作業10日め。夕べはスマンかったのうw
http://mokei.net/up/img/img20040325004101.jpg いよいよ主砲塔の製作です。
砲身は内径0.43mmと内径0.73mmの真鍮パイプを組み合わせて製作。
メカコレヤマトは全長約13cmなので、縮尺は1/2000になりますから、この縮尺で
主砲45口径46cmを作ると、口径0.23mm、砲身長は460×45=20,700mmなので、
これの1/2000ですから10mmになります。ただし、内径0.23mmだと砲口が小さ過ぎるので
そこはディフォルメしています。砲身は砲塔内部に収まる分を含めて11mmで製作しました。
砲身の俯仰機構ですが、先に作った砲身の後端に砲耳となる長さ1mm、内径0.33mmの
真鍮パイプを接着し、下側に極細プラ板で砲按を工作しています。このパイプの中に
0.3mmの真鍮線を通す事で砲身が俯仰します。
砲塔は一旦砲身、ベンチレーター、測距儀等を全て削り落とし、砲身を収める為に裏側を
刳り貫いて側壁や天蓋を裏側から削り込み、前楯に砲身の通る溝を掘ります。
砲身の収まりとクリアランスを確認した後、側壁に真鍮線を通す為の溝を切り、真鍮線を
通した砲身を砲塔に収めて、旋回軸の真鍮線を砲塔に点着けして固定します。
砲身を取り付けると、ちょっと砲身下部が砲塔からはみ出したので、その分を格納する為
砲塔下部で0.5mm嵩上げし、内側を削り込んだ分の痩せを抑える為に砲塔内部にパテを
盛って、プラ板で蓋をして工作終了です。
砲身の俯仰機構ですが、そのまま真鍮線を通しただけでは軸と砲耳の噛み合いが弱く、
仰角を付けた時に任意の角度で砲身が安定してくれません。
そこで、砲身を砲塔に取り付けた後、駆動部に瞬着を流し込み、凝固が始まる前に砲身が
固まらないように慎重に砲身を暫く上下させますと、軸受内部にダマになった状態で凝固
した瞬着が残り、これがポリキャップ的な役割を果たしてくれるので砲身を任意の角度で
安定させることができます。
写真は左上が右砲に仰角を掛けた状態、右上が左砲に俯角、中央砲に仰角をかけた状態、
左下が左砲と中央砲に仰角を掛けた状態で、右下が裏側から駆動機構を写したものです。
結局、一日使って完成したのは一基だけでした。