★塗装初心者スレッド 20 ガンプラからスケールまで★

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4HG名無しさん
■参考になる書籍

ノモ研 野本憲一モデリング研究所
ttp://www.hobbyjapan.co.jp/books/main.cgi?code=MOOK111
ISBN 4-89425-301-1 2003年11月 ホビージャパン社発行 2000円
ガンダムマーカーから始まって筆塗り、トップコート、本格的なエアブラシ塗装まで。
塗装だけでなく表面処理などプラモデルの基本工作についても丁寧に解説されています。
その他にも何かと勉強になるので、特にガンプラをやる方は持っておくことをオススメします。

カンペキ塗装ガイド ぷはプラモのプ
ttp://shop.mediaworks.co.jp/ds_index.php?isbn=4-8402-2483-8
ttp://homepage2.nifty.com/GIZMo/originalmodel/kanpekitosou.html
ISBN 4-84022-483-8 メディアワークス発行 定価2000円
塗料の種類、筆塗り、缶スプレー、エアブラシなど、基本技法から高度な塗装表現まで。
ガンプラからスケールモデルまで、様々な塗装テクニックについて幅広く紹介しています。

Keiちゃんの塗装ガイドブック 基礎編
ttp://www.mr-hobby.com/vance/books/index.html
ttp://homepage2.nifty.com/GIZMo/originalmodel/kei.html
GSIクレオス VANCE PROJECT発売 定価700円
塗料の性質、基本的な段取り、各種塗装法、カラーチップ、各種カタログなど
基本となる知識が網羅されています。初心者の方にはまずこちらの本をオススメします。
5HG名無しさん:2006/08/21(月) 01:07:05 ID:2kh418Ob
■FAQ

★携帯電話、家電製品、車、バイク、家具等への塗装を考えている方へ★
模型板で扱う塗装とは、基本的に塗ったら触らずに飾っておくことを想定しており
模型用塗料は日常的に手で触ったり持ち歩いたりする実用品には適しません。
「一度塗装してもどうせすぐに剥がれるのでやめておいた方がいい」と言っておきます。

またそれぞれの板の塗装に関するスレッドで情報が得られるかも知れません。
各板のスレ一覧から「塗」「カスタム」「ペイント」等で検索してみてください。
http://that3.2ch.net/diy/ DIY
http://hobby7.2ch.net/phs/ 携帯・PHS
http://hobby7.2ch.net/car/ 車
http://hobby7.2ch.net/bike/ バイク
http://hobby5.2ch.net/gun/ サバゲー

★ラッカー系塗料について★
Mr.カラーやガンダムカラーの瓶には「合成樹脂(アクリル)」と書いてありますが
模型用塗料としては「ラッカー系」に分類されます。
塗料を薄めたり用具を洗浄する際は「Mr.カラーうすめ液」を使ってください。
タミヤアクリル塗料、クレオス水性ホビーカラーは「水性アクリル系」です。
ttp://momiage.parfait.ne.jp/5-toryou.htm
またホームセンター等で売っている「ラッカーうすめ液」は模型用塗料とは
別物ですので塗装には使用しないでください(プラスチックを溶かします)。

★汚れた薄め液の捨て方について★
筆を洗ったりして汚れた薄め液は、換気のよい場所で新聞紙などに染み込ませて
新聞紙ごと燃えるゴミとして捨ててください。
決して台所の流しなどには捨てないように。
またフタが密閉できる広口のガラス瓶などに溜めておいて、次からはそれで
おおまかに洗浄→きれいな薄め液で拭き取る、という風にしてもいいでしょう。
ttp://www.h3.dion.ne.jp/~mokei/j-tips-thinner.htm (参考)
6HG名無しさん:2006/08/21(月) 01:07:42 ID:2kh418Ob
★筆塗りについて★
筆塗りは道具も安価で、初心者でも手軽に挑戦できる塗装法です。
ですが数mm〜数cm程度の面積をチョイチョイと筆で塗り分けるのは簡単でも、
大きな面をムラなくきれいに塗るにはかなりの技術と経験が必要になります。
初心者の筆塗りでは雑誌や箱の写真のようなきれいな仕上りにはならないでしょう。
そこで大きな面の塗装については他の塗装法をオススメします。
各塗装法の詳細については>>4の書籍等を参照してください。

