ギャルゲ板で好評だった(と本人は思っている(藁)コテハンネタ。
むこうの板調整の為dat逝きしちゃったんで、続きをコチラで・・・。
2 :
そこもで:2001/05/03(木) 04:12
サゲとかやだ。
☆☆基本設定☆☆
『ギャルゲ板@コテハン限定OFF』に参加したキミは驚異の体験をする。
参加者はキミを除く12人。しかもみんな女の子!これってど〜ゆ〜事ォ?!
参加者の赤いロングヘアの女の子が一人が口火を切る。
ほむら萌えJ「・・・実はほむJ、女の子だったのだ。ごめんなのだ(へけっ)」
え?!
えええええええええええええええええええええええええええええええええェーーーーーーッ!?!!!
スパッツくんくん「ボクも実は女の子だったんだ。あ、ロードワークの時間だ。じゃね!(マッハでシュタ!)」
貝柱「夫が最近構ってくれないもので、つい…。」
風薙つむぎ「この業界、性別誤魔化した方がウケいいんだ。分かったかな?少年!(は〜と)」
咲耶命「騙すつもりはなかったけど…ゴメンね、おにいちゃん(は〜と)」
青りんご「ごめんねごめんね♪って、はわわ〜〜っ。(転ぶ。パンチラ)」
チェき「どや?ウチはこないナイスバディ〜の美少女やったなんで、ごっつ驚いたやろ?」
クラスター「うふふ。この程度の事で驚いてるなんて、まだまだですね。」
ウォーリー「私、ウォーリーです・・・。…やだ、私ったら、はしたない・・・。」
オカダマサル「そんな訳はにゃ。よろしくにゃ〜ん。」
瞬「夢みたいな出会いですよね。クスクスクス・・・。」
山田裕和「ヒロは神だッ!」
−−−この瞬間(とき)から、キミの不思議で素敵な恋の物語が始まった・・・・・。
あの2ちゃんねるの恋愛ゲームが遂に登場!
『おやさい板でアイガッチャ!!』
企画/ひろゆき
制作/キッド
発売/NECインターチャネル
協力/データム・ポリスター
2001年秋、発売予定!
4 :
そこもで:2001/05/03(木) 04:35
企画書書けよ、ちゃんと。
* * * * *
「おにいちゃんが・・・欲しいの。」
咲耶命(CV;堀江由衣)
プロフィール
本名;妹尾 星乃(せお ほしの)12歳
身長;142p
体重;32s
スリーサイズ;B68,W48,H71
@有名私立小学校に通うチョッピリおませな女の子。
大人びた物腰とは裏腹にとっても甘えん坊。キミの事をおにいちゃんと呼んで甘えてきてくれるぞ。
ファンシーグッズとお料理が大好き。
絵柄がカワイイのでつい買っちゃったG’sマガジンで知った「シスタープリンセス」にハマッてる。「咲耶ちゃんみたいに、私も兄妹いっぱい欲しいなぁ〜。」と呟く。
その言葉の裏には、複雑な家庭環境があるようだ。
キミの純な思いで、この美しい少女を大人への優しく導いていこう!
@特殊イベント1;「キミのナイトは『ももいろくまさん』…」
(必要条件;好感度>友好、雑学>80、魅力>120)
(発生場所;ショッピングモール、発生時期;3/1〜6/30)
咲耶命をショッピングモールでのお買い物に誘うと発生。
咲耶命が食い入るように眺めている人気キャラ『ももいろくまさん』のおっきなぬいぐるみを買って挙げよう。
「え?でも、でも…。これ、高いですよ。おにいちゃん。」
と躊躇する咲耶命。咲耶命の喜ぶ顔を見たいから、これくらい安いものさ、と言うキミ。
「・・・じゃ、甘えちゃいます!おにいちゃん、星乃、…嬉しい!」
はにかみながらも喜んでくれる咲耶命。
「ありがとう、おにいちゃん!これで、…おうちでも淋しくなくなりますわ。」
と意味深な台詞を吐く咲耶命。
しかし、帰路の途中に道路に落としてしまう!折角の『ももいろくまさん』がペチャンコに?!
と思いきや、何故かいつの間にか無傷で道路向こうに……。
ラッキーな事もあるものだ、と喜ぶ君とは裏腹になにやら不安げな咲耶命。
「ウソ・・・?!また…またなの?こんな楽しい日なのに…。」
その表情の裏にあるのは一体…?
@特殊イベント2;「夏だ!海だ!おべんとめしませ(は〜と)」
(必要条件;海でデート、好感度>友好)
(発生場所;海、発生時期;7/20〜8/31)
夏と言ったら海!咲耶命を海に誘おう。咲耶命がお得意のお弁当を披露してくれるぞ!
美味しいお料理を満喫しつつ、かわいいフリルいっぱいの水着姿の咲耶命に見とれていると
「あんまり、ジロジロ見ちゃイヤですわん。まだ…、…これから、もっと大きくなりますから(きゃん)。」
と赤らみながら言うその仕草に萌えること確実!
@特殊イベント3;「くまが喋る?!そぉ〜んな馬鹿な!?」
(必要条件;好感度>好き、容姿>130、雑学>90、特殊イベント1発生後)
(発生場所、時期;特になし)
デート後発生するイベント。
お気に入りのポシェットを忘れた咲耶命に届けようと家に御邪魔するキミ。インターホンで呼ぶも返答ナシ。
どうやらお風呂に入ってるようだ。ここは思い切って覗いちゃおう(*^_^*)!
するとッ!なんと咲耶命が『ももいろくまさん』とおしゃべりしているではないか?!
「おにいちゃんとずっといたいです。…おうちはももちゃんと二人っきりですものね。」
「ほしのん(咲耶命のあだ名)はさびしんぼだくま。おにいちゃんも色々あるんだから、わがままはダメくま!」
「分かっていますわ。
でも、…お父様とお母様がお別れしちゃってから、星乃、いっつもおうちでひとりぼっち。
お父様はいっつもお帰りが遅いし、この大きなおうちで、ずっと一人だったんですのよ。
ももちゃんがくるまでは・・・。」
「ほしのん、ボクをおにいちゃんの代わりだと思ってくれくま。なぐさめてやるくらいできるくま!
…それにしても、本当にほしのんはおにいちゃんが大好きくまね。」
「え?!え、それは…その…。」
はにかむ咲耶命。答えを言おうとした瞬間、キミはうっかり物音を立ててしまう!
痴漢と勘違いする咲耶命。
その刹那!謎の光が咲耶命から沸き起こり、お風呂のお湯が水の槍となってキミを襲う!事態を理解できぬまま、兎に角逃げる事に。
それにしても、あのぬいぐるみにあんなおしゃべり機能があっただろうか?
それに、さっきの水の槍は?
10 :
そこもで:2001/05/03(木) 05:00
あーだめだ、金はだせねー。
@特殊イベント4;「ロリペド野郎お断り!ペッ!」
(必要条件;特殊イベント3発生後、友好度>大好き、魅力>150,雑学>100)
(発生時期;11/1〜11/8、発生場所;小学校文化祭)
咲耶命が秋の文化祭に模擬店をやるというので早速御邪魔しにいくとメイドさん姿の咲耶命が出迎えてくれるぞ。
「クラスのみんなと作りましたの。どうです、おにいちゃん?カワイイですか?」
自慢げにクルリと廻る咲耶命。フリルが軽く揺れる。
しかし、そこで咲耶命のお父さんと遭遇してしまう。
「ウチの娘にちょっかい出している変態とは貴様かァーッ?!」
出会い頭に全盛期の高田延彦ばりの延髄蹴りを喰らわされるゾ!
「確かにオレの星乃はチョー可愛い!だがテメェみてぇなロリペド変態野郎の餌食にさせてたまるかァーーーーッ!」
今度は飛び足刀!ムエタイ式だ!
「今後一切オレの娘にちょっかい出すんじゃねェッ!この人類の害毒ロリコンがァッ!!」
虫の息のキミを置いて、咲耶命を連れて帰ってしまうお父さん。
「いや!放して!!放してお父さん!おにいちゃんがアワ吹いちゃってますわぁ〜っ!!」
「五月蠅い!!こんなクズ地獄に堕ちるべきなんだッ!!堕ちるべきなんだッ!!」
嫌がる咲耶命を強引に引っ張っていってしまうお父さん!
嗚呼!愛し合う二人の運命はいかに?!
@特殊イベント5;「魔冬少女」
(必要条件;特殊イベント4発生後、咲耶命を5回以上デートに誘う)
(発生時期;12/13〜12/23)
キミとの交際を快く思わないお父さんによって監禁されてしまう!電話を掛けてもお父さんに切られまくる始末。
意を決して妹尾邸に乗り込むキミ。しかし、例によってお父さんによって阻まれてしまう!
「もうやめて!お父さんのバカァッ!」
キミをボコってお父さんに咲耶命の怒りが爆発!
「いっつも、星乃が淋しい思いしてたのも、お父さんがお母さんとお別れしちゃったからじゃない!
いっつもこのおうちでひとりぼっちにしてた、お父さんが悪いんじゃない!
それなのに、それなのに…、星乃の大好きなおにいちゃんを傷つけるなんて!
バカァッ!」
叫ぶなり、咲耶命から凄まじいオーラの波が放たれる!
凶暴化するももいろくまさん!お父さんの四肢を噛み切る!
「お父さんのバカッ!
大ッ嫌いッッッッッ!!!」
その叫びと共に、お父さんの脳ミソ大爆発!
事態を理解できないまま、咲耶命を連れて家を出るキミは、咲耶命を匿うことを提案するが、
「ゴメン、おにいちゃん。
星乃、こんなオバケさんだったんです…。
お母さんにもそのせいでお父さんとお別れしちゃったの…。
当然ですわよね。
こんな、おっかない女の子と一緒にいたい人なんて、この世にいる訳ないですものね。」
そして、
「さようなら、おにいちゃん。
星乃、おにいちゃんと本当の家族になりたかったな…。」
その言葉を残し、咲耶命は冬の寒空の中消えていってしまう。
@特殊イベント6「クリスマスだもん、ね。」
(必要条件;特殊イベント5発生後、12/24に予定を入れない)
(発生場所;自宅待機 発生時期;12/24)
咲耶命を見失い、傷心の君はクリスマスの喧噪の中、何気なく街を当て所無く彷徨う。
すると、そこに咲耶命のお父さんと咲耶命ソックリの妙齢の婦人が?!
「聞いてくれ、少年!!」
お父さんの説明によると、咲耶命のお母さんは超弩級のエスパーであり、咲耶命もその遺伝でエスパー能力を持って生まれたというのである。
しかし、後天的影響によってESPをセーブ出来るのでは、と信じた夫妻はエスパー能力に触発されないようにと、お母さんと別れて暮らすという、苦渋の決断に出たのであったという。
誤解を解き、夫妻の協力に応じるキミ。
今、咲耶命は失意の余り、次元の間に存在を消しているのだという。彼女を連れ戻すにはキミの咲耶命を思う強力な念波が必要なのだ。
降りしきる雪の中、意味と咲耶命が始めて出会った新宿パセラ前で必死に咲耶命に念を送る夫妻とキミ。今日中にサルベージ出来なければ、咲耶命は永遠に次元の間に閉じこめられてしまう!
しかし、時は無情に過ぎていく。
24時の鐘が鳴る。
諦め掛けた君達の前に、ももいろくまさんを抱いた咲耶命が泣きながら立っていた!
「ごめんなさい、…おにいちゃん、…お父さん、…お母さん!うわ〜〜〜〜ん!!」
キミに泣きついてくる咲耶命。
柄にもなく涙ぐむお父さん。
「ふふ、…ドラマみたいな、…(ぐすっ)出来過ぎた、ギリギリセーフだな。」
そんなお父さんのグチャグチャの顔をハンカチ拭って上げるお母さん。
「いいじゃないですか。クリスマスですもの。臭いぐらいの奇跡があったほうが、ね。」
どこからともなく聞こえてくるクリスマス・ソングの波。
家族。
まだ幼い、この少女にとって最高のプレゼントが今その目の前に揃っていた。
父、母、そして、…兄たるキミ。
花咲ききらぬ、蕾のような少女、咲耶命。
彼女にとってまだ自分は只の「おにいちゃん」でよいだろう。そう思うキミ。その両腕の中の咲耶命の温もりを抱きしめ続けるのであった。
○HAPPY ENDING
−翌春。
「おにいちゃ〜ん!早くしないと遅刻しちゃいますわよぉ〜っ。」
マスコット大になったももいろくまさんをバッグにさげた、セーラー服の咲耶命が元気に家を飛び出ていく。
それを見守るお父さん、お母さん、そして、養子縁組を組んだ君。
「うふふ。これで本当のおにいちゃんですわね!」
奇妙な偶然と出会いの中、新たな春に歩みを進める君と咲耶命。
「願った思いってかなうんですね。」
踵を返す咲耶命。
「次のお願いは…18歳になった時、
…おにいちゃんのお嫁さんになりたい、な。
そして、いっぱい赤ちゃん作るの。最初は男の子がいいですわ。
そのあと、12人の女の子を産みますの。
お兄ちゃんみたいに、素敵なお兄様になってくれるといいですわ。」
何を言い出すんだ、と驚くキミ。そんなキミの頬に軽くキスする咲耶命。
「願いは、絶対叶うもの。
ね、ア・ナ・タ(は〜と)」
* * * * *
「頭吹っ飛んだ筈のお父さんは何で生き返っただゴルァ(゜Д゜) 」
とか
「ももいろくまさんは何で喋りだしたんだゴルァ(゜Д゜) 」
とかの無粋なツッコミはダ・メ(は〜と
* * * * *
「あなたは椿。強く燃える紅(あか)−−−」
ウォーリー(CV;皆口裕子)
プロフィール
本名;織部 静花(おりべ しずか)22歳
身長;164p
体重;43s
スリーサイズ;B76、w54、H78
@閑静な住宅街の片隅で喫茶店を営む、花とジム・コリンズを好む物静かな女性。ちょっと世間ズレしている節がある、マイペースのおっとりさん。自動改札機を普通に通れないほどの機械オンチだが、どうやら弟(?)さんから貰った「ときめも2」のムックで八重花桜梨を知り、親近感を感じて応援しだしたという。(ゲームをやったことがあるかどうかは不明)しかし、Gコード予約も出来ないウォーリーがどうやってインターネットを?謎は深まるばかりである
@特殊イベント1:「花、薫る店」
(必要条件:好感度>普通、体力>60,文系>90、根性>30、容姿>30)
(発生時期;上記パラメーターを満たすと帰宅時発生)
帰宅途中、偶然買い物帰りのウォーリーにあう。聞けばウォーリーは喫茶店を一人で営んでいると言うのだ。荷物をお店まで持ってあげる君。お礼にと、ウォーリーがコーヒーを御馳走してくれるぞ。着物エプロン姿のウォーリーもポイントだ!
@特殊イベント2:「花、音、静かなり…。」
(必要条件:好感度>普通、特殊イベント1発生後)
(発生時期;6/1〜7/30、発生場所;喫茶『ウォーリー』)
例によってウォーリーの喫茶店でデート。店の庭先の花壇の手入れをしているウォーリー。普段は風が吹けば飛んでしまいそうな華奢な彼女が、土にまみれての野良仕事する姿にちょっと逞しさを感じるキミがいた。
コーヒーの薫り漂う中、ウォーリーお気に入りのジム・コリンズのレコードが流れる。まったりしているうちについついウトウトしていまうキミ。
「退屈でした?すみません、やっぱり若い方にはロックン・ロールの方がよいのでしょうね。エルビス・プレスリーとか…。」
そんな事はない、と言い返すと
「良かった。古臭いかもしれませんが、私には大切な思い出の歌なんです。そう、大切な…。」
言葉の途中でハッとして口を噤むウォーリー。何なんだろ?
それにしても、ロック=エルビスって・・・。ウォーリーの時代感覚って一体…。
@特殊イベント3:「花、散りたれど」
(必要条件:好感度>友好、体力>90,文系>120、根性>45、容姿>30、
特殊イベント2発生後)
(発生時期;7/20〜8/31、発生場所;喫茶『ウォーリー』)
今日も今日とて喫茶店に足を運ぶキミ。途中悪童達とぶつかりつつも、『ウォーリー』へ。しかし、店の前でうなだれるウォーリーが。何と、自慢の花壇が荒らされているではないか!先刻の悪童達の仕業のようだ。ひっつかまえてお仕置きしようとするキミをウォーリーは静かに制して
「そんな事をしても散った花は戻りません。それより、この花壇の整理を手伝っていただけませんでしょうか?」
と言って、散った花びらや茎を家庭用の肥料サイロに捨てていくでないか。悔しくないのか、あっさり忘れていいものか、と詰問するキミに
「リーインカネーションって知ってますか?輪廻転生、つまり生まれ変わりのことです。花もそう。こうして散ってしまっても、散った草花が肥料となり、また土から芽を出し、花を咲かせる。散ったことを悔やむよりも、いつかまた花咲く事を夢見て何かをしたほうがずっと良いことだとは思いませんか?」
と答えるウォーリー。意外な芯の強さを感じつつ、花壇の整理を手伝うキミであった。
@特殊イベント4;「花、泥呑みて咲ける」
(必要条件;好感度>友好、特殊イベント3発生後)
(発生時期;8/8、発生場所;神社)
ウォーリーが珍しく喫茶店以外でのデートをOKしてくれる唯一のイベントだ。
可愛らしいピンクの浴衣姿のウォーリー。いつになくはしゃぐ姿がカワイイ!しかし、楽しむウォーリーがつい、こんな言葉を漏らしてしまう。
「そう、夫と結婚後始めて二人きりでお出かけしたのもお祭りの夜でしたわ。」
何と!ウォーリーは既婚者だったのだ!しかも4人の子持ちで、歳もかなりのサバを呼んでいる、というのだ!
「ごめんなさい。騙すつもりは無かったのです・・・でも、…ごめんなさい!さようなら!」
駆け出すウォーリー。そのままキミは雑踏の中でウォーリを見失ってしまう。
@特殊イベント5:「花、芳しきかな」
(必要条件;特殊イベント4後、自動発生)
(発生時期;8/9、発生場所;喫茶店『ウォーリー』)
昨夜の事が気になったしょうがないキミは喫茶店へ向かう。
開けっ放しの店内にはウォーリーが慣れない酒に泥酔していた。
「私、夫がいたんです。死別してしまいましたが…。
お見合い結婚でした。親の勧めるまま、ただ何となく、一緒になって、妻になって、子を儲けて、家庭を築いてきました。でも、ふと思ったんです。私、恋したことなかったんじゃないかな、って。小さい頃映画で見たような、ロマンスを経験してなかったんじゃないかって。それで、いま話題のインターネットで、ちょっとそんな気分を味わってみようかなって……。
弄んだようなことをしてすみません。私、恋を知らないまま果てるのが怖かったんです!」
取り乱すウォーリー。しかし、キミはウォーリーに告げる。昨日の貴女はとても楽しそうに旦那さんの話を語っていたと。何でもない人との何でもない思い出を語っていたようには思えなかったと。
ハッとするウォーリー。
「そうですね。私、夫を愛していたんですね。ときめいていたんですね。出会い方や過ごし方が当たり前すぎて、気付かなかっただけで。…ちゃんと、恋していたんですね。」
崩れるように泣き出すウォーリー。
そしてキミは、ただ胸を貸すのみであった。
@特殊イベント6:「花、華、はな、HANA・・・?」
(必要条件;特殊イベント5発生後、好感度>好き)
(発生時期:9/1〜10/31、発生場所;喫茶『ウォーリー』)
いつものようにウォーリーと喫茶店でデート。楽しいおしゃべりも突き、店を出るキミ。そんなキミを物陰から覗き込む謎の視線。
「そんな馬鹿な?!」「でも、実際に今…」「こんな事って・・・。」「ああ、神様!」
なにやらキミを見ながらブツブツ呟く中年4人組。その中の一人の初老の紳士が君に名を問いかける。答えるなり、4人はビックリして駆け出していってしまう。
…何なんだろ?ハテナ?
@特殊イベント7;「花、その名は山茶花」
(必要条件;好感度>好き、体力>120,文系>150、根性>60、容姿>60、
特殊イベント6発生後)
(発生時期;12/1〜1/31、発生場所;ハワイアンセンター)
ウォーリーから誘いの電話が。リニューアルオープンしたハワイアンセンターに行こうと言うのだ。水着を着たまま混浴、しかも真冬に泳げるというのが珍しいから、との理由。
レンタル水着に身を包むウォーリー。
「期待してました?・・・貧相でスミマセン」
いや、貧相ってより・・・。細い!何処に内臓あるんだろってくらいスレンダー!まるでモデルさんである。
楽しく真冬の水泳を楽しむ二人。帰り道、ウォーリーは山茶花の花が咲いているのに気付く。
「冬に咲く、遅咲きの未練花。私みたいだわ。でも、見てください。春の桜より紅く、夏の向日葵より強く、秋のコスモスより麗しい。私にとって貴方との思い出は正に山茶花。燃えるように紅く、美しかったです。ありがとう。ありがとう。」
またも何やら不安げな台詞。何を言う、もっともっと素敵な思い出を作っていこう!と言うキミに、
「ハイ!」
と元気な返事を返すウォーリー。だが・・・。
@特殊イベント8;「花、春待てず」
(必要条件;好感度>好き、特殊イベント7発生後)
(発生時期;特殊イベント7発生後の翌日曜日、発生場所;喫茶『ウォーリー』)
いつものようにウォーリーに電話するキミ。しかし、『この電話は現在使われておりません』との返事。不安になったキミは喫茶店へ走る。すると、そこには以前キミを付けていた中年達の一人が立っていた。
「何と!母さんの言ってた事は本当だったんだ!」
母さん?
何が何だか分からないが、その中年男性の話では、ウォーリーが危篤状態だというのだ!病院へ駆けつけるキミ。カーテンに覆われたベッドの横にはウォーリーに似た中年女性が驚いた顔でキミを見、ウォーリーに会わぬまま帰ってくれと言う。美しい思い出のまま帰ってくれ、と懇願する彼女をカーテンの向こうから皺枯れたウォーリーが制する。
「思い出では終わりたくない。きっと病気に勝って、今より綺麗になって、もっと素敵な思い出を作っていくんですから。」
勇気を以てカーテンを開けるキミ。
その向こうには、青ざめ、紫色がかった顔の老婆が横たわっていた。
彼女が、ウォーリーだ。
「きっと、元気になって、前よりずっと綺麗になって、貴方と一緒に…
その時は、いつか見た映画みたいな、素敵なキスをして下さい、ね。」
翌日。
ウォーリーの長男を名乗る、初老の紳士から、ウォーリーの死を告げる電話を受ける。
何年も前から寝たきりだった彼女が、突如譫言の様にキミの名を口にし出したというのだ。見る見るうちに元気を回復し、散歩にも出られるまでになったというが、この冬の寒さが災いとなり、帰らぬ人となってしまったのだという。
まるで恋知り初めた乙女のように、見舞いに来る人達にキミの名を話していた、と言う。
幽霊。
都市伝説でよく聞く、ネット上に出没する亡霊の話。
忌まわの際の幽体離脱の話。
そんな神秘現象の話が頭をよぎる。
しかし、事実として言えることが二つあった。
キミは確かに、あの日、ウォーリーと恋をしていた事。
織部 靜花という女性は、享年89歳にしてこの世を去ったという事。
☆TRUE ENDING
遺産配分のいざこざを避けたい、との理由から、喫茶『ウォーリー』を貰い受けたキミ。
春からリニューアルオープンし、キミはこの店の若きマスターとなった。
コーヒーの薫りと、オールディーズサウンドのレコードが、ゆっくりと時間を紡ぐ店。
そんな喫茶『ウォーリー』も、その冬の日は実に盛大に盛り上がった。ウォーリーの長男の還暦祝いパーティーが開かれたからだ。狭い店内には、ウォーリーの血を継ぐ者達で一杯であった。みな、どこかウォーリーの面影を持つ者達。
小用にて外に出た時、一人の小さな女の子が、寒空の下、樹木の隙間に咲く一輪の赤い花を見つめていた。
「お兄ちゃん、あのお花、何て言うの?」
「山茶花だよ。」
「キレイ…、まるで燃えてるみたい。桜の花より紅くって、向日葵より強そう。それに、コスモスより綺麗なの。」
「?!」
キミはふと、ウォーリーが話していたリーインカネーションの話を思い出す。この小さな、−確か、ウォーリーの3番目の曾孫に当たる少女−の中に、ウォーリーが生きているのだな。そしてこの子が母となった時、その子の中にも、またウォーリーが生きていくのだな。と。
そして、自分の中にも。
ふと空を見上げる。雪がちらつきだしたのだ。
少女を肩車しながら店内の戻るキミ。ウォーリーが生き続ける人々の集う店内に。キミは戻っていったのだ。
−−−−−ウォーリーが生き続けている、
ここ、喫茶店『ウォーリー』に
* * * * *
「聞こえますか?この胸の、偽りたくない、思いの高鳴り。」
貝柱(CV;井上喜久子)
プロフィール
本名;我妻 千智代 (あずま ちちよ)32歳
身長;162p
体重;49s
スリーサイズ;B94,W61,H90
@一見、何処に出もいるような普通の専業主婦。一児の母。普通に家事をこなし、普通に育児をし、普通に家庭を守る、何の変哲もない、平凡な奥様の様に見える。だが、夫の家庭の不在、夫婦間の擦れ違いが蓄積し、その夫婦関係は半ば崩壊寸前であった。その家庭内の不和はキミとの出会いで更なる加速度を増していく……。
平和な家庭の禁断の間者となって、背徳の果実を食すのか?!
それとも、夫婦の絆を結び直す、愛のディストリビューターとなるのか?!
ド迫力!!うなる超弩級の純情Fカップバストの貝柱を前に、キミの決断は、…如何に?!
@特殊イベント1:「おくさま直撃!となりの晩ごはん」
(必要条件;友好度>普通、魅力>90,雑学>60)
(発生時期;特になし、発生場所;帰宅時ランダム発生)
帰宅途中に夕暮の商店街で買い物してるところにバッタリ、 たくさんの荷物をもってあげる。
「今日は夫がませんの。ゴハン食べていきませんか?」
ゴハンを食べた後、子供(光流(ひかる)君;2歳3ヶ月)と遊んであげる。
帰り際「毎日こんなに食卓が明るければいいのに…」
と、寂しそうな表情を見せる貝柱…。
上記パラメーターを維持していれば何度でも発生するイベント。食事は全部で4パターン。ゲーム進行的には一度見れば十分だけど、漢としては、是非とも全パターンフォローしたいところである!
☆食事メニューと貝柱の台詞
・サラダと自家製フレンチドレッシング
(ドレッシングをフタをせず振って顔にかけてしまう)
「あ、いやっ、…っんン!ぷはっ。
あぁ…すごい量。(かかったぺろり)ちょっと、…濃すぎね(は〜と)」
・とろろ汁
「アナタのその黒く太い棒(=山椒の木)で、かき回して下さいね。
…ぐちょぐちょに、…もっと。」
・フランクフルトソーセージ
「…はふっ、…んぐ、…んぐ、…んぐ、んくふ、ふはぁっ!
ハァハァ…、熱くて、…太いの」
・カスタードプリン(超特大サイズ)
「やだ。ゼラチン少なかったのかしら?たるんじゃってる…
私のオッパイみたい。…うふふ」
@特殊イベント2:「ババブルフィーバー!これがインディーズ・ムーブメントだ!!」
(必要条件;友好度>普通、魅力>100,雑学>75、体力>100)
(発生時期;6/1〜9/30、発生場所;市営体育館)
育児に家事に忙しい貝柱の趣味の一つ、それがママさんバレーだ。地元の主婦の皆さんとチームを組んで、今日は隣町のチームと対決。それにしても…ブルマ姿のおばさん達の群!群!群!現在インディーズ系AVの主戦力たる熟女系マニアには垂涎のシーン連発である!
で、ハーフタイム。
「やん。最近太っちゃたのかしら?こんなにお尻のお肉はみ出しちゃってる。」
くいっ。
ハミ尻修正!ハミ尻修正!ブルマーマンセー!!なんて馬鹿なハプニング起こしつつ、貝柱チームが見事勝利!大喜びのキミと貝柱。
「夫にも、一緒に祝って欲しかったわ。ワガママ言う歳じゃないのに…ダメな私」
素直に喜べない貝柱の表情はどこかくすんでいた。
@特殊イベント3:「爆裂!轟音!ダイナマイトッ!!!」
(必要条件;友好度>普通、魅力>100,雑学>75、体力>100)
(発生時期;8/1〜8/31、発生場所;市営体育館)
元々スポーツ好きの貝柱だけあって、いろんな婦人会のサークルに参加している。お子さんの面倒も他の奥様方が交代で見てくれるから、安心してスポーツ出来るのだそうだ。便利なシステムもあるものだ。で、今日は、…スイミングスクール!
「どうです?こんなオバサンでも、まだ捨てたモンじゃないでしょ?うふふ。」
…え〜、いくら貝柱の超爆乳に驚いたからとはいえ、断じて回答選択肢で『搾乳させて下さい!』を選ばないように。
@特殊イベント4;「日本の誇り!純和風フェテシズム大散華!」
(必要条件;友好度>普通、魅力>100,雑学>75、体力>100)
(発生時期;8/1〜8/31、発生場所;市営体育館)
今日は婦人会のお料理教室。三角頭巾に割烹着姿だ!!もうチョットで仕上げが終わる、と言うところで…
「キャーッ!ね、ねずみぃ〜〜〜ぃ!!」
むぎゅ。
年甲斐無くキミに泣いて抱き付いてくる貝柱。貝柱のオッパイで窒息させられそうになるキミ。
お約束お約束…。
32 :
ゼクー・アルファTKYcc-03p09.ppp.odn.ad.jp:2001/05/03(木) 05:44
@特殊イベント5:「背徳の間者、歌えぬ道化師」
(必要条件:特殊イベント1〜4全て発生後、
好感度>好き、魅力>130、雑学>90、体力>150)
(発生時期:10/1〜10/31、発生場所;帰宅時自動発生)
今日も今日とて貝柱に食事に誘われるキミ。一つ返事で早速貝柱邸に。手料理を満喫し、光流くんと楽しく遊んでいるその時!貝柱の夫、帰宅!!
ジロリとキミをみる旦那さん。「なんだね、君は?」説明に慌てるキミ。旦那さんの目はあからさまに疑惑の眼差し。こりゃパンチの一発も覚悟するが、と観念していると、フンと鼻で笑われ、「こんな若い間男を作るとは。たいしたものだな、千智代」と貝柱に侮蔑の一言。ムッとする貝柱。漂う険悪なムード。泣き出す光流くん。
「これは私たち二人の問題です!今日は帰って下さい!!」
仲裁にも立てず、跋の悪い退散をするキミ。窓から聞こえてくる、二人の激しい口論。光流くんの泣き声。この恋、引き返すか、それともこのまま進むのか。決断の時は迫りつつある。
だが、それを下すのはキミではなかった……。
@特殊イベント6:「そして絆はかくも脆く…」
(必要条件;特殊イベント5発生後、好感度>大好き、魅力>150、雑学>120,体力>180)
(発生時期:11/1〜11/30、発生場所;貝柱に電話)
貝柱に誘いの電話を入れると、受話器の向こうから聞こえてくる涙声。貝柱邸へ。明かりの灯らぬ貝柱邸の中で、リビングに蹲り一人嗚咽する貝柱。テーブルの上には一枚の紙切れが。
「離婚…しちゃいました。・・・えへ。」
精一杯の強がりを見せる貝柱。積もり積もった互いの不満がキミの登場によって爆発し、遂にこのような形となってしまったという。光流くんの姿が見えない。何と、キミとの関係を口実に光流くんの養育権を夫に取られたというのだ。
「あんなに、愛し合ったのに。あんなに、大好きだったのに……!なんでこんなことになっちゃったんだろ?
ただ、そばにいて欲しいだけだったのに!
ただ、温もりがほしかっただけなのに!」
泣き崩れる貝柱。責任を感じるキミに決断の時が迫る。
注);上記パラメーターを満たしていると以下の選択肢が出る。
A)『頬をひっぱたく』→特殊イベント5Aへ
B)『強く抱きしめる』→特殊イベント5Bへ
パラメーターが達していない場合、自動的に特殊イベント5Aが発生。
@特殊イベント5A;「母として」
*上記特殊イベント5参照
貝柱の頬をぶつキミ。貝柱に、母としての責任はどうなる、光流くんは母親を必要としているはずだと問い詰めるキミ。
「光流…、・・・光流!会いたい!」
叫ぶ貝柱。母としての思いが溢れ出す。光流くんの為に、もう一度話し合うべきだと言うキミ。そしてキミと貝柱は夫の田舎である信州へと向かう。
−翌日。
新幹線で信州へ向かう君達。走り出す列車の中で、終始思い詰めた顔の貝柱。力を出して貰おうと停車中に弁当を買いに行くキミ。
しかし、何と奇妙な偶然の運命だろう?!そこで何と、光流くんを抱えた貝柱の旦那さんと鉢合わせしてしまう!彼も貝柱のもとに駆け寄ろうとしていたのだ。事情を話すなり、貝柱のもとに走り出す旦那さん。立ち尽くすキミには二人の会話は良く聞こえないが、感極まった貝柱が旦那さんに抱き付くその様を見るキミは、事が丸く収まったことを理解した。
旦那さんが詰め寄る。
「お節介とぶん殴りたくもあるが・・・どう考えても誤解していた私が悪かったと思う。すまなかった。そして、ありがとう。」
そして強い握手を交わす。
家族3人の慎ましい微笑みの中に、キミの居場所はない。3人の幸せを見送りながら、キミは一人東京へ戻っていった。
→NICE ENDINGへ
○NICE ENDING
それから半年。貝柱を2ちゃんで見かける事が無くなってもうそんなに経つのか、とちょっと淋しげなキミ。
運動不足を感じ、市営体育館のプールへ向かう君。今日は胎教メニューのご婦人達が集まっていた。その中に見慣れた巨乳、いや顔が!
