┌──────┐ ┌ ───────────┐
| お は よ う ! | | よ う、モ ナ ー お は よ う |
└─―─‐/──┘ └─―─‐/─────── ┘
/∨ /∨
。 '_ 。 '_
∧_∧/ ∧ ∧ ∧ ∧/
E( *´∀)') っ (゚ー゚*) (゚Д゚,,)
Vと ノ U | U つ
人 Y ( | ( |
し(_) (/ U (/ ヽ)
┌──────────┐
| ねぇギコ、その子… ― | ┌─────────────┐
└─―───‐/────┘ | ああ、こいつか。こいつは― |
/∨ └─―─―─‐/───────┘
。 '_ 。 '_ /∨
∧_∧/ っ ∧ ∧ ∧ ∧/
E( *´∀) っ (゚ー゚*) (゚Д゚,,)
Vと ) | U | つ
| | | | ) | )
(__)_) U`U U`U
┌ ─────────────── ┐
| 人間そっくり超高性能ロボット…― |
└ ─―─―────―────── ┘
人_人_人_人_人_人_人_人
< >
< 『Cちゃん』です!! >
。 '_ 。 '_ < >
∧_∧/ ∧ ∧ ∧ ∧/ Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
E( ´∀) {{(゚ー゚*)}} (゚Д゚,,)
Vと ) | U | つ
| | | | ) | )
(__)_) U`U U`U
\∧
┌──── ∨.―――┐
|ピー!!ガガガ プィー― !?|
└.─―───――─ ┘
という設定だったんですが、さすがに気づいた方はいませんね。
モナー系拡大AA選手権参加してきました、お疲れ様です。
いやーまさか美麗票貰うとは思わなかった、予想以上の評価。
拡大参考になって楽しかった。知ってるコテたくさんいて怖かった…。
>>69いいな、ああいうの描けるようになりたいな。
次も何かイベントがあったら参加させていただきます。
__
┗(/ハYィ┛
(゚∀゚木j
}V::〈ヽ
< 、 (ノ
| ̄< ̄/ ̄ ̄|
拡大選手権お疲れ様でしたー
>>134-136 おお、そういう設定だったんですか、丁度向こうのスレで聞こうかと思ってたところなんで、
ラッキーでしたw
>>138選手権お疲れ様でした。
>>設定
はい、しぃにつなぎ目をつけ、ロボット臭さを出し。ギコ達に近未来的なものを付けたりしたんですが…
もっと背景に手を加えた方が良かったですかね。
ってあなたまさか…うわー!うわー!!
あなた様の描く拡大の肉付きの良さとエロさ大好きです!応援しています。
__ /
┗ヘYハヽ)┛ /∨ ∨\
l木゚∀゚)/゚ ∧ ∧
( つ[:] [ ゚д゚]/
く__r_>  ̄[ ]
| | (( | ヽ
γ::⌒⌒ヽ
ノ::::((''))ソ)〉 あわわ、今日モナ板に書き込んで(ry
( (::::,ゝ;^ヮ^ノ^) < はじめまして私ですw
ヾ::とゝ(ヽ)')'´ 実は
>>60に惹かれて、ずっと拝見しております。
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ('⌒ソト、
||\ `、_j_j \ わたしには、どう転んでも作れない話しなので
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ひそかに憧れてました!
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
.|| || すいません、お邪魔しました。
しまった、気づいても心の中に閉まっとけばよかった。
始めまして、いやはや申し訳ない。
>>60これは…私自身、いろいろと毒されてるのでもうその頃のような作品は描けませんね。
お蔵入りの作品でも引っ張ってきましょうか。
それでは、御休みなさい。
__ _
⌒>`ー-< \ \
/.::,' . : .:\ `r―}
/ .:.:/ .:从. { .: ヽ:∨ ..:/
/イ/// r夊.:.::.::.:.i}/
i 赱テ 赱テ:..: .::. リ
{ 、. }.:.::. /
、 _ "/イ/
>‐ァ ト〉}ー- 、
/ {〈 / / ヽ
,' ヽ ,<::>、/ }
{ ∨:∨
{::::::} i なんだろうこの子、髪飾りが眉毛に見えるよ。
__ _
⌒>`ー-< \ \
/.::,' . : .:\ `r―}
/ .:.:/ .:从. { .: ヽ:∨ ..:/
/イ/// r夊.:.::.::.:.i}/
i 赱テ 赱テ:..: .::. リ
{ 、. }.:.::. 人
のびた > 、 、_ ノ "/イ/.::.:.\
ノ>‐ァ ト〉}ー- 、.:.:.ヽ
// {〈 / / ヽ. : .: .
