☆名作ショートショートをAA化しよう☆ 第弐幕

日　立 ノ　　 　,
生　木ﾉＴ ￣￣　の
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　（ ´∀｀ ） || S S |
　（　　　　つ|　 　 |
　｜ ｜　|　|| Hosi |
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|　名作ショートショートをAA化しよう
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【　過去ログ　】
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1013998568/

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ある日のこと、茂名氏は霊媒の所へでかけた。
霊媒とは氏者の霊と交信できる能力を持った人物のことだ。

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すいません。立てる板を間違いました
削除依頼出してきます!!
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（ / ⌒ヽ
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　∪ / ﾉ
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　 ∪∪
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>>3
続けなさい

>>3
続けたら？

スレの削除依頼は
ここ2ヶ月放置されてるよん

>>4-5
ＡＡ長編板で規制を喰らったので続けます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ある日のこと、茂名氏は霊媒の所へでかけた。
霊媒とは氏者の霊と交信できる能力を持った人物のことだ。

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別に心の中の大問題を解決すべく出かけたわけではない。
毎日が平凡なので、なにか変わった体験をしてみたかっただけの事なのだ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
｜さて、どなたの霊との会話をお望みですかな？
└――ｙ――――――――――――――――
　　　　　　　　　　｜そうですねぇ……。
　　　　　　　　　　└――ｖ―――――
　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧
　　ﾐ　´/Д｀ﾐ 　　　　（´∀｀　）
　　 /　つ　つ　　　　（　∽　　）
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)

　(⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜
　 )　暇つぶしに来ただけだから
　(　なにも考えてこなかったモナー
　 )
　 〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒
　　　　　　　　　　　　　　　o O ○
　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧
　　ﾐ　´/Д｀ﾐ 　　　　（´∀｀　）
　　 /　つ　つ　　　　（　∽　　）
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)

　　　　　　　　　　　　…………。
　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧
　　ﾐ　´/Д｀ﾐ 　　　　（´∀｀　）
　　 /　　　　）　　　　（　∽　　）
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)

　　　　　　　　　　　　…………。
　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧
　　ﾐ　´/Д｀ﾐ 　　　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　（　∽　　）
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)

　　　　　　　　　　　(⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜
　　　　　　　　　　　 )　そうだ!!
　　　　　　　　　　　(　
　　　　　　　　　　　 〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○
　　　　　　　　　　　　　＼从／　　O
　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　o
　　ﾐ　´/Д｀ﾐ 　　　　（´∀｀　）
　　 /　　　　）　　　　（　∽　　）
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)

｜3年前に氏んだ、モナーのお父さんを呼び出して欲しいモナー
└――――――――ｖ――――――――――
　　｜では、そうしましょう
　　｜貴方のお父様の霊が私に乗り移ります
　　｜なんでも好きな事を お話ください
　　└―ｙ――――――――
　　　∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　ﾐ　´/Д｀ﾐ 　　　（´∀｀　）
　　 /　　　　つ 　　⊂　　と ヽ
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)

　(⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜
　 )　霊媒は いい加減なのが多いモナー
　(　だけど、モナーのお父さんの霊を呼んでもらえば…
　 )
　 〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒
　　　　　　　　　　　　　　　o O ○
　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧
　　ﾐ　｀/Д´ﾐ 　　　　（´∀｀　）
　　 /　　人 ）　　　　（　∽　　）
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)

　(⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜
　 )　話しているうちに本物か偽者か区別つくモナー
　(　 偽者だったら文句をつけて料金を払わないで済むモナー
　 )
　 〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒
　　　　　　　　　　　　　　　o O ○
　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧
　　ﾐ　｀/Д´ﾐ 　　　　（´∀｀　）
　　 /　　人 ）　　　　（　∽　　）
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)

ぽわゎわ〜ん♪
　　　　　　　　∩∩　　　　　＼从∧从∧从／
　　　　　 　　( ´ー`)　　　　＜　　　　　　　　＞
　　　　　　　（　　 　）　　 　＜　　うわぁ!!　　＞
　　　　　　　（　　（~ 　　　　＜　　　　　　　　＞
　　　　　　　 ~）　 ） 　　　　／WV| /WVWV＼
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧ |/
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　　（　つ　　＼
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)　＾)

｜誰だ？俺を呼び出したのは…。
└―――――ｖ――――――――――
　　　　　　　　∩∩　　　｜
　 　 　　 　　( ´ー`)　 　｜モナーです
　　　　　　　（　　 　）　　｜あなたの息子モナー!!
　　　 　 　　（　　（~ 　 　｜
　　　　　　　 ~）　 ） 　　　レ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　(＾（´∀｀　）
　　 /　　　　）　　　　　ヽ　　と　ヽ
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)

｜おぉおそうか。よく忘れずに呼んでくれた
｜…で？その後どうしておる？
└―――――ｖ――――――――――
　　　　　　　　∩∩　　　｜
　 　 　　 　　( ´ー`)　 　｜はい、お父さんも御存知の3年前と同じです
　　　　　　　（　　 　）　　｜あいかわらず、会社の宣伝部につとめています
　　　 　 　　（　　（~ 　 　｜
　　　　　　　 ~）　 ） 　　　レ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（´∀｀　）
　　 /　　　　）　　　　 　と　　と　）
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)

｜あれから昇進したか？結婚の方はどうだ？
｜死んでからも、お前の事が気になってならぬ
└―――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　　∩∩　　　｜
　 　 　　 　　( ´ー`)　 　｜はぁ、たいした働きもしないので、昇進はしてません
　　　　　　　（　　 　）　　｜したがって、給料もあがらず、結婚どころではないです
　　　 　 　　（　　（~ 　 　｜
　　　　　　　 ~）　 ） 　　　レ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　 　と　　と　）
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)

支援？⊂⌒~⊃｡Д｡）⊃

｜まったく、お前は、なさけない奴だなぁ。
｜むかしと少しも変わらず……。
└―――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　　∩∩　
　 　 　　 　　(；´ー`)
　　　　　　　（　　 　）
　　　 　 　　（　　（~ 　
　　　　　　　 ~）　 ）
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　 　と　　と　）
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)

　　　　　　　　∩∩　　　｜なんとか助けてくれませんか？
　　　　　　　（；´ー`）　　｜お父さんが生前に言い残し忘れた、へそくりの隠し場所とか
　　　　　　　（　　 　）　　｜金を貸したままになってる人とか
　　　 　 　　（　　（~ 　 　｜教えていただけると良いのですが
　　　　　　　 ~）　 ） 　　　レ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　 　と　　と　）
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)

＼_WＷWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW／
≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　≪
≫　　　なに勝手な事を言う!!　　　　　　　　　≪
≫　すぐ人に頼ろうとする お前の性格を　　≪
≫　　　直さないと成功しないぞ!!　　　　　　　≪
≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　≪
／MMMMMMM| /MMMMMMMMMMMMMM＼
　　　　　　　　　|/
　　　　　　　　∩∩　
　 　 　　 　　(#´ー`)
　　　　　　　（　　 　）
　　　 　 　　（　　（~ 　
　　　　　　　 ~）　 ）
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　 　と　　と　）
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)

＼_WＷWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW／
≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　≪
≫　自分で考え自分で行動する事だ!!　　　≪
≫　　　　　わかったか!!　　　　　　　　　　　　≪
≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　≪
／MMMMMMM| /MMMMMMMMMMMMMM＼
　　　　　　　　　|/
　　　　　　　　∩∩　
　 　 　　 　　(#´ー`)
　　　　　　　（　　 　）
　　　 　 　　（　　（~ 　
　　　　　　　 ~）　 ） 　　　　ﾊｧ……
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　 　と　　と　）
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)

＼_WＷWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW／
≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　≪
≫　だいたいお前は昔から……。　　 　　　≪
≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　≪
／MMMMMMM| /MMMMMMMMMMMMMM＼
　　　　　　　　::::::::
　　　　　　　（: :: :::::）
　　　 　 　　（　　（~ 　
　　　　　　　 ~）　 ） 　　　　……。
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　 　と　　と　）
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)

｜…時間です。
└――ｖ――――――
　　｜ぁあ!!ありがとう御座います
　　└―――――――ｖ――
　　　∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　ﾐ　´/Д｀ﾐ 　　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　つ 　　⊂　　と ヽ
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)

　 　　 　 　 　 　 　　 　　　　　　|￣|
　 　　　　　　　　 ＿＿＿＿_,,／|＿|＼＿＿＿＿
　　　　 　　　 　 |＿＿＿__／　 ／＼　＼＿＿＿|
　　　　 　　　　 / 　 　　／　 ／|| || ||＼　＼　　　ヽ
　　　　　　　 ／　 　 ／　　 ￣￣￣￣￣ 　 ＼　　　＼
　　　 ..／ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼
　　 ／　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＼
　　￣￣..|　　　|　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　|　　　|　￣
　　　 　　|　　　| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣..|　　　|
　　　　 　|　　　||￣|￣￣￣￣~（¶ ）~￣￣￣￣|￣||　　　|
　　　　　 |　　　||　 |＿＿＿＿ノ.　ヽ,,＿＿＿＿| 　||　　　|
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十十十十十十十十|..　||　　　| ｜…………。
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十十十十十十十十|..　||　　　| └――ｙ――――
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十十十十十十十十|..　||　　　|　　 ∧＿∧
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十|￣￣￣| .十十十|..　||　　　|　　（ ；´∀｀）
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十|　 　 　 | .十十十|..　||　　　|　　（　つ　つ
　　　　　 |　　　||.三三三三三三三三三三三三三||　　　|　　人 　Y
　　　　[￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣] し（＿）

｜しかし、親父の言う通りモナー、今までの生活はいい加減すぎだモナー
└―――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　（ ；´∀｀）
　　　　　　（　　　　）
　　　　　　人　ヽﾉ
　　　　 　（__（_＿）

