9 :
黒みかん:
このスレちょっと乗っ取られせていただきます。
文ばっかりですし、とあるスレのパラレルワールドなんで載せる場所っつってもスレジャックしか思いつかなくて
では、あんまり良作とはいえないかもだけど、どうぞ。
(なんコマか数えてないので最後には名前をオワリとしておきます)
10 :
黒みかん:03/05/06 00:36 ID:mI4GRe7V
僕は1、キモイ奴らに追われつつもまじめに生きる学生です
そんな僕に、いきなり不幸が襲い掛かってきました
転校生「エマ」の出現によって…
|
..|
..|
.. |
..|
二二二二二二二二| ̄‖ ̄|二二二二二二二二二二二二二
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::: | エマといいます。みなさんよろしく!|
┴口┴ \____ _________/
( ´w`) |/
( ) ∞ ∞
|二二二二二二二二二二二| (ハハノヽハ)
| | ノノ ゚ワ゚ ノヽ
| | (|`lXl´|)
| | ノ__ヽ
| | し J
| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄^
エマは傍目から見ると普通の女の子だった。
しかし・・・
彼女は明るいふりと、ぶりっ子で一気に人気者になり…
僕や、従わない友達をいじめ始めた
最初の日、おにぎり君と何か話していた。
次の日からおにぎり君は学校を休んだ
11 :
黒みかん:03/05/06 00:36 ID:mI4GRe7V
クラスの中でもおとなしいアリスちゃんが標的になったときの事
エマはアリスちゃんに服装と髪形を変えることをしつこく要求した
アリスちゃんの格好は、エマと少しだけ似ていた…
| ねぇ、いったでしょう?その汚いリボンとっって! |
| どうしてゆうこときいてくれないかなぁ? |
\________ ___________/
\|
∞ ∞ デモ… ∞ ∞
/^ /ノメリノXヽ (ハハノヽ)ヽ
| ,ルリ;‘−‘)リ (−゚ #ノヽヽ
リ" (つ ∞ つ |lXl´~|つ
| Y | ノ__|
(__)_) しし
\エマちゃんの言うとおりだ!/
\アリスうぜー!/
\サッサとしろよクズ/
エマのしつこい要求と信者の罵声に
しぶしぶアリスちゃんはリボンを取った、が…
エマの非道ぶりが発揮されるのはここからだった
アリスちゃんのリボンを取り上げた挙句、
それを窓からなげすてたんだ
12 :
黒みかん:03/05/06 00:37 ID:mI4GRe7V
| ふん!おそいのよ! ったく… |
| このリボンは要らないでしょうから、捨ててあげる! |
\_____ _______________/
\|
ヤメテェ!
オトウサンノカタミナノ!
∞ ∞
/ノメリノXヽ (ハハノヽ)ヽ
__,ルリ; ‘0)リ____(ー゚ ノヽヽ___
リハ つ∞つ ∞と|lXl~(つ∞
| Y | |__ヽ
(__)_) しし
ナンデ・・・ナンデコンナコトスルノヨ!
/ノメリノXヽ ∞ ∞ __
,リル ;〇)リ ノ(ノヽハハ) |
リハ つと) ノノ ゚ワ) ⊂⊃|
| Y | ノ~~(つ.ミ∞ __|
(__)_)____ノ__| ̄ ̄ ̄_______
JJ |ヽ
/ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 私には関係ないもん。
|素直じゃなかったあんたが悪いしね!
ああ、まるで悪魔のようだったよ。
でも、みんなエマのやってる事を見てるだけ
アリスちゃんのなき声も聞こえない振り
エマに従うつもりのない人たちも唖然とするだけ
偶然にも、アリスちゃんのリボンは知り合いに拾われたが
それ以降も彼女はエマに虐められ続けた
リボンをはずしていたにもかかわらず…
13 :
黒みかん:03/05/06 00:38 ID:mI4GRe7V
他の人たちもいじめられてた、
モララー君は、机をかくされ、刃物を靴箱にしこまれた
彼は割りと強かった、僕ともエマが来る前と同じように会話した
そのポーズなに?
