血みどろ芸人山崎退

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無し戦隊ナノレンジャー!
土方「ども土方っす」
山崎「退です」
司会「山崎さん、相変わらず唇が紫ですね」
山崎「…」
司会「今から何か見せて貰ってもいいですか?」
ワーパチパチパチ


土方「じゃあ今から乳首ゴムパッチンやりますんで」
バチン
山崎「…」
土方「はい上半身から血が出ました」
ワーパチパチパチ
土方「次は人間ダーツやりますんで」
シュ
ザク
シュ
ザク
山崎「…」
土方「はい上半身から血がでました」
ワーパチパチパチ
2名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:15:23
司会「ありがとうございました」
司会「所で色々な方々から質問を頂くんですがその血は本物ですか」
土方「本物です」
司会「大丈夫なんですか」
土方「何が」

司会「子供に見せたくない芸人一位であることについて何か」
土方「…」
司会「それにしても毎回ながら見事な血みどろぶりでしたね山崎さん」
山崎「…」
司会「ありがとうございました〜」

舞台裏〜
土方「さぁ今日も飲みに行くぞ山崎」
山崎「…」
山崎「土方さん」
土方「なんだ」
山崎「俺もうこんなの嫌です耐えられない」

土方「ああ?」
山崎「東京に来れば夢掴めると思ってた」

山崎「でも毎日毎日同じことの繰り返しで」
土方「おいお前」
山崎「生きてる気がしない」
3名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:16:06
土方「ふざけんな殺すぞ」
山崎「…」
土方「黙って俺の言うとおりにやってりゃいいんだよ」

司会「今日はまたまたあの芸人さんの登場です」
土方「土方っす」
山崎「さがるです」
土方「今日は、でこピンで血が出ることを証明します」
バチン
山崎「…」
土方「はい上半身から血がでました」
ワーパチパチ

司会「簡単に血が出るんですね」
土方「簡単に血が出るんです」
司会「すぐに血が止まるんですね」
土方「すぐに血が止まるんです」
山崎「…」

山崎「…」
山崎「助けて!」
土方「は」
山崎「もういやだぁぁやめてやる」
土方「何言ってやがんだ」
山崎「土方さんなんて嫌いだ!」
土方「おい待て…!」
ザワ…ザワ
4名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:16:55
土方「オイ待て、そっちは!まて山崎!」

司会「山崎さん逃げてしまいましたね」
土方「…」
司会「気持ちはわかりますがね」
土方「山崎…」

土方「くそ、山崎のやろう逃げやがった」
客「そーですね」
土方「これからどうやって血みどろ芸人を続けていけばいいんだ」
客「そーですね」


土方「でも大丈夫、山崎には発信機をうめこんでるからな」
司会「最新機能のですね」

土方「この発信機があればどこに逃げようとすぐに見つけられる」
土方「山崎はトイレの個室にいる」
客「オオー」
司会「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!すごい性能ですね!!!!!!!!!!」

司会「山崎さんの、わき腹の、あのホクロだと思っていたものが発信機だったとは驚きです」
土方「近年急速に小型化が進みましたからね」
5名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:19:02
土方「今ならなんと、初回限定の方に付き緑のビタミンCまでついてお値段据え置き」
司会「59800円!59800円でのお値打ち」
女司会「これは使ってみたいですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!それに一粒一粒がそろっていておおき〜い!」


トイレ〜

山崎「…」

ガチャ
土方「山崎いるか」
山崎「…」
土方「退」
山崎「…はい」

土方「急に逃げたりして何考えてんだお前」
山崎「…」
土方「プロ芸人としての自覚はどうした」
山崎「ごめんなさい」
土方「俺がお前をここまで引っ張ってきてやったんだろうが」
山崎「ごめ、なさい土方さん…」
6名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:19:56
土方「泣く位ならはじめから逃げるな」
山崎「うっ、うっ」
土方「舞台に戻るな?」
山崎「…」
土方「いや、俺もお前にばっかり痛い思いさせて、ちょっとは悪いと思ってんだ」
山崎「土方 さん…」

土方「わかったらんなとこに篭ってねーでさっさと出てきやがれ」
山崎「…は、はい土方さん!」
ガチャリ

土方「なんていうと思ったか甘ったれてんじゃねーよカスがぁぁ!!!」
ドゲシッ
ビュービュー
山崎「ぐはっ…!」
土方「分かったなら血ィ止めてさっさとついてこい」
山崎「うう」

