、_∧_∧
(:::( ´∀`)お爺さんが穴を掘ってるモナ。
~
( ・∀・)オトシアナホル!ワル!カコイイ!
、_∧_∧ ∧_∧
(:::( ´∀`) ( ´w`)
~(つ ) ( つ ∪ ザクザクザク…
人` Y | | ロ
______ ( ・∀・) し(_)___________(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
、_∧_∧
(:::( ´∀`)お爺さん、こんにちわだモナ。
~
∧_∧
(´w` )やぁ、こんにちわ。旅人さん。
( ・∀・)オジーチャンナニシテルノー?
、_∧_∧ ∧_∧
(:::( ´∀`) (´w` )
~(つ ) ( つ ∪ ザクザクザク…
人` Y | | ロ
______ ( ・∀・) し(_)___(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
( ´w`)ははは、私かい?私はね、石油を掘ってるんだ。
( ・∀・)イッカクセンキン!カコイイ!!
、_∧_∧
(:::( ´∀`)石油…?何でまた石油モナ?
~
、_∧_∧? ∧_∧
(:::( ´∀`) ( ´w`)
~(つ ) ( つ ∪ ザクザクザク…
| | | | | ロ
______ ( ・∀・) (_)_) __(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
( ´w`)そこのオチビちゃんの言うとおりさね。
私は大金が必要なんでねぇ…。
、_∧_∧
(:::( ´∀`)大金って…普通に働くんじゃダメなんですか?
~
( ・∀・)ワカタ!!ヒトダスケ!!カコイイ!!
、_∧_∧ ∧_∧
(:::( ´∀`) ( ´w`)
~(つ ) ( つ ∪ ザクザクザク…
| | | | | ロ
______ ( ・∀・) (_)_) __(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
(´w` )ははは、そんな格好良いものじゃあないよ。
個人的な理由だ…。もしよければ話をするが?
、_∧_∧
(:::( ´∀`)是非聞かせて欲しいモナ。
~
( ・∀・)ボクモキクー!!
、_∧_∧ ∧_∧
(:::( ´∀`) (´w` )
~(つ ) ( つ ∪ ザクザクザク…
| | | | | ロ
______ ( ・∀・) (_)_) __(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
( ´w`)もう何十年も前のことだが…。昨日のことのようだ…。
私には愛してる人がいるんだよ…。
将来を誓い合った人…。とても美しい女性なんだ…。
,∧,,∧
ノハヘ Xヾ
(’ー ’*8
( y j 8
,|" し ゝ
し 'J
∧_∧
( ´w`)しかし…その人は…ある日…。
人買いに売られてしまったんだ…。
彼女の両親が…生活費に困ってね…。
あの頃は珍しい事じゃあなかった…。
,∧,,∧
ノハヘ Xヾ ∧_∧
(’0 ’*8 (`曲´ )早く来い!!
⊂( y 8 つ⊂ )
,|"_ゝ 人 Y
し 'J し(_)
∧_∧
( ´w`)私が気が付いたときにはもう遅かった…。
彼女は売られた後だったんだ…。
∧_∧
( TДT)
( つ つ
人 Y
し(_)
∧_∧
( ´w`)そして…私は決心したんだ。
絶対に彼女を自由にすると…。
嫌な言い方だが…「買い戻す」と決心した…。
∧_∧
( `Д´)グッ!
( O
| | |
(_(__)
∧_∧
( ´w`)しかし…彼女にはとんでもない額がかけられてねぇ…。
一生かかっても払えないほどの大金が…。
皮肉な話だが人買いが彼女を気に入ってしまったようなんだ…。
だから彼女は…その人買いの所にずーっといることになった…。
,∧,,∧
ノハヘ Xヾ ∧_∧
(∩∩8 シクシク… (`曲´ )ニヤリ
( y 8 ( )
,|"_ゝ | | |
し 'J (_(_)
∧_∧
( ´w`)当然そんな大金を人に借りるわけにもいかず…。
その時、油田を掘り当れば良いだろと人に言われた…。
「油田を掘り当てれば彼女を助けれるんじゃないか?」と…。
馬鹿げてるだろうが…私にはそれに賭けようと思った…。
∧_∧ ∧∧
( `Д´)それだ!! (Д゚ )石油でも掘り当てれば?
( ) (| |)
| | | . | |〜
(_)__) し`J
∧_∧
( ´w`)相手は冗談のつもりだったかもしれんが…。
私にはそれしかすがるモノがなかったんだ…。
彼女に「絶対に戻ってくる!そして助ける!待っててくれ。」
出発前に彼女にそう告げて村を出た…。
∧_∧ ∧∧
(`Д´ )本気だ! (Д゚;)オイ!?本気か!?
