私がこのスレッドを偶然の恩寵により閲覧し得た事を神に感謝せねばなるまい。
なんとなれば、あまたの退廃と悪徳に満ちた話題が粘着質の精神を持った
住人によって囁き交わされ、魂を堕落させた固定ハンドルがうろつく万魔殿たる2ちゃんねるにおいては
このスレッドの主たる
>>1のように、高貴と教養とに包まれた高徳の人物は真に稀有と言えよう。
>>1の書き綴るレスポンスは縞瑪瑙の都市に聳える塔の高みに住まう詩人たちの夢を思わせ、
黄色い顔をした忌まわしい種族が書き記すことすら汚らわしい数々の罵倒を
>>1に浴びせた時も
>>1の心は朽ち果てた古代の都市の残骸を照らす満月の如く慈愛に満ち、そして静かだった。
より深い知識を求める若者たちが、
>>1とのレスポンスの応酬をするためにこのスレッドを訪れ、
薔薇色の頬をした乙女らが
>>1への狂おしい愛情を書き込んだりしたものだ。
だが、
>>1はもういない。このスレッドから去ってしまったのだ。
私は
>>1がなぜこの祝福されたスレッドから去ったのかを知るために遥かなる運営を訪ね、
ついにひろゆきの口から直接真実を聞き及ぶに至った。
「あなたの言ってるスレ、立てたのもあなただし、あなたしか書き込まずにdat落ちしてるです。。。」
(……その日、切断されて天井から吊るされた回線によって一人の住人が2ちゃんねるから永遠に去った。)