r──────────────── 、
l ありがとう って、言葉があるだろ l
ー───────────────‐ '
| ::::: ::: | ._
 ̄ ̄ ̄ ∧∧ l、_ ノ
△/ (∀ ) ([__] \
目/ ( ) / \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ ∧∧
(- ゚ )
l ̄l)と 〉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ )-、
/し'┳┛ )
_____________|:. ┻
| ::::: ::: | ._ r──────‐ 、
 ̄ ̄ ̄ ∧∧ l、_ ノ l あのコトバ l
△/ (∀ ) ([__] \ ーy─────‐ '
目/ ( ) / \ r――――──────――――― 、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ ∧∧ | 君はどんなとき・どんなタイミングで |
(゚- ゚ ) < 使ってるんだい? |
l ̄l)と 〉 ー―――‐――――──────― ┘
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ )-、
/し'┳┛ )
_____________|:. ┻
| ::::: ::: | ._ r―────―――――――― 、
 ̄ ̄ ̄ ∧∧ l、_ ノ | みんな、どうにも ごく簡単に |
△/ (∀ ) ([__] \ | あのコトバを使うらしいが |
目/ ( ) / \ ーr───────────― ┘
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ ∧∧
(- ゚ ) r───────── モ ノ ─‐ 、
l ̄l)と 〉 < 僕にとっちゃ 難解な言語でね l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ )─‐' ー───────────── '
/し'┳┛
_____________|:. ┻
| ::::: ::: | ._ r────────────── 、
 ̄ ̄ ̄ ∧∧ l、_ ノ l だってさ、『有り難い』んだろ? l
△/ (∀ ) ([__] \ ー─────y──────── '
目/ ( ) / \ / ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ ∧∧ | こんなにありふれた僕が |
(- ‐;) | そんなレアな出来事に |
l ̄l)と 〉 < 遭遇する事なんて そう無いじゃないか |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ )-、 ゝ _________________ノ
/し'┳┛ ヽ
_____________|:. ┻
| ::::: ::: | ._ r────── 、
 ̄ ̄ ̄ ∧∧ l、_ ノ l ―――あ l
△/ (∀ ) ([__] \ ー──y─── '
目/ ( ) / \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ Σ ∧∧ r─────────── 、
(- ゚ ) l なんだ、そういうコトか l
l ̄l)と 〉 ーy──────────‐ '
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ )-、
/し'┳┛ )
_____________|:. ┻
| ::::: ::: | ._
 ̄ ̄ ̄ ∧∧ l、_ ノ
△/ (∀ ) ([__] \
目/ ( ) / \ r――――──────――――― 、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ ∧∧ | やっと解った |
(゚- ゚ ) < 今のタイミングで言えばいいんだ |
l ̄l)と 〉 ー―――‐――――──────― ┘
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ )─‐'
/し'┳┛
_____________|:. ┻
| ::::: ::: | ._
 ̄ ̄ ̄ ∧∧ l、_ ノ
△/ (∀ ) ([__] \
目/ ( ) / \ r――――──────――――― 、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ ∧∧ | こんな取り止めのない話に |
(゚ー゚ ) < 付き合ってくれて――― |
l ̄l)と 〉 ー―――‐――――──────― ┘
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ )─‐'
/し'┳┛
_____________|:. ┻
r─────────────── 、
l 『ありがとう』 って事なんだな l
ー──────────────‐ '
ゴソゴソ
∧∧
(゚; ) ああ、なんてことだ
⊂ ヽノ
(__⊃⊃
r──── 、
l …… l
ーy─── '
∧∧
(T ) 俺としたことが 一生の不覚だ
∪ ヽ_
(__⊃⊃
r――――――――――― 、
| やあ、どうしたんだい |
| そんな陰気な顔をして |
ー―――――――――r― ┘
∧__|
∧∧ (´∀`|
(T ) ヽ つ
∪ ヽ_ \|
(__⊃⊃ |
r―――ヘ――――― 、
| 聞いてくれるか? |
| 全く馬鹿な話だ. |
ー――――――――┘
r――――――――― 、
| 余程のことが |
| あったようだね |
ー―――――――r‐‐┘
∧_∧ |
∧∧ (´∀` ,) |
(T ) ( つ|
∪ ヽ_ ヽ, } |
(__⊃⊃ (___,ノ |
r―――ヘ――――― 、
| そうともさ |
| 世界の終わりだ |
ー――――――――┘
r――――――――─‐ 、
| それで、一体 |
| 何があったんだい? |
ー――――――y―─‐┘
∧_∧ |
∧∧ (´Д` ,) |
(T ) と つ |
∪ ヽ_ l _ ヽ |
(__⊃⊃ (__, ヽ___) |
r―――ヘ――─――― 、
| 失せ物だよ |
| 一番大事なものだ |
ー―――――――─‐―'
r――――――――───‐ 、
| 作り直しや買い直しは |
| 出来ないものなのか? |
ー――――y―――───‐‐'
∧_∧ |
∧∧ (´д` ,) |
(T ) と と 〉 |
∪ ヽ_ ノ _ } |
(__⊃⊃ (__(___,,ノ |
r―――ヘ――─――― 、
| あれより上手くは |
| 出来やしないんだ |
ー―――――――─‐―'
r―――――――───‐ 、
| それで一体 |
| 何をなくしたんだい? |
ー――――y――───‐‐'
∧_∧ |
∧∧ ('(´д` ;) |
(T ) ヽ つ |
∪ ヽ_ 〉 (⌒ ) |
(__⊃⊃ (___, ー' |
r―――ヘ――─―――─‐ 、
| 『ありがとう』 だよ! |
| あいつへ送るやつさ! |
ー―――――――───― '
r――――――――───‐ 、
| なんだ、それならもう |
| 届いているはずだよ |
ー――――――y―───‐‐'
∧_∧ |
∧∧ (´∀` ,)') ∧_ |
(ДT ) 〈 / (゚‐ ゚*|
∪ ヽ_ | _ | ヽ つ
(__⊃⊃ (__,(___,ノ ゝ |
r―――ヘ‐ 、 (
| へ? |
ー――――'
寸止めだー!
ちくしょうだれがこんなことを
∧∧
(A゚* )
☆と 〉
| |、
し`J ヽ
『ありがとう』 を
拾った
そして しばし思案に暮れた
∧∧ 何故ならそれは(当然ながら)
(A‐;,) 自分に向けられた
☆と 〉 『ありがとう』ではなかったからだ
| |、
し`J ) ─── 全く不慮の事故である
今頃 コレを失くした人は如何しているだろう?
∧∧ あげる筈の人だったのだろうか
(A゚ ;)
☆と 〉 それとも受け取った人が誤って?
| |、
し`J ヽ どちらにせよ 災難であったろう
何巡かそうやって ぐるぐると考えた後にふと 目を落とした
∧∧
( 。*,) それにしても 良い色艶をしている
☆と 〉
| |、_
し`J 一体誰がコレを落としたのだろう?