( )行って来る! ⊂| ⊂
| | | . | |〜
(_(__) し`J
∧_∧
( ´w`)アレは私が彼女に言った嘘だったんだ…。
彼女を縛り付ける嘘…彼女を無くさないための嘘…。
でも…私はその嘘を真実にするために今まで生きてきた…。
これからも…真実になるまで生きてくつもりだ…。
、_∧_∧ ∧_∧
(:::( TДT) ( ´w`)
~(つ ) ( つ ∪ ザクザクザク…
| | | | | ロ
______ ( TДT) (_)_) __(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
(´w` )おやおや、泣かせてしまいましたか…。
、_∧_∧
(:::( TДT)僕そういう話しに弱いんです〜。
~
( TДT)ボクモーー!!
、_∧_∧ ∧_∧
(:::( TДT) (´w` )
~(つ ) ( つ ∪ ザクザクザク…
| | | | | ロ
______ ( TДT) (_)_) __(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
、_∧_∧
(:::( TДT)僕も手伝います〜。
~
( TДT)ボクハオウエンスルーー!!
∧_∧
(´w` )ははは、どうもありがとう…。
でも、気持ちだけ頂きます…。
久しぶりに人と話ができて楽しかったですよ…。
、_∧_∧ ∧_∧
(:::( TДT) (´w` )
~(つ ) ( つ ∪ ザクザクザク…
| | | | | ロ
______ ( TДT) (_)_) __(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
(´w` )さぁ…こんな所で旅を終わらせてはいけませんよ…。
、_∧_∧
(:::( TДT)…わかりました…頑張って下さい…。
~
( TДT)マタアオーネーーー!!
、_∧_∧ ∧_∧
(:::( TДT) (´w` )
~(つ ) ( つ ∪ ザクザクザク…
| | | | | ロ
______ ( TДT) (_)_) __(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
・・・・・・・数日後
、_∧_∧
(:::( ´∀`)のどかな村に着いたモナ
~
( ・∀・)マターリイイ!
、_∧_∧
(:::( ´∀`)
~(つ )
人` Y
______ ( ・∀・) し(_)__________
、_∧_∧
(:::( ´∀`)おや?
~
( ・∀・)ンー?
_ _
、_∧_∧.. _| |_ ∧∧ |_
(:::( ´∀`) | ◎ |( ) |
~(つ )  ̄| | ̄(| U | ̄
人` Y _| | 〜| |<※
___ ( ・∀・) し(_)_________|____し`J__ |
、_∧_∧
(:::( ´∀`)コンニチワ、何してるんですか?
~
∧∧
( )みりゃわかんだろ、墓参りしてんだよ。
( ・∀・)ワル…?
_ _
、_∧_∧. _| |_ ∧∧ |_
(:::( ´∀`) | ◎ |( ) |
~(つ )  ̄| | ̄(| U | ̄
人` Y _| | 〜| |<※
___ ( ・∀・) し(_)_____|____し`J__ |
、_∧_∧
(:::( ;´∀`)(ずいぶん乱暴な口調だなぁ…)
~ あの…そのお墓は?
∧∧
( )ココに埋まってるのは俺の親友とその彼女。
……そして俺の罪が埋まっている…。
( ・∀・)ツミー?
_ _
、_∧_∧ _| |_ ∧∧ |_
(:::(;´∀`) | ◎ ( ) |
~(つ )  ̄| | ̄(| U | ̄
| | | _.| | 〜| |<※
___ ( ・∀・) (_)_)____|____し`J__|
∧∧
( )昔の話だが…。
親友の彼女が人買いに売られたとき…。
俺は冗談で「油田でも掘り当てれば彼女を助けられるぞ。」
そう言った…。親友はソレを本気にして旅だった…。
、_∧_∧
(:::( ;´д`)(それってまさか…)
~
( ・∀・)?
_ _
、_∧_∧ _| |_ ∧∧ |_
(:::(;´д`) | ◎ ( ) |
~(つ )  ̄| | ̄(| U | ̄
| | | _.| | 〜| |<※
___ ( ・∀・) (_)_)____|____し`J__|
∧∧
( )本気にするとは思わなかった…。
いや…思ってはいたんだがな…。
少しでもあいつに希望を与えたくて…。
嘘をついた…。見てられなかったんだ…。
、_∧_∧
(:::( ;´Д`)……
~
( ・A・)……?