「まあ、お久しぶり!」
なんと、貝柱だ!大きなお腹を自慢げに見せる貝柱。
「二人目ですよ。男の子だったら育郎、女の子だったら育美ちゃんにしようと思ってるんです。」
そして止めどなく続く家庭の話。しかし、それは以前の様な愚痴混じりのものではなかった。
幸せになれたんだね、と問うと
「はい!とっても幸せです!」
と画面一杯に満面の笑みが。
@特殊イベント5B:「女として」
(必要条件;上記特殊イベント6参照)
愛おしい貝柱の涙を拭い、そのまま力強く抱きしめるキミ。戸惑いながらも、キミの胸の中に堕ちていく貝柱。
「ああ…。私は何て弱い女なんでしょう。今さっき、夫と息子を失ったというのに、今違う男の胸の中に抱かれている。
・・・でも、いいの。
抱いて。
ずっと抱いていて。
今欲しいのは何よりもこの肌と肌の温もりだけ。忘れたいの。妻だったこと、母だったこと。
お願い。貴方の腕の中で泣きむせんでいるうのはただの馬鹿な女。そう、ただの女。
だから、このまま朝まで抱きしめていて。ずっと、強く…」
服の上からも伝わってくる貝柱の体温。吐息。そして、溢れ染み出す涙の雨。
・・・キミは彼女を抱きしめながら、背徳感と共に、この女を一人の「女」として付き合っていくことが出来る事への喜びに、ついついほくそ笑まずにはいられなかった。
(このような展開でありながらエロシーンに逝かないのは、転載元がギャルゲ板だったからです(藁)
@特殊イベント7:「エンドレス・ワルツ」
(必要条件;特殊イベント5B発生後、好感度>大好き、魅力>180、雑学>150,
体力>180、体調>30、努力>60)
(発生時期:12/31、発生場所;自宅)
独り身に戻った貝柱。キミと二人の間を阻むモノはもう何もない、…はずだった。
あの夜から何度も誘いの電話を入れるも応答ナシ。2ちゃんにも姿を見せず。気が気でならず、貝柱邸へ行くも留守のまま。
そうこうしているうちにもう大晦日。その夜、一通のメールが入る。貝柱からだ!
「お元気ですか。
貴方がこのメールを読む頃、私は実家の津軽に帰る電車の中でしょう。
突然こんな事を言い出してごめんなさい。
でも、このまま貴方の優しさの中にいるのが怖いんです。
また、この恋が終わる日が来るのが怖いんです。
あんな辛い思いを二度と味わいたくないんです。
臆病な私をお笑い下さい。
ご多幸あらん事を祈りつつ。
千智代」
読むなり、キミは上野の駅へと走る!
間に合うであろうか?!間に合ってくれ!いや間に合わせてみせる!!!
貝柱の名を叫ぶキミ。いた!今夜汽車に乗り込もうとしているその背中に駆け寄るキミ。しかし、無情にも電車は走り出してしまった!走れど走れど追い付くはずもなく、ついには転んで足をくじいてしまうキミ。
そこに携帯の着信音。貝柱からだ。
「見てましたよ。……バカみたい。こんなオバサン一人のために。足、大丈夫ですか?
・・・諦めて下さい。どうせこんなに情熱的なのも今のウチだけ。いつかは冷めて、辛い思いをするだけです。貴方はまだ若いんですし、誰か新しい素敵な人を見付けて下さい。臆病な私は、田舎の陰でひっそり暮らしていこうと思います。だから、もう、忘れて下さい。私のことは、一夜の夢と思って・・・。」
怒声を張るキミ。
確かに恋はいつかは冷めるんだろう!でも、その時が来たら、またキミに恋してみせる!また冷めても恋し直してやる!何度でも好きになる!何度でもときめいてみせる!キミはそれだけの魅力がある人だから!キミは素敵な人だから!愛しているから!
と。
応答を切られた携帯に叫び続けてどれぐらいたったんだろうか?やっと我に返り、周りの視線が気になり出すキミ。脱力感に襲われ、もう立ってもいられない。人気の無い深夜のプラットホームのベンチに一人うなだれるキミ。ふと首元を刺す、冬の寒風。…冷たい。
「お客さん、こんなところで寝てちゃ風邪引くよ。」
誰かの声に振り返る。駅員さん?でも、女の声。しかも、……この声は!!?
「本当にずっと恋してくれますか?胸が垂れても、顔に皺が寄っても、腰が曲がっても・・・ずっと、ずっt、ときめき直してくれますか?」
貝柱が涙ながらに問いかけてきた。どうやってかは知らぬが、この上野駅に戻ってきたのだ。
キミは優しく言う。貴女はボクに恋してくれてる限り、胸も垂れさせない、皺も見せない、腰を曲げたりしない様に努力してくれる筈だ。だから、ボクはそれも見ないでいてあげる。キミの素敵なところを探しつづけてあげる。死が二人を分かつまで。と。
「うふふ・・・。はずかしい、結婚の誓いみたい。」
そして溢れる思いが波顔と共に怒濤となって、キミの胸に崩れてきた。
「私も恋し続けます。あなたの素敵探しを、ずっと、ずっと・・・。終わることなく。」
ゴーン・・・、ゴーン・・・、
除夜の鐘が鳴り響く。
あれは終わりの警鐘ではない。
君達二人の、始まりの福音の音なのだ。
○MARRY ENDING
そして翌年。春。
慣れない蝶ネクタイをいじり直しながら、キミは貝柱の待つ控え室へのドアを開けた。
部屋一面に広がるジューン・ブライトの花一輪。
ウェディングドレスに身を包んだ貝柱だった。
「人生で2度も着るなんて思わなかった。でも、やっぱり素敵。三度目は赤がいいかな?」
何を言い出すのかとギョッとするキミ。
「うふふ。3度目も、4度目も、隣にいる花婿さんはア・ナ・タ・だ・け(は〜と)
何度でもアナタのお嫁さんになりたいな。未来永劫、生まれ変わったその先までも……」
−ウェディング・マーチが鳴り響く。
教会で誓いの言葉と口付けをかわしたキミと貝柱。
教会の扉を開けると、満面の春の青空。
永遠に続くこの空。見果てぬ魅力を秘めた無限の青。
この隣で微笑む女も、正にそれだ。
どんな優しい笑みを探し出せるだろう?
どんな美しい仕草を見付けられるだろう?
そして彼女は、どんなボクのきらめきを見出してくれるのだろう?
小さいけれど、永遠に続く二人の恋の大探険が始まった。
終わりない、素敵な人生の探険物語が・・・・・。
* * * * *
* * * * *
「自分の信じた道を突き進む、ただそれだけさ。」
風薙つむぎ(CV;氷上恭子)
プロフィール
本名;剣 流瀬(つるぎ ながせ)24歳
身長;168p
体重;ヒ・ミ・ツ(スゴイらしい…)
スリーサイズ;B88、w60、H91
@ライター事務所「スタジオ・ヂャック」に所属するゲーム系ライター。いつもポジティブで、主人公を「少年!」と呼称して励ます姉御肌のムードメーカー。そんな彼女にも、人知れぬ悩みがあった。時として起こる記憶の混乱。身に覚えのない、肉体の奇妙な発作。そして敢えて危険(なクソゲー)に自ら飛び込んでいくこの特攻精神は?明るく屈託のない笑顔の裏の仮面を、キミは知ることができるだろうか?
* * * * *
@特殊イベント1:「走れ!百鬼魔界へ」
(必要条件;好感度>普通、文系>90、理系>90,雑学>60,体調>60、努力>30)
(発生時期:4/1〜6/30、発生場所;秋葉原)
上記パラメーターを満たし、休日に「一人でアキバへ」を選ぶと、風薙つむぎに出会う。またゲームを買いに来たのかな?と思うと
「見付けた!さあ、手伝って貰うよ!」
何と!キミをゲーム雑誌の攻略記事のお手伝いとして使いたいというのだ。否応なくスタジオ・ヂャックに連れていかれてしまうキミ。以降1週間、事務所にカンヅメにされてしまう!(一日毎に体調−10、ストレス+12が加算されてしまう!)
「ごくろうさん。助かっちゃったよ。これからもヨロシクね(は〜と)」
ええーッ!!?これからもぉ〜?…トホホ
@特殊イベント2「耐える!百発百中のガンプレイ」
(必要条件;好感度>普通、文系>90、理系>90,雑学>60,体調>90、努力>50)
(発生時期:6/1〜7/30、発生場所;スタジオ・ヂャック事務所)
今日も今日とて風薙つむぎのお仕事のお手伝いをさせられるキミ。スタッフの皆さんともと仲良くなり、何とか順調に仕事を運べる様になってきた。(でも何故かWins機使用禁止。Mac信者?(w)だが、連日の徹夜でもうヘロヘロのキミに
「よく頑張ったね、少年!よし、今日はお姉さんが朝食奢っちゃう!」
と風薙つむぎお姉様の優しい一言。
早速朝焼けの中、近くの喫茶店に向かう。が、突如風薙つむぎが雄叫びと共にビルの谷間へと疾走し出す!何事かと後を追うキミ。人気の無い裏路地、そこでキミはとんでも無いモノを目にする。
血塗れの死体の山だ!
驚くキミ!そして、背後から忍び寄る謎の金属音!振り返るとそこには金属片とケーブルの塊の怪物が、その巨大なツメをキミに振り下ろそうとしていた!
「危ない!」
一陣の疾風がキミの頬を掠める。何が起こったのか?!さっきの怪物の腹に巨大な風穴が空いている。そして、轟音を立て大爆発を起こす!その向こうで怪光を放つ人の影。風薙つむぎだ!!
「早くここから逃げるんだ!少年!!」
言われるままほうほうの体で逃げ出すキミ。しかし、怪物の腕が飛び出し、キミに食らいついてきた!
バキューン!
謎の銃声。四散する怪物の腕。何とか逃げ出せたキミ。しかし、風薙つむぎは?!心配になって戻ってきたキミは、風薙つむぎと謎の黒尽くめの男の対峙に遭遇する。
「何故彼を助けてくれたんだい?」
「ソイツのような無意味な犠牲者を出すのはヒットマンであるオレの主義に反する。ただそれだけさ。」
「だが、キミは私を倒すのが使命なのだろう?」
「貴様は最高の獲物だ。フェアでなければ倒しても面白くない。今日の貴様はあの坊やというハンデがある。去れ!」
キミがまだそばにいることに気付いた風薙つむぎ!ハッとしてキミを庇う。
「フフフ・・・覚えておけ、流瀬。お前を倒すのはこのオレ、地雷マニアだ!」
キミと風薙つむぎの前を去る眼帯をした黒尽くめの男。去り際に風薙つむぎの胸元に指で「ばきゅーん」と戯けるこのキザな奴は一体何者だろう?!そして、何故風薙つむぎはこんな事に巻き込まれたのか?!
@特殊イベント3;「夢みるモンスター!十字砲火の恋人たち」
(必要条件;特殊イベント2発生後、
好感度>普通、文系>90、理系>90,雑学>60,体調>90、努力>50)
(発生時期:8/10〜8/30、発生場所;海)
先日の事件(特殊イベント2)は一体何だったのだろう?あれ程の犠牲者が出ていながら、全くマスコミから排除されている。そして何より、あれから何かとキミと風薙つむぎの間に割り込んでくるスタジオ・ヂャックの諸氏。お陰で折角の海水浴もスタジオ・ヂャックメンバー同伴である。トホホ…。
「う〜ん、久々の水着。ちょっとキツイなぁ」
と言って胸元を正す風薙つむぎ。ダイナマイトバディが夏の日差しに栄え、まぶしすぎ!・・・にしても、スタジオ・ヂャックの面々。何でみんな文筆業なのにそんなに筋骨隆々なの?(w
海で戯れる風薙つむぎ。
「あちゃちゃ、日頃の運動不足のせいかな?体の節々がさび付いたみたいだよ。」
しかし、至福の時は又も謎の影によって乱される!深夜のホテル、スタジオ・ヂャックの面々が何やら騒がしい。気になって後を付けるキミ。静かな夜の海。こんなところに風薙つむぎとふたりっきりになれたらなぁ・・・。とかボーッと考えているところに!上がる二つの水柱!一方は深海魚のような怪物!無数の触手をもう一方の物体に放つ!しかし、青い閃光がそれを絶ち、怪物を両断する!
光放つその物体こそ、風薙つむぎだ!崩れるように倒れる風薙つむぎ。事態を把握出来ないまま、彼女を抱えてホテルに戻るキミ。しかし、重い!異常なほど重い!月明かりで僅かに見れたその肌は、青い血管が浮き出、左半身が異様に赤く腫れ上がっていた…。
何とかホテルまで風薙つむぎを連れ戻せたキミ。真っ青な顔のスタジオ・ヂャックの面々。彼女を担いでそのまま消えていってしまった。一人残されたキミは、ただ事の常軌を逸した連続に、ただ立ち尽くすのみであった。
@特殊イベント4:「勇者の追撃!天空にそそりたつ巨人!!」(前編)
(必要条件;特殊イベント3発生後、
好感度>好き、文系>90、理系>90,雑学>60,体調>90、努力>50、体力>120)
(発生時期:10/1〜11/30、発生場所;風薙つむぎに5回以上電話後発生)
あの事件(特殊イベント3)以来、仕事の依頼が来なくなってしまったキミ。スタジオ・ヂャックの事務所に向かうも、門前払いの日々。今日も風薙つむぎに会えずじまい。トボトボと帰るキミの前に、突如、謎の男達に連れ去られてしまう!
気が付くと、そこには鎧姿の大男が!男が言うには、キミは風薙つむぎを誘き寄せる為の人質にされたのだという。何故そうまでして風薙つむぎを狙うのか?!問いただすと男は
「貴様は関東軍防疫給水部本部満州第七三一部隊、別名石井細菌部隊を知っているか?一般に水質保全のための研究機関となっていたが、その実、大東亜戦争時、世界最大級の細菌兵器開発部隊であった事は近年知れ渡っているが、そこには日・独共同の、もう一つの巨大な軍事計画が水面下で行われていた。ニューマン・バタリオン計画。又の名を怨敵玉砕用機械化超人軍団『風薙』計画!ニーチェ的超人思想に傾倒した一部の軍閥によって進行したこの計画は、人為的生成によって生み出された超人を用いた特殊部隊の編成によって、ソヴィエト進撃の敗退以降窮地に立たされた日・独両陣営の起死回生の大作戦になる筈であった。だが、忌まわしき反逆者、上原特殊機甲技師長の鬼畜米国への亡命によって計画は頓挫、『風薙』部隊は日の目を見ることなく、闇に消えていったのだ!だが、俺たち『風薙』部隊は亡命した剣技師長の没後、世界市場の独占を企む巨大財閥の手によって復活したのだ!その一人がこのオレ、そして、あの剣 流瀬なのだ!!だが、剣は財閥に反目する地下組織によってこの日本に匿われ、我々の敵となったのだ!」
・・・信じられない。あの風薙つむぎが『兵器』だと言うのか?!
@特殊イベント4:「勇者の追撃!天空にそそりたつ巨人!!」(後編)
男の含み笑いが続く。
「しかし、因果な話よ。戦場で報国の為散華玉砕出来なかった俺たちの心の中には、いつも美しき死への憧憬がある。ヤツもこの平和の中で、常にどこか自暴自棄な自殺願望を抱いてきたようだな。その証拠が自虐的なまでの『クソゲー』攻略よ。死に様を、苦境を、高々テレビゲームに求めるとはな…。情けない!戦士が死に花咲かすは戦場!それを斯様な脆弱な世界の中で死への衝動を誤魔化しつつ、生き恥を晒し続けるとはな!だが俺は違う!怨敵と蔑んだ蛮國の一兵と落ちぶれようとも、戦を以て信念に殉ずる!よく見ておけ小僧!死を脅える事を「命の重さ」などと甘言で誤魔化す、軽佻な世風に堕落した負け犬と、誇りを糧に生き行く真の戦士の戦いの結末を!俺は負けぬ!負けられぬ!戦う為に生まれながらも、戦を知らず闇へと葬られた同胞達の為に!」
その時!風薙つむぎ登場!
「人質とは随分卑怯な手を使うな。」
「ふん。こうでもせんと今の貴様は戦おうとはしないからな。安心しろ。」
男はキミの目を目隠しする。
「これで本来の姿で戦えよう。さあ来い!剣 流瀬!!」
何も見えぬキミ。しかし、その耳には激しい二人の戦いの轟音が響く。
又もあの時の閃光の発生音。決まった!風薙つむぎが勝ったのだ。
「おのれェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!何故だ?!風よ!雲よ!太陽よ!何故俺が!戦士の志を貫いてきた俺が、俺が負けるのだァッ?!!」
「心有らざる『モノ』に、…命は、…明日をつなぐ命は輝かないのさ。」
近付く風薙つむぎの足音。
「ごめん。また変な事に巻き込んじゃったね、少年。」
こもった声。いつも気丈な風薙つむぎらしくない、涙混じりの声。キミを拘束する縄を解き、目隠しを外そうとするその時、キミは風薙つむぎを信じていたから、全然怖くなかった、と慰めにならない慰めを言う。
「優しいんだね、少年。…ゴメン、この目隠しは外せない!こんな怪物のような私の姿をい見せる勇気が、私には無いんだ!ゴメン!やっぱり、やっぱり私は臆病だ!!」
涙声の風薙つむぎ。手足の自由を得たキミは目隠しを外しつつ、急いで風薙つむぎを追う。しかし、取り戻した視界には、既に彼女の姿は無かった・・・。
@特殊イベント5:「ある哀しい野良犬の物語」
(必要条件;特殊イベント4発生後、
好感度>好き、文系>120、理系>120,雑学>90,体調>90、努力>90、体力>150)
(発生時期:12/1〜12/31、発生場所;スタジオ・ヂャック事務所)
数々の恐ろしい体験をしたキミが風薙つむぎに一線を敷いてしまいたくなるのは当然の事だ。が、キミは今、あの忌まわしいスタジオ・ヂャックの事務所のあるビルの前に立っている。何故かは君自身も分からない。そこにヂャックのスタッフが現れ、キミを事務所に来てくれと言う。
久しぶりの事務所内。しかし、そこは激しい襲撃の後を物語る無惨な焼け跡と化していた。
聞こえてくるバイオリンの音。誰だろう?風薙つむぎだ。曲目はサラサーテ「ツゴイネルワイゼン」。この襲撃の為の犠牲となったスタッフへの手向けの曲であった。
聞き惚れるキミに、主宰が語りかける。
「美しいだろう。こんな音色を何故流瀬の様な怪物が出せると思う?『心』だよ。彼女が他の『風薙』部隊の怪物共と違うのは、『心』があるからさ。彼女は本来、単なる自立学習型の戦闘用ロボットでしかなかった。しかし、剣技師長のお気に入りだった彼女には、人に触れ合う時間があった。そして学習し、理解したのだ。『人』と『心』を。高性能の学習機能は彼女に自我と感情を芽生えさせ、行動予測能力が彼女に人の『心』を考える事を可能にさせ、それが倫理観を、正義感を発生させたのだ。そして彼女は選んだ。自分の属する組織の悪に反目する道を!それを知った我々は彼女を擁護する事を決意したのだ。文筆屋の仮の姿を借りて。」
彼女がロボット・・・。薄々予測してはいたが、イザ聞かされると、やはり、…辛い。
演奏を続ける風薙つむぎがキミに視線を投げかけ、呟く。
「アイツから色々聞かされたようだね。そう、アイツが言ってた事は事実なんだ。私は『風薙』の一体だ。でも、アイツの話には一つ間違いがあるの。私は自虐の為に、死を求めてゲームをやってる訳じゃない。『モノ』はね、『心』が通ったとき、始めて『命』を持つようになるんだよ。私もそうだった。剣博士が私を可愛がってくれたから、ヂャックのみんながいてくれたから、私には『心』が出来たんだ。『命』を得たんだ。只の『モノ』じゃなくなったんだ。ゲームだってそうだよ。どんなゲームだって愛してあげればちゃんと『命』を持てるようになるんだよ。九十九神って奴かな?」
流れる音色から感じる。風薙つむぎの思い。感情。命の鼓動。『人』の、『人』たる証。『心』を。
「ねえ、少年。ピノキオってさ、本当に女神様の魔法が心をくれたのかな?私は思うんだ。きっとゼベットじいさんや、コオロギのジェミニィたちの思いが、ピノキオに『心』を、『命』を 吹き込んでくれたんじゃないのかなって。」
そして、
「ありがとう。少年。キミは私を信じてくれた。キミのお陰で、私は『人』の持つ『心』の一つを、手にいれる事が出来たみたい。
ありがとう・・・私の…」
だが!演奏が終わると同時に事務所内に押し寄せる怪物の群!
あわれ、キミは又も奴らの虜となってしまう!!
@特殊イベント6;「大逆襲!愛と憎しみの荒野」(前編)
(必要条件;特殊イベント5発生後、自動発生)
ふと気付くと、キミは縛り吊され、風薙つむぎを誘き出す囮とされていた。眼下に広がる無数の怪物達。
単身乗り込む風薙つむぎ!
「貴様等は、私に新たな『心』を芽生えさせてくれた大切な人を傷つけた!
大切な人、この胸を高鳴らせる、恋の『心』をくれた人を!
許さない!!絶対許さない!!!」
激昂する風薙つむぎの体表を赤と青の電気が走る!
「少年。私はキミに信じてもらえた。だから、何も恥じることなく、本当の自分をキミと太陽に晒す!キミの、愛が欲しいから…。」
恋を知り初めたロボットの衝撃の告白!
そして、風薙つむぎは怒りの雄叫びをあげる!!
「(゚Д゚)ゴルブラァ!!」
風薙つむぎの体内に流れる全エネルギーが感情の高まりが頂点に達した時、
彼女はその真の姿へ『更新』する!
「超鉄人ハガネダー!!!」
凄まじい電光と共に姿を現した風薙つむぎ!
否!右の青いボディに正義の力を、左の赤いボディに怒りの炎を宿すロボット人間!
奴こそは正義の戦士!!超鉄人ハガネダー!!!
『超鉄人ハガネダー』挿入歌
「ファイティングシュートだ!!ハガネダー!」
作詞;リアル厨房の頃のほむら萌えJ
作曲;たぶん横山青児
編曲;田中“なんでもやります。だから金下さい”公平
♪都会の谷間の 闇 影 届かぬ子の叫び
高笑う悪魔の 声 歌 響かせ照る 摩天楼
胸の炎 燃え上がるぜ 進め鋼鉄のエクスキュージョナー
砕け!砕け!砕け! 悪の企み!
守れ!守れ!守れ! 君のその愛
正義の青と 怒りの赤が お前の力 無限に変えるのさ!!
ファイティングシュートだ!ハガネダー
ファイティングシュートだ!ハガネダー
きらめく鋼鉄のボディは敵の弾丸を跳ね返す!
見よ!反重力兵器、グラビトンキックのその威力!
大回転突撃!!ハガネボンバーは群がる敵を一掃!
そしてとどめ!必殺の超兵器!光輝く右腕が放つ、『レーザー地獄突き』!!
強いぞ!ぼくらの超鉄人!
勝利だ!ぼくらのハガネダー!!
@特殊イベント6;「大逆襲!愛と憎しみの荒野」(後編)
何という事だろう!あれ程の大軍団が見事一掃された!強い!強いぞ風薙つむぎ!
いや、超鉄人 ハガネダー!
「ふふふ・・・。どうかな。この姿?」
ココで出る選択肢は以下の3つ。(どれを選んでもゲーム的には支障ナシ。素直な感想を言おう。)
1,「どんな姿だろうと、風薙つむぎは、アノ優しい僕の風薙つむぎだ。」
2,「なんでアナタの様な優しい人がそんな姿にならなきゃいけないんだ!」
3,「カッコイイ!チョーカッコイイ!!サイン下さい!」
1を選択時の回答
→「ありがとう。そうだね、ちょっと肌が荒れた程度と思えば大して違和感ないかな?アハハハハ…。」
2を選択時の回答
→「しかたないさ。大好きな人達を守るためだもの。だから・・・泣かないでよ。私の為なんかに。」
3を選択時の回答
→「え?!そ、そう?!!い、いや〜、実は自分でも密かにそ〜思ってたのよん。シャキーン!(ポーズ取る)」
だがその時!生き残っていた怪物達が合体し始め、巨大な大怪獣へと変貌した!流石のハガネダーも大ピンチ!どうなる、ハガネダー?!
バキューン!
轟く銃声が大怪獣を貫く!スキが出来た!今だ必殺、レーザー地獄突き!!
「危ないところだったな、ハガネダー」
どこからともなく聞こえてくるその声、聞き覚えのあるこの声は一体誰?姿を見せる、全身ブラックの片目のロボット!その名は!
「独眼竜地雷マニア見参!」
そう、あの時の黒尽くめの片目の男の声だ。何と、奴もロボットだったのだ。
「どうしてまたも助けてくれたんだ?!地雷マニア」
「どうやらお前を倒すには奴ら、悪のビルゲイツ帝国を片付ける必要があるようだからな。奴らの本拠地が分かった。一緒に行くか?ハガネダー」
無言で頷くハガネダー。そして、
「少年。そんなわけで、私はにっくき敵、ビルゲイツ帝国の本拠地に乗り込んで、悪の帝王ビル・ゲイツを倒さなきゃいけないんだ。残念だけど、お別れだ。」
そう呟くと、彼女は動かぬその鉄の唇を、そっとキミに押し当てた。
「さようなら!少年!来い!サイドリクオー!」
叫ぶなり、どこからともなく空飛ぶがサイドカーが現れ、ハガネダーと地雷マニアを乗せ、飛び立っていってしまう。
去っていくハガネダー=風薙つむぎに向かってキミは叫ぶ。必ず帰って来いよ!どんな姿でも、ボクは風薙つむぎが大好きだよ、と。
キミの叫びは届いただろうか?二人を乗せたサイドリクオーは既に見えなくなっていたが・・・。
ENDING「大決戦!風薙つむぎよ永遠に」
キミの前から風薙つむぎが去ってから、どれだけの時が過ぎのだろう。今キミは、数々の戦況を越えてきた経歴を認められ、ヂャックのメンバーとして迎えられた。
スタジオ・ヂャック。又の名を「ヂャック電撃応援団」!
強大なビルゲイツ帝国の前に又も苦戦させられるキミ達!ダメか!このまま死んでしまうのか!
その時、鳴り響く、一発の銃声!だれだ?!
「頑張ってるね、少年!」
青と赤の超鉄人!あ、あれは?!ハガネダー!
いや、キミの最愛の人、風薙つむぎだ!!
「ふふふ、肩身だよ。地雷マニアの。…本当、イイヤツだった。」
抱える黒の狙撃銃を抱え呟く風薙つむぎ。生きていたのだ!帰ってきたのだ!
「ごめん、少年。まだ一緒にいられない。ビルゲイツの悪の野望はまだ潰えていない。奴がいる限り、この地球に平和は永遠に来ない。私は戦う!だから、平和になったその日に、
・・・また会おうね!」
軽くウィンク。そして・・・暁の中消えていく風薙つむぎ。
だが、キミは泣かない。希望。そう、彼女の再開という希望がキミの胸に沸き上がる。
−−−絶対、また会える。
そう、信じられる。何故だろう?彼女が超鉄人ハガネダーだから?
いや、違う。信じる思いの絆があるから。
きっと何時か、悪の帝王ビルゲイツをブチ倒し、僕等の平和が戻った時、
彼女の冷たい鋼鉄の肌が温もりを帯びるほど抱きしめいよう。
そう誓うキミの瞳には、途絶えた闘志が再び燃え上がるのであった。
* * * * *
「永遠は何処?変わらないものって、何?」
青りんご(CV;岩男潤子)
プロフィール
本名;時任こよみ(ときとう こよみ)17歳
身長;148p
体重;39s
スリーサイズ;B72,W56,H76
@歴史オタな都立女子高生。見た目も行動も子供っぽいが、気にしている割には改善の余地ナシ(笑)。でも可愛いからヨシ、でしょう。普通の女子高生の様に繁華街ではしゃぐより、地方の史跡や資料館を見ているのが好きな、ちょっと変わった娘。ただ、ちょっとペシミスティックな傾向が見れ、これが物語を思わぬ不幸へと導く事へ・・・。
@特殊イベント1:「なな色お弁当大作戦!パート1〜3」
(必要条件; 好感度>普通、雑学>90,魅力>30)
(発生時期:5/1〜6/30、発生場所;特になし)
歴史オタクな青りんご。そんな彼女を何とか誘い出せるようになっても、何故かどんな場所でどんなデートに誘っても歴史資料館や史跡巡りになってしまう(w
しかし、流石は女の子。見学後には、青りんごが手作りお弁当を振る舞ってくれるという何とも嬉しいイベントが自動発生するぞ!
「お料理大好きなんだ。自慢のお料理、食べてみてね(は〜と)」
お料理は全部で3パターン。以後のゲーム進行のため、全部見る必要があるぞ。
・パート1;卵焼き、たこさん&かにさんウィンナー、うさぎさんリンゴのサラダ、ハート型ハンバーグ、
うん!どれも美味しい!スゴイぜ青りんご。
そして、…謎の茶色のおにぎり。焼きおにぎり?(ぱくり)
「かわいいでしょ?ココアパウダーのチョコおにぎりだよん。」
ブッ!
「具は『ももいろくまさん』のグミなんだよ。どう?かわいい?」
…おいしいかどうか聞くだろ?普通。流石電波板住人。
・パート2:前回の反省から今日はクラブサンドイッチ。
トマトと生ハム、タマゴとツナ、苺ジャム、サーモンムニエル…、ふぅ〜、今日はまともだ。
しかし、その中の一つにを口にする。甘い。ハチミツ?何かサクサクする。
中の具を一個摘んでしげしげと見てみる。…なんスか?このちっこい六本足?
「キイロスズメバチの姿揚げ。精力剤なんだって!」
ブゥッ!
「でも。ねえ、せーりょく剤って何?コンニャクの砂取りみたいなモンかな?」
・・・なんでそんなおばあちゃんみたいな事知ってて精力剤を知らんのだ?
・パート3:「ごめんねごめんね。でも、今日は大丈夫だよ!今日は中華だもん。」
やな予感。
ぷうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
うううううううううううううううううううううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。
…もうダメ。最後に教えて。何この殺人的な異臭は。
「(鼻つまみつつ)にほひほ〜ふっていっひぇね、おほ〜ふをはっひょーはへへえ」
(におい豆腐って言ってね、 お豆腐を発酵させてね…)
何で、そんな世界レベルの珍味をデートのお弁当に持ってくるかなぁ。ぱたり。
@特殊イベント2:「準備運動は大切。」
(必要条件; 好感度>好き、雑学>90,魅力>30、体力>90)
(発生時期:7/20〜8/31、発生場所;海)
夏です!海です!
ヤッタ!
つるぺたキャラのお約束!ワンピースの黄色水着!!お胸のひまわりさんも満面の笑み!
「えへへ!結構泳ぎは得意なんだよ。さあ、あの島まで競争しよう!あの島のほこらはその昔、西村弐板守浩之が剣術修行のため引きこもってた時にね…。」
んで、一緒に泳いで渡ろうと海に入るキミと青りんご。
…が。
「うわぁっ!何の前触れも脈絡もなく腓(こむら)返りだよぉがぼがぼがぼがぼ・・・・・。」
・・・。
ふう。何とか溺れる青りんごを救い出すキミ。どう見ても呼吸困難状態。
これは…やるっきゃないっスよね!?人工呼吸!!英語でMouse to mous!!(鼠かよ?
力一杯息を吸い込み、いざ!って時に…
「・・・。」
息吹き返す青りんご。
「きゃ〜〜〜〜!!
きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!
きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!ったら!!きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!きゃ〜!!
人が気を失ってるうちに・・・。ひどーい!!レイプマンよォ〜〜〜ッ!あ〜!さてはもう既に色んなエッチな事したんでしょぉ?!『まずはムネを揉みほぐしてやるワイ。この貧相なムネをワシが揉んで揉んで揉みまくって当社比3倍に膨らましてくれるワイいひひひひ!!』とか言って!サイテーッ!そりゃこよみはムネ無いよ!ブラなんか中学の頃からの使えるよ!だからって!だからってそんな…ひどい!ひどいよぉ〜っ!ウワ〜ン!もうこよみお嫁にいけないよぉ〜〜〜っ!汚れちゃったよぉ〜〜〜〜〜っ!どうするのよバカバカバカァ〜〜〜ッ!!(ぽかぽかぽか)」
とポカポカ殴られる(結構痛い)キミ。選択肢は『責任を取ろう!結婚してくれ!』を選ぼう。
「え?…(真っ赤になりつつ)な、なに言い出すのよぉ。ばか、冗談に決まってるでしょ、冗談に…。」
と言って機嫌を直してくれる青りんご。
(間違っても『そんな貧相なモンつまむか!』を選んじゃダメ。
「どうせつまむところしかないですよォッ!ばかぁっ!!」
と叫びつつ、青りんご怒りの鉄拳(原題『Fist of furry』ブチ喰らって一月動けなくなってしまうぞ!)
さて日も暮れたし帰ろうって時。
「ねえ?でも、本当に。…責任、とってくれる?」
ええ?そ、それって?!
「こよみね・・・。
…って、うわぁっ!何の変哲もない平坦な路上で又もこむらがえりだよぉぉ〜〜〜〜〜っ!」
器用なヤツ。
@特殊イベント3:「紅い思い出はどんな詩?」
(必要条件; 好感度>好き、雑学>120,芸術>90、魅力>30、体力>90)
(発生時期:10/1〜10/31、発生場所;山)
秋に『山でハイキング』に誘うと発生。
ハイキングコース入り口のバス停を降りるなり、お弁当を開き出す青りんご。ハイキングなのに?
「ココが目的地だもん。
ねえ、見て、この檜(ひのき)。『毘沙門檜』っていうんだよ。永禄3年に時の武将、西村弐板守浩之が修行中に迷いを断ち切るためにこの檜に打ち込んだ傷が模様になって、こんなカンジの毘沙門サマの形になったんだって。面白いよね。」
と言って樹の皺を指さして解説する青りんご。…どう見ても只の枯れ木の皺だが、なぁ?
