早朝に朝日新聞を眺めながら、積年の疑問を考えていた。
それは「なぜ朝日新聞は赤いのだろうか」という問いである。
簡単に見えて、奥の深い問題だ。
「赤いから赤いのだ」などとトートロジーを並べて悦に入る浅薄な人間もいるが、
それは思考停止に他ならず、知性の敗北以外なにものでもない。
「赤方偏移」という現象がある。
現代社会において、読者から高速に遠ざかる新聞ほどドップラー効果により、
その思想が赤色の方に遷移するという現象である。
つまり、本来の朝日新聞が何色であろうとも、朝日新聞が我々から
高速で遠ざかっているとすれば、毒々しく赤く見えるはずなのだ。
目の前の朝日新聞は高速で遠ざかっているか否か?
それは朝日新聞の夕刊を読んでみることでわかる。
新聞の夕刊を読むことで、思想は中和し、
内容が赤色で無くなるはずなのだ。
夕刊を読んでみたところ、朝日新聞は赤かった。
よって朝日新聞は高速移動をしていると言える。
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