_ _
、_∧_∧ _| |_ ∧∧ |_
(:::(;´Д`) | ◎ ( ) |
~(つ )  ̄| | ̄(| U | ̄
| | | _.| | 〜| |<※
___ ( ・A・) (_)_)____|____し`J__|
∧∧
( )そして…何年前だったかなぁ…。
親友の彼女が死んだ…。
その次の日…親友の遺体がこの村に運ばれた…。
、_∧_∧
(:::( ;´Д`)(それじゃあの人は…?)
~
( ・A・)……
_ _
、_∧_∧ _| |_ ∧∧ |_
(:::(;´Д`) | ◎ ( ) |
~(つ )  ̄| | ̄(| U | ̄
| | | _.| | 〜| |<※
___ ( ・A・) (_)_)____|____し`J__|
あぼーん
∧∧
( )親友は…。ガリガリに痩せこけていた…。
髪もボサボサな白髪で…。俺は後悔した…。
あんな事を言わなければ…。俺は泣いた。
生まれた初めて泣いたんだ…。
そして…泣きながら2人をココに埋めた…。
、_∧_∧
(:::( ´Д`)その…彼女の亡くなった場所は?
~
( ・A・)……
_ _
、_∧_∧ _| |_ ∧∧ |_
(:::( ´Д`) | ◎ ( ) |
~(つ )  ̄| | ̄(| U | ̄
| | | _.| | 〜| |<※
___ ( ・A・) (_)_)____|____し`J__|
∧∧
( )村はずれの教会だ…。
行くのか…?
、_∧_∧
(:::(´−` )はい…。
~
∧∧
( )……物好きだな…。
_ _
、_∧_∧ジサ君… _| |_ ∧∧ |_
(:::(´−` )ココで待ってて ( ) |
~(つ )  ̄| | ̄(| U | ̄
ウン| | | _.| | 〜| |<※
___ ( ・∀・) (_)_)____|____し`J__|_
何か………。
やることがあるような気がするんです…。
・・・そして僕は教会に行った…。
そこには…僕が思ったとおり…
1人の優しそうなお婆さんが…祈りを捧げていた…。
,∧,,∧ ∧_∧
ノハヘ Xヾ (´−` )
( *8 ( )
( 8 | | |
( |) (_(_)
僕はお婆さんの話を聞いた……。
お婆さんは1人の男性を待っているのだという…。
自分の大切な人だと…。
その人が言った…やさしい嘘を…毎朝唱えて生きてきたと…。
そうして…その人を信じて生きてきたと…。
,∧,,∧ ∧_∧
ノハヘ Xヾ (´−` )
( *8 ( )
( 8 | | |
( |) (_(_)
∧_∧
(´∀` ) お婆さん…その人に会いたい?
,∧,,∧
ノハヘ Xヾ
( *8 会いたいねぇ…会えるなら…凄く会いたいよ…。
,∧,,∧ ∧_∧
ノハヘ Xヾ (´∀` )
( *8 ( )
( 8 | | |
( |) (_(_)
じゃあ…会いに行こう…。
そう言うと僕はお婆さんの返事も聞かず。
お婆さんをおぶって走っていた。
あのお爺さんの所へ向かうため…。
お爺さんの最期の場所は…この村のすぐ近くだった…。
お婆さんの軽さに…僕は泣きそうになった…。
,∧,,∧
ノXヘ∧_∧
8( ( `Д´)
8( ⊂ )
し人` Y
し(_)
∧_∧
( `Д´)お爺さーーーん!
∧_∧
(´w` )……おや?
∧_∧
(´w` )
( つ ∪ザクザクザク…
| | ロ
___________(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
(υ`Д´)はぁはぁはぁ……
∧_∧
(´w` )どうしたのかね旅人さん?
もう会うことはないと思っていたのだが…。
,∧,,∧
ノXヘ∧_∧ ∧_∧
8( (υ`Д´) (´w` )
8( ⊂ υ ) ( つ ∪ザクザクザク…
し | υ | | | ロ
____ (_)_)___(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
(υ`Д´)お爺さんの…大切な人を連れてきたよ…。
∧_∧
(´w` )え…?
,∧,,∧
ノXヘ∧_∧ ハァハァハァ ∧_∧
8( (υ`Д´) (´w` )
8( ⊂ υ ) ( つ )
し | υ | | | ロ
____ (_)_)___(_)_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
Σ(´w` )!!!
,∧,,∧
ノノXヘヾ
8(ソ´-`)…貴方…なのですか?
