LineageRigelJP5Part50【しぃちゃん大好き】

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44( ´∀`)さん
書店の奥の方に、ビニールに包まれた雑誌が平積みにされている。
ギコとモナーはそれらの雑誌を手当たり次第に買い求め、外に出る。
「モナーは何買った?」
「モナは、(虐殺美学)と、(虐殺・しぃスペシャル)モナ。ギコは?」
「俺は、(虐殺・ザ・ベスト)と(虐殺倶楽部EX)…あとは、(虐殺テクニック)。」
ギコとモナーは、楽しそうにおしゃべりをしながら、モララーの住むマンションへと向かった。

最近、虐殺に関する雑誌が次々と各出版社から発売されて、今や空前の虐殺ブームが起きていた。
元々、虐待や虐殺など、個人レベルで楽しむものと言う風潮があったが、
とある出版社が投稿虐殺雑誌を作ったとたん大ブームとなり、あっという間に様々な出版社からの
虐殺雑誌創刊という自体になったのだった。

「いらっしゃい!」
モララーが玄関から顔を出す。
「買ってきたモナ!」
ギコとモナーはモララーの眼前にさっき購入してきたばかりの書店の紙袋を掲げて見せた。
「凄いやる気だなぁ。」
「もちろんモナ!」
今日、二人がモララーのマンションへと足を運んだのは、
虐殺写真をモララーに撮ってもらう為だ。

ギコとモララーは、さっき買ってきたばかりの雑誌に目を通しながら、話し合いをしている。
「耳もぎって今更なぁ…。珍しくないなぁ…。」
雑誌の見開き1ページで、(しぃの耳もぎ)の写真が10数枚掲載されている。
いずれのキャプションにも「シィノオミミガーーーーー!」などと書きこまれている。
「でも、王道モナよ。」
「なぁ、モララー。何かいい案はないか?」
「いい案…?そうだなぁ…。公園にでも行けば今の時間オカアサンしぃがベビ共を連れて
遊びにきてると思うけど…。とりあえず行ってみる?」