司会「おおーっと、土方さん、山崎をつれて今っとうちゃーっく!」
土方「ハァハァ」
山崎「ハァハァ」
客「オオ〜」


土方「次は山崎の上に蟻の行列を渡らせてみます」
土方「おいこら早く横になれよ山崎」
山崎「…」
司会「ケースには沢山の蟻が!これはこの世のものとは思えない光景ですね」
山崎「いやだ!」
土方「いいから横になれよ」
7名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:20:37
山崎「虫だけはいやだ」
土方「お前虫以下の存在の癖になにいってんだ!」
山崎「何を言われたって虫だけは嫌なんです」

土方「お前…もしかして」
山崎「もしかして…もしかしなくても虫嫌いです」
土方「…」
山崎「…」
土方「そうか、それはマズったな」

土方「じゃあ勘弁してやる」
山崎「やったぁ!」
土方「足の方で勘弁してやる」
山崎「は?」

土方「上半身じゃなく下半身で勘弁してやるっていってんだろーが」
山崎「え…嫌です!」
土方「嫌じゃねーんだよ、顔から少しでも離れてた方がお前としても快適だろうが」
山崎「快適じゃないです」
8名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:26:38
土方「つべこべ言わんでいいからさっさと下を脱げ」
山崎「嫌です嫌です嫌です」
土方「服ぬがねーと血がでないだろーが!さっさと脱げ」
山崎「嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です」

ビリィィィ
山崎「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
土方「はい、服を破いた衝撃で、上半身から血がでました」
ワーパチパチ

司会「いつもながら見事な芸ですね。苦情の電話もいつもより多いです」

土方「じゃあ次は、山崎の足の方を蟻の行列が通過します」
山崎「嫌だ嫌だ嫌だ嫌ああああああああああ」

ゾロゾロ…

山崎「…」
土方「はい下半身から血が出ました」 
ワーパチパチ


山崎「し に た い 」 
土方「死ぬ気もねーのに死ぬとかいうんじゃねー」
9名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:27:18
土方「山崎のやろうまた逃げやがった」
司会「またですか、でも高機能小型発信機があれば」
土方「山崎のやろう発信機を外していきやがった」
司会「大丈夫なんですか」
土方「あいつは暗くてじめじめした場所を好むからな…そういう場所を徹底的に当たってみるぜ」

トイレ〜


土方「ここだろ分かってんだぞ山崎てめー」
山崎「……」
土方「おいいるんだろ変事しやがれ糞虫が」
山崎「……うっ、グス」

土方「ここか!?…いねーや」
山崎「…」
土方「また逃げ出すっててめぇ、なに考えてるんだ」

土方「芸人で成功して、田舎のお袋や幼い弟妹達に腹いっぱい食わしてやるって言ってただろお前」
山崎「……」
土方「その為ならどんなことでもやるって決めたんじゃねーのか」
山崎「……」
土方「立ち上がれよ立ち上がれよ山崎」
10名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:28:24
山崎「虫を使うなんてひどい」
土方「…あ、ああ、あれは悪かった」
山崎「悪かったなんて言ってまた同じことしますよね」
土方「同じこと?」
山崎「いつも謝っておいて、その後に同じことしますよね」
土方「しねーよ」
山崎「ほんとう?」
土方「しねーってば、だからそんな狭い所にいねーで出てこいって」
山崎「信じられない」
土方「山崎」
山崎「…」
土方「退」
山崎「…信じてみます」

ガチャ

山崎「い、痛い!」
土方「やっと出てきやがったな馬鹿かお前」
山崎「毛が抜けちゃいます、せっかく生えてきたのに!」

土方「同じことなんてしねーよ、もっと上級者向けになっていくだけだ」
山崎「あついっあついですタバコの火、だめです」
土方「ほら、ほら血を出せよ」
山崎「痛いです」
土方「早く血を止めろ」
山崎「…」
土方「止まったらパンツはけよ」
11名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:29:36
土方「んな怒るなよ、今日はラーメンおごってやるから」
山崎「やったぁ!」


ラーメン屋〜

子供「あーやまざきだー早く血ぃだせよ」
山崎「あれはテレビでやってることなんだよ」
子供「ちっ!一発芸人が…!空気読めよ」
山崎「…」
土方「こら坊主!殺されてぇのか!」
パキッ
山崎「あ、割り箸が変な方向に折れて細かい木屑が指に刺さった」
子供「わーーすげー!ほんとに出てる!」
土方「おいタダで見るんじゃねーよ」
母親「す、すみません、ほらいくわよ」
子供「すげーすげー」
12名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:30:30
自宅〜

