(羊):2001/05/22(火) 02:19 ID:U7t1sF.U
どういうわけなんだー!(ワラ
148名無し娘。:2001/05/23(水) 11:11 ID:P32TT5NM
h
149名無し娘。:2001/05/24(木) 04:24 ID:FnkgyKb6
保全するからいつか書いてよ。
150名無し娘。:2001/05/25(金) 11:05 ID:eYPZox72
保全++
151名無し娘。 :2001/05/27(日) 03:03 ID:sMWPVH9A
保全スルー
152SOL:2001/05/29(火) 01:42 ID:dIR1cXMo

―――正直に告白、します。

私、彼のこと好きなんです。

え?好きになった理由ですか?
そうですねぇ・・・、2年の時のことなんですけど、
朝練行こうと思って、早めに家を出たんです。
そして、学校の近くの公園を通った時、
ドリブルの音が聞こえたんです。
誰だろ?と思って、ちょっと寄ってみたんです。
そしたら彼が・・・。

一目惚れっていうんですか?
そんな感じで・・・。・・・恥ずかしいな・・・。

前から知ってたんだろって?
はい。彼のことは知ってはいました。
私の友達がよく言ってましたから。
「面白いバカがいるんだよ!」って。
あ、このことは内緒にしといてくださいね!?
153SOL:2001/05/29(火) 01:51 ID:dIR1cXMo

友達から話は聞いてたんですが、
私から話かけるのってなんか変じゃないですか?
だって、なんか恥ずかしいし・・・。
今は普通に話せるは話せるんですけどね・・・。

え?告白・・・ですか?

な、な、何言ってるんですか!
できるわけないですよ!
だって彼は私の友達のこと、好きなんですもん。
で、友達もきっと彼のことを・・・。

え?直接聞いたのかって?

そんな!聞けるわけないですよ!
だって二人を見てればわかるじゃないですか・・・。
あんなに仲良くて、楽しそうで・・・。

あ、あと、あの二人でいる時の彼の顔も好きなんです。
困ったような・・・、それでいて、なんか優しい感じで・・・。

きっと私じゃあの顔は出せない。
友達だから出せるんです。

だから、告白は・・・しません。



も、もういいですか?
めっちゃくちゃ恥ずかしいですけど・・・。

この話、彼と友達には絶対内緒ですよ!!
154SOL:2001/05/29(火) 01:54 ID:dIR1cXMo
というわけで、LOVE life -外伝- です。

