顧客口座から3700万円詐取容疑 ソニー銀元行員逮捕
顧客のパスワードを改ざんして約3700万円を詐取したとして、警視庁は21日、
ネット銀行のソニー銀行(東京都千代田区)元行員の松浦康真容疑者(29)=東京都北区豊島8丁目=を
電子計算機使用詐欺や不正アクセス禁止法違反などの疑いで逮捕し、発表した。
松浦容疑者は「外国為替証拠金取引に失敗して顧客の金に手をつけた」と話しているという。
捜査2課によると、松浦容疑者は2008年9月〜09年8月、顧客がパスワードを忘れたことにして新しいパスワードに変更する手口で、
顧客5人の口座から自分が管理する口座に15回にわたって計約3700万円を送金した疑いがある。
同課によると、松浦容疑者は、金の動きが少ない口座を選んでいた。
松浦容疑者は不正を始めた当時、本店営業部に所属し、顧客のデータを見られる立場にあったという。
同行は09年10月、松浦容疑者を懲戒解雇し、今年2月に告訴していた。
2010年5月21日19時39分
http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY201005210384.html