のまネコ撲滅運動委員会本部総合スレッド
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外は美しいですね
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流れが緩やかな川の対岸で、一人の少年が一人の青年に声をかけました。
「確かに美しいね、外の景色は常に変わるし終わりが無い、」
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「僕はもっと早くにこの景色を見たかったよ。」
青年は少しため息混じりにそう言いました。
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青年は少年に質問をしてみます、
「君が旅で一番最初に見た景色はなんだい？」
少年は言いました。
「最初に見た景色ですか？」
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「最初…太陽を、初めて見たんです、
夕日でしたっけ、とても綺麗でした。」
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「凄く凄く感動しました、やっぱり世界は凄いなって、
旅に出て本当にに良かったと思ってます。」
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青年は聞きました。
「君はどうして旅をしているんだい？」
少年は答えます。
「自分だけの居場所を探すためです。」
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「自分だけの居場所探しか、僕と少し似てる、
僕も居場所を探しているんだ、お互い見つかるといいね。」
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それから暫らく、青年と少年は語り合いました。
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青年が去った後も
少年はその場に留まり、
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眩しい太陽を薄めで見ながら、
少しだけ、少しだけ微笑んでいました。
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