あげちまった・・・
鬱だ
本編はもう少しお待ちください
155名無し娘。:2001/05/29(火) 04:36 ID:UplDD1Hk
誰に話してんだろ
156名無し娘。:2001/05/30(水) 02:17 ID:XIasK2rQ
おお、待ってました!
157名無し娘。:2001/05/31(木) 00:59 ID:HvG/hxp2
sage
158名無し娘。:2001/06/02(土) 14:47 ID:6ZyAe4.c
保全
159名無し娘。:2001/06/04(月) 16:42 ID:lBCjSUd.
hozen
160名無し娘。:2001/06/06(水) 02:44 ID:3vJDJX32
保全
161名無し娘。:2001/06/07(木) 00:57 ID:ixmE3Mug
SOLどうしたんだ・・・?
162モー娘。板に名無しさん(羊):2001/06/08(金) 19:34 ID:z64dEWvA
気長に待とうぜ。
163モー娘。板に名無しさん(羊):2001/06/09(土) 23:54 ID:VwYsyxos
ほぜむ。
164モー娘。板に名無しさん(羊):2001/06/10(日) 21:43 ID:CoBeXqW6
今日もほぜむ。
165モー娘。板に名無しさん(羊):2001/06/11(月) 21:56 ID:cNIwqF2g
明日もほぜむ。
166モー娘。板に名無しさん(羊) :2001/06/12(火) 21:22 ID:QwEXaYAA
明後日もほぜむ。
167名無し:2001/06/13(水) 04:24 ID:yTH8Q4j2
SOLのバカやろう
168名無し娘。:2001/06/15(金) 23:14 ID:v/v8sctY
保全
169名無し娘。:2001/06/17(日) 10:41 ID:Q5CWsWuA
保全
170モー娘。板に名無しさん(羊):2001/06/19(火) 03:37 ID:UMm4p.JM
保全。
171名無し娘。:2001/06/20(水) 19:20 ID:Xp4ntSdE
保全
172名無し娘。:2001/06/21(木) 09:20 ID:EQFFZMF6
hozen
173モー娘。板に名無しさん(羊):2001/06/22(金) 02:38 ID:s6WmXyjM
最後の更新から今日で丸一ヶ月か…保全。
174名無し娘:2001/06/22(金) 03:15 ID:ZlFuqVHQ
SOLティンバンコ
175名無し娘。:2001/06/22(金) 19:28 ID:GVq/bQAk
SOLさん早く更新して!
176名無し娘。。。:2001/06/23(土) 00:01 ID:EoCh2TCo
sageでやろうぜ>>174-175
177名無し娘。:2001/06/24(日) 10:51 ID:Ug6nar8s
保全
178名無し娘。:2001/06/25(月) 19:54 ID:SbpMGWYU
保全
179名無し娘。:2001/06/26(火) 19:46 ID:6mGWGRUA
保全
180モー娘。板に名無しさん(羊):2001/06/28(木) 00:46 ID:TH7dhxZ2
何か本格的に放置の匂いがしてきた…保全。
181名無し娘。:2001/06/28(木) 01:24 ID:.hf0z7Nc
まあ確かに2chより名作集板……いや、マジファンサイトの
ほうが似合いそうな小説ではあるが……
182:2001/06/29(金) 02:17 ID:15h4kBGM
俺が続き書いてもいいかな。
まだ考えてないけど。
183モー娘。板に名無しさん(羊):2001/06/29(金) 21:33 ID:/Bws3Rs.
どうぞ〜
184名無し娘。:2001/07/01(日) 10:14 ID:d70c1FJg
保全
185名無しっぺ:2001/07/02(月) 21:45 ID:1W8jwaO.
保全
186名無し娘。:2001/07/04(水) 10:40 ID:Hbjq0XIw
保全
187名無し娘。:2001/07/04(水) 23:52 ID:U1mQF/wU
チュン… チュン…
後藤「ふああああ…もう朝か。今何時ィ〜…?」
加護「あー頭ガンガンするわ…。こんな不健康な13才どこにもおらんで」
矢口「……ん、んん〜。あー…おはよぉ〜…!」
加護(ブッ! 相変わらずスゴイ寝起き顔やな…!漫画『漂流教室』で
   ストレプマイシン埋め込まれた野球選手のミイラみたいやでオイ!)
安倍「ゴホッ…!ブホッゲホッ! ………ッ!? な、なんでなっちの
   口の中に、お菓子めいいっぱい詰め込まれているのォ〜!?」
保田「あー…怖い夢見てたわ。イスカンダル星が爆発しちゃうのよ〜!」
鈴木「…わっ!ビックリした! はああ…保田の顔か。朝からビックリさせ
   ないでよ! うっわァ〜…汚い部屋…!! これまた私が掃除するの
   かよ〜。 ん!?誰だ! 忍者じゃじゃ丸君のソフト割ったの!?」
飯田「ふああ〜ムニャムニャ…。 スマン。」
鈴木「お前かッ! またお前かッ! お前は肉体派のクラッカーかよ!?」
加護「おい起きろや辻! なんて寝相や。お前、車にひかれたカエルか?」
辻 「…んにょ? んんんん〜〜〜ッ! 気持ちのいい朝れすね〜…♪」
矢口「ホレ、石川起きろ。あ〜あ、泣きはらした目しちゃって…。」
石川「んん…。このたびカントリー娘に入った石川です…。ムニャムニャ」
矢口「…心配すんな。いつまでもみんなで帰り待ってるから…。」
安倍「それより、何か大事な事忘れてない?」(ボリボリ)
保田「何で朝イチで、ポテチむさぼり食えるんだよテメーはッ!!」
後藤「…あ、そうよ! 中澤さんとヨッスィ!!」
188名無し娘。:2001/07/07(土) 01:43 ID:CE22KU3E
無理なら無理と言ってください。
189名無し娘。:2001/07/10(火) 21:52 ID:0t..VBsw
hozen
190名無し娘。:2001/07/12(木) 02:46 ID:u/HO9KqY
hozen
191名無し娘。:2001/07/12(木) 18:54 ID:kblvP.ek
h
192名無し娘。:2001/07/15(日) 09:13 ID:8pZ4CnbE
SOLさん、書けないなら放棄と宣言してください。
そうしたらこのスレを倉庫送りにしますから。
193名無し娘。 :2001/07/17(火) 20:29 ID:Or4MWCPE
 