長年連れ添った妻に対する 老人のものだろうか?
無垢な赤子の 言葉に表せぬ感謝?
∧∧ あるいは今 通り過ぎていく
(*゚A゚)
☆と 〉 人の言葉を使わぬ生き物のもの?
| | /)_/)
し`J`ー (( ,--‐< ゚ _・゚>
ぐるぐると 幾つものことを
幾通りも考えて ───
∧∧
(A‐*)
☆と 〉 ) ) 最後に全てを 放棄した
| |、_
(,_,ノ_) ただ 歩いて
近くにあった小川へ
『ありがとう』を そっと浮かべた
\ ∧∧ いずれ 川辺に打ち上げられた あるいは海の向こうで
\\ (A゚* )
\ と ヽノ これを取るに相応しい人が
\ ☆\(__つ この『ありがとう』を受け取る事を 願った
\ ∧∧
\\ (゚A゚*)
\ ∪∪ヽノ
\ \(__つ
『ありがとう』 は
流れていった
寂しがり屋で 疑り深いご主人様が
お前の『ありがとう』が 目に見えない事が
∧__∧ 不満であると そう仰った
( ・∀) ∧_,,,,
〈 つ ,〉 (-,;゚#.;)
| ,_ | l ;;; ヽ
l,___,,)__) U,_;; ;;)〜
如何すれば 解って頂けるか
悩んでいたところ
お前はその命で
証明出来るか と
ご主人様が 仰ったので
∧__∧
( ・∀) ∧_,,,
〈 つ (-,;゚#.;) 迷うことなく「ハイ」と
| ,_ | l ;;; ヽ
l,___,,)__) U,_;; ;;)、_ 私は簡潔に応える
立ち上がった私の首に ご主人様の指が巻き付く
良いのか とご主人様は問う
∧__∧ ∧_,,,, 私はやはり
( ・∀)(-,;゚#.;) 「ハイ」 と
〈 つつ|:; :;U 簡潔に応えた
| ,_ | |:;:;:;:;:}ー
l,___,,)__) (_:ヽ_;j
いつか
この優しい人に
余すところなく その『ありがとう』を
∧__∧ ∧_,,,,
( ‐∀)(-,;゙#.;) 伝えられる人が
〈 つつ|:; :;U 現れる事を切に祈って───
| ,_ | |:;:;:;:;:}、
l,___,,)__) (_:ヽ_;j ) 私は目を閉じた
『ありがとう』
ご主人様はぽつりと そう仰った
∧__∧ ∧_,,,,
( -∀)(-,; #.;)
〈 つつ|:; :;U それは寂しげな色形をしている
| ,_ | |:;:;:;:;:}、
l,___,,)__) (_:ヽ_;j l
目を開けると
ご主人様は 相変わらず私の首に
指を巻きつけるばかりで
∧__∧ ∧_,,,,
( ・∀)(-,;゚#.;)
〈 つつ|:; :;U その手指に 力が入る事はなく
| ,_ | |:;:;:;:;:}ノ
l,___,,)__) (_:ヽ_;j
ご主人様は もう一度
『ありがとう』 と仰った
それは 先程よりは温かい色形をしていた
∧__∧ ∧_,,,, 今 私が
( ・∀)(-,;゚#.;) この胸にある『ありがとう』を捧げたら
〈 つつ|:; :;U
| ,_ | |:;:;:;:;:}〜 この人は望むものを
l,___,,)__) (_:ヽ_;j 手に入れられるだろうか
Π_Π
_( :・ー・:)<み〜た〜ぞ〜
そんでまたすぐに死亡
見つかっちゃった
のに
作品が出来ていないというアレで
ごごごごごごめんなさい
65 :
( ´∀`)さん:2007/03/12(月) 09:10:51 ID:A6Dev3S+0
保守
保守
さしだして 受け取ってもらえず
手元に残った 『ありがとう』 が ある
∧∧
(, )
| ヽ
U__,,)〜 ○
ぼくの涙で
にごってしまった 『ありがとう』
もう 捨てるしかない
∧∧
(Д^。)
| ヽ
U__,,)ー ○
けれど どうしてか
ぼくは これを捨てられない
∧∧
(^ )
| ヽ
U__,,)ヽ ○
持ち続ければ きっと
これから もっと よごれていく
(こわれてしまうかもしれない)
∧∧
(, )
| ヽ
U__,,)、__, ○
けれど たぶん
ぼくは これを
∧∧
(, ^)
| ヽ
U__,,)〜 ○
いつか
受け取ってもらえる日を 夢見て
( (;;;;)
ゝ‐ 、
∧∧ ;;;つ
と(Д^;;)ノ
し' これといっしょに
汚れていくんだろう
一期一会ってことかなぁ…
GJ
愛してるって、言わないのね
АА А__А
(- ゚ *) (, ・∀)
l ヽ / )
( __)〜 (,O_,,`)
愛してなんかいないからな
泣かないんだな
АА А__А
(゚ * ,) (∀・ )
l ヽ / )
( __)〜 (,O_,,`)
泣きたくなんてないからよ
抱きしめてくれないのね
АА А__А
(゚- ゚*,) (, ‐∀)
l ヽ / )
( __)〜 (,O_,,`)
抱きしめたくなんてないからな
忘れないでって 言わないんだな
АА А__А
(゚ * ,) ( ・)
l ヽ / )
( __)〜 (,O_,,`)
忘れてほしいからかもね
ふたりは 背が温かいことに とうに気付いている
触れ合わないふたつの背に挟まれた
それをどのような言葉にすれば良いのか も
АА А__А
(゚ * ,) ( ・)
l ヽ / )
( __)〜 (,O_,,`)
華奢で陳腐な言葉のせいで
АА А__А
ε‐(‐* ,) ( ‐)‐3
l ヽ / )
( __)〜 (,O_,,`)
今日もふたりは触れ合えない
ありがとう
が
壊れてしまった
∧__∧
(∀゚ )
Oと ,〉
| _ |
(__(__j
粉々になって
キラキラ散って
パラパラ落ちた痕は
もう 判らない
∧__∧
( 。 ,)
Oと ,〉
| _ |
(__(__j
砕けてしまった その後は
∧__∧
( _ )
Oと ,〉
| _ |
(__(__j もう 見えやしないんだ
身体から 出してしまった途端
『ジブン』じゃなくなった『ありがとう』
砕けて
∧__∧ 散って
( 。 ,)
Oと ,〉
| _ | そしてその記憶も いつか薄れて失くすんだろう
(__(__j
でも まだ
今 この時は
あの『ありがとう』が 失われたことを
∧__∧
(∀‐ ,)
Oと ,〉 自分は 自分だけは知っている
| _ |
(__(__j
いつかは 正真正銘見失うだろう けれど
たしかに あったんだ
この手に 『ありがとう』が
∧__∧
(∀゚ )
Oと ,〉 あの『ありがとう』が
| _ |
(__(__j
いつかは忘れる
けれど今は、覚えている
そんな『ありがとう』の記憶を 危なっかしく抱えながら
∧__∧
( ゚∀゚,)
〈 〉 今日も君の元へ行こうと思う
| (^)
その「ありがとう」は
いつの間にか
部屋のすみっこに転がっていて
貰ったものだったか
あげる筈だったのか
∧∧
(゚∀゚;)
しし ヽノ
◎ (__(__つ もはや思い出せなかった
飾っておくには白々しい
周りに訊くのは ばつが悪い
「ありがとう」、
∧∧ お前は 何処から来た?
