【プラモが】模型のレオナルドを語ろう４【恋人】

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　[,|,,,★,,|] 　＜　みなさん、ここはロシア戦車が占領しますた
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　今回のスレではレヲナﾉﾚド熊を完全スルー出来るんだろうか？


　我々は熊が何故スレを荒らすのかという疑問を解決するため、
熊の故郷であるレヲナﾉﾚドに向かった。
｢秋葉原にはまだこんなみすぼらしい模型店があったのか｣
思わず口に出てしまった言葉を同行した友人に失礼だと窘められた。

　メーカー別にもスケール別にも並んでいない乱雑な埃にまみれた在庫。
既にメーカーから再販されているのに、『絶版品』と銘打って定価の10倍以上で売られている在庫。
幼児が書いたかのように蚯蚓が這った跡のような字で書かれた、
色褪せ剥がれかけた張り紙にはこう書いてあった。
『中古品か新品かはお客さんが判断してください』
丁寧に扱って貰えない商品が怨嗟の声をあげる、まるでそこはプラモデルの墓場であった。

　そして店員は余所者で身なりのいい我々を敵意を持った視線で食い入るように見詰めている。
ドラゴンのエレファントだの、アカデミーのシェリダンだの、トランペッタｰのフンメルだので浮かれていた我々は
改めてレヲナﾉﾚドの現状を噛み締めていた。

　レジにいたのはボロ屑のような衣服をまとった老婆だった。
我々を見るなり全てを悟ったのか、 涙と洟水で顔をぐしゃぐしゃにしながら
｢息子がすいません｣と血が滲むほどに額を地面に擦りつけて我々に何度も土下座した。

　我々はこの時初めてレヲナﾉﾚド熊を許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、丼勘定が原因のレヲナﾉﾚドの貧しい経営事情が全て悪かったのだ。
我々は半ば無理矢理押し付けられたジャンク品のプラモを手に、打ち拉がれながら東京への帰路についた。

※このレスはフィクションです。
実在の団体、人物には一切関係がありません。
……たぶん(笑