194名無し娘。:2001/07/19(木) 19:19 ID:AGa4FAhs
195名無し娘。:2001/07/22(日) 01:29 ID:nbzSy5JQ
保全
196名無し娘。:2001/07/24(火) 01:12 ID:lMmrBv2k
ほぜむ。
197名無し娘。:2001/07/27(金) 19:32 ID:46kWtYQM
198名無し娘。:2001/07/29(日) 00:21 ID:FUfdhuOc
 
199ゴダード2:2001/07/30(月) 04:15 ID:k2OMRQcg
LOVE LIFEとは全然関係ないですが、このスレを使って小説書きたいと
思います。
200ゴダード2:2001/07/30(月) 04:17 ID:k2OMRQcg
=第1話= 失われた環

我輩ははうんこまんだ。名前はうんこまんだ。
 父は他界。母はどケチ。弟は暴走族で、妹は物心ついた時からいない。
 最近、不思議に思えて思えてしかたなかったので、思いきって母親に聞いてみた。
 「ねえ、妹はどこいったの?」
 母は小首を傾げながら、さもありなんという表情で言った。
 「誰それ?」
 この一言で俺は完全に悟った。妹など最初からいなかったのだった。
 このやり場のない怒りをマヨネーズにぶつけることにした。マヨネーズでシャンプー
するのだ。そしてDANCEするのだ!
 この行為は例えるならば、銀紙をクチャクチャと噛む行為に似ているだろうか。
 似てる度合いで言えば、尊敬する針すなお先生の似顔絵くらいかもしれない。
201ゴダード2:2001/07/30(月) 04:18 ID:k2OMRQcg
=第2話= あの橋を渡る時

突然!
 ガシャーン!!!!!!!!!
 窓、ガラ…ス、割れ……た…………
 なんてこった!今日は大事な用があったんだ。
 それは、加護亜依と一緒に遊園地へ行くという約束だった。
 俺は急いでパジャマを脱ぎ、皮ジャンとモッズパンツに着替えた。
 「いってきまーす」
 誰も答えるはずのない玄関から3メートル離れた地点からそう言った。
 !?
 途中、ヒゲを剃り忘れたことに気付き、慌てて引き返そうとしたが時、既に遅し。
 ヒゲは止めることなどできない。
 仕方ないので、駅までの間に抜いてしまうことにした。幸いポケットに充電したばっかりの電気シェーバーを発見したので、ゴッドハンドでヒゲを撃退した。
 「♪あーよかったなー」
 なんて花花の大ヒットチューンが聞こえてくる始末。俺はいったいどうしちまったんだ。
202ゴダード2:2001/07/30(月) 04:20 ID:k2OMRQcg
=第3話= PERFORMANCE STATION

 駅についた。
 そのころにはもうどっぷり日が暮れ、俺の軽やかなステップも2STEPから1STEPに落ちていた。
 駅前ではパフォーマーがたくさんいて、皆思い思いに何かを表現していた。
 あるストリートミュージシャンの前を何気なく歩いていると、見覚えのある、特徴的な、それでいて繊細な、言い換えるならば後藤真希のような女の子が踊っているように見えた。
 いや、後藤真希が踊っていた。
 なんだかすごく得した気分になって、そのまま家に帰った。
 戦利品として5コで198円のティッシュペーパーを買ったことはいうまでもない。
203ゴダード2:2001/07/30(月) 04:23 ID:k2OMRQcg
がんばります。よろしくお願いします。
204名無し娘。:2001/07/30(月) 13:49 ID:kbrO4e3Q
わけわからんけどおもしれー!続けてくれ。
205名無し娘。:2001/07/31(火) 00:50 ID:sKj.auv6
辻希美アンソロジー?
206ゴダード2:2001/07/31(火) 03:50 ID:m.dwzbH.
今日も書きました。読んでくださったなら幸いです。
207ゴダード2:2001/07/31(火) 03:54 ID:m.dwzbH.
=第4話= UNDER THE DOG