｜自分で考え自分で努力してこそ成功がある
｜これからは心をいれかえねばいけないモナー
└―――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　（　´∀｀）
　　　　　　（　　　　）
　　　　　　人　ヽﾉ
　　　　　　し（_＿）

｜そうだ!!良い事思いついた!!明日会社で提案しよう♪
└―――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　 （　´∀｀）
　　　　　　　　⊂ 　　　）つ
　　　　　　　　　（＿⌒ヽ
　　　⌒Ｙ⌒Ｙ⌒　 )ノ ｀J

｜この案が成功したらモナーの昇進間違い無いモナー♪
└――――――――――――――ｖ――――――――――

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （　´∀｀） ｳﾋｯﾋｯﾋ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　⊂ 　　　）つ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＿⌒ヽ
　　　⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒　 )ノ ｀J

　　　　　　　　　　　〜〜〜〜〜〜〜〜〜

　　　　　　　　　　　　　　　　翌日

　　　　　　　　　　　〜〜〜〜〜〜〜〜〜

｜部長!!ちょっと御時間よろしいですか？
└―――――ｖ―――――――――――
　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　∧∧　　 ／￣￣￣￣￣￣
　　　　　　（　´∀｀）　　　　　　(ﾟДﾟ )　＜　ん？どうした？
　　　　　　（ 　<V>つ 　 　 　　(| <V>|) 　＼＿＿＿＿＿＿
　　　　　　人　ヽﾉ 　　　　　　　|.　　｜
　　　　　　し（_＿） 　　　　　　　し´`Ｊ

｜実は昨日、霊媒の所へ逝って こんな事を経験しました
└―――――ｖ――――――――――――――――――
　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　∧∧
　　　　　　（　´∀｀）　　　　　　(ﾟДﾟ ,) ﾌﾑ
　　　　　　（ 　<V>つ 　 　 　　(|<V> |)
　　　　　　｜ ｜ ｜ 　　　　　　|.　　｜
　　　　　　（_＿）＿）　 　　　　　し´`Ｊ

｜本物の霊媒のようです!!あれを宣伝に
｜利用したら良いと思うのです
└―――――ｖ――――――――――
　　　　　　　｜はぁ？どうやって使うんだ？
　　　　　　　└―――――――ｖ――――
　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　∧∧
　　　　　　（　´∀｀）　　　　　　(ﾟДﾟ )
　　　　　　（ 　<V>つ 　 　 　　(|<V> |)
　　　　　　｜ ｜ ｜ 　　　　　　|.　　｜
　　　　　　（_＿）＿）　 　　　　　し´`Ｊ

｜つまり、過去に有名な作曲家の霊を呼び出し
｜我社のCMソングを作らせたらどうでしょう？
└―――――ｖ――――――――――
　　｜うむ、他社はまだやっていず
　　｜確かに新企画に違いないが……
　　└―――――――――――ｙ――
　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　∧∧
　　　　　　（　´∀｀）　　　　　　(ﾟДﾟ；)
　　　　　　（ 　<V>つ 　 　 　　(|<V> |)
　　　　　　｜ ｜ ｜ 　　　　　　|.　　｜
　　　　　　（_＿）＿）　 　　　　　し´`Ｊ

｜私にはなんとも見当がつかぬ。
｜社長の指示を仰いでからしよう
└――――――――――――v―
　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　∧∧
　　　　　　（　´∀｀）　　　　　　(ﾟДﾟ；)
　　　　　　（ 　<V>） 　 　 　 ⊂ <V> |)
　　　　　　｜ ｜ ｜ 　 　 　　　|.　　｜
　　　　　　（_＿）＿）　 　 　 　　し´`Ｊ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　部長も面喰い、一人では決めかねたらしい
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

　　　　　　　　　　　　　　数時間後

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
｜部長!!社長はどうでしたか？
└―――――ｖ―――――――――――
　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　∧∧
　　　　　　（　´∀｀）　　　　　　(ﾟДﾟ )
　　　　　　（ 　<V>つ　　　　　(|<V> |).
　 　 　　　人　ヽﾉ 　 　 　 　 と　 　｜
　　　　　　し（_＿） 　 　 　 　 　 　`Ｊ

｜社長の許可を得てきた。取り掛かってみてくれ
｜金の事は気にせず使って良いぞ
└――――――――――――ｖ―――
　　｜モナーの企画が採用されて感激です。
　　｜で、誰の霊にやらせましょう？
　　└―――ｖ――――――――――
　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　∧∧
　　　　　　（　´∀｀）　　　　　　(ﾟДﾟ ,)
　　　　　　（ 　<V>） 　 　 　 ⊂ <V> |)
　　　　　　｜ ｜ ｜ 　 　 　　　|.　　｜
　　　　　　（_＿）＿）　 　 　 　　し´`Ｊ

｜私が企画を説明すると社長は『史上最大の作曲家は誰か』と言った
｜私は『まぁベートーベンでしょう』と答えた
└――――――――――――ｖ―――――――――――
　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　∧∧
　　　　　　（　´∀｀）　　　　　　(ﾟДﾟ ,)
　　　　　　（ 　<V>）　　　　　　(|<V> |)
　　　　　　｜ ｜ ｜ 　　　　　　|.　　｜
　　　　　　（_＿）＿）　 　　　　　し´`Ｊ

｜すると『そいつに頼め』だとさ
└――――――――――――ｖ―――
　　｜物凄い事になりましたねぇ
　　｜ベートーベン作曲のCMソングだなんて
　　└―――ｖ―――――――――――――
　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　∧∧
　　　　　　（ ；´∀｀）　　　　　　(ﾟДﾟ ,)
　　　　　　（ 　<V>） 　 　 　 ⊂ <V> |)
　　　　　　｜ ｜ ｜ 　 　 　　　|.　　｜
　　　　　　（_＿）＿）　 　 　 　　し´`Ｊ

｜世界的な話題になるでしょう。では早速依頼してきます
｜しかし誰か独逸語が堪能な社員といっしょでないと……。
└―――――ｖ――――――――――――――――――
　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　∧∧
　　　　　　（　´∀｀）　　　　　　(ﾟДﾟ ,)
　　　　　　（ 　<V>）　　　　　　(|<V> |)
　　　　　　｜ ｜ ｜ 　　　　　　|.　　｜
　　　　　　（_＿）＿）　 　　　　　し´`Ｊ

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　　茂名氏は独逸語が堪能な同僚と
　　　　　　ICレコーダーを持ち再び霊媒を訪れた
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　 　　 　 　 　 　 　　 　　　　　　|￣|
　 　　　　　　　　 ＿＿＿＿_,,／|＿|＼＿＿＿＿
　　　　 　　　 　 |＿＿＿__／　 ／＼　＼＿＿＿|
　　　　 　　　　 / 　 　　／　 ／|| || ||＼　＼　　　ヽ
　　　　　　　 ／　 　 ／　　 ￣￣￣￣￣ 　 ＼　　　＼
　　　 ..／ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼
　　 ／　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＼
　　￣￣..|　　　|　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　|　　　|　￣
　　　 　　|　　　| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣..|　　　|
　　　　 　|　　　||￣|￣￣￣￣~（¶ ）~￣￣￣￣|￣||　　　|
　　　　　 |　　　||　 |＿＿＿＿ノ.　ヽ,,＿＿＿＿| 　||　　　|
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十十十十十十十十|..　||　　　|
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十十十十十十十十|..　||　　　|
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十十十十十十十十|..　||　　　|　 ∧＿∧　　∧＿∧
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十|￣￣￣| .十十十|..　||　　　|　（´∀｀　）　（・∀・　）
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十|　 　 　 | .十十十|..　||　　　|　（ <V>　）　（ <V>　）
　　　　　 |　　　||.三三三三三三三三三三三三三||　　　|　　 Y　 人　 　Y 　人
　　　　[￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣]　（＿）`J　 （＿）`J

｜今日は、どなたの霊との会話をお望みですかな？
└――ｙ――――――――――――――――
　　　　　　　　　　｜ベートーベンをお願いします
　　　　　　　　　　└――ｖ―――――――――――
　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　 ∧＿∧
　　ﾐ　´/Д｀ﾐ 　　　　（・∀・　）　 （´∀｀　）
　　 /　つ　つ　　 ¶⊂ <V> 　）　 （<V> 　 ）
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)　（＿（＿⌒)

｜わかりました
└――ｙ――――
　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　 ∧＿∧
　　ﾐ　´/Д｀ﾐ 　　　　（・∀・　）　 （´∀｀　）
　　 /　つ　つ　　 ¶⊂ <V> 　）　 （<V> 　 ）
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)　（＿（＿⌒)

　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　 ∧＿∧
　　ﾐ　｀/Д´ﾐ 　　　　（・∀・　）　 （´∀｀　）
　　 /　　人 ）　　 ¶⊂ <V> 　）　 （　　　　）
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)　（＿（＿⌒)

ぽわゎわ〜ん♪
　　　　 　　　88888 　　　　＼从∧从∧从／
　　　　　 　　( ﾟДﾟ)　　　　＜　　　　　　　　＞
　　　　　　　（　　 　）　　 　＜　　うわぁ!!　　＞
　　　　　　　（　　（~ 　　　　＜　　　　　　　　＞
　　　　　　　 ~）　 ） 　　　　／WV| /WVWV＼
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧ |/　　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（・∀・； ）　　 （´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　　（ つ¶　　＼　 （ つV>　＼
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)　＾)（＿（＿⌒)　＾)

｜私はルードウィッヒ・ヴァン・ベートーベンだ
└―――――ｖ―――――――――――――
　 　 　 　　　88888 　 　|
　　　　　 　　( ﾟДﾟ) 　 　|凄いぞ本物が出たぞ。
　　　　　　　（　　 　）　　|実は先生折り入ってお願いが
　 　 　　　　（　　（~ 　 　|ございまして…………。
　　　　　　　 ~）　 ） 　 　|/￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧ 　 　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（・∀・　）　　（´∀｀　）
　　 /　　　　）　　　　¶⊂ <V> 　）　 （ <V> 　 ）
　　(⌒＿）＿）　　 　　 （＿（＿⌒)　（＿（＿⌒)

