【Ma.K】マシーネンクリーガーPart92【SF3D】

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11HG名無しさん
コピペ:横山チョーシコキ伝説

岡田:
ゴジラといえば、「ゴジラVSビオランテ」の時に、ガイナックスに
「スーパーX2」のメカデザインしてくれっていう話が来たの。
で、オレが受けて、宮武一貴さんとか、河森正治君とか横山宏とか、
いろんな人に頼んだんだ。

その時、横山宏が「ちょっと田中友幸さんと話をさせて下さい。ゴジラファンとして
いろいろ言いたいことがあるんです」って言うんで、東宝の社長の田中友幸さんに
会わせたんですよ。東宝っていうのは、不動産もたくさん持ってるし、銀座にビル
なんかもある大会社なワケだ。だから田中社長も、読売グループのナベツネさんみたいな、
政界の大物とも取引があるような感じの人なんですよ。それで待ち合わせをして、
指定された「レインボーラウンジ」ていう帝国ホテル47階のスカイラウンジへ
行ったんだよね。そしたら他に客がいないの。夕方五時なのに、すいてるなぁと思ったら、
なんと貸切!帝国ホテルの1フロアのラウンジ貸切ですよ!で、ド真ん中に田中社長が
座ってて、僕と一緒にいた東宝のもう、宣伝部の人なんかベルトの線から上に頭が上がらない
くらい平身低頭してるの。
眠田:
なんかそれ、東宝のサラリーマン映画そのまんまだなぁ(笑)。
岡田:
そう。で、「今日はいろいろ話してくれるそうだねえ」って向うから言ってくれたから、
横山宏さんが率直に「今のゴジラはダメですよ」って(笑)、もうそこから横山さんつるべうち。
「スタッフ全取替え!」「シナリオ今見せてください」とかバシバシ言ってたら、
社長の顔がポーッっと赤くなってきてねぇ、ペースメーカーのダイヤルをおもむろに調整してから、
「なんだ、君はー!!」って怒鳴るの。あんまり怒って、本当は鼓動が早くならなくちゃいけないのに、
もう身体が言う事聞かないんで、自分で血圧を調整してたんですよ。
眠田:
おお、なんかサイボーグみたいでカッコイイぞ(笑)。

岡田斗司夫のオタクアミーゴス(1997-03-12) p82怪獣映画の話 より引用