オリジナルヨガだよ
((( ))) ∧_∧
( ´∀`) (・∀・ )
( つ と) と つ
| | | ヽ( ノ
(__)__) (__(_)
それってヨガじゃないでしょ!
でも・・・彼も、結局はエマの策略に落ちたんだ
エマの机の中に、ベビしぃのしたいが詰め込まれていたんだ
…エマのやつ、モララーくんを指差して
「このひとがやったんだわ!」
と、いった。モララーくんの父さんは、元虐殺者ということを
皆に言いふらして自分が被害者だといいはったのだ
イヤァァァ!
∞ ∞
(ハハノヽ)ヽ ∧_∧オイオイ
(゚0; ノヽヽ (∀・ ;)
⊂|`lXl´|⊃ と と )
ノ__ヽ | | |
しし (__(__)
エマちゃんによるな!/
\虐殺厨!/
\サイテー!/ \エマちゃんに触れたらぶっ殺す!/
モララー君はそれ以来学校にこなかった
彼の家に行くと、玄関に「虐殺厨」だの「殺戮者」だののかみが貼り付けてあった
ベビしぃ自体は、虐殺現場にあったものをエマ信者が適当に拾っていたのを
近所の人が見ていた
14 :
黒みかん:03/05/06 00:39 ID:mI4GRe7V
そして、僕の番がきたんだ
エマは僕が冷血であるかのような噂をたてた
まぁ、殆ど事実だったけど他人に嫌なイメージを持たせるのに十分な言い回しだった
「あの人、八頭身はキモイから人じゃないとか言ってたの」
「八頭身たちに失礼よ、彼らだって生きてるのに」
「キモゴミとかいってた、自分が八頭身だったらどうおもうのかしら?」
∞ ∞
ノ(ハハノヽ) ∧∧1サンテイヤナヒトダッタノネ
ノノゝ ゚c) (゚−゚*)
と,)~lXl|つ (| |)
ノ__| | )〜
JJ し`J
さらには、アリスちゃんやモララーくんまで引き合いに出してきた
「彼、あの小汚いアリスの仲間よ」
「あいつモララーと友達ですって」
「間違いないわ、きっと不潔な付き合いよ、アリスは汚れ役だもの」
「きっとあいつ一緒にしぃやチビギコを殺してるんだわ」
15 :
黒みかん:03/05/06 00:40 ID:mI4GRe7V
僕は、学校に居場所がなくなっていった
勿論、僕の友達はほかにもいたさ、でも、殆どがエマ信者なんだ
おにぎり君は、エマが来た次の日からずっと休んでる
精神的にも肉体的にも疲れきってしまった
しんでしまおうかとも考えた
でも、ひとりぼっちじゃなかった
同じように虐められたアリスちゃんもいた
追い掛け回されるからキモイけど、
八頭身は「逃げる」という生きる目的をくれていた
でも、エマの毒は僕の心を確実に蝕んでいった
まず、アリスちゃんの事がキライになっていった
「汚らしい」「汚れ役」「あの髪の毛ウザイ」
エマが流した噂はなにも僕のものだけではない
アリスちゃんはどんどんボロボロになっていってたから、余計にそう見えた
ノメリノXリ0⌒ヽ
(−"ルルノヽ リ
( ∞ ;; ) リリ
| Y |
(__(__)
(( ))))
(Д` )
( )
| | |
(_(__)
「私に従えば噂流すの止めたげる」
そうそそのかされた時どれほど心の揺らいだ事か
しかし、それはモララー君やアリスちゃんを一緒にいじめる事
結局、承諾しなかった
16 :
黒みかん:03/05/06 00:41 ID:mI4GRe7V
彼女の嫌がらせは、他のクラスにも及び始め、
仲間であるはずの信者までも酷い目に会わせるになっていきました
たとえば、他のクラスの子の持ち物を奪ったり
このブローチ、
アンタにはもったいないわ
∞ ∞ ヒドイデス…
(ハハノヽ)ヽ A A
(ー゚ ノヽヽ (−;*)⌒,〜
0⊂~| しし (_ヽ
|__ヽ
しし
信者に無理矢理売春させたりしていた
ギコクン…カッテ…
はぃ?しぃ、なにいって・・・
ナニモイワナイデ!