｜なになに、私の氏後 私の偉大さが認められたというのか。
｜そうだろう。そうでなければならぬ。
└―――――ｖ―――――――――――――
　 　 　 　　　88888 　 　
　　　　　 　　( ﾟДﾟ) 　 　|いえいえ、実は
　　　　　　　（　　 　）　　|私どもの社で
　 　 　　　　（　　（~ 　 　|先生に1つ作曲を……
　　　　　　　 ~）　 ） 　 　|/￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧ 　 　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（・∀・　）　　（´∀｀　）
　　 /　　　　）　　　　¶⊂ <V> 　）　 （ <V> 　 ）
　　(⌒＿）＿）　　 　　 （＿（＿⌒)　（＿（＿⌒)

｜あぁあ、私の弦楽四重奏が最も好きだと言うのか
｜言い事を言ってくれるな……。
└―――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　　::::::::
　　　　　　　（: :: :::::）
　　　 　 　　（　　（~ 　
　　　　　　　 ~）　 ） 　　　　……。
　　　∧＿∧ ( (~~　　　　∧＿∧　　　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　 （ ；・∀・）　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　 ¶⊂ <V> 　）　 （ <V> 　 ）
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)　（＿（＿⌒)

｜…時間です。
└――ｖ――――――
　　　　　　　　　｜ぁあ!!ありがとう御座います
　　　　　　　　　└――ｖ―――――ｖ――
　　　∧＿∧　　　　 ∧＿∧ 　 　 ∧＿∧
　　ﾐ　´/Д｀ﾐ 　　　（・∀・； ）　　（´∀｀； ）
　　 /　　　　つ 　¶⊂<V>と ヽ　⊂<V>と ヽ
　　(⌒＿）＿）　　 　（＿（＿⌒)　（＿（＿⌒)

　 　　 　 　 　 　 　　 　　　　　　|￣|
　 　　　　　　　　 ＿＿＿＿_,,／|＿|＼＿＿＿＿
　　　　 　　　 　 |＿＿＿__／　 ／＼　＼＿＿＿|
　　　　 　　　　 / 　 　　／　 ／|| || ||＼　＼　　　ヽ
　　　　　　　 ／　 　 ／　　 ￣￣￣￣￣ 　 ＼　　　＼
　　　 ..／ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼
　　 ／　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＼
　　￣￣..|　　　|　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　|　　　|　￣
　　　 　　|　　　| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣..|　　　|
　　　　 　|　　　||￣|￣￣￣￣~（¶ ）~￣￣￣￣|￣||　　　|
　　　　　 |　　　||　 |＿＿＿＿ノ.　ヽ,,＿＿＿＿| 　||　　　|
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十十十十十十十十|..　||　　　| 　｜…………。
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十十十十十十十十|..　||　　　| 　└―ｖ――――ｖ―
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十十十十十十十十|..　||　　　|　　 ∧＿∧　　∧＿∧
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十|￣￣￣| .十十十|..　||　　　|　　（ ；・∀・）　（ ；´∀｀）
　　　　　 |　　　||　 |　　|十十|　 　 　 | .十十十|..　||　　　|　　（ つ<V>つ（ つ<V>つ
　　　　　 |　　　||.三三三三三三三三三三三三三||　　　|　　人 　Y 　　ノ　　γヽ
　　　　[￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣] し（＿）　　(__丿＼__ノ

｜どうしたというのだろう。わけがわからん
└――――――――ｖ―――――――――――――
　 　　∧＿∧　　　∧＿∧
　　　（ ；・∀・）　 （ ；´∀｀）
　　　（ つ<V>つ （ つ<V>）
　　 ノ　　γヽ　　 人　ヽﾉ
　　(__丿＼__ノ　　し（_＿）

｜君の独逸語がいい加減だったのではないのかな？
└――――――――ｖ―――――――――――――
　　｜いや!!そんな事は無い!!
　　└―ｖ―――――――――――――
　 　　∧＿∧　　　∧＿∧
　　　（ ；・∀・）　 （´∀｀； ）
　　　（ つ<V>つ と　 <V>）
　　　人 　Y 　 　ノ　　γヽ
　　　し（＿）　　(__丿＼__ノ

｜なにか思いついたようだな
└――――――――ｖ―――
　　｜ああベートーベンは中年頃から耳が遠くなり
　　｜ついには全然聞こえなくなった。
　　└―ｖ―――――――――――――
　 　　∧＿∧　　　∧＿∧
　　　（ ；・∀・）　 （´∀｀； ）
　　　（ つ<V>つ と　 <V>）
　　 ノ　　γヽ　　 人　ヽﾉ
　　(__丿＼__ノ　　し（_＿）

｜霊となった後も、そうなのだろう。
└――ｖ―――――――――――――――――――
　｜そうとしか考えられないね!!
　└―――――――ｖ―――――――
　 　　∧＿∧　　　∧＿∧
　　　（ ；・∀・）　 （´∀｀； ）
　　　（ つ<V>つ と　 <V>）
　　　人 　Y 　 　ノ　　γヽ
　　　し（＿）　　(__丿＼__ノ

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
茂名氏は計画を立て直し次回は他の作曲家を呼び出す事にした
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　　　　　　　　　　　　　━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　。ベートーベンに代わる
　　　　　　　　　 　∧∧　 ／大物音楽家は誰か？
　　　　　　　　　　(,,ﾟДﾟ)∩
　　　 ∧＿∧　　(| <V>ノ━━ ∧＿∧━━━━━
　　　（ 　 ・∀）/￣￣￣￣＼　（∀｀ 　）
　　　（　　　つ　　　　　　　 　と　　　 　）

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　　　　　しかし、大物音楽家は……
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
＼_WＷWWWWWWWWWWWWWWW／
≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≪
≫　　俺がベートーベンの　　　　　≪
≫　　　代用品あつかいか!!　　　　≪
≫　　　　　　　　ふざけるな!!!!　　　≪
≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≪
／MMMMMMM| /MMMMMMMMM＼
　　　　　　　　　|/
　 　　　　　　88888
　 　 　　 　　(#・≧・)
　　　　　　　（　　 　）
　　　 　 　　（　　（~ 　
　　　　　　　 ~）　 ）
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧　　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（・∀・； ）　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　 　と　　と　） と　　と　）
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)（＿（＿⌒)

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　　　　　逆に、小物音楽家は……
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
｜ベートーベンさんが断った話を
｜僕が出来るとは思いませんから……。
└―――――ｖ――――――――――
　 　　　　　　88888
　 　 　　 　　(；´Θ`)
　　　　　　　（　　 　）
　　　 　 　　（　　（~ 　
　　　　　　　 ~）　 ）
　　　∧＿∧ ( (~~　　 　∧＿∧　　∧＿∧
　　ﾐ　 ﾟ/Дﾟﾐﾉノ　　　　（・∀・； ）　（´∀｀； ）
　　 /　　　　）　　　　 　と　　と　） と　　と　）
　　(⌒＿）＿）　　 　　　（＿（＿⌒)（＿（＿⌒)

｜最初にベートーベン等を呼び出さなければ良かった
└――――――――ｖ―――――――――――――
　　｜まったく芸術家ほど扱いにくいものはないですね
　　└―ｖ―――――――――――――――――――
　 　　∧＿∧　　　∧＿∧
　　　（ ；・∀・）　 （ ；´∀｀）
　　　（ つ<V>）　（ 　 <V>）
　　　人 　Y 　 　ノ　　γヽ
　　　し（＿）　　(__丿＼__ノ

｜次はどいつを呼び出そうか
└――――――――ｖ―――――――――――――
　　｜ウォルフガング・モーツァルトはどうでしょう
　　└―ｖ―――――――――――――――――――
　 　　∧＿∧　　　∧＿∧
　　　（ ；・∀・）　 （ ；´∀｀）
　　　（ つ<V>）　（ 　 <V>）
　　　人 　Y 　 　ノ　　γヽ
　　　し（＿）　　(__丿＼__ノ

がんば

３５コマ逝きます

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　静かな夜更け。擬古博士の研究所のそばに
　　　　ひとりの男が潜んでいた
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　　　　　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　,,,____＿＿_,,..._　 ___: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::
　　　　　 ,/',/',/',/',/' ,.- ､.ヽ| ｜　: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::
　　　　/~/~/~/~/~／:.:..::.:.` ､＼　　: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::
　　　,/',/',/',/',/'／:. ＿＿＿ ＼ヽ　　　: : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 , /'/~/~/~/／:: .:.├┼┼┤　＼＼　　:　:　:　:　: :　:: : : : : : : : : : : : :
　'i, 'i, 'i, 'i, 'i／:.:.:::..　 ￣￣￣ 　　 :＼_,　.;i；';. 　,.;i;,;.;i；';. ,'',;.;i；';. 　,.;i;,;
　　|￣￣￣|::..:.:...:. 　 , '⌒l⌒ヽ　　.:.::|,.;i；';.,,;；`; ；i;:;:`　.;i；';.,,;；`; ；i;:;:`、
　　| l;;;;i;;;; l |:.:.田田　| :iili | iili |:.田田|,.;；:｡;:；;:：､;；:｡;:；;,.,.;；:｡;:：､;；:｡;:；;,.
　　| l;;;;i;;;; l |:.:.田田　| :iili | iili |:.田田|,.,;:;；`;；i`:;：i;,|i!''".,;:;；`;；i`:;：i;,|i!''"
　　|:.:.:　　　|:.::, :,:　::;:.| :iili | iili |:.　.,:.::.| .""'|i!''" 　i|! ∧∧""'|i!''" 　i|!
wWWwwWWwwwWWWwwWwWWWwwWvvWwwvVWwwwwWWWWWwwww
ＷｗｗｗｗｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗ

''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　その男は泥棒だった
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　 　　　∧＿∧
　　　　　（・∀・　）　ｶﾞｻｶﾞｻ
ｗＷＷｖ(　つ　と ⌒`つ ) ) ) )ｗＷｗＷＷｗｗＷＷＷＷｖｗｖｗＷＶｗｗＷ

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
擬古博士はこれまでに、素晴らしい薬を次々と発明していた。
まもなく。また新しい薬を完成するらしいとの噂だった。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　ｼﾞｹｰﾝ!!ｼﾞｹｰﾝ!!
　　 　 ∧∧ U
　　 　( ﾟДﾟ )O
　　 Uと<V>ノ
　　　　|__|＿|
　 　 　 し`Ｊ

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　男はその薬秘密を早いところ盗み出し
　　　　　よそに売り飛ばそうという計画をたてたのだ
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

｜　売り飛ばして大儲けするからな!!
└――――――ｖ―――――――――
　　 　 　 　 　∧＿∧
　ｳｯﾋｯﾋｯﾋ　（・∀・　）　ｶﾞｻｶﾞｻ
ｗＷＷｗｗＷ(　つ　と ⌒`つ ) ) ) )ｗＷｗＷＷｗｗＷＷＷＷｖｗｖｗＷＶｗｗＷ

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　男は窓から、そっと覗き込んだ。
中では擬古博士がひとり夢中になって薬を混ぜ合わせている
熱中しすぎて覗かれてる事に気がつかない。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼　　/＼ 　 　 　 　 　 　 　 　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　＼/　　＼ 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　∧∧　　　　　　　　　　　　 /　　　　＼　　　＼　　　　　　　　　|
　　∫　　(ﾟ　　 )_　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 :::::::::::ヽ 　 　 　　　　|
　　△Uｃ「　　　」っU＿＿　　　　 l　　　●　　　　　　 :::::::::::::ｌ 　 　　　 　 |
￣￣￣￣|＿__|　 　 　 　 | 　 　　|__＿/　　　　　　　　::::::::::::::| 　　　 　 　|
　 　 　 　 し`J 　 　 　 　｜ 　 　 |　 / 　　　　　　　　::::::::::::::| 　 　 　 　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ/　　　　　　　:::::::::::::::::ﾉ 　 　 　　　　|
――――――――ヽ^Y^Y^ヽ ―― 丶　　　　　 :::::::::::::::ノ―――――┘

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
やがて、少量の薬が出来上がった。みどり色をした液体だった
　　　　　　博士はそれを飲み、大きくうなずいた。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

｜うむ、味は悪くない。においもこれで良いだろう……
└―――ｖ――――――――――――――――――
　　　　 ∧∧
　　　　( ﾟДﾟ)⊃o
　　 　(|　<V> ノ
　 　 　|__|＿|
　 　 　 し`Ｊ

｜やれやれ、やっとできた。いままでに私はいろいろな薬を作った。
｜しかし、この薬に まさる薬はあるまい。世界的な大発明だ。
└―――ｖ――――――――――――――――――
　　　　 ∧∧
　　　∩ ^Д^)∩
　 　 ヽ　<V>　ノ
　　　　|__|_＿|
　 　 　 し`Ｊ

｜さて、忘れないうちに、製造法を
｜書きとめておくとしよう　　　　　　　　/＼　　/＼ 　　　　　　　　　　　｜
└――――ｖ―――――――　　　　/　　＼/　　＼ 　　　　　　　　　　|
　　　　　　∧∧　　　　　　　　　　　　 /　　　　＼　　　＼　　　　　　　　　|
　　∫　　(ﾟ　　 )　　　　　　　　　　／　　　　　 　　　 :::::::::::ヽ 　 　 　　　　|
　　△〆ｃ「　　|）＿＿＿__ 　 　 　l　　　● 　 　　　　 :::::::::::::ｌ 　 　 　 　　|
￣￣￣￣|＿__|　 　 　 　 | 　 　　|__＿/　　　　　　　　::::::::::::::| 　　　 　 　|
　 　 　 　 し`J 　 　 　 　｜ 　 　 |　 / 　　　　　　　　::::::::::::::| 　 　 　 　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ/　　　　　　　:::::::::::::::::ﾉ 　 　 　　　　|
――――――――ヽ^Y^Y^ヽ ―― 丶　　　　　 :::::::::::::::ノ―――――┘

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
博士は紙に書き、それを部屋の隅の金庫の中に
大事そうにしまいこんだ。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　＿＿＿_　∧∧
　|┌―┐| (ﾟ 　　)
　|｜　oと[＿ 　　|）
　|└―┘|　|__＿|
　 ￣￣￣ 　し´J

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　そして博士は自分の家へ帰っていった
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　　　　　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　,,,____＿＿_,,..._　 ___: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::
　　　　　 ,/',/',/',/',/' ,.- ､.ヽ| ｜　: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::
　　　　/~/~/~/~/~／:.:..::.:.` ､＼　　: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::
　　　,/',/',/',/',/'／:. ＿＿＿ ＼ヽ　　　: : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 , /'/~/~/~/／:: .:.├┼┼┤　＼＼　　:　:　:　:　: :　:: : : : : : : : : : : : :
　'i, 'i, 'i, 'i, 'i／:.:.:::..　 ￣￣￣ 　　 :＼_,　.;i；';. 　,.;i;,;.;i；';. ,'',;.;i；';. 　,.;i;,;
　　|￣￣￣|::..:.:...:. 　 , '⌒l⌒ヽ　　.:.::|__∧,.;i；';.,,;；`;　∧∧:;:`　.;i；';.,,;；`
　　| l;;;;i;;;; l |:.:.田田　| :iili | iili |:.田田|∀・）,.;；:｡;:；;:　( ﾟДﾟ);；:｡;:；;,.,.;；:｡
　　| l;;;;i;;;; l |:.:.田田　| :iili | iili |:.田田|とノ,.,;:;；`;；i`: （| <V>|)　;：i;,|i!''".,
　　|:.:.:　　　|:.::, :,:　::;:.| :iili | iili |:.　.,:.::.| .""'|i!''" 　| 　 |＿|ヽつ""'|i!''"
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ＷｗｗｗｗｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗ

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　待ち構えていた男は仕事に取り掛かった。
注意して扉をあけ、中に忍び込む
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　　　　　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::
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　　　　　 ,/',/',/',/',/' ,.- ､.ヽ| ｜　: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::
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　 , /'/~/~/~/／:: .:.├┼┼┤　＼＼　　:　:　:　:　: :　:: : : : : : : : : : : : :
　'i, 'i, 'i, 'i, 'i／:.:.:::..　 ￣￣￣ 　　 :＼_,　.;i；';. 　,.;i;,;.;i；';. ,'',;.;i；';. 　,.;i;,;
　　|￣￣￣|::..:.:...:. 　 , '＾lｌ⌒ヽ　　.:.::|,.;i；';.,,;；`; ；i;:;:`　.;i；';.,,;；`; ；i;:;:`、
　　| l;;;;i;;;; l |:.:.田田　| :ili|l∧_∧.:..田|,.;；:｡;:；;:：､;；:｡;:；;,.,.;；:｡;:：､;；:｡;:；;,.
　　| l;;;;i;;;; l |:.:.田田　| :ili(∀・,, ） .田|,.,;:;；`;；i`:;：i;,|i!''".,;:;；`;；i`:;：i;,|i!''"
　　|:.:.:　　　|:.::, :,:　::;:.| :ilと　　　ヽ..:.::|:.　.,:.::.|.""'|i!''" 　i|!　　 .""'|i!''" 　i|!
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ＷｗｗｗｗｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗ

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
さっき博士がやった通りに金庫のダイヤルの番号を
合わせると、簡単に開けることができた。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　＿＿＿_ ∧__∧
　|┌―┐|(∀・　)
　|｜　oと 　 　　 ）
　|└―┘|｜｜｜　　　　
　 ￣￣￣ （_（＿）

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
男は書類をポケットに入れ、うれしそうな足取りで逃げ出した
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　　　　　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　,,,____＿＿_,,..._　 ___: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::
　　　　　 ,/',/',/',/',/' ,.- ､.ヽ| ｜　: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::
　　　　/~/~/~/~/~／:.:..::.:.` ､＼　　: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::
　　　,/',/',/',/',/'／:. ＿＿＿ ＼ヽ　　　: : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 , /'/~/~/~/／:: .:.├┼┼┤　＼＼　　:　:　:　:　: :　:: : : : : : : : : : : : :
　'i, 'i, 'i, 'i, 'i／:.:.:::..　 ￣￣￣ 　　 :＼_,　.;i；';. 　,.;i;,;.;i；';. ,'',;.;i；';. 　,.;i;,;
　　|￣￣￣|::..:.:...:. 　 , '⌒l⌒ヽ　　.:.::|,.;i；';.,;i；';.,,;；` 　∧＿∧　:;:`　.;i；';.,,;；`
　　| l;;;;i;;;; l |:.:.田田　| :iili | iili |:.田田|,.;；:｡;:.;；:｡;:；;:　（　・∀・）　;；:｡;:；;,.,.;；:｡
　　| l;;;;i;;;; l |:.:.田田　| :iili | iili |:.田田|:；;:：.,;:;；`;；i`: （　つ　　つ　;：i;,|i!''".,
　　|:.:.:　　　|:.::, :,:　::;:.| :iili | iili |:.　.,:.::.| .""'|i!''" 　|　ノ　　γヽ　　""'|i!''"
wWWwwWWwwwWWWwwWwWWWwwWvvWwwv(__丿＼__ノwwwwWWWWWw
ＷｗｗｗｗｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗ

｜しめしめ、これで一儲けできるぞ。
｜博士が飲んだところをみると
｜人体には害の無い事は確かだ
└――ｖ―――――――――――――
　 　∧＿∧
　　（　・∀・）
　　（　つ 　つ
　 ノ　　γヽ
　(__丿＼__ノ

