なんか自分が分からないことは「wiki読め」ばっかりじゃないか?
>>368が代弁してくれたわ。
で、これが分からないって言ってるやつは、きちんと考えてよんでみろ。
>ググって出てきたなら内容だってわかるだろ。
ググって他動性仮説の解説を見つけても、理解できなきゃ内容は分からないだろう。
俺が言ってるのはググって出てくる「他動性仮説」という「名前」じゃなくて、
君が理解しているのか「内容」を示してほしいって言ってるだけどね。
「他動性仮説」
名無しが分かるようにちょっと噛み砕いて説明するぞ。
「他動詞」とか「自動詞」って言葉は知ってるか?
「他動詞」は「目的語を取る動詞」、「自動詞」は「目的語を取らない動詞」と考えてくれ。
a.太郎が「すしを」食べた。
b.太郎が寝た。
助詞「を」がついた「すしを」が「目的語」な。「食べる」は他動詞、「寝る」は「目的語を
取らない」から自動詞。「太郎が花子を寝た」とか言わないだろ。
この「他動詞」の「目的語(名詞+を)を取る性質」が「他動性」。
つまり、「目的語を取る」というのが「他動性」と考えてもいいだろう。
さて、すこし動詞から離れて形容動詞(ナ形容詞)行くぞ。(つづく)
g. 太郎は「すしを」食べる。
h. 太郎は「すしが」食べる。
i. 太郎は「すしを」食べたい。
j. 太郎は「すしが」食べたい。
gとhを比べると、他動詞「食べる」は「すしを」しか許容しないが、複合動詞「食べたい」
は「すしが」を許容する。「目的語を取る性質」としての「他動性」は、他動詞「食べる」の方
が高いのはわかるか?
この他動性の違いをHopper & Thompsonは、「会話してる時に、実現する可能性が高いか、
低いか」という観点から見たわけだ。
つまり、「『食べる』の場合、『食べたい』より実現度が高いから、他動性が高くなる。」と
まとめたわけで、逆に言えば「実現度が高いほど、目的語を取りやすくなる」ということ。
大雑把に言うと、この「実現度が高いほど、目的語を取りやすくなる」がHopper & Thompson
の「他動性仮説」(「他動性の階層」の話は置いておくぞ。)
ついてきてるか??
さて、次の文章を見てみよう。
k.「イニヒコが居ない」かどうか「を」わかる
l.「イニヒコが居ない」かどうか「が」わかる
この文章も「が」と「を」の両方を許容するとして、「他動性仮説」でどうやって説明できるか。
それは、Cが説明してくれるだろう。
こういう応用問題ができたら、「Cはwiki見てるだけじゃない」って証明できるなw