石川梨華がそばにいる生活

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1ぺったんこ
2学期の席替え。
俺たちの班の班長。
それが、石川。
2ぺったんこ : 2001/02/14(水) 01:58 ID:wKFhixHs
成績悪かった人間だけが集う、微積の特別補講。当然のごとく、開始15分でフケた俺は、
一人、自分の教室に入り、窓際の席に腰をかけた。そして、ギラギラと照りつける太陽の
光に顔をしかめながら、パタパタと下敷きで扇ぐ。
―――ガラガラガラ
絶対に、誰も入ってくるはずがない教室の扉が開き、俺は一瞬、身を固くする。

「あれぇ?」

そこにいたのは、石川だった。

「…あ、石川ぁ」
「何やってんの?」
「あ…いや…別に…お前こそ何…って部活だよな、どう見ても」

そう言う俺をさえぎるように、石川が俺に近づいてくる。
Tシャツに透けた下着のライン。どうやっても見ちゃうんだけど、何とか悟られないように
視線を泳がせる。

「…ちょっとゴメンねー」

そう言って石川は、俺の座ってた机の中から、小物入れを取り出す。俺の前で身をかが
めた石川は、少しいい匂いがした。

「…じゃ、行くね」
「お、おぅ。部活がんばってな」
「…アリガト」

―――ガラガラガラ
俺の座ってた席は、石川の席だった。
でも、それは、最初から知ってた。
だって、俺…
3ぺったんこ : 2001/02/14(水) 01:59 ID:wKFhixHs
放課後の図書館。低い本棚の上に手をつき、窓の外を眺めてみる。
なぜ図書館なのか。それはテニスコートに一番近いから。
なぜテニスコートなのか。それは石川がいるから。
なぜ石川なのか。それは…
4ぺったんこ : 2001/02/14(水) 02:00 ID:wKFhixHs
「ねぇ」

放課後。昇降口で俺を呼び止めたのは石川だった。

「なによ班長?今日なんかあったっけ?」
「…ううん。…ねぇ、ちょっとさ、話があるんだ」
「話ぃ?なんなんだよ、一体?」
「…ちょっとさ、付き合ってくれない」

そう言って石川は俺の手を引っ張り、女子テニス部の部室に俺を連れこんだ。たぶん、
普通に過ごしてたら、まず入る事のない部屋。俺は何とも言えない緊張感のまま、石
川の言うままにパイプ椅子に腰掛けた。なんか、悪い事をしているみたいで、俺は一
人ドキドキしている。バカみたいだ。

「…なにキョロキョロしてんのよ」

石川の声に俺は我に返る。

「きょ、キョロキョロなんてしてねーよ。…で、話ってなによ?」
「…実は…さ…」
5ぺったんこ : 2001/02/14(水) 02:01 ID:wKFhixHs
部室の外では部活に向かうヤツらの声がしてる。ここに誰か入ってきたらどうしよう…
んて気が気じゃない。

「…4組のね、ヒトミちゃんがね…」
「誰だよ、ヒトミチャンって」
「いるのよ。ヒトミちゃん。ヒトミちゃんね…好きなんだって」
「…好き?誰を?」
「うちのクラスのね、大西くん…」
「……」

俺は、自分の名前を言われたらどうしようなんて考えてた。本当バカだ。

「大西くんね、モテるじゃない?ライバル多いからやめなって言ったんだけど…」
「…大西、ねぇ…そんなにイイのかな、アイツは。俺には理解できねぇけどな」
「ヒトミちゃん、もう、ものすごい真剣でね。最近全然元気なくって…」
「で、俺にそれを話してどうしようっていうの?」
「…大西くんと仲いいじゃない?だから…」

そこまで聞いて、俺は石川の魂胆が読めた。

「ヤダよー、そんなぁ。めんどくせぇもんよー」
「お願いぃ!協力してよー」

石川が両手を合わせて拝んでくる。しばしの沈黙。

「…しょうがねぇなぁ…」

その瞬間、石川はパッと顔を上げ、満面の笑みを浮かべる。

本当は面倒くさかった。

でも、俺には断れなかった。その理由は言わずもがなだ。

「そうと決まればさ、作戦会議しようよ」

石川がそう言って立ち上がる。俺のドキドキは、まだおさまっちゃいない。
6ぺったんこ : 2001/02/14(水) 02:02 ID:wKFhixHs
大西と、4組のヒトミをくっつけるべく、俺と石川は駅前のマックにて、
毎日のように作戦会議を開き、そして、いろいろ工作を仕組んだ。偶然を
装わせて、教室に二人きりになるように仕向けたり、石川と俺がそれぞれ
友人を集め、グループデートという形で、二人を親密にさせようとしたり。
俺的には、人の為にこんなに努力をするなんて経験はほとんどな かったし、
ましてや、他人の幸せの手伝いをするなんて、本来なら一番イヤな事かも
知れない。けれど、イヤ気は少しもささなかった。