「すごいよね。こよみ達が生まれるずっと前の、そのまたずっと前の人の生きてた傷跡がこうやって残ってるんだよ。想像もできないなぁ。」
続ける青りんご
「樹齢300年なんだって。そんな物凄い時間だよね。
そんな時間の中を、この樹は見続けてきたんだね。
どんな物語を知ってるんだろう?この樹は。どんな出会いを知ってるんだろう?この樹は。
きっと辞典より厚い詩集を書けるよ、この樹は。
どの詩もみんな過ぎた過去の事。でも、この樹の中では今も続く、永遠の一部。
こよみのあの思い出は、どんな詩で綴られてるのかな?ちいさな女の子の、始めての告白の詩」
え?と聞き直すと、青りんごが語ってくれる。
「初めて失恋をしたの。この樹の下で。幼稚園の時だったな。保父さんに告白したの。「好きです」って。
…笑われておしまい。
ちいさな女の子の、短くちいさな悲しい物語。
永遠に近い時間を生きてるこの樹にとってはちいさな出来事だったんだろうけど、
見て。この檜さん、優しそうな顔してるでしょ?
きっと覚えててくれてると思うんだ。あの時の悲しい思い出を、素敵な詩に変えて、
ずっと…、ずっと。
こよみが消えて、無くなっちゃったその先までも…。」
ちいさな、悲しく、そして美しい思い出を語る青りんご。
キミは肩口に落ちた紅葉の一葉をつまみ、青りんごの胸のポケットに刺し、思い出は、これからだって作れるよ。と囁く。
「ありがとう。
うふふ。そうだよね!現に、今日だってこんな素敵な思い出、出来ちゃったモンね!」
満面の笑みの青りんご。
深紅の落葉の中、キミと青りんごは甘い甘いリンゴパイを食べながら、色付く秋の山々の紅い色を満喫するのだった。
:
:
だが。
特殊イベント4;「現在(いま)色は何時も残酷の黒」
(必要条件;特殊イベント3発生後、1ヶ月後の最初に日曜に自動発生)
(発生時期:11/1〜11/31、発生場所;山)
特殊イベント3から一ヶ月後の晩に、青りんごから一通のメールが届く。添付ファイルにはニュースファイルの転載が。
何と、あの『毘沙門檜』が伐採されてしまったというのだ!
メールには短く、「つらい。会いたい。」とだけ書いてあった。
翌日、あの『毘沙門檜』があったバス停へ向かうキミ。そこで目にしたのは、アスファルトで整地された一面の平地と下品な原色の建物の骨組みたちであった。デパート、、ファミレス、コンビニ、ゲーセン、ビデオレンタル店、ジーンズショップ…。全国何処でも見かける大手フランチャイズショップの数々。どうやら、ココを一大ショッピングモールにしようという計画らしい。
一つの巨大な切り株を見付けた。切り口には生気がなく、明らかに枯れ木の切り口であった。そう、あの『毘沙門檜』の切り株だ。
「何で?ねえ、なんでこんな事になっちゃたの?どうして?」
考えてみれば当然だ。こんな枯れ木に観光名所としての集客力がある訳がない。だったらいっそ、こういった大規模資本に委ねた方が地域発展につながる。それに切り株から見ても分かるように、この樹はもはや寿命だった。倒木による損害を考えれば、伐採が正解だ。
「ひどい…ひどいよぉ…。」
ポロポロと泣き出す青りんご。そんな彼女に、キミは地元の人達にだって生活があるんだから、しょうがないと諭す。
「でも、でも、
…何人の人の、幾千、幾万、幾億の思い出が、あの樹にはあったんだよ!300年もの間の、途方もない数の思い出だよ!
それがこんなにあっさり…こんなに簡単に…。
まるでそんなこと無かったんだ、始めから無かった事みたいに…
永遠の語り部だったんだよ!この樹は!!
なんで?なんでなの?!この樹に詰まっていた想い達はなんだったの?!何の意味もなかったの?!
ねえ!教えて?!無意味なの?!思い出なんて!あの素敵な時間は何の意味もないものだったの?!
ねえ!ねえってばねぇ!こよみバカだからわかんないよぁお。何でなの?なんで・・・なんで。」
半ば錯乱気味の青りんごを抱きしめ、キミは言う。生きていくって事はそう言うことなんだと。過去を踏み台にして明日へ進むものなんだと。思い出はその為のステップなんだと。昨日を、過去を、思い出を踏みしめて延々と進んでいく。それが生きていくって事なんだと思う。と。
その踏み台に、『毘沙門檜』もなってしまったんだよ、と。
ブルブルと震え出す青りんご。
「ねえ。じゃあ、この、こよみとキミとのこの時間もそうなの?
思い出になって、消えちゃって、誰も語ることなく消えていっちゃうの?
…そんなのイヤだ!イヤだイヤだイヤだ!
…怖いよ。
…怖いの。
こよみのあの日のあの想い。
誰にも知られず、語られず、消えていっちゃうなんて。そんな怖いのこよみ嫌ァ!」
・・・。
樹の詠う詩が聞こえる、豊かな感受性の少女が感じてしまった孤独。
この孤独をどうして埋められよう?キミは永遠の存在ではない。刹那の生を受け、明日をも知れず消えていく運命の、只の人間だ。
*ここでパラメーターが文系>90,美術>120、雑学>150に達していないと
「誰だって、最後はひとりぼっち。孤独に生まれて、孤独に終わるものだよ。」
と言ってしまう。この台詞が出てしまうと青りんご攻略は不可能。
→上記パラメーターが達していると、何も言えず、ただただ泣き続ける青りんご抱きしめ続けるしかない状態のまま終わる。
そして、心中でこう呟く。
強く。強くなってくれ。
と。
特殊イベント5;「そして新雪の白に帰る」
(必要条件;特殊イベント4発生後、2ちゃんで青りんごにレス100回以上
好感度>大好き、文系>90,美術>120,雑学>150
(発生時期:12/24、発生場所;山)
『毘沙門檜』の件からというもの、2ちゃんでの青りんごの荒れっぷりが物凄い事に・・・。
半ば荒らしと化した彼女を諭すのはかなりの難題だが、上記パラメータが達していると何とかなだめられる。
そんな或る日、青りんごからクリスマスパーティーの誘いの電話が。
ふたりっきりで雪山のペンションに行こう、と誘われる。
何とも美味しいお誘いに悶々と期待膨らませつつ、新雪の積もりだした静かなペンションへ。
中では青りんごが御馳走を作って待っていた。
しかし、その表情は暗く、元から肉付きの良い方ではなかった頬は完全に痩せこけていた。よっぽどあの件がショックだったのだろう。
青りんご特製のクリスマスケーキを頬張りつつも、どこか沈黙の空気。
そんな中、青りんごが特製ミルクティーをキミに注ぎながら口を開く。
「あらから、ずっと考えてたの。
こよみ、これからもずっとあの檜さんみたいに、幾つものものを踏みにじっていきていくんだろうなって。
永遠に続くわけでもない、このちっちゃな胸の中でトクトクいってる短い命のために。
どうせいつか、消えていっちゃう想い…、ひとりぼっちになっちゃうのがオチなのに…」
甘い、それはそれは甘いチャイ風の特製ミルクティーを飲み干し、キミは青りんごに、何を言い出すんだ、と怒鳴る。
しかし!
なんだ?視線がくらむ。四肢が震え出し、まるで感覚が無い。自分の呼気が雑音のように脳内に響く。
一瞬の嘔吐感。後頭部に響く冷たい痛感が、キミが仰向けに倒れたことを悟らせる。
泣き笑いの青りんごが自分のカップにミルクティーを注いでいる。
何が起こったのか、まるで分からない。
「だからね…、だから、
そんな非道いこと、つらいこと、悲しいこと、もういやだから・・・。」
カップのミルクティーをあおる青りんご。吐き戻そうとする口と鼻を賢明に押さえる。
そして、バタリと倒れる。
毒か?!あのミルクティーの中に毒が盛られていたのか?!
まるで虫のようにぷるぷると痙攣しながら、キミの胸元にしがみついてくる青りんご。
その小さな唇から、弱々しく、言葉が漏れる。
「…一緒に、死のう。
…一緒に。閑かな闇の中。
永遠に、さびしくないの。
ずっといっしょ・・・ね。」
弱々しい、涙混じりの笑顔。
しかし、キミはもはや、胸の上の青りんごの重ささえ感じず、完全に感覚を、意識を失ってしまう。
*ここで体調>100、体力>200に達していないとGAMEOVER。
そのまま二人は永遠の眠りの中に…。
上記パラメーターを満たしていると特殊イベント6へ・・・。
特殊イベント6;「それでも、生きてください。」
(必要条件;特殊イベント5発生時、体調>100、体力>200で自動発生)
(発生時期:2/28、発生場所;病院)
あれから2ヶ月。
リハビリの甲斐もあり、キミは何とか一人で歩けるようにまで回復していた。
だが・・・青りんごは。
体力不足が祟り、今もなお植物人間状態だった。
一向に快復の兆しが見えない。その原因は体力的な事もあるが、何よりも生きようという意志が完全に喪失しているためだという。
意を決してキミは青りんごの眠る病室へと入っていく。無数の管に繋がれた哀れな少女、青りんご。
キミは彼女の手を握り、こう呟く。
生きてください。
追いかけてきてください。
生きていれば、これからつらいこと、淋しいこと、悲しいことが一杯あるでしょう。
それでも、生きてください。
貴女が欲しいから。
貴女が好きだから。
…でも、ボクだって何時までもそばにいられない。
いたくてもいられない。
だから、追いかけてきて下さい。
色んな艱難辛苦が貴女を襲うでしょう。
でも、それでも追いかけてきてください。
ボクが好きならば。
その為に、強くなってください。
強く、強く生きてください。
ボクと、キミの愛のために。
その時、青りんごの頬を一筋の涙がつたう。
外部の刺激を一切感じないはずの青りんごが、涙したのである。
言葉が、想いが通じたのだろうか?
一縷の望みが見えた。…気がしたキミは、静かに病室を出た。
後は、青りんごがキミを追いかけてきてくれることを祈るばかり。
そう、今のキミは彼女を待つしかないのであった。
→BRANDNEW ENDINGへ
☆BRANDNEW ENDING
−−−春
辺り一面の緑。若草生い茂る春風に歌う草原。
買ったばかりの車を降りると、トランクから車椅子を取り出し、助手席の青りんごを乗せた。
そして、
ガラガラガラ!
「きゃーっ!」
青りんごを乗せた車椅子を押しながら、力の限り走り出すキミ。
キャッキャキャッキャとはしゃぐ青りんご。
頬にかかる風が冷たいながらも、何故か暖かく感じる。
春。
生命に溢れる青の季節。
あれからもう一年。
青りんごは奇跡的な回復を遂げ、今日、やっと外出許可を貰えたのだ。
それを記念して、キミは取り立ての免許で青りんごとのドライブをプレゼントしたのだ。
しかし…
ガタッ。
「わ!わ!わ!きゃ〜っ!」
大きな石ころに躓き、青草が生い茂る土手に転げ落ちてしまうキミと青りんご。
慌てて青りんごを探すキミ。
「お〜い!こっちだよぉ〜。くすくすくす。」
幸いお互い擦り傷程度だったようだ。笑いが止まらない青りんご。
車椅子から放り出され、動かぬ足をその両手で引きずりながら、キミの元に地面を這って寄ってくる青りんご。
その細い腕で、彼女はキミの元に這い寄ってくるのだ。
一歩、また一歩。ゆっくりと…
膝を下ろし、寄ってきた青りんごを抱え、そして抱きしめるキミ。
医師の話では、両足の神経が麻痺したまま、恐らく二度と動かないだろうと言う。
だが、生きている。こんなに強く、時任こよみは生きているのだ。
キミの胸の中で青りんごが呟く。
「ねえ。確かに、思い出は何時か消えちゃって、未来は良くわかんなくって、何が何だか分かんないけど…
『現在(いま)』はあるんだよね。確かな『現在(いま)』があるんだよね。
キミと一緒にいる、この『現在(いま)』は、嘘じゃないんだよね。
だから、もう怖くない。
ひとりぼっちだなんて思わない。
ずっと、…永遠を願うから、…過去でもない、未来でもない
『現在(いま〕』がステキ。
この世でただ一つ、確かな『現在(いま)』を大切に積み重ねていくの。
キミと、ふたりで。ネ。」
そう語る青りんごの小さな、紅い唇に口付けをするキミ。
深く、ゆっくりと深く…。
そう、ふたりで『現在(いま)』を積み重ねていこう。
ずっと、ずっと…。
爽やかな風の中、キミの胸の少女に、言葉無く、そっと誓うのであった。
* * * * *
「さあ〜、La amoureux,se poemeの始まりやで!!」
チェキ(CV;半場友恵)
プロフィール
本名;アニス綾瀬川(あにす あやせがわ)19歳
身長;158p
体重;49s
スリーサイズ;B86,W58,H88
@プラチナブロンドに八重歯がカワイイ日系フランス人。本名はアーニス=フェレ・アンドルセン・綾瀬川。愛称はAA。兄のビョルンと二人暮らしをしている美大生。おフランス人なのに何故か関西弁で喋る、変な娘(w。いっつも陽気で前向きな性格で、日本文化をこよなく愛する生粋のアーティスト気質の少女だが、兄ビョルンの過保護さに少々不満が積もっているようだ。そんな彼女との、思いも寄らぬ甘く切ない物語がキミを襲うこととなるのであった…。
特殊イベント1;「Grande vagueのいげずぅっ!」
(必要条件;好感度>普通、美術>90,容姿>60)
(発生時期:7/20〜8/31、発生場所;プール)
夏休み中にチェきをプールに誘うと発生するのがこのイベント。
「どないや!たいしたモンやろ?!」
おお!チェきのナイスバディを包むのは、何と白ビキニ!
新設の波の立つプールではしゃぎまくるチェき。波に流されながらキャーキャーとはしゃぐ。
そして数刻後。水面から首だけを出してキミの元にやってくるチェき。
「・・・なんも言わんと、タオルよこしぃや。」
どうしたのか?と問うと、何か歯を剥いて怒鳴り出すチェき。何だ何だ?
取り敢えずタオルを渡すキミ。
<三択>
・「ハンドタオル」→「こんなんで隠れるかぁっ!(キック)」(好感度↓)
・「白いタオル」→「透けてまうがなボケぇッ!(キック)」(好感度↓)
・「柄物のタオル」→「・・・(無言で胸元でキュッと縛る)」(好感度→)
え?何で胸にタオルを・・・?
「ごっつムカツク!折角今年用に新しく買った水着なのに波に流されてもうた!ああホンマ腹立つぅっ!」
なんと、水着のブラを流されてしまったのだ。お陰で終始不機嫌なチェき。
好感度も下がってしまうし、後の進展に影響のないイベントだが、チェきのセクシーショットの為に是非とも見ておきたいイベントだ(w
特殊イベント2;「ウチのあんちゃんJoliet garConやねん。(前編)」
(必要条件;好感度>普通、美術>90,容姿>90、体力>90)
(発生時期:9/20〜10/8、発生場所;イベントホール「暗黒舞踏」開催時)
秋にイベントホールで暗黒舞踏が開催される。早速チェきを誘うが、
「イ・ヤ・や!絶対いかへん!」
との返答。何度も食い下がると、ようやくしょうがなし承諾。
で、当日。
そこには髪をツインテールにし、おっきなリボンにフリフリのピンクハウスを着込んだチェきが?!
「笑ったら本気で殴る!ええな?!」
…だったらなんでそんな格好?
そして上演時間に。ふとパンフレットに目を通し直す。アレ?『主演;ビョルン綾瀬川』って…。
開幕と共に、キミは劇的な空間にその視界を奪われる。
見よ。今この舞台の上を舞う、一人の美しくも妖しき野獣を!
美しい!人はここまで美しくなれるのか?!
空間…、時流…、光…、流れる一滴の汗の軌道さえもがビョルンを彩る演出と化している。
極限の美のパントマイム。究極的なナルシズムが奏でる賛美。生命が常に孕むエロティズムの胎動。
キミの五感の全てがビョルンの中にある。
嗚呼・・・。これがビョルン=フェレ・アンドルセン・綾瀬川。
美しい。あまりにも美しい、チェきの兄である。
感動したキミはチェきを連れて楽屋へ向かう。本気で嫌がるチェき。そこでビョルンと対面するキミ。しかし、ビョルンはキミには目もくれず、妹チェきに一目散に飛びつく。
「OH!私のカワイイあーにぃす!見に来てくれたザッマースね!」
いうなり、チェきを強く、熱く、激しく包容する。そりゃもう「キ、キミたち!実の兄妹でソンナ事をォゥッ?!」て程に…。
「いい子だアーニィス。ミーの言う通り、ちゃんとレディに相応しい格好をしてきたようだね。」
「…コンナ格好で外歩くの、こっぱずかしいねん。ウチもう19やで。」
「ノンノンノン。可憐なミーの妹に相応しい、実にキュートでコケティッシュザッマース!あ〜ん、カワイイカワイイ私のアーニィ〜ス!!今日はちゃんと早くお家に帰ってあげるザッマース。ちょっと淋しいだろうが、良い子にして待ているんだよ。いいかい?ミーのカワイイ仔猫チャン(は〜と)」
終始、妹のチェきにベッタリのビョルン。声もかけられずにいるキミに気付くと、いきなり眼光鋭くキミを睨む。
「アッハ〜ン?アーニィス、なんなんザッマースか?この糞虫は?ン?Que'st-ce que c'est?」
「Ce N'est rien!友達や、あんちゃんにはど〜でもええやろ。」
「な、なんと?!私の可愛いアーニィスに、こんなブタにも劣るLaideurが付きまとっているなんて、…嗚呼、ミーは我慢できないザッマース!!」
「せやからタダの友達ゆうとるやん!もおええ!ほれ、帰るで!」
憤慨したチェきがスタスタと帰っていく。その後を追うキミの頬に、一線の冷たい感触。
ビョルンの投げたナイフが、キミの頬を掠めたのだ。
「オイコラそこのタコ。耳かっぽじってよぉ〜く聞けや。ええな?アニスはワイの、大事な大事な、ほんまものごっつぅ〜大切な、この世でたった一人の妹やからな?変なトコしてみい。例え何処へ逃げようとも、必ずいてこましたるさかい、あんじょう覚悟しときぃや!ええな!!」
こ、怖い。眼光が先ほどにも増してキミを刺す。
<後編へ>
特殊イベント2;「ウチのあんちゃんJoliet garConやねん。(後編)」
楽屋を出たキミを心配げにチェきが声をかける。
「あんちゃんに何かされへんかった?えんろスマン事になってしもたなぁ。ビョルンあんちゃん、シスコンゆ〜か、ホンマ過保護やねん。」
チェきが言葉を続ける。
「ウチんトコのおとうちゃんもおかあちゃんもゲージュツのお仕事しとるねん。結構売れてんねんで。で、なんやかんやで昔ッから家おらんことおおかったさかい、あんちゃん、ウチを守らなあかん思い込んでもうて、何かに付けあんなカンジにウチの周り寄ってきたオトコ片っ端から追い出しとんねん。…ホンマ、ええ加減にして欲しいわぁ。ウチかてデートの一つや二つぐらいしたいっちゅ〜のに、ウチのこといっつもお人形さんみたいに大ィ〜事に大ィ〜事にしくさんねん!ああ、もう!なんかムッチャ腹立ってきたわ!あのバカ兄貴ィッ!」
そんなチェきに、大事に思ってくれてるんだからそんな言い方良くない、とキミが窘めると
「そやな。まあ、何だかんだでちっちゃい頃から世話なりっぱなしやしなぁ。それに、やっぱあんちゃんカッコエエからな。びじゅある系やしな。ウチもあんちゃんの事大好きやねん。悔しいけど。」
・・・。何か、複雑な背反する愛憎感情を抱いてるんだな、チェきは。
「あ、なんやなんや?妬いとんのか?キャハハ!兄貴と妹の仲にヤキモチ妬いてどないねん。アホやなぁ〜、自分。」
とキミの背中をバン!と叩くチェき。いつの間にかいつものアッケラカンとした笑顔に戻っている。
ちょっとした安堵を感じながら、キミとチェきは帰路を歩いていった。
特殊イベント3;「ホンマのJaponais teinteやで!」
(必要条件;特殊イベント2発生後、
好感度>好き、美術>150,容姿>120、体力>90、で自動発生)
(発生時期:11/1、発生場所;美術館)
11/1にチェきから電話が入る。なんと、絵画コンクールで最優秀賞を獲ったというのだ。
早速二人で美術館の展覧会へ向かうキミとチェき。観覧者達の目を引くチェきの絵。流石AA職人、近代的なPOPアートだ。原色を大胆に用いた、直接右脳を刺激するかのようなパッションのある絵だが、どこかその中にゆったりとした色彩の調和が見られる。むむぅ…これって・・・。
「わかった?屏風画の手法や。」
成る程、と頷くキミ。近代アートに古典的技法を転用するその手腕と感性に賛辞を贈る。
しかし、
「…アーニス。」
静かな声でチェきを呼びかけるあの耽美な声。ビョルンだ。
「なんやあんちゃん。見に来てくれたんか。どや?ウチの絵、スゴイやろ!」
「確かに見事な手腕ザマス。だが、問題はその題材ザマスね。」
「ど〜ゆ〜意味や?」
「奇を衒ってジャポネ調を加えたんザマしょうが、それはあくまで点取りのための小細工ザマス。そもそもジャポネの絵画に模倣すべき点など何もないザマス。ゴッホの真似事もいいザマスが、あんな貧乏人の独り善がりな戯言まで真似るのは感心しないザマス。」
「な、なんやて!」
ビョルン、ふう、とため息を付き。
「この絵を見てよ〜く分かったザマス。アーニス、お前はやはりミーと一緒にパリへ行くべきザマス。こんなせせこましい国でその感性を鈍らせるのは忍びないザマス。さ、来るザマス。」
そしてチェきの手を引いて去ろうとするビョルン。そんな兄の態度にチェきが遂にキれる。
「ええ加減にしいや!このバカ兄貴!もうウンザリや!いっつもいっつもウチの事あ〜だこ〜だつべこべぬかしおって!ウチはウチや!あんちゃんのオモチャやない!ウチの感性!ウチの感情!ウチの考え!ウチの人生!これ全部ウチのもんや!あんちゃんのもんやない!もう堪忍や!このドアホ!」
「アーニス!!」
バシッ!
チェきの頬を打つビョルン。ショックの余りポロポロと泣き出すチェき。
「・・・もう、いやや!
・・・アホ。
あんちゃんの、…ビョルンあんちゃんのアホーッ!」
泣き出したまま美術館を走り去っていくチェき。走って追いかけようとするキミの方を何者かが留める。誰であろう、ビョルンだ。
「やめるザマス。アーニスは少し一人で頭を冷やすべきザマス。アーニスは可愛い上に絵画において天賦の才を持ち合わせてしまっているため、少々増長しているザマス。珠には愛の鞭が必要なのザマス。」
しかし、と切り返すキミ。そんなキミにビョルンは首を横に振る。
「それはそれとして・・・・。」
へっ?
ぼしゅ!
ビョルンのナイスなボディブローがキミの腹にぶち込まれる!
「あんなにワイの妹に近付かンようにゆうたのに、まだワカランかこのクソボケェッ!」
撲!撲!撲!
素早いパンチが軽快なフットワークでぶち込まれていく!これがフランス式拳闘術「サバット」か?!
Smaaaaaaaaaaaaaaash!
強烈なアッパーがキミの顎に炸裂する!
「ええか!今日は命だけは勘弁したる!今度ウチのアーニスに近付いたらホンマいてこましたるでこんボケェッ!わかったかハゲ!」
薄れゆく意識の中、キミはビョルンの屈辱的な捨て台詞を耳にしつつ、気を失ってしまうのであった。
特殊イベント4;「Soigneuxはいらんで!よろしゅうな!」
(必要条件;特殊イベント3発生後、
好感度>好き、美術>150,容姿>120、で自動発生)
(発生時期:11/8、発生場所;自宅)
あれから(特殊イベント3)1週間が過ぎた。チェきはどうしてしまったのだろう?まだヒリヒリと痛む、ビョルンにやられた傷口を押さえながら物思うキミ。
ピンポ〜ン。
呼び鈴がなる。誰だろう?
「いよう!元気やったか?!」
チェき?!何故こんな時間にチェきがキミの家に?!しかもその両手一杯の荷物は…?
まあ兎に角、チェきを家に入れるキミ。
「…あれからなぁ。家に帰るに帰れへんかったんで女友達のトコ転々としとったんやけど、どっこもあんちゃんにすぐ見付かってもうて…。でな、ココなら見つからんやろ思うてな・・・。」
…え?
「そない訳やから、当分の間お前ンとこに厄介になろう思うとるねん。よろしゅうな。」
よ、よろしゅうな・・・って。オイオイ、ここ男の部屋だぞ!と忠告するキミ。
「まあ、その辺は紳士的に頼むわ。じゃ、ここの押入れ借りるでえ〜。」
と言うなり、テキパキとキミの部屋の押入を自分のベッドルームに模様替えしてしまうチェき。
押入から出た来たと思ったらもう既にパジャマ姿。ぶかぶか牛柄パジャマに袖をあまらせつつ、
「ほな、おやすみぃ〜。」ピシャッ。
オイオイ…。
「あ、そうや!」
ガラガラ!
「ええな!ウチはお前を信用しとんのやからな。お前も男やったら信用裏切る様な事は誇りにかけて絶っっ対せぇへんといてな!ウチは嫁入り前の清らかなカラダなんやからな!以上!Bonne nuit。」
あっけにとられる間にさっさと押入で寝始めるチェき。なんかグ〜グ〜いってるし。
そんなこんなで、キミの居候となったチェき。
さて、この先の展開は・・・?!
特殊イベント5;「同じLoiteの下でんねん。」
(必要条件;特殊イベント4発生後、
好感度>大好き、美術>180,容姿>150、で自動発生)
(発生時期:11/9〜1/31、発生場所;自宅)
そんなこんなでチェきとの同棲生活(単なる居候?)が始まったキミ。
上記パラメーターが達成すると以下の6つのイベントが発生する。6つ全てと特殊イベント6を発生させないと特殊イベント7が起こらないので、必ず全て見よう!1/31までに全てを見られなかったキミは即リセットを!
★パターンA
・チェきが「只単なる居候ってのも何やから、掃除ぐらいやったるで!」とキミの部屋をお掃除してくれる。
そして「……おにいはん、やっぱり男の子でんなぁ〜(w」と言ってキミのエロエロコレクションが発見されてしまう!
言い訳のしようもないキミ。勝ち誇ったようなチェきの含み笑いは意見の分かれるところだ(なんだそりゃ?)
★パターンB
・今度はお料理をしてくれる。「本場パリ仕込みのブルゴーニュ料理やで!」・・・パリ仕込みなのに?
ってか、…あの、チェきさん?このお皿の上の真っ黒な物体は、何?勇気を出して一口。ぱくり。
・・・・・・フ〜。(ぱたり。)
「なんねやねんねや?!食事中に寝込んだら牛になるでぇ〜。」
で、チェきさんも一口。
……気付くとチュンチュンとスズメの声。
二人が意識を取り戻すには翌日の朝までかかったのでした。
★パターンC
・今日は学校が無いのでお家でドラ焼き片手にメロドラマにかじりつくチェき。
「ううっ、泣けるなぁ〜。このガリガリのにいちゃん、昔仮面ライダーだったんやで〜。」
…何か、妙に所帯じみてきたなぁ〜、このフランス人。
★パターンD
・流石に美大生だけあって、珠にはお絵描き。真剣な表情のチェきに、普段からは感じない凛としたものを感じるキミ。
…しかし、キャンバスの(゜Д゜)や (・∀・)は、我々の理解できない新たな前衛芸術なんでしょうか?
★パターンE
・疲れたキミは一日の汗を流そうとお風呂場へ。散らかるチェきの下着に「またか…女の子なんだから気を使えよ」と呆れるキミ。
ガラガラ…
「あっ・・・。」
お約束。浴槽には入浴中のチェきが…。殴られるかと思えば、シクシクと顔に手をあて泣き出すチェき。
「・・・清らかな…(ヒック)
関係で、おろうゆ〜たやん。
…非道い(シクシク)。…非道すぎやぁ。いくらウチが魅力的だからって、
こんな…。こんなムリヤリ…
あんまりやぁ〜。うち、…ウチ、汚れてもうた。うわ〜ん!(シクシクシクシクシクシク…)。」
何を言っても泣きやまないチェき。機嫌直しのため、外食に誘うキミ。
…黙々と運ばれてくるメニューを次々平らげていくチェき。大丈夫か?と問うキミに
「ウルサイわい!こんなんで汚れた操は戻ってこ〜へんのや!こ〜なってら元取ったる!オイ給仕の姉ちゃん!こっからここまで全部持ってきたてや!」
ああ、金が・・・。
★パターンF
・つまらぬ事から口喧嘩になってしまったキミとチェき。遂にチェき、キレる!
「ドあほ!もう知らん!」
そして冬の雨の中へ出ていってしまうチェき。
・・・これでいい。これで家に戻るだろう。お兄さんと一緒に元の生活に戻るだろう。
と、頭では思いながらも、やはり気になって傘も持たずに飛び出すキミ。
路地裏で一人蹲るチェき。
「なんや…。あともうチョイほっといたってくれたら、あんちゃんのトコ帰る気になれたのに…
…やなヤツ。オマエはほんまやなヤツや。」
罵るチェき。しかし、頬に涙を溜めつつ
「でも、でも…なんでや?!なんで…こんなにオマエに事ばっかりなんやろ。
ウチのこの頭ン中、オマエばっかりなんや!…なんでやろ?…なんでやろ?」
そして、キミに抱き付いてくるチェき。まるで、キミの温もりを求めるかのように。
何も言わず、上着をチェきにかけるキミ。
「…びちょびちょやないの。傘ぐらい持ってこんかいアホ。
・・・でも、そんなアホが、ウチ…。」
何かを言いかけるチェき。しかし、通りすがりの車の撥ねた泥の言葉をふさがれる。
車に罵倒するチェき。元のチェきに戻ったと、キミは一安心であった。
特殊イベント6;「Lu neige de soiree・・・でっしゃろ?」(前編)
(必要条件;特殊イベント4発生後、
好感度>大好き、美術>180,容姿>150、で自動発生)
(発生時期:12/24、発生場所;自宅)
今日はクリスマス・イブ。何と、チェきの誕生日である。
「バースデープレゼントとクリスマスプレゼントが一つで済むなんて、安上がりでエエ女やなぁ〜ウチは
・・・(チラリ)。
期待しとるでぇ〜♪」
うう、露骨にプレゼントをせがまれてる…。
「あ、そらそうと、今日ははよ帰ってきぃや。ウチが手料理作ってやるさかいな。」
チェきの手料理…?!
…いえ、今日この清き日に又ぶっ倒れるのは…いやチョット贅沢してもいいんじゃないか?外食しようよ、と言うキミ。
「うんにゃ。今日はしたいことあるねん。まあ、期待して帰ってきぃや。」
不安だなぁ・・・。
に、しても、自分の誕生祝いの料理を作りたいなんて・・・何の策略だろ?
そしてキミは帰宅途中にプレゼントを買いに行くこととなる。
選択肢は3つ。
・流行のルージュ
・最新人気アーティストの画集
・ももいろくまさんのぬいぐるみ(ちっこいの)
−−−そして帰宅。
あれ、部屋に明かりが無い。停電かと思いきや、
「おかえりぃ〜。先にやらせてもろうとるで。」
コタツにスッポリはまりながら、お銚子で日本酒を呑んでいるチェきがそこにいた。
部屋の明かりはなく、コタツの上のロウソクがユラユラ揺れながら輝くだけだ。
部屋のコタツの上にはグツグツと煮えるお鍋。湯豆腐だ。成る程。これなら料理下手のチェきでも大丈夫だ。
それにしても…。折角のクリスマスにやりたかったのって、『湯豆腐に熱燗』だったの?やっぱりちょっとチェきって変わってるね、と言うと、
「ええやん。まあ座りぃな。だってウチ今日でハタチやでぇ〜。これでやっとお酒も解禁や。解禁日におコタで熱燗、つまみはアツアツの湯豆腐と…ほれ、外見て見いぃ。」
チェきの指さす窓の外を見る。
はらり、はらり・・・・。
雪。初雪だ。そう言えば、出がけの天気予報で言っていたっけ。
「初雪を肴に雪見酒や。オツや思わんか?ほれ、ご相伴せいや。雪と豆腐と金髪碧眼の美少女のお酌で呑む酒は格別やで。」
といってお猪口を渡すチェき。キミもコタツに潜り込み、早速チェきの酌を受ける。
そして乾杯する。お誕生日おめでとう、と。
「メリークリスマスも言ったッてやってや。サンタさんが妬いてまうからな。」
:
:
静かに降りしきる白雪。積もる音が聞こえてきそうな程の勢いに降り注いでいる。単調な鍋の煮える音が聞こえる中、揺らぐロウソクの明かりだけに照らされた部屋は、まるで見知らぬ場所に来たかのような錯覚さえ引き起こす。
それにしても・・・チェきは何本目のお銚子を空けたのだろう?いい加減呑みすぎだ。窘めるキミに
「ええやんええやん、こんな日くらい。
それに、…なあ。これこそ、日本的美だと思わへんか?」
酔いの廻った口から、ポロリと出るチェきの言葉が続く。
「何か、ニッポン言うたら、やれ「サムライ」や「カミカゼ」や「ハラキリ」や、みんな言うやん。
当の日本人までそんな気でおるようやけど、
…なあ、今、お前、どんな気分や?
のんびり、まったり、気持ちええやろ?
こんなに甘くて旨い酒を口にしながら、四季折々の、何の事無いありふれた普通の景色に憂いを抱きながら、
こんなぬっくいおコタんなかで、みんなでおんなじ鍋のおんなじ料理を食べ合う。
こんなノンビリまったりが当たり前に出来る贅沢。
ええなぁ。日本ってええなぁ〜。ウチ、日本人に生まれて、ホンマ良かった。
日本のええところは武士道やら忠孝やらの堅苦しいモンやない。
緩やかで、伸びやかな、この豊かな大地に許された、比べよう無い程の、やすらぎなんや。
だからウチは日本が好きや。だから胸張って言えんねん。ウチは日本人や!って。」
* * * * *
特殊イベント6;「Lu neige de soiree・・・でっしゃろ?」(後編)
自分を日本人だと誇る。
チェきの口から漏れた意表を付く一言だった。だって…
「ん?まあ、そらそうやな。ウチの目はクリックリに青やし、髪かてこんなキンキラキンや。
でも、この胸の中の魂は、立派な日本人やで。なんなら、見せたろか?(チョットチラリ)
ウソやこのドスケベ!ギャハハハハ!」
酔った勢いでキミの背をバンバン叩くチェき。痛いってば…
しかし、いきなりシュンとなり、
「・・・せやけどな、何で、何であんちゃんは分かってくれへんのやろ?