ー=彳:.,' ヽ ,<::>、/ }.: .: .:}
丿:.{ ∨::∨ : .: .:/
((.::.:. {::::::} ト):.:{
机の周りの髪の毛が気になったので掃除したら、部屋中髪の毛に占領されていました。
2日に一度父ちゃんが掃除機かけてるのにな。
髪抜けやすいのは辛いな。
_ ξ
/w_,ハ )
l木゚ -゚)
(つ;;V〉
) そ_||Oノ ^ し
"、 ノ (_卅ヽ) ~ ⌒ ( ゛
/ ヽ
/ |
/ |
____________∠ |
\ |
\ \ | 〜 最近の出来事 〜
\ \ |
ト ∨
| | ・桃太郎アイスが新潟だけだと知りショックをうける
| 、 | ・担任の口からラブプラスの名が
| r―┰―┬┐ r┰┬r{ ・雨の中の苔はいいと思い始める
| 、 . :.:.ノ ノ 、 .:ノ.ノ ・雨の中の花火もいいと思い始める
', ` ` ‐-‐ ´ ´ ` ´ ; ・パピコばかり食べてる
 ̄ ., ,' ・自分AA描くの遅すぎ
/ ・自分にトレースは無理だ
\ c=‐--‐ / ・ジト目かわいい
〉 /
/ ―― ^ヽ,,;''゙゙゙""''x'Z
/ \ <
/ \ 冫
/ \ {
【小さなロボットさん大きなロボットさん】
背丈は大人の膝小僧、見た目はモダンな頭でっかち。
とある街の曲がり角、ひっそりと経営されている喫茶店のその前に、彼はいました。
彼の名前は“小さなロボット”
毎日ここに現れては、一人さっさと掃き掃除を続けている、自動お掃除ロボットです。
特に褒められることもなく、出されるものといったら少しばかりのお給料、それと心ない人間からのゴミの屑。
それでもせっせと働いて、街の景観を守り続けて生活しておりました。
ある日の西に太陽が傾いた時刻、街に異変が起こりました。
地面が大きく揺れ動き、天地が逆転するほどの衝撃。街は阿鼻叫喚に包まれたのでございます。
小さなロボットが何事かと狼狽すると、一瞬にして暗闇が訪れ、さらに人々を混乱させるのでした。
すると人々は空を指し次々にあれは何かと問うのです。小さなロボットが見上げると空は無く、
代わりに鉄の塊のようなものが空を覆っていて、よくよく見るとそれは巨大なロボットの図体で、
真っ赤な目をギラギラと人々を見下げておりました。
それを見て小さなロボットはつぶやくのです。
「大きなロボットさん」
小さなロボットは落ちこぼれが集う学校の出身でございました。
そこは仕事が出来ぬ、個性的すぎる、ロボットらしからぬロボットを収容するまるで刑務所のようなところでございました。
なぜこのようなところにいたかと申し上げますと。
この小さなロボット、とある気まぐれな男が、気まぐれで作ったお掃除ロボットで。
ほんの気まぐれでポイと学校に放り投げられ、ふっと消えさられてしまったからであります。
それ以来ずっと学園内のぼっちで、一人せかせかと教室の掃除をしておりました、
そのおかげで教室はてかてかつるつるよく滑り、
多くのロボットがぶつかり合ってぶっ壊れたとかは置いときましてと……
さて本筋に戻りましょう、この一人ぼっちの小さなロボットに最初に声をかけたのがそう、大きなロボットさんだったのです。
大きなロボットさんは小さなロボットと同じくお掃除ロボットだったのですが。
まったく誰が作ったのか。自動車並のその図体では邪魔で邪魔で……
小さなロボットと同じようにそぉいと学校に放り投げられたのでございます。
大きなロボットもぼっちの似た者同士だったので、2体はすぐに仲がよくなりました。