∧_∧
( ´ー`)……。
∧_∧ ,∧,,∧ ∧_∧
( ´ー`) ノノXヘヾ Σ(´w` )
( υ ) 8(ソ´-`) ⊂ ⊂)
| υ | 8( ノ ) | | ロ
(_)_) __ し 'J___(_(_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
(TwT )…あぁ…そうだよ…。
,∧,,∧
ノノXヘヾ
8(ソT0T)…貴方!!
∧_∧
( ´ー`)……。
∧_∧ ,∧,,∧ ∧_∧
( ´ー`) ノノXヘヾ (TwT )
( υ ) 8(ソT0T) ⊂ ⊂)
| υ | 8(つ つ | | ロ
(_)_) __ し 'J___(_(_)| _
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
(TwT )…すまない…すまない待たせてるね…。
私はまだ君を救えない…救えないんだ…。
でも…こうやって今会える…それだけで…。
なんて…何て幸福なんだ…。
,∧,,∧
ノノXヘヾ
8(ソT0T)…やっと会えた!やっと会えました!
それがたとえこの一瞬でも…。
何て私は幸福なのでしょうか…。
∧_∧
( TーT)……。
∧_∧ ,∧,,∧_∧
( TーT) = ノノXヘヾT )===
( υ ) == 8(ソ T)⊂)==
| υ | = 8( つ | == ロ
(_)_) ____し 'J(_)___|
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
( ´∀`)…お二人はもう自由なんですよ…。
もう…苦しまなくていいんです…。
ただ…それに気が付かなかっただけですよ。
∧_∧
(´w` )…え?…旅人さん…ソレはどういう…。
……もしかして…………。
,∧,,∧
ノノXヘヾ
8(´-`ノ)……。
∧_∧ ,∧,,∧_∧
( ´∀`) ノノXヘヾ` )
( ) 8(´-`ノ)⊂)
| | | 8( つ | ロ
(_)_) ____し 'J(_)___|
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
( ´−`)…お察しの通りです…。
∧_∧
(´w` )…あぁ…そうかそうだったのか…。
,∧,,∧
ノノXヘヾ
8(´-`ノ)…そうでしたのね…気が付きませんでした…。
∧_∧ ,∧,,∧_∧
( ´∀`) ノノXヘヾ` )
( ) 8(´-`ノ)⊂)
| | | 8( つ | ロ
(_)_) ____し 'J(_)___|
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
私達はもう……。
死んでいたんだね…。
∧_∧
(´w` )…ありがとう…気が付かせてくれて…。
…ありがとう…この人に会わせてくれて…。
…これでやっと…休めるよ…。
,∧,,∧
ノノXヘヾ
8(´-`ノ)…ありがとうございます…連れてきてくれて…。
…この人と2人でいくことができます…。
…やっと…終わることができます…。
∧_∧
( ´∀`)…お礼は…あなた方の親友に言ってあげて下さい…。
∧_∧ ,∧,,∧_∧
( ´∀`) ノノXヘヾ` )
( ) 8(´-`ノ)⊂)
| | | 8( つ | ロ
(_)_) ____し 'J(_)___|
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
(´w` )…あいつに会ったのか…でも…。
…私は直接言えそうにない…伝言を頼む…。
…「希望をありがとう」と…。
∧_∧
( ´−`)…わかりました…確かに伝えます。
∧_∧ ,∧,,∧_∧
( ´−`) ノノXヘヾ` )
( ) 8(´-`ノ)⊂)
| | | 8( つ::: ロ
(_)_) ____:::::: :::(:::::::___|
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
(´w` )…ありがとう旅人さん…。
…何もお礼ができないが…。
私のシャベルを貰ってだされ…。
長い間一緒にいた…私の相棒だ…。
,∧,,∧
ノノXヘヾ
8(´-`ノ)…ありがとうございます…旅人さん…。
…あなたの旅に…幸福があるよう祈っています…。
∧_∧
( ´ー`)…お幸せに。
∧_∧ ,∧,,∧_∧
( ´ー`) ノノXヘヾ` )
( ) 8(´-`ノ)::::::::
| | | ::::::::::::::::::::::: ロ
(_)_) ____:::::: :::(:::::::___|
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
(´w` )…あぁ…幸せだ…何て幸せなんだ。
,∧,,∧
ノノXヘヾ
8(´-`ノ)…何て幸せなんでしょう…本当にありがとう…。
∧_∧
( ´−`)……。
∧_∧ ,∧,,∧_∧
( ´−`) :::::::::::::::::::::
( ) ::::::::::::::::::::::
| | | ::::::::::::::::::::::: ロ
(_)_) ____:::::: :::(:::::::___|
; | .:;;
;▽ .;
;...,;
∧_∧
( ´−`)……。
∧_∧ :::::::::::::::::::::
( ´−`) :::::::::::::::::::::
( ) ::::::::::::::::::::::
| | | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(_)_) ____:::::: :::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::
:::::::::
::::::
2人が消えた後に…
折れて錆びてボロボロなシャベルがあった。
お爺さんは…コレで穴を掘っていたんだろう…。
僕はそれを持ち帰ることにした…。
∧_∧
( ´−`)
( )
| | |
___ (_)_)_______¶_______
∇
∧_∧
( ´−`)あれ?ジサ君は…?
