石川遼のような才能よ身につけたい

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375李哲秀
なんか自分が分からないことは「wiki読め」ばっかりじゃないか?
>>368が代弁してくれたわ。
で、これが分からないって言ってるやつは、きちんと考えてよんでみろ。

>ググって出てきたなら内容だってわかるだろ。
ググって他動性仮説の解説を見つけても、理解できなきゃ内容は分からないだろう。
俺が言ってるのはググって出てくる「他動性仮説」という「名前」じゃなくて、
君が理解しているのか「内容」を示してほしいって言ってるだけどね。

「他動性仮説」

名無しが分かるようにちょっと噛み砕いて説明するぞ。
「他動詞」とか「自動詞」って言葉は知ってるか?
「他動詞」は「目的語を取る動詞」、「自動詞」は「目的語を取らない動詞」と考えてくれ。

a.太郎が「すしを」食べた。
b.太郎が寝た。

助詞「を」がついた「すしを」が「目的語」な。「食べる」は他動詞、「寝る」は「目的語を
取らない」から自動詞。「太郎が花子を寝た」とか言わないだろ。
この「他動詞」の「目的語(名詞+を)を取る性質」が「他動性」。
つまり、「目的語を取る」というのが「他動性」と考えてもいいだろう。
さて、すこし動詞から離れて形容動詞(ナ形容詞)行くぞ。(つづく)
376李哲秀:2011/04/08(金) 15:21:39.21

c.太郎は「すしが」好きだ。
d.太郎は「すしを」好きだ。

「好きだ/好きな」は形容動詞な。これは通常「すしが」の様に「目的語」ではなく、「主語」
で表すが、d.の「すしを」の方を考えてほしい。「太郎が花子を寝た」に比べたら、幾らか
日本語として許容できないか?次に複合動詞の「食べたい」で考えてみよう。

e.太郎は「すしが」食べたい。
f.太郎は「すしを」食べたい。

この場合の「すしを」は上の「すしを好き」より許容度が上がらないか?
Hopper & Thompsonこの許容度の違いを「他動性」という言葉で説明したわけ。
大雑把に言うと、「食べたい」は「好きです」より「目的語を取っても許容される」から、
「他動性が高い」という事になる。「他動詞」はそれより他動性が高いし、「自動詞」は、
「食べたい」「好きです」より低いと。
重要なのは「他動詞」「自動詞」という動詞内での話に過ぎなかったものを、形容詞・形容動詞
・複合動詞なども含めて「他動性の度合い」で説明できると考えた訳だな。
「1.動詞内のことしか説明できない仮説」と「2.形容詞・形容動詞・複合動詞なども含めて
説明できる仮説」を比べれば、2の方が優れているのは分かるか?

次の話に進むぞ。(つづく)
377李哲秀:2011/04/08(金) 15:22:15.52
g. 太郎は「すしを」食べる。
h. 太郎は「すしが」食べる。
i. 太郎は「すしを」食べたい。
j. 太郎は「すしが」食べたい。

gとhを比べると、他動詞「食べる」は「すしを」しか許容しないが、複合動詞「食べたい」
は「すしが」を許容する。「目的語を取る性質」としての「他動性」は、他動詞「食べる」の方
が高いのはわかるか?
この他動性の違いをHopper & Thompsonは、「会話してる時に、実現する可能性が高いか、
低いか」という観点から見たわけだ。
つまり、「『食べる』の場合、『食べたい』より実現度が高いから、他動性が高くなる。」と
まとめたわけで、逆に言えば「実現度が高いほど、目的語を取りやすくなる」ということ。
大雑把に言うと、この「実現度が高いほど、目的語を取りやすくなる」がHopper & Thompson
の「他動性仮説」(「他動性の階層」の話は置いておくぞ。)
ついてきてるか??

さて、次の文章を見てみよう。
k.「イニヒコが居ない」かどうか「を」わかる
l.「イニヒコが居ない」かどうか「が」わかる

この文章も「が」と「を」の両方を許容するとして、「他動性仮説」でどうやって説明できるか。
それは、Cが説明してくれるだろう。
こういう応用問題ができたら、「Cはwiki見てるだけじゃない」って証明できるなw