それはもちろん、隣にいつも石川がいたからだった。
まるで、自分の事のように、恋の行方に一喜一憂する石川の横顔を、俺は
いつも見ていた。そして、最初は小さな火種だった、俺の中の石川に対す
る想いは、いつしか大きな炎のように燃え盛っていた。
7ぺったんこ : 2001/02/14(水) 02:04 ID:wKFhixHs
「いよいよだね…」

俺と石川が、それぞれ、大西とヒトミを放課後の中庭に呼び出す。俺たち
ニ人は2階の窓からその様子を見守る。ここ数ヶ月間、いろいろやってき
た事の総決算。告白の儀式だ。石川は先にやってきているヒトミの姿を、
不安げな表情で見守っている。本当、柄じゃないんだけど、俺まで緊張し
てしまう。バカみたいだけど、正直、この恋がうまくいくといいなんて、
そんな事をちょっと考えたりしていた。

「…あ…」

石川が小さい声を上げる。渡り廊下のドアが開いて、大西がノソっと現れた。
俺も一瞬息を呑む。石川はもう見ていられないという感じで瞳を閉じ、両手
を胸の前で組んで、祈っている。中庭の二人には、全く動きがない。

「…ヒトミちゃん…」

うわ言のように呟く石川。そして次の瞬間、中庭の二人の距離がそっと近づく。
そして、二人が肩を寄せ合って、昇降口の方へと歩き出した。

「おい、石川っ」

瞳を閉じて身を硬くしていた石川の肩を叩く。ゆっくりと目を開ける石川。

「見てみろよ、ほら…」

そう言って、楽しげに話しながら歩いていく二人の事を指差す。それを見た
石川に満面の笑みが浮かんだ。

「…よかった…よかったねっ」

そう言って、石川は俺の腕をギュッとつかむ。

その瞬間、俺の中である決心が芽生えた。

「…なぁ、石川」
「ん?なに?」
「俺たちもさ…中庭行ってみねぇ?」

さぁ、儀式パート2、行ってみようか。
8ぺったんこ : 2001/02/14(水) 02:05 ID:wKFhixHs
遠くで野球部の掛け声が聞こえる。

誰もいなくなった中庭。秋の冷たい風が、俺と石川の足元を吹き抜けていく。
石川は、さっきのことがよっぽど嬉しかったのか、藤棚の屋根を眺めて微笑
んでいる。俺は、そんな石川の横顔をじっと見つめる。鼓動が早くなる。
たぶん、石川は何ともないはず。俺一人だけドキドキしちゃって、バカみたい。

「私さぁ…」

俺が声を出そうとしたその瞬間、石川が先に口を開いた。俺は思わず息を呑む。

「私、なんていうか…ヒトミちゃんにはがんばって欲しかったんだ」
「…なんでよ?」
「うーん…なんでかよくわかんないんだけど…」
「……お前はどうなんだよ…」
「…へ?」

話の流れに乗じて、ついに核心を口にする。唇が乾く。喉も乾く。

「…石川はさ、彼氏欲しいとか思わないのかよ」
「私は……」

あたりの景色が暗くなっていく。いつしか野球部の声も聞こえなくなった。

「……俺…」

そう言った俺を石川がじっと見つめている。俺はどうしても次の言葉が出せない。
何やってんだ。

「……石川…俺、おまえの事……」

藤棚に巻きついたツルがフワッと風にゆれた。
9ぺったんこ : 2001/02/14(水) 02:06 ID:wKFhixHs
言っちゃった…ような気がする。

でも、なんか、耳の奥のほうがジーンてしてて、自分がなに言ったのか、よく解らない。
たぶん、普段の俺なら絶対に言わないようなセリフ吐いちゃったんだろうな。あー、何
やってんだ、俺は…

「俺さ…こういうのって慣れてないっつーか、なんかどうしていいか解んなくて…たださ…」

必死の弁解。見苦しいっつーんだよ。
でも、目の前の石川は、じっと俺の顔見たまんま、何も言わない。まぁ、そりゃそうか。

「ただ…石川の事、最初見たときからイイって思ってた。いつか、こうして二人きりで話
 とかできたらいいなって、そう思ってた。アイツらの事で、石川といっぱい話すように
 なってさ、石川のいろんな表情見てたら…どんどん石川にハマッていってさ…」

俺、何ベラベラ喋ってるんだろう。石川困ってるじゃねーか。
でも…今言っとかないと、絶対後悔するような、そんな気がしてた。

「…ゴメンな。変な事言ってさ。まぁ、そんな事急に言ったってな、どーにもなんねーし…
 それに…」
「…なんで…?」
「え?…」
「なんで…謝るの?…」
「…いや…その…」

辺りが薄暗くなって、目の前のお互いの事も見辛くなってくる。でも、まっすぐな石川の瞳
だけは、はっきりと見えていた。

「…わたしね…」

少し表情を崩した石川が、ゆっくりと口を開いた。
10ぺったんこ : 2001/02/14(水) 02:07 ID:wKFhixHs
「わたしね…高校入ってから、テニスばっかりやってて、恋愛とかそういうの…全然考えた
 事なくって…だから…」