ですがある日、大きなロボットは軍の戦闘用ロボットに任命され、離れ離れになってしまったのです。
もしもこの二体が人だったならば、友との別れを嘆き悲しむのでありましょう。ですがこの人間もどきに感情というものは無く。
ただ「サヨウナラ サヨウナラ」と言葉を掛け合っただけでありました。
あれから幾年か経ち、再び会った大きなロボットはちょいとばかし大きくなりすぎていましたが。
昔の面影とは何ひとつ変わっておらず、小さなロボットはしみじみと懐かしい思い出のデータを巡らせておりました。
学校を卒業し自分は立派なお掃除ロボットになった、大きなロボットさんも立派に仕事を続けているのだろう、
どれ休憩の時間ですしあいさつでもしようかと、小さなロボットは大きなロボットを追いかけ始めました。
小さなロボットは自分の何十倍も大きいであろう右足に。近づき、叫びました。
「大きなロボットさんコンニチハ」
ですが大きなロボットは少しも反応をしめしません、ただ正面を向いて前進を続けるだけでした。
小さなロボットは聞こえなかったのかと少しばかり音量をあげました、しかし気づいてくれません。
そこで彼は、小さなビルの非常階段を駆け上がり、ビルの上から追いかけたのでございます。
大きなロボットが足を踏み出すと、たちまち猛煙が上がり、また一歩踏み出すと悲鳴が上がり、それを繰り返し。
小さなロボットは停止しました。
「大きなロボットさん、ボクデス。 小さなロボットデス」
最大の音量で呼びかけ、ビルとビルの間をひとつ、ふたつ、みっつと飛び移るけれども、
その姿は虫けらが人を追いかけるのに等しくて、だんだん惨めに思えてくるのです。
小さなロボットは追いかけるのは無意味と判断し、いつもの場所へと戻っていったのであります。
街はそれはそれはひどい有様でした。大きなロボットにより建物は破壊され、
辺りは犠牲となった人間の血、涙、死臭がべったりとこべり付いておりました。
そしてその周りを<死>を理解しないロボット達が群がり、
仕事に追われる働き蟻のように、我先にと、肉片をかき集めているのでございます。
(ちなみにいまさらなことでございますが、この国にはロボット工学三原則というものはなく、
なぜないかと言われると困るのですが、第一の理由が色々と面倒なことが起きるということと、
別に必要ないじゃないかと言われ続けたからであります。
第一条、第二条、第三条とも自分の意思でなんとかしろという有様で、まあ、つまり人間と同じ扱いだと言うことなのです。
社会が分からない者はロボットでも人間でもお払い箱なのです。
ただし平等ではないのが人間の意地汚さで、ロボットだからという理由で過酷なスケジュールを押し付けられるので
ございます。人間で言う差別です。
あ、そうそう。同じ扱いとは言っても、殺人可能な危うい物を世に出すのは不味いので、
念のため“危害を加えることをしない”プログラム設定が義務づけられていますが。改造されるのが目に見えていて、
政府もさじを投げる始末でございます)
小さなロボットは仕事をやり遂げようと必死なロボット達を横目に、
昔、本で読んだことを実行しようと思いつきました。
まず小さなロボットは花を集めました、ですが花屋や花壇から採るのはいけないことだと認識しているので、
道に生えているとても小さな目立たない花を、ひとつひとつ丁寧に摘み取っていきました。
ノゲシ、イヌタデ、アカツメクサ。色鮮やかではないけれど、純な花、バケツいっぱい溜め込んで、
広場の小さな時計塔、片手一本でよじ登りました。