そら、あんちゃんはパリにいた時間のが長いから自分はフランス人や思うとるんやろけど、
ウチは何やかんやで神戸におった時間の方が長いから、やっぱり自分の事日本人思う方が自然やねん。
…せやのに、…せやのに!あああのバカ兄貴ィーッ!
いっつもそうや!ウチが自分の思い通りにいかんかったら何でもかんでも「ダメだ」「ダメだ」言いよんねん!
そのクセいっつもウチにベタベタしてきおって!
大体やな、この歳で妹とお風呂もお布団も一緒の兄貴なんて普通おるか?!
やっぱ変態なんやろか?あのバカ兄貴!
お陰でウチ、この歳でまだバージンなんやで!信じられるか?!こんな美少女が、やで!
もう、ホンマ腹立つ!絶対帰らへんからな!」
そんなチェきになだめるようにキミは言う。でも、お兄さんのこと、嫌いじゃないんだろう?と。
「・・・そら、まあな、
あんちゃんの事シスコンシスコンよう言うけど、…それ言うたらウチかてブラコンや。
だってあんちゃんかっこええんやもん。女の子やったら、誰かて惚れ込むてな。
顔エエし、何やかんやで優しいし・・・。
なんやかんやであんちゃんの事、気になってしゃあないんや。情けないけど。」
兄妹なんだから当たり前だ、と言うキミ。
「・・・ええい!何か辛気臭ぁなってきたわ!呑も呑もう!あ、そ〜いやプレゼント!ちゃんと買ってきてくれたんやろなぁ〜?」
で、さっきのプレゼント三択の結果が出る。
・流行のルージュ
→「・・・な、なんやねん。こ、こない色気のあるもんよこしおって!下心丸見えやで!あほ!
・・・でも、こない女扱いされたプレゼント始めてや。やっぱ、正味のハナシ、…嬉しいで。
・・・なあ。今度、これ指して、デートでもしよか?」(好感度◎)
・最新人気アーティストの画集
→「お、323の画集やん。ウチ欲しかったンや。大事にするで。
何描けばウケええか、チョット戦略も練らんと、招来絵で喰ってくの辛いからなぁ。」
(好感度○)
・ももいろくまさんのぬいぐるみ
→「・・・なあ?男ゆーんは女にこ〜ゆ〜のぶら下げてプリプリロリロリしてて欲しいモンなんかいな?
去年のあんちゃんのプレゼントと同じやで!
まあ、記念に貰うといたる。…何せ、お前とふたりっきりの誕生日の記念やもんな。」
(好感度△)
そして又酒をあおるチェき。オイオイ、もうやめておいたほうが…
「ら〜に、らいりょ〜ぶやって・・・・・。
っぷ!きゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは(…ゼ-ハ-)…きゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
はは・・・。
ふー。
くるくるくる。(きゅう。)」
…あ〜あ、遂にダウン。
毛布を持ってきて掛けてやるキミ。譫言で呟く。
「・・・ムニャムニャ……あんちゃん。…どあほ!・・・グ-」
・・・・・。
今日、確かに知った気がする。
チェきもその兄ビョルンも、互いを想う心に偽りはない。
二人を和解させねば!
チェきの笑みを濁らせたままではいけない!
そんな思いが、キミの胸を去来した。
特殊イベント7;「Reconciliationしたってぇな。」
(必要条件;特殊イベント6発生後、
好感度>大好き、美術>180,容姿>150、体力>90で自動発生)
(発生時期:2/1、発生場所;イベントホール)
和解出来ずにいるチェき兄妹の為、一肌脱ぐことを決意するキミ。
幸運にも、兄ビョルンが帰国公演しているという。早速公演会場へ向かうキミ。
控え室で待ち受けるキミ。事情を話すと、ビョルンは静かに口を開く。
「成る程…。そーいう事だったザッマースね。」
ビュン!
ビョルンの蹴りがキミの顎を砕く!
「こんガキャァ〜!よくもワイの妹傷モンにしよったなァッ!死ね!死ねェェェェ〜〜〜〜ッ!」
驚異的スピードで叩き込まれるビョルンの怒りの鉄拳!言い訳の暇も無く、ボコられていくキミ。
意識が薄らぐ。もうダメだ。キミは、このまま死ぬのか?!
しかし!その時!
「やめるんジャーイ!!!」
轟音の様な声が響き渡る!身の丈2mはあろうこの巨人は?!そして巨人は何故か縄でグルグル巻きにされたチェきを引っ張ってきていた。なんとか口の轡を取ったチェきが怒鳴る!
「なにしよんねん!このクソ親父!」
お、親父?!このアフロ頭の大巨人が?!
「ノン!パパには関係ない事ザッマース!下がってて欲しいザッマース!」
「未だわからんのかジャーイ!この大馬鹿者がァッ!トウゥッ!」
何と!あの巨体が宙を舞い、ビョルンにドロップキックを喰らわせたのだ!
「げふっ!さ、流石は我が父、芸術界最大最強の男、ジーン=フェレ・アンドルセン・綾瀬川。又の名をアンドレィ・ザ・ジャイアント…ザマス!。」
崩れ落ちるビョルン。そんな我が子を抱える大巨人、ジーン。
「我が子ビョルンよ。確かにお前の妹を思う気持ちは素敵ジャーイ。だが、アーニスの本当の幸せを願うならば、恋した男との幸せを願うべきなのではないのか?ジャーイ。」
「そ、そんな…。ああ、私の可愛いアーニス。何時かこの日が来るとは思ってはいたが…。」
「女の子はみんなそうやって家族の元から離れていくものなのジャーイ。」
ああ、とガクリ倒れるビョルン。そんなビョルンを抱え部屋を出るジーン。
「若者よ。娘をよろしくな。グフフフフ…。」
なんとかチェきの縄を解くキミ。
「すまんなぁ。ウチの家族変なの多いねん。
…でも、ホンマお前アホやなぁ。あんちゃんに喧嘩売るなんて、命知らずもええところやて。
それに、・・・変な誤解されてもうたやないの。どうすんねん?ウチらデキてるてな勘違いされてもうたやないの。お父ちゃんもあんちゃんも思いこみ激しいさかい、変な事になってしまかもしれへんで、ウチら。どないする?」
そして、俯きながら
「迷惑か?」
と問うチェき。そんな事は…無いと答えるキミ。
「当然やな!こないベッピンと噂になれるんやから!キャハハハハ!」
とはやぎ、そして
ちゅ。
キミの唇にチェきの唇の感触が・・・。
「手付けぐらいに思うときや。ウチのカレシはん(は〜と)」
そう言うと、きゃ〜きゃ〜と恥ずかしさを誤魔化すように走り去っていくチェき。
;
;
なんだったのだろう? 結局。
しかし、キミはチェきのキスの感触を反芻し、ついつい頬を緩ませずにはいられないのであった。
<『ものごっついシアワセENDING』へ>
☆ものごっついシアワセENDING
授業終了のチャイムが鳴り響く。
「おまっとさん!さあ、いこか!」
今日はチェきとのデートの日。キミの家の居候生活から離れ、一人暮らしを始めたチェき。今日はそれから始めてのデートであった。
しかし・・・。
「オゥ!アーニス!なんなんザッマースか?!そのはしたない格好は!一人暮らしを始めてから不精になったのではないザッマースか?!」
「あんちゃんウルサイ。ドライバーは黙って運転だけしときぃや。」
ふたりっきりになれると思いきや…。今日のデートのドライバーにビョルンがしゃしゃり出てきたのであった。
ともかく、ビョルンの車で出発するキミ達。すると横に巨大なバイクに跨るジーンが?!
やった。彼の仲裁でやっとふたりっきりになれる!と思いきや。
「HAHAHAHAHA…!ビョルン、お前は方向オンチだからな。パパがナビをしてやるジャーイ。グフフフフ…。」
目的地の春緑の牧場。
何故か家族同伴のデートをする羽目になるキミ。
「お前も大変やなぁ。今から舅二人に睨まれなアカンのやからなぁ〜。」
でも、それでもチェきと一緒にいたいから・・・。というキミ。
チェき、頬を赤らめ、何も言わず、・・・キミと唇を重ねる。
「Nooooooo〜〜〜ッ!き、貴様ァッ!」
「ビョルン!邪魔は駄目ジャーイ!」
激昂するビョルンを投げ飛ばすジーン。親子の激しいバトル!しかし、
「な、連中は連中、ウチらはウチら。・・・それで、ええやろ?」
…なんとも前途多難な恋になりそうだ。
でも、この屈託無いチェきの笑顔と共にあるなら、
・・・まあ、これくらいの障害、乗り越えてみせるさ。
そう心に誓うキミは、今度は自分からチェきへ唇を合わせていくのであった。
<Fin>でんねん。おおきに!
「頑張るって気持ちいい!ね、先輩!!」
スパッツくんくん(CV;田村ゆかり)
プロフィール
本名;河間緒 貞奈(がまお ていな)15歳
身長;150p
体重;48s
スリーサイズ;B74,W55,H78
@青春のきらめき!紺のスパッツがトレードマークで一人称が「ボク」な体育会系の女の子。いつもいつもトレーニングの毎日だが、一体なんの種目の選手かは(今のところ)不明。ちなみにほむら萌えJと同じ高校の後輩で、勝手気ままなほむら萌えJのフォロー役でもあるしっかり者。しかし、夜な夜な外に遅くまで出歩いている?という良からぬ噂もチラホラ…。
さあ、キミも現役女子高生と共に、スポーツで快適な汗を流そう!
特殊イベント1;「鉄の拳に2の句無し!」
(必要条件;運動コマンド実行時 好感度>普通、体力>120,根性>30で自動発生)
(発生時期:4/1〜5/31 発生場所;特になし)
運動中のキミと偶然出くわすスパッツくんくん。
何と、朝から50kmのロードワークをしているというのだ?!スゲェッ!!
「ボク、これから朝のメニューのラストをやろうと思うんです。どうです、先輩。一緒にやりませんか?」
朝のメニューって、…何で中華鍋に火をかけますか?しかも…ライスを炒めればチャーハンだが、砂利なんて炒めてどうするんだろう?このコ。中華鍋の砂利が十分に熱され、落とした紙が一瞬で燃え上がるほどになった。どうするのか、と思いきや、おもむろに手刀の構えを見せ、鍋の砂利に貫手を敢行するスパッツくんくん!
「うおりゃあああああああ!!!」
しゅば!しゅば!しゅば!!
凄まじいスピードで鍋の中の砂利に手刀を入れていくスパッツくんくん!どう考えたって大火傷だ!大丈夫なのか?と心配するキミに満面の笑みで手の平を見せるスパッツくんくん。
「ボク、いつもはチョット焦がしちゃうんですけど、やりました!見て下さい!30セット無傷でクリアしました!」
…すごい。
「先輩もどうですか?これをやると貫手のスピードが段違いにアップしますよ!ボクもこれで大分上達できましたし。」
砂利の上に手を翳してみるキミ。熱い!
何だかんだと理由を付けてその場を逃げるキミであった。
くわばらくわばら・・・。
特殊イベント2;「地獄に轟く野獣の咆吼!!」
(必要条件;好感度>普通、体力>150,根性>50達成時にデート後自動発生)
(発生時期:6/1〜7/19 発生場所;映画館)
毎日毎日トレーニングのスパッツくんくん。たまの息抜きとデートに誘うキミに快くOKしてくれるぞ。
「ボ、ボク…デートだなんて…、初めてで…、緊張します!ハイ!」
デートの場所は映画館に限定される。どうも「デート=映画」と言うイメージがあるらしく、デートしよう!とキミが言うな梨
「あ、ハイ!では、駅前の映画館でお待ちしています!…あ、な、何時頃に行けばいいでしょうか?先輩!」
と答えてくる。
…本当にスパッツくんくんは今時珍しいほどに純朴で真面目な少女である。
その礼儀正しさに感心しながらも、疲れないか?と心配するキミは映画館を出て、公園で一緒にアイスを食べようと提案する。
「…なんか、ボクがこんな事してるなんて、…思っても見なかったです。ちょっと…ドキドキします。」
そう俯く彼女からは、普段はあんなハードトレーニングを重ねているとても思えないほどの初々しさが溢れていた。
しかし!そんな二人の前に現れた謎の女!金髪縦巻ロールが凄まじい、いかにもお嬢様!といったカンジのこの女は一体…。
「春日小路さん…」
「あら河間緒さん。こんなところでノンビリデートだなんて、随分余裕ですわねぇ〜?
それとも、明日の試合なんて眼中にないとおっしゃるのかしら?チャンピオン様?」
金髪女は露骨なイヤミを吐く。身構えるスパッツくんくん。
「ボクはいつでも全身全霊、日々精進を忘れてはいない!どんな相手だって全力で戦うよ!」
「うふふふふ・・・。まあ、何にせよ、その気力で決勝まで来て下さらないとワタクシとしても
面白くありませんかしらねぇ。
…決勝戦でお会いしましょう。河間緒 貞奈さん。いえ。『スパッツくんくん』さん。
必ず貴女をこの『はるひ1000』こと春日小路千歳が見事に倒して見せますわ。
アナタはこのワタクシの前にひれ伏す運命なのよ!オホホホホ…!!
それでは、ゴメンあそばせ。」
はるひ1000、いや春日小路と名乗ったその女は高笑いと共に去っていった。
スパッツくんくんの先ほどまでとの眼光の違いに気付くキミ。
一体何だというのか?まるで事態が理解できない。
そして口開くスパッツくんくん。
「先輩…。以前、ボクが何故こんなに鍛えているかを聞きたがっていましたね?
明日、その訳をお見せしましょう!明日の夕方6:00、東京ドームで待っていて下さい!!
全てを…お見せいたします!」
東京ドーム?
一体何が待ち受けているというのだろう?
特殊イベント3;「見よ!落陽に誓った紅蓮の撃墜王!!(前編)」
(発生条件 特殊イベント2発生後の翌日に自動発生)
(発生場所 東京ドーム)
昨日のスパッツくんくんとの約束通り、東京ドームへ向かうキミ。言われた通り、中央エレベーターで非常ボタンを押しながら8、8、2、2、4、6、4、6、開、閉と順に押す。すると非常無線が繋がるなり、「ナポレオンの切り札は?」と合言葉を求められる。
選択肢は以下の3つ。
・「ダイヤの7」(正解)
・「カマクラダイブツ」(不正解;ミサイルに噛み殺されます【GAMEOVER】)
・「ロディマス!」(不正解;ユニクロンに食われます【GAMEOVER】)
見事正解すると、エレベーターは地下300mまで急降下し、キミを秘密の空間へと運んで行く。
エレベーターが開くなり、すさまじい歓声の轟き、キミの耳を劈く。そこは中央に巨大な八角形の檻が設置された、広大なイベント会場であった。
こ、これって噂に聞く『地下格闘場』ってヤツ?
スパッツくんくんはグラップラーだったのか?!
こんな展開だなんて、梶〇一騎か板〇恵介に訴えられないか?!ハラハラ…
…でも、何か格闘場の割にはヤケにデカくて高いオクタゴン・リングなんスけど…。どう見ても野球場一面分は由にある。これってどゆこと?
リング中央に一台のヘリが近付く。どうやらリングアナを乗せたヘリのようだ。それに合わせて観客席のどよめきが否が応にも盛り上がっていく。ヘリがリング中央で止まる。選手紹介が始まるようだ。一瞬の静寂。
「青龍の方角ゥッ!!常勝無敗の撃墜王!河間緒“スパッツくんくん”貞奈ァーッ!」
一気に沸き上がるギャラリー達!!それに合わせて入場するスパッツくんくん…の筈だが
・・・アレ?スパッツくんくんってあんなゴツかったかな?それに、足音が「ガシン!ガシン!」とかいってるし…。それに、…目の錯覚か?頭がヘリと同じ位の高さに在るような気が…。
いや、違う!錯覚じゃない!!本当にヘリと同じ高さだ!…ってかアレはスパッツくんくんじゃない!何なんだあの真っ赤なロボットは?!
「スパッツくんくんの乗り込むモビルグラップラーは御馴染み!紅蓮のガンガル、『レッドガンガル』ゥーーーッ!」
リングアナのシャウトが続く。モビルグラップラー?!レッドガンガル?!
「対するは白虎の方角ゥッ!!インド出身、ガンガルガルーダ!!」
リング反対方面から現れたのはこれまた巨大ロボットであった!
睨み合うニ台の巨大ロボ。今、ゴングが鳴り響く!つまり、この巨大リングの中でこのロボット達が戦うと言うのか?!
激しいバトルが続く!分離攻撃でレッドガンガルを翻弄するガンガルガルーダ!その一瞬の隙を付き、紅の鉄拳をブチ込むレッドガンガル!
「今だッ!食らェェェェェーーーッ!!
必殺!!エレクトリッグ・フィンガァァァァァーーーーーーーーッッッッ!!!」
1億ボルトの超電撃に包まれたレッドガンガルの貫手がガンガルガルーダを貫く!ガンガルガルーダ大爆発!やった!レッドガンガルの、スパッツくんくんの勝利だ!
レッドガンガルのコックピットが開く。中から出てきたのは、あの紺のスパッツも眩しい、愛らしい少女、スパッツくんくんであった。リングアナから投げ渡されたマイクを手に握り、勝利の雄叫びを上げるスパッツくんくん。会場の興奮は最高潮に達し、いつのまにかキミもノリノリ状態であった。
そんなキミに黒服の男達が耳打ちする。選手控え室に来て欲しいとスパッツくんくんからの伝言を受けたと言うのだ。
伝言?一体なんだろう?
<つづく!>
特殊イベント3;「見よ!落陽に誓った紅蓮の撃墜王!!(後編)」
言われるままに控え室に向かうキミ。控え室では汗をタオルで拭き取るスパッツくんくんが立っていた。
「あ、先輩!見てくれましたか?!ボクのガンガルファイトを!」
ガンガルファイト?
「そうです!モビルグラップラー『ガンガル』の地上最強を決める戦い、言わばガンガル・オブ・ガンガルズ、『Gガンガル』の名を賭けた機動武闘大会、それこそが『ガンガル・ファイト』なのです!」
「・・・そう、そしてその前大会の優勝者レッドガンガルのパイロット、『撃墜王スパッツくんくん』の異名を持つチャンピオン、それこそが彼女、河間緒貞奈。という訳よ。」
「誰だ!」
いつのまにか入口に1人の影。あの金髪縦髪ロール!!はるひ1000だ!
「オホホホホ・・・。貞奈さん。勘違いなさらないでね。前大会でレッドガンガルとアナタごときが優勝出来たのは、ロクなガンガルが出場していなかったからだけよ。でも!今大会は違うわ!この『はるひ1000』こと春日小路千歳と春日小路グループの財力と技術力をかけて、このガンガルファイトを制圧して見せるわ!覚悟なさい!」
「負けるものかァッ!!ボクは負けない!ガンガルの優劣を決めるものは財力と技術力だけじゃない!『ガンガル乗り』のガンガルへの愛と魂だという事を、ボクの空手で教えてやる!この撃墜王スパッツくんくんの名にかけて!!」
睨み合う二人の少女戦士!!
『ガンガル』なんてパチモンテイスト溢れるファイトでありながら、二人の間には激しい闘志がぶつかり合っては火花を散らすのであった!!
特殊イベント4:「浜辺でドッキン?!ビーチは誘惑スキャンダル!!」
(発生条件;好感度>好き ほむら萌えJの特殊イベント1発生後)
(発生時期;7/21〜8/31 発生場所:海)
特に後の展開に影響しないイベントだが、CGオールコンプリートを目指すなら是非見ておきたいイベントだ。
夏の海にスパッツくんくんを誘うキミ。
「海なんて小学校以来です。水着も新しく買っちゃいました。どうですか?!」
スポーツ少女のスパッツくんくんらしいスポーティなセパレートタイプの水着に身を包んでいる。
なかなか似合っていて可愛いが…やっぱり、チョット…育ちが足りない、かな?(笑)
そんな二人にどこかで聞いたアニメ声が。ほむら萌えJだ!
「うむ。なる(=ほむら萌えJ)は撮影で来ているのだ。偶然とは面白いなぁ、なのだ。」
との事。しかし…ほむら萌えJは意外な事にナイスバディ!!
ついつい鼻の下を伸ばすキミ。そんなキミを見て、ちょっと膨れるスパッツくんくん。
「む、むぐぅ〜…。
ボ、ボク、御邪魔みたいだからちょっと失礼します!」
そんなキミにそんな事を言い出して走り去ってしまうスパッツくんくん。
呼び止めるも、海岸の人混みの中に紛れ込んでいってしまうスパッツくんくん。それに何より足が、速い!
海岸を端から端まで探し、何とか見付けるキミ。人気の無い岩陰で膝を抱え膨れ顔のスパッツくんくん。
取り敢えず謝ろうとするキミ。そんなキミが言葉を出すより先にスパッツくんくんが口を開く。
「・・・そりゃ、なる先輩は素敵ですよね。綺麗だし、ナイスバディだし、美人だし。
それに比べて、…ボクは。チビだし、ムネ無いし、男の子みたいだし、
…何より、『ガンガル乗り』なんて、女の子らしくない事してるし…。
ボクって、ちっとも女の子としての魅力、無いですよね・・・。」
何となく語尾が涙声のスパッツくんくん。何か慰めのフォローを入れようとするキミだが、それより先にあの屈託のない笑顔をヒョコッと上げ、
「でも、いいんです!ボク、女の子らしくない代わりに、空手とガンガルファイトでは誰にも負けないですから!
女の魅力は無くっても、ボクはボク!無理な無いものねだりより、ボクはボクの取り柄を、ボクだけの輝きを磨いていく!
それがボクにとって空手であり、ガンガルファイトなんです!
それでいいですよね?先輩?!」
さっきまでの落ち込みようがウソのように、太陽のような燦然とした愛らしい笑顔のスパッツくんくん。
キミの返答は以下の3パターン
・「でも、貞奈は女の子として充分かわいいよ。」(好感度◎)
・「それに、その元気な笑顔も、キミだけの魅力だよ。」(好感度○)
・「よし!じゃ、早速明日も一緒に練習再開だ!!」(好感度△)
好感度の上昇率から言って一番上を選ぶのもいいが、言った後の
「え?え?え?(ぽっ。)
や、やだ!…先輩。
…いや〜ん!!はっ、恥ずかしい!!(ぼく!)」
と、言いつつ、渾身の力を込めたスパッツくんくんのビンタを喰らいっちゃいます。(体調マイナス120)
…当分療養生活を楽しみましょう(笑)
特殊イベント5;「ガンガルファイト!」
(必要条件;好感度>大好き、体力>200,体調>90、根性>90でランダム発生)
(発生時期:10/1〜11/30 発生場所;東京ドーム)
恐るべき強敵が相次いで襲い掛かるガンガルファイト!
しかし、我らが無敵の撃墜王スパッツくんくんは負けはしない!
戦え!スパッツくんくん!燃えろ!紅のガンガル、レッドガンガル!!
*上記パラメータを満たしていれば以下の4つのファイト観戦を招待される。
ランダム発生&上記パラメータを下がると発生しないので、パラメータ維持に気を付けよう。
●Fight01!〜轟竜ガンガル編〜
中国拳法の使い手、轟竜ガンガルとのファイト!
卑怯な轟竜ガンガルのフンハキャノン(口からのエアープレッシャー)の目潰しに苦戦するも、逆転の必殺!エレクトリッグフィンガーでからくも勝利!
●FIGHT02!〜エレキガンガルアマゾン編〜
何度倒しても「起き上がりこぼし」のように立ち上がってくる不死身のガンガル、エレキガンガルアマゾン!しかも生き別れの母親(偽者)を会場に用意し、精神的スキをもついてくるエレキガンガルアマゾン!しかし、貞奈は逆転の「ガンガル卍固め」で見事勝利。
「勝つ為にココまでしなきゃいけないなんて・・・。悲しいファイトでした。
…ごめんなさい。先輩!チョット、弱気になっちゃった。(てへっ。)
忘れて下さいね!ボクも忘れます!だって、また今度のファイトがあるんですから!」
勝つとは非情なことである事を悟る貞奈の芯の強さに、キミは只そばにいるしかする術がないのであった。
●FIGHT03!〜マグマウルフガンガル編〜
今大会最年長参加者、合気道家 塩山剛気が操る灼熱のマグマウルフガンガルとの対決を描く感動編。
…よりも冒頭の『女子更衣室にウッカリ…』のが重要!スパッツくんくんがスポーツブラ派であることが判明する重要なイベントだ!
「ボ、ボク…怒ってませんから…(既に半泣き)
ほ、他の人が来る前に…ヒック…早く、…早く、
・・・うわ〜ん!!出てってくださいぃ〜!」
諸君、画像キャプの準備を万端にして挑め!(笑)
「うぅ、見られちゃったよぉ〜。クスン…恥ずかしい。ボク、今度どんな顔して会えばいいんだろう…」
●FIGHT04!〜エスカルゴガンガル編〜
優勝候補のエスカルゴガンガルとの対決を前にチョット怖じ気づくスパッツくんくん。大丈夫、絶対勝てるよ、と軽く頭を撫でて上げるキミ!
「あ…。
・・・安心出来ました!ありがとうございます!先輩!
ボク、絶対勝ちます!」
(ファイト内容はいつも通りなんで割愛)
特殊イベント6;「黒い陰謀!大ピンチレッドガンガル!」
(必要条件;特殊イベント5のFIGHT01〜04全て発生後、
好感度>大好き、体力>300,体調>90、根性>120で自動発生)
(発生時期:12/24 発生場所;東京ドーム)
遂に決勝に辿り着いたスパッツくんくん。決勝の相手は、あのはるひ1000!!
決勝を明日に控えたある日、はるひ1000がガンガルのマシンメンテナンスの調整にアドバイスを欲しいと言ってくる。
「いつも河間尾さんの側にいたアナタですもの、とても良いアドバイスを頂けるかと思いましてね。」
スパッツくんくんを裏切る様な事は出来ない、と一喝するキミ。しかし、スパッツくんくんは
「ボクはお互いのベストを尽くして戦いたいんです!もし春日小路さんが必要としているんだったら、協力してあげて下さい。
それに、ガンガルはマシンの性能だけで優劣が決まる訳じゃないですから!大丈夫です、ボク、負けません!」
そんな言葉に従って早速はるひ1000のガンガル、ギラスガンガルQのメンテ調整に参加するキミ。
…しかし、何かが引っかかる。
そして決勝当日。
遂にスパッツくんくんのレッドガンガルとはるひ1000のギラスガンガルQの対決が今、始まった!
しかし、それにしてもギラスガンガルQは、…弱い!こんな弱いガンガルが決勝に残るなんて…。いや、何かがおかしい。そう、何かが…。
館内スピーカーにはるひ1000の声が木霊する。
「な、何?どういうことなの?全身のサスペンションがガタガタだわ!どうしてこんな事に?!」
全身のバランス調整ミスか?まてよ。調整ミス?
ハッ!まさか!?
館内放送ではるひ1000の絶叫が続き、キミの名を呼ぶ。
「こ、これはどういう事なの?!アナタを信頼してメンテナンス調整を一任したというのに?!
…ま、まさか!アナタ、私が負けるようにワザとこんな滅茶苦茶な調整を?!」
そんなバカな!キミは対スパッツくんくん用にベストのアドバイスをした筈だ。なのに何故?
ふと一つの結論が頭をよぎる。そう、キミはハメられたのだ!
そして遂に、ギラスガンガルQの左足サスペンションが爆発!試合は中断となった。審判団がギラスガンガルQに駆け寄る。爆破箇所を調べ、不審な爆破物を発見。何と、レッドガンガルにしか使われていない特殊合金、ガンガリウム合金で出来た爆弾がセットされていたと言うのだ!
やられた!キミはまんまとはるひ1000の自作自演のネタにされたのだ!
はるひ1000のウソ泣きが響く。
「ひどい!ひどいわ河間尾さん!こんな卑怯な手段を使ってでも勝ちたかったのォーッ?!」
「ち、…違う。ボ、…ボクは・・・。」
ショックに声が上擦るスパッツくんくん。場内はキミとスパッツくんくんへの罵声で溢れかえる。
真実を知るキミは潔白を訴えるが、興奮した観衆によって袋叩きにされ、館外へと放り出されてしまう!
はるひ1000の策略に見事ハメられたキミとスパッツくんくんの運命や、以下に?!
* * * * *
特殊イベント7;「甦る不死鳥(フェニックス)!燃えよ!赤き空手道!!」
(必要条件;特殊イベント6発生後、
好感度>大好き、体力>300,体調>90、根性>120で自動発生)
(発生時期:1/31 発生場所;東京ドーム)
はるひ1000の策略に見事はめられ、卑怯者の誹りを受けるキミとスパッツくんくん。
審判団によって再試合が設けられたが、キミは今後一切の会場への立ち入り禁止を命じられてしまう!
東京ドームの前で1人立ち尽くすキミ。・・・思うに、自分が行ってどうなるものでもない。それに自分の迂闊なミスによってスパッツくんくんが責められているのだ。どんな顔で彼女の前に現れようというのだろう?自問自答が続く。
…だが!キミは掛け付けずにはいられなくなるのであった。はるひ1000によって卑怯者の烙印を押されたスパッツくんくんを応援出来るのはキミしかいないのだ!そう思うキミの足は、何時の間にか東京ドームの地下へと向かっていたのであった。
中央エレベーターにコマンドを入力する。思った通り、エレベーターは作動しない。何とかして地下格闘場へと向かおうとするキミ。ドームの非常口、僅かな隙間、そして排気口等を手探りに進む。無我夢中で這い進んだ排ダクの窪みに落ちてしまうキミ。だが、何たる幸運!キミが転げ落ちた先はレッドガンガルの整備ドックであった!
ドック内の連絡用無線機から音が聞こえる。既にファイトは始まっているようだった。沸き立つ観衆の声はどれもはるひ1000を称えるものばかり。そして飛び交う、スパッツくんくんへの聞くに耐えがたい程の罵声の渦!
コックピット内の音声が聞こえる。どうやら、レッドガンガルのコックピットにはるひ1000が非常回線で話しかけているようだ。
「オホホホホ!いい気味ね河間尾さん。アナタの空手は確かに強いわ。でもね、アナタは戦士としてはあまりにも精神的に弱すぎるのよ!だからいつもアナタの心の支えになっていたアノ男をアナタから引き離してやったのよ!そうしたら…思った通り、河間尾さん、もうこんな簡単にボロボロなんですもの。単純過ぎて笑っちゃいますわ!オホホホホーッ!」
なんと言う事だ!スパッツくんくんの心の弱さに付け込んでくるとは!
「む…むぐぅ〜っ。」
無線から聞こえてくるスパッツくんくんの無念の声。
いつのまにか、声は涙混じりのものになっていた・・・・・。
泣いているのか?あの何時も笑顔を絶やさなかった、強く、優しいスパッツくんくんが?!
今この巨大な闘技場で孤立無援、たったひとりぼっちのスパッツくんくん・・・。
いてもたってもいられないキミは必死でドックの扉を開けようとする。だが、人力で開くような代物ではない。何もせずにいられないキミは思いきって無線に声を掛ける。頑張れ!スパッツくんくん!負けるな!スパッツくんくん!
気の利いた言葉も洒落た美辞麗句も浮かばない。だが、今スパッツくんくんを励ましてやらなければ!そんなキミの思いが無線のマイクに叩き付けられる!
「…先輩?」
キミの声が聞こえたのか?無線からスパッツくんくんの声が聞こえてきた。
「先輩!先輩ーッ!」
たまらなくなったスパッツくんくんの叫びが聞こえる。と思いきや、整備ドックの扉が無理矢理開かれる。レッドガンガルがこじ開けたのだ!
レッドガンガルのコックピットが開く。涙でぐちゃぐちゃの顔が安堵の笑みを浮かべる。
「先輩・・・。来てくれたんですね!ボクの為に…。
先輩…、いつも、ボクの傍にいてくれた・・・。
先輩…、辛い時も、悲しい時も、ずっと、ずっと一緒の…ボクの、ボクの、大好きな先輩!
ボク、ひとりぼっちじゃないんですね?先輩だけはボクの傍にいてくれるんですね?
ぐすっ…。
もう、ボクは大丈夫だ!
ボクは独りじゃない!大好きな人が傍にいてくれるんだ!
戦える!戦えるぞォーッ!
ボクは……
春日小路さん、いや、はるひ1000!!ボクはキミを倒す!
ボクの空手の究極技を!
このレッドガンガル最終奥義ィッ、今こそ見せてやるッッッ!!」
<つづく!!>
特殊イベント7;「甦る不死鳥(フェニックス)!燃えよ!赤き空手道!!」
(つづき!)
すっくと立ち上がるレッドガンガル!その瞳が炎の様に燃え上がる!!
「今更無駄よ!このギラスガンガルQの前に無様に粉砕して差し上げますわ!」
「うおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
スパッツくんくんが、レッドガンガルが雄叫びをあげる!
瞬間、レッドガンガルの外装が弾け飛ぶ!
その下から剥き出す、無数の巨大ミサイル!!!まるでハリネズミの様!!!
・・・え?ミサイル?
「全ミサイル一斉射撃ッ!!砕け散れーーーーーーーーィッ!!」
チュドーン!!チュドーン!!チュドーン!!チュドーン!!チュドーン!!チュドーン!!チュドーン!!チュドーン!!チュドーン!!チュドーン!!チュドーン!!チュドーン!!チュドーン…!!
「きゃぁぁぁ〜〜〜っ!」
文字通り、ミサイルの群れに木っ端微塵となったギラスガンガルQ。もはや僅かな消し炭を残し、跡形も無し…。
全弾撃ち尽くし、立ち尽くす骨格のみのレッドガンガル。
「やった!やりました!!やりましたよ先輩!