土方「明日の血みどろカーペットに備えて今日は早く寝よう」
山崎「はい」
土方「寝ているときに小指ぶつけるんじゃねーぞ」
山崎「はい土方さん」
土方「おやすみ」
山崎「おやすみなさい土方さん」








山崎「寝たか」

山崎(俺は今日この人から逃げようと思う)
山崎(もともと芸人なんてやりたくなかった、テレビであんな恥ずかしい姿をさらすなんて耐えられない)
山崎(ただお金が手に入ればよかったんだ)
山崎(これは…二人で貯めた貯金…これがあれば故郷にも帰れる)
山崎(俺には東京なんて大都会、似合うはずがないんだ、生まれてからずっと農業だったから)
山崎(新潟の大農家、「新鮮組」それが俺のかつての職場だった)
13名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:31:11
山崎(その中でも俺は米の観察という重要な任務についている)



ーーーーーーーーーーーーーーーー
近藤「おーいザキ!そろそろ休憩にしないかー!」
山崎「は、はい近藤さん」
ズズズ
近藤「やっぱり熱いお茶にはうちの米でできた固焼き煎餅がよく合う」
山崎「はい、美味しいですね近藤さん」
近藤「しかしザキ、お前は本当によく働くな」
山崎「そんなことないです」
近藤「それにお前が来てから不作の年がないんだもしかしてお前は…」
山崎「いたっ」
近藤「ザキ!血ぃ!血ぃ出てる!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山崎(煎餅が固くて血が出た俺を近藤さんは不思議そうに見つめていた)
山崎(おかしな体質をもつの俺は次第に自分の周りから親しい人を遠ざけていった)
14名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:31:56
山崎(ある秋稲穂の先のちょっと固いような部分で指を切ってしまって血が止まらなくなった俺は)
山崎(近藤さんに心配かけまいと、身支度をはじめた)
山崎(給料のほとんどは貧しい実家に仕送りしていたので、なけなしの金で東京行きの切符をかった)

山崎(近藤さんに置手紙をしてきた。ペンがなかったので血で書いた)
山崎(小さな駅から人目を忍んで東京行きの電車に飛び乗った)
山崎(しかし飛び乗ったときの衝撃で、なんか床の黄色いぶつぶつにひっかかって転んだ)
山崎(やっぱり血はでたけど、大丈夫だった)
山崎(座席のシートが赤かったから拭いても目立たなかった)
15名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:32:46
山崎(そんな昔のことをふと思い出しながら、金と必要なものをかばんに詰める)
山崎「ごめんなさい土方さん、やっぱり俺アンタの金は持っていけません」
山崎(金を半分だけしまうと、ちらっと土方さんの顔をみた)
山崎(ねている…)

山崎「さよなら土方さん」











土方「ん…?おはよう山崎」
土方「山崎?山崎がいない」
土方「あいつ、でていったのか?いく当てもないのに」
16名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:34:11
土方「山崎がいなくてどうやって血みどろカーペットにでればいいんだ」
土方「とりあえず探そう」
土方「都内のトイレを洗いざらしさらってみよう」

土方「きっとまた暗くてじめじめした場所にいるに違いない」
土方「あとアイツは落ち込んだとき東京タワーに登る癖があったよな」


東京タワーのトイレ〜

土方「おい山崎、いるか」
山崎「…!」
17名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:34:58
山崎「いませんよ、山崎なんていません。どうやってこんな場所…」
土方「急に出て行くなよ、血みどろカーペット、間に合わなくなるぞ山崎」
山崎「だからいません!山崎なんていません!」
土方「退」
山崎「…はい」
土方「退、もういいだろ、さっさろ出て来い」
山崎「嫌です、ここがいいです、心地よいんです、少なくともテレビでみんなに姿を晒されることはない」