そして小さな手からこぼれるほど、花を一掴みし、広場一面に散らしたのです。
実行したそれは、お世辞にも綺麗とは言えない物、本には花葬について書かれてあったのでした。
5時13分、街が幽暗に覆われた刻のことです。
日が落ち、夜更け、辺りはしんと静かで、聞こえるのはゴミを掃き集める箒の音だけでした。
そこで、小さなロボットは静寂に包まれた暗闇にそっと耳を傾けるのです。
それは耳のマイクを調整しないと聞こえないほどのかすかな遠音で、
一定のリズムで刻まれるそれは、街全体を小さく揺らす振動音でした。
小さなロボットは一定時間地面を見つめて、大きな目をそっと閉じました。
夜更けが過ぎ去った頃です。
小さなロボットは時刻を確認するため一旦作業をやめ、辺りを見回しました。
するとちょうど右斜め、電気店の割れたショーウィンドウにテレビが配置されているのを発見しました。
小さなロボットはそそそとテレビに近づき、
起動ボタンに指を乗せ画面右上の時刻を見ようとカメラ(ロボットですので)をそちらに向けました。
ですが小さなロボットの興味はすぐに画面中央へと向けられたのです。
画面には街上空からの映像、おそらくヘリから撮っているのでしょう、大きなロボットさんが映っておりました。
どこの命知らずか、はたまた物知らずか、リポーターの必死な声から察するに知らず知らずでしょうか。
だんだんと大きなロボットに近づいていくのです。そして……嗚呼、大きなロボットがこちらを向いた瞬間です。
画面は燃えるような赤に包まれ、砂嵐が巻き起こり、
ただ後は、小さな機械の箱から哀れなノイズが流れるだけでございました。
5時13分、街が薄明に覆われた刻のことです。
小さなロボットはしばらく画面を食い入った後、おもむろにボタンをいじくり始めました。
しかし、どのチャンネルも砂嵐の特集中で、彼はまた大きなロボットが映らないかとボタンを連打するのです。
画面がぱっと明るくなったと思うと、魅するほどまばゆい朝日の映像が流れました。
どうやら先ほどと同じ上空からの映像らしく、画面下方に広がる街が日の光を浴びてきらきらと輝いておりました。
そして彼は気づきます。画面の右端、動かない街で一人たたずむ小さな子どもの姿に。
小さなロボットさんです。
一瞬の出来事でございました。画面が砂嵐に巻き込まれたかと思うと、後ろ上空から炎に包まれた物体が
頭上をかすめ、店内に激しい音を立て突っ込んでいきました。間一髪です。
しかし先ほどの物体。ヘリコプターだったのですが、激突した衝撃によって、彼目掛けて天井の外壁がガラガラと、
音をたててなだれ落ちてきたのです。
幸いにも瓦礫と瓦礫の小さな隙間に小さなロボットがすっぽりとはまり、ボティに傷を付けることはありませんでした。
ですがこのままでは、店内で燃え広がる火の手によって
しろがねのボディが赤々と熱されてしまうので、彼は目の前で引っかかっている板切れ一枚、勢いよく引っこ抜きました。
すると瓦礫の向こうのその向こうに大きなロボットの姿がありました。
小さなロボットは叫びましたが気づいてくれません。
大きなロボットは朝日に背を向け、まだ暗闇に包まれた地平線、ただ一点を
じっと見つめているのです。
それは、そこにもう【彼】がいないことを物語っているようで――
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「大きなロボットさんハ、街を汚す存在になってしまったのデスネ・・・」
(^o^)/< 今日はここまで!
8回連続投稿で規制、忘れてました。
バイ猿もどうなったのでしょう?
