8月25日。みゆきの部屋。卓袱台を囲む5人。みゆきの斜め後方で
お絵描きをする飴とそれを見守るポップ。それぞれにジュースのコップ
卓袱台の上には、自由研究の資料。資料に目を通している4人
あかね「 みゆき、よー頑張ったんやな (みゆきが作成した資料の一枚を机に置いて
なお「 これは、貴重な登山体験だね
やよい「 なんだか漫画化決定かも
れいか「 次に機会があった時は、みんなで登ってみたいですね
あ「 ということはやな。昨日のあのニュース、アレ。みゆきがやったんか?
れ「 七色山の山頂が突然、七色に輝き始めた、というニュースですね。わたくしも見ました
な「 山の麓でありがたがる人が一杯いたらしいね
や「 あたしも見たかったなぁ
み「 たぶん、わたしだと思う、お昼前だったし
あ「 せやったんか。ニュースにまでなってまうなんて、
みゆきは伝説の戦士だけやなくて、伝説の山ガールやな (一同笑い
や「 頂上にあったデコルっていうのは?
み「 それがね。デコルデコールに入らなかったから、机の引き出しに
しまっておいたんだけど。今朝取り出してみたら、 (卓袱台に同形状の石を置く
な「 これは、石?
れ「 のようですね
あ「 もしかして、ハズレやったんか?
や「 手に入れた時は、ピカピカしてたんだよね?
み「 うん。鏡石デコルっていうらしいから
あ「 ポップは、何かわからへんの?
ポ「 それが、このデコルに関して詳しいことは、拙者もよくわからないのでござる
な「 使えなくても、記念品として
れ「 大切しておきましょう
や「 それでも十分だよね