土方「俺たちはな、山崎。今、芸人としてトップに上り詰めようとしてるんだぞ」
山崎「そんなこと言ったって、一発じゃないですが、この前子供に言われたとおり一発でしょ」
土方「一発でも、それがどんなに名誉なことか…」
土方「もう少しすりゃDVDだって、きっとでる」
山崎「DVDがですか?」
土方「ああ、DVDだ」
山崎「俺たちのDVD…」
土方「そうだ、DVDが出るぞ」
18名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:35:42
山崎「ごめんなさい土方さん」
土方「そうだそれでいい、早くでてこい」
山崎「殴りませんか」
土方「俺が殴ったことあんのか、え?」
山崎「ええと」
土方「あんのかっていってんだろドア壊すぞ山崎」
山崎「なないです」
土方「じゃあ出てきやがれ」

ガチャ

山崎「痛い」
土方「お前もうぜってー逃げるなよ」
山崎「痛いです、ひどいです、こんなの」
土方「手錠くらい当たり前だ」
山崎「内側の金具が当たって痛いです」
土方「いいからスタジオいくぞ」
19名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:36:33
土方「ども土方っす」
山崎「退です」
司会「山崎さん、相変わらず唇が紫ですね」
山崎「…」
司会「今から何か見せて貰ってもいいですか?」
ワーパチパチパチ

土方「今日は山崎がウサギを抱っこします」
山崎「それはまずいですって土方さん」
土方「ああ?うるせーんだよお前は」
山崎「うさぎって、わりとこう、後ろ足とかつよかったりするじゃないですか」
土方「何言ってんだお前、馬鹿か、それが狙いなんだろうが」
山崎「嫌です、絶対に嫌です…賞金の100万円もらえるとしても、俺怖いですもん、うさぎ」
土方「こわくねーよ、うさぎなんて怖がっててどうすんだよ」
土方「うさぎより怖いもの、お前にはあるだろーが」
山崎「はい…土方さんです」
20名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:37:16
土方「だろ?だからウサギ抱っこしろ」
山崎「はい…」
ガリッ
山崎「今のは」

山崎「いた」


山崎「かった」


土方「はい、上半身から血が出ました」
ワーパチパチ



病院〜

土方「山崎」
山崎「ひじかたさん…俺」
土方「よくやったな、お前の血の出っぷりに、審査員全員涙流して笑ってたぞ」
山崎「え…じゃあ」
土方「そうだ、100万を手に入れたぞ山崎」
山崎「そうか…よかった」
土方「山崎、よくやったな、よくやったよ」
21名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:38:02
山崎「土方さん」
土方「なんだ」
山崎「その100万円、全部土方さんが使ってください」
土方「なんでだ」
山崎「おれ、アンタを裏切って逃げた、おまけに二人の貯金、持ち逃げしようとした」
土方「そんなの気にするな」
山崎「そんな…許してくれるんですか?」
土方「許すも何も、そもそもお前が居ないと優勝出来なかったから」

山崎「土方さん!」
土方「なんだ」
山崎「これからは俺逃げません…多分、土方さんについていきます」
土方「ったく、はじめからそうしてろ馬鹿」
山崎「俺って馬鹿ですねハハハ」
土方「ははは」
22名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:38:54
山崎「じゃあ、この手錠、もう必要ないですよね」
土方「ああ?」
山崎「こんな物で俺を縛らなくたって、もうどこへも行きませんよ」
土方「そうだな」
山崎「そうですよ、内側の金具が当たって、もうずっと痣になってるし痛いです」
土方「悪かったな、じゃあはずそう」
ガチャリ

山崎「だまされましたね!!」
土方「なっ」
山崎「優勝なんて関係ないんだ、俺はアンタの元から逃げたいんだよ!」
土方「や、まざき?」
山崎「アンタの事なんて大ッ嫌いだ!もう二度と一緒にテレビになんか出るものか」
土方「山崎!お前!」
山崎「少しは学習しろよ土方さん、俺が逃げないとでも思ったのか」
土方「やぁまざきぃおまえええええ!!」
23 ◆MICHY/qrJk @株主 ★:2010/01/31(日) 19:49:42
山崎か
24名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 19:52:35
25名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:14:37
山崎「いたっいたい!」
土方「てめぇこんな至近距離で俺から逃げられるとでも思ったのか!?おまえこそ学習しろ」
山崎「ひぃ、いや、ころされる!」