なんか、すげー罪悪感。俺、もうたまらなくなって、逃げ出したかった。

「…石川…」

暗がりに俯いたままの石川の姿がぼんやりと浮かんでいる。大西とヒトミがくっついて、
それでハッピーエンドで、それで良かったのに…俺は後悔してた。ヘンな事言わなけりゃ、
あのまんま、いつも通りの俺と石川でいれたんだ。ちょっと仲良くなって、それで十分の
はずだった。

でも、もう後戻りできない。下手に好きだなんて言ってしまったから…
11ぺったんこ : 2001/02/14(水) 02:09 ID:wKFhixHs
「…わたしの…」
「…えっ…」
「わたしの返事は…」
「……」
「…好きの反対…」
「…」

後頭部にエルボー食らったような衝撃。こんなの初めてだ。あぁ、これで石川とも普通に
話とかできなくなっちゃうな…終わったな…なんて、頭の中でいろんな事が渦巻いてた。

「……」
「……!!!」

そっと近づいた石川が俺の頬にくちづけてる。石川のイイ匂いがする。

なんだ、この展開?

「…い、石川ぁ…」

暗くなった中庭に響く、俺の情けない声。

「好きの反対は…」
「え?」
「スキの反対は、キス、だもんね」
「…あ…」
「…こんなわたしでも…いいの…?」

返事の代わりに、俺は石川をギュッと抱きしめた。そして思った。


大西よりも絶対、幸せになってやる。


=おわり=
12ぺったんこ : 2001/02/14(水) 02:11 ID:wKFhixHs
某所で書いてたヤツを焼き直し。石川スレというと「手コキ」とか、
どうしても生っぽい方向に行きがちなので、ソフトに、ソフトに(ワラ

また思いついたら書きますわ。
13名無し娘。 : 2001/02/14(水) 02:27 ID:H9T5OJ4.
萌えた。期待してます
14名無し娘。 : 2001/02/14(水) 04:03 ID:1oMWOy.E
ヴァレンタインに上げるなんてにくいことしますな。
15名無し娘。 : 2001/02/14(水) 04:09 ID:iEljyGmE
うん、よかった。。。
16( "O") : 2001/02/14(水) 04:36 ID:0bGonTJk
石川に萌えまくりハアハア
17保田圭現在の作者 : 2001/02/14(水) 05:04 ID:wi5BSxbQ
今現在、ぺったんこさんのを下地に
保田圭がそばにいる生活を
書かせてもらってるものです。

すいませんねえ、勝手に、、、
やっぱり本物はアジが違いますね。
18名無し娘。 : 2001/02/14(水) 10:54 ID:1iY26w8k
良い・・・萌えた。
石川〜(:´Д`)ハァハァ
19名無し娘。 : 2001/02/14(水) 11:23 ID:MK5CIDF.
逝った・・・
20名無し娘。 : 2001/02/14(水) 12:06 ID:7sqxRBBM
心温まるお話でしたね。こいつは素晴らしいや。
21名無し娘。 : 2001/02/14(水) 13:17 ID:2SEL6W1A
いいっす……
22名無し娘。 : 2001/02/14(水) 13:30 ID:qLo0riac
さっすがぺったんこ氏。萌えさせるのがお上手だね。
23名無し娘。 : 2001/02/14(水) 15:40 ID:D7m.O3/Y
学園物いいね。部活とか図書館とか・・
24アロエソード : 2001/02/14(水) 17:18 ID:s67Tre96
なんか凄いロリロリな雰囲気になるなぁ〜〜〜
りかっちとふたりの生活になると
25名無し娘。 : 2001/02/14(水) 17:20 ID:Yg.f.OAE
神経洗浄してもらった気分。ぜひともage
26名無し娘。 : 2001/02/15(木) 00:05 ID:/JQ6Yh5w
俺も神経をクリーン大作戦された。ぜひともage
27名無し娘。 : 2001/02/15(木) 00:06 ID:3yPUhEVQ
ていうか、黒い日記はどうしたのよ??
消されたの??
28アロエソード : 2001/02/15(木) 00:08 ID:enSVpHr6
>25
CATHARSIS AXON HEART’S
29アロエソード : 2001/02/15(木) 00:09 ID:enSVpHr6
神経浄化作用精神突起
30名無し娘。 : 2001/02/15(木) 18:34 ID:/Px5wf5M
続き読ませてください
31ニ岡 : 2001/02/15(木) 21:56 ID:NuYkU9Vo
本当に・・・みいっちゃいました・・

いいなー・・こういう話・・(妄想中
32ぺったんこ : 2001/02/16(金) 02:19 ID:cwn7d5iE
石川と付き合い始めて、1ヶ月経った

…んだよな、多分。

それくらい、今の俺には、その実感がなさすぎる。
33ぺったんこ : 2001/02/16(金) 02:20 ID:cwn7d5iE
放課後。大西とヒトミが仲良く帰って行く姿を横目で見ながら、
俺は誰もいなくなった教室で一人、部活が終わって戻ってくる
石川の事を待っている。

最初のうちは、そういう時間を過ごしていても、付き合って
るっていう実感を噛み締められたりして、全然、平気だった。
例え、帰り道の石川が部活疲れでテンション低くても、全然
オッケーだった。でも、2週間、3週間経ち、だんだんその
状況が辛くなってきている俺がいた。