｜それに凄い薬とか言っていたぞ
｜だけど、どんな効き目があるのだろうか…
└――ｖ―――――――――――――
　 　∧＿∧
　　（　・∀・）
　　（　つ 　つ
　　人 　Ｙ
　　し（＿）

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
その点が、なぞだった。飲んだ後、博士がどうなったのか
調べる暇がなかった。電話をかけて訊く訳にもいかない。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　擬古博士、みどり色の液体は
|　なんの薬なんですか？
＼＿＿＿＿＿　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　∨
　　　　　　 ∧＿∧ D
　　　　　　（　・∀・）○　　　　___
　　　　　　（　　　　）D……／◎＼
===========================================
　 　 　 　 　 　C ∧∧
　　 ___　　　　○(ﾟДﾟ#)
　／◎＼……C｜　 ＼
　　　　　　　　　　∧
／￣￣￣￣￣￣　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　ｺﾞﾙｧ!!お前が盗んだのか!!
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　しかし擬古博士の発明だから、今までの例からみて
　　　　　　　役に立つ薬である事はあきらかである
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　　　　発明王とは俺の事だ ｺﾞﾙｧ!!
　　　　　　　　　　 　 ∧∧ U
　　　　　　　　　　 　( ﾟДﾟ )O
　　　　　　　　　　 Uと<V>ノ
　　　　　　　　　　　　|__|＿|
　　　　　　　　　 　 　 し`Ｊ

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
隠れ家に引き上げた男は、紙に書いてある製法に従って
薬を作ってみる事にした
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　 　　　　　∧＿∧V
　　　 　 　　（・∀・　∩　
　　　　　＿ （つU＿ノ＿　
　　　 ／旦 U ▽ V 日／|
　　　 |￣￣￣￣￣￣| 　|
　　　 |＿＿＿＿＿＿|／

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　どんな作用があるのか知っていないと
　　　　　　　人に売りつける時に困るのだ
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

｜どんな効果があるか判らない薬買わない？
└――ｖ―――――――――――――
　　　　 　 　 　 ∧ ∧　　　┌─────────
　 ∧＿∧ 　　( ´ー｀)　　＜　要らネーヨ
　（　・∀・）　 　＼　< 　　　└───/|────
　（　つ　 つ 　 　 ＼.＼＿＿＿＿__／/
　｜ ｜　|　　　　　　＼　　　　　　　／
　（_＿）＿）　　　　　　　∪∪￣∪∪

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　原料を集めフラスコやビーカーも買い整えた
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

｜設備投資に結構金かかったらな
└―――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　∧＿∧
　　　　 　　（ ；・∀・）　
　　　　 ＿ （つU＿つ＿
　　　／旦 U ▽ V 日／|
　　　|￣￣￣￣￣￣| 　|
　　　|＿＿＿＿＿＿|／

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　何日か かかって問題の薬ができあがった。
スズランのような、良い匂いがした
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

｜う〜ん♪いい香りだ♪
└―――――ｖ――――――
　　　　　　　∧＿∧
　　　　 　　（　-∀-）　
　　　　 ＿ （ つＵと ）＿
　　　／旦 U ▽ V 日／|
　　　|￣￣￣￣￣￣| 　|
　　　|＿＿＿＿＿＿|／

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
男はそれを自分で飲んでみた。すがすがしい味がした。
男は椅子に腰かけ、効目があらわれるのを待った。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

｜さ〜って!!効果が出るまで
｜ﾏﾀｰﾘするか♪
└――――ｖ――――――
　　　　　　∧＿∧＿__
　　　　 　（・∀・　） / |　
　　　 ⊂ へ　 ∩）/　.|
　　　i'''（＿） i'''i￣,,,,,,/
　　　￣ （＿）||￣￣
　　　　　　　￣￣

　　　　　　……。
　　　　　　∧＿∧＿__
　　　　 　（・∀・　） / |　
　　　 ⊂ へ　 ∩）/　.|
　　　i'''（＿） i'''i￣,,,,,,/
　　　￣ （＿）||￣￣
　　　　　　　￣￣

　　　　　　……。
　　　　　　∧＿∧＿__
　　　　 　（ ；・∀・） / |　
　　　 ⊂ へ　 ∩）/　.|
　　　i'''（＿） i'''i￣,,,,,,/
　　　￣ （＿）||￣￣
　　　　　　　￣￣

　　　　　　……。
　　　　　　∧＿∧＿__
　 　((（∩（・∀・∩）)) |　
　　　　ヽ へ　 　 ﾉ/　.|
　　　i'''（＿） i'''i￣,,,,,,/
　　　￣ （＿）||￣￣
　　　　　　　￣￣

　　　　　　……。
　　　　　　∧＿∧＿__
　　　　 　（ ；・∀・） / |　
　　　　＿（ つ⊂ ）/　|
　　　i'''i┌┌ i'''i￣,,,,,,/
　　　￣（_（＿）||￣￣
　　　　　　　￣￣

　　　　 .＿＿　 　　　　＿＿__　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　｜　　|λ　　　/　　 / |　　　　一二三（ ；・∀・）
　 　((（ |..　　| λ＿_/　　 /　|　）))　一二三（　つ 　つ
　　　　 ヽ　　　i'''i　 i'''i￣,,,,,,/　　　一二三 ノ　　γヽ
　　　　　￣￣￣||￣￣￣￣　　　一二三　(__丿＼__ノ
　　　　　　 　　￣￣
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　　そのうち、男は立ち上がり外へ出た
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
急ぎ足で歩きつづけ、着いた所は擬古博士の研究所だった
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　　　　　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::
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　　　　　 ,/',/',/',/',/' ,.- ､.ヽ| ｜　: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::
　　　　/~/~/~/~/~／:.:..::.:.` ､＼　　: : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::
　　　,/',/',/',/',/'／:. ＿＿＿ ＼ヽ　　　: : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 , /'/~/~/~/／:: .:.├┼┼┤　＼＼　　:　:　:　:　: :　:: : : : : : : : : : : : :
　'i, 'i, 'i, 'i, 'i／:.:.:::..　 ￣￣￣ 　　 :＼_,　.;i；';. 　,.;i;,;.;i；';. ,'',;.;i；';. 　,.;i;,;
　　|￣￣￣|::..:.:...:. 　 , '⌒l⌒ヽ　　.:.::|,.;i；';.,;i；';.,,;；` 　∧＿∧ 三二一　
　　| l;;;;i;;;; l |:.:.田田　| :iili | iili |:.田田|,.;；:｡;:.;；:｡;:；;:　（・∀・； ）三二一.;
　　| l;;;;i;;;; l |:.:.田田　| :iili | iili |:.田田|:；;:：.,;:;；`;；i`:と　　と　 ）　三二一
　　|:.:.:　　　|:.::, :,:　::;:.| :iili | iili |:.　.,:.::.| .""'|i!''" 　|　γヽ　 ヽ　三二一
wWWwwWWwwwWWWwwWwWWWwwWvvWwwv　(__／ヽ__) 三二一wwWw
ＷｗｗｗｗｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗｗＷｗ

｜先生!!申し訳無い事をしました!!この間ここの金庫から
｜書類を盗んでいったのは私です。私を捕まえ警察に突き出して下さい。
└―――――――――――――ｖ――――――――――――――
　 　 　　　∧∧
　 　 　��(, ﾟДﾟ)　ｌ╋　　　　　　∧＿∧
　 Ｕ Ｙ と[　 　| V ┃　　　　　 （・∀・； ）
￣￣￣￣|.＿_|￣￣￣|　　 　　/ / / 　ヽ
　　　　　　し`Ｊ 　 　　｜　　　と と （＿⌒)　

｜本当にあなたなのですか？
└――――――ｖ―――――
　｜そうです。書いてある通りに薬を作り、それを飲んでみました。
　｜そうすると自分のした事が悪かったのに気づき、ここへやって来たのです
　└―――――――――――――ｖ――――――――――――――
　 　 　　　　　　∧∧
　 　 　　　　　 (, ﾟДﾟ)　　　　　　∧＿∧
　 Ｕ Ｙ 日 　　(| <V>つ　　　　 （・∀・； ）
￣￣￣￣￣￣|___＿|￣|　　　　/ / / 　ヽ
　　　　　　　　　し`Ｊ..　｜　 　と と （＿⌒)　

　｜お許しください。盗んだ書類はお返しします
　└―――――――――――――ｖ――――――――――――――
　 　 　　　　　　∧∧
　 　 　　　　　 (, ﾟДﾟ)　　　　　　∧＿∧
　 Ｕ Ｙ 日 　　(| <V>|)　　　　　（；∀；　）
￣￣￣￣￣￣|___＿|￣|　　ロと　と 　ヽ
　　　　　　　　　し`Ｊ.　.｜　 　　（＿（＿⌒)
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
男は涙を流して謝った。だが
擬古博士は怒ろうともせずにっこり笑いながら言った
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

｜それはそれは。やはり私の発明は効き目があった。
｜この薬は良心を目覚めさせる作用を持ったものです
└――――――ｖ――――――――――――――――
　 　 　　　　　　∧∧
　 　 　　　　　 (, ^Д^)　　　　　　∧＿∧
　 Ｕ Ｙ 日 　　(| <V>つ　　　　　（；∀；　）
￣￣￣￣￣￣|___＿|￣|　　ロと　と 　ヽ
　　　　　　　　　し`Ｊ.　.｜　 　　（＿（＿⌒)

｜ところが作ってみたものの後で困った事に気が付いた。
｜実験の為に進んで飲んでみようという悪人がいないのです
└――――――ｖ―――――――――――――――――――――
　 　 　　　　　　∧∧
　 　 　　　　　 (, ﾟДﾟ)　　　　　　∧＿∧
　 Ｕ Ｙ 日 　　(| <V>|)　　　　　（・∀・　）
￣￣￣￣￣￣|___＿|￣|　　ロと　と 　ヽ
　　　　　　　　　し`Ｊ.　.｜　 　　（＿（＿⌒)