(∀゚;,)
しし ヽノ 何処に行くつもりだった?
◎ (__(__つ
抱きしめると
ただ ふわふわと温かい
もしかしたら
何処かから迷い込んだ
「ありがとう」なのかもしれない
∧∧
(∀‐*)
O◎と〉_
(__(__つ
誰かにこっそり尋ねてみようか
そうだ 一番はじめに ここに来た奴にだけ
見せてやろうか
∧∧
(∀゚*,)
//_ノヽノ
◎ (__(__つ
思わず
「ありがとう」に
ありがとうと呟く
お前のおかげで
今日がとっても
∧∧ 楽しくなりそうだ
(∀^*)
しし ヽノ
◎ (__(__つ
/
─
\
ヽ l /
∧∧
(∀゚*,)
しし ヽノ
◎ (__(__つ
∧∧
('(∀゚*,)
ヽ つ
と_ )〜
ヽ_) ○
( ,)
っ
∧∧ ∧∧ っ
;゚Д゚ミ (゚∀゚*/^)
つ つと /
_ ミ } ,)ー
_ノー' (__(__ノ : :
? ヽ从/
∧∧ ∧∧
ミ,,゚Д゚ミ ( ; 。 )
ミ ミ ヽ〈 〉
〜ミ ミ (, l 、 l ,
し^J し^J
乙〜。
「ありがとう」
飲み込んじゃった
▲∧
Σ (゚-(゚;)
〈つ 〉
| ,)〜
しヽ,)
何しろ飲み込んじゃったから
取り出せないし 渡せない
?
▲∧ ∩_∩
// (ヽ;゚ヮ゚)') (д・ ,)
と つ ノノ (^) ヽ
〜( 〈 }x ー'
ヽ_) _) (__,ヽ__ノ
不思議
▲∧ ∩_∩
( ゚ -) ( -д) -3
/ UU / つ
〜( { ( /
ヽ_) _) ヽ__)ノ
あげて喜ばれるものが
もらって嬉しいものが
▲∧ 飲み込んじゃって
(, 。 。)
/ UU ノドに 胸につかえた途端に
〜( {
ヽ_) _) こんなに苦くて辛い
次にあげる「ありがとう」が
▲∧
( -) ふたつ分の「ありがとう」に
/ UU
〜( {
ヽ_) _) なってたら いいな
新作キテターヽ(゚∀゚)/
毎回楽しみにしてます
こまったな こまったな
なあに なあに
どうしたの?
∧_∧ ∧_∧
∧∧ (,´д`,) (∀・ )
(,, ゚Д) ( ) ( )
( ) し-J し-J
きみたちに ありがとうを
あげたいんだけど……
ぼく ひとつしかもってこなかったんだ
∧_∧ ∧_∧
∧∧ (´д` ) (∀・ )
(,, ゚Д) ( ) ( )
( ) し-J し-J
じゃあ もらにあげなよ
いいや ぎこにあげるんだ
∧_∧ ∧_∧
∧∧ ( ´д`) (∀・ )
(,, ゚Д) ( ) ( )
( ) し-J し-J
いらないわけじゃ ないんだよ
ぼくら どっちも
もなの ありがとう ほしいよ
けれど いっこしかないんだろ
∧_∧ ∧_∧
∧∧ ( , 、 ) ('(∀・; )
(; ゚Д) っ ( ) ヽ つ
( ) っ し-J し-J
だってさ だってさ
だいじなもの なんだろ
∧_∧ ∧_∧
∧∧ ( , 、 ) (∀・; )
(; ゚Д) ( ) UU )
( ) し-J し-J
『ぱきん ぱきん』
ああっ!
わっちゃった!
∧_∧ ∧_∧
∧∧ ( , 、 ) (∀・; )
(; ゚Д) (O O) OO )
( ) し-J し-J
だいじなものだよ だいじだけど
わけあえれば もっともっと
しあわせになれると おもうんだ
∧_∧ ∧_∧
∧∧ (,´∀`,) (∀・ )
(,, ゚Д) (O O) ( )
( ) し-J し-J
けれど うまくいかないね
かたほうがおおきくて かたほうがちいさい
∧_∧ ∧_∧
∧∧ (,´д`,) (∀・ )
(,, ゚Д) (O O) ( )
( ) し-J し-J
かんたんさ
おおきいほうを ふたつにわって
みっつのかけらに すればいい
それをさんにんで
わければいいんだ
∧_∧ ∧_∧
∧∧ (,´д`,) (∀・ )
(,, ゚Д) (O O) ( )
( ) し-J し-J
(ありがとうは みっつそれぞれ さんぶんのいち)
(けれどそこからうまれたえがおは ひとつじゃない ね)
∧_∧ ∧_∧
∧∧ (,´∀`,) (∀・*,)
(,*゚Д) (O O) ( )
( ) し-J し-J
l /_
/V\
(・−・ )
〈 〉
{ ノ
ヽ__,)/
r──────‐、
| 「ありがとう」 └─ 、
ー─────┐ の |
r────────┘┌─‐'
| 足音が きこえる |
ー─ ○──────‐'
O
/V\ o
(・−・ )
〈 〉
| _ |
(_ハ_) ただ それは
∧
)
) 僕の前を通り過ぎてしまうだけの
)〜
ノノ
/V\
(・ )
〈 〉
| o |
(_ノ_)
ものだったのだけど まあ
r───────────── 、
| 欲しくて進んで |
| 貰いにいくものでも ない |
ー───────────┐ └─‐、
| よ、な |
/V\ ポリポリ ○───'
(,;・−・)) )) O
〈 / o
| |
(__)_)
そうだよな 「ありがとう」は
不意にやってくるものだ
/V\
( ・−・)
〈 〉
( ノ
{_ノ、_)
そんなにこっそり隠れている訳でもないのに
貰うひとに限って気付かない
∧ /V\
) 「ありがとう」って そういうものだ ( ・−・)
とノ 〈 〉
,/ ( ノ
(ヽ_)´
129 :
らく:2007/11/03(土) 00:16:51 ID:FNhd6h0I0
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
/V\
( ・−・ ) < 正直 怠けてたよね
〈 9m
ヽ ヽ
{__)、_)
リハビリになってない 支離滅裂な感
おや いらっしゃい
ヽ l /
∧_∧
(⊆` )
〈 〉
| _ |
(__ヽ__j
ここは「見果てぬ海」の真ん中、
「ありがとう」で出来た島 ───
お客が来るのは 随分久しぶりのことだ
∧_∧
(´⊆` )
〈 〉
| _ |
(_ハ_,)
なに、「海も島も見えない」 「ただ真っ白な空間」?