だんだんと日が傾いていく放課後の教室。
机の上に頬づえをつき、俺は一つため息をつく。

『やっぱり石川は恋愛より部活の方が大事なのかな』

とかなんとか、ネガティブ全開な事を考えたりして、1ヶ月目
の俺はちょいブルーになっていた。

そして、そんな俺に追い討ちをかけるように石川が言う。

「なんかさぁ、毎日待ってもらってるの悪いから…先に帰って
 くれてもいいんだよ。私、大丈夫だから」

人一倍気を遣う石川らしい言葉だが、俺は全然大丈夫じゃなかった。

こうやって、暗くなるまで石川のことを待ってて、そして、
無理してでも一緒に帰る事が、付き合ってる証しみたく思って
る俺にとって、石川のその言葉は、結構、重くのしかかった。

『やっぱ俺より部活重視なのか…』

ネガティブ超特急は、止まらない。
34ぺったんこ : 2001/02/16(金) 02:21 ID:cwn7d5iE
≪先、帰るわ≫

ある日、そうメールを打って、俺は一人で学校を出た。
駅までの道を歩いていると、あの日、中庭で石川が俺の頬にキス
をした事が、まるで夢物語のように思えてくる。そして、石川は
あの時なんで俺の告白に頷いたのか、それさえも解らなくなって
いた。

駅のホームで、携帯が震える。

≪部活終わったら、電話するね≫

俺はベンチに座り、何本も列車を見送りながら、石川からの電話を
待っていた。

石川は俺が先に帰った事、ちょっとは気にしてくれてるんだろうか。
それとも、先に帰ってくれて良かったって思ってるんだろうか。
俺が教室で待ってた事、重く感じてたんだろうか。

いろんな事を考える。
6時28分の列車がホームに滑り込む。
ほとんど同時に、電話が鳴る。
35ぺったんこ : 2001/02/16(金) 02:22 ID:cwn7d5iE
「…もしもし…」
「…あ、わたし…」
「あぁ…」
「……」
「……」

続かない会話の隙間に、列車を降りる乗客たちの靴音が重なる。

「…ごめん…な」
「…え?…」
「今日…待ってなくて」
「…ううん。大丈夫だよ、全然」
「そっか…」

列車が去り、またホームが静かになった。
俺は、話す言葉が見つからない。情けない。

「あのね…」

石川が不安そうに問いかける

「なに…?」
「明日…明日は一緒に帰ろうよ」
「…ん…あ、あぁ」

俺はなんて現金な人間なんだろうか。石川のその一言で、
低かったテンションが戻ってくる。バカみたいだ。

「俺、いつもみたいに待ってたらいい?」
「うん。私、なるべく早めに行くから」
「解った…」
「…大切な…用事があるから…」
「え…」

その言葉を聞いた瞬間、俺は、耳の奥のほうがジーンとした。
もしかして、最悪の展開なのかも知れない。

電話を切っても、俺は、その場から動けずにいた。

「たった1ヶ月かよ…」

俺の呟きは、風に乗って消えて行く。
36ぺったんこ : 2001/02/16(金) 02:23 ID:cwn7d5iE
「じゃあ、後でね」

石川がそう言い残して教室を出て行った。
俺はぎこちなく返事をして、石川を見送る。

あの日を境に、ちょっと変ってた毎日が、
今日を境に、また元に戻るだけなんだ。
だから全然大丈夫。

だんだんと人が減っていく教室。
とうとう一人きりになった俺は、そんな事を考えながら、
窓際の石川の席をじっと見つめていた。
37ぺったんこ : 2001/02/16(金) 02:24 ID:cwn7d5iE
「ごめーん…待った?」

どれくらい時間が過ぎたのか。
勢いよくドアが開いて、薄暗くなった教室に石川が入って来る。
声に妙な元気がある事を不思議に思いながら、俺は立ち上がった。

「ねぇ…」

いつもはすっかり疲れて、帰り道ではあまり話さない石川が、
今日は珍しく話を切り出した。

「…なんだよ」
「もう、1ヶ月だよね…」
「……」
「付き合い始めてから…」
「…そうだな…」

だんだんと話が核心に近づいてくるのを感じながら、俺は、気持ち、
石川と距離をとった。

「あのね…私、よくよく考えてみたんだけど…」
「……」

石川が少し俯いた。

いよいよなのか。
38ぺったんこ : 2001/02/16(金) 02:25 ID:cwn7d5iE
「誕生日…だよね、確か」
「…へ?」
「今日。誕生日だったよねぇ?」
「あ、…あぁ、そうだな、そういや」
「やっぱりそうかぁ…よかったぁ…間違ってたらどうしようって、
 ずっと思ってたの」

