なかまはずれ（２月７日限定）

お話です。

お前がなかまはずれだ！

なかまはずれ

（セーフ！）
今日も登校時間ギリギリで校門をくぐった。
走って教室に向かう。
”ガラッ”
「オハヨー！」
いつも通りいきおいよく教室に入った。

………

誰もあいさつを返してくれない。
どうしたんだろう？
なんか雰囲気がいつもと違うよ？
自分の席につく。
「おはよう。ののちゃん。」
となりの席のののちゃんに朝のあいさつをした。
「……」
返事が無い。
だまったままのののちゃん。
「ののちゃん、どうしたん？」
「どうもしないよ…」
重いトーンで返される。
「なんか変だよ、今日のののちゃん。みんなもなんか変。」
思ったことを言った。
「変なのはあいちゃんだよ。」

「え？」
「だから変なのはあいちゃんの方なの！みんなあいちゃんのこと前から嫌いだったんだよ。
いっつも人にかまってくるあいちゃんのこと、みんなウザがってたの！」
ののちゃんの言葉を疑った。
「ウソやろ？」
「そんなことも気付かなかったの？スッゴクどんかんだね。」
ののちゃんはそう言ってそっぽを向いてしまった。
それからその日はののちゃんどころか誰も話してくれなかった。
突然のことでまだ信じられない。
うつむきながら下校した。
「ただいま……」
家に帰ってスグに自分の部屋にとじこもった。
枕に顔をうずめる。
目が熱くなってくる。
ほっぺたを何かが伝う。
てのひらでほっぺたにふれてみる。
ぬれてる…
てのひらを見た。
涙だ。
「うっうっ……ふぁあぁぁぁん！！！」
胸に波がおしよせてきて、堰を切ったように涙があふれてきた。

このなかにひとりうらぎりものがいるのれす

昨日まで一緒に遊んでたのは何だったん？
あんなに仲良くしてたやろ。
キライだったなんて…
今までうちのことだましてたん？
だますなら最後までだまし通してや！
それが礼儀やろ！
それが筋やろ…
バカのの！
おまえなんかこっちから嫌ったるわい！
あたま悪いくせに…
漢字書けないくせに…
はにわみたいなくせに！
八重歯しかとりえがないくせに！
バカの一つおぼえみたいに羊のマネしかせんくせに！
あ、バカなのか…
ククク…ちょっと笑っちゃうな。
でも明日からどないしよ…
みんな口きいてくれへんし…
みんながうちのこと無視するんならこっちから無視するしかないか…
これから大変だな…
でもこうなったら自分一人でやってくしかないやろ…
強くなろ！
強くなってみんなのこと見返してやる！
そうするしかない！

（まぶしい…）
いつのまにか眠っちゃったみたいだ。
お風呂にも入ってないな。
お風呂入ろう。
その前に洗面所。
鏡を見る。
目がはれてる。
（ひどい顔…）
昨日は泣きつかれちゃったな。
服を脱いでお風呂に入る。
体を洗って、お風呂に肩までつかった。
（ホント、どないしよ…）
今日からの生活が不安になる。
頭を水の中に沈ませる。
口の中の空気をブクブクと出してみる。
何も考えられない。
どうなるのかわからないよ。
こんなこと初めてだもん。
学校行きたくないな…

おばあちゃんやお父さん、お母さんを心配させたくないので今日も学校に行くことにした。
”ガラッ”
「おはよう…」
自分の声のトーンが低いのがわかる。

………

やっぱり誰もあいさつを返してくれない…
予想してたことだけどつらいよ…
席に向かう。
みんなの視線が痛い。
けいべつの目でこっちを見てる。
席につく。
となりのののちゃんは友達と話をしてる。
チラッとこっちを見た。
口に薄笑いを浮かべてる。
そう見えただけなのかな？
そう思いたいよ…
やっぱりダメみたい。
そんな態度、耐えられそうにないよ…