 その日の夜11時頃、携帯が鳴りだした。
――トゥルゥルゥルゥ、トゥルゥルゥルゥ――
 着信には「( ‘д‘)」と出ていた。
 誰だかわからなかったのでお茶を飲み、一服してから出ることにした。
 この間、零コンマ3秒!
 「はい、もしもし俵光太郎です」
 これは俺たちの合い言葉になっているのだ。
 しかし、なぜだか相手の言葉が全く聞こえない。それどころか、携帯電話のアンテナが消えてしまったいた!
 冷静になって考えてみると、携帯を上下逆さに持っていたのだった。
 この間、20分…。
 そして再度、先ほどの合い言葉を言う。すると相手うれしそうな声が聞こえてきた。
 「板東さん、-30点を引くっていうことは、30点足すっていうことだよ!」
 電話の相手は加護亜依だった。
 加護と俺とは、今日遊園地へ行く約束をしていたのだが、亜依は待ち合わせの場所に現われなかったのだ。
 いや、俺が待ち合わせ場所までたどり着けなかったきらいもある。
 「あと30分くらいで着くから、ちゃんと待っててや」
 !?
 しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁーーーーーーーーーーーーーー。
 オヨヨ。
 俺としたことが、待ち合わせに遅れるなどという失態を演じることはできない。
 急いでパジャマを脱ぎ、モッズスーツに着替えた。
 残念ながらコーディネイトに時間をかける暇がなかったので120%元気いっぱいというわけにはいかないかもしれない、ベストは尽くしたつもりなのだが。
 駅までここから3分。そして電車が13分。遊園地まで最寄り駅から徒歩14分。
 頑張ればギリギリ間に合う!急げ!
〜〜特攻野郎Aチームのテーマ〜〜
 駅に着いた。そこにはさまざまなチーマーというのか、悪く言えば不良少女たちが徒党を組んでいた。
 その中に一人、犬が混じっていた。
208ゴダード2:2001/07/31(火) 03:57 ID:m.dwzbH.
=第5話= 誰が為に少女は走る

 電車に揺られること30分。やっと遊園地の最寄り駅へ到着した。
 ここから遊園地まで徒歩で14分である。
 俺は鉄腕DASHで、走りに走った。
 走ってから3分くらい立ったところで、前方に身長150センチ程度の少女を発見した。
 まさに加護亜依、その人であった。
 俺は気付かれないように尾行を開始した。もちろん鼻孔は全開である(笑)。
 加護は当たりをキョロキョロ見回し、靴のひもを直す仕草を見せたかどうかというその瞬間!猛ダッシュで走り出した。まるでチキンレースに参加した小男のように。
 どうやら尾行に気付かれたようだ。備考欄にはなんと書こうか…(笑)。
 気付かれたなら仕方がない、手荒なまねはしたくなかったが、俺もプロだ。
 拳銃を取り出し、加護の後を負けじと鉄腕DASHで追い掛けた。
 加護との距離20センチまで追い付いた。すると突然加護が「キーン」というかけ声と共にアラレちゃん走法に切り替えた。
 ヤバヒ!
 アラレちゃん走法は危険だ。速さは常人の3倍のスピードが出るが、そのぶん体に負担がかかってしまい、脊髄が溶けてしまう。
 俺もアラレちゃん走法に切り替えるべきか否か。迷ってる時間はない。待ち合わせの時間に遅れてしまう。
 俺は拳銃を胸ポッケにしまい、ゴツゴツした感触を味わった。
 「キーン」
 アラレちゃん走法は2度めだったが、なんとか加護に追い付くことができた。
 そして、そのまま遥か彼方に抜き去ったのだった…。
209名無し娘。:2001/08/01(水) 22:41 ID:nhz.B3ak
おもろい
210ゴダード2:2001/08/02(木) 00:26 ID:1LgPYNbs
今日も書きました。読んでもらえれば幸いです。
211名無し娘。:2001/08/02(木) 00:27 ID:1LgPYNbs
=第6話= トワイライト・シンドローム