看護士「どうしたんですか?」
山崎「た、助けt」
土方「なんでもないです、こいつ怪我してるのに暴れるから制止していただけですので」
看護士「大変ですものねお仕事、やめたくなる気持ちわかります」
土方「はい、大変なんです」
看護士「でも人って困難に立ち向かってなんぼみたいなところ、あるじゃないですか」
土方「ありますね、今がその困難です、看護士さん、何かおさえるものありませんか」
看護士「これなんかどうですか」
土方「これは見た感じ首につけるアレですか?」
看護士「首につけると痛いです」
土方「じゃあこれ下さい」
ガチャリ
山崎「…」
26名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:15:34
土方「おい山崎、なんかしゃべれ」
山崎「…」
土方「しゃべれっていってんじゃねーか殺すぞ」
山崎「内側の金具が当たって痛いです」
土方「我慢しろ」
山崎「我慢できません、道行く人みんな俺らをみてるじゃないですか、恥ずかしい」
土方「いいじゃねーか、そもそも有名人になるとみんなに見られるもんなんだよ」
山崎「…」
土方「有名税がついたと思えばいいじゃねーか」

現場〜


マネージャー「二人のアメリカでの仕事が決まったよ」
土方「アメリカですかやったな山崎」
山崎「…」
土方「ちゃんとリアクションしろ」
ガシャ
山崎「痛い」
マネージャー「山崎、お前今日は一段と唇紫だな」
山崎「嬉しいです…」

27名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:16:35
空港手荷物検査〜

山崎「ここを通るんですか?」
土方「ああ?お前飛行機乗ったことねぇのか?」
山崎「ないですよ飛行機初めてです」
土方「だからさっきから小刻みに震えてるのか」
山崎「だって怖いですもん、やっぱり、ああいうゲートって、なんか刃物が上から降ってきそうで」
土方「ばかか、振ってこねえよ」

手荷物検査場にいる人「その首輪のようなアクセサリーをはずしてこちらのかごに入れてください」
土方「これをはずすのは困難です、こいつごとベルトコンベアで流せませんか」
山崎「!」
手荷物検査場にいる人「わかりました、チケットを拝見します」

ガガガ・・・ガーー

山崎「ふぅ、はぁ」
土方「ほらな生きてただろ」

山崎「でも両肩が擦れて血がでました」
土方「血がでたか」
山崎「せめて何か着ていれば」
土方「甘ったれたこといってんじゃねーよアメリカだぞおまえ、アメリカ」
28名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:17:28
土方「関空で乗り換えるからな」
山崎「直行便じゃないんですね」

山崎「うう」
土方「どうした」
山崎「チケットの紙質ってかなり鋭いですね」
土方「あんまり汚すんじゃねーぞ」

山崎「長いフライトになりますね、こんな座席じゃ、肩とか首から血がでます」
土方「フライトとか言うんじゃねーよ腹立つだろうが殺すぞ」
山崎「でも、窓側譲ってもらってすみません」
土方「いや、別に、、初めてだって聞いたからな」
山崎「でも俺着陸の衝撃に耐えられるかどうか」
土方「そうだな」
山崎「心配です」
土方「楽しみだな」

ゴォォォ
山崎「耳がへんでrす」
土方「息抜きしろ」
パアン
土方「ほらほらティッシュ」
山崎「すみません…まさか耳からすら血が出るなんて思いませんでした」
土方「耳からだって血が出るんだよ、耳だって体の一部だからな」
山崎「そうでしたね、耳からだって血がでるってこと、自分の辞書にはなかった」

29名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:18:39
アメリカ〜

山崎「アメリカじゃジロジロみられませんね、この首輪も、案外アメリカではトレンドアイテムだったりして」
土方「何がトレンドアイテムだ殺すぞ、見られないのは有名じゃないからだ」
山崎「そうなんですね、でも、飛行機無事に降りられてよかったですね、墜落とかしなくてよかった」
土方「そんなことよりテレビ局むかうぞ」

司会「今日はアメリカならではのザリガニを使ってもらいます」
山崎「ザリガニって何ですか土方さん」
土方「ば、ばーかお前そんな事もしらないのかよ、こっちのほうでは、祭り事とかによく使う、ほらあれ」
山崎「食材ですか?」
土方「そ、そう」
山崎「よかった」
山崎「挟まれなくてすみそうだ」
土方「お、おうよ」

土方「アメ公どもよく見とけ!今日は山崎がザリガニを食べます」
客「oh〜」
山崎「お腹すいたから丁度よかったです」
山崎「アメリカって結構甘いですね、よかったです」

