そのとき、小嶋は意外な事を言った。
鉄筋を減らしてみたらどうだろう。
姉歯は戸惑った。
RC造を人体に例えると、コンクリートは肉、鉄筋は骨にあたる。
それを減らそうと言うのだ。
無理です。出来ません。
小嶋は思わず叫んだ。
俺たちがやらずに誰がやるんだ。俺たちの手で造り上げるんだ。
男の熱い思いに、姉歯は心をうたれた。
技術者の血が騒いだ。
やらせてください。
夜を徹しての設計作業が始まった。
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i:|:/ミ -_-__--_−_-_ トト|:i
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ト:!:| ヽ´´´ノ ヽ´´´ノ |:|リ レモナさん!協力を頼む!!
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