ボクの、ボクの空手が、勝った!勝ちましたぁ〜〜〜〜〜っ!」
いや、その…ミサイルが、空手?え?
嬉しさの余りコックピットから飛び出してきたスパッツくんくん。そのまま呆然とするキミに抱き付き(メキメキ言うし…)、歓声を張り上げる。
「先輩…ボク、ボク…。
大好きです!先輩の事、大好きです!
愛してます!!ボクの、ボクの一番大切な人!
これからも、ずっと・・・、ずっと・・・
傍にいて下さい!」
感極まったスパッツくんくん。そのまま勢いに任せ、キミの唇に口付けをする。場内から上がるスパッツくんくんを称える歓喜の声!
せっかくのキスだというのに呆然とするキミ。相変わらず抱きしめられてる肋骨がミシミシ言ってるし…。
それに…ミサイルって・・・空手か?
まあ、言わぬが仏。勝ったんだからよしとするか。
そう思った時、既にキミの肋骨は8本目がポキリと弱弱しい悲鳴を上げ、苦痛のあまりにキミの意識はどこか遠い世界へと旅立って行ってしまっていたのであった。きゅぅ。
→SUPERSONIC ENDINGへ
☆SUPERSONIC ENDING
あれから時は流れ、キミの肋骨も何とか完治し始めた桜吹雪の春の事。
キミの前にはセーラー服のスパッツくんくんがいた。
ミサイルを撃ち尽くしたために、もはや使い物にならなくなってしまったレッドガンガル。
今日は二人でそんなレッドガンガルへの別れを告げに来たのであった。
「さようなら。ボクのレッドガンガル…。」
火を燈した松明をレッドガンガルに投げ付けるスパッツくんくん。黒煙を上げ、轟々と燃え上がるレッドガンガル。つい別れの涙に咽ぶスパッツくんくんに「泣き虫だなぁ」と叱咤するキミ。
「す、スミマセン!ボク、ホント、泣き虫で…。
でも、これからは先輩がいつでも一緒だから・・・あんまり泣かずに済みそうです!…えへ。」
照れ笑いのスパッツくんくん。やはり彼女には笑顔が一番だ。
春一番に吹きすさぶ桜の花びらたち。それに包まれながら帰路を歩むキミとスパッツくんくん。レッドガンガルを失い、もはやガンガルファイトへの参加が出来なくなってしまった彼女は、今後は空手一筋で頑張っていくという。
頑張れ、そう言うキミに
「はい!だって、ボクには先輩がいてくれますから!女の子にとって、一番大切な、ファーストキッスの人が・・・これからは、ずっと傍にいてくれますから・・・。」
えへへ、と照れ笑いのスパッツくんくん。キミもついつい頬が紅潮する。
新しい道を共に進むキミと熱血少女スパッツくんくん。
キミ達には今までとは、チョット違う新たな道が待ち望んでいた。そう、恋の一直線道だ。
不思議なめぐり合わせが結んだ絆と恋心。キミはこの少女とそれを紡いでいくのだ、と春風の心地良い青空を見上げ・・・
・・・た空に何やら不審な影。コウモリ?
いや違う!あれはUFOだ!
コウモリ型UFOはキミに謎の光線を照射する!あわれ、キミはUFOに連れ去られてしまう!
気が付くとUFOの中に囚われの身となった事に気付かされるキミ。UFO内のナチス風の軍服に身を包んだ怪人達が叫ぶ!
「聞け!河間尾貞奈!いや、スパッツくんくん!我等は悪の軍団、ビルゲイツ帝国!我々は貴様を地球最強のグラップラーとして戦いを挑む!我等の誇るジ☆アニメージュ軍団の挑戦を受けてもらう!もし拒めば、この男の命は無いものと思え!」
「で、でも・・・。ボクにはもうレッドガンガルは無いし・・・。」
「ご安心なさい!河間尾さん!」
「キ、キミは春日小路さん!!」
生きてたの?
「アナタの為に、我が春日小路グループの総力を結集して作り上げた新型モビルグラップラー、それこそが、この超音速のガンガル!!『マッハガンガル』よ!さあ!河間尾さん!共に戦いましょう!私の3体合体ガンガル『ダイガンガル』と共に!」
「わかったよ!よ〜し!待っていて下さい!先輩!ボクの新たなるガンガル!マッハガンガルで、必ずビルゲイツ軍団の野望を打ち砕いて見せます!だから、もう少し待ってて下さいね!」
…なにやら、前途多難な恋となるようで。
とほほ・・・。
「誰も知らない本当の私。教えてア・ゲ・ル(は〜と)」
クラスター(CV;山本麻里安)
プロフィール
本名;早幡 紗里音(さまん さりね)29歳
身長;152p
体重;45s
スリーサイズ;B88,W54,H85
@スーツ姿にメガネが凛々しく光る知的な風貌の女先生。教科は物理。都内女子校に勤務し、生徒達の人望も厚く、いつもその周囲には自分の担任の生徒でいっぱいである。(ちなみに青りんごの担任でもある。)
そんな気難しそ気な彼女の秘密とは?チョッピリ不思議でファンタスティックな物語がキミの手によって始まる。
☆クラスター完全攻略&イベント紹介
クラスターの好感度Ageには2通りある。
『メモリーズってどう?3』
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=984224062&ls=50 で確実なレスをもらい、コツコツと好感度をageる方法。
もう一つは兎に角ネタスレにネタを書き込む事!
雑学90,容姿60以上で好感度が上がるネタを掛けるようになるので、ある程度パラメータが上がったらこの手を使おう!選択肢は『特撮系』を選ぼう。以外と初期から好感度の上がるネタを出せるようになるぞ!
しかし、一番大切なのは、流石物理の先生だけに理系パラメーターだろう。常時120をキープ。最終的には300は欲しい。
あと、青りんごの好感度にも注意!パラメーター敵に背反するので心配する事は無いが、仮にも担任、青りんごの爆弾を爆発させると、クラスター攻略は連鎖的に絶望的な事と…。
特殊イベント1;「どきどき☆ムネキュン☆ステキのセンセイ!」
(必要条件;2ちゃんでレス10回以上もらう【パラメーター関係なし】とランダム発生)
(発生時期:4/1〜5/31 発生場所;帰宅時自動発生)
帰宅途中にクラスターと対面。何人もの女生徒に囲まれ、ちょっとした裏ハーレム状態。ちょっと声を掛けると、
「あらあら、女と見れば声を掛ける。アナタも随分お暇ですこと(w」
とイヤミを言われるキミ。
よく見ると女生徒の中に青りんご発見。彼女曰く
「あのねあのね!紗里音センセーってね、ほんっと〜〜に優しくってステキなセンセーなんだよ!」
こんなイヤミ言う先生が?
「ちがうの!センセーはいっつもこよみ達の事心配してくれてるだけだもん!今日もね、こよみのお友達のスミレちゃんが英検受けても受かる自身が無いって話したら、『大丈夫、スミレちゃんは頑張ったんだから、きっと大丈夫!きっと『オプティちゃん』も応援してくれるわ』って、励ましてくれたんだよ!」
オプティちゃん?なんだそりゃ?
「紗里音センセーが教えてくれた魔法使いさんなの。頑張った人が困った時に、姿を見せずに必ず助けに来てくれる、優しい魔法使いさんなの。ほら、これがそうだよん。」
といってバックについているマスコットを見せる。なんか・・・一昔前のオタクアニメのキャラみたい。なんだ?このいかにもドジっこってカンジのメガネっ娘は?
…にしても。ちょっと子供っぽくはあるけど、こんな可愛らしいおとぎ話で慰めるなんて、本当に心優しい先生なんだなぁ。と思うキミであった。
85 :
そこもで:2001/05/03(木) 23:36
てよか、こえーよおめー。まじ。
悲惨な1スレに紹介しようにも
いまいち面白みがないなぁ。
特殊イベント3;「うきうき☆ばかんす☆イケてるセンセイ!」(前編)
(必要条件;特殊イベント2発生後、理系>150、容姿>90、雑学>120)
(発生時期:8/10 発生場所;海)
特殊イベント2発生後、なかなかデートの誘いに乗ってこないクラスター。しかし、8/9の晩に突然
「明日、私の学校の特別合宿に急に男手が入り用になりまして・・・。お手伝いして下さります?」
との電話を受ける。
『はい』と答えると8/10はクラスターの学校の合宿のお手伝いに参加する事となる。
健康的な女生徒達のスクール水着姿もいいが、やはりお目当てはクラスター!
「・・・あんまり、女性をそんな物欲しげにみるものじゃありませんよ!」
少しはにかみながらの言。
しかし・・・こうしてみると、確かにオプティちゃんなんだな、この人は。と気付くキミ。水場とあってすっぴんに近いナチュラルメイクのその顔は、彼女の真の素顔をキミに悟らせる。
幼い!それがキミが素顔のクラスターに抱いた印象であった。
何よりその身の丈。普段はかなり踵の高い靴を履いている事に気付く。本当の彼女は、やっとキミの肩口に届くか届かないかといったところなのだ。そのクセ、妙にくびれたウエストと取って付けたかと思うほどの豊乳!
う〜ん、正に魔女っ娘!(w
そんなキミの視線にかなり眉をしかめるクラスター。
「いい加減、その小さいものを見下すような見方、やめてくださりませんか?!」
そう毒づき、その後一切口を利いてくれなくなってしまう。なんでなんで?
<つづく>
特殊イベント3;「うきうき☆ばかんす☆イケてるセンセイ!」(後編)
日も沈み、合宿も終了。みんなで焚き火を囲んで夕食をとる事になったキミ。力仕事をこなし、火の周りに腰を下ろすと、隣にクラスターが腰掛けてきた。
「・・・昼間はごめんなさい。変に意識しちゃって、ついあんな事いっちゃって・・・。」
謝るのは自分だ、いくら魔女っ娘だからって物珍しげに見てしまった自分が悪い、とつい口を滑らすキミ。
「・・・ああ、そっちの方ですか・・・。やだ、私ったら・・・、この低い身長のことばかり気にし過ぎていましたわ。私、背が低い上に童顔でしょ?だから、いっつも人に見つめられると、子供扱いされてるんじゃないかと変な勘くぐりしちゃって・・・。変なコンプレックスだわ。」
軽く溜め息を吐くクラスター。
生徒たちは次第に焚き火から離れだし、何時の間にか2人きりのキミとクラスター。
そして、
「私、子供の頃からチビで、その事をずっと気に病んでいたの。だから、いっつも人に見られる度に自分の身長の事を気にしちゃって、それで何時も人に小さく見られないようにって気構えしちゃって・・・。なんだかなぁ、…もう来年で30になるってのに、こんな子供っぽい事で悩んでるなんて・・・。私、先生失格ね。」
そんな事は無い、生徒の為にいっつも一生懸命なクラスターは立派な先生だ、それにクラスターは気に病む程小さくも無いし、第一魔女っ娘なんだからそれくらいが丁度可愛いよ、と励ますキミ。
キミの一言に、クラスターはクスリと軽く笑う。その笑みは何時もの皮肉交じりの冷笑ではなく、どこか幼さを孕んだ少女の様な微笑みであった。
「うふふ・・・。そうね、大柄な年増の魔女っ娘なんて、ちょっと様にならないんね。
魔女っ娘を始めてもう彼是20年近くなるけど、いまだ第一線でやってけるのも、この童顔の御蔭だもんね。
適材適所!好きな事をやってくのに、以外と都合がいいのかもね、このアンバランスな体が。」
パチリ、パチリと薪が焦げてゆく。赤い炎に照らされたクラスターの笑顔がキミに注がれる。
「……でも、…やだなぁ、『可愛い』なんて。もうそんな言葉が嬉しい歳じゃないわよ。
でも、…嬉しい。
…なんでかな?そんな不器用な言葉なのに、アナタに言われると、なんか、ちょっと、・・・嬉しいきゅん。
……変なの。うふふ・・・。」
俯きながら、紅潮する顔を隠すように呟くクラスター。
キミも照れ隠しに、変なのは語尾に「きゅん」なんてつけるクラスターのほうさ、と返す。
「な、何よ・・・。い、いいじゃないのよ、……ばかぁ。
もう・・・。
・・・・・。
・・・・・・・?!
あっ!そーだ!」
いきなり思い出したかの様に大声で叫ぶクラスター。
「アナタに私が『めがめが☆オプティちゃん』だっての見られちゃってたんだっけ!いいわね!?私が魔女だって事は絶対秘密よ!イ・イ・ワ・ネ?!」
何を今更・・・。何とも呑気なクラスターに呆れながらも、正体がバレて大丈夫なのか?魔女っ娘モノの定番みたいに、バレたせいで何らかの罰が下されたりしないのか?と心配するキミ。
「ん〜、まあ、私の場合、精勤手当と特殊大型二種申請してあるから、47人までバレてもOKなのよん。でも、アナタで42人目だから、そろそろヤバ目なのよ。いいわね!絶対バラしちゃ駄目よ!わかった?!」
・・・47人。何とも有り難味のない数字だ。
でも、クラスターとの共通の秘密を得た事に不思議な喜びを覚えていた。絶対誰にもバラすまい、と、夏の潮風に栄える満天の星空に誓うのであった。
特殊イベント4;「バレバレ☆どうなる?☆ピンチだセンセイ!」(前編)
(必要条件;特殊イベント2発生後、理系>180、容姿>100、雑学>150)
(発生時期:9/1〜9/30 発生場所;遊園地)
海での一件以来、何かとキミのデートの誘いにのってきてくれるようになったクラスター。
「女の子の弱みを握ってデートに誘うなんて・・・。サイテーきゅん!」
と相変わらずの憎まれ口。キミもお返しに、クラスターは興奮するとその語尾の「きゅん」ってのが出てくるんだな、と指摘する。
「・・・ひ、ヒドイきゅん!女の子をからかうなんて!!もう沙里音、怒っちゃったきゅん!ぷんぷんだきゅん!」
ムキになると面白いなぁ・・・。この魔女っ娘先生(笑)
何とかクラスターの機嫌をなだめ、2人で巨大迷路に入る事としたキミたち。
最新式の仕掛けを満載したアトラクションに、童心にかえってキャッキャとはしゃぐキミとクラスター。だが困った事に、迷路の中で迷子の男の子を拾う羽目となってしまう。
「大丈夫!おねえちゃんたちと一緒に出ましょう。きっとおとうさんとおかあさんが出口で待っててくれてるはずよ。」
「ぐすっ・・・。うん、ありがとう、オバチャン!一緒に出よう!」
迷子の子の「オバチャン」の一言に、本気でムッとなるクラスターは必見だ(笑)
手を繋ぎながら迷路を進むキミ達3人。まるで家族みたいだね、とキミが呟くと
「え?な・・・なんて事、どさくさにまぎれて言い出すんだきゅん!
・・・んもう!!……ばかぁ。知らない!!」
なんて事をしゃべってるキミたちの前に、突如炎の塊が降りかかってくる!咄嗟に避けるキミたち。どうやら飾りの松明が倒れたようだ。
みんなケガがなかった事を確認して一安心したのも束の間!今度は松明の火が迷路の壁に燃え移り出したのであった!
轟々と黒煙を上げ、あっという間に辺りが火の海と化してしまった!早く逃げ出そうとするも、既に四方を火に包まれるキミたち!
もうダメだ!と諦める迷子に、クラスターは肩を掴んで励ます。
「大丈夫よ!諦めなければ、ミラクルは絶対起こるのよ!だって、よいこの傍には必ずオプティちゃんがいるんだから!」
オプティちゃん?そんなのいる訳ないよオバチャン!と泣き出す迷子。
「むぐぐ・・・。…『おねえちゃん』よ!それに、オプティちゃんはここにいるきゅん!」
そうこめかみに血管を浮かべながら胸元のメガネケースを取り出すクラスター。
…ってオイ!正体がこの子にバレちゃうだろう?!
「大丈夫きゅん!それにまだその子で41人目だしね。」
・・・41人目?
「クルウルトンボルキラクラオプティ!」
呪文と共に又もあのまばゆい光が!
「輝くメガネは希望のシンボル!
アナタの夢のお手伝い!
魔法のメガネっ娘、めがめが☆オプティちゃん!!
今日もメイいっぱい、マジカルミラクル頑張るきゅん(は〜と)」
ついに変身してしまったクラスター!いや、魔法のメガネっ娘、めがめが☆オプティちゃん!!
「クルウルトンボル〜!!出てきてきゅん!魔法の消火隊!!」
呪文を唱えると、バトンの先からポンポンと白煙とともに小さなネコ(?)の消火隊が次々と現れ、消火を開始する!
「鎮火だゴルァ!!」
「火災逝ってヨシ!」
・・・やけに口の悪いネコ(?)だが、彼らの活躍によって次々と炎を消えていく。かくして火災は消火された。
「ご苦労様きゅん。ギコ消火隊さん!」
「ミッションコンプリートだゴルァ!」
「任務完了!魔法の世界にオレ様達逝ってヨシ!!」
魔法の消火隊が消えると共に、オプティちゃんもクラスターへと姿を戻す。一件落着だ。
キミたちは迷子と共に事無く迷路を抜けることが出来た。両親の元に駆け付ける迷子のコを満足げに見つめるクラスター。
それにしても、もう43人目だぞ。大丈夫か?と問うキミ。
「43?41でしょ?」
え?だってこの間自分が42人目だと聞いたぞ、と問い返す。
「え〜?!41人目よぉ。えっと…小学校の田中くんでしょ、2丁目の多恵ちゃんでしょ、その次が・・・」
指折り数えていくクラスター。…なんか折られていく指の数がだんだん不安な程に増えていった。
「・・・で、アイツとアナタと、さっきのコの3人足して・・・48か。」
・・・・・え?
「48?!」
<つづく!>
特殊イベント4;「バレバレ☆どうなる?☆ピンチだセンセイ!」(後編)
「48?!」
顔を付き合わせて一緒に驚くキミとクラスター!何と、さっきの迷子で定数オーバーしてしまっていたのだ!
その瞬間、先程までの晴れ渡る青空が一瞬にして黒雲に覆われ、辺り一面真っ暗闇と化す。群がる暗雲の中から、雷鳴と共に巨大な顔がキミとクラスターの頭上に現れた!あれは一体?!
「ア〜ハッハッハッハッハッハーッ!ワタシャ地上最強の魔女、魔女界の女王様さ!!(CV曽我町子)」
「じょ、女王様!?」
クラスターの表情が恐怖で凍り付く。
「めがめが☆オプティちゃんよ!アンタは魔女の掟を破り、規定以上の人間にその正体をバラしてしまったねェ〜?ここに魔女の掟の下、お前に罰を与えてやるだわさァ〜ッ!(CV曽我町子)」
「そ、そんなぁ〜…。」
「さーて、どんな罰を与えてやろうかしらねぇ〜。みにくいガマガエルに変えてやろうか?それともイボイノシシに変えてやろうか?!(CV曽我町子)」
「ひ、ひぃぃ〜?!」
脅えてキミにすがり泣くクラスター。
「いやいや、どうせならお前が最も嫌がる姿に変えてやろうじゃないか!さあ、魔女の裁きを受けるのじゃぁ〜っ!(CV曽我町子)」
魔女の女王が呪文を唱える。すると、暗雲から一閃の落雷がクラスターに放たれた!
「きゃーーーっ!!!」
落雷を受け、絶叫するクラスター!傍にいたキミは落雷を眩まされる。
やっと目を開けた時、既にそこにはクラスターの姿はなく、彼女の衣服だけだ残されてるのみであった。しかし、よく見ると衣服の下から何か泣き声が聞こえてくる。クラスターの声だ!一体彼女はどんな姿にされてしまったのだろう?ガマガエルか?それともイボイノシシか?恐る恐る衣服の山を払いのけ、その下にいるクラスターの姿を見つめるキミ。
・・・・・。
あれ?裸のお人形?
そこにはクラスターそっくりの裸の人形が蹲りながらシクシクと泣いていた。いや、違う!クラスターが人形サイズに縮小されてしまったのだ!
「ア〜ハッハッハッハ!!オプティちゃんよ!お前はこれから一生そのサイズのまま生きていくのさァーッ!
ア〜ハッハッハッハ!!ア〜ハッハッハッハ!!(CV曽我町子)」
天をも揺るがす魔女の女王(CV曽我町子)の笑い声を鳴り響きながら、暗雲と共にその姿を消していった。
ポツンと残されたキミとクラスター。お人形サイズにされたのがよっぽどショックなのか、まだシクシクと泣いている。
「ひ、ひどい…。ひどいきゅん……。
只でさえチビだったのにぃ〜〜〜っ!!こんなミニミニサイズにするなんてぇ〜〜〜っ!!
ひどすぎきゅん!!イヤミだきゅ〜〜〜〜ん!!
クルウルトンボル〜〜〜〜!!」
泣きながら呪文を唱えると、どこからともなく魔法のほうきが飛んできて、クラスターを乗せて大空へと消えていってしまった。
呆けながら空を見つめるしかないキミ。
事の次第を理解し、クラスター捜索に出るのは、それから一週間の時間がかかるのであった。
特殊イベント5;「みにみに☆めちゃウケ☆お手乗りセンセイ!」(前編)
(必要条件;特殊イベント4発生後、自動発生〔パラメータ条件なし〕)
(発生時期:特殊イベント4発生から1週間後 発生場所;学校)
遊園地の件から1週間が経った。キミはクラスターの行方を求め、四方八方調べる
…つもりであったが、最初に電話した青りんごの返答でアッサリ所在が取れるのであった。
「え?沙里音センセ?学校にきてるよん。それがネ!それがネ!すんごくカワイくなってるんだよ!!」
半信半疑で早速学校へ向かうキミ。物理室の窓からクラスターの授業を覗く。
そこでキミが見たモノは!
何と!あのお人形サイズになったクラスターが教壇(の上)に立って授業をしているではないか!?
しかも何を開き直ったのかめがめが☆オプティちゃんの格好のまんまで?!
「いいですか?この様に物理化学的に証明できないものは無いきゅん!分かったかな?み・ん・な♪(ウィンク)」
魔法で1/6の大きさにになったのに?
「きゃ〜っ!沙里音センセーカワイィ〜ん!!」「ちっちゃ過ぎぃ〜!」「持って帰りた〜い!!」
しかし女生徒達にはウケが良いようだ。女子高生って、…順応性高いなぁ。
すると、其処に三角メガネの「いかにも!」ってカンジの教頭先生登場。1/6サイズのクラスターを見るなり
「まっ!早幡センセイ?!なんなんザマスかその格好は?!しかも1/6サイズだなんて!?
なんっ…なんたるハレンチ?!なんたるまいっちんぐ?!
こんなはしたない事態は我が校始まって以来の一大事ザマス!早速校長とPTAに連絡ザマス!」
論点はチョットずれてるけど、・・・兎に角教師生命のピンチに立たされるクラスター!
「教頭先生!ちょっと待って下さい!」
「まあ、なんですの?」
「沙里音先生は私たちに物理化学の大切さを身を以て教えるためにそんなサイズになったんです!」
「ええ?!な、なんですって?!」
「沙里音先生がちっちゃくなったお陰で、私たち物理の授業が楽しく受けられる様になりました!」
「これも沙里音先生がちっちゃく可愛くなってくれた賜物です!」
教頭先生、あまりの事に感涙しだす。
「まあ、・・・なんと麗しい教師の愛。早幡先生は授業のためにわざわざ体を小さくしてまで…、
そこまで生徒達を思っていたのですね。感動ザマス!
早幡先生!今後もそのミニミニサイズでいる事を許可するザマス!」
やったーっ!と歓喜の声溢れる物理室。感動の涙が止まらない教頭先生。
まあ、何はともあれ一難去ったようで・・・。
特殊イベント5;「みにみに☆めちゃウケ☆お手乗りセンセイ!」(後編)
<つづき!>
お昼休み。中庭の芝生で女生徒達とお弁当をとるクラスター。今日も今日とハーレム状態。
女生徒のくれたプチトマトを抱えてあんぐりとかぶりつく。
「うふふ。このサイズになってから、食費が助かっちゃうきゅん。」
「いや〜ん!センセーかわい過ぎぃ〜ん!!」
とキャッキャとはしゃぐ彼女達の輪に声を掛けるキミ。キミを見るなり小声で
「…え?あの人が?」「…イヤ〜ン。ちょっとダサくない?」「…でも沙里音センセがイイって言うんだから」
と呟きながら、キミとクラスターを二人っきりにしようとその場を退場。
「あっ。来てたんだ。どう?沙里音ってば結構イイ先生してるでしょ?」
そんな大きさになって心配してたのに、随分ご挨拶じゃないか、と怒るキミ。
「てへへ、ごっめ〜ん♪」
でも、よくその姿で教壇に立とうと思ったな?と問うキミに
「だって、ちっちゃくなったからって泣いてばっかりもいられないきゅん。
それに生徒達もこの時期、進学就職に大切な時期だもん。授業ほっぽとけはしないきゅん。」
なんとも教育熱心な事で。
それにしても、…オプティちゃんの格好のまんまでいていいのか?とキミが聞くと
「いいの♪どうせもうペナルティないし〜。それにこの格好でいた方がイザって時にすぐ魔法使えるきゅん(は〜と)
それにさ、このサイズだったらこの歳でこの格好してても、ちっとも変じゃないでしょ?」
ま、そりゃそうだが・・・。そういえば、魔法で元のサイズに戻ればいいじゃないか?と言うと
「ん〜・・・。沙里音の魔法ってね、人の優しい想いがパワーの源なの。だから自分のお願いは叶えられないきゅん。
ほら、占い師さんも、自分の未来は占えないじゃない?それとおんなじきゅん。」
…なんか、詭弁っぽいけど・・・・そ〜ゆ〜ものなのか。
と、その時!
「きゃーっ!こねこが樹から降りられなくなってる〜!!」
「沙里音の生徒のピンチきゅん!おいで!ロプ○ス!」
クラスターが胸のホイッスルを鳴らすと、どこからともなく一羽のカラスがやってきた。なんだいこのカラスは?
「オプティちゃんのお友だちきゅん。このサイズじゃほうきは大き過ぎるんだモン。
さあ○プロス!れっつごー!」
クラスターを乗せたカラスが声のした方へと飛んでいった。
「クルウルトンボル〜。つむじ風の精霊さん。ねこちゃんを無事降ろしてきゅん!」
クラスターの呪文が聞こえた。こねこは無事救われたんだろう、と思ったら今度は
「きゃーっ!体操着が濡れちゃったヨォ〜ッ!」
「(ぴ〜っ!)おいで、○デムゥ〜ッ!」
例のホイッスルの音が響くなり、キミの足下を一匹の黒猫が走り去っていった。アレが○デムか・・・?
学園の事件を嬉々として解決していく1/6クラスターを見つめつつ、心配が無駄に終わった事を確認して、キミは学校を去っていったのであった。
ふぅ。過去ログ移転完了。
えっと・・・馴れ合い&内輪ウケのカタマリ『なんでもあり』板の皆様こんばんわ。
元“ギャルゲ板の暴れん坊”ほむら萌えJ=ゼクー・アルファと申します。
不幸にも当スレッドをご覧になってしまい、大変キショイ気分になってしまった方には大変申し訳無く思い、ココに謝罪の意を表します。
まあこのスレの解説&言い訳をば。
このスレッドは
>>1にも表記した通り、ギャルゲ板(
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=966176667」
にて展開していたものを再録及び追加したものです。
板違いのネタとご立腹の方もおられると思いますが、困った事に、ここ数日前からギャルゲ板には意味不明の「荒らし」が出没し、その為に板調整→一部の過去ログ及びsage潜行スレッドの消失という事態が起こり、その為、上記スレッドがdat逝きとなってしまったのです。
新規スレッドをギャルゲ板で立てて再開・・・とも思ったのですが、現状のギャルゲ板では…ちょっと…。
という訳で、この「なんでもあり」板で再開させていただく運びとなりました。
んでは、続きをば・・・。
(そんな訳で、内輪ウケ&別板避難所スレなので、興味ないヒトは見ないでね♥ )
★☆★☆新スレ建立おめでとうございます☆★☆★
96 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:2001/05/05(土) 04:08
sdasdasd
まあ、がんばれよJ
でも俺は実は久々のJ節が聞けてちょっと嬉しかったりする(w
99 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:2001/05/05(土) 12:31
fddfd
このアニメ野郎!
ギャルゲー板は去ったが、ここなら顔出してもいいだろう。
まあ頑張ってね。フフフ。
ああ、俺コテハンじゃないぜ。名無しだから。
103 :
瞬:2001/05/06(日) 07:55
Jさん、みつけました!ここでのご活躍を期待します!
104 :
オカダマサル@極黒珈琲:2001/05/06(日) 12:38
……(;・∀・)……
(´Д`;)
・・・お〜ま〜た〜せ〜(コッソリ)。
* * * * *
特殊イベント6;「むらむら☆あだると☆オ・ト・ナなセンセイ♥」(前編)
(必要条件;特殊イベント5発生後、好感度>大好き、理系>180、容姿>100、雑学>150
『繁華街でデート』実行後)
(発生時期:12/1〜12/31 発生場所;繁華街)
今日は繁華街でのデートを約束するキミとクラスター。
「お気に入りのバーがあるんだ。そこで呑まない?」
誘いの言葉にそう返すクラスター。魔女っ娘がバーですか・・・。実年齢考えれば当然か。
約束の時間。もう日は完全に暮れ、辺りは深い夕闇に包まれている。待ち合わせの場所にはカラスと黒猫の間に並んで1/6のクラスターが立っていた。キミの姿を見るなり、その肩口にピョンと飛び移る。
「うん。さあ、それじゃあ行ってみよー!ポセ○ドン!」
オレは三つ目のしもべですか?とか思いつつ、クラスターの案内で町外れのバーへと入るキミ達。
客はキミとクラスターの二人だけ。そんな静かなバーのカウンターでグラスを傾ける。
…にしても・・・こんな小さいテキーラグラスも1/6のクラスターが抱えると、まるでバケツである。その体じゃ満足に呑めないだろう?とキミが問うと
「ん?だいじょぶだいじょぶきゅん♥沙里音、お酒強いモン。」
と言ってグラスを抱えながら一気に空けてしまう。…オイオイおかわり頼んでるよ。
:
:
一時間後。
相対的な量は間違いなくクラスターの方が呑んでいるはずなのに・・・嗚呼、またおかわりしてるよ。ウワバミ魔女っ娘め・・・・・。
流石のキミも遂にダウン。
「あ〜あ。男のクセに、ダメダメきゅん。」
もはや正気の無いキミ。ふと気付くと、最早自分で歩けない程酔ったキミの襟元をカラスの○プロスに引っ張られていた。
「もう、しょうがないから私んちで酔いを冷ましていくといいきゅん。自慢のコーヒーいれてあげるきゅん。」
足下をトコトコを歩いていた仔猫の○デムの上に跨ったクラスターがそう誘う。ん・・・でも。確かクラスターって。
<つづく>
特殊イベント6;「むらむら☆あだると☆オ・ト・ナなセンセイ♥」(中編)
<つづき>
○プロスに引っ張られながらも、何とかようやくクラスターの住むマンションに入ったキミ。…そうだった。クラスターは一人暮らしだったっけ。
・・・つまり、キミは一人暮らしの女性の部屋にこんな夜分に御邪魔してしまったわけである。
まるで、これって・・・。
クラスターの言葉のままにリビングのソファに掛けるキミ。酔いの廻ったキミはついその上にゴロリと寝そべってしまう。
「あ〜あ、だらしないきゅん。んもう。」
えっちらおっちらとコーヒーを乗せた皿を運んできたクラスター。折角(自分より大きいサイズの)コーヒーカップを運んできてもらってが、どうも体が怠くてコーヒーに口を運ぶ気にならないキミ。
そんなキミの様を見て、悪戯っぽくクラスターが微笑む。
「じゃ、さ。…口移しで、飲ませてあげようか?」
ちょっとギョッとするキミ。だが、酔った冗談と思ってぶっきらぼうに「お願います」と言ってしまう。
するとクラスターは、皿の上のスプーンからコーヒーをすすり、口に含ませ、そして・・・。
ちゅ。
キミの唇と唇を合わせ、その隙間から口に含んだコーヒーをゆっくり流し込むクラスター。
クラスターの柔らかなキスの感触とコーヒーのほろ苦さがキミの触角を直撃し、驚いているのも束の間。
合わせた唇が離れるなり、キミの胸元の上で、プチリ、プチリと自分のブラウスのボタンを外していくクラスター。
豊かな胸の谷間を露わにしつつ、キミの目元にゆっくりと寄ってくるクラスター。お人形サイズの大きさになってしまったとはいえ、その幼い顔とはアンバランスな豊満なスタイルは夏に見たあの均整のまま、…否、それよりも更に艶やかな芳香を漂わせていた様に感じる。
確か8杯も空けたマティーニの薫りを放ちながら、妖艶な色香を纏い、キミの眼上に覆い被さってくるクラスター。僅かな呼気さえ甘く薫る。しっとりと潤む瞳がある種の期待への喜びにゆったりと微笑む。
「ねえ・・・。」
更に顔を近付けてくるクラスター。たわわなその乳房がキミの鼻先に押し付けられていく。いいのか?全年齢推奨じゃないのかコレ?!
赤く艶めかしい口元がゆっくりと開き、キミに小さな吐息で問いかける。
「結婚…してくれる?」
・・・。
え?
ついつい裏返った声で問い直してしまうキミ。
そんなキミの態度に、一瞬にして涙目のクラスター。ぽろぽろと大粒の涙を流して大声で泣きわめき出す。
「うわ〜〜〜ん!!バカバカバカぁ!!
酔った勢いでもいいから、『結婚しよう』って言ってよぉ〜っ!