 遊園地に着いた。まだ加護は来てないようだった。
 「ふー、なんとか間に合ったか・・」
 時計は22時20分を差していた。
 たしか、家を出た時には23時を廻っていたはずだったが、これいかに。
 疑問を口に出して自問自答をしようかと思ったら、加護が来た。
 「ごめーん、待った?」
 俺はブチ殺してやりたい衝動をどうにかして封じこめながら笑顔でそれに答えた。
 「えへ、遅れてもうた。待ち合わせは12時やったのに」
 加護はヘラヘラとシャブ中のように笑っている。不思議なやつだ。
 大方の予想通り、遊園地は既に閉まっていた。
 「どうする?遊園地もう終わってるよ」
 加護の尻のラインを見定めるように俺はニヒルにそう言った。
 加護はしばらくして、やっとその考えに至ったようだ。
 「ガチンコごっこしようや」
 なるほどそうきたか…。予想だにしなかった衝撃の展開に、俺は修羅場った。
 「よし、わかった、じゃあ俺は加藤弟の役やるね」
 そう言うやいなや、俺は近くにあったミッキーマウスの像をいじめだした。
!!テョウーーーーーーー!!!
 加護の狂犬竹中キックが炸裂した。
 なんだかひどく幸せな気分になり、俺は全てを投げ出す覚悟ができた。
 この少女になら、なんでも話せる、なんでもスピーク。
 「実は俺…」
 「わかってるよ」
 加護ははにかんだ顔でサミングをくり出してきた。
 俺があわてて目をつぶると、まぶたにはマジックで書いた目が書いてあった。
 「ウヒャヒャヒャヒャ」
 加護は笑いに笑った後、俺に時間を聞いてきたのでなんだこのやろう俺といるのが楽しくないのかしらそれなら俺にも非があるから謝ろうかな、それじゃ男がスタルヒンだから思いきってぶってやろうか、なんてことを思いながら、腕時計を見せた。
 時計は22時20分を差していた。
 加護はそれを見ながら考え込んでしまった。
 「謎は深まるばかりや…」
212ゴダード2:2001/08/02(木) 00:29 ID:1LgPYNbs
=第7話= 死に至る衝動

 一方その頃、うんこまんは悩んでいた。自分は星屑でいいのだろうかと。
 この世に生まれたのはなんのためなのか、世界の果ては滝なのか、宇宙は広がり続けているというがその先はどうなっているのか。
 永遠とも表現される彼のペシミストっぷりに、彼の周りの人は困り果てていた。
 その中に一人、うんこまんの相談役、常務取締役とでもいうべき人物がいた。
 石川梨華である。
 「うんさーん、今日も元気してますかー!」
 石川は彼の事をうんさんと呼ぶ。いつの頃からだったかそれが定着していた。
 ある日、うんこまんがルーチンワークをしていると石川が血相を変えて飛び込んできた。
 「うんさん!大変ですよ。亜依ちゃんが行方不明になりました!キャハ」
 うんこまんは、静かに興奮した。なぜなら、石川がビョウつきのリストバンドをしていたからだ。そのリストバンドは限りなく透明に近いプルトニウム…。
 「ちょっとうんさん、なにボンヤリしてるんですか!なんか心当たりとかないんです?」
 石川は明らかに焦っていた、同じグループのメンバーがいなくなったのだ、当たり前といえば当たり前のようだが、彼女は何かを隠しているかのように見える。
 うんこまんは平静を装っていたが、内心はヒヤヒヤものだった。
 ジェシカが崩れそうになっていたからである。
 「もーぅ、うんさんっていつもそうなんだから!たまには私たちにも感心もってよー」
 その時!彼の中でなにかが弾けた。
 P・プチ.・.・.・.・ー=ー=
 そして、静かに口を開いた。
 「I have a dream.You are the seventh.」
 石川はその言葉の持つ重みを未だ知るよしもなかった、知るつもりもなかった、まだ知ることができなかった、知ることすら知らなかった。
 彼はその言葉の持つ重みを知っていた。知り過ぎるくらい知っていた。
 軽かった。
213名無し娘。:2001/08/02(木) 11:27 ID:/Squ2Tu2
キング墨子。
214ゴダード2:2001/08/03(金) 17:50 ID:W4ysqmCs
更新します。読んで下さい。
215ゴダード2:2001/08/03(金) 17:53 ID:W4ysqmCs
=第8話= 非日常事態(前)