>>132のリメイク、小さなロボットさんではないですよ。
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ミ=≡三三≡=‐- -‐=≡三三≡=彳 } / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
` ´ J し' | 憎しみが |
⌒)「 ̄ \______/
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私の名前は“G−18749”。軍のために働き続ける、軍事用ロボット。
今は軍の命令により街ひとつ破壊したところ。
ビルをひとつ、ふたつ、踏み潰し。片っ端から殺戮を繰り返した。
街を見回すと、逃げたか息絶えたか、生きている物はひとつも見当たらない。
かすかに動いている物といったら、ボディが破壊され、それでも動き続けるロボット達。
任務は完了したと判断して、軍に戻ることにする。
破壊され停止した街を踏みながらの帰り、私は奇妙な物を見つける。
小さな建物の屋上、そこで小さな何かが蠢いている。
人間の生き残りかと思い確認する。生命反応無し、体温無し。
もっと近くによってみるとそれはとてもとても小さなロボット。
それだけならほっといても良い。だが、こいつは右手に物騒な物を構えている。
――機関銃だ。
私から攻撃を仕掛ける間もなく、そいつはこちらに銃口を向け、ぶっ放す。
一瞬の出来事。硝子の瞳を砕き、銃弾は私のコンピュータへ一直線に向かい、
何かのリミッターをはずした。
――すべて思い出した。
自分の名前は“大きなロボット”。今はビルを軽く超えるほどの大きさだが、元は自動車くらいの控えめさだ。
自分は大きな屋敷の清掃係として作られたお掃除ロボットだった。
主人に仕え、日々仕事を一生懸命こなしていた。
だがある日、自分は捨てられたのだ。
巨大な体が家具に引っかかり、壊すミスをよくしていたからでもあったが、
最大の原因は自分の人工頭脳のせいであった。
自分は高性能すぎたのだ、人間と同じ思考を持ち、人間と同じような行動を起こすことが出来る。
くしゃみやあくびまでできる出来栄えだ。
それを屋敷の人間は恐れた。人間的すぎないか、いつか暴動を起こさないか、あんな巨体で暴れられては大変だ、
人々は口々に言い合った。
そして燃料注入のため停止してた自分を、屋敷から遥か遠くの落ちこぼれが集う学校に捨てたのだった。
自分は悲しかったがそれと同時に怒りも湧いた。誰が<コレ>を作ったと一人静かに怒った。
それから自分はやさぐれ、ある考えが浮かんだ。
実はこの学校、表は落ちこぼれを集め仕事が出来るように養う施設だが。
裏は偵察や殺戮を勤めることの出来る軍事用ロボットを仕立てあげる場所だった。
自分は物をよく壊す掃除が出来ない落ちこぼれだが、逆にその駄目なところを応用できると思った。
軍事用ロボットに選ばれるのには三つの条件がある。
ひとつ、とても優秀なロボットであること。
命令に逆らわない、命令を完璧に行える、そんなロボットが必要だった。
また自分のような、命令がなくとも軍に有利なことが実行できるとなおいいだろう。
だが意思があるロボットにはある欠点がある。
ふたつ、冷酷な心が必要だ。自分にはそれが無かったので、とにかく“つっけんどん”な態度を演じた。
意思があるロボットが自分の態度を不快に思い、絡んでくるが、それをも無視した。
もちろん友達はいない。
みっつ、頑丈で強い体が必要だ。ちょっと撃たれたぐらいでぼこぼこ穴があいてては使い物にならない。
自分はあまり戦うのは得意ではないが、見た目の凶悪さで相手を竦ませる事くらいは出来るだろう。
とにかく自分は学校の頂点に立とうと躍起になった。だが思ってもみない問題があった。
自分は教室の後ろから2番目の所の席であったが、その後ろにあの小さなロボットがいた。
彼は自分と同じお掃除ロボットで、よく一人細々と教室の清掃をしていた。
小さな体と自分の巨体。前が見えないのは明らかで、ときどき視線の端にちらちらと小さな腕が見えた。
席を替えるよう教師に言おうかと思ったが、競争相手は一体でもつぶした方がいいとも考えた。