そのままキスして、そのまま抱きしめて、そのまま××を○○して、
そんで、そんで朝までずっと一緒に、一緒に・・・。
・・・・んもう!バカバカバカぁ〜〜ッ!ここまできて……いくじなし!!」
顔に手を当て大泣きのクラスター。何を言っても泣きやみそうにない。
<つづく!>
特殊イベント6;「むらむら☆あだると☆オ・ト・ナなセンセイ♥」(後編)
<つづき>
「うう・・・。ヒック」
何とか泣きやみだすと、今度は思い込んだように静まり、ゆっくりと口を開き、とんでもない事実を告白する。
「私ね、……結婚を約束してた人がいたの。もう5年も前の話だけど。
でもね、アイツ、『結婚したら魔女なんてやめろよ、恥ずかしいから』って言ったの。
それが原因で、結局・・・分かれちゃったの。」
自分の過去を重い口調で語り出すクラスター。そしてまたボロボロと泣きじゃくり出す。
「うわ〜〜〜ん!!!
なんでなんでなんで?!魔女っ娘の何が悪いっていうのォ〜〜〜ッ?!!
人のために、好きな事を、一生懸命やって何がいけないってのよぉっ!
なんで歳のせいで大好きな事辞めなきゃいけないのよ!!
ばかばかばかぁ〜っ!もう、しらないしらない!!
あ〜んあんあんあん!あ〜んあんあんあん!!」
酔った勢いに任せていたのはクラスターの方だ。遂に蹲り、キミの胸の上でワンワンと泣き続ける。
さて、どうしたものか?しかし、下手なおためごかしでは意味を持たないと思ったキミはクラスターに正直に告げる。
自分もクラスターが好きだ、と言うことを。
その言葉に顔を上げて驚くクラスター。
しかし、キミはこう続ける。確かに君が好きだけど、好きだからこそ、その場の勢いで、ましてや酔った勢いで告白何てしたくない。君を幸せにしたいから、然るべき場所で、十分な準備が出来た時、一生分の決心を以て告げたい。そう思うから、今夜は・・・これ以上はなにもできない、と。
キミの言葉にゆっくりを泣き顔を微笑みに戻していくクラスター。
「えへっ。・・・・・そう。大事にしてくれてるんだ。
ありがとう。ウソでも、うれしいきゅん♥」
ウソなものか。と言い返すキミの胸にもたれかかるクラスター。
「ごめんね。はめるようなことしちゃって・・・。そうだね、今夜は、…ずっと、このままでいて。」
クラスターの頬の柔らかな感触がキミの胸元に押し付けられているのを感じる。五体全てをキミに預けているのに気付く。
そんな彼女を覆い包むように、両の手の平を背にかぶせるキミ。
「やん。…重いきゅん。……でも、…あったかいきゅん。」
そして一晩中胸の上にちょこんと寝転がるクラスターを抱きしめ続けるキミ。
夢とも現とも分からぬ酔いと眠りの間の中、クラスターの甘いつぶやき声を聞き続けた。
大好きだったおばあちゃんも魔女で、自分の魔法もおばあちゃんから教わったという事。
魔女っ娘になった事で、背の低さを気に病んでいた自分に自信を持てるようになった事。
自分の生徒達の可愛いところや、長所や短所の事。
最近は魔法を覚えても、みんな実入りのいい美少女戦士になってしまい、魔女っ娘が少なくなってしまってる事。
そして、・・・キミの事。
取り留めもない、たわいもない愚痴混じりのものばかりだったが、…こうしてクラスターの呟きを聞きながら、その体温の温もりを感じているだけで、キミはクラスターと「ひとつになった」様な悦びを感じるのであった。
109 :
沼里 :2001/05/07(月) 20:05
5月12日
タカデラ殺しに行く!
!!??………
111 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:2001/05/08(火) 13:52
どうしてギャル板の連中がここへ来るんだ。
さらしあげ!
ギャル板ではなくギャルゲ板だと思うぞ
ギャル板……、何か魅惑的に感じる俺はおっさんなのか?
・・・。
ゲッ!!一部過去ログ移転わすれてた・・・。
>>116は
>>84の後にきますぅ。へけっ。
特殊イベント2;「きらきら☆まじかる☆魔女っ娘センセイ!」
(必要条件;特殊イベント1発生後、理系>120、容姿>60、雑学>90)
(発生時期:6/1〜7/31 発生場所;デート後自動発生)
イヤイヤながらもキミとのデートをOKしてくれるクラスター。そんなキミたちが帰りの路と歩いていると、どこからともなく悲鳴が!クラスターの生徒らしい女の子が泣きついてくる。どうやら彼女の猫が川に流されてしまったというのだ!
「ちょっと待ってなさい!先生、お巡りさんに連絡してみるから。彼処の川は流れが激しいんだから、絶対自分たちで拾おうとしない事!いいわね!」
そう言い残すと、人影のない路地へと走り出すクラスター。交番は反対側だぞ、と声を掛けるも見向きもせずに一直線に走り去っていく。何か変だな、と思ったキミは後を追う事にしてみる。
クラスター、路地裏に入ると、周りに誰もいない事を確認する。(ラッキーな事にキミは気付かれていない)すると、胸元からコンパクトを取り出し、フタを開くクラスター。
…いや違う、アレはメガネケースだ!メガネケースからいかにもドジっこ用といったカンジのまんまるメガネを取り出し、天に放り投げ、謎の呪文を唱えるクラスター。
「クルウルトンボルキラクラオプティ!」
瞬間、激しい閃光がクラスターから放たれる!その中から現れたのは・・・なんと!
「きらめくメガネは希望のシンボル!あなたの夢のお手伝い!
魔法のメガネっ娘 めがめが☆オプティちゃん!!
今日もメイいっぱい、ミラクルマジカルがんばるきゅん(は〜と)」
うわっ!コッテコテなロリロリ魔女っ娘!!あのクラスターが魔女っ娘?!
「あ・・・。」
思わず声を出してしまったキミ。しまった、気付かれたようだ!
「悪いけど・・・説明は後できゅん!」
と言うなり、手にしたバトンをクルクル回しながら呪文を唱えるクラスター=オプティちゃん。
「クルウルトンボル!川の精霊さん、お願い!力を貸してきゅん!」
すると、川の向こう岸から不自然な波が女生徒達の方へと向かってくる。何と、川の魚達が猫を押し上げ、川岸まで運んできたのであった。
事の不思議さに呆然とするキミ。そんなキミの頭をバトンでコツンと叩くオプティちゃん。
「着替えるから向こうむいてなさい。きゅん。」
言われるままに背中を向けるキミ。背中から先程の激しい閃光。振り返ると、あの三角メガネも凛々しいクラスターに戻っていた。まだ事態を理解できないキミの元に女生徒達が駆け付けてくる。
「よかったわね。きっとみんながいつも良い子にしていたから、オプティちゃんミラクルマジカルを起こしてくれたんだわ。」
いや、あの、お姉さん、アナタがそのオプティちゃんでは・・・?
言いかけるキミの尻を思いっきり抓るクラスター。痛い!
「何でもないのよ。おほ、おほほほほ・・・・。」
生徒達が帰るのを見守ると、クラスターがキミの耳を引っ張る。
「いいわね!今日の事は見なかった事にしてさっさと忘れなさい!いいわね?!」
と脅されるキミ。そしてクラスターはさっさと帰っていってしまう。
さあ、このヘンテコリンな物語の続きは如何に?!
さすがにここは人いないなあ。
ギャルゲ板に・・・帰りたい。
あの安らかで美しい日々は夢だったのだろうか?そんな気がする。
>>95&
>>105 お前がイの一番に来るとは思わなんだ。だんけ。これからは仲良くしような。
>>97 オゥっす。ギャルゲ板戻ったら「ほむら萌え」に戻ります。
>>98 あんがと。キミの追憶の片隅にオイラの名が或る事を、誇りに、思う。
>>100 もう特撮板で「高寺成紀」は名乗ンない。
決めた。
特撮板の王は既に、…死んだのだ。
>>101 そだね。キミに憩いの一時を与えられた事が、少し、いや、トテモ、嬉しい、ヨ。
>>102 キミの名に意味はない。行為に意味がある。ただ、…ありがとう。傍に来てくれて、…ありがとう。
>>103 彼方の地で出会った顔知らぬ友よ。
又何時か、約束のあの地で歌い合おう。
歓喜の歌を。
>>104 来たか・・・。キミの出番はもう少しだ。しばし待たれい。
>>105 よくよく考えると難民板逝けば良かったね。失敗失敗。
なんでこんなキショイ馴れ合い&内輪ウケ板選んじゃったんでしょ?ハテナ?
(まぁ、『板違いです』と言われた時の言い逃れがしやすいから選んだってのもあるけど、ネ♥)
んまぁ、これを続けるのは誰のためより、自分のため何で、もうチョイ頑張ります。
んでは。続き。
うむ。。なかなか・・・恐るべき妄想力。
電波的なものを、カキコから感じる。
さて・・・。終わらせるか。
後も使えてることだしなぁ。
* * * * *
特殊イベント7;「でかでか☆ないちゃう☆じゃいあんとセンセイ」(その1)
(必要条件;特殊イベント6発生後、2/14に自動発生
好感度>大好き、理系>300、容姿>120、雑学>180 )
(発生時期:2/14 発生場所;公園)
2/14にデートに誘われるキミ。そう、バレンタインである。
カラスのロプ○スに乗ってやってきたクラスター。その背にはラッピングされたチョコレートが。
「この身の丈でチョコ作るの、大変だったきゅん。ちゃんと味わって食べてきゅん。」
確かに。どおりでミイラみたいな包帯グルグル巻きな訳だ(笑)
取り留めない会話を交わしながら、街を歩むキミと、その肩口にちょこんと座るクラスター。
はたとクラスターがキミの歩みを止める様に言う。クラスターの勤務する高校の前だ。
「ああ、もうすぐ卒業式なのね・・・。
毎年の事ではあるけど……やっぱりちょっと淋しいきゅん。」
魔女っ娘めがめが☆オプティちゃんとして教えた初めての生徒だもんね、と返すキミ。
「んもう!本当に感傷に浸ってるのに!茶化すなんて、沙里音、ぷんぷんきゅん!」
などと冗談を交わしながら学園の前を去っていくキミ達。
しかし・・・。
<つづく!>
特殊イベント7;「でかでか☆ないちゃう☆じゃいあんとセンセイ」(その2)
翌日、朝一番にキミはとんでもないニュースに目を覚まされる。
なんと!!あの悪のビルゲイツ帝国の巨大ロボによってクラスターの学校が粉砕されてしまったというのだ。
何という強引な展開!!(苦笑)
急いで学校へ向かうキミ。校門になだれ込むなり、生徒達がキミに駆け寄ってくる。
「大変なんです!先生が、沙里音先生が!!」
いったいどうしたというのだろう?彼女達に手を引かれるままに校内へ進むキミ。
すると、其処には魔法で校舎を復元しようと呪文を乱発するクラスターの姿が?!
「クルウルトンボル〜〜!!校舎よ戻れ〜、元の姿にもどれ〜〜〜!!」
ロプ○スに跨り、呪文を唱えては魔法を次々と放つクラスター。しかし、いくら魔法といえど、学校丸々一つ直すにはかなりの労力だ。
「ク…クルウルトンボルーーーッ!!!」
嗚呼!ついに力尽き倒れてしまうクラスター。跨っていたロプ○スからふらりと落ちそうになるところを両手でキャッチするキミ。
「あ…ありがとうきゅん。絶対、……絶対学校はめがめが☆クラスターちゃんが直してみせるきゅん♥」
生気の無い真っ青な顔で無理に微笑むクラスター。
無茶だ!いくら魔法だってそれ以上やったら死んでしまう!と止めるキミ。しかし、そんなキミの懇願に笑顔で返すクラスター。自分のシンボルのメガネを外し、呪文で巨大化させる。
「・・・ねえ、そのメガネをかけてみて。」
言われるままにクラスターのメガネをかけるキミ。するとどうだろう。学校内を青白く、どこか寂しげな光の玉が、まるで真夏の螢のように無数に宙を舞っているのが見える。これは一体?
「見えるでしょ?その小さな無数の光が『思い』なんだきゅん。
赤は憤怒。水色は爽快。黄色は歓喜。緑は安堵。紫は嫉妬。ピンクは恋。…そして『青』は『悲しみ』。
今この学校のみんなが悲しみの『青』に包まれてるの。思い出がいっぱいのこの学校が壊れちゃったその悲しみの『青』で・・・・・。」
フラフラの体を無理矢理起き上がらせ、ぴょんとロプ○スに飛び乗るクラスター。キミにかかっていたメガネを魔法で戻し、すっくと立ち上がる。
「…沙里音、魔法のメガネっ娘めがめが☆オプティちゃんだもん。
悲しい思いにマジカルミラクル起こせるんだもん!
力尽きようとも……。大好きな生徒達の為だもん!メイいっぱい……がんばるきゅん!」
大空に高々と舞い上がるカラスの背にしがみつくクラスター。再び魔法の連発を開始する。
「クルウルトンボルーッ!クルウルトンボルーッ!戻れ校舎さん!蘇れ校舎さん!
みんなの思いの為に!みんなの悲しみ吹き飛ばしてきゅん!!」
無数の魔法の光が校舎を包み、崩壊した校舎が次々と元の姿へと戻っていった。正に魔法の奇跡によって校舎は以前の姿に完治したのである。
「よ……よかった・・・・・きゅん♥」
キミの肩口に戻ってきたクラスター。力無い安堵の笑みを見せると、そのままパタリと倒れてしまう。
両手で抱きかかえ、大丈夫か?!と懸命に呼びかけるキミ。しかし、クラスターは弱々しく肩で息をするばかり。
やっと口を開いて、虫の息でキミに話しかけてくるクラスター。
「えへへ・・・。ちょっと、無理、しちゃったきゅん。…で、でも、これでみんなに笑顔が戻るから・・・めでたしめでたし・・・きゅん。」
そう言い残すとグッタリとうなだれ、動かなくなってしまうクラスター。
全ての魔法の力を出し尽くし、その小さな体からは、もはや生気のかけらも感じられない。
キミの必死の声にも答える事、静かに眠り続けるクラスター。
2度と目覚めぬ、深い眠りに……。
そんな、そんな事って・・・・・。
わなわなと震え、行き場無い怒声を張り上げるキミ。
こんな理不尽な理由で、こんな不条理な事で、キミの恋した女性が、キミの手の平の中で・・・。
…今、死んでしまったのである。
<つづく?!>
特殊イベント7;「でかでか☆ないちゃう☆じゃいあんとセンセイ」(その3)
もはや何の術もない。虚脱感が全身を襲い、膝を屈するキミ。
そう、もうクラスターは二度と微笑まない。奇跡でも起きない限り・・・・。
しかし、奇跡は実にあっさり起きてしまった。
うなだれるキミはふと空を仰ぐ。先程までの晴れ渡る青空が一瞬にして黒雲に覆われ、辺り一面真っ暗闇と化す。群がる暗雲の中から、雷鳴と共に巨大な顔がキミの頭上に現れた!こ、このシチュエーションは?!
「オ〜ホッホッホッホッホォーッ!我こそは新たなる魔女界の女王様なりィッ!!(CV;高畑淳子)」
え?!『新たな』って・・・?あの、以前の女王様(CV;曽我町子)は?
「ホホホ。政権交代したのさ!(CV;高畑淳子)」
時事ネタ?
「我らが同士めがめが☆オプティちゃんよ。お前は今までたくさんの人の幸せを守ってきた。その功績を讃え、魔女の最大の禁じ手である、『「私は命を2つ持ってきた」の術』によって特別にお前を甦らせてやろうじゃないさ(CV;高畑淳子)」
新たなる魔女の女王様(CV;高畑淳子)が呪文を唱えると、クラスターの周りを淡い光が包み始めた。するとどうだろう、クラスターが永遠に閉じたままと思っていた瞳を見開いたではないか!甦ったのだ!キミの愛するクラスターは甦ったのだ!安直な展開で(笑)
「あ・・・。」
再び光を宿した瞳をキラキラ光らせて、キミの頬に抱き付いてくるクラスター。
「わ!わ!わ!生きてるきゅん!きゃ〜っ!よかったぁ〜!!沙里音、生き返っちゃったきゅん!きゃ〜!きゃ〜!」
歓喜の声をあげるクラスター。キミも喜びの余りついつい大はしゃぎ。ふと目元が緩み、大粒の涙を流してしまう。
「……泣いてる、の?…ごめんね。心配させちゃって。」
喜び合うキミとクラスターを見つめ、満足げな新たなる魔女の女王様(CV;高畑淳子)
しかも、頬にすがりつくクラスターがムクムクと大きくなっていっていることに気付くキミ。呪いが解けたのか?!
「そうだ、一言付け加えるのを忘れておったわ。その魔法には副作用があってな。(CV;高畑淳子)」
副作用?
「実はすこ〜し、背が伸びてしまうのじゃ。(CV;高畑淳子)」
「ええ?!本当きゅん!?」
目をキラキラさせるクラスター。背丈の事を気にしていた彼女にとっては意外な嬉しい副作用である。ついに手の平には乗れない程に大きくなったクラスター。彼女をゆっくりと地面に降ろすキミ。
「でも、…これでアナタの肩にはもうお邪魔出来ないね。ちょっと残念きゅん。」
わくわくと我が身が大きくなっていくのを見据えるクラスター。流石魔女っ娘コスチュームだけあって、服も一緒におおきくなってるようだ。残念(笑)。遂にキミの胸元にまで達し、そのままキミの背を越えてしまった。
「えへへ・・・。こんなにおっきくなくてもいいのに。並んで歩く時はハイヒール履かない様にするきゅん♥」
と照れ笑いのクラスター。それにしても・・・あれあれ、まだまだ伸びてるよ。…そしてあれよあれよというまにそのまま2m近く……
「あ、あれ?」
更に巨大化していくクラスター。わー、遂にキミとクラスターの膝小僧が同じ高さになっちゃったよ。白いパンツが丸見えだ…。なんて呑気に思ってるうちに更に巨大になっていくクラスター。…校舎と並んじゃったよ。やっと止まったと思ったら、もう裕に民家を跨げる程に巨大に……。
「え?え?…なに、これ?」
周りを見渡しながら呆然とするクラスター。
「オ〜ホッホッホ!副作用で以前よりわずか40m程大きくなってしまうのさぁ〜っ!さあ、これからは『めがめが☆オプティちゃんジャイアント』としてがんばるのぉ〜っ!それでは、さらばじゃぁ〜!!!(CV;高畑淳子)」
そして例によって例の如く、暗雲と共に去っていく新たなる魔女の女王様(CV;高畑淳子)
・・・・・。
しかし、…どうするんだ?この状態。
特殊イベント7;「でかでか☆ないちゃう☆じゃいあんとセンセイ」(その4)
しかし、…どうするんだ?この状態。
当の本人のクラスターも、膝をついて泣き出してしまう。
「お、お人形さんサイズの次は(ヒック)、今度は怪獣さんサイズだなんて…(ヒック)。
うわ〜〜〜〜ん!!バカバカバカーーーーーッ!
もういやぁ〜〜〜〜〜〜ん!!
あ〜〜〜〜〜〜んあんあんあん!
あ〜〜〜〜〜〜んあんあんあん!」
大音声を虚空に響かせるジャイアントクラスター。と、思いきや凄まじいスピードで大空を駆けていってしまった。
・・・しかし、慣れない単体飛行の為か、
「はわわわ〜〜〜〜〜!!」
とか間抜けな声をあげ、途中でバランスを崩したのだろうか、学園の裏山に墜落してしまうジャイアントクラスター。人間慣れないしない方がいいようだ。
ともかく彼女の後を追って裏山に駆け付けるキミ。あの巨体だ。見付けるのはあっという間であった。
裏山の雑木林の中、シクシクと顔に手の甲をあてて泣きじゃくるジャイアントクラスター。
「…なんで?…なんでこんな目に遭わなきゃいけないきゅん?…いままで、困った人の為に、メイいっぱい、みらくるまじかるガンバってきたのに・・・。なんでこんなに報われないの?不幸ばっかりなの?
うわ〜〜〜ん!!もういやいやきゅん!!うえ〜〜〜〜ん!!!もう魔女っ娘なんて絶対やんないきゅ〜〜〜ん!!うわ〜〜〜ん!!」
まあ、…小さいよりはいいじゃないか、とか慰めるキミだが、やっぱり泣きやまないジャイアントクラスター。困ったキミも、頭を掻くばかりであった。
しかし、そこに・・・・・。
「先生!」「沙里音先生!!」「オプティちゃん!!」
墜落したクラスターの元に、彼女の生徒達や同僚の教師達、それにオプティちゃんに今まで助けられた事のある子供たちが集まってきていたのだ。そう、巨大化してしまった彼女の身を心配して・・・・・。
「みんな・・・?!」
集まった者達が口々にクラスターの身を案じる言葉をかけていく。ある者は泣きながら、ある者は言葉も出ずに涙に潤んだ瞳で、…ああ、なんとあのイジワルな教頭先生まで落涙しているではないか?!
「みんな…沙里音の為に、・・・・・やめてよ。そんな悲しんじゃイヤきゅん。私、おっきくなっちゃったのなんて、どうせそのうち慣れちゃうから大丈夫きゅん。
でも…。みんなが悲しい思いするのはイヤきゅん。
ね、笑って。」
クラスターの魔法のメガネのむこうから見えてくるのだろう。今、クラスターの身を案じて悲しみにくれる彼等の青い思いの光が・・・。
その時、キミは集まった人達に叫び駆ける。みんな、クラスターに元の姿に戻って欲しいか?と。当然皆の答えはYESだった。
「…う〜〜ん。こよみ、沙里音センセはちっちゃいほうが良かったけど・・・。センセの悲しい顔嫌だから・・・。元のがいい、な。」
とは青りんご。
それを聞くと、キミはクラスターに呼びかける。さあ、魔法でめがめが☆クラスターちゃんを元の大きさに戻してくれ、と。
「え?え?だ、だめだよぉ〜、そんなの。魔法は自分のためには使えないって決まりが・・・・・。」
しかし、これは君のお願いじゃない。君が大好きな人達、…何より、クラスター、君と一緒になりたい、君を抱きしめたいボクの願いだ!と返すキミ。
涙顔のクラスター。上げた顔が半信半疑のままだが、兎に角呪文を唱え、バトンを振ってみるのであった。
「クルウルトンボルゥ〜〜!オプティちゃんよ〜、元の大きさに、みんなと一緒にいられる大きさに・・・、・・・彼に抱きしめて貰える大きさに、…戻れーっ!」
呪文と共に光がクラスターを包む。光は段々と縮まってゆき、そして・・・・・。
「えへへ。…ウソみたい。…戻れちゃった。」
遂に、元の大きさに戻れたクラスター。歓喜の余りキミに一目散に抱き付いてきた。
「私…、私、やっぱり魔女っ娘やってて良かった。みんなにこんなに思ってもらえてたんだモン。そのお陰で元に戻れたんだモン。…嬉しい。」
当たり前だよ。困ったときは助け合い、手を差し伸べる。僕らは人間なんだから。とクラスターを抱きしめながら囁くキミ。
そして、目と目が合わさった時、キミとクラスターの唇は自然に重なり合っていったのであった。
その場にいた全ての人達がキミとクラスターに拍手を送った。「良かったね。」「おめでとう。」と祝福の歓声が木霊する。幾つもの言葉に見守られながら、キミは更に強く、強くクラスターを抱きしめるのであった。
→MAGICAL MIRACLE ENDINGへ。
な、なんだかクラスターさんのイメージが・・・。
ご本人はみてらっしゃるのかな?
うう・・・。一週間も何にも書いてない・・・・・。
いいよ、どうせ・・・。誰も読んじゃいねえし。ふん。
頑張れ
んゲ!
誰もいないと思ってageたのに・・・。
この板基地街多すぎ!
刑法第39条団体で素通り!!
☆MAGICAL MIRACLE ENDING
春風が心地よくキミの頬を掠めていく。
今キミは、クラスターの勤める学園の講堂の外で卒業式が終わるのを待っている。
クラスターの生徒達と一緒に企んだ、ちょっとしたイタズラをするために…。
『蛍の光』の演奏も終了し、卒業証書を抱えた生徒達が退場してくる。その後ろから、溢れる涙を抑えながら現れるクラスター。
「うぐぅっ…、もう何度も生徒達の卒業と立ち会ってるけど、ぐすっ、やっぱり、やっぱり・・・・・。
うわ〜〜〜ん!!」
泣き崩れるクラスター。やれやれ、相変わらず泣き虫だなぁ。
そんなクラスターの元に彼女の生徒達が次々集まっていく。みな口々にクラスターに礼と別れの言葉を涙声で語っていく。クラスターも感無量。止めどない涙が又も溢れていく。
泣き噎ぶ少女達。そして、ついに女生徒の一人が用意したイタズラを開始する。
「沙里音先生。私たち、センセイの、オプティちゃんの一生懸命な姿に感動して、みんなで一緒にとある試験を受けたんです!そして、…聞いて下さい!みんな無事合格出来たんです!」
「グス……え?試験って・・・何?」
「センセイ、見てて下さい!」
クラスターの生徒達が一斉に胸元からメガネケースを取り出し、宙に放り投げる、そして・・・
「クルウルトンボルクラクラオプティ〜〜っ!!」
不思議な光が女生徒達を包む。そして、その光の中から現れた少女達は『いかにも!』ってカンジの魔女っ娘ファッションに身を包んでいた。
そう、彼女達はクラスターに感銘を受け、魔女っ娘となったのだ!
「沙里音センセイ。私たちが最初に使う魔法です。受け取って下さい。」
少女達が一斉に呪文を唱える。クラスターの頭上に光が現れたと思うと、それは二つの小さなカタマリに変わり、クラスターの胸元に落ちた。
びっくりしながらも、それを手にとってみるクラスター。一方は美しい指輪の入った宝石箱。もう一方はキミの名前の入った貯金通帳であり、普通の社会人の月収の3倍分のマイナスが書き込まれていた。
「え?…なに、これ?」
顔を紅潮させながら、キミは言う。世に言う給料の3ヶ月分の指輪だよ。…分かるだろう?と。
「…ひょっとして、・・・・・エンゲージリング?!ウソ?!」
…嫌かい?表情を曇らせ問うキミ。
「…ううん。…うれしい。うれしいの・・・!ありがとう。大好き!」
感激の余り、キミに抱き付くクラスター。その細く白い薬指に早速指輪をはめ、
「ふつつか者ですが、…よろしくお願いします。あ・な・た♥」
きゃーっ、とキミとクラウターを祝し、沸き上がる少女達。そんな中、一人の少女がポツリと呟く。
「でも、でも・・・これで、沙里音先生。…魔女っ娘、卒業ですね?」
クラスターはニッコリと笑って、その女生徒の顔を覗き込み、
「ううん。魔法のメガネッ子めがめが☆オプティちゃんは、困った人が望む限り、奥さんになっても、おかあさんになってもずっと現役だよ!」
そう囁きながら、キミの方を見つめる。
「…それで、いいよね?」
答えるまでもない。人の幸せを守るために頑張る、そんなキミがボクは好きなんだから、と答えるキミ。
それを聞くなり、クラスターは満面の笑みを湛え、
「うん!さあ、みんな!!今日からみんなも魔女っ娘きゅん。さあ、一緒に魔法のステキの力で…。」
胸元から魔法のメガネケースを取り出し、呪文を唱えるクラスター。
「クルウルトンボルキラクラオプティ!」
愛らしい仕草が似合う、あの魔法のメガネッ子めがめが☆オプティちゃんに変身したクラスター。その笑顔は何よりもまばゆく、晴れやかだ。やはりクラスターは魔女っ娘でいる時が一番だ。そんな思いを胸に抱くキミ。
新たなる魔女っ娘達と共に、いつもの見栄をきるクラスター。
「きらめくメガネは希望のシンボル!あなたの夢のお手伝い!
魔法のメガネっ娘 めがめが☆オプティちゃん!!
今日もメイいっぱい、ミラクルマジカルがんばるきゅん(は〜と)」
きっとクラスターは、これからも彼女達と共に、いつまでもみんなの幸せの為に頑張ってくれるだろう。
そんな思いが募るキミに、春風は優しく吹きかけてくるのであった。
<END>
何気に見てますよ〜、頑張れ!
そうそう、こないだギャルゲ板戻ったらおもわぬ歓迎ぶりに驚きました。
シスプリスレじゃないけど(汗
>>124 それなんだよなぁ〜。
クラスター氏に気に入って貰えてるかどうか、……それが問題だ。
個人的には『山本麻里安』って辺りがお気に入りだ。『山本麻里安』って辺りが。
そう『山本麻里安』。童顔巨乳マンセー!ウルセェ『山本麻里安』がサイコーなんぢゃいボケェッ!
牛でもデブでも焼肉喰いまくりでも可愛けりゃ万事OKOKだコンニャロォーッ!!
ウオーッ、揉みほぐしてェ〜〜〜ッ!!性的虐行加えたいィィィィィィ〜〜〜ッ!!
ま、そんなこんなで、次はネコミミお嬢様の
ハニャーンの嘲笑
=チャイルディッシュ・アン・アワー
=オカダマサル
ですはにゃ〜♥
(瞬クンはその次、ね。)
>>130 おや、それはそれは……。良かったネェ。
オイラは戻る理由がないから、なぁ・・・・・。
戻りたくもないし。現状じゃ。
>>132 帰って歓迎されるか否かは別として、
なにかしら戻るきっかけができたら、ってことで・・・。
あ、時間がない(汗 そいじゃ、また・・・・
こないだ知ったけどハニャーんさんって若いですよね。
お久しぶりです〜。クラスターさん編終了しましたか。
以前私信いただいたとき、そのときはまだエンディングがなかったですよね?
だから書き込むのはどうかと、とどまってしまったんですけど…申し訳ないです。
しかし、童顔巨乳マンセーって…(w
確か後3人ですか?頑張ってくださいね。
お久し振りです。先日はメールどうもです。
以前の何処かのカキコで「X日不眠不休勤務、X日休暇」的な事仰ってましたよね?
お忙しいんだろうなーなどと思っていた訳で。
ちゃんと読んでますのでご安心を。
引き続き、頑張ってください!いつも楽しみにしております故。
先日、貝柱アニキと鞠絵命さんに会いました。
未定ですけどコテハンoffを…ってもう知ってますよね(笑
いつかリアルJ氏を拝みたいもんです。いやマジで。
136 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:2001/06/02(土) 00:24
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!! 咲耶命 shine!!!
137 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:2001/06/02(土) 09:36
ゆんゆんなスレだな
お久しぶりです。読んでますよ〜。
がんばってください。広島カープと真中瞳の次くらいに応援してます(w
139 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:2001/06/07(木) 15:06
一時期みたいに、一晩で100レス近く捌いたり、SS何本も書いたりした
あの頃の激情はなんだったんだろ?
なんかスタミナ切れ気味。歳か?
>>133 そうらしいね>「はにゃんは10代」
若いってイイネ。未来があって・・・・・。
あと、キミのキャラは希望通り、チョット酷いハナシで逝くんで、よろしく
>>134 ゴメン。途中でPCフリーズ&力尽きた。ふしゅぅ。>エンディングなかった〜
ん、ってか山本麻里安のラジオが最近職場での唯一の憩いなんで・・・。>童顔巨乳マンセー
>確か後3人ですか?頑張ってくださいね。
・うんにゃ、あと……
……7人(涙
ちゃんと終わらせられるように期限定めよう・・・。
・ハニャーンの嘲笑(〜6/10終了予定)
・瞬(6/11〜6/17終了予定)
・ほむら萌えJ(6/18〜6/24終了予定)
・山田裕和(6/25〜7/1終了予定)
・隠れキャラその1
・隠れキャラその2
・隠れキャラその3(まとめて〜7/8までにはなんとか・・・・)
>>135 ん、どもデス。
>コテハンoff
夏でしたっけ?ワタクシも参加したいデス。12大コテハン全員集まるでしょうか?
>>138 ええ、まぁ・・・なんとか、デス。
あ、あと27歳オメデトウです。ぱちぱち。
ん。さて、・・・・・じゃ、設定編ぐらいいってみようか?
・・・またsage忘れた・・・・。
かちゅ〜しゃ使うようになってからしょっちゅうだ・・・(名前も忘れてるし・・・)
んでは・・・。コホソ。
あ、あと、
え〜。当スレッドは避難スレッドなんで、興味ない人は見ないでネ?
* * * * *
「・・・ずっと、そばにいてはにゃ」
ハニャーンの嘲笑
=チャイルディッシュ・アン・アワー
=オカダマサル(CV;飯塚雅弓)
プロフィール
本名;猫乃宮 真緒(ねこのみや まお)14歳
身長;146p
体重;39s
スリーサイズ;B82,W59,H85
@ねこみみみたいなおっきなリボンがトレードマークの女子中学生。
実は日本有数の大財閥のお嬢様だったりするが、イマイチ気品の様なものに欠けているようだ。
3つものコテハンを使い分けている事からも分かるように、変身願望が強く、いつもどこか現実逃避的というか、夢想癖があるチョット困ったココでもある。
そのためか、「自分の前世はネコだった」と思い込んでいて、語尾の「はにゃ?」をつけて話す、チョット変なコ(笑)
そんなハニャーンの嘲笑(以下ハニャーン)と、キミはどんなドラマを繰り広げていくのだろうか?
☆ハニャーンの嘲笑 完全攻略&イベント紹介
ギャルゲ板内でも何処に現れるか、神出鬼没の彼女。しかもそのカキコは他の板にも及ぶので、その動向を掴むのは実に難しい。正にネコの如し(笑)
そこで役に立つのは、特殊ツールによる機能『超先生の真!検索
http://neeyosonnnakinou!!/main.htm』だ!(何処で手に入るかはヒ・ミ・ツ)
コレを使って彼女の動向をしっかり掴み、好印象を得るレスをカキコしていこう!
ただし、ただでさえ寂しがり屋のハニャーン。こまめにレスしないとどんなに好印象を得ても一瞬で傷心度が上がってしまうので要注意!!