 気が付いた時にはもう遅かった。そんなことは日常にはよくあることだ。
 俺と加護はまさにそんな状況下におかれていた。
 辺りは漆黒の闇。静寂と欺瞞のシンフォニーが俺たちに迫っている。
 加護と俺は完全に手足の自由を奪われていた。二人は手錠でつながれ、鼻くそをほじることさえためらわれた。加護は明らかにケツを掻きむしりたがっていたが、加護が右手を使おうとすれば俺の左手が、加護が左手を使おうとすれば俺の右手が一緒に着いていってしまうこの状態で、ケツを思う存分掻きむしることなど自殺行為に等しかった。
 手と比べると足は比較的自由に動かすことができた。俺の右足が加護の左足とヒモのようなもので繋がれているだけだったので、もう片方の足にはなんの制約もなかった。
 いったい誰がこんなことをしたのだろう。
 何のためにこんなことをしたのだろう。
 なぜこんなことになったのか…。
 俺の思考は宙をさまよった。ほんの数時間前までは加護と俺は遊園地の近くで遊んでいたはずだ。
216ゴダード2:2001/08/03(金) 17:54 ID:W4ysqmCs
 そうだ!あれからどのくらいたったのだろう。俺は腕時計を見た。
 23時5分35秒を差していた。
 もちろんマジックで描かれたものである。正確な時間ではない。
 しかし、なぜだか俺は安心した。地球は今も回っている。世界は動いている。
 加護は半分眠っているようだった。こんな状況で寝るとは、ヤツもなかなかタフだな。
 俺はそろそろ脱出の相談をするべきだと思い、加護を揺らした。
 「お兄ちゃんはよ起きて、つまんないやんか〜」
 加護は俺のおぞましい声に目覚めた。
 「ほんばんわ」
 オーマイガッ!完全に寝ぼけている。なんてこった。
 仕方ないので俺はこれまでに推理したことをかいつまんで教えた。
 加護はわかったというようにうなずいたが、ホントのところはどうだか。
 こんなやつ俺がギタギタのケチョケチョのズタンズタンにしてやるさ。
 「それでだな」俺は加護に作戦の説明をした。
 「まず俺があの窓ガラスを割る。そしたらお前はそこから逃げろ、わかったか」
 加護は安易にうなずいたが、俺は見逃さなかった。こいつはわかってない。
 そんなこんなの押し問答で3時間は過ぎただろうか。
 もはや、加護はケツを掻くことになんのためらいも見せなかった。
 俺はそんな加護とゴルフに行きたいと思ふ、てふてふ。
217名無し娘。:2001/08/04(土) 11:22 ID:7uxnasTc
久し振りの人だかりだな。俺、何も盗んでませんよ。

                      敷島
218ゴダード2:2001/08/07(火) 06:44 ID:REQiGwis
ちょっと間が空いてしまいました。
219ゴダード2:2001/08/07(火) 06:49 ID:REQiGwis
 風が吹いた。どうしようもなく狂おしく、いとをかしかった。
 加護と俺はあいかわらず繋がれたままだ。脱出より先に、この繋がれた状態をなんとかするところから始めるべきだった。
 なんか良い案はないものか。俺は思わずロダンの「考える人」のポーズを取ろうとしたが手錠の為にそれは叶わなかった。
 それどころか加護に「あいたっ」と言わせてしまう始末。
 途方に暮れるとはこんな有り様をいうのだろうか。運を天にまかせるしかないのか。
 加護は電動やすりを取り出した感じで。
 ギギギギギギギギギギギギギギギッッギギギギギギギイイギギギギッッギギギギイ
 なんとか俺の右腕と加護の左腕は自由になった。しかし、俺の右足と加護の左足が繋がれているため、あまり意味がなかった。
 もう一方の腕も自由にしようと電動ヤスリを動かしたその時、案の定電池が切れてしまった。なんてこった。この世には神も仏も稲尾様でさえいないのかしらん。
 とりあえず、手を上に上げれば二人三脚の要領で前には進めるので、俺たちは脱出を試みた。この段階では気付いてなかったのだが、空いた方の手で足のヒモをほどけばよかったのだ。
 もしかすると、俺と加護の間に、それをあえて呼ぶとすれば、恋のようなものが生まれ始めていたのかもしれない。
 そんな夜、俺と加護は奇妙な二人三脚をしている。
 こんな恋の仕方だってあっていいはず。傍から見ればおかしいかもしれない。
 でも、二人の間にはたしかに存在する。見えない糸と意図。見える手錠。
 ドルと為替の相場をチェックするべきだよ。
220ゴダード2:2001/08/07(火) 06:50 ID:REQiGwis
第9話のタイトルは「Be Natural」です。すいません。
221名無し娘。:2001/08/07(火) 16:09 ID:LmBNI70.
いいね。
222名無し娘。:2001/08/08(水) 00:37 ID:hK.3CiXU
>>219
少なくとも、稲尾様はいるよ。
223名無し娘。:2001/08/09(木) 11:19 ID:ZbtOYkK2
保全
224名無し娘。:2001/08/11(土) 01:51 ID:R5GrC5K6
ほぜむ
225名無し娘。:2001/08/12(日) 14:48 ID:WrOhJqYc
保全
226名無し娘。:2001/08/13(月) 13:50 ID:4UrDG7c.
保全
227ゴダード2:2001/08/14(火) 01:47 ID:HVunOhwY
久々です。読んで下さってる方、遅くてすいません。
保全して下さった方、ありがとうございます。
228ゴダード2:2001/08/14(火) 01:57 ID:HVunOhwY
=第10話= 嘲りと光の陰に