5センエンナノ・・・
∧∧ ∧∧
(*;−) (゚Д゚;)
|,,つつ (| |)
〜 | | 〜
し`J し`J
17 :
オワリ:03/05/06 00:49 ID:mI4GRe7V
でも、最後は学校が動いた
エマは、またあたらしい学校えと転校させられたのだ
僕らは喜びもしたが、
すっきりしない気持ちも抱えた
エマがいなくなったことで、モララー君やおにぎり君が戻ってきた
アリスちゃんも、リボンにツインテールの姿に戻った
でも、クラスや学校のひびはなかなかもどらなかった
おにぎり君は人を避けた
/■\
(` )
⊂ )
(_)_)
モララー君はホントの虐殺者になった
∧_∧
(・∀・ )∧∧
と つ*>0)
| | |〜,,っっ
(_(__)
アリスちゃんは、言葉を失った
∞ ∞
/^ /ノメリノXヽ
| ,ルリ ‘−‘)リ …
リ" (つ ∞ つ
| Y |
(__)_)
僕らの学校は今ピンチです。
バラバラで、心にひびの入った人がいっぱいで
…だれか、たすけて・・・
END
18 :
黒みかん:03/05/06 00:53 ID:mI4GRe7V
オワリです。これを見てくれた人に超感謝。
はった後でへんなとこ見つけたりしてました。
アリスに関しては5・6現在AAサロンにスレがあります
エマはオリジナル(…のはず)名前は私がチャットにはまっていた時時々使っていた名前です
決してメタルギアソリッド2のエマ嬢とはかんけいありません
それでは、すみませんでした
19 :
黒みかん:03/05/06 19:09 ID:mI4GRe7V
ヤッパリ誰もいない…このままのっとりつづけようかね
続きの案もあることだし・・・
20 :
黒みかん:03/05/06 22:48 ID:mI4GRe7V
エマがいなくなって2週間たった
未だに八頭身から追いかけられ忙しい日々
∧_∧ 1さぁ〜ん!
(Д` *)
キモイヨ〜 / ノ⌒|
と二二二_|/ /\
(( )))) と二二二_/ \
(Д`゚。 ;) \ \
と と ) \ 〇
ヽ( (つ ヽy |
(__ノ / /\
/ /ヽ \___
/ / ヽ_____)
キモイけど、これが一時期僕を救っていてくれたのだ
そう考えると感謝の気持ちさえ浮かんでくる
21 :
黒みかん:03/05/06 22:49 ID:mI4GRe7V
でも・・・クラスのなかでは傷跡が生々しく見えてしまう
アリスちゃんは、一言も喋らない
頷く、首を振る。
この2つ、YESとNO以外は全くコミュニケーションをとらない
でも、僕はあのとき慰めの言葉を1つもかけなかった
彼女はおそらく、もう僕に心を許さないだろう
…
∞ ∞
ノメリノXルヽ^ヽ
(−‘ ルリヽ |
( ∞ ) リリ
| Y |
(__(__)
22 :
黒みかん:03/05/06 22:50 ID:mI4GRe7V
モララー君は、前と、エマが来る前と殆ど同じ
…血なまぐささを除けばね
彼は、また登校する様になってから
毎日動物の血のにおいを漂わせてる
でも、話してくれるだけいいんだ
それもヨガ?
ん〜、ダンスかな
∧_∧ (( ))))
( ・∀) (∀` )
と つ ( ) じゃあ踊ってみろよ
〇( ⌒) ノ | | |
(__)´ (_(__)
げ、痛いとこつくなぁ
僕、学校や近所で最近避けられてる
理由?ああ、以前エマが流した噂だよ
23 :
黒みかん:03/05/06 22:50 ID:mI4GRe7V
近所の人たちのImageは
「8頭身の人権を無視する」
「虐殺者の仲間」
その他の嫌な噂のイメージ
((( )))
( ´−` )
( )
| | |
(_)_)
嫌われているんだ、僕
24 :
黒みかん:03/05/06 22:51 ID:mI4GRe7V
近所の人たちのImageは
「8頭身の人権を無視する」
「虐殺者の仲間」
その他の嫌な噂のイメージ
((( )))
( ´−` )
( )
| | |
(_)_)
嫌われているんだ、僕
2週間程度じゃ、噂も消えないから仕方ないと思っていた
でも・・・ちがったんだ、噂はまだ流されてたんだ
悪魔、エマによって!