ああ、それは貴方がまだ年若いからだろう
ここはヒトのココロを映す世界
∧_∧
( ´⊇` )
〈 〉 どう見えるかは 貴方次第だ
| _ |
(_ハ_,)
「何故こんな場所がある」?
ここは人が忘れ去った「ありがとう」が流れ着いて堆積した場所さ
人がいて 「ありがとう」という言葉があって
そしてその感謝を忘れる日がある限り
∧_∧
( ´⊇`)
〈 〉 こういう空間には 小さな島が出来るものだ
| _ |
(_ハ_,)
「私は何者か」?
その質問には上手く答えられるか解らないな
いつの間にか この島に流れ着いた生命の
最後の生き残りだよ
∧_∧
昔は繁栄したのか知らないが ( ´⊇)
〈 〉 得てして イキモノとは そういうものだ
( ヽ ノ
(__(_,)
「何故今まで生きてこれたのか」? 「帰り方がわからない」?
「しばらく此処に住むことになるかもしれない」?
なんだ そんなことか
∧_∧
( ´⊇`)
〈 〉
( |
(_ハ_)
貴方が目を瞑って 帰るべき場所を描けば良い
どれ 幾らかは私も手伝おう
「代償」? 要らないさ
∧_∧
( ´⊇` )^)
〈 ノ
| _ |
(_ハ_) 今に朽ちる命だもの
「何故」?
ここは「ありがとう」で出来た島
「ありがとう」しか無い島だ
私たちは「ありがとう」を糧とし食べて生きてきた
ところがどういうわけだろう 近頃「ありがとう」が流れてこない
∧_∧
( ´⊇` )
〈 ○
| _ |
(_ハ_)
世界の「ありがとう」が減っているとは考えたくない
きっと潮の流れが変わったのだろう
「ありがとう」を食べて 「ありがとう」で出来た私たちに
「ありがとう」は創り出せない
一度だけしか
∧_∧
( ´⊇` )
○ ○
| _ |
(_ハ_)
いずれこの島は沈む
私が最後の生き残り
還る所も無い 生き抜く術も無い私に
せめて一度だけの「ありがとう」を
私の自由意思で 貴方に贈ろうと思う
∧_∧
(^( ´⊇` )^)
ヽ ノ
| _ |
(_ハ_)
良ければ持っていてくれ
気に入らなければ捨ててくれ
長話に付き合わせてしまって 済まないね
楽しかった
嬉しかった
今は少し 寂しい
そして「 ───……
∧_∧
そんなもの、いらない
「ありがとう」なんて いらないんだ
∧_∧
(TД(^ヽ
○ ノ
(__(__つ
僕は 君がいればそれで良かったんだ
君さえいれば それで良かったんだ
∧_∧
/^)д(^ヽ
ヽ ノ なのに君は「ありがとう」一言だけ置いて
(__(__つ
「ありがとう」だけで 心なんて満たせない
君がいなければ 満たせない
∧_∧
/^)−T )
ヽ )
(__(__つ 君はそれを知っていながら もう僕の手の届かない人
部屋の片隅に転がった「ありがとう」ひとつ
君がくれた「ありがとう」ひとつ
∧_∧
(−T )
( )
○ (__(__つ
命尽きる間際
慌てて作られた「ありがとう」
何処も凝ったところのない 飾り気も無い 色もほとんど付いてない
∧_∧
(дT )
( )
○ (__(__つ
「ありがとう」を作って 息絶えた君と
手元に「ありがとう」しか残らなかった僕
楽しい思い出を甦らせるのは もう少し待って
今はまだ この「ありがとう」を見て 泣いていたいんだ
∧_∧
(Д(^ヽ,)
( )
○ (__(__つ ごめんね ありがとう ごめんね
乙〜。
書き込まないだけで、実は毎回楽しみにしてるんだぜ?
| | l | | | | | :||
| | | l | { l { ||
| | l | | | | |. ||
| | { | | | | |_:||
| ー'ー‐'ー'⌒ー'^ー' ̄
|
(-_-)
(∩∩)________________
/
/
/ なんにも無いように見えるだろう
けれどここは 「ありがとう」でいっぱいの部屋
| | l | | | | | :||
| | | l | { l { ||
| | l | | | | |. ||
| | { | | | | |_:||
| ー'ー‐'ー'⌒ー'^ー' ̄
|
(-_-) 僕は この「ありがとう」が
(∩∩)________________
/
/ 無くならないように
/
この「ありがとう」たちを 忘れないように
ずっとずっと ここにいるんだ
| | l | | | | | :||
| | | l | { l { ||
| | l | | | | |. ||
| | { | | | | |_:||
| ー'ー‐'ー'⌒ー'^ー' ̄
| l /
(-_-) ̄
(∩∩)________________
/
/
/
l /
・∀)  ̄
| | l | | | | | :||
| | | l | { l { ||
| | l | | | | |. ||
| | { | | | | |_:||
| ー'ー‐'ー'⌒ー'^ー' ̄
|
(-_-)
(∩∩)________________
/ また「ありがとう」を
/ 見張っていたんだな
/ (∀・ )
| | l | | | | | :||
| | | l | { l { ||
| | l | | | | |. ||
| | { | | | | |_:||
| ー'ー‐'ー'⌒ー'^ー' ̄
| 僕の「ありがとう」も
(-_-) いくつか混じっているんだろうな
(∩∩)_( ・∀・ )____________
/
/
/ でもさ 大事にしたいのも 解るけどさ
忘れちゃっても 無くしちゃっても 良いんだよ?