全く予想外の展開に、戸惑わずにはいられない。

確かに、ここ何日かは石川との事ばっか考えてて、自分の誕生日なんて
忘れてたけど…それが別れ話とどう関係あるんだろう…

「これ…」

そう言って石川は、小さな紙包みを取り出した。

「あんまりうまくできてないんだけど…」
「できてない…って…」
「開けて…みて…」

言われるままに俺は、包みの口を開けた。
袋から出てきたのは、デニム柄のテディ・ベア。
頭の所にキーホルダーが付いている。

石川は俺の手からテディ・ベアを取ると、俺のカバンのジッパーに
それを付けた。
39ぺったんこ : 2001/02/16(金) 02:26 ID:cwn7d5iE
「これ…」
「…ずっとね、何しようか考えてたの。誕生日のプレゼント」
「…石川…」
「正直あんましお金もなかったし、それに、なんか手作りの物の方が
 いいかなって…それに…お揃いだし」

そう言って、ニッコリ笑った石川が、自分のカバンについた
テディ・ベアを見せる。首の所にはピンクのリボン。

「…………」
「部活で疲れて帰って、ほとんど寝ながら作ったから、なんかヘタク
 ソで…それに間に合わなかったらどうし…」

石川の言葉を遮るように、俺は石川を抱きしめた。

二人の持ってたカバンがバサリと地面に落ちる。

「…ごめん…」
「…え?…」
「…ごめん…本当に…ごめん…」

もう、俺はそれだけしか言えなくて、そう呟きながら、ずっと石川の事
抱きしめてた。

「なぁ、石川…」
「…なに?」
「…もう離さないからな…」
「え…」
「絶対に…もう絶対離さないから…」
「…うん…」

幸せという言葉の意味を、生まれて初めて実感できた。

そんな気がしていた。

=おわり=
40ぺったんこ : 2001/02/16(金) 02:28 ID:cwn7d5iE
石川…
41名無し娘。 : 2001/02/16(金) 08:29 ID:DD9/72Jo
感想age
42名無し娘。 : 2001/02/16(金) 09:11 ID:vG/IlBlI
いいねぇ
43名無し娘。 : 2001/02/16(金) 11:49 ID:Qof8XsEU
いいね。
44名無し娘。 : 2001/02/17(土) 03:06 ID:kkNlZdUg
更新されage
45( "O") : 2001/02/17(土) 03:16 ID:Xlxbi892
萌えagain。
46名無し娘。 : 2001/02/17(土) 03:26 ID:g9QoKHNs
石川のパイズリが身近にある生活
47名無し娘。 : 2001/02/17(土) 03:46 ID:0Nr8G7zo
リカチョコくれ。真っ黒のやつくれ。
48名無し娘。 : 2001/02/17(土) 03:58 ID:M6p/EiJg
確かにいい
49名無し娘。 : 2001/02/18(日) 03:17 ID:2q1kUaeM
ageとく。
50名無し娘。 : 2001/02/18(日) 04:04 ID:Rq/ne246
泣きそう
51名無し娘。 : 2001/02/18(日) 04:44 ID:Rq/ne246
別れた後主人公がどういう風に気持ちの整理するか読みたいです
52名無し娘。 : 2001/02/19(月) 01:20 ID:Te/jDc2Q
続き期待age
53天才3 : 2001/02/19(月) 01:26 ID:gIfIXRpY
石川さん大好き
54名無し募集中。。。 : 2001/02/19(月) 01:37 ID:YU7XEUS2
小説とは思えないタイトルだな
55ところで : 2001/02/19(月) 03:06 ID:mYEgwoDw
ヒトミちゃんとくっ付いた大西くんも、また羨ましい。
56名無し娘。 : 2001/02/24(土) 17:14 ID:n/oMae6I
最高
57名無し娘。 : 2001/02/24(土) 17:19 ID:uKsIcd2A

          _,,,,-‐―−--、,,_
     ,-―< ̄ 、‐z,‐、       `i_
    / ,   ヽ::. \i. ヘ        ヽ
  /  /  , ヘ::.  ヽ」     .    |
  / /, ,  i ,、 ,、   : ヽ    :  .  |     _______
  |/| i | ., |/__|/_||:    :  :ヽ  :  :  |   /
  i| l:N|:l:::l/|、__|,, ||   i  i i  i  :  | <リカッチデアソンデイイノハ
  | | >::|∧ |j > ||>  i  l  |  |  l /   \ オレダケダ
   //::::i:ノ    /.|i: |: : |  | /   |/       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   /::::i:K     //|: |/ : /   |   /
   |::i、:ハっ ノ, /ノ|: i  ::i :/    /
    ||| li::iヘ  ノ/ヘ: /|: /  /  ./|/
    | iリ|/|ハ_',,-|/_|/:l/レ'|イ`l/|/
     | | l"ノl∧l  j_____|_
             |r―-r――'、
            .|:| ,―|   ::|
            /" `ー|    ::|
           /    j     ::|
         / / ̄ ̄     ::ヽ
58ばー : 2001/02/24(土) 19:56 ID:L9OqaVqI
いいねえ。
誕生日忘れんなよ。
59名無し娘。 : 2001/02/24(土) 22:15 ID:cAxp8aIQ
石川あげ
60名無し娘。 : 2001/02/25(日) 02:12 ID:fmPT6UXQ
続ききぼーん
61名無し娘。 : 2001/02/25(日) 14:12 ID:3OdyYheM
本出して下さい。絶対買いますから。
62名無し娘。 : 2001/02/27(火) 16:53 ID:G40E/z1g
age
63名無し娘。 : 2001/03/06(火) 01:27 ID:6SF.AHhk
続き期待sage。
64名無し娘。 : 2001/03/07(水) 21:35 ID:p3dNQmrQ
木村より面白いあげ
65名無し娘。 : 2001/03/12(月) 15:42 ID:sIlonwrA
名作上げ
66ぺったんこ@特別篇 : 2001/03/12(月) 23:24 ID:v8xBuS4I
「中澤センセイ、辞めちゃうんだって」

