「死んだ線」批判に対して「漫画みたいな生き生きした線は、
形状を伝える画稿には要らない」という反論はどうかと気に
なっていたので、立場としてはカトキ肯定派なんだけど書き込み。
いわゆる立体デザインで自由曲線を描く場合に「良くない」
(表現としては勢いが無い、死んだ、など)とされる線は、
概ね以下のように定義できると思う。
・曲率があやふや -> 方向性や力がない感じになる
・曲率の変化が波打つ -> 整理されていない感じになる
・曲率が突然変化する -> 変化点が硬くなる為、折れを感じる
対して、良い(生きた、勢いのある)とされる線は以下の通り。
・曲率変化が一定 -> 発散ないしは収束するので方向性や力がある
・曲率変化が滑らか -> 曲面が綺麗につながり、折れを感じさせない
ex.
トヨタではデザイナーによって蓄積された「勢いのある線」を
カーブ定規(他メーカーからはトヨタカーブと呼ばれた)にして
設計していたが、後にこれらのカーブを数学的に解析したら、
いずれも放物線の一部を切り出したものに近似されたという研究あり。
さてアンチ/信者がカトキや他デザイナーの線をどう判断するかで、
初めて感情論でない線論議が始まると思うがどうか?
>>919 長文乙。しかし、水を差すようで悪いが狂アンチのいう
「歪で硬い死んだライン〜」
って為にする批判の言葉でしかない、と思う。
狂アンチのいうことが事実だったと仮定して、
じゃあ他のガンダム系デザイナーならどうなのか、
その他デザイナーの描く描線が「生きた」物だったとしても、
肝心のリファイン画稿そのものが役に立たなければ意味無いと思うし。
つまり狂はカトキに雲形定規を使って描けと。
たかが開発用ラフ案に?阿呆か。
ラフ案は「案」であって決定稿じゃないんだがな。
頭にCADが入ってると言われるシド爺だって
ラフ案はガサガサの線だぞ。
短時間で数こなさなきゃならない仕事だって事
はいくら素人目で見ても判るだろ。
922 :
919:04/05/01 01:19 ID:gFks5DaT
>>920 肯定派としては、リファイン画稿はオリジナル画稿のあやふやな曲線
(あくまで919で定義した様なIDでの観点で、アニメ画稿として否定
する訳ではない)を、立体に起こす際に読み取り易い曲線、あるいは
IDの観点での良い曲線に翻訳していく作業と理解している。
アンチいうところの「旨味が抜ける」というのは、このあやふやさが
抜けていくことを指しているのかなと推測。
923 :
919:04/05/01 01:30 ID:gFks5DaT
>>921 トヨタカーブの例えからか誤解を招いているようだけど、
肯定派なのでお間違いなく。
雲形で清書云々だと、先の「漫画みたいな生き生きした〜」
から話が進まないので。
自分では、リファイン画稿は「どういう曲線だと理解したか」
という意思疎通をするには十分な情報が盛り込まれている
と思っている。