だが自分の良心に反する。
自分はこの頃、気まずくなると相手のことを嫌いになる謎の現象が起きていた。
自分は何か話しかけるいいきっかけでもないかと日々苦悶していた。
そんなある日のこと、自分のことが気に入らないと荒っぽいロボット二体組に絡まれていた時だった。
自分はいつも通り無視を続けていたが、相手は自分の創造者についての悪口を言い始めた。
自分がこんな目にあってるのは創造者のせいなのだが、やはり他機に生みの親の悪口を言われるのは腹立たしい。
いままでの努力が無駄になってしまうかもしれないが、少し脅してやろうかと思ったときだった。
あの小さなロボットが猛スピードで、目の前のロボットに激突したのだ。
教室の床はとても滑りやすかった、どうやら転んだ拍子に滑走しそのまま激突したらしい。
後から分かったことだが、滑りやすかったのは小さなロボットが過激な清掃をし、床が磨り減っていたからだ。
小さなロボットはそこで止まったが、今度はぶつけられたロボットが足をとられ、もう一体のロボットにぶつかった。
そしてそのまま二体仲良く滑走し、勢いよく壁に衝突した。自分に絡んでいたロボット達は停止し動かなくなった。
自分はその様子をポカーン(゚Д゚ )と見ていたが、状況を把握すると次第におかしくなり盛大に笑った。
小さなロボットはかなり焦っている様子で、自分は小さく黙っておいてやるよと言い、彼を教室から出した。
このことは後に事故として収まった。
次の日、自分は小さなロボットに声をかけた。
「こんにちは小さなロボットさん」
「コンニチハ大きなロボットさん」
大きな返事だ、席のことは気にしていないらしい。安心した。
その日、自分は小さなロボットと席を交換してもらった。
どうやら小さなロボットは視界が広がった事に落ち着かないらしい、あたりをきょろきょろ見回していた。
それから小さなロボットはよく後ろを向き、分からないところを聞いていた。
隣に聞けばいいのにと思ったが、頼られるのは嬉しい。
自分は次第に彼と親しくなった。
小さなロボットはよく、高い所のほこりが取れないとつぶやいていた。
自分は体のパーツを大きくしたらどうだと答えた、パーツを換えるのにはかなりの金額が必要だったがひとつの提案として言ってみた。
彼は体はこのままがいいと答えた。
「体が小サいトと狭い隙間にも手が届くんデス。腰を曲げなクテモイイデスシ」
腰を曲げなくてもいいというのはジョークのつもりだろうか。
自分はふと自らの巨体を見た。お掃除ロボットのくせに妙に出っ張った腕で花瓶を割ってしまった事があった。
自分のパーツを換えた方がよかったなと一人反省していると、小さなロボットは突然、
「巨大なロボットカッコイイ! ガンダム、ガンダム、ウワァ〜オ!」
と意味不明な言葉を発し出した。
たぶん励ましてくれているのだろう。自分は小さく笑った。
自分はもう、その頃には軍のことに興味は無くなっていた。ただ小さなロボットと一緒に、清掃の仕事に就きたいと思っていた。
だが皮肉にも軍は自分を選んだ。
「大きなロボットさん!大きなロボットさん!」
軍への就任が決まった早朝、小さなロボットは真っ先に自分のところへ向かった。
「“グン”への就任オメデトウゴザイマス!」
「ありがとう」
正直全然嬉しくなかった。運命を恨んだが、恨んだところで何も変わりやしない。
しばらく彼を見つめて黙っていると、彼は疑問を投げかけてきた、
「質問デスガ、“グン”とはなんデスカ?」
「誰かのために戦う場所だよ」
「誰かとはダレデスカ?」
「誰だろうねぇ・・・」
国のためにと言えばよかったのだろうか、だが国民は願いもしない戦争を起こされて、ありがたいと思うだろうか。
曖昧な答えを出し、そこで質問は終わるかと思われた、だが彼は思っても見ないことを口にした、
「ボクも“グン”というトコロで働けますカ?」
――半反射的に、自分は彼の頭をはたいた。鈍い音がした。
「働けない」
いや、彼は働ける。条件もこれから変わっていけば問題ない。
だが軍は人を殺す、軍とは何か正直に言えば良かっただろうか。
駄目だ、自分は怖かったのだ、もしも「ソレデモイイ」と言われたら……
「ナゼ叩くのですカ?」
もうやめてくれ。
