公明党 山口代表 内閣不信任案早期提出の構え(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2011052100267 公明党の山口那津男代表は21日、札幌市で開かれた同党の会合で、
「このまま菅政権がやるべきことをやらずに、パフォーマンスという逃げの姿勢に終始するなら、
内閣不信任決議案を出すという決断をしなければならない」と述べ、
菅直人首相が東日本大震災からの本格復興に向けた2011年度補正予算案など重要案件を次期臨時国会に先送りする場合、
不信任案を早期に提出する考えを表明した。
これまで山口氏は、可決の見通しが立たない状況での不信任案提出に慎重姿勢を示していた。
しかし、同日はこうした前提条件には言及せず、政権との対決姿勢を鮮明にした。
自民、公明両党は、6月上旬にも不信任案を共同提出する方向で既に調整に入っている。
山口氏は、本格復興策を盛り込む補正予算案の編成が先送りされる情勢であることや、
赤字国債発行を可能にする特例公債法案などの今国会成立のめどが立っていないことに触れ、
「それで国会を閉じようとするのであれば、国民に対する背信行為だ」と批判した。