∧∧
( )ちっこいのなら、ちょうちょ追っかけてどっかいったぜ。
……で?どうだった?
_ _
∧_∧ _| |_ ∧∧ |_
( ´−`) | ◎ |( ) |
(¶ )  ̄| | ̄(| U | ̄
∇` Y. _| | 〜| |<※
_______ し(_)_____|____し`J__ |
∧_∧
( ´−`)…2人は幸せそうにいきましたよ…。
∧∧
( )そうか…良かった…。悪かったな、変なことやらせて…。
俺は…ここから動けねえんでな…。
_ _
∧_∧ _| |_ ∧∧ |_
( ´−`) | ◎ |( ) |
(¶ )  ̄| | ̄(| U | ̄
∇| | _| | 〜| |<※
_______ (_(_) ____|____し`J__ |
∧_∧
( ´−`)……やっぱり貴方も。
∧∧
( )…気付いてたんだろ?
やることもなくなったし…俺は行くぜ…。
_ _
∧_∧ _| |_ ∧∧ |_
( ´−`) | ◎ |( ) |
(¶ )  ̄| | ̄(| U | ̄
∇| | _| | 〜| |<※
_______ (_(_) ____|____:::::::::__ |
∧_∧
( ´−`)…貴方の親友から伝言があります。
「希望をありがとう」だそうです
∧∧
( )!?
_ _
∧_∧ _| |_ ∧∧ |_
( ´−`) | ◎ |( ) |
(¶ )  ̄| | ̄(| U | ̄
∇| | _| | :::::::::::::::::::::_
_______ (_(_) ____|____:::::::::__ |
∧∧
( )あの野郎…恨み言くらい言えってんだよ…。
最期の最期まで…馬鹿な野郎だ…。
∧_∧
( ´−`)…お元気で。
∧∧
( )死んだ人間に元気もなにもねーがな…。
じゃあな…ありがとよ。
_ _
∧_∧ _| |_ ∧∧ |_
( ´−`) | ◎ |( ) |
(¶ )  ̄| | ̄:::::::::::::: | ̄
∇| | _| | :::::::::::::::::::::_
_______ (_(_) ____|____:::::::::__ |
∧_∧
( ´−`)…………。
_ _
∧_∧ _| |_ _| |_
( ´−`) | .◎ | | ◎ |
(¶ )..  ̄| | ̄  ̄| | ̄
∇| | _| |_ _| |_
((( ・∀・)モナー (_(_) ____| | | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)アレ?オジーチャンハ?
∧_∧
(´∀` )お爺ちゃんは…お爺ちゃんは自分のおうちに帰ったモナ。
( ・∀・)フーン…マタアエルカナ?
∧_∧
(´∀` )きっと会えるモナ…。ところでジサ君、預けてた僕の荷物は?
∧_∧
(´∀` )
(¶ )
∇| |
( ・∀・) (_(_)
(|||・∀・)アー!ワスレテタ!
チョウチョツカマエニイッテオイテキチャッタ!!
∧_∧
(´Д`; )うぇえ!?すぐ取りに行くモナ!!
アレには大切なモノがたくさん入ってるモナ!!
∧_∧
Σ(´Д`;)
(¶ )
∇| |
(|||・∀・) (_(_)
(・∀・ )コッチ!!イソグイイ!!
∧_∧
(´Д`; )急ぐモナ〜〜〜〜!!
∧_∧
(´Д`; )
(¶ ⊂ )
∇ 人
(・∀・ ) (_) J
−それぞれが嘘に縛られていた3人…。
死んだ後も待っていた3人…。
結局、嘘は真実にはならなかった…。
嘘は嘘のままでしかなかった…。
それでも…最期には…幸せそうだった…。−