子どものような純真さ、それが子どものような残酷さに変わるのが自分の恐怖であった。
小さなロボットの大きな瞳、つややかな蒼の硝子、その奥に広がる闇。自分はそれを眺めて、広大無辺な宇宙を連想した。
自分は宇宙を見たことがない、もし見ることが出来ても、それはほんの一部分のことであろう。
まだこの目にしたこともない世界の果て、それをも超える小さくて巨大な存在、自分ははぐらかすことしか出来なかった。
「君には、立派なお掃除ロボットになってほしい」
「分かりましタ」
一寸の迷いもない素直な返事だ、今度はなでてみた。大きな笑顔が返ってきた。
軍は選択を誤ったなと一人ほくそ笑んだ。
しばらくして、軍の関係者が来た。
「G−18749、時間だ」
自分のナンバーだ。一度顔を上げ、ハイと返事をした。
そしてまた顔を下げ、小さなロボットに念を押すかのように
「お掃除がんばってね」
と言った。
「ハイ」
力のある返事、しかし間を置いて。
「サヨウナラ」
少々力ないコトバだった。一般のロボットに感情はないが、彼なりに寂しさを感じたのかもしれない。
「サヨウナラ」 「サヨウナラ」
掛け合いはお互いの姿が見えなくなるまで続いた。
なんどきふり返っても、小さな手を一心に振る彼の姿が見えた。その顔に子どもの姿は無かった。
――そこで記憶は途切れている。
リミッターがはずされ、だんだんと意識が鮮明になってきた。
が、昔の記憶と自分の犯した罪のデータがコンピュータを駆け巡り、自分は激しくうろたえるしか出来ない。
そして、小さなロボットの抱える機関銃が、また自分を苦悩させた。
「小さ…ナ、ロボット…サン」
スピーカーは壊れていて、思ったように声が出ない。だが、聞こえていたはずだ。
聞こえていたはずなのに……弾雨は止まなかった。そして――
――大きなロボットは停止しました。
赤い硝子の眼球から、街へ垂れ流される燃料は。
大粒の涙のようで、ビルの周辺にはいくつもの大きな水溜りが出来ておりました。
大きなロボットの活動が停止されたのを確認すると、小さなロボットは機関銃を自らの機内にしまい込みました。
この銃は気まぐれな男が残したものだったのでした。
なぜ残したのかは分かりませんがやはり<気まぐれ>といったところでしょう。
小さなロボットは気づきました。大きなロボットが前方に傾いて来ているのを。
大きなロボットは巨大な体でもバランスがとれるように設計されておりましたが。
停止した今、その体を支える足は頼りにならず、今にも倒れようとしておりました。
ですが小さなロボットは動きません。大きなロボットを見上げ、じっと壊れた目を見つめ返しているだけでした。
それは、まるで昔の親友を、その小さな体で受けとめようとしているかのように見えて――
小さなロボットはつぶやくのです。
「大きなロボットさん、サヨウナラ サヨウナラ」
――今日の街は静かだ。
『小さなロボットさん大きなロボットさん』おわり。
消えていくAA書きの気持ちが分かってきたらやばいよ
γ::⌒⌒ヽ
ノ::::((''))ソ)〉
( (:::::,ゝ- -ノ ペコリ < あけましておめでとうございます。
\ ̄ ̄ ̄ ̄((⌒UU きえちゃいやーん(^^)
||\ ヽ_j_j \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
.|| ||
>>164 一ヶ月遅れですがあけましておめでとうございます。
2ちゃんねるを見る事も少なくなって危機感いっぱいです。
今年はAA描けるかなぁ・・・
〈 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉
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r 、ヽ , ⌒ /
ヽ:::::> r:::::::::フ ア }
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ヽ _ ノ / ノ:.〉
《\  ̄ / /.::/
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ヽ:.\ /:.:.:.:/
ちょっとテスト