あいつは、まだこの町にいたんだ
会ってしまったんだ…
| あら?1さんじゃない…2週間振りだっけ? |
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∞ ∞
ノ(ノヽハハ) (( ))))
ノノゝ ゚ワ) (Д`; lll)
と)~ lXl|つ ( )
ノ__| | | |
JJ (_(__)
相変わらずの明るい声で、自分の思い通りにならなかった僕を
まだとどまっていたとは知らずに過ごしていた僕を
あざ笑うかのようにみていたんだ
(\/) (\/)
(ノ ヽ)⌒`´⌒(/\)
ノ ヽ
(ノ \/ヽノ\∧/\ゝ クスクス
| | | ヽ
ノ ノ 〇 〇 ノ ヽ
(((ノ、 _, (ノノヽ
\ ヽノ /
) (
/l~~~l_____l~~~l\
つづく
27 :
黒みかん:03/05/07 22:45 ID:w66k3Rfa
エマと再会して、僕は沈みがちだ。
そんなある日、おにぎり君と僕はゆっくり話し合ったんだ
|おにぎり君と話すの、久しぶりだね|
 ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|そうだね、エマちゃんが来る前以来だよ
((( ))) /■\<…正直、僕はなさけないよ
( ´∀`) (´∀` ) |ちょっといやな事があっただけで学校に来ないなんて
"'( )"""'( )" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
""'\ \\""// /"""
ヽ_)__)(__(_ノ ;;
おにぎりくんとは本当に久しぶりに話した気がした
おにぎりくんは、エマに「五月蝿いから消えろ」だのいわれたと話してくれた
ぼくも、おにぎり君がいない間あった事を出来るだけ伝えた
ほかの人もいじめられた事、僕も被害にあった事
…そして、エマがまだ町にいること
おにぎり君は真っ青になったけど、ぼくや皆はもうエマに従わないだろうから
と、なぐさめた。エマがいるということを知らせてよかったのか判らない、でも…
何も喋らず、僕と同じ恐怖を味あわせるわけにはいかないじゃないか
28 :
黒みかん:03/05/07 22:46 ID:w66k3Rfa
次の日は、しぃちゃんと話した
例の売春させられた子だ。
 ̄ ̄ ̄| ________
⊃ ∧∧ |そっか・・・
__(ー゚ *)<まだ、この町に居るんだ
(| |) |…もう・・・もうひっかからない
| 〜  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―― ヽ)J――――――
彼女の話だと、エマは心の隙をねらってくるという
明るく、にこやかに、脅しをかけてくるのだそうだ
「ところであなた、殺されるのが怖い?」
エマに耳元で囁かれ、目をあげたら明るい笑顔
「大丈夫、私たち皆でしぃちゃんを守るよ」
…騙されたんだ、従っても、逆らっても、ボロボロになるんだ
しぃちゃんはもう吹っ切れていた。
たぶん、大丈夫だろう
29 :
黒みかん:03/05/07 22:48 ID:w66k3Rfa
モララー君にも、エマの事を話した
| 大丈夫、僕はもう殺すこと覚えちゃってるから |
| もしもの時は何とかなるよ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
( ・∀・ )
( )
| | |
(_(__)
…そういう問題じゃないと思うなぁ
でも、たしかにエマはずる賢さ以外は普通の女の子だ
…何かあっても彼がいれば対応できるだろうね
アリスちゃんには、話すだけ話した。
こっちを向いてなかったけど、少し驚いたのが判った
これで、僕の話を聴いてくれる人には話し尽くした
30 :
黒みかん:03/05/07 22:49 ID:w66k3Rfa
…でも、エマは近所の人を支配していっている
そのうち、学校の方が家より心地よくなるかもしれない
今日すでに隣のおばちゃんに嫌な顔された
∧∧∧∧∧∧∧
Σあら?ナニカシラ!? て
//WW|WWWヽヽ
あ・・・ >
`
(((( )) @@@
(; ´∀`) (д゜ @
( ) ( )
| | | ∪∪
(__)__)
近所がエマ信者だらけになるの時間はかから無いだろう
ツヅク
お気に入り登録しますた。
がんがってー
32 :
黒みかん:03/05/11 22:25 ID:K3LyP2Av
33 :