| | l | | | | | :||
| | | l | { l { ||
| | l | | | | |. ||
| | { | | | | |_:||
| ー'ー‐'ー'⌒ー'^ー' ̄
|
(, -_)
(∩∩)_(∀・ )____________
/
/
/
新しい「ありがとう」 僕が君に贈るから
| | l | | | | | :||
| | | l | { l { ||
| | l | | | | |. ||
| | { | | | | |_:||
| ー'ー‐'ー'⌒ー'^ー' ̄
|
(, -_)
(∩∩)_ c(∀・ )____________
/
/
/
だから いつか
君も僕に 新しい「ありがとう」を
贈ってほしいな
| | l | | | | | :||
| | | l | { l { ||
| | l | | | | |. ||
| | { | | | | |_:||
| ー'ー‐'ー'⌒ー'^ー' ̄
|
(-_-)
(∪∪)________________
/ ∪∪
/
/ (・* )
| | l | | | | | :||
| | | l | { l { ||
| | l | | | | |. ||
| | { | | | | |_:||
| ー'ー‐'ー'⌒ー'^ー' ̄
|
|
|__________________
/(-_-)
/ ( )
/ ∪∪
(・* )
| | l | | | | | :||
| | | l | { l { ||
| | l | | | | |. ||
| | { | | | | |_:||
| ー'ー‐'ー'⌒ー'^ー' ̄
|
| さようなら「ありがとう」で溢れた部屋
|__________________
/
/ さようなら「ありがとう」しか無い部屋
/
次に部屋に戻る時 きっと僕はいくつもの「ありがとう」を忘れてる 無くしてる
ごめんなさい 僕は「ありがとう」が生み出される世界に出て行きます
r―――― 、
| おりょ |
└───┐└────────────── 、
| いらっしゃい |
| ─── 随分お若いお客さんだねぇ |
ー―――y──────――――― ┘
ヽ l /
__
(__@,)
(゚−゚爪
} ∩ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――────────―‐ 、
| でもアンタ、本当に良いの? |
r─────────────┴ ─┬──‐'
| ここは「ありがとう」を売る店だよ? |
| 本来なら、上手い言葉を見つけられなくなった |
| 大人たちが買うような「ありがとう」を置いてるんだよ? |
ー―――──────―――――y────────┘
__
(__@,)
(゚ー゚爪
} Oヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――────────────―‐ 、
| 「自分で上手く作れる自信が無い」? |
ー────────────────‐'
r―――――――───――‐ 、
| お若いの、アンタは何か |
| 勘違いしてるみたいだけど |
ーv―――――――───―‐┘
__
ポリポリ (__@,)
(( ('(゚〜゚爪
ヽ 〉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――――――─────────────―― 、
| この世に完璧なモノなんてあるハズがないんだから |
└─────┐┌───────────────'
r───┘└─────────‐、
| アンタの精一杯を形にしなさいな |
ー―――――――r─────― ┘
__
(__@,)
(゚ー゚爪
〈 〉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――――――─────────────―― 、
| 相手だってアンタに完璧を求めてる訳じゃないよ |
| そんな出来合いのモノなんて 渡そうと思いなさんな |
└───────────────────┐┌─┘
r──────────────┘└─ 、
| 多少不恰好でも良いんだよ |
| アンタなりの「ありがとう」を贈ってやりな |
ーv────────────────‐'
__
(__@,)
(゚ー゚爪
〈 〉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―─――――――――‐ 、
| その方が、きっと相手も |
| 喜ぶから さ |
ー―――――――r―─‐ ┘
__
☆ (__@,)
(^ー゚爪 まー店屋の店員が
〈 〉 言うべきことじゃないけどね
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r─────────── 、
| じゃあ しっかりやんなよ |
ー───────────'
r───────── 、
| ─── あ、そうだ |
r―――――――――──┴ ┬─'
| もしも「ありがとう」を言えずじまいになったら |
| またこの店を訪ねてくれる? |
ー―――――――r───────────┘
__
(,__@)
爪゚ー゚)')
〈 /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r─────‐、
| 何故って? |
ー─────‐'
r─────────────‐ 、
| ホントは内緒なんだけど |
| ……ここだけのハナシだよ? |
ー───────────── '
__ r――――――――──―‐、
(,__@) | その悔し涙を集めてね、 |
爪゚ー゚) | 結晶化して削るのさ |
〈 ∩ ー―――――――────┘
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ジ
r────────────‐、
ジ | それがこの店で売ってる |
ッ | 「ありがとう」の正体さ |
ー──────────── '
r────────── 、
| まぁ、そういう訳だから |
ー────────┐ └────────────────── 、
| お若いの、アンタが二度と此処へ来ない事を |
| 切に祈ってやろうかねぇ |
ーv─────────────ふふふふふ─ '
__ _
二__@,)
爪 ー =
三 〉─
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r──────────────‐、
| ─── おや、今夜は盛況だねぇ |
ー────────────── '
r──────────── 、
| いらっしゃい |
| お客さんにぴったりな |
| 「ありがとう」があるよ |
ー───────────‐ '
う
ふ
ふ
ふ
ふ
・
・
・
保守
ほ
おとしもの ですよ
……あなたのおとした「ありがとう」 でしょう?
∧__,,∧
(´・ω・`)
(つ○と)
u―u'
いらない ─── と おっしゃる
この「ありがとう」は
だれのものにも なれないのですよ
∧__,,∧
(´・ω・`)
O○と )
u―u'
あなたいがいの だれのものにも
では ぼくは
これをここにおいて かえります
∧__,,∧
(´・ω・`)
と ○O
u―u'
─── もっていかないのか って?
いったばかり ですよ
これは わたしの「ありがとう」では ないし
わたしのものに することも
∧__,,∧
(´・ω・`)
O 、ヽ
u―u○
できない「ありがとう」なのですから
かわいそうな 「ありがとう」
さようなら
∧__,,∧
(ω・` )
( )
u―u○
みちばたに くさかげに
たくさんの「ありがとう」が すてられている
ろじうらで どぶがわで
たくさんの「ありがとう」が ないている
∧,,__∧
( )
と つ
u―u'
○
だれかのなまえが しるされた
だれも すくえない
もちぬしを うしなった
∧,,__∧
( )
( )
u―u'
○
さびしいいろの 「ありがとう」
∧,,__∧
(・` )
( )
u―u'
○
ひろいますか?
∧,,__∧
あなたは ちゃんと (・ω・` )
( し ) ひろってあげられますか?
