家と山の中間地点。どこかの川の遊歩道。肩で息をしながらリュックの肩紐を
持ち俯き加減で一心不乱に歩く みゆき。顔は登山口で洗ったから幾らか綺麗に
みゆきの横を若干早足で歩くポップ
鬼「 プリキュア、見つけたオニ
ポ「 おまえは、 (みゆきの足元に隠れて
み「 えぇ、まだあるの? (俯いたまま、少し遅れてから反応する
ポ「 みゆき殿。物語のピークがひとつとは、限らないのでござる
家を出て山を登り、家に帰って夜、眠りに着くまでが登山でござる
もう、一頑張りでござるよ
み「 うーー……
鬼「 今のおまえになら、小指一本だけでも勝てるオニ
鬼「 世界よ、最悪の結末。バッドエンドに染まるオニ(ry
ハ「 後少しなんだから、目の前なんだから、もう家に帰るだけなんだから
帰る途中で引き返すことなんて出来ないんだから……、
余裕で枯れ葉あかんべぇを召還。俯いたまま呟いた後で、ゆっくりと顔を上げた
みゆきの片目が光り、ノーバンクで変身
ハ「 わたしのこの手、この足、このカラダを使って、必ず辿り着いてみせるんだから!
ハ「 頑張れわたし、気合だ、気合だ、気合だーっ!!
ハッピーシャワーであかんべぇを瞬殺
鬼「 どこにそんな元気が残ってるオニ。プリキュア怖いオニ (消滅
ポ「 気力で2つ目の山を乗り越えたでござる…… (唖然として
無言で歩き始める みゆき。離れたことに気付き、追いかけていくポップ