・スプレー塗装 …1本500円程度から
塗料の調色や濃度の調整も不要で、後片付けも手軽で簡単、買ってきてすぐ使えます。
大面積の光沢仕上げにはエアブラシよりもスプレーの方が向いていると言う人もいます。
ただし、吹き過ぎ(シューと長く吹き付けない)など気を付ける点はいくつかあります。

・エアブラシ塗装 …コンプレッサーとセットで2万円程度から
高価なため上級者向けというイメージがあるかも知れませんが、扱い方さえ覚えれば
誰でもきれいな塗装が可能です。大面積の塗装にも繊細な塗装にも対応でき
好きな色も調色可能、迷彩塗装やグラデーション塗装など表現の幅も各段に広がります。
また長く使い続けることを考えればスプレーに比べて安く上がります(10年以上使用可能)。
多少お金があるならエアブラシをいきなり買ってしまうのも良いかも知れません。
(ただしエアブラシがあれば筆塗りが全く必要なくなる、という訳ではありません)

★マーカーについて★
ガンダムマーカー等のペイント系マーカーは、あくまで手軽に塗装するためのものであって
初心者でも簡単きれいに塗装できる、というものではありません。
手軽な分、塗料の濃度やマーカーのニブ先の具合を調整できないことがかえって仇となり、
きれいに塗装するのならマーカーの塗料を皿に出して筆塗りする方がよほど簡単です。
「細部をちょっと塗りたいが筆を用意するのも面倒」という場合に使うものと考えてください。

またコピックモデラー、リアルタッチマーカー等の染料系マーカーは、色を塗り分けるための
ものではなく、基本塗装の上に汚し塗装をしたり、色の調子を変えたりするためのものです。
普通に色を塗りたいのであれば、ペイント系マーカーやその他の塗料を使用してください。
7HG名無しさん:2006/08/21(月) 01:08:17 ID:2kh418Ob
★トップコートについて★
塗装後にツヤの調整や表面保護のために使うスプレーには大きく2種類あります。
・クレオス トップコート …水性、薄める際には水性ホビーカラーうすめ液を使用
・クレオス Mr.スーパークリアー …ラッカー系、薄める際にはMr.カラーうすめ液を使用

またこの他に「仕上げにクリアーを吹いて表面を保護する」ことを「トップコートする」と
呼ぶ場合もありますので、商品名と混同したりしないように注意して下さい。

★シンナーの臭いと換気について★
塗装作業はベランダなどの屋外に近い環境でやるか、十分に換気をしながらやりましょう。
換気は、「臭いが不快だから」ではなく、「無臭の有害成分を部屋から追い出すため」に
行ないます。部屋を閉め切った状態で塗装作業をし、脱臭剤を撒いて臭いを消したとしても
有害成分は室内の空気中にそのまま残っているため、短期的には頭痛、吐き気などが、
長期的には肝機能障害などの深刻な健康被害が発生します。
最近発売された臭いがマイルドなシンナーも、有害成分については変わっていません。
対策としては換気をまず大前提とし、その後必要であれば作業用防毒マスクを使用してください。

★塗装ブースと塗料の霧について★
スプレー、エアブラシ塗装では揮発したシンナーの他に、色の付いた塗料の霧が発生します。
塗装ブースはこの霧を集めて屋外に排出するためのもので、空気中の有害成分や臭気を
全て吸ってくれるものではありません。作業中、作業後は十分に換気を行なってください。
またこの霧も、吸い込めば肺内で硬化して有害ですので、こちらも十分注意してください。
個々のブースについては>>3-4の塗装ブーススレを参照してください。