u―u'
あなたにみすてられた あなただけをまっている
○
「ありがとう」 を
良スレを発見。
ここで頑張ってくれているらく氏に つ[ありがとう]
>>184 その名前は、ここで言っちゃいかんだろう
更新気づくの遅れて つ「ごめんなさい」
>>184-185 毎度ご覧いただき まことに「ありがとう」ございます
まさか個人スレ(kofではなかろう)までご覧頂いているとは露知らず
羞恥と不安と恍惚と謎の達成感とで心情はなかなかおもろげです
ぼくのかんがえた あたらしいきゃらくたー
有賀藤子(ありがとうこ)さん
__ __
(___{@}) (___{)
(^ヮ^ルリゝ くリル^ヮ^) < これは流行らない
〈臥_} > < {臥}
<___人> <人___>
(_(__ノ ヽ__)_)
r─────────── 、
| なにか おこってるの? |
ー───v─────── '
r─────── 、
| 別に……何も |
ー───v─── '
__
(@ )
(∀゚#瓜
〈 〉 ζ_,,,
| |/ (д゙%)
し^J (uu;; ;)~
r────────────── 、
| ぼく、なにかわるいこと した? |
ー─────────y────'
r―――――――――─────── 、
| ……いいや、ゴメンな |
| こっちが勝手にカリカリしてるだけさ |
ー―――――――r───────― ┘
__
(@ )
(∀-瓜
〈 〉 ζ_,,,
| |/ ( ,, %)
し^J (oo;; ;)~
r────────‐、
| なにがあったの? |
ー───v────‐'
r──────────────‐ 、
| ちょっと作ってるものがあるんだ |
| でも それがうまくいかなくってな |
ー───v──────────‐ '
__
( @ )
瓜゚∀゚)
〈 〉 ζ_,,,
| |ー (д゙%)
し^J (oo;; ;)~
r────────────‐ 、
| もう捨てるしかないって思うと |
| なんだか悔しくてさ…… |
ー───v────────‐ '
__
( @ )
瓜‐∀)
〈 〉 ζ_,,,
| |ー (−゙%)
し^J (oo;; ;)~
r───────────────────‐、
| どうしても すてなきゃだめなの? |
| ……いっしょうけんめい つくったんでしょ? |
ー───v────────────────'
r──────────────‐ 、
| プレゼントするものだからさ |
| ……こんなものじゃ 渡せないよ |
ー───v──────────‐ '
__
( @ )
瓜゚∀゚)
〈 〉 ζ_,,,
| |ー (д゙%)
し^J (oo;; ;)~
r──────────────‐ 、
| もっと 絶対壊れないような |
| しっかりしたものを作りたかった |
ー───v──────────‐ '
_ r────────────── 、
/ ヽ | どんな風にも揺らがないような |
{ } | どっしりしたものを |
ヽ_ノ ーy─────────────‐'
△ r―――――――──―─―‐ 、
| __ | それなのに これだよ |
|(@ ) | なんて頼りない姿かたち! |
|(∀-瓜 ー――――──―┬ ┴───── 、
と 〉 ζ_,,, | とてもじゃないが |
| |ヽ (д゙%) | 渡せるものじゃないさ |
し^J (oo;; ;)~ ー──────────'
r――――――───────――― 、
| だれにもあげずに すてちゃうのなら |
| おねがい それをぼくにちょうだい |
ー―――――――r───────― ┘
_
/ ヽ
{ }
ヽ_ノ
△
| __
|( @ )
|瓜゚∀)
と 〉 ζ_,,,
| |ー ('(д゙%)
し^J ヽ;;u;; )~
r――――――─────―――‐ 、
| おいおい これは失敗作だぞ |
| そんなのお前にあげられないよ |
ー―――y――――─────―‐┘
_
/ ヽ r――――――――──────― 、
{ } | ほかのだれが いらないといっても |
ヽ_ノ | ぼくは それがほしいんだ |
△ ーv―――――――──────―┘
| __
|( @ )
|瓜゚∀) っ
と つ ζ_,,,
| |ー ('(д゙%)
し^J ヽ;;u;; )~
r――――――─────――‐、
| がんばって つくったんでしょう |
| たくさん じかんをかけて |
ー――――v―――───┐ └────────── 、
_ | たいせつな だれかのために |
/ ヽ ー────────────‐'
{ }
ヽ_ノ r――─────――――――― 、
△ | そんなにすばらしいもの |
| __ | すてるなんて ぼくにはできない |
|( @ ) ーr――――――――─────┘
|瓜゚∀)
と 〉 ζ_,,,
| |ー ('(д゙%)
し^J ヽ;;o;; )~
r―――――――────────―― 、
| お前がそこまで言うのなら…… |
| こっちに断る理由は無くなってしまうよ |
ー―――r――────────―――┘
_
/ ヽ
{ }
__ ヽ_ノ
( @ ) △
瓜-∀) ノ
〈 つ ζ_,,,
| | | ('(д゙*)
/し^J ヽ;;u;; )~
r――――────────―― 、
| やわらかくって ふわふわしてる |
| たのしそうで あったかい |
ー―――r――─────―――┘
r────‐、
| そうか? |
ー──v─‐' _ r――――――――───―、
/ ヽ | あなたがそのまま |
{ } | かたちになったみたいだ |
ヽ_ノ ーy――――──――――‐┘
_ △
( @ ) |
瓜 ゚∀){ ζ_,,,
∨ つ|('(д゙*)
と__)) ヽ;;u;; )~
r─────‐、
| ……そうか |
ー──v──‐ '
大人になるって そういうことで
_
/ ヽ 子どもの気持ちは いつだって
{ }
ヽ_ノ 子どもにしか 解らないものなんだ
_ △
( @ ) |
瓜-∀){ ζ_,,,
∨ つ|('(д゙*) 時折触れる 子どもたちの子どもらしさは
と__)) ヽ;;u;; )~
こんなに こんなに
毎度のいい話…乙です!
保守
保守
203 :
( ´∀`)さん:2008/05/25(日) 21:57:21 ID:3fmx7YaL0
保守
保守
ho
ほす
すごいブランク空いた
毎度保守どうもです
有賀藤子さんは
有賀豆腐店の看板娘です
/^7^7^7^7^7^7^7^7^7ハ
/⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7∧ヽ
/⌒y⌒y⌒y⌒y⌒y⌒y/ ∨
__ | ||有|賀|豆|腐|店| | |
(___{@}) | | ̄  ̄  ̄  ̄  ̄| | |
(`(^ヮ^ルリゝ | l ___| | |
ヽ〈臥_} つ | l /___| | /
<___人> | |___| 豆腐 | | /
ヽ_ヽ__)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――なんてことだ。
円_円
¥;・∀¥
( )
( (⌒)
ヽ )
Y
気付けば、僕は『ありがとう』になっていた。
ξ
円_円
¥∀-;∩
( ノ
( ${
ヽ )_)
Y
ノ
人
なにせ僕は『ありがとう』なので、喋れもせず、自分ひとりでは動けもせず、
ただ彼の持つ『ありがとう』になっていたんだ。
円_円
¥〜・;¥
( ⌒(´_,)
( ${
(ヽ )'
Y
|
人
ところが彼は『ありがとう』と言わない、ずっといつも心では思っているのに
『ありがとう』を言わない、『ありがとう』を渡さない、心の中に溜め込んでいく。
円_円
¥ 。;¥
と つ
( (⌒)
ヽ )
Y
ヽ
人
いつか僕は夢見る。溜め込まれて大きくなりすぎた『ありがとう』、僕自身が
彼の口から爆発し、飛び散り、世界中に広まること。
円,、_円
―――でもね、ねえ。君。 ¥∀-;¥
(( と と )
((⌒)ノ )) 『ありがとう』は、
ヽ )
Y ちゃんとその場で
\
人 口に出さなけりゃいけないんだよ?
ねえ、僕。
円_円
¥・∀・¥
( )
( $ ノ
ヽ )_)
Y
\
円人円
¥ ・∀¥
( )
( $ノ
(ヽ_)
新作キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
乙。発想が良いなぁ
オモシロ(・∀・)イイ!!