 うんこまんは焦れていた、彼の恐るべき情報網をもってしてもある男と少女の行方が全くわからなかったからだ。万事休するまであと30メートルといったところか。
 二人は誰かに連れ去られたのだろうか、それとも自ら姿をくらましたのだろうか。
 そんなことすら、彼の手元の情報ではわからなかった。
 男と少女がいなくなってから、丸二日経とうとしていた。石川梨華はあいかわらず何かを隠したままうんこまんに接していた。いくら気の長いうんこまんといえども、そろそろ限界を向かえようとしていた。
 「うんさん、どうしましょう。全然みつからんDAY」
 石川は黒い。
 彼はそんな石川をダイヤモンドの原石のように思っていた。
 「うんさん、どうしたんです?そんなに石川を見つめて」
 いつのまにかうんこまんはタオルを手にしていた。磨くのか!
229ゴダード2:2001/08/14(火) 01:58 ID:HVunOhwY
 「そろそろ警察に届けましょうよ。モーニングのメンバーも怪んでるんですよ。亜依ちゃんが2日も熱出して電話連絡は石川にしてるなんて、不自然すぎますよ。私と亜依ちゃんって特に仲良しなわけじゃないのに…」
 石川の言うこともわかる、しかしいったいどうすればいいというのか。
 その時、うんこまんが静かに口を開く。
 「場所はわかってるんだ…」
 グヘ。石川は驚いた。早く言えよコンチクショウ!
 「ただ…」
 「ただ、なんなんです?わかってるならなんで言ってくれないんですか!!もぅ」
 しかし、石川の怒りもうんこまんにはヘタな演技にしか見えない。彼の全てを見透かすような目に、石川は気付いているのだろうか。
 「ただ…、目的がわからない。自ら隠れてるのなら、我々が無理に連れ出す必要はないだろう。戻ってくるなら戻ってくるだろうし、戻ってこないのも二人の自由だ」「と思う」
 うんこまんの鬼気迫る迫真の表情作りに、石川は圧倒されていた。もしかして、自分の意図がばれているのではないか。そんなことに、石川はやっと気付いた。
 「もしかしてうんさん、私のこと…」
 「ああ、好きだ」
 陽はまた昇り繰り返す。ただそれだけのこと。
 漂流しても、留まっても。
 闇は音を立てずに忍び寄ってくるのではない。いつもそばにいるのだ。
230名無し娘。:2001/08/15(水) 22:34 ID:UAXspELE
がむばれ。
期待してるよ
231名無し娘。:2001/08/17(金) 01:49 ID:pP7jW.xo
hoz
232名無し娘。:2001/08/17(金) 17:00 ID:rq6/Tcv6
en
233名無し娘。:2001/08/18(土) 04:34 ID:VTAKAYio
  
234アンチ石川(元石川ヲタ):2001/08/18(土) 23:45 ID:ot7eWgFI
保全。
235名無し娘。:2001/08/20(月) 02:22 ID:oKMRhSjM
保全
236名無し娘。:2001/08/21(火) 00:27 ID:w8idXzro
hoze
237名無し娘。:2001/08/22(水) 03:53 ID:YPZT0/ng
n
2382代目SOL
こちらのスレでは別の話が展開しているようですがこのたび私が別のスレで本来の?
物語の続編を書かせていただくことにしました。
よかったら読んでやってください。

http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mor2&key=998435589