いつもの帰り道、石川が切ない声を出した。

「ふーん」

俺としては、極めて正直なリアクションだった。
はっきり言って、関西弁が耳障りで、小うるさい担任だったし、
まぁ、むさ苦しいオヤジのセンコーよりはマシだったっていうく
らいで、別に思い出の一つもある訳じゃない。だから中澤が辞め
ると聞いても、正直、何の感慨もなかった。

「…寂しくないの?」

石川は真顔でそう聞く。

「…別に…」
「…結構クールなんだね」
「いや…別にそういうんじゃ…だって、別れが寂しくなるほど仲
 いい訳でもないしさ」
「男子はみんなそうみたいだよね…」
「そうだな。何かって言うとキーキー怒ってるからな。みんなウ
 ゼーって言ってるよ」
「女子にはね…結構人気あったんだよ」
「ふーん」
「いろいろ悩み相談したりとか」
「中澤に?」
「確かに関西弁だし、言う事はキツいけどね、でもあったかいのよ。
 だから、何かあったら、みんな中澤センセイのとこに行くの」
「へー。すげーな、それ」
「私もね、何回か相談しに行った事、あるんだ」
「…何の?」
「…それはー…ナイショ…」
「なんだよー!そこまで言ったら言えよー!」
「イヤよー。それは誰にもナイショなんだから…」

石川はちょっと顔を赤らめて、首を横にブルブルと振った。
67ぺったんこ@特別篇 : 2001/03/12(月) 23:25 ID:v8xBuS4I
ガラガラガラ

いつものように石川を待つ、放課後の教室。
不意に、ドアが開いた。

「あれー、こんな時間に何やってんのー?」

入ってきたのは、プリントを小脇に抱えた中澤だった。

「なに…って…」

俺は気まずさ全開の表情で口ごもる。

「なーんてな…梨華ちゃん待ってるんやろ?」
「えっ…」

悪戯っぽく笑いながら、中澤はチラリと俺の方を見る。

「先生には、何でもお見通しや」

教室の後ろの掲示板に画鋲を押し付けながら、中澤が言う。
ちゃんと話もした事ない中澤と二人きり。なんか、初めて
のシチュエーションに俺は戸惑いつつも、これが最初で最
後かも知れないと思うと、妙に感傷的になったりして、つ
いつい話しかけてみたりしてしまった。
68ぺったんこ@特別篇 : 2001/03/12(月) 23:26 ID:v8xBuS4I
「先生、辞めるんだって?」
「なんや、もう知ってんのかいな」

プリントを全部貼り終えた中澤が、近くの空いてる席に座った。

「結婚でもすんの?」
「まさかぁ」
「じゃあなんで…」
「ちょっとな…何か新しい事始めたいなって」
「新しい事…」
「まだ言うても20代やんか。だから、何か始める最後のチ
 ャンスやと思うねん。そのチャンス、ムダにせんとこって
 思ってな」
「でも、女子には結構人気あるらしいから、みんな悲しむん
 じゃないの?」
「なんやぁ、男子には人気ないんかいなぁ。寂しい話やなぁ」
「いや…それは…」

墓穴掘った。最悪。

「悪いとは思てるよ。自分のワガママで中途半端に辞めて行
 くのは。でもな…」
69ぺったんこ@特別篇 : 2001/03/12(月) 23:26 ID:v8xBuS4I
俺は、中澤の次の言葉を待っている自分に気がついた。
そして、女子たちが、こぞって中澤のところに相談に行く理
由が、少し解ったような気がしていた。

「相談しに来てくれたコたちにな、『悔いのないように生き
 るんやで』っていっつも言うてる自分が、悔いのある行き
 方してんのはおかしいのかなって。そんなん嘘の悩み相談
 ちゃうのかなって」

窓に差し込む日が翳り、教室がだんだんと薄暗くなってくる。

話をする中澤が、少し寂しそうな感じに見えるのは、俺の気
のせいか、あるいは辺りが薄暗くなったせいなのか。
70ぺったんこ@特別篇 : 2001/03/12(月) 23:27 ID:v8xBuS4I
「そんな事より。上手くいってんの、梨華ちゃんと?」
「…えっ…」
「梨華ちゃんはマジメなコやから。あんまりエエ加減な事し
 たらアカンよ」
「…あぁ…相談って俺の事だったのか…」
「『初めて男の人に告白されちゃったんですぅ』って悲愴な
 顔して私のとこ来てたわ」
「…で、何てアドバイスしたの?」
「それは、ナイショや」
「んだよー、そっちもナイショかよ!」
「そっちもって何よ?」
「いや、こないだ石川とそんな話になってさ…で、何の相談
 しに行ったんだって聞いたら『ナイショ』って…」
「ハハハハ。そらしゃーないな。これは梨華ちゃんと私だけ
 のヒミツの花園や」
「なんだよ、それ」
「でも一つだけアドバイスしたげるわ」

