∬旦 ニラ茶猫 二十一世紀最高のニラ茶飲めやフォルァ! 旦∬

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∃  |   |   | l l                  .      l l | |    | 田 田
    |田 |   | | l                       l | | | 田 |
∃  |   |   | |     ....   ....    ....  ...   ...   l | | |    | 田 田
    |田 |   | l‐      ....           ....    -| | | 田 |
∃  |   | ―   ...       ∧w∧ ∧w∧     ...   ― |    | 田 田
     一      ....     (  ,, ゚) (   )         ... ー-   |
―  ̄                |  ヽ)(ノ  |              ̄ ― -
                  @   | . |  @
                    U^U  U^U 

    「なぁ、こうして歩いていると昔を思い出さないか?」
     「そうね。私たちが婚約したてのころかしら。」
    「数年前になるな。」





            「結婚しようよ」
      ∧w∧
     ( ゚Д゚ )「義父さん!」
     /    ヽ
     し、__X__,ノJ


      /´⌒⌒ヽ
    l⌒   ⌒l  「お嬢さんを僕に下さい!」
   ⊂ (   ) ⊃
      VmV





       ∧w∧   「バカ野郎!てめえなんかに大事な一人娘を渡せるか!
      (#・A) ________.   今すぐ帰れ!」
      ノ  ⌒)  旦      旦
     @   l二二二二二二二二二二l 
      `ー─ |__|           




            妻の父親は近所では有名な頑固親父だった。


   ∧w∧   ∧w∧
  (#・∀・)  (゚Д゚;) 「なぜですか!?お願いです!!」
  (    )   |  |
   |   |  |. . |  |〜
  (__)_)   U"U



   「黙れ若造!!」
     ∧w∧    ヾ从/∧w∧';・  「フォルァ!?」
    (#・∀・)ニ二三○;:ゞ;:)0;,'~`;:
    (G    )    /Wヾ とノ
   / ゝ 〉       と   )〜
   (_ヽ_)        `~ヽ)






  「離せ!!こんなバカはこうでもしないとわからないんだ!!」
  「お父さん!落ち着いて!!すみませんね、擬古さん・・・。」

                            ∧w∧  
                       〜  ::(;:;)゜;o(;:)   今日も派手にやられたな・・・。
                     〜    ::ノ∪;,';っ
                   〜    ::〜(;,'メ;,ノ
                   ;,'、,.     ::(/"U:





             「擬古くん、そこまで送るよ」
             「いや、いい」

|分かってくれ。ニラ作人となんて結婚するものではない。
└────v────────────────────────
       ∧w∧
      ( ・A) ________. ∧w∧
      ノ  ⌒)  旦      旦 (ぺ # )
     @   l二二二二二二二二二二l   ヽ
      `ー─ |__|           |__|__@
              ┌───────^────────────
              |お父さん!!なんであんな酷いことをしたの!?
              |






         V/       〃      V/ V/        V/
         人       人      人 人        人
        (0<l|l)     ( ;。0゚)    (-T,,)l|l゚0)     (,,>_<)
        "''"''"     "''" "     ""''"' '"'"      '' '"

   「この夏、酷い嵐が来ただけで俺の畑もめちゃくちゃだ。しかも政府は外国からのニラの輸入の規制を
    緩和しやがったから、これからはこの世界は風当たりが厳しくなる。
    俺たちのニラはもう死んでしまったんだよ。」






|俺が死んだらこの畑は売るつもりだ。お前は普通のサラリーマンと結婚しろ
└────v────────────────────────
       ∧w∧
      ( ・A) ________. ∧w∧
      ノ  ⌒)  旦      旦 (へ  )  ・・・・・。
     @   l二二二二二二二二二二l   ヽ
      `ー─ |__|           |__|__@





    ∧w∧)ノ「ばかばかばかばか!!!」
   ('(−T*)三
    ヽ  つy=- ←
     \  つ三
""''~""''^''し´三''''''''^""""""""