｜しかし貴方のお陰で作用の確かさが
｜証明できたというわけです。
└――――――ｖ――――――――――――――――
　 　 　　　　　　∧∧
　 　 　　　　　 (, ^Д^)　　　　　 ∧＿∧
　 Ｕ Ｙ 日 　　(| <V>つ　　　　 （・∀・； ）
￣￣￣￣￣￣|___＿|￣|　　ロと　と 　ヽ
　　　　　　　　　し`Ｊ.　.｜　 　　（＿（＿⌒)

　　　｜どうも御苦労様でした♪
　　　└――――ｖ―――――
　 　 　　　　　　∧∧
　 　 　　　　　 (, ^Д^)　　　　　 ∧＿∧
　 Ｕ Ｙ 日 　 と <V>つ　　　　 （・∀・； ）
￣￣￣￣￣￣|___＿|￣|　　ロと　と 　ヽ
　　　　　　　　　し`Ｊ.　.｜　 　　（＿（＿⌒)

ｲｲ!(･∀･)

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
ロボット会社を経営する藻羅裸氏の所へ
1人の男がやってきて言った
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　 　 　 　 　 　 　 　　｜ロボットの製作をおながいできますか？
　 　 　 ┌──┐　　└――――――ｖ――――――――――
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧＿∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀　）
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>|)　 と <V> 　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　　　　Y 　人
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　　（＿）`J

｜えぇえ♪それが仕事です我社は産業用の規格品を大量生産するのではなく
｜特殊な目的のロボットを精巧に仕上げるのが専門です。
｜この方が芸術的であると、私どもは考えております。
└―――――――――ｖ―――――――――――――――――――――
　 　 　 ┌──┐
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧＿∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀　）
　　 　 　|::日:日:| 　 　ﾊ　<V>(つ　 （ <V>　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　　　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　 （＿（＿）

｜もっとも値段の方は、お高くなりますが……
└―――――――――ｖ―――――――――――――――――――――
　 　 　 　 　 　 　 　　　　　｜費用の点はかまいません
　 　 　 ┌──┐　　　　　└――――ｖ――――――
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧ 　 　∧＿∧
　　　　V|　　　　|V　　（　-∀-） 　 （´∀｀　）
　　 　 　|::日:日:| 　　と)　<V>(つ と <V>　）
　 　 　 └┬┬┘ 　　|＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

｜いったい、どんな目的のロボットが望みなのですか？
└―――――――――ｖ――――――――――――
　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　｜実はわたくし……。
　 　 　 ┌──┐　　　　　　　└―――ｖ――――――
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　 ∧＿∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　 （´∀｀　）
　　 　 　|::日:日:| 　 　ﾊ　<V>(つ ﾛと <V> 　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿） 　　 （＿（＿）
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
客は名刺を出し弁護士であることを示してから話しはじめた。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　 　 　 　 　 　 　 ｜ある資産家の一族の相談役の
　 　 　 　 　 　 　 ｜ようなこともやっておりまして……
　 　 　 ┌──┐└―――――――ｖ―――――――
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀ ）
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>|)　　（ <V>　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　弁護士は静かに語り始めた……
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
かなりの財産をもつ夫妻がいた。金銭的ばかりではなく
二人は愛情にも満ちていた……。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　　　　　　　　　　∧∧ 　 ∧∧
　　　　　　　　　　　 (, ﾟДﾟ)　(ﾟーﾟ*)
　　　　　　　　　　　<｀/　 >　|､y/ |
　　　　　　　　　　 　<|| | || 　|:　|__|〜
　　　　　　　　　　　　U U.　　 U U

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
結婚以来、いや結婚前の知り合った時から
深く愛し合い、そのまま平和に年をとった……
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　 　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　 　 　 　 （　　これからもずっと一緒だよ・・・
　　　。o ○＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　.∧∧ﾍﾍ 　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　(　　ﾉ　 ) 。o○（　　うん・・
　 ./　 ｜　 ＼　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　（＿__ﾉ(＿__ﾉ
／　　　 　　 ＼

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
外見も実質も見るもうらやましい老夫婦として晩年をすごしてた
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　 　 　 　 　∧∧ 　 　|　 　 　　　∧∧
　　　　　　 (*ﾟーﾟ)　井|　 　　　　(ﾟДﾟ ,)
　　　　　　 (　ヽ。)　　□　□　　<つﾉ　>
　　　　　　（|＿＿)　┳━━┳　（⊂|＿)〜
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
しかし先日その夫人が死亡した……。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　　＿＿_∧ ∧＿＿＿　　∧∧　　 　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　|＿＿(*-__-)　　＿_|　(；Д； )　 ＜　おい!!目を開けてくれ!!
　　　　|＼＿〃´￣￣ヽ.＿_と　　と ヽ 　｜ おい!!おいったら!!
　_　＿|　|＼,.-〜´￣￣｀ ｰ〜＼　 　 ）〜＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　＼|∫＼　　 _,. - ､_,. - ､_ ＼U
　　　　　 ＼ 　 ＼　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　＼ 　||￣￣￣￣￣￣￣￣|
　 　　　　　　　＼||＿＿＿＿＿＿＿＿|

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
あとに残された者、長い人生をともに愛し合って過ごしてきた
老人にとって、それは精神的にも理性的にも
どうしても受け入れられない事だった……。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　　　　 　　　　　　|　 　 　　　∧∧
　　　　　　　　　　　井| ﾎﾟｶ━━( ﾟДﾟ )━━ﾝ!!
　　　　　　　　　　 　　|　　□　　<つﾉ　>
　　　　　　　　　　　┳━━┳　（⊂|＿)〜
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
夫人の氏を認めようとしない。それからというもの
老人には異様なふるまいが多くなった。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

｜おい!!かあさんを見なかったか？
└――――――――――ｖ―――――
　　｜えっ!!母上は既に……
　　└―――ｖ―――――――――
　　　　　　 ∧∧ 　　　　　∧∧
　　　　　　(；ﾟДﾟ)　　　　 (ﾟДﾟ ,)
　　　　　と　と　|　　　とヽ 　y　>
　　　 　 　 |　　 |〜 　　 /||| | |ヽ
　 　 　 　　 し`J　　　　　 U U

｜……というわけなのです。老齢の為 頭の動きは
｜鈍くなってるが心では依然として愛しつづけている
└――――――――――――――ｖ―――――――
　 　 　 ┌──┐
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀ ）
　　 　 　|::日:日:| 　 　ﾊ　<V>|) 　と <V>　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

｜……とでも いった状態です。私の感じでも
｜　　　　なにをするか心配です
└――――――――――――――ｖ―――――――
　 　 　 　 　 　 　 ｜そういうものでしょうねぇ
　 　 　 ┌──┐└――ｖ―――――――
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀；）
　　 　 　|::日:日:| 　 　ﾊ　<V>|)　　（ <V>　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

｜しかし、それでしたら、お医者さんへ御相談なさる方が
｜良いのではありませんか？
└―――――――――ｖ―――――――――――――
　 　｜といって、先の短い老人に心理療法を施し
　 　｜最愛の妻の氏をはっきり認識させるというのも気の毒なのです
　 　└―――――――――――――ｖ――――――――――
　 　 　 ┌──┐
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀；）
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>(つ　（ <V>　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

　　　　　　　　　　｜　なるほど
　　　　　　　　　　└――ｖ――
｜もっと大きな問題もあるのです。老人が異常さのあまり
｜無茶な財産の使い方をしないかという点です
└――――――――――――――ｖ――――――――――
　 　 　 ┌──┐
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀ ）
　　 　 　|::日:日:| 　 　ﾊ　<V>|) 　と <V>　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

｜お子さん達はそれを心配し私に相談してきた。
｜また私としても御得意様を1つ失うかどうか切実な話なのですよ
└――――――――――――――ｖ――――――――――――
　 　｜ドライな お話になりましたな。っで？どうなさりたいのです？
　 　└――――――――ｖ――――――――――――――――
　 　 　 ┌──┐
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（ ；・∀・）　　（´∀｀；(ヽ
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>(つ　（ <V>　 ノ
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

｜そこでです。なくなった老婦人そっくりのロボットを
｜お願いしたいのです。それをそばに置いておけば
｜老人も静かに余生をすごすでしょう。
└――――――――――――――ｖ――――――――――
　 　 　 ┌──┐
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀ ）
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>|) 　と <V>　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

｜みな助かるわけです費用はかまいません。是非作ってください
｜老人の遊び相手と言うことで官庁の許可ももらってきました。
└――――――――――――――ｖ――――――――――
　 　 　 ┌──┐
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀ ）
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>|) ﾛと <V>　つ
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

｜なるほどわかりました。……しかし
｜亡くなられた方となると、資料が充分にないと……。
└――――――――――――――ｖ――――――――――――
　 　｜それはできうる限りそろえました。声の録音テープ。
　 　｜姿や動作の録画テープ。性格のデータ、その他です
　 　└――――――――ｖ――――――――――――――――
　 　 　 ┌──┐
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（ ；・∀・）　　（´∀｀ ）
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>(つ と <V>と）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

｜少しぐらい不備でも、老人は視力や聴力が衰えていますから
｜不審がられることは無いでしょう♪
└――――――――――――――ｖ――――――――――
　 　 　 　 　 　 　 ｜やってみましょう♪
　 　 　 ┌──┐└――ｖ――――――
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　 　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　 　（´∀｀ ）
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>(つ と <V>　つ
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　　　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿） 　　（＿（＿）