身長・体重のわりにすげぇスリーサイズだわな(大沢親分調で
しかも14才って…ハァハァ…。
特殊イベント1;「ステキの再会は突然に・・・」
(必要条件;公園でデート時、雑学>60,容姿>50)
(発生時期:4/1〜5/31 発生場所;公園)
公園でのデートをするキミとハニャーン。
歩き疲れたのか、公園のベンチで眠りだしてしまうハニャーン。
「うにゃにゃ〜〜〜・・・。ごめんはにゃ、まお、ネコさんだから、いっつもおねむなの。」
ここでの選択肢は「昔飼ってたネコもそうだったよ。」を選ぼう。
答えるなり、飛び起きてキミに詰め寄るハニャーン。
「それ、ホント?!ね、そのネコさんってどんな毛の色だった?大きさは?どんなリボンしてた?」
朧気な記憶を辿るキミ。ハニャーンに詰問されているウチに、確かにハニャーンの言う通りのネコを飼っていた様な記憶が甦ってくる。
それを聞くなり、歓声を張り上げ、キミに抱き付いてくるハニャーン。
「はにゃ〜〜〜〜♥
ご主人ちゃまぁ〜〜〜♥♥♥」
な、なんだなんだ???ご主人様??
「やっぱり、まおのご主人ちゃまはにゃ♥やっと会えたはにゃ〜〜〜ん♥
ご主人ちゃま!まおは、前世でネコさんだったまおをお世話してくれたご主人ちゃまだったんだはにゃ♥
また会えたんだね!うれしいはにゃ〜〜ん♪
運命ってステキのス・テ・キ!」
事態を飲み込めないキミを置いて一人はしゃぐハニャーン。
前世?キミが可愛がっていたネコが生まれ変わってハニャーンになったというのか?
確かに言われてみれば、色々と記憶の辻褄が会ってくるような気がする。ハニャーンは、本当にキミの飼っていたネコの生まれ変わりなのだろうか?
少々疑心暗鬼を振り切れぬままのキミに頬をすり寄せながら、一人大はしゃぎのハニャーン。そして、止めどなく前世の記憶を思い出話を語るハニャーン。
門限の時間となり、ハニャーンを家まで送るキミ。
名の知られた高級住宅街に建てられた、猫乃宮家の豪邸の門前で別れを告げるキミ。
家の前で別れを惜しむハニャーン。
「ご主人ちゃま・・・。また、……今度、ね。」
淋しげに邸内へと入っていくハニャーン。何度も何度もキミのほうに振り返り、手を振るハニャーン。
「絶対はにゃ〜〜〜ん!絶対、絶対またデートしてはにゃ〜〜〜♥」
広い豪邸の庭園の距離に、精一杯張り上げた声も小さくかき消され気味になっていく。
キミもハニャーンが家に入るまで見守り続ける。
しかし・・・。
奇妙な家だ。キミはふと思う。
仮にもハニャーンはこの家のお嬢様だというのに、邸内の使用人達にどこかよそよそしい。それに、家に入る途中、兄妹なのだろうか、上品な身なりの青年とすれ違っていたが、とても身内とは思えないほど余所余所しく、謙った挨拶を交わしていたハニャーン。
上流階級の人間というのはそう言うものなのだろうか?
ふと湧いた疑問を抱いたまま、(そして、それを大して気に止めることも無く)キミは猫乃宮家を後にした。
特殊イベント2;「ネコも杓子もド根性!!」
(必要条件;プールでデート時、雑学>60,容姿>50)
(発生時期:7/20〜8/31 発生場所;プール)
夏のお約束イベント(笑)
「にゃふふ〜〜。ご主人ちゃまの為に、ちょっと大胆な水着にしてみちゃったはにゃ♥
どう、ご主人ちゃま?まお、セクシー?セクシー?」
豹柄のビキニに身を包んだハニャーン。14歳にしては確かに豊満な胸!!
・・・でも、ちょっと……お腹も豊満かな?くびれが出来きらないのは、・・・まあ、まだ中学生ですから(笑)
でも、仮にもハニャーンも女の子。選択肢は間違っても「う〜ん、ぷよぷよだなぁ〜。」を選んじゃダメ!怒って1月口を聞いてくれなくなるぞ!正解は「ム、ムネ・・・おっきいんだね。」を選ぼう。
「え?えへへ・・・。いや〜ん、ご主人ちゃまの……えっち!
・・・一応、Dカップなんだはにゃ♥スゴイ?スゴイ?」
と、照れながらも喜んでくれる。密かに自慢したかったようだ(笑)
早速一緒に泳ごうと誘うキミ。しかし、表情を強張らせ拒否するハニャーン。
「まお、ネコさんだから、・・・泳ぐのニガテはにゃぁ。」
キミが教えてやると言うと、嫌々プールに脚を入れるハニャーン。
かくして、ハニャーンの手を持って泳ぎの練習をしてあげるキミ。ハニャーンも必死に足をバタつかせながら練習する。
「ご、ご主人ちゃま・・・・。手を離しちゃイヤはにゃ!」
恐る恐るバタ足を続けるハニャーン。しかし、次第に水になれ、閉館時間の頃には、一人でも何とか泳げるようになっていた。
「にゃぁ〜〜〜♥すごいはにゃ!すごいはにゃ!!
ネコさんも頑張れば泳げるんだね?!にゃ〜〜〜〜っ♪」
泳げるようになったのがよっぽど嬉しいのか、プールの係員さんに怒鳴られるまで泳ぎっぱなしのハニャーン。
プールを後にし、帰路に就くキミとハニャーン。ふと気付くと、辺りはとっぷり日が暮れ、時計は裕に門限時間を過ぎていた。遅くまで付き合わせてすまない、と詫びるキミ。そんなキミにハニャーンは
「ううん、気にしないで、ご主人ちゃま。
まお、そんなに・・・大事にされてない子だから……。」
と、呟く。
「・・・えへへ。でも、ご主人ちゃまには、大切なペットだよね?ね?
ごめんはにゃ。変なこと言っちゃって。
・・・また今度も誘ってはにゃ、ご主人ちゃま♥」
そう告げると、ぱたぱたと小走りに邸内へと消えていくハニャーン。
なにやら意味深な言葉に、心揺らぐキミであった。
特殊イベント3;「ご奉仕ご奉仕はにゃん♥」
(必要条件;特殊イベント1発生後、雑学>80,容姿>60で
10/7に自動発生)
(発生時期:10/7 発生場所;猫乃宮家)
特殊イベント1を発生させていると10/7に自動的に発生するイベントだ。
突然ハニャーンからの電話で
「あのね、ご主人ちゃま。まお、クッキー焼いたから、明日まおのお部屋でお茶会しませんか、はにゃ?」
との誘いが。
早速ハニャーンの部屋へお邪魔するキミ。
「いらっしゃいはにゃ〜ん♪」
入るなり、そこにはメイド姿のハニャーンが?!(狙いすぎ?)
「さ、まお特製のクッキーはにゃ。いっぱい食べてねん。」
美味しそうに焼けたお皿一杯のどうぶつ型のクッキーの山。早速ひとつまみ。ぱくり。
・・・・・。
「・・・おいしい?ご主人ちゃま♥」
と、不安げに問うハニャーン。・・・・言えない、不味いだなんてとても言えない。もし言おうもんなら絶対大声で泣き出すであろう。ここは男の子、我慢して更にもう一つ。
ぱくり・・・。
・・・。(いっそ殺して……。)
「にゃにゃ〜ん♪喜んで貰えてよかったはにゃ〜ん♥じゃ、まおも一緒に、…いただきはにゃ〜。」
ちょっとまった!と制するも時既に遅し!
「ぶーっ!」
余りの不味さに口の中のものを豪快に吐き出すハニャーン!ものの見事にキミの顔に吐き付けられる。
「ふにゃぁぁぁぁ。まづいはにゃぁ〜〜。ごめんはにゃ、ご主人ちゃまぁ〜……シクシク」
しょうがない、次は頑張れ、と慰めるキミ。
「ごめんはにゃ。ご主人ちゃま。お洋服、汚しちゃったはにゃ。
お洗濯させるから、ご主人様、お風呂使ってはにゃ。」
言われるままに、屋敷の大浴場に浸かるキミ。……スゲー広い。プールみたい。
「ご主人ちゃま、お湯加減はいかがはにゃ?」
うん、丁度いいよ、と答えるなり、、、、
ガラガラガラ・・・
「失礼するはにゃ〜♥ご主人ちゃま、お背中お流しするはにゃ♥」
なな何とォッ!!??タオル一枚を巻いただけの素肌のハニャーンが浴場に入ってきたではないですか?!
照れるキミを強引に引っ張り出し、早速背中を流し出すハニャーン。いいのか?・・・中学生だぞ?!(笑)
「にゃへへ……。
まおがネコさんだった頃、ご主人ちゃま、まおの事、よくこうやってキレイキレイしてくれたよね?
気持ちよかったはにゃ♥
だから、今度はまおがキレイキレイしてあげるはにゃ〜ん♪」
ありがたいやらはずかしいやら背中に当たってる御自慢の胸がむにむにだわ・・・・・。
でも、…ラッキー!!!
・・・だめだ。タイムオーバー。
……残りは明日。ええ、必ず・・・。
(ペナルティ;1)
「明日」はもうとっくに過ぎたぞ(わら。
内容:
特殊イベント4;「ネコさん、ひとりぼっち…」(前編)
(必要条件;特殊イベント3発生後、好感度>大好き、運動>90、雑学>90,容姿>60
で デートに誘うと発生)
(発生時期:12/1〜31 発生場所;特になし)
いつものようにハニャーンをデートに誘うキミ。しかし、待ち合わせの時間はとっくに過ぎているというのに、いっこうに現れない。
1時間遅れてやってきたハニャーンの姿に驚くキミ。顔面蒼白ではないか?!
「お、遅れてゴメン…ケホコホ……はにゃ……、
げほ、けほけこへこけほへほ・・・・・・
、、ご、ご主人ちゃ、、、ま、、、」
息も絶え絶えに答えるハニャーン。一体どうしたのだろう?!
「え?ううん、ちょっと・・・熱っぽいだけはにゃ。大丈夫大丈夫はにゃ♥
だって・・・今日はご主人ちゃまとのデートだモン♪」
しかし、言葉とは裏腹に立っているのもやっとと言ったところのハニャーン。
そして遂に・・・。
「あ・・・」
ちょっとした弾みに倒れてしまったハニャーン。
慌ててハニャーンを家に送るキミ。彼女のベッドに寝かせ、一応の看病をするキミ。体温計の目盛りを見て驚く。なんと、42度もあるではないか?!なんで外になんて出たんだ、と問うキミにハニャーンは弱々しく答える。
「だって・・・いかなくっちゃって・・・、いかなきゃ、ご主人ちゃまに会えないから・・・
すっぽかして、ご主人ちゃまに嫌われて、ご主人ちゃまに会えなくなっちゃうの、、、
まお、さびしいから・・・・・。」
<つづく!>
特殊イベント4;「ネコさん、ひとりぼっち…」(中編その1)
「だって・・・いかなくっちゃって・・・、いかなきゃ、ご主人ちゃまに会えないから・・・
すっぽかして、ご主人ちゃまに嫌われて、ご主人ちゃまに会えなくなっちゃうの、、、
まお、さびしいから・・・・・。」
そんな事で嫌いになったりしないから、もうこんな無茶はしちゃダメだよ、と言い聞かすキミ。
「うん、・・・分かったはにゃ。やっぱり、ご主人ちゃまは優しいはにゃ♥」
これ以上の長居は失礼かと思い、後の面倒は屋敷の使いの人に頼み、猫乃宮家を去ろうとするキミ。
軽い別れの挨拶をハニャーンに告げるキミ。しかし、ハニャーンはキミの服を弱々しいその手で掴み、放そうとしない。
「やだ。ご主人ちゃま。・・・いっや、やだ!」
ベッドの中から僅かに聞こえてくる、ハニャーンの切実な声。
「まお、このお家のでひとりぼっちなの。誰も・・・誰もまおの傍にいてくれないのぉ……
だから、ご主人ちゃま・・・お願い、ずっと、、、傍にいてはにゃ。
もしご主人ちゃまがいなくなっちゃったら、まお、さびしいのオバケさんに連れていかれちゃって、
ひとりぼっち・・・どっかに消えてなくなっちゃうかもしれないはにゃ。
だから、おねがい・・・そばにいて。そばにいてくれるだけでいいはにゃ・・・。
それ以上のわがままは言わないから、、、おねがいはにゃ。」
奇妙なまでのハニャーンの脅えように、不安になったキミは彼女が寝付くまで、傍にいて上げることとした。
「にゃはは〜ん。…ありがとにゃ〜ん♥
だから、ご主人ちゃま・・・大好きはにゃ♥ 」
気恥ずかしさのあまり「きゃー」と黄色い声をあげてベッドのシーツに顔を隠すハニャーン。
シーツの中でモジモジとするハニャーン。キミに背を向けたまま、ヒョコッと顔を出す。
「まお、もし生まれ変われたら、また、ご主人ちゃまの仔猫ちゃんになりたいはにゃ。」
でも、今みたいな贅沢な生活はさせてあげられないよ、と冗談半分に茶化すキミ。
そんなキミの軽い冗談に、突然黙り込み、トーンダウンした口調で口を開くハニャーン。
「・・・まお、今の生活キライ。それに、まお、・・・お嬢様じゃないはにゃ。」
え?と聞き返すキミ。ハニャーン、皮肉っぽい笑みを浮かべつつ、キミの目を見つめる。
<つづく>
特殊イベント4;「ネコさん、ひとりぼっち…」(中編その2)
「まお、・・・『妾の子』なんだはにゃ。お兄様やお姉様達みたいに由緒正しい血筋の子じゃない、
・・・汚い血の入った、、、野良猫なんだはにゃ。」
あまりに突拍子もない突然の告白に、驚きを隠せないキミに話を続けるハニャーン。
「まおのお母さんってね、……すっごく悪い女の人だったんだって。まおが出来た事、テレビや週刊誌にバラされたくなかったら、お金を出せ!って言ったんだって・・・。
お母さん、まおも覚えてないくらいちっちゃい頃に死んじゃったんだけど、そのお友達も悪い人で、まおの事をネタに、何回も、何回も、猫乃宮のお家にお金せびってきたんだって・・・・。
それでね、これ以上つけこまれたくないからって、それだけが理由で、・・・まおの事、養女として引き取ったんだって。
えへへ・・・まおは、野良猫さんだったんだはにゃ。上品なシャム猫ちゃんじゃなかったんだはにゃ。
子供をネタにお金脅し取るような、ずるいドラ猫さんの仔猫だったんだはにゃ。」
本人も気付いていないかもしれない。いつの間にかハニャーンの顔が涙目になっていた。
「お家の人、みんな言ってるはにゃ。まおも、そのうちドラ猫になるだろう、って。
ドラ猫の子はドラ猫になるんだ、って・・・。
お義父様も、お義母様も、お義兄様にお義姉様も、・・・
みんな、みんな・・・。」
次第に言葉が涙で遮られだしていき、最後は殆ど鳴き声も同じであった。
そんなハニャーンの頭を軽く撫で、なだめるキミ。そんな事はない、ハニャーンは素敵なレディになれる、と。
「……ほんと?はにゃ?」
もちろん、俺が保証するよ、と慰めるキミ。
「にゃへへ・・・そんな風に言ってもらうの、ばあや以外では初めてはにゃ。」
ばあや?
「まおがちっちゃかった頃、まおのお世話してくれたばあやがいたの。優しくって、お話いっぱい知ってて、さびしんぼのまおの、いっつも傍にいてくれて・・・大好きだったんだ、ご主人ちゃまとおんなじくらい、大好きだったんだ。
・・・まおが6つの時に、どっかにいかされちゃったけど・・・。もう、まおには必要ないって」
病床の中で、ばあやとの思い出をひっきりなしに語るハニャーン。
話し疲れたのだろうか。弱々しくなりながらも、呟くように語りかけてきた声が、ふと止まったと思うと、そのまま眠りの中に落ちてしまった。
安らかな寝息を立てるその寝顔を看取りながら、キミも惜しみながら部屋を出る。
去り際に、ハニャーンの微かな寝言がキミの耳に届く。
「ばあや・・・。ばあや・・・。」
余程大切な人だったのだろうな、そのばあやさんとは・・・。
<つづく!>
特殊イベント4;「ネコさん、ひとりぼっち…」(後編)
ハニャーンを寝付かせ、帰路に付こうとするキミ。途中、ハニャーンの異母兄姉らしい青年達とすれ違う。ハニャーンの病状を告げ、どうか彼女を気遣ってやってほしい、と話す君に、青年はキョトンとした顔で、こう返す。
「はぁ?キミは何を下らない事を言っているのだね?」
え?どういう事?
「確かにアレは猫乃宮家の者だが、我々と同じ人間ではない。アレはただ単なる飼い殺ししている厄介者だ。兄妹だなんて思われては不愉快だな。」
な・・・なんて言う言い草だろうか?!
口々にとんでもない事を語り出すハニャーンの兄姉達。
「キミとて、飼っているペットを家族と思うことがあっても、それを自分と同等に扱えはしないだろう?」
「そういうものね。アレもその辺をちゃんとわきまえて欲しいものだけど。」
「まったく、あんな汚らわしい者を邸内に置かなくてはならないとは…。世評を気にしすぎだ。庶民の風評など何の意味が在ろうか?」
「ま、アレもそのうち、どこぞの名家に嫁がせて、我が猫乃宮家のコネクション固めのためにでも利用させて貰うさ。」
「そういう訳だから、アナタも変にアノ子に執着しない方がいいわね。」
「あわよくば猫乃宮家に取り入ろう、などと考えていたのなら飽きらめたまえ。わかったね?」
冷たく言い放つその様に、一切の兄姉としての愛情は感じられなかった。
なんてことだろう。
ハニャーンは、こんな環境の中で生きてきたのか・・・。
あの現実逃避的な夢想癖は、その辺りに原因があったのか。可哀想なハニャーン。病床の妹を気遣うものもなく、ただ一人淋しく蹲るしかないのか?そう思うと、キミの胸は切なさでいっぱいになっていった。
そんなハニャーンに、キミが出来る事は何だろう?ふと考える。出来るだけ傍にいてあげる事。ただそれだけだろうか?
ふとキミの頭に名案が浮かぶ。そうだ、ばあやさんだ。ばあやさんの行方を突き止め、彼女をハニャーンと会えるようにしてあげよう!
そう考えたキミは、早速手がかりを探そうと、邸内の給仕にばあやさんの行方を尋ねて廻る。
以外にもアッサリその行方は掴めた。どうやら某所の養老院に居るというのだ。
よし!早速連絡だ!そして、ばあやさんとハニャーンを会わせてビックリさせてやろう!そう思い立ったキミの足からは、先程までの陰鬱な重苦しさはすっかり抜け落ちていったのであった。
・・・うわぁ〜〜〜〜、、、何か、ペースダウンもいいところだ・・・・。
ゴメン、また延期・・・(ペナ+2;計3ペナ)
>>148 スマソ。頑張るんで、、、
・・・何を?(トイレットペーパーに『ガンバレガンバレ』書きたい最近のオイラ・・・)
ねこっぽいハニャーンさんに萌えてしまったデス!
アヒャッヒャッヒャ
がんばってくださいネ。
>J
がんばってるなあ、楽しみにしてるぞがんばれ〜
しかし、ここってなんかギャルゲ板を卒業した人の同窓会のような気が・・・
157 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:2001/06/16(土) 21:30
さげるなら
さらしあげよう
ホトトギス
158 :
:2001/06/20(水) 01:57
高寺マンセー!!
もう・・・いい。
自分のペースで逝こう。
最後まで付き合ってくれる人・・・募集中。
>>154 まあね。狙いましたんで。露骨に(w
>>155 ども、お久しぶり!
今度HPにお邪魔してよろしいでしょうか?
>>156 あんがとよン♥
>しかし、ここってなんかギャルゲ板を卒業した人の
>同窓会のような気が・・・
ってより卒業しても部室に入り浸るゴンダクレOBの集まりみたいな…(w
>>158 ったりめぇだこのアニメ野郎ォッ!!
このオレの考えた萌えキャラでしっかりエレクトしまくりやがれコンニャロー!ダーッ!
んなわけで、つ・づ・き。
特殊イベント5;「氷解する記憶」
(必要条件;特殊イベント4発生後、好感度>大好き、運動>90、雑学>90,容姿>60
で、特殊イベントの翌日曜日に自動発生)
(発生時期:12/8〜1/7 発生場所;特になし)
ハニャーンの心の拠り所だったばあやさんの居場所を突き止めたキミは、早速ばあやさんの住んでいるという山中の閑静な養老院を訪ねる。
・・・しかし、時既に遅し。
訪ねたキミに養老院の職員が教えてくれたのは、既にばあやさんは故人となっている、という事実であった。
落胆するキミ。折角孤独なハニャーンの心の支えになってくれる人を見つけだしたというのに…。
やはり、可哀想なハニャーンの心の隙を埋めてあげられるのは自分だけなのだ、そう確信したキミは、やや息荒げに養老院を去った。
帰宅の途中に、来たついでにと、ばあやさんの菩提の眠る寺院へと足を向けるキミ。ばあやさんの墓石の前に立ち、無情な寂寥感を感じる。苔生し、土埃にまみれたその墓標は、ばあやさんが無縁仏となった事を物語っていたからだ。
今度来るときは、ハニャーンと一緒に、…そうだ、初春の花を摘んで添えてあげよう。ばあやさんもハニャーンと一緒で、野の花を愛するロマンチストだったそうだから。
こみ上げてくる涙をこらえ、そう誓うキミ。帰り際、寺の住職にご挨拶して帰ろうとした時、ばあやさんの遺品を受け取ってはくれまいか、と訪ねられる。僅かな遺品の中身は、その殆どがハニャーンの養育用品であった。幼児用の寝間着、おもちゃ、
・・・そして、お噺好きだったというだけあって、いくつもの童話や絵本たち。
何気なくその一冊を手に取るキミ。ペラペラとページをめくる。そして・・・
?!
絵本を閉じ、住職に、今度又来た時に、コレを渡すべき人を連れてくるので、それまで預かっていてくれ、と頼むキミ。
キミの中で混沌としていた記憶が今、一辺に整理され、その真実を理解した。
ハニャーンの前世の記憶と、自分の思い出の謎。全てが合致し、キミはハニャーンに告げるべき言葉に気付いた。
そして、いままでハニャーンの甘え声に有頂天になっていた自分を恥じ、帰りの途中、ずっと自分の頭を叩き続けるキミであった。
カキコ長すぎて読めねぇっす・・・
>今度HPにお邪魔してよろしいでしょうか?
あー思いっきり来てやって下さい。
わたし、ギャルゲ板ではもう忘れられてるでしょうし、
なぜかモナ板からは身に覚えの無い荒らしが来るしで、
ちょっと荒むやら淋しいやらで(w
>>163 忘れるわけないではないですか。
うかつにもお年を30代と言ってしまった事を会って詫びる日までは…(w
つーかよ、
漏れの実際の人生が
>>33みたいになってきちまったじゃねぇかよ。
MERRY ENDINGはいずれあんのか?オイ(泣
……はに丸…
1レス40分ぐらいで書いてるんだ。結構早いっすね。
>>165。。うし!イベント起きるまでパラメータアップだ!
なんのパラメ−タかは知らんケド…
>>166 お、つむぎさん久し振りっす。
いや、育郎(仮名)には会いたいけど、元ヨメとはもうイヤだ…。
あ、Jさん、気にしないで続きどうぞ〜。
特殊イベント6;「最後のソリチュード」
(必要条件;特殊イベント5発生後、好感度>大好き、運動>90、雑学>90,容姿>60
2/28に自動発生)
(発生時期:2/28 発生場所;特になし)
綺麗に汚れを落とした墓標の前で、キミと共に合掌するハニャーン。
「ごめんはにゃ、ばあや。もっと、早くきたかったんだよ、本当は・・・本当は…。」
涙ぐむハニャーン。
「これでまお、ひとりぼっちになっちゃった・・・。ううん。違う、まおには、ご主人ちゃまがいてくれるから、だから、さびしくないよ、ばあや。天国で、まおとご主人ちゃまの事、ずっと、ずっと見守っててはにゃ♥」
ひょこっと笑顔でキミの顔を覗き込むハニャーン。
・・・辛い。辛いが、言わなきゃいけない。
これ以上誤解したままハニャーンと一緒にいてはいけない。それはハニャーンの心の隙間をついて弄んだのと、なんら変わらないからだ。そう自分に言い聞かせたキミは、菩提寺の住職に預かって貰っていた遺品の一つをハニャーンに差し出す。
「あっ!これ、ばあやがまおに読んでくれた絵本だ。なつかしいはにゃ♥」
ペラペラと頁をめくるハニャーン。そこには、一人の売れない絵描きの青年と、彼に可愛がられる一匹の仔猫の物語が描かれていた。
「にゃはは。なんか、前世のまおとご主人ちゃまみたい。」
握った拳に力を込め、キミは押し殺されそうな声を何とか捻り出し、こう告げる。
そうだよ、…君の、…ハニャーン、これが君の前世の記憶の正体さ。と。
「え?!」
<つづく>
特殊イベント6;「最後のソリチュード」(中編)
目をまんまるに剥き出して驚くハニャーン。
そう、その絵本の物語こそが、キミと、ハニャーンが共通して覚えていた記憶の正体だったのだ。前世の記憶。その正体の殆どは、パーツ化した自己の記憶を自分で繋ぎ変えたものを、自己暗示によって都合良く混合したものであるという。その記憶は自分の実体験のみではなく、本やテレビの様なものからの引用も多いという。そしてそれを信じようとする心理作用は、素となった情報の収集元さえも歪曲して記憶しようとするのだという。ハニャーン、キミの前世の記憶というのは、この絵本の内容を現実とごっちゃにしてしまったものなんだよ。そう、キミはハニャーンに告げる。
「そ、そんな・・・な、何を言い出すの?ご主人ちゃま?!まおは…まおは……。」
ショックだったのだろう。だが、真実は告げなくてはならない。ハニャーン、君に、いやこれ全てに前世なんてないのだ。
俯くハニャーン。ずっと無邪気に信じていた思いを砕かれたハニャーン。…辛いだろうが、偽りでもうこれ以上君の心を弄びたくない。キミはそう告げる。
「……何で?」
すると、さっきまでの俯いた瞳をキッ!と見開き、いきなりキミを睨むハニャーン。
「なんでよ・・・。なんでそんな事言うの?」
ハニャーンはキミの胸倉に掴みかかり、キミの目を一瞬たりとも逃さず睨みつづける。その表情は、あの甘えん坊のハニャーンからは一変していた。
「なんで?なんで?
私の・・・私のたった一つ、…たった一つのお願いだったんだよ?
…ちっちゃい頃から、私のせいじゃない事で疎まれ続けて、…ずっと人に利用されるだけ利用されて、
泣き言言う相手も無くって・・・、信頼できる人もいなくって・・・。
冷たい人達の間で、夢見る未来だって無くって、
…絶望。…私の毎日毎日が理不尽で不可解な絶望ばっかりだったんだよ?
いつしか、夢見る事だって忘れちゃって・・・。
なんでだろう?なんで私がこんな目に、こんな淋しくて辛い目に遭わなきゃいけないんだろう、って?
どんなに考えても納得出来る答えなんて出てこなくって、…それでもツマラナイ明日はやってきちゃって。
・・・でもね、やっと一つ答えを見付けたの。
きっと前世で幸せ過ぎたから、その罰で今、こんな不条理に辛い目に遭わされてるんだろうなって・・・。
多分、そういう、神様とか運命とか、そういう、どうしようもないもののせいだから、しょうがないよね、って・・・。
そう思って…、そう信じて自分を納得させてたんだよ。無理矢理に・・・。
信じさせてくれればいい。騙されてるだけでもいい。
それだけで、…私、自分を自分で慰められるから・・・。」
その、か細い腕からは信じられないほどの力で、激しく、激しくキミの胸倉を揺するハニャーン。
「ねえ?どうしてェッ?!
別に好きになってくれなんて、…私だけを好きになってなんて言わないよォッ!
他に好きな人が出来たった構わないよォ〜〜〜ッ!!!
・・・ただ、信じさせてくれれば、
・・・好きでいさせてくれれば、・・・それだけで、それだけでいいのに!!
ひどい!ひどいよぉ〜〜〜〜〜〜っ!!!バカバカバカァッ!!」
<つづく>
特殊イベント6;「最後のソリチュード」(後編)
キミの胸を打ち付けるハニャーン。
だが、ハニャーンの肩を掴み、キミはハニャーンに告げる。
そんなのは嫌だ。僕もハニャーンを愛してる。前世だの、運命だの、そんなものに決められた訳じゃない。
…僕は、ハニャーン、…君が好きだ。
「え?」
だから、そんな悲しい事を言わないで欲しい。
現実を共に生きよう。
そう告げるキミ。
「う・・・うう・・・・・うわ〜〜〜〜〜〜ん!!」
その言葉に泣き崩れるハニャーン。
「本当だね?本当なんだね?お願いだよ!お願いだよ!!
…ずっと、そばにいてね。」
弱々しく告げるハニャーンを抱きしめるキミ。その腕の中の少女の小ささに悲しみを感じる。
あんな冷淡で残酷な家庭環境の中を、こんな小さな少女がひとりぼっちで今まで生きてきたのか・・・、と。
キミは誓う。必ずこの少女を、ハニャーンを守っていくと。
例えどんな辛い事が待ち受けようと、必ず守る、と。
ふと首筋に冷たい感触を感じる。雪だ。恐らく、今年最後の雪だろう。
キミは上着でハニャーンをくるむ様に抱きかかえ、共に帰路に就く。
「あったかい・・・。ずっとこうしていたいはにゃ。」
そう呟くハニャーン。
そうだ。キミはずっとこうして、ハニャーンを包み続けていこう。そう自分自身と、雪風の下静かに佇むばあやさんの墓標に誓うのであった。
→ENDING(forever with You)へ
☆ENDING(forever with You)
あれから月日は流れた。
リムジンを女子高の校門に乗り付け、ハニャーンを待つキミ。
終業のチャイムが鳴るとともに、学生服姿のハニャーンが現れる。
その風貌は以前とはうって変わり、凛とした気品と威厳を放っていた。
「ご苦労様。早速このままS興業へ向かいます。例の株主総会での用意が必要ですからね。」
キミはコクリと短く了解の合図をし、車を出そうとした。
あれから3年。ハニャーンは変わった。
今では猫乃宮家のコネクションを利用し、高校生でありながら5つの会社を実質的に運営している。昔の様に夢現な事ばかり言っていたりはしない。この現実の中で、強く、しっかりと生きていた。そして今のキミはそんなハニャーンの片腕として働いている。出来ることは細微だが、自分の持てる全ての力を以てハニャーンをアシストしている。それがキミの今の現状だ。
その為に危ない橋も幾つか渡ってきた。かぶってきた泥の数などもう覚えてはいない。しかし、それも全てハニャーンのため。力強く、今を、現実の中を戦い、生き続けるハニャーンの為と思えば、大したことには感じなかったのであった。
リムジンの中に入ろうとしたハニャーンの前に一人の男が飛び出てきた。見覚えのある顔だ。確か、ハニャーンの異母兄姉の一人だ。
「真緒!!貴様、何故あんな事をしたのだ!?」
半狂乱の男の声に、ハニャーンは嘲笑混じりに聞き返す。
「あら?なんのことかしら?」
「しらばっくれるな!俺が心血注いで育ててきたあの会社を、あんな犯罪まがいのやり方で奪い取りやがって!!」
「仕方ありませんわ。世の中弱肉強食ですもの。ウフフフフ・・・・・。」
カッとなった男は懐に手を忍ばし、何かを取り出そうとした。それを見たキミは咄嗟に車中から飛び出し、ハニャーンの為に身に付けた護身術で男を放り投げる。無様に地に伏す男。それを冷たく見下すハニャーン。何一つ言葉欠けることも無く、後部座席へと入っていった。
投げ飛ばされ、地に伏した男は泣き笑いで叫び出す。
「フ、フフフ・・・!忠実な下僕だな、真緒!!だがな、お前は勘違いをしている!お前はこの男を飼っているわけでは無いんだぞ!この男に利用されているんだ!この男は、お前の、猫乃宮家のコネクションを利用するため、お前を利用しているに過ぎないのだぞ!!お前が飼っているのではい!お前が飼われているんだ!!アハ、アハハハハ、アハハハハハハ!!!!!!!」
叫ぶ男の言葉に驚くキミ。そうか、世間ではそんな風に見られていたのか・・・。
確かにハニャーンは未だ至らぬところが多いため、キミが変わりに出しゃばる事が多い。だがしかし、それはハニャーンの為、現実を勝ち抜いていこうと誓ったハニャーンへの愛のためであった。
気まずげにハニャーンを見つめるキミ。そんなキミに軽く笑みを見せ、這い蹲る男に言葉を投げかける。
「当然はにゃ。まおは、ご主人ちゃまのペットだもん。はにゃにゃ〜〜〜ん♥」
イタズラっぽく笑うハニャーン。しかし、それはあくまで男をからかう為の言葉であって、以前のように捏造した記憶にすがっている訳ではなかった。
もう、前世なんて信じない。そんなものに縛られたりはしない。
どんなに辛くても、どんなに世界が理不尽でも、
今を、現実を、強く生きていく。
ハニャーンにはそれが出来るのだ。
そう、現実の中で、キミという最愛の人をみつけたのだから・・・。
「これからも、ずっと、・・・一緒はにゃ、ご主人ちゃま♥」
<END>
* * * * *
ま、そんなわけでハニャーン編も無事終了。
・・・時間掛けた割には未消化なカンジ・・・。イヤーン。
>>161 ・・・まあ、来たい人は来て下さい。それだけだなぁ、言えるのは。
なんか愛されてんだかなんなんだか・・・心境複雑。
>>162 読め!コノヤロー!コメットさんより萌えるだろう?んンーッ?!
あ、そりゃそうと、先週実況スレ逝けなくてゴメンにゃー。あの日お外で呑んでたんで(w
>>163 お許しが出たようなので、早速今度お邪魔しますぅ。
(でも流石にほむJ名義はやめておきます。荒れちゃまずいから・・・)
>なぜかモナ板からは身に覚えの無い荒らしが来るしで
最近何処も厨房ばかりで、、、、なんでかなぁ〜。心中お察しいたします。
あ、あと以前作ってもらったメイ様&ほむらっちAA勝手に改造しちゃいました。ゴメンナサイ(ぺこり
>>164 まったくですがな。
看板のモナ子ちゃんとギコ子ちゃん(だっけ?)、カワイイなぁ。
>>165 なんか嘘からでた真ってか、なんてか・・・・う゛う゛……
(ちょっとコメントしづらいっス。単身者だし)
>>166 たとえ埴輪でも飯塚雅弓が言うと萌える(ハズ)というギャルゲー的超理論を悪用した(w)キャラなのですはにゃ(はぁと)
>1レス40分ぐらいで書いてるんだ。結構早いっすね。
しかも推敲ナシ。イキオイでやってます。えっへへ・・・(←だめじゃん!)