そう言って中澤は俺に向き直った。
そして、キッと瞳を見開いて、俺の顔を見つめる。俺は思わ
ず背筋を伸ばす。
71ぺったんこ@特別篇 : 2001/03/12(月) 23:28 ID:v8xBuS4I
「オンナはな、本当の本当の胸の中は、高いプレゼントも、
 豪華なデートもいらないの。自分の気持ちが相手に伝わっ
 て、相手の気持ちが自分に伝わって、お互い解り合える事
 が何よりの幸せなんやで」

さすが大人のオンナだ。重みありすぎ。

「…さ、残業してくるわ」
「先生…」
「…ん?」
「最後のチャンス、がんばってモノにしろよな」
「…おぅ」

中澤が出ていった教室で、俺は一人何とも言えない気分に
なっていた。中澤に持っていたイメージが劇的に変わり、
こんな事なら、もっと一杯、話とかしたかった…と、なぜ
だか俺は、めっちや悔しい気分だった。
72ぺったんこ@特別篇 : 2001/03/12(月) 23:29 ID:v8xBuS4I
ガラガラガラ

「ねぇ、中澤センセイ来てたの?」

部活終わりの石川が、不思議そうな表情で戻って来た。

「…ん、あ、あぁ。…なんで?」
「今そこでね、会ったの」
「あ、そう」
「『ありがとうな、って伝えといて』って言われたんだけど…」
「…そっか」
「ねー、センセイと、なに話してたのー?」
「…ナイショ…だよ」
「えぇーっ! なんでよー!」
「石川もナイショなんだろ。だから俺も、ナイショ」
「もぉーっ!」
73ぺったんこ@特別篇 : 2001/03/12(月) 23:31 ID:HUom2vkw
数週間後。
離任式の壇上に中澤が立っていた。

うちのクラスの女子は、みんなハンカチで涙を拭い、男子はみ
んな暇そうに下を向いていた。でも俺だけは、壇上で淡々と挨
拶する中澤の姿をじっと見ていた。それは、まるでいつもの中
澤で、悲しみを堪える風でもなく、かと言って愛着がない訳で
もない、飄々としたいつもの「中澤先生」。少なくとも俺には
そう見えた。

やがて、挨拶を終え一礼した中澤と目が合った。俺は周りに気
づかれないように、右手をそっと挙げた。中澤はちょっと笑い、
そして小さく右手を動かすと、ゆっくり階段を降りていった。
74ぺったんこ@特別篇 : 2001/03/12(月) 23:32 ID:HUom2vkw
「なぁ、石川」
「…なに?」
「石川にとってさ」
「うん」
「シアワセな時ってさ、どんな時?」
「…なに?急にそんな事…」
「いいから…」
「いやよー、こんな道ばたで…」
「ちょっと教えてくれたって、いいじゃんかよー。」
「…もう…しょうがないなぁ。じゃあ…目つぶって」
「なんだよ、それ」
「イヤなら言わないよっ」
「…解ったよ…」

石川は、目を閉じた俺の耳をグイっと引っぱる。

「…今よ…」

耳元で小さく聞こえたその声は、少し弾んでいた。


=おわり=
75ぺったんこ@特別篇 : 2001/03/12(月) 23:34 ID:HUom2vkw
ま、旬なネタって事で、中澤裕子特別出演な感じっす。
76名無し娘。 : 2001/03/13(火) 00:39 ID:OtDCfZqU
おっ。age
77名無し娘。 : 2001/03/13(火) 00:43 ID:48EMVjhw
赤面
78名無し娘。 : 2001/03/13(火) 01:36 ID:K4LzgUL.
ヨカタヨ
79ありがとう。 : 2001/03/13(火) 02:21 ID:EeVPQFd2
ぺったんこさん、3話全部読ませてもらったけど最高です!!!!!
本当にこんなほのぼの恋愛大好きです!!
また是非書いて下さいね!!!
80名無し娘。 : 2001/03/14(水) 00:51 ID:wr3zzWcM
いいね。心の琴線に触れるね。
81名無し娘。 : 2001/03/14(水) 03:13 ID:h3c9r7H2
なんとなくage
82名無し娘。 : 2001/03/14(水) 04:54 ID:QwSkbu1.
頑張ってくださいね。応援sage
83名無し娘。 : 2001/03/17(土) 00:30 ID:s8T5GlBs
ageとこ。
84名無し娘。 : 2001/03/17(土) 00:33 ID:ZOA5Uh3w