山崎「殻ごとたべるんですか」
山崎「茹でたら真っ赤になるんだな」

30名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:19:37
ガリ
山崎「無理です一ミリたりとも歯が進まない」
土方「血の出し方がおもしろくねぇ…」
山崎「え」
土方「もっと出せよ」
山崎「無理です」
土方「上半身から出せ」
山崎「口だって上半身のうちにはいりますよ」
土方「だめだ全然駄目なんだよ何しにアメリカまできたんだよ」
山崎「いたっ」
土方「こんくらいしないと駄目だろ」
山崎「痛いです土方さん」
土方「うるせーよ」
客「oh〜↓」
山崎「痛いし恥ずかしい」
土方「バッカここアメリカだぞお前アメリカ」

土方「はい下半身から血が出ました」
客「oh〜patipati」
山崎「…」



土方「おい山崎おきろよお前いつまで寝てんだ」
山崎「…」
土方「昨日の生放送、テレビ的にまずかったらしい」
山崎「…ほら見てみろよ、後半あんなことになったから…」
山崎「絶対R指定でしょあんなの、土方さんのせいですよどうしてくれるんだ」
土方「なに強気になってんだ…」
土方「違うぞお前、ザリガニ食ったほうだ」
山崎「ザリガニの方ですか」
31名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:20:24
山崎「ザリガニの方で怒られたんなら仕方ないです」
土方「寝ている間に市民の暴動があったから俺たちは身包み剥がされた」
山崎「どうやって日本へ帰ればいいんですか」
土方「俺にきくな」
山崎「…」
土方「…」

山崎「お腹すきました」
土方「公園の水を飲め、俺もさっき飲んだから大丈夫」
山崎「はい」
ビュ
山崎「あだっ」
山崎「鼻にっ」
土方「困ったもんだな」
山崎「日本に帰りたいです」
土方「公園のベンチしか居場所がないもんな」
山崎「ベンチなんて腹の足しにもなりません」
土方「わーったよ、なんか買ってきてやるからそこにいろ動くんじゃねーぞ」
山崎「はい、動きたくても動けません」
土方「なんでお前ベンチと一体化してんだ」
山崎「俺の座ってるほうにガムがついていたので…」
土方「お前はつくづく…」
山崎「ふふ」
土方「おもしろいな、ふふ」
山崎「あはは」
32名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:21:23
土方「ほらハンバーガーだ食え」
山崎「どこでそんなものを」
土方「ばっかお前ここはアメリカだぞよく考えろ」
山崎「そうか、どこにでもハンバーガーは転がっているわけですね」
土方「そうだ」
山崎「環境の違いですね」
土方「日本じゃ蕎麦くらいしか落ちてこねーよ」
山崎「さすがアメリカですね」
土方「うまいか」
山崎「はい、割とやわらかいです」
土方「お前の味覚は固いか、やわらかいかだもんな聞いた俺が悪かった」
山崎「でも、やわらかいですよこれ。土方さんは食べないんですか」
土方「もう食ってきたよ」
山崎「ハンバーガーですか」

33名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:22:17
土方「いや…」
山崎「ハンバーガー以外のものまで落ちてくるなんてすごい!」
土方「いや…」
山崎「ちがうんですか?もしかして生えてるとか」
土方「いや、違うんだ、お前に言いづらいんだけどな、その」
山崎「何ですか?今更俺に土方さんが何を言おうとどうってことないでしょ」
土方「俺のファンっていうの、あの、その、ファンの女の子っていうの?」
山崎「え」
土方「俺のファンの女の子って、アメリカにも居るんだなって…」
山崎「…」
土方「一緒に正規のマクッドナルドにいってきたんだよ、そんなつもりじゃねーのに全く」
山崎「…」
土方「ふ、ふざけてるよな全く…」
山崎「…」
土方「ジャパニーズサムライ!とか言われたって嬉しくもなんともねーし」
山崎「…」
土方「そ、そもそもサムライじゃねーし」
山崎「…」
34名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:22:57
夜〜


山崎「どこか寝れる場所探しましょう」
土方「そうだな、しかしこの公園は先住民が多いからな」
山崎「その点では日本と変わらないですね」
土方「先住民といったってお前あれだぞインディアンのほうだぞ」
山崎「なるほど怖いです」
土方「槍みたいなの持ってるだろ見えるか」
山崎「見たくなくても視界に入ってきますね」