        擬古くんと一緒になりたい。でも父親が邪魔だ。逃げるわけにはいかない。
        逃げると言うことは擬古君の大事な畑を捨てることだからだ。
        もうなにがなんだかわからない。






              擬古くんに会いに行こう。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|今日はごめんね。

  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ∧w∧           ∧w∧ <いや、いいんだ。
    (,, ゚ー゚) ______ (゚Д゚;,)  |
    / つ旦/※  ※ ※~ヽ旦⊂ヽ ヽ_________
  @(,,_   /※ ※ ※ ※.\   ,,@
     """"⌒  ̄⌒⌒⌒"⌒""""""




/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|・・・・・・・・。

  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ∧w∧           ∧w∧ <外にでも出るか?
    (;,゚ー゚) ______ (゚Д゚;,)  |
    / つ旦/※  ※ ※~ヽ旦⊂ヽ ヽ_________
  @(,,_   /※ ※ ※ ※.\   ,,@
     """"⌒  ̄⌒⌒⌒"⌒""""""




    o     ゚             o      ゚
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    |田 |   | | l                       l | | | 田 |
∃  |   |   | |     ....   ....    ....  ...   ...   l | | |    | 田 田
    |田 |   | l‐      ....           ....    -| | | 田 |
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                       「流れ星がいっぱい!」


              その日はなぜか流れ星がたくさんふっていた。



    o     ゚             o      ゚
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    |田 |   | | l                       l | | | 田 |
∃  |   |   | |     ....   ....    ....  ...   ...   l | | |    | 田 田
    |田 |   | l‐      ....           ....    -| | | 田 |
∃  |   | ―   ...       ∧w∧ ∧w∧     ...   ― |    | 田 田
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                  @   | . |  @
                    U^U  U^U 
                      「擬古君と一緒になれますように」





            「もう帰るね。すっきりしちゃった。ありがと」
            「そこまで送るぞ」
            「ありがとう」





   そんな時だった

               〜(´A`〜)‐= 「あ、二人とも!!!
                 (u  u ) ヽ= こんな所に!
                  (u u )=    大変です!!!」
                   (u u )=





           「恣意さんのお父さんが急病で!!!」


           父の持病が悪化したらしい。まさか、私の願いが父の死によって叶えられてしまうのか?
           そんな恐怖が頭をよぎった。

 __∧w∧_
 |( ´A` )| 「今更何をしに来た?」
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~| 
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
   ∧w∧  ∧w∧
   (   ) (   )
  旦と  つと|  U
    |  |   |  )〜
    U~U  U~U
  「これを飲んで元気出して下さい」





 __∧w∧_
 |( ´A` )| 「ふん、お前の畑のか?
 |\⌒⌒⌒\旦   外国輸入のか?」
 \ |⌒⌒⌒~| 
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄





 __∧w∧_
 |( ´〜` )|  ごくごく
 |\⌒⌒⌒\旦
 \ |⌒⌒⌒~| 
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄





 __∧w∧_
 |( ´A` )| 「この味、美味い!?しかも懐かしい・・・。」
 |\⌒⌒⌒\旦   「これは一体・・・?」
 \ |⌒⌒⌒~| 
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄





 __∧w∧_
 |( ´A` )|そ  「なに!?」
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~| 
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
   ∧w∧  ∧w∧     「義父さんのニラで作ったニラ茶です」
   (   ) (   )
  旦と  つと|  U
    |  |   |  )〜
    U~U  U~U
  ∧w∧
 (,, ゚Д゚)  「義父さん、こんなおいしいニラを作れるのはあなただけです。
 (つ       あなたのニラはまだ死んでいません!
@|   |     だってこんなに美味しいじゃありませんか!!
  ∪∪      価格競争の外国輸入品なんて目じゃありません!!
          私はそんなあなたを尊敬していたんです。」




