アイフルに慰謝料命じる 相談員脅迫訴訟 「お前らなんて潰すの何ともねぇ」「あほたれ」
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?c=1&id=20070727200025&cid=main 2007年7月27日 20:58(全文は会員登録が必要)
消費者金融大手のアイフル(京都市)の社員から脅迫され、多重債務者の支援活動を妨害されたとして、
「熊本クレ・サラ日掛被害をなくす会」の相談員吉田洋一さん(70)が同社に慰謝料など三百三十万円の
支払いを求めた訴訟の判決が二十七日、熊本地裁であり、富張邦夫裁判官は、同社に三十五万円の支払いを命じた。
訴訟で被告のアイフル側は「脅迫電話の男性は会社とは無関係」と主張して全面的に争ったが、
富張裁判官は判決理由で「電話した男がアイフルの社員かどうかは特定できないが、
社員から(自己破産手続きに関する)通知書や電話番号などの説明を受けて電話したと推定できる」と判断した。
判決によると、アイフルは二〇〇三(平成十五)年八月、同社から借り入れがあった
熊本市の女性の自己破産手続きを支援していた吉田さんに対し、電話で「撤回しろよ、あほたれ」
「どんなことしても取り立てに行くからな」「お前らなんてつぶすの何ともねえんだよ」などと
怒鳴りつけて業務を妨害し、精神的苦痛を与えた。
吉田さんは「事実を明快に認定しており、大変うれしい判決。アイフルだけでなく業界全体として反省してほしい」と話した。