インディアン「フーッ」
山崎「威嚇してきてません?」
土方「もしなんかされたらお前そのケツについてるベンチで振り払えよ」
山崎「はい」
土方「俺は寝るからなじゃーな」
山崎「重い…」
35名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:23:50
インディアン女「あの、土方さんですよね」
土方「あ?」
インディアン女「あ、あの、サインください」
土方「お、おう」
インディアン女「私、ジャパニーズサブカルチャーに精通する者なんです」
土方「それはいいことだな」
インディアン女「テ、テレビでみるよりかっこいいです///」
土方「ば、ばかいうんじゃねぇよ…」

山崎「…」
インディアン女「あ、そっちは、やま…やま…病は気から、さんですね!」
山崎「山崎です」
インディアン女「相変わらず唇紫ですね」
山崎「…」

土方「寝る場所を確保できたから昨晩はゆっくり眠れたな山崎」
山崎「俺はベンチに座ったまま動けませんでしたけど」
土方「なんだ、機嫌悪いのか」
山崎「土方さんはモテるんですね」
土方「そんなことねぇだろ」
山崎「羨ましいです」
土方「そんなことねぇって言ってんだろーが」
山崎「昨日嬉しそうにしてたじゃないですが」
土方「俺はいつだって嬉しそうだろ」
山崎「俺ももてたいです」
土方「無理だろ、コンビでどっちかがかっこいいと片方は霞んでみえるものなんだよ」
36名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:24:35
山崎「それよりも帰る方法考えましょう」
土方「それよりもって何だよ怒ってるのかお前山崎のくせに」
山崎「夜の街で売り込みに行ってお金を稼ぐのはどうせしょう」
土方「いい案じゃねーか山崎のくせに」
37名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:25:29
夜の繁華街〜

山崎「なんか怖いなぁ」
土方「どうしたんだオラ金稼ぐんだろうが」
山崎「なんか嫌な予感しかしません」
土方「つべこべ言わずに早く売り込んで来いっての」
山崎「いたい!」
土方「テメーがさっさといかねーからだ」
山崎「首取れちまいますよ…」
土方「そういや日本からずっと首輪のようなものつけたたんだったな」
山崎「ずっとつけてます、内側の痛さといったら」
土方「とってやるから適当な店入ってこい」
山崎「は、はい」
土方「あ、そこなんかいんじゃね?《男のサウナ》」



数時間後〜
山崎「…」
土方「おう遅かったな死んだかと思った」
山崎「ある意味死にました、俺の今までの性癖とか…」
土方「で交渉はできたのか」
山崎「俺男の人にはモテるみたいです」
土方「よかったじゃねーか」
山崎「…」
38名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:26:10
土方「交渉の一つも出来ねーのか山崎」
山崎「仕方ないです」
土方「仕方なくねーよ殺すぞ、あれ?一体化してたベンチとれてるじゃんやったな」
山崎「…」
土方「んな怒んなよ良いこともあっただろ」

山崎「早く帰りたい」
土方「じゃあ帰るか」
山崎「え」
土方「もうアメリカでの生活を満喫したろ?帰るぞ」
山崎「でもどうやって」
土方「チケットあんだろが」
山崎「初耳です」
土方「きかねーからだろ」
山崎「そんな…」
土方「なんだよテメー俺が暴動の時一生懸命靴下の中に隠しといてやったんだぞありがたく思え」
山崎「なら昨日のうちに帰っていればこんなことには」
土方「どんなことになったんだよ」
山崎「…」
39名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:27:07
日本〜




土方「はぁ〜〜やっと帰ってこれたな、一時はどうなることかと思ったが…」
山崎「土方さんのせいで一時的にどうにかなりそうな思いをしました」
土方「でもまさか」
山崎「帰りの飛行機がハイジャックされるとは」
土方「だな」
山崎「果敢にテロリストに立ち向かっていく土方さん正直いってかっこよかったです」
土方「そんなことねぇよ」
山崎「一撃で仕留めるなんて凄すぎます、見直しました、宛らジャパニーズSAMURAIのようでしたよ」
土方「そんなことねぇよ」