 __∧w∧_
 |( ´A` )| 「俺のニラは死んでない・・・か・・・」
 |\⌒⌒⌒\    「さっきは殴って悪かったな。なんか、昔のことを思い出しちまった」
 \ |⌒⌒⌒~| 
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄







(      `,, )(⌒       ,, )                   .ノト     |
ゝ                  ,)                  彳ミ    ノiミ
                    ,,)  __,,.. .-‐ '''""~~""''' ‐-彡彡ミ .彡ミ..,,____
                  _,..-'''"              彡彡ミミ 彡;;;ミミ
         __,,.. .-‐ '''""~                  彡彡ミミミミ彡彡ミミミ
__,,.. .-‐ '''""~""''' ‐- ...,,____,,.. .-‐ '''""~''''''''''''''''''''''''~""''' ‐-、_ii|_,,.. .-‐'''""~ 
    .,.:,..:..   .,. :,..:.. ,.:,..:..   , -'" .... :.:.:...:::. ....  ," .,.:,..:..   .,.:,..:..   .,.:,..:..   .,.:,.
   .,.:,..:..  .,.:,..:..   .,.:,..:.. , ∧w∧"... ... ,.:.:.:...:::.. . ,'   .,.:,.   .:..   .,.:,..:..   .,.: 
.,.:, .. ..    .,. :,..:..  , -'" ( ・∀・)  ,..「ニラ茶は世界を救うんだ!!俺はやるぜ!!」
  .,.: ,..:..   .,.:,..:., -'"  ... , と   つ..  ...      ,' ,.:,. .:..   .,.:,..:..   .,.:,. 
        , -'"       O  |@'    ..      ,'   .,.:,..:..   .,.:, ..:..   .,.  :,..:..  
   .,.:,..:., -'"... ,..         "U;;,.. ,..      ,"  .,.:, ..:..   .,.:,..:..   .,.  :,..:..   .
   , -'"          ... ,...  ... ,..   .   ,"  .,.:,..:..   .,. :,..:..   .,.:,..:..   .,.:,..:..
, -'"               ...         ,"    .,.:,..:..   .,.:,  ..:..   .,.:,..:..   .

              まだ俺が青雲の志を持っていたころのな。







          義父さんは奇跡的に回復した。今でも元気にニラ畑の世話をしている。








    \         ゜                        / /
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∃  |   |   | l l                  .      l l | |    | 田 田
    |田 |   | | l                       l | | | 田 |
∃  |   |   | |     ....   ....    ....  ...   ...   l | | |    | 田 田
    |田 |   | l‐      ....           ....    -| | | 田 |
∃  |   | ―   ...       ∧w∧ ∧w∧     ...   ― |    | 田 田
     一      ....     (  ,, ゚) (   )         ... ー-   |
―  ̄                |  ヽ)(ノ  |              ̄ ― -
                  @   | . |  @
                    U^U  U^U 

    「そんなこともあったわね」
     「懐かしいな」
     「・・・・・あ!空を見て!!!!」

    o     ゚             o      ゚
                ゚    。      ゜    。
  ☆   。     o      ゜      。           o
   ゜      ゚      ゜   o       .     。     ☆
      ☆    o          ゚/       ゜
 ゜      ゜     ゚ ☆  ゚    /     o      ☆
   。 o     ゜      .  。 /   ゚        o    。
 ☆     ゚  。  ゜     o  /         o
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   ゜      .   ☆    ゜     ゜
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∃  |   |   | l l                  .      l l | |    | 田 田
    |田 |   | | l                       l | | | 田 |
∃  |   |   | |     ....   ....    ....  ...   ...   l | | |    | 田 田
    |田 |   | l‐      ....           ....    -| | | 田 |
∃  |   | ―   ...       ∧w∧ ∧w∧     ...   ― |    | 田 田
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                  @   | . |  @ 



┌──────┐
│お わ り.! |
└──┬┬──┘
      | |〜(´∀`〜)
      ̄   (u u )
          (u u )
           (u u )
             (u u ))))〜