下校時間になった。
今日は先生としか口をきかなかった。
ううん、きけなかった。
（帰ろ…）
下駄箱から自分の靴を取り出そうとしてた。
そのとき後ろから肩を”トントン”とたたかれた。
ふりむくとそこには笑顔でののちゃんとみんなが立ってた。
「あいちゃん、はいこれ。」
ののちゃんにふくろを差し出された。
ピンクのリボンできれいに包装されたちょっと大きめのふくろ。
「なにこれ？」
不思議に思った。
もしかしていやがらせ？
「あけてみてよ。」
ののちゃんは笑顔で言ってる。
（そんなにうちをおとしいれたいん？ならとことんだまされたるわい！）
少し乱暴にふくろのリボンをといた。
（え？）
中からはちょうど抱きかかえられるくらいのキティちゃんのぬいぐるみ。
「あいちゃん、お誕生日おめでとー！！！」
”パチパチパチ”
予想外の言葉と大きな拍手。
「あいちゃん、嫌いなんて言ってゴメンね。今日はあいちゃんのお誕生日でしょ？
あいちゃんに内緒でお祝いしたかったんだ。日曜日にね、みんなでプレゼントを
買いに行ったの。そのこと知られたくなかったし、ビックリさせたかったから
みんなであんなことしちゃったんだ。ホント、ゴメンね。」
ののちゃんがペコリと頭を下げる。

「ううん。それよりプレゼントありがとー。これ前から欲しかってん。」
目が熱くなってくる。
ほっぺたを涙が伝う。
これは昨日と同じ涙じゃないよ。
”うれしなみだ”だよ。
「あいちゃん、どうしたの？」
ののちゃんが心配そうな顔でうちの顔をのぞきこんでくる。
「なんでもないよ…」
流れる涙をふりはらう。
「みんなありがとー！」

サイコーの誕生日だよ……

おしまい。あいぼんお誕生日おめでとう！

これ、はっきり言っていい話じゃないよ。
女の子の中でこんなことしたら、マジで友情終わるよ。

でも、名無し娘。じゃ（ここに赤の☆マークがほしいのう）さんの文自体は好きだから、これからも頑張ってくださいね！
実は前からＲＯＭってました･･･｡

あいぼん、お誕生日おめでとう☆

うわ、ＨＮ間違えまくってるし（焦）
×→名無し娘。じゃ（ここに赤の☆マークがほしいのう）さん
○→名無し娘。じゃ（ここに赤い星マークがほしいのう）さん

すみませんでした・・・。m(_ _)m

>>13
そうか…マズったね。アドバイスサンクス！
男社会で生きてっからなぁ…。って、言い訳にならんか……。
女心ってもんは理解できんよ……。
つーか、オレの書くヤツって男受け悪いの？どうなのさ？
誰か助けて！

>>15マズったよ…
＞男受け悪いの？
もう一つの方のことね。抜けねぇからなぁ……

>>名無し娘。じゃ（ここに赤い星マークがほしいのう）さん
最後まで読むとちょっとホロリとくる。
これからも応援してます!

天使あいぼんの僕ありがとう

>>18
何が？

とりあえず、
■■■■■■終了、でございます■■■■■■

ふーーーん。あんた小説も書くのね。
えがったえがった。ストーリー予測できたけど。
えがったえがった。辻が何気にたたかれてたけど。
えがったえがった。標準語と関西弁がいったりきたりしてるけど。
作品の雰囲気は好きだった。次に期待します。

「そのこと知られたくなかったし、ビックリさせたかったから
みんなであんなことしちゃったんだ。」
↑この下り＆展開、無理やり過ぎるな。
はっきり言って失敗作だ。

無理矢理すぎるし、途中で加護がののの
悪口を思ってるシーンも好ましくない。
もう一歩賞。修行して出直してくれ。

タイトルだけで　この小説の結末を予測出来た俺は超能力者か
まあ作者もそれは承知の上か
ある意味　期待に応えたって事だな　関心関心

大変良く出来ました　はなまる