>>167 はい、頑張ります(w
そんな訳で次は瞬です。
素敵な夢を見ましょう。
お疲れさまです。
素敵な夢…見てみたいですねぇ…
そういえばここ数ヶ月夢なんて見てませんね…
174 :
瞬:2001/07/04(水) 18:32
とうとうきましたね・・・!
がんばって鬼畜に染め上げちゃってください。
ちなみにいま故あって節穴さんできません。
ともあれ、ふぁいと、だよもん♪
Jさんこんばんは。お久しぶりです、クラスターです。何となく名前変えてありますが。
Jさんも、相変わらずお元気そうで、何よりです。気がつけば、もうハニャーンの嘲笑氏編も終わってるし……。
と言うか、今まですっかり忘れていました(爆)。折角作っていただいたのに、申し訳ないです……ごめんなさい……。
お身体に気をつけて、残りの六編(?)も頑張って下さい。クリン星……もといギャルゲ板より応援しています。
たまには、遊びに来ても、いいですか?
P.S.
> 我こそは新たなる魔女界の女王様なりィッ!!(CV;高畑淳子)
ジャスピオン……でしょうか? RXかジャンパーソンかとも思いましたが、魔女じゃないし……。
あと、『おやい板で……』というのは一体……?
ゼクーさん、超☆長編SSありがとうはにゃ〜♪^^
みんな、久しぶりだはにゃ♥
ぎゃるげ板を追放された真緒だにゃ〜。(;;)
更に更に、HDDクラッシュして…かなり長い間ネットに繋げなかったにゃ〜。
こうやってまた皆と会えるのもすごくうれしいはにゃ〜♥
それと、このHNはいただくにゃ☆(w
流石に1週間も放置してると罪悪感・・・。
ってか最近Win-MXが楽しくて・・・
だってあんなに古レコード屋探しまくって見付かンなかった『孤独の旅路(サイコアーマーゴーバリアンOP)』や『怒れ勇者よバトルホーク』があっさり見付かるんだモンよ〜。スゲェぜ!!
(そのくせCD化されてる『虹色クリスタルスカイ(超力戦隊オーレンジャー劇中歌、名曲!)』がみつかんなかったり・・・。変なの?)
>>173 ま、熟睡できている証拠と思って気楽にいきましょう。
オイラは仕事の夢で起こされてばっかり・・・ああやだやだ。
>>174 おうよ!一週間近く待たせちゃってごめんな〜。
今夜中に出来るトコまでやる予定。
>>175 ギャルゲ板で流行ってるの?>コテハン変更
>と言うか、今まですっかり忘れていました(爆)。
いや、来て頂けただけで、そりゃぁもう、はは、あはははは・・・・クスン
>高畑淳子
ん?ああ、ただの気分的に、なんとなく。オイラのカキコなんてそんなモンです(爆
あ。あと『おやさい板』ってのは
ギャルゲ板=Yasaiサーバの掲示板→で、『おやさい板』と・・・。
最初は『おやさい鯖で〜』にしようと思ったけど、、、カッコワルイんでこっちにしました。
>>176 そっか、大変だったねぇ〜。
そいや現役の高校生なんだってね?真緒も10歳くらいにしちゃえばよかった(w
あと、その名が気に入ってくれてヨカッタヨカッタ。
そのうち全員に名乗って貰うってのも面白そうだにゃ〜<嫌?
んでは、まずは瞬の設定編ね。
>>179 こんにちは。Jさん、お元気そうで安心しました。
> ギャルゲ板で流行ってるの?>コテハン変更
いえ、何となく(爆)。
> あ。あと『おやさい板』ってのは
> ギャルゲ板=Yasaiサーバの掲示板→で、『おやさい板』と・・・。
> 最初は『おやさい鯖で〜』にしようと思ったけど、、、カッコワルイんでこっちにしました。
いや、「おやさい板で〜」が「おやい板で〜」になってるんですが、
ということだったんですが……ってもう手遅れですね……。
* * * * *
「夢を見ましょう・・・。素敵な夢を。」
瞬(CV;桑島法子)
プロフィール
本名;影崎 小夜子(かげさき さよこ)17歳
身長;163p
体重;48s
スリーサイズ;B89,W54,H90
@二本のおさげ髪が特徴、・・・というか、他にちょっと特徴のない、地味な印象の女子高生。
ミステリアスで挑発的なカキコで、キミや多くの住人を翻弄する。ちょっと困ったコ(w
そんな彼女だけに、敵も多いのが事実。特に1stとの執拗な対立の裏には、何やら因縁めいた謎さえある。
不思議な挑発少女、瞬。その秘密を、キミは彼女主催のオフ会の参加で知る事となるのだが・・・。
☆瞬 完全攻略&イベント紹介
兎に角敵の多い瞬の事である。彼女の信者扱いされようとも擁護のカキコをしまくるのが必要。最低でも文系>180、理系>200,雑学>120,容姿>90で煽りや叩きを黙らせられるゾ。
あと、(コレが重大な問題なのだが、)瞬をフォローする事によって他のコテハンの好感度を下げる恐れがあるで注意。特にシスプリ系の咲耶命は「あの人キラーイ(`ヘ’)=3」と名指しで明言していたので、瞬の攻略を狙っているのならば、咲耶命の攻略は諦めよう。
なによりも瞬攻略を狙う以上、瞬以外の娘との関係は絶望的と覚悟しよう。八方美人が落とせるほど、瞬は甘くないゾ!
つーかやよいママンが井上喜久子で嬉しい限り。我妻と一緒♪
185 :
瞬:2001/07/13(金) 06:04
あ、桑島法子さんだ(笑
ミステリアスな子ってのもなんだかいい感じで萌へ(^^
186 :
ネオ:2001/07/13(金) 10:53
夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか♪
おぉ、瞬さん編スタートしてる……ミステリアスな娘も(・∀・)イイ!!
私も今故あってfusianasanさん出来てませんが、本物ですよ〜。
こんにちは。はるひ1000です。ご無沙汰してます。
…板変わってからずっと読んでませんでした。すんません。
読んだおかげで猫乃宮 真緒の謎が解けました。(w
瞬さん編がスタートですか。マイペースで頑張って下さい。
ブックマークしといたんで、定期的に覗きに来ます。
「真っ赤なタイツ 地を走り〜」…バトルホーク聴きたい…。
あ、あと、私も某生徒会長に惚れちゃいました…。
特殊イベント1「ひとねむり」
(必要条件;公園でデート時、文型>60,理系>90、雑学>60、容姿>30)
(発生時期:4/1〜6/31 発生場所;公園)
瞬との初デートで発生する特殊イベント。最初は、瞬とのデートは公園以外で発生しないので、他の場所を誘って無駄に時間を潰さない様に気を付けよう。
待ち合わせの時刻で瞬を待つキミ。
・・・しかし、瞬は一向に現れる様子もない。教えてもらった携帯も掛らず、結局3時間も無駄に過ぎてしまう。
ついに憤るキミ。やっぱりアイツは厨房だ!マジカコワルイ!などと一人陰口を叩きながら公園を去ろうとしたその時、キミは公園の植込みの陰から何やらの気配を感じ、その茂みを分け入りって覗き込んだ。すると、そこには・・・
「・・・ん?あらあら。」
そこには、樹にもたれ掛かった瞬が、膝の上に抱えた一匹の猫の背を撫でていたていた。
「あ、そうそう。今日はキミとデートの約束をしてたんでしたね。」
こちらが口を開く前にしゃあしゃあと斯様な口調で切り出す瞬。カッとなって怒鳴ろうか、と思ったその時、キミの口を噤むかのように瞬が先に言葉を放つ。
「ごめんなさい。途中でこのコに会っちゃってね。…少し、一緒にいてあげたくなりましてね。」
と言って膝の上の猫に視線を送る瞬。つられて、キミもその猫に目を向けてみる。なんと貧相な猫だろう。体躯は既に大人の猫だが、毛並みは乱れ、四肢は痩せ細り、顔はヤニでベタベタになっていた。キミは理解した。この猫は、もはや先が長くない。恐らく、死に場所を求めて、この人気の無い公園の茂みの中に潜り込んできたのだろう。そんな切ない考えが頭をよぎった。
「・・・そう、その通りですよ。この猫は、もうすぐ死にます。」
キミの顔色から読んだのだろうか?キミの頭を過ぎった考えに、瞬は優しい口調で答えた。ギョッとするキミに軽く軽く微笑む瞬。
「今、この猫は7つの夢を同時に見ているんです。
一つは、母の乳房の下で兄弟達とじゃれあった夢。
一つは、初めて御主人様から貰ったミルクを一心不乱になめる夢。
一つは、水槽の金魚を捕まえて、ご主人様に自慢しにいったのに怒られてしまった夢。
残り4つは、4度の交尾の悦びと、その成果たる4度の出産の喜びの夢。
この世に生を浮けたもの全てが、最後に見る、死ぬ前の一眠り。その時の、全ての美しい思い出の反芻の時。
今、この猫は、そんな幸せの夢の中にいるんですよ。」
慈しむかのように、そのボロボロの猫の背を撫でる瞬。そんな瞬の姿に、さっきまでの憤りを忘れてしまうキミであった。
「すみません。私は、もう少しこのコと一緒に居てあげたいんです。今見ている夢が、見終るその時まで・・・。」
そう、瞬が静かにキミに語りかけた。この猫を、最期まで看取ろうというのだろう。
静かに猫を見つめる瞬に言われるまま、何をか言えず、何となく気まずげに立ち去るキミ。ふと振りかえると、瞬はポケットから小さな布袋を取り出し、中から『何か』を一つまみ取り出し、猫の目の上に優しく被せてた。
「うふふ・・・。おまじないですよ。素敵な夢が見れますように、って。」
あれはなんであろう?キラキラと煌く、細かい『砂』の様に見えたが・・・。
そんな瞬を公園に残したまま、一人立ち去るキミ。
未だ跋の悪い思いで一杯であった。
どうして、「ボクも一緒にいよう。」と言えなかったのだろうか、と。まだつまらない怒りでわだかまっていた自分を責めつつ、薄暗い帰路をトボトボと歩いていくキミであった。
どうも。瞬さん編始まってますね。
ココまで来たので是非書き抜いて下さい。
しかし、17歳でこのスリーサイズは…(・∀・)イイ!!
ミステリアスってのも、なんか(・∀・)イイ!!
ぱぃぃぃぃん☆
瞬編スタート、一体どうなるのかぁっ!?
>>188:ぜくー。。。
あ、それってまおたんスレに貼ってあったやうな気がするでつ。。。
っていうか、ぜくーって801住人って噂を聞いたことがあったりなかったり…(^_^;)
赤影見たくなってきたんだけど、どうしよ?
未来忍者で我慢しましょ。
194 :
ネオ:2001/07/23(月) 21:29
RED SHADOWなんて認めません。どこが赤影なんだか。
つーか舞の海の動きがどんなモンか見たくなっただけなんだけどナ。
あ、J氏気にしないで始めてください〜(w
重いって言っちゃダメだと思うんですけど…<舞の海
あ、横やり失礼しました。あれ、絶対に見に行きます。本物見たこと無いもんで。
最近外からのカキコばっかり・・・。
それにしても・・・なんでバレたかなぁ?ブツブツ…(独り言)
>>190 オうっす!まあ、秋前までには終わらしたいにゃぁ〜、思っております。フムフム。
>>191 ふふふふふ・・・(ニヤリ)
関係ないけどこれ爆笑↓
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi?bbs=801&key=991240978&st=78&to=78&nofirst=true >「俺が機械獣なら、マジンガーZを空から攻めるね…」
>初対面の輩に、おもむろに攻め宣言をされ甲児は動揺を隠せない。
・・・やっぱりヤオイって、、、ウィアード・ザ・ワールドだよなぁ・・・。
>>192 友達として一言。やめましょう。「ウパー!」
>>193 ・・・やっぱりこの辺から分かるように
「オイラ=チェき氏=クラスター(ネオ)たん=ガンヘッド世代」なんだろうなぁ・・・。
ああ追憶の『マツモト14号』(世代人号泣!)
>>194 んで、探してたらこんなん出てきちゃったよ。↓
http://www2.tky.3web.ne.jp/~dab/rjtitle.html たしかコレ、ジム・ダンフォースの仕事だったよね?
あ、認めたくない赤影ってとあのアニメ版もチョット嫌(スタッフ豪華だけど。今的に(w)
>>195 八双飛びの頃はオイラも好きだったなぁ・・・。今でも脳内で聞こえるんだよな。
「飛んだァーッ!!」
キャプテン翼かよ(wデモスキ
>>196 ボクも正直言うとオリジナル見たこと無いですけど、コレがウケて調子に乗った東映がパッパラパーな「変身忍者嵐」とかやられちゃ嫌なんで絶対行きません。
大人しく幻の劇場版「超電磁マシーン ボルテスX」作れチキショウ!!「グレンダイザーVS鋼鉄ジーグ」でも可。
そんなこんなでほっとくと雑談スレになっちゃうんで続きやりますぅ。
みなさん、dat逝き防止サンクスゥ〜。
特殊イベント2「うたかたの」 (前編)
(必要条件;文系>60,理系>90、雑学>60、容姿>30でランダム発生)
(発生時期:5/1〜6/31 発生場所;ギャルゲ板@2ちゃんねる)
上記パラメータを満たしていると自動発生する特殊イベント。
『スレを立てるまでも無い質問スレッド
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=994818766&ls=50』にて、こんなレスがつく。
*****
568 名前:名無しくん、、、好きです。。。 投稿日:2001/07/XX(X) XX:XX
コイツが2ちゃんのオフで会った男相手に援交してる女です。
http//geocity.picture.//harinige.board08753282355.jpg.
コイツ、ギャルゲ板にも出没しているそうです。
569 名前:名無しくん、、、好きです。。。 投稿日:2001/07/XX(X) XX:XX
え?マジ?可愛いじゃねぇか!ハァハァ…
570 名前:名無しくん、、、好きです。。。 投稿日:2001/07/XX(X) XX:XX
うおおお!!!お願いしてぇゾゴルア( ゚Д゚)
571 名前:名無しくん、、、好きです。。。 投稿日:2001/07/XX(X) XX:XX
いくらでOKなんだ?本当に会えたらオレも考えちゃうな。
・・・・・。
などなど、日頃純愛を語ってる連中とは思えないレスが山の様に付く(w。
気になってキミもリンク先の画像を見てみる。すると、そこに写っていたのは…あの瞬であった!
<つづく>
特殊イベント2「うたかたの」 (後編)
<つづき>
まさか?!いや、他人の空似さ、とタカを括るキミ。
しかし、キミはその日、小用にて外出した夜の街でとんでもない真実を見てしまう!
何と、キミはセーラー服姿の瞬が、見知らぬ男とホテルに入っていくところを目撃してしまったのである!いかにも2ちゃんねらーといった小太りの醜悪な風貌の男と腕を組み、ケバケバしいネオン看板のラブホテルへと消えて行く瞬。
なんて言う事だ!あんな大人しそうな瞬が、援助交際?!
ショックの余り、ホテルの入口近くで呆然となるキミ。小一時間ほど後であろうか、ホテルから一人出てきた瞬を見つけ、居ても足ってもいられず瞬に詰め寄るキミ。
「あ・・・、うふふ…。とんでもないところを見つかっちゃったね。」
まるで何事も無かったかのように軽く笑う瞬。もはや選ぶ言葉も見つからず、ただただ激昂のまま瞬を怒鳴るキミ。そんなキミの唇を軽く指差し、たしなめる瞬。まるで手馴れた娼婦の様な嘲笑でキミを制する。
「なんでもないですよ。ただ、夢を見せてあげただけ。」
夢?
「そう。さっきの彼の夢は、ネットで出会った可憐な少女とのSEX。そんなありふれた夢。かなえて上げるには、ほんとにたやすい、ありふれた夢。
だからかなえてあげたの。ただ、それだけのこと。」
瞬の口から漏れたとはとても思えない、とんでもない台詞。キミは言葉を選ぶ事も出来ぬまま、瞬に食って掛かろうとする。すると、瞬はキミの頬をその白く細い指で軽く触れ、
「キミの夢もかなえてあげましょうか?さっきの彼程度の夢なら、今すぐかなえてあげるわよ。」
頬に触れた瞬の指の感触。・・・柔らかい。だが、なにかが違う。そう、まるで過去に触れたことのある女の指の感触の記憶が脳の中で反芻しているかのような・・・どこか実感の無い、そう、まるで・・・
「・・・変なの。」
つぶやく瞬。
「キミの夢って、ちょっとよく分らないわ。さっきの彼みないなありきたりの夢じゃないみたいね。うふふ。おもしろい。」
悪戯っぽく笑う、セーラー服の少女、瞬。キミの体をスルリをかわし、そのまま夜の闇の中へと消えて行ってしまった。
唖然としているうちにキミは姿を見失うが、何処からとも無く、瞬のか細い声が耳に届く。
「いつかキミの夢もかなえてあげるわ。素敵な眠りの中で…。」
声のする方を慌てて探すキミ。しかし、瞬の姿はもはや何処にも見当らない。大体、どこから聞こえたきたかもまるで検討がつかない。
奇妙なやるせなさを抱えたまま、ただキョロキョロと棒立ちのままのキミであった。
特殊イベント3「いざない」
(必要条件;特殊イベント1、2共に発生後
文系>90,理系>120、雑学>90、容姿>60で発生)
(発生時期:7/1〜7/31 発生場所;ギャルゲ板@2ちゃんねる)
何かと奇妙な行動でキミを翻弄する瞬。今度はギャルゲ板で「ギャルゲ板でoff会を!」というスレッドを立て出した。瞬が主催でoff会を開こうというのである。
最初は立てたのが瞬だけに「ハァ?」「逝ってヨシ!」などと荒れ気味のスタートだったが、16レス目で瞬が自分のセーラー服姿の画像を貼り出すなり、事態は一変。「是非やりましょう!」「瞬タン・・・。ハァハァ…。」などと凄まじい勢いで開催希望のレスが付く。…どうやら、皆瞬があの援交少女と知って、あわよくば・・・、と狙っている様だ。
そんな盛り上がりを見せるoff会スレッドで、一人開催を阻止しようと躍起になっているコテハンがいた。誰であろう、あの1stであった。
1stのoff会阻止のカキコびため、一変して荒れ模様となるオフ会スレッド。瞬の援助交際に関してのキミの思いはどうあれ、折角みんながoff会に乗り気になっているのにそれに水を注すとは何事か、と思ったキミは1stに対し応戦のカキコをする。上記パラメーターを満たしていれば1stを論破する事が出来る。
キミのカキコによってなんとか開催の場所と日時が決定し、ギャルゲ板全体が大盛り上がりとなる。それに対し逆上した1stはキミを名指しで批難。
「もはや話にならん!貴様には直接会って話さねばならぬようだな!」
とのカキコが付く。これにYESと答え、1stと直接会う事にするならば特殊イベント4が発生する。もしNOと答えてもoff会の開催される特殊イベント5が発生するが、瞬のエンディングに辿り着きたいのならば、必ず特殊イベント4を発生させておこう。
かくして、8/16に開催の運びとなった瞬主催のギャルゲ板off会であるが、当のスレッドは、キミと1stのカキコが気に入らなかった、融通の利かない風紀厨房の削除依頼によってゴミ箱逝きとなってしまった。
ゴミ箱逝きとなってからのoff会スレッドに、一つだけレスがついていた。
へぇ、1st、か・・・。
うふふ、また会えるのね。
た・の・し・み♥
201 :
ネオ:2001/07/26(木) 12:36
サーバー移転(piza→piza2)記念書き込み♪
あっちの31はこの俺です。
久々の生J節、堪能させていただいた…甘露。
ロボジョックスはデビッド・アレン…多分ダンフォースじゃない…と思います。
しかし、マジンガーZ対デビルマンもセリフの解釈を変えれば明×甲児なのカー。
…続きをどうぞ。
あ、そうか、piza2に移転したんですね。
どこ逝っちゃったんだ?と一人かちゅ〜しゃと格闘?していました。
ではまた〜。
ああ怖かった。過去ログ逝きかと思ったYO。
鯖移転だったのねん。ふーっ。
>>201 うぃっす。次の鯖移転前までには終わらせたいです。トホホ・・・。
>>202 ・・・なんでバラすかなぁ?(バレるオイラもオイラだが・・・。)
ま、そんな訳で、3発目のキャラスレなんで、生暖かく見守って下さい。(へけっ)
>>203 会長おられましたね。うむむ、、、イタズラしにいくか( ̄ー ̄)
>>204 あ、そうか・・・。(ハズカティー!!)
>明×甲児
・・・まぁ、甲児クン総受けは「グレン」の昔からの決定事項なんで(w
>>205 オイラもかちゅ〜しゃ使い出してたんで本気であせりましたよ。ふぅ〜、無事移転してくれてヨカッタヨカッタ。
関係ないけど引越しまして。今近所の松戸のマンガ喫茶からカキコしてます。
・・・なんかココのマウススッゲー使い辛いんですけど・・・。
しかも背後で安達妙子ちゃんが微笑んでるし・・・。コワ!
ンな訳で続き・・・・。
はまた来週(ちょっと今たてこんどりまして・・・。)
おっ、偶然だねぇ。漏れも火曜に引越しなのよ。某サンプラザのある区へ。
松戸ね…。同僚が住んでるよ。26才、ショートカットのスレンダー美女。
…って、氏の趣味とは全然違いマスネ。一応友達として書いてみました(w
引っ越しでしたか、お疲れさまです。
今年の夏はウルトラマンにアギトにRED SHADOW…
特撮映画が目白押し!
お金無いです…アヒャ(゚∀゚)
いいなあ…私のイベントも書いてくれないかなあとか思いつつ誰よお前、とか
思いっきり言われそうでもの悲しい夏の日の早朝。
もっともコテハン出しても結局誰よお前で一蹴されそうですが(w
実はね、ゼクーさんの旧時代からのファンなのですよ、これからも頑張ってください。
スレッド点検中です。はい、OK!。失礼しました。
たまには書かないと倉庫に逝っちゃうよ!
ごめんなさいごめんなさいすみませんすみません。
反省だけならキャプテントンボーグでもアナルファッキングエブリデイエブリバディなんであいむそーり『ゴンベイのあいむそーりー』は確かSNKにて頑張って書きますけん見捨てちゃいやいや〜ん。
>>207 うぃ〜っす。
やっぱりストライクゾーンは小学6年生な低めアッパースウィンガーなオイラ、松戸もココイチがあって一安心な今日この頃。でも東京ガリバーのエイリアンvsプレデターのレベル設定の甘さは逆に萎え。
サンプラザ・・・・・。アキバみたいにイカ臭い肌色系が少ないんで、なんともヒーリングな町ですな。「変や」ステキ。でもDX超合金レオパルドン¥90000は許せないチキショ-。
>>208 オイラ・・・猿だけで・・・いいです。(マンコスはちょっと・・・)
ProjectG4はちょっと期待ですがねン♥
>>209 パート2ですか・・・。
以前公言したけど・・・、パート1でこの体たらく・・・。
使いたい奴は結構いるんだよねぇ・・・。あとアニメ板でもやりたい事あるし・・・。
そんな訳で、、、、、やる時は声かけるから、ちょっと待っててねン(また自分で墓穴・・・)
>>210 ごくろうしゃまでしたぁ。
>>211 キャプトボの方のコかい?ホってごめんにゃ〜(反省の色無し(w)
ま、頑張るんで、気長にまってねぇ〜ん。
んでは。久々に・・・・・。
特殊イベント4「仕掛けは琥珀色の罠!」
(必要条件;特殊イベント3発生後 文系>90,理系>120、雑学>90、容姿>60で発生)
(発生時期:8/15 発生場所;秋葉原)
1stに名指しで非難されたキミ。1stの挑発に乗り、待ち合わせ場所の秋葉原の雑多なビルの一角で彼を待つキミ。
指定の時間より少し早く付いたキミは腕時計で時間を確認した。予定の時間が今刻まれた。
「来たか。」
一切の気配無く、キミの背後から響く、低く、掠れた男の声。コイツが1stか?
「・・・ふん。ヤツの好みそうな優男だな。」
憎まれ口を軽く叩くなり、返事を聞くより先に、キミの顎先をムンズと掴みかかる1st。その風貌は想像していたどんな姿とも異なっていた。その長身をズタボロの黒の大柄のケープですっぽりと覆い纏い、口元まで隠したその顔から青い瞳がギラギラとキミを睨み付けるのみであった。なんだろう?1stは外人なのだろうか?
「いいか、一度しか言わぬ。
貴様はヤツの陳腐な色香に惑わされ、明日、ヤツの用意した宴へと参加するであろう。もはや止めはしない。だが、下準備だけは施させてもらう!」
キミが言葉の意味を問うまでもなく、1stは懐から小さな琥珀色の液体の入った小瓶を取り出し、その中身をキミの目に目掛け振りかけた!
熱い!目が焼けるように熱い!あまりの苦痛に悶絶し、床を転げ回るキミ。
キミがやっと視界を取り戻した時、既に1stはその場から姿を消していた。ふと気付くと、先程までの激痛は一瞬にして癒え、まるで何事もなかったかのように傷一つ見当たらない。
1stがキミにかけたあの液体は何だったのだろうか?そして、瞬を物知るようなその口振り。
多くの疑問を抱いたまま、キミは明日のオフ会に参加することとなるのであった。
214 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:2001/08/12(日) 15:44
特殊イベント5「おやすみなさい」
(必要条件;特殊イベント3発生後、8/16に自動発生
(発生時期:8/16 発生場所;秋葉原『カラオケ パセラ』)
予定通りに何とか開催の運びとなったギャルゲ板オフ会。・・・しかし、予想していたとはいえ、周りは「ハァハァ…」と息巻く典型的オタク面の醜男ばかり・・・(w。そういえば貝柱や咲耶命等、女の子たちは皆揃って不参加を表明していたっけ・・・。
そんな連中に軽く挨拶を交わしているうちに、主催の瞬が登場。相変わらず、あの地味なセーラー服姿だ。あれ以外の服が無いんだろうか(w
瞬が登場するなり、男達の視線が瞬に集中する。卑猥な期待に満ちた視線の数々。瞬はそれを見つめるなり、クスリと笑う。
「みなさん。集まって下さって、本当にありがとう。
今日集まって下さったみなさんは、みんないつもインターネットの中で、夢の中の理想の自分を演じ続ける、自分だけの物語の中の主人公たち。現実に見放され、現世では主人公でいられる場所なんて何処にもない、侘びしい彷徨い人・・・。」
相変わらずの暴言にざわつく参加者達。そんな彼等をよそに、ポケットから小さな布袋を取り出す瞬。そう、初めてのデートの時に見た、あの砂袋である。
「眠りなさい。彷徨える子羊さんたち。
夢はあなたを見捨てはしない。あなたの求める世界、求める場所、求める姿。夢の中にはそれがある。あなたを傷つけるもののない、あなただけの絵物語の中に、安らかにお戻りなさい。」
砂袋から一握りの砂を取り出す瞬。握った砂にふっ、と息を吹きかけると、それは幻想的な煌めきを放ちながら参加者達の目に降り掛かっていった。
「おやすみなさい。」
すると・・・、なんということだろう!会場の全ての男達がバタバタと倒れだしたのだ!
その様を見て、満足げに、優しい微笑みを浮かべる瞬。
「・・・よかったね。もう、なにもあなたを傷つけることはないのよ。やすらかに・・・・。
おやすみなさい。」
*(ここで特殊イベント4が発生させていなければ、キミも他の連中同様にバタリと倒れ、理由も分からぬままGAMEOVERとなる)
<特殊イベント4を発生させていれば→つづく>
特殊イベント5「おやすみなさい」 <つづき>
周囲の凄惨さに息を呑むキミ。瞬が振りかけたあの砂は何だのだろう?!毒ガスかなにかだろうか?!しかし、なら何故キミは無事でいられるのか?倒れた男の一人を揺すり、呼び起こすキミ。しかし、男は起きなかった。死んだのか?いや、違う・・・。
眠っている。
他の男も調べてみるが、他の誰も皆そうであった。眠っているのだ。それも、実に安らかな寝顔で。深く、深く眠っているのだ。
事態を理解できないキミのオロオロとした様に気付く瞬。
「あれ?キミは・・・。どうしたの?なんで、眠らないの?おかしいわね・・・?」
と首を傾げながら、再び『砂』をキミの目に振りかける瞬。粉のように細かいその『砂』をウッカリ吸い込み、ケホケホと咳き込むキミ。
「え?どういうこと・・・どうして?どうしてキミは眠らないの?」
不思議がる瞬。キミも訳が分からない。何故瞬の撒いた『砂』を浴びた連中が眠りだしたのか?そして、なぜ自分だけ眠らずにいるのか?
はっ、と頭に昨日の出来事が甦る。1stがキミにかけた琥珀色の液体の事だ。不思議がる瞬がむせるキミの両の頬に手を触れる。
その瞬間!!
「かかったなッ!!」
バギューン!!
銃声の轟音が鳴り響く。
キミの頬に触れていた、瞬の手が、肩の付け根から吹っ飛ぶ。
一本の地の線を描いて、虚空に舞う瞬の左腕。
放たれた銃声の方に目を向けると、そこにあの男が立っていた。1stだ!1stがその手に巨大なショットガンを構え立っていたのだ。
声も立てず、千切れ、転がる自分の左腕を見つめる瞬。
一体、何がどうなっているというのだろう?!
「あまりに長い月日が流れたばかりに、モルフェウスとの盟約を忘れていたようだな、瞬!」
1stが勝ち誇ったように叫ぶ。手にしたショットガンに銃弾を装填する。
「夢世界の王モルフェウスとの誓いにあった筈だ!『砂』を2度がけする事は禁じる、とな。例えそいつのように、『アーゴスの琥珀』を浴びた相手だろうとな!」
銃口を構え、瞬に狙いを定める1st。1stは今度こそ瞬を撃ち殺す気だ!咄嗟に1stに飛びかかり、押さえつけるキミ。
「邪魔だ!」
凄まじい力でキミを払いのける1st。転げ回りながら、キミは信じられないものを目にする。
「・・・。」
千切れた自分の腕を掴む瞬。切断面から溢れる地を薬指で一掬いし、自分の唇に口紅のように軽く塗る。
「うふふ・・・。そう、1stって、貴方だったんだ。ずっと追いかけてくれたのね。
う・れ・し・い・わ♥」
そう呟いた瞬間、キミの目にとんでもないものが飛び込んでくる。
<つづく>
特殊イベント5「おやすみなさい」 <つづき>
バサッ!
瞬の背中から、セーラー服を突き破って、真っ黒なコウモリの翼が飛び出したのだ!
驚くキミ。そんなキミを後目に、翼をはためかせ、窓ガラスを突き破り、夜空の闇の中へと飛び立つ瞬。それを追う1st。抜けた腰を引きずりながら、キミも追随する。
割れた窓から首を出す1stとキミ。暗闇の虚空に浮かぶ瞬。その姿はさっきまでの物静かな少女の姿ではない。髪は血のような赤に染まり、その脇からは黒山羊のような強大な角が生え出ていた。瞳は爛々と金色に輝き、引き裂かれたセーラー服の下から現れた豊かな乳房は黒い獣毛に覆われ、臍から下に至ってはもはや人間のそれではなく、粘液に覆われ嫌らしく照り輝く大蛇の尾と化していた。ニヤリと笑う口元からはギラリと一本の牙が剥き出し、まるでキミと1stを嘲笑うかのようであった。
「また会いましょう、おマヌケな王様&hearts
今度出会えるのは100年後かしら?それとも200年後?
キャハハ!;私と貴方には、時間なんてもう関係ないんですものね。ウフフフフ・・・・・」
1stを嘲り笑うその顔は、あの日、仔猫を看取った可憐な少女のそれではなかった。
空を舞う瞬に銃口を向け直すも、思いとどまり、やりばのない怒声を張り上げる1st。
「うがぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!
んぬがぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
狂ったように吠え叫ぶ1st。声をかけようとするキミの手を平手で払う1st。
「愚か者め!貴様のせいで!貴様のせいであのバケモノに!
・・・我が一千年間の怨念を晴らせなかったではないか!?」
バケモノ?一千年?いったい・・・どういうことなのだ?!
「これだけ言ってもわからんのか?!愚か者め!!
いいか?!アイツは人間じゃない!現実で輝けない、哀れな魂を眠りの夢の世界に閉じこめる、夢の王モルフェウスの眷属、夢の中の魔物だ!、夢魔、サキュバス、サンドマン・・・。なんと呼称すれば分かる?!
そうだ!アイツは魔物なのだ!!」
なんだって?!
「・・・貴様を餌に選んだのが失敗だった!おのれ!また新たな策を立てねば・・・・。」
そう吐き捨てると、1stは音もなくその場から消えていたのであった。
ぽつんと一人残されたキミ。
まるで事態が把握できずにいたが、2つだけ分かった事があった。
一つは、自分は他の連中のように、瞬の犠牲者にならずに済んだ、ということ。
もう一つは・・・、
瞬が、・・・・人間じゃないということであった。
217 :
ネオ:2001/08/13(月) 22:28
夢かぁ……そう言えば、最近いい夢見てないなぁ……。
瞬さん編(・∀・)イイ!!ですね。瞬たんが魔物ダッタナンテー!!
しかし、段々と設定がぶっ壊れてきてるような(爆)。次は神様かな?
ではでは。Catch you later!
…レオパルドン…捨てなきゃ良かった…。
ごんべえのあいむそ〜り〜はコアランドテクノロジー(現バンプレスト)でおます。
しかし瞬さん編、このあとどういう展開になるのか興味津々ソードビッカー!
なんだかものすごい展開に…だがそれが(・∀・)イイ!!
とっても気になりますYO!
映画…逝く暇と金が…ゲフンゲフン。せめてRedShadowとG4だけでも…。
この板はスレ容量制限は大丈夫なのか?