''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　藻羅裸氏は引き受けた。急いで下さいと
　　　　　　　せかされながらなんとか作り上げた
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　藻羅裸さん、まだできませんか？
＼＿＿＿＿＿　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　∨
　　　　　　 ∧＿∧ D
　　　　　　（　´∀｀）○　　　　___
　　　　　　（ 　<V>）D……／◎＼
===========================================
　 　 　 　 　 　C ∧＿∧
　　 ___　　　　○（・∀・# ）
　／◎＼……C（<V>　ﾊ
　　　　　　　　　　∧
／￣￣￣￣￣￣　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　何度電話かければ気が済むんだ
|　お前はクレーマーかと小一時間（以下略
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　 そして完成して連絡を受けてやってきた
　　　　　　弁護士は出来たロボットを見て喜んだ
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

｜素晴らしい!!これなら大丈夫ですよ♪
｜もっとも外見に関してだけですが。
└―――――――――――ｖ―――――
　｜声だってそっくりですよ。ただ性格のデータが不足でしたので
　｜高性能の電子頭脳を内臓させておきました
　└―ｖ――――――――――――――――――――――――
　 ∧＿∧　　　∧∧　 　　∧__∧
　（　・∀・）　　(*ﾟーﾟ)　 　（´∀｀ ）
　ﾊ　<V>(つ　（ヽｙ, ）　　と <V>　つ
　U＿_|：._| 　　|＿|:_|　　　｜ ｜ ｜
　（_＿）＿） 　　し`J　　　（＿（＿）

｜相手との関係に適応し それを蓄積し固定する
｜性能のものです。てっとり早く説明すれば
｜しだいにうまくゆくようになる、ということです
└――ｖ――――――――――――――――
　｜お礼の申しようもない。ありがとう♪
　└――――――――――ｖ―――――
　 ∧＿∧　　　∧∧　 　　∧__∧
　（　・∀・）　　(*ﾟーﾟ)　 　（´∀｀ ）
　ﾊ　<V>(つ　（ヽｙ, ）　　と <V>　つ
　U＿_|：._| 　　|＿|:_|　　　｜ ｜ ｜
　（_＿）＿） 　　し`J　　　（＿（＿）

　　　　　｜それではこれが御礼です
　　　　　└―――――ｖ―――――
　 ∧＿∧　　　 　　　∧__∧　 　∧∧
　（　・∀・）　　　　 　（´∀｀ ） 　(ﾟーﾟ*)
　ﾊ　<V>(つ　[1000]と <V>　つ（､ｙ/ ）
　U＿_|：._| 　 　　　　｜ ｜ ｜　|_:|＿|
　（_＿）＿）　 　　　　（＿（＿）　 し`J
''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
弁護士は嬉しそうに金を払いロボットを引き取っていった
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　しばらくして連絡してきたところによると
予想以上の効果をあげ、将来の相続人達もすっかり
　　　　　　　　安心しているということだ。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　藻羅裸さん、本当にありがとうございました
＼＿＿＿＿＿ 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　∨
　　　　　　 ∧＿∧ D
　　　　　　（　´∀｀）○　　 　 ___
　　　　　　（ 　<V>）D……／◎＼
===========================================
　 　 　 　 　 　C ∧＿∧
　　 ___　　　　○（・∀・　）
　／◎＼……C（<V>　ﾊ
　　　　　　　　　　∧
／￣￣￣￣￣￣　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　今度メンテも兼ねて、そちらに訪問しますので
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　暇をみて藻羅裸氏も訪問してみた
　　　　　　ロボットは完全に適応し、その光景は
　　心から愛し合ってる老婦人以外なにものでもなかった
　　　　　　　　　老人もまた そう信じている
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
┼─┨　　　　　 　 　　　　　┠─┼─
┼─┨　　　 　 　　　　　　　┠─┼─
┼─┨　 　 　　　　　　　　　┠─┼─
┼─┨　　 ∧∧ 　 ∧∧ 　.┠─┼─
┼─┨ 　 (, ﾟДﾟ)　(ﾟーﾟ* )　┠─┼─
┷━┫　　<　|=| ） /　[二]　┣━━━
　 　 ┃　 （（|￣￣（ 　 ___ﾉ　┃
━━┛'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''' ┗━━━
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''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　ロボットは低い声で優しく古い歌を歌っていた
藻羅裸氏は自社の製品が支障なく役立ってる事に満足した
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
┼─┨　　　　　　　　〜♪　┠─┼─
┼─┨　　　　〜♪　　　　　┠─┼─
┼─┨　　　　　　〜♪　　　┠─┼─
┼─┨　　 ∧∧ 　 ∧∧ 　.┠─┼─
┼─┨ 　 (,-Д-)　(ﾟヮﾟ* )　┠─┼─
┷━┫　　<　|=| ） /　[二]　┣━━━
　 　 ┃　 （（|￣￣（ 　 ___ﾉ　┃
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::::::::::::::::::::::::::::::￣￣￣::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ　　　ヽ（　　　　）

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
かくして、ぶじに何年かが過ぎ、老人もまた世を去った
最後まで妻がロボットとは疑いもしなかった
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　　＿＿_∧ ∧＿＿＿　　　∧∧
　　　　|＿＿(,,-__-)　　＿_|　　 (；-；*)
　　　　|＼＿〃´￣￣ヽ.＿＼　 （､ｙ/ ）
　_　＿|　|＼,.-〜´￣￣｀ ｰ〜＼|_:|＿|
　　　　＼|∫＼　　 _,. - ､_,. - ､_ ＼U
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　　　　　　　＼ 　||￣￣￣￣￣￣￣￣|
　 　　　　　　　＼||＿＿＿＿＿＿＿＿|

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仮に意地悪な人が真相を告げたとしても
老人は決してなっとくしなかっただろう
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

┼─┨｜こいつはロボットで お前の奥さんはとっくに氏んでるぞ!!
┼─┨└――――――――ｖ―――――――――――――――
┼─┨　　｜はぁ？何言ってんだ。
┼─┨　　└ｖ――――――――
┼─┨　　　　　　　　　　 　 ∧,,∧
┼─┨　　 ∧∧ 　 ∧∧　ﾐﾟДﾟ,,彡
┼─┨ 　 (, ﾟДﾟ)　(ﾟーﾟ*)とﾐ 　　ﾐ)
┷━┫　　<　|=| ） /　[二]　ﾐ　　ﾐ
　 　 ┃　 （（|￣￣（ 　 ___ﾉ　 し`J
━━┛''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　/ / / / / / / / / / / / / / / / / / / /
￣￣||￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣||￣￣￣
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'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
弁護士はお礼と報告の為、藻羅裸氏の所へやってきた
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　　　　　　　　　｜お陰様で万事が円満に収まりました
　　　　　　　　　　　｜相続も支障なくすみました。
　　　　　　　　　　　└――――――ｖ―――――――
　 　 　 ┌──┐
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀ ）
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>|) 　と <V>　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

｜…っで!!残ったロボットの事なのですが
｜おかえししようとしたところ……。
└――――――――――――――ｖ―――――――
　 　 　 　 　 　 　 ｜どうかしましたか？
　 　 　 ┌──┐└――ｖ―――――――
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（　・∀・）　　（´∀｀；）
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>|)　　（ <V>　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

｜様子がおかしいのです。あの家から動こうとしません。
｜亭主の氏が信じられないとでもいったようすです。動きも異常です
└――――――――――――――ｖ―――――――――――――
　 　 　 ┌──┐
　　　∪ |::━◎┥∪　 ∧＿∧　　　∧__∧
　　　　V|　　　　|V　　（ ；・∀・）　　（´∀｀；）
　　 　 　|::日:日:|　　　ﾊ　<V>|) 　と <V>　）
　 　 　 └┬┬┘　　U＿_|：._|　 　｜ ｜ ｜
　 　 　 　 亠亠　　 　（_＿）＿）　　（＿（＿）

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
それを聞き藻羅裸氏は自分で出かけた
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　 　　∧＿∧
　　　　　（ ；・∀・）
　　　　　/　つV>つ
　　　 ∠＿＿人ゝ
　　　　(__ノ　ヽ__)

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　確かに話の通りだ。運ばれるのも拒み
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

┼─┨｜あんたの役目は終わったんだよ!!
┼─┨｜ほら、どいたどいた!!
┼─┨└――――――――ｖ――――――
┼─┨　　｜おかあさんになんて事を言うの!!
┼─┨　　└―――ｖ―――――
┼─┨　　　　　　　　　　　　　∧∧
┼─┨　　　　　　　 ∧∧　　 (ﾟДﾟ#)
┼─┨　　　　　　(＾(*>0<)＾)と 　 　)
┷━┫　　　　　　 ヽ ｙ//　ノ　|　　 |
　 　 ┃　 　　|￣￣（ 　 ___ﾉ 　 し'`J
━━┛''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
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'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　解体されるのも拒み、手のつけようが無い
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

┼─┨｜お前の役目は終わったんだよ!!
┼─┨└――――――――ｖ――――――
┼─┨　　｜汚い手で触ると頃すわよ!!
┼─┨　　└―――ｖ――――――――
┼─┨　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
┼─┨　　　　　　　 ∧∧　　（・∀・； ）
┼─┨　　　　　　　(#ﾟーﾟ)＾)と)<V> 　)
┷━┫　　　　　　　( ｙ// ノ 　|__|：＿ゝ
　 　 ┃　 　　|￣￣（ 　 ___ﾉ 　（__（＿）
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'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　老人の異常の補いをする役目を続けるうちに
　　　　　　　　このようになってしまったらしい
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　　　　　　　　　　　　 ∧∧
　　　　　　　　　　　∧∧(ﾟーﾟ*)
　　　　　　　　　　 （-Д-）∧/ ）
　　　　　　　　　　∩ヽ/‖⌒!つ
　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　　　藻羅裸氏は考えたあげく
　　　　　　死んだ老人そっくりのロボットを作った
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　　　　　　　　　｜これで大丈夫だろ♪
　　　　　　　　　　　└―――――ｖ―――
　　　　　　　　　　　　∧∧ 　　∧＿∧
　　　　　　　　　　　 (, ﾟДﾟ)　 （・∀・　）
　　　　　　　　　　　<｀/　 > と)<V> 　)
　　　　　　　　　　 　<|| | ||　　 |__|：＿ゝ
　　　　　　　　　　　　U U.　 　（__（＿）