黒みかん:03/05/11 23:07 ID:K3LyP2Av
「私は完璧なのよ、だから私のいうことに従えば
…貴方の噂流すの止めてあげるわよ」
今、その言葉をもう1度エマから囁かれたら、僕はあっさりと寝返るだろう
なぜなら、僕の居場所が本当に無くなって来たから
冷たい視線 聞こえよがしの悪口 汚い物のように扱われる自分
((( )))
(´Д` ;;;) ヒソヒソヒソ
( :;:) @@@ @@@
| | | @゜Д゜) (Д゜@@
(__(__) ( ) ( )
∪∪ ∪∪
ネェ、デートバショカエヨウ
∧,,∧ ∧,,∧
彡 *゚0ミ ミД゚ ミ ああ、ここじゃお前があぶない
彡 つつ と Uミ あんな奴がいるもんなぁ
〜ミ ミ ミ ミ〜
"JJ し"し`
でも…そんなこと出来るほど理性が失われてるわけでもない
かといって今までのように生きていける自信も勇気も無い
いったい、僕はどうしたらいいんだ?
34 :
黒みかん:03/05/11 23:08 ID:K3LyP2Av
そんななか、最も避けたい事態が起こった
エマが、学校に戻ってきた
なぜそうなったのか?それはご近所の方々の声のせいらしい
「何であんな良い子を追い出したの!」
「エマちゃんのがなにをしたの!」
「人の物を借りたりしただけなのになんであの子が追い出されるの!?」
そうやって人を操り
悪魔は又、僕たちの前に姿をあらわした
エマは可能な限り信者を取り戻したが、そのなかにしぃちゃんの姿は無かった
でも、エマに従わないのはほんとにわずかな人たちだけだった
∩_∩
∞ ∞ (´∀` )
ノ(ハハノヽ)ヽ ∧∧ ( )
ノノ(゚ー゚ ノヽヽ (ヮ´* ) | | |
と|lXl´~|つ ⊂ つ (_(__)
ノ__ヽ ヽ )〜
((ノ ∪∪
A_A
(・∀・ ∩ エマちゃんに従わないクズは消えろ
と /
| | |
(__(__)
∧∧ アハハッ
(,,,^Д) ウララーさんの言うとおりですね
| ⊃⊃
〜 |
しし'
35 :
黒みかん:03/05/11 23:09 ID:K3LyP2Av
居場所は、確実に減っていった
∞ ∞ ∧∧;
ノ/ノメリノXヽ^l (゚ー゚*)
ノ (‘−‘ リル∧_∧ (| |)
リ ( ∞ )(; ・∀・) / )〜
| | | ( )(ノ U
(__(__) `l | |
/■\_)__)
(´−` )
( ) ((( )))
| | | (; ´Д`)
(__(__) ( )
| | |
(__)__)
この勢いだと、他のクラスの人も信者にされるだろう
そしたらまた、あの出来事が繰り返される
しかし
…エマの暴走を止めたくても
僕達には、力がなさ過ぎるんだ
たとえモララー君が虐殺できようが
おにぎりくんがワショーイしようが
僕が八頭身に追いかけられようが
僕らは、弱すぎるんだ。説得力も組織力も無いんだ…
続く
36 :
黒みかん:03/05/12 21:00 ID:/FNGrR5N
今日は、偶然にもアリスちゃんと一緒に帰った
…が、彼女の複雑な状況を知ってしまい鬱な日だった
帰り道、彼女は知り合いに話し掛けられ返事した
「…アリスちゃん…もう喋れるの?」
「…ホカノヒトガイナカッタラネ」
帰りながら、僕はアリスちゃんの家庭事情を知らされた
アリスちゃんは虐待されていたらしい
…家で言葉を発さなくなってから兄が母を疑い
行動に注意してくれるようになったという
| じゃあ、それまではずっと・・・?|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(( ))))
(´∀` ;)
( )
∞ ∞ | |
/ノメリノXゝ^ヽ
(−‘ リル ノ …ズット、イジメラレテタ
(∞ ) リリ デモ、ヒトコトデモシャベレバ
| | | オカアサンハ「騙シタ」ッテオコルカラ
(__(__) …オカアサンニシャベレルコトヲシラレチャイケナイノ
37 :
黒みかん:03/05/12 21:00 ID:/FNGrR5N
その話を聞いて、何故学校でも喋らなくなったか判った
…エマがその事を知れば早速アリスちゃんのお母さんに言いふらすだろう
もしくは、そのことが伝わるようなルートを作るにちがいない
だからアリスちゃんは口を閉ざしたのか…
家に帰って、エマの事でも家の事でも苦しんでいるのに
そんな様子を見せず生活しているアリスちゃんは凄いと思った
(((( ))
( ´−`)。0(僕と同じ歳なのに…そこまで頑張れるのか?)