ところで、ありがとうを貰ったら、すぐに砂糖を振って食べてください
色がくすむ直前までが食べ頃です
∧_∧ 「ありがとう」
( ^^) を
〈 つ○[О ))
と__)) 磨いたら
∧_∧ 「ありがとう」
( ^^) + + は
〈 つ○ +
と__)) 光った
∧_∧
( ^^ ) + 「ありがとう」は
〈 つ○ + 貰ったときよりも
と__))+ 綺麗に光っているような気がした
∧_∧
( ^^) 「ありがとう」を抱いた
〈 つ○O ))
と__))
∧_∧
( ^^) 貰ったときよりも
〈 つ○O
と__)) なお温かいと思った
∧_∧ 私の「ありがとう」も
(^^ )
〈 つ○O そうであればいいと
○ と__)) 少し、思う
(*´・ω・`*) <なんだか暖かいネ
なんとなく絵本のような…そんな雰囲気が好きだ
遅くなったけど乙
なんか優しい気分になった
ところで、ありがとうを貰ったら、ジャムにしてみるのは如何でしょう?
とろり砂糖と溶け合い透明になるのが見事です
おや、お客様とは珍しい
ああ、ここは「ありがとう」の畑です
∧_∧
( ゚¥゚ )
%○oo○ / つ○ %゚oO○
○q ○ oO p o○%゚oO○ %○oo○q
○゚p% ○%○ oo○qq ○ oO p
……おや、あなたが持っている「ありがとう」、
ヽ l /
∧_∧ 随分元気が無いようですね
( ゚¥゚ )
%○oo○ / つ○ %゚oO○
○q ○ oO p o○%゚oO○ %○oo○q
○゚p% ○%○ oo○qq ○ oO p
「ありがとう」は生きていて、
∧_∧
( ゚¥゚)
%○oo○ / つ○ %゚oO○
○q ○ oO p o○%゚oO○ %○oo○q
○゚p% ○%○ oo○qq ○ oO p
世話をしてやらないと枯れてしまいます
それがどうにも面倒で
近頃の人は「ありがとう」を迷惑がりもするようですね
∧_∧
( ‐¥‐)
%○oo○ / つ○ %゚oO○
○q ○ oO p o○%゚oO○ %○oo○q
○゚p% ○%○ oo○qq ○ oO p
まごころを厄介だ面倒だと ……まあ、そういう考え方が
ここ近頃の時の流行りかもしれませんが
∧_∧ それでも私はこの
( ゚¥) 「ありがとう」たちを
%○oo○ / つ○ %゚oO○ 大事に育ててあげたいのです
○q ○ oO p o○%゚oO○ %○oo○q
○゚p% ○%○ oo○qq ○ oO p
いつか素晴らしい人たちの間を、この「ありがとう」が渡り歩くように
あなたのその「ありがとう」
今度温かい日差しに当ててあげてください
∧_∧
( ゚¥゚ )
%○oo○ / つ○ %゚oO○
○q ○ oO p o○%゚oO○ %○oo○q
○゚p% ○%○ oo○qq ○ oO p
きっと元通り元気になりますよ あなたが大事にする限り
ところで、ありがとうを渡す時は、渋抜きを忘れてはいけません
その上、渋抜きに使った蒸留酒には程良い旨みが残ります
「ありがとう」が尽きてしまった。
Σ ∧_∧
(・ε・ )
(O と )
| _ )
(_ヽ_)
うっかり沢山使いすぎたんだ。
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( ) ( *・ 3・) ( )
[]と ) []と つ] と と )
} ) ( _ { Y 人 ∧_∧
(__ノ_) ヽ_)_ノ (__)_) ( )
( う] )
ティッシュを配るより簡単に、「ありがとう」を渡していたから。
けれど代わりに、「ありがとう」を沢山貰った。
∧_∧
( ・ 3・)
U U ) 。
} _ ) ◇o○口
(__(_ノ □0o□ [] ロ
∧_∧
( ; ・ 3・))
( ノ 。
( ヽノ ◇o○口
(__(_) □0o□ [] ロ
使わず大事に取っておいたら、うっかり沢山溜まりすぎた。
エコとは良く言ったものだが、僕はこれを使い回して良いのだろうか?
∧_∧
( ; ‐ 3) 。
( つ◇o○口
と__)__□0o□ [] ロ
……ね、君は許してくれる?
∧_∧
( ・ 3・ ) 。
( ◇と) o○口
と__)__□0o□ [] ロ
240 :
( ´∀`)さん:2009/05/12(火) 21:02:48 ID:EicPJpt60
ところで、ありがとうを渡す時は、香り付けをしても良いでしょう
季節時節の香りを付けると、お相手にとても喜ばれます
「ありがとう」を捕まえた
∧_∧
(´く_` )
と 〉
人| _ )
(__)_ヽ_)
─── 捕まえたは良いが、誰のものかはわからない。
∧_∧
(^(´く_` )
人ヽ 〉
(( ヽ_)| _ )
(_ヽ_)
埋めれば花でも咲くだろうか
食べれば血肉になるだろうか
r───┐
| ○。 └────┐
捕まえたきり、「ありがとう」は動かない | ノ^? ε=(:::::;)=3|
└───┐ ?|
∧_∧─○─┘
( ´_ゝ`) 。 O
と ∩
人| _ )
(_ノ__ヽ_)
名前がないか見回したけれど、それらしい痕は無かった。
……知らない振りをして、遺失物係におしつけたら
┌─────┐
| _[二∧ |
| ( ) |
| ☆と 〉 | きっとそいつからも
└──○──┘ 「ありがとう」を寄越されるだろう
O 。
∧_,、∧
( ´_ゝ`∩
と ノ
人| _ )
(_ノ__ヽ_)
全く、厄介なモノを捕ってしまったものだった。
ξ
∧_,、∧
( ‐_ゝ))
と ノ
ノ{( ヽノ
(_ノ(__(_)
ところで、凍ったありがとうが思いの外美味しいので
先日はシャーベットにしていただきました
( ( ( (⊂⊃) ) ) )
おいでおいでという声に誘われて
O
o。
゚/^/⌒) :
( ( O .: :::
( つ . : : ::::::::::
(- , ) . : : ::::::::::::::::::::::::::::
∨ ̄∨ : : : : ::::::::::::::::.:::::::::::::::::
. .. . :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . :「ありがとう」:: の中:::に::::落っこちた:::::::::::::::::::::::::::
‐ −−─−− ‐
O
o。
゚
あちこち探したが出口は無い
o
゚O。
/⌒) :
( (⌒ つ .: :::
(つと ) . : : ::::::::::
( ,- ,) . : : ::::::::::::::::::::::::::::
∨ ̄∨ : : : : ::::::::::::::::.:::::::::::::::::
. .. . :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . : :: : .: :::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
o
゚O。
そのうち私の身体は溶けて
:
/⌒) .: :::
O (⌒) . : : ::::::::::
∧_∧ ノ . : : ::::::::::::::::::::::::::::
(‘ ‐ ‘ )つ : : : : ::::::::::::::::.:::::::::::::::::
ヽ_) . .. . :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . : :: : 「ありがとう」の一部になっちゃうんだろう
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : ::: : ::: :
そして新たな仲間を待つ
:
.: :::
. : : ::::::::::
. : : ::::::::::::::::::::::::::::
: : : : ::::::::::::::::.:::::::::::::::::
∧_/::: .. .. . :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . (^::::::∀‘ ::.: :::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : ::: : ::: :
_ ___ _
─
( ( ( (⊂⊃) ) ) )
─
─ ── ─
:
.: :::
. : : ::::::::::
. : : ::::::::::::::::::::::::::::
: : : : ::::::::::::::::.:::::::::::::::::
. .. . :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
底無しの「ありがとう」の中で、ずっと。 . . : :: : .: :::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.. . ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.. . . .