''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　それによって、すべては正常に戻った。
安らぎと信頼にみちた一組の老夫婦の姿がそこにある
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
┼─┨　　　　　 　 　　　　　┠─┼─
┼─┨　　　 　 　　　　　　　┠─┼─
┼─┨　 　 　　　　　　　　　┠─┼─
┼─┨　　 ∧∧ 　 ∧∧. 　┠─┼─
┼─┨ 　 (＾Д＾)　(＾ｰ＾*) . ┠─┼─
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しかし、それから先はどうしようもない。
わかれさせることはできず非生産的だ。
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
┼─┨　　　　　 　 　　　　　┠─┼─
┼─┨　　　 　 　　　　　　　┠─┼─
┼─┨　 　 　　　　　　　　　┠─┼─
┼─┨　　 ∧∧ 　 ∧∧ 　.┠─┼─
┼─┨ 　 (, ﾟДﾟ)　(ﾟーﾟ* )　┠─┼─
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''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　　　　　　藻羅裸氏はその一組のロボット達を
　　　　　　小さなロケットへ乗せ空へと打ち上げた
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

　　　 　　　　　／￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　＿|＿＿＿＿＿＿__＼＿＿＿＿
　　　　　 　 | 　　　＿＿＿＿＿　　　　　　　　＼
　　　　　　|三|　／ ∧∧ ∧∧ ＼　 　＿|￣￣￣＼　　　_＿＿
　　　　　　|三|　|　( ﾟДﾟ)(ﾟーﾟ*) 　|　　　　￣￣￣￣￣￣　　 ／
　　　　　　|三|　＼ヽｙ/|) ｙと ） ／　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　|三|　　 ￣￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　　　／
　 ∧＿∧ 　 ＼(二二二二二二二二)　　　　 　　 　 ／
　（　・∀・）￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　(　つ　つ/￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
食料も空気も不要だから、それは割と安くできた
炎を噴射しながら、宇宙の彼方へと消えてゆく
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　 　 　 　 　 　 ┼
　　　　　　　　　　ｷﾗｯ
　　　　　　　　 ;
　　　　　　　　;i
　　　 　 　 　 |l
.　　　　 　 　 |.!
　　　　　　　 l !
.　　　　　　　| |
.　　 　 　 　 l. |
　　　　　　　l　!　　 　-‐-
.　　　,.'⌒〃!　! -‐'
　⌒ヽ　,. -‐!　!､⌒ , '´
　　　　　 　 |　|　 ⌒
　　　⌒ヽ-┘└-'´
　　|￣|ﾛﾛ　　　　⌒　　　　　　　　　　 　 　 　 　∧＿∧　 ∧＿∧
　　|　 |＿　 ＿_　　＿　　　　　　　　　　　　　　（・∀・　） （´∀｀　）
　　l 　 ＿|　l＿_l. /　/　　　　　　　　　　　　　　/<V>　ﾊ （ <V>　 ）
　　|　 |　　　＿__/　/　ﾛﾛ 7　　　　　　　　　　　|__|：＿U ｜ ｜　｜
　　|＿|　　　|＿＿/　　/_/　　　　　　　　　　　　(__(＿)　（＿（＿__）

''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
　　それを見送りながら弁護士は喪羅裸氏につぶやいた
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

｜あれこそ愛ですな。ほら星々の間に去ってゆく
｜そのうち どこかの星へ辿り着いてエデンの園に住み
｜永遠の愛の時間を過ごす事になるでしょうね
└――――――――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　 　∧＿∧　 ∧＿∧
　　　　　　　　（　・∀・） （´∀｀　）
　　　　　　　　/<V>　ﾊ （ <V>　 ）
　　　　　　　　|__|：＿U ｜ ｜　｜
　　　　　　　　 (__(＿)　（＿（＿__）

｜あなたは弁護士という職業のくせに
｜今日はやけに詩的な事をおっしゃる
└――――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　 　∧＿∧　 ∧＿∧
　　　　　　　　（　・∀・） （´∀｀　）
　　　　　　　　ﾊ　<V>(つ（ <V>　）
　　　　　　　　U＿；|__|　｜ ｜　｜
　　　　　　　　 (＿_)__)　（＿（＿__）

｜確かにその通りですよ。心からの愛というものが
｜遺物となりつつある地球をあとに彼等は去ってゆくのです
└――――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　 　∧＿∧　 ∧＿∧
　　　　　　　　（　・∀・） （´∀｀　）
　　　　　　　　ﾊ　<V>(つ（ <V>　）
　　　　　　　　U＿；|__|　｜ ｜　｜
　　　　　　　　 (＿_)__)　（＿（＿__）

｜今の人々は愛というものを頭で理解はできても
｜心までは及ばす事はできなくなっている
└――――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　 　∧＿∧　 ∧＿∧
　　　　　　　　（　・∀・） （´∀｀　）
　　　　　　　　ﾊ　<V>(つ（ <V>　）
　　　　　　　　U＿；|__|　｜ ｜　｜
　　　　　　　　 (＿_)__)　（＿（＿__）

｜この世から失われ逝く愛を送る
｜別れの曲が聞こえてくるようでしょう
｜いい物語じゃありませんか♪
└――――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　 　∧＿∧　 ∧＿∧
　　　　　　　　（・∀・　） （´∀｀； ）
　　　　　　　　/<V>　ﾊ （ <V> 　 ）
　　　　　　　　|__|：＿U　｜ ｜　｜
　　　　　　　　 (__(＿) 　（＿（＿__）

｜あなたも変ですよ。どういうおつもりなのです。
｜考えてみると勿体無い。事業家のあなたらしくもない
└――――――――――ｖ―――――――――
　　　｜そこまで私に言わせるのですか？
　　　└――――ｖ――――――――――
　　　　　　　 　∧＿∧　 ∧＿∧
　　　　　　　　（　・∀・） （´∀｀； ）
　　　　　　　　/<V>　ﾊと <V> 　 ）
　　　　　　　　|__|：＿U　｜ ｜　｜
　　　　　　　　 (__(＿)　 （＿（＿__）

｜実は早速ニュース局へ知らせて、世の話題にしてもらうのです
｜我社のロボットの優秀さをそれとなく暗示した
｜絶好のPRになるではありませんか
└――――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　 　∧＿∧　 ∧＿∧
　　　　　　　　（　・∀・） （´∀｀　）
　　　　　　　　ﾊ　<V>(つ（ <V>　）
　　　　　　　　U＿；|__|　｜ ｜　｜
　　　　　　　　 (＿_)__)　（＿（＿__）

｜それを計算すれば安いものですよ♪
└――――――ｖ―――――――――――――
　　　　　　　 　∧＿∧　 ∧＿∧
　　　　　　　　（　-∀-） （´∀｀； ）
　　　　　　　 と)　<V>(つ（ <V>　）
　　　　　　　 　|＿；|__|　｜ ｜　｜
　　　　　　　　 (＿_)__)　（＿（＿__）

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　　　　　　　　　　　　 ::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::

　　　　　　　 　∧＿∧　 ∧＿∧　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　（　-∀-） （ ；´∀｀）　＜　確かに地球はドライになりましたなぁ
　　　　　　　 と)　<V>(つ（ <V>　）　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　 　|＿；|__|　｜ ｜　｜
　　　　　　　　 (＿_)__)　（＿（＿__）

ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ！感動した（　´∀｀）

(･∀･) ｲｲ!

保守

良すれ保守

hosyu

　　　| ＼
　　　|Д｀)　　　　　ﾀﾞﾚﾓｲﾅｲ…ﾎｼｭｽﾙﾅﾗ ｲﾏﾉｳﾁ
　　　|⊂
　　　|


　　　　　♪　　Å
　　　♪　　　／ ＼　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝ
　　　　　　ヽ(´Д｀;)ﾉ 　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝ
　　 　 　　　 (　 へ) 　　　ﾗﾝﾀ ﾗﾝﾀ
　 　 　 　 　　く 　　　　　　ﾀﾝ


　　　♪　　　　Å
　　　　　♪　／ ＼　　ﾗﾝﾀ ﾗﾝﾀ
　　　　　　ヽ（;´Д｀）ﾉ　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝ
　　 　 　　　 (へ　 ) 　　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝﾀ
　 　 　 　 　　　　 >　　　　ﾀﾝ

(･∀･) ﾐﾀ！

　　　| ＼
　　　|Д｀)　　　　　ﾐﾗﾚﾀｹﾄﾞ…>>155ﾉID BOA ﾀﾞﾈ…
　　　|⊂　　　　　　 ｼﾞﾂﾊｹｯｺｳBOAﾉｳﾀｽｷﾀﾞｶﾗｵﾄﾞﾙﾅﾗｲﾏﾉｳﾁ
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　　　　　♪　　Å
　　　♪　　　／ ＼　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝ
　　　　　　ヽ(´Д｀;)ﾉ 　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝ
　　 　 　　　 (　 へ) 　　　ﾗﾝﾀ ﾗﾝﾀ
　 　 　 　 　　く 　　　　　　ﾀﾝ


　　　♪　　　　Å
　　　　　♪　／ ＼　　ﾗﾝﾀ ﾗﾝﾀ
　　　　　　ヽ（;´Д｀）ﾉ　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝ
　　 　 　　　 (へ　 ) 　　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝﾀ
　 　 　 　 　　　　 >　　　　ﾀﾝ

う…イマノウチでageてどーすんだ…
眠くてさっきからage.sageミス多すぎ…
逝ってくるので許して(;´Д｀)

>>99-148
（・∀・）ｲｲ!!すごく（・∀・）ｲｲ!!
つーかオリジナルを読みたくなった…

保守