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85名無し娘。 : 2001/03/19(月) 08:37 ID:03qoSMa6
保存下げ3
86名無し娘。 : 2001/03/20(火) 06:34 ID:ndPrCPLM
優良スレ保全さげ
87名無し娘。 : 2001/03/23(金) 02:25 ID:lLA/Lkqc
続き期待さげ
88名無し娘。 : 2001/03/23(金) 22:46 ID:ppgW4CwY
保全あげ
89名無し娘。 : 2001/03/25(日) 00:19 ID:73dFo.ac
保全sage
90名無し娘。 : 2001/03/26(月) 00:51 ID:yKiGfNak
mame
91名無し娘。 : 2001/03/26(月) 00:56 ID:912RNFKA
保田
92名無し娘。 : 2001/03/28(水) 16:58 ID:IfAkfjtE
age
93名無し娘。 : 2001/03/28(水) 18:20 ID:ysogbQ8Q
age
94名無し娘。 : 2001/03/31(土) 11:41 ID:5qqeLftI
保全♪
95名無し娘。 : 2001/04/02(月) 22:18 ID:aZsMFYQ6
manse
96名無し娘。 : 2001/04/03(火) 00:17 ID:72K.1y6U
hozen
97名無し娘。 : 2001/04/06(金) 06:33 ID:MK.ppEHY
d
98名無し娘。 : 2001/04/06(金) 10:14 ID:kFU5zOAw
.
99名無し娘。 : 2001/04/06(金) 10:15 ID:3mGgzGi.
続き無いのか・・・?
100名無し娘。 : 2001/04/06(金) 21:14 ID:lfxN8Nyw
hozen
101名無し娘。 : 2001/04/08(日) 07:11 ID:hAUOrdqI
hozen
102名無し娘。 : 2001/04/10(火) 22:26 ID:5Xj7fRLc
hozen
103名無し娘。 : 2001/04/14(土) 00:22 ID:rKDduL6w
hozen
104ぺったんこ : 2001/04/17(火) 18:53 ID:p3gewj3k
ネタが出ないっすねー。もうしばしお待ちを。
105名無し娘。 : 2001/04/19(木) 00:26 ID:.aBZm6RI
hozen
106ののたん最高! : 2001/04/19(木) 12:57 ID:0IqJHNCk
チャーミーは天使!チャーミーは天使!
107名無し娘。 : 2001/04/19(木) 13:57 ID:z4/ba8qo
いやぁ〜中学高校6年間男子校だった俺としてはこういうの弱いんだよな〜。

卒業してから駅とかで制服姿のカップル見ると負けたって思うもんなぁ。世界は二人を中心に
回ってる感じで。

しかも相手が石川だもんな・・・

すばらしい3部作でした。
108きもりか : 2001/04/19(木) 15:09 ID:66epGNfs
なんで石川なん?石川はJrとあそんだりしてる時超ぶりっこやねんで。あいつ最低やで。裏ありすぎ!テレビでは清純ぶってるだけや。あんなんにだまされたらアカン!みんな早く気付いて〜!あんな奴大っ嫌いや!
109O田@狂信的加護派 : 2001/04/19(木) 15:36 ID:EvsBcJjw

      ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄( ゚Д゚)< お前一体中澤に何て言った?
 UU ̄ ̄U U  \_____________
110名無し娘。 : 2001/04/19(木) 15:37 ID:RqI/YhXI
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
ばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーか
111名無し娘。 : 2001/04/19(木) 15:38 ID:s/guBifs
それよりFUNで中澤になんて言われたかの方が気になる
112アンチ石川(元石川ヲタ) : 2001/04/19(木) 15:40 ID:TiVdPyQk
>>111
「お前だけは嫌い」だそうな
113O田@狂信的加護派 : 2001/04/19(木) 15:41 ID:EvsBcJjw
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│ [石川梨華の人間性及びアイドル生命に関わるため削除]
 \______ _________
           |/
     | ̄ ̄ ̄ ̄|
    _|____|_
    /ノ/ ノ ノ \ヽ 
    |( | ∩  ∩|)|    ___________
    从ゝ  ▽∧ ∧  /
    (_ ̄ ̄  ´ー`) < お前・・・、駄目だろそういう事言ったら。
    / ハ ̄ ̄o ̄ハ    \___________
   (__)/   o  |_)   
    /__ __ヽ
       |_|_|
      |  |_ |_
      |___)_)
114ナナッスィ : 2001/04/19(木) 15:41 ID:MnTVh8f2
最近、石川萌えが激しいです。我輩。
115名無し娘。 : 2001/04/19(木) 15:47 ID:T/ntKR2M
>>113
だからなんて言ったんだよほ!!
116りかっちホイミ : 2001/04/19(木) 16:07 ID:0IqJHNCk
>>113
絵うまいね
117名無し娘。:2001/04/21(土) 03:20 ID:d4tOHtXs
hozen
118名無し娘。:2001/04/24(火) 01:42 ID:7ZYGYyug
hozen.
119名無し娘。:2001/04/25(水) 04:22 ID:73dFo.ac
hozen..
120名無し娘。:2001/04/28(土) 04:05 ID:pTkSMoss
hozen...
121名無し娘。:2001/05/01(火) 00:29 ID:nnRpbe8k
hozen....
122名無し娘。:2001/05/02(水) 16:33 ID:NoV7vHI6
hozen.....
123名無し娘。
age