おいで、おいで
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 三二三三 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.: 三三三三 ∧_∧三三 二 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 三三三 ‘∀‘ )三三三 .:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.: . :.:.: .
.:.:.:.:.:.:.:.: 二三三三三三 三○ ○三三三 三二二一.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 三三 ( )三二 三三 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.: 三三三三三ヽ_ヽ_三三三三 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:.:.:. :
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:. 三三三二 .:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:. :.:.:. :
.:.:.:.:.:.:.: .:. :.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:. :.:. :
乙
雰囲気がいいね
ARIGATOU
ところで、「ありがとう」が飛ぶのをご覧になりましたか
奇跡がほんのり光って香ります
「ありがとう」が良く燃える。
.,、,._,.、_.,,_..,.,、,._,.、_.,,_..,.,、,._,.、_.,,_..,.,、,._,.、_.,_ | |.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:ヾ ;., ;;. .., ,; .: ヾ,,。, ::;;, ;.. | | :.:::::::::::::::::::::::::::::::::
::; ;; :::;;,; .: ,,。, ::;; ::。 | | ::. ::::::::::::::::::::::::::
ヾ::: :; ;;: ;; :::;; ;;: | | .:::::::::::::::::::::::::
;;: ,,。, ::;;, ;;ヾ . | | ..:..::::::::::::::::::::
;;ヾ ;; :::;; ..,:: ::; ヾ .;;;。 | | ...::::::::::::::::::::::::::
.:..:::::::: : :: :: :: .. ... .... ... . ........( 'A`) :., ,.. 从L..,,,,__|__,,,,,,......... . -―
`"' 、i, ノ( ヘヘ ;' v{ :..::::::::::::::
、., `゙" 、,. ( ○リ 、., `゙" : .::::::`゙"
、., `゙" 、., ""'" ,., 、.,.:::::::::、.,::::
_ -, ;:_ ...;_ wv_,..-: _.;_ -, ;:_ ...;_ wv_,..-: _.;_ -, ;:_ ...;_ wv_,..-: _.;
〜 ~ ~ ~ 〜 〜 〜
〜 ::::::........ 〜〜 ~~ 〜 ...,,;;;: 〜 ~:.......;;::....
元々 要らないと思っていたので
ある日、「ありがとう」に火を点けた。
.,、,._,.、_.,,_..,.,、,._,.、_.,,_..,.,、,._,.、_.,,_..,.,、,._,.、_.,_ | |.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:ヾ ;., ;;. .., ,; .: ヾ,,。, ::;;, ;.. | | :.:::::::::::::::::::::::::::::::::
::; ;; :::;;,; .: ,,。, ::;; ::。 | | ::. ::::::::::::::::::::::::::
ヾ::: :; ;;: ;; :::;; ;;: | | .:::::::::::::::::::::::::
;;: ,,。, ::;;, ;;ヾ . | | ..:..::::::::::::::::::::
;;ヾ ;; :::;; ..,:: ::; ヾ .;;;。 | | ...::::::::::::::::::::::::::
.:..:::::::: : :: :: :: .. ... .... ... . ........( 'A) :., ,.. 从L..,,,,__|__,,,,,,......... . -―
`"' 、i, ノ( ヘヘ ;' v{ :..::::::::::::::
、., `゙" 、,. ( ○リ 、., `゙" : .::::::`゙"
、., `゙" 、., ""'" ,., 、.,.:::::::::、.,::::
_ -, ;:_ ...;_ wv_,..-: _.;_ -, ;:_ ...;_ wv_,..-: _.;_ -, ;:_ ...;_ wv_,..-: _.;
〜 ~ ~ ~ 〜 〜 〜
〜 ::::::........ 〜〜 ~~ 〜 ...,,;;;: 〜 ~:.......;;::....
「ありがとう」は良く燃える。
元々どうして良いか判らない贈り物だったので
.,、,._,.、_.,,_..,.,、,._,.、_.,,_..,.,、,._,.、_.,,_..,.,、,._,.、_.,_ | |.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:ヾ ;., ;;. .., ,; .: ヾ,,。, ::;;, ;.. | | :.:::::::::::::::::::::::::::::::::
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〜 ::::::........ 〜〜 ~~ とある真夜中に火を入れた。
「ありがとう」はパチパチと柔らかい色の炎をあげた。
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さして明るくもなく、さして温かくもなく、
けれどどうしてか、さして悲しいわけでもないのに
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涙だけが零れていた ~:.......;;::....
ところで、意外にも「ありがとう」は直射日光を嫌います
風通しの良い、明るい日陰で育てましょう
ふと思うのだ
( ゚) +x
/ つ○ +
(__ ^)| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└┬し'└┐TTTT┌┘
┴ |:::|_|_|_|: |
+
( ゚)○
ノ つ x
(__ ^)| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└┬し'└┐TTTT┌┘
┴ |:::|_|_|_|: |
「ありがとう」の正面は何処なのか
別に綺麗な球じゃない
別にムラのない色じゃない
特に変哲も無い
( 。)
/ つ○ +
(__ ^)| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└┬し'└┐TTTT┌┘
┴ |:::|_|_|_|: |
ふとした折に貰った「ありがとう」の
正面は一体何処なのか
( ゚) * x
/ つ (( ○
(__ ^)| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└┬し'└┐TTTT┌┘
┴ |:::|_|_|_|: |
( ゚) ただ
/ U ○
(__ ^)| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└┬し'└┐TTTT┌┘
┴ |:::|_|_|_|: |
何処から見たところで それは気に入りの「ありがとう」なのだが
( ゚д゚ ) +x
/ U つ○ +
(_ ^)^)| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
└‐しし└┐TTTT┌┘
┴ |:::|_|_|_|: |
人によって色んなありがとうがあるんだな
乙