/ )
し' つ つ
同時に、可哀相だとも思った
…だって、それでいいたいことを言わず
信頼するべき家族から逃げようとしているのだから
このことは、ほかのひとに喋らないでおこう
アリスちゃんが、自分でその事をほかのひとに伝える日まで
続く
AAサロンで騙りがでたのでトリップつけました
テストの点数が悪かったのでパソコンつかえるかどうかちょっと微妙になってきました。
40 :
高村:03/05/14 20:24 ID:iYPI866d
やっぱりこの話、ハッピエンドがいいな・・・
>>40 いちおうオワリは2つ考えていてどっちにしようか考えてます
エマが戻ってきて1週間たった
エマの信者は確実に増えていく…
その中に、僕は以前被害にあっていた子を見つけた
その子は、エーちゃん
以前ブローチを奪われていた子だ
A A
(゚ー゚*)
(| |)
| )〜
しし
なぜ、彼女はエマにしたがっているのか?
ちょうど1週間たった日、僕はやっとその理由を悟った
「ほら、エー。あんたもやりなよ」
カナという子の明るい声が聞こえたもちろん、カナもエマ信者だ
「アハハ、エーさん。やった方が身の為ですよ?」
同じくエマ信者、タカラギコくんの声も聞こえる
そっと物陰から覗いてみると、おにぎり君をエーちゃんに殴らせようとしていたんだ
「やめてよ…ワショーイ…」
「アハハハハ、身のほど知らずが何を言おうが説得力なんて存在しませんよ」
「そのとおりよね、キャハハハハ!」
| こんな糞握りに同情は不要よ! |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___ c∧∧ A A デモ…
/■ /(*`ヮ) (−゚;)
(。゚´Д` >⊂ノ ヽ ⊂ ⊃
(つと ) ヽ 〜 | 〜 いいんですよ?やらないならやらないで
(_(__) (ノノ ヽヽ) ∧∧ 次にそうなるのは貴方なんですから
""""" (Д^ ,,)
とT つ
| 〜
し`J
強制させられていたんだ
タカラギコ君の言葉を聞いて、エーちゃんはおにぎり君に殴りかかった
何度も、何度も殴った
カナとタカラギコは満足そうにながめていた
そして…
「もう殴ったりしたんだから寝返っちゃ駄目よ?」
「ハハハ、あれだけ殴ったんですから仲間に入れてもらえないでしょうね」
飛び出せたら、どれだけ楽だっただろうか
そのあとずっと、3人はおにぎり君を殴ったり蹴ったり引っ張ったりしていた
起き上がれなくなるぐらいにさせて、やっと見切りをつけた
エーちゃんは引きずられるようにカナとタカラギコについていった
僕は、馬鹿だ
なんで飛び出さなかったんだろう?
あいつらの方が弱いと知っていたのに
(( ))))
/■と(;Д; ) …おにぎり君…弱虫で…ごめん…
゜〇. )と )
つ つ | | |
/ / (__(__)
__ノ
おにぎり君が起きるまで、僕は泣いていた
続く