マネージャー「やっと帰ってきたのかアメリカではやらかしてくれたな」
土方「すまねぇマネージャー」
山崎「俺たちクビですか?」
マネージャー「いやいやよくやったよ、日本でも大盛況だった」
土方「本当ですか」
山崎「よかった」
マネージャー「君らを歌手デビューさせたいと言っている人まで現れてね」
土方「どんなことでもやります」
山崎「土方さんがやるなら俺もやります」
つんぽ「じゃあよろしくお願いします」
40名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:27:50
山崎「あなたは某有名プロディーさーのつんぽさんですね知ってます」
土方「俺は知らないけど」
山崎「つんぽさん知らないんですか遅れてるなぁ、やっぱり東京ってすごいな」
つんぽ「拙者の夢は新宿歌舞伎町うほっ男だらけの温泉大会を開くことでござる」
山崎「そうですか辞めさせてもらいます」
土方「変態もさることながら80年代の香りがプンプンするプロデューサーだな」

つんぽ「ちょ、ちょっと待って下され」
山崎「嫌です、俺も一応血みどろ芸人のプライドがあるっていうか」
土方「やればいいじゃねーか」
山崎「え」
土方「何でも俺の言うとおりにするっていっただろお前、飛行機の中で」
山崎「確かにいいました、でも俺は芸人だし、そんなアイドルみたいなことできません」
土方「アイドルったらお前女にモテるぞ」
山崎「本当ですか?」
土方「俺が嘘つくとでも思ってんのか」
つんぽ「決まりましたね」
土方「俺は無理だけど相方を影で必死にサポートしてやる」
つんぽ「ではそういうことで」
マネージャー「おいオマエラすごいな!あのつんぽさんを納得させたのか!」
(土方とマネージャーがハイタッチ)
山崎「は?」
土方「がんばらせますよ山崎には」 
山崎「…」
41名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:28:31
山崎「ふんふ〜ん♪」
土方「なんだキモチワリィな」
山崎「だって、俺にも春が来そうなんです来ますよね春来ますよね」
土方「さぁ」
山崎「来るって行ってくださいよ、ファンレターとかきますよ」
土方「どうせ唇紫だって書かれんだろ」
山崎「つんぽさんの温泉に浸かれば俺の唇だってピンク色になりますよ」

バチン
山崎「いたっ」
土方「早く来い、ラーメン食べにいくぞ」
山崎「なぜ殴ったんですか」
山崎「なぜ唇殴ったんですか」

ラーメン屋〜
山崎「あ、あの人ってほら、つんぽさんプロデュースの高…高…何でしたっけ」
土方「俺が知るわけねーだろ、あ、味噌2つ」
高なんとか「・・高杉」
山崎「わぁ本物はやっぱかっこいいぜ!サインください!」
高なんとか「・・・いいだろう、クク」
山崎「本当にククって言うんですね!まじすげーや!」
高なんとか「・・・礼にはおよば・・クク」
山崎「俺も今度つんぽさんの温泉の何とかって番組に出る予定なんですけど、唇の色ってよくなりますか」
高なんとか「・・・・俺の唇を見ろ・・・クク・・それが答えだ!!!」
42名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:29:34
山崎「すごいですね!ラーメンの汁の衝撃で血が出るなんて!!」
高なんとか「・・・クク・・俺は元祖血みどろ芸人だったのさ・・・・・」
土方「おおすげえな俺こいつと組めばよかったかもしれないな〜山崎ぃ」
山崎「そんな」
土方「お前やめたがってただろーが」
山崎「そうですけど」

土方「お前は俺の言うことだけ聞いてりゃいいって言っただろ」
山崎「はい」
土方「ごめんなさいは」
山崎「ごめんなさい」
土方「ほら早く俺とこの先もずっと一緒にやって行きたいって言えよ」
山崎「ほら早く俺とこの先もずっと一緒にやって行きたいっ」
土方「こぴぺしてんじゃねーよ殺すぞ」
ギュゥゥ
山崎「ギャァアァァ」
ピューピュー
高杉「・・・・ククさすが今流行の血みどろ芸人だ・・・・俺の・・時代は・・・終わったか・・・クク・・じゃあな」
山崎「ずっと土方さんとやっていきますー!」
43名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:30:27
登場じんぶる

山崎退…すぐ血の出る体質を利用した芸人、鬼の相方土方から何度も
逃げようとしているが失敗に終わってずっと拘束されている
それ故土方には逆らえない。本当は醤油味が好きだが毎回味噌味を注文される。

土方…山崎の相方。特に血はでない。ネタはすべて土方が考えている。
口は悪いが山崎のことは大切に思っている…と思う。メディアや芸能人のことには疎い。

司会…お笑い番組の司会者。一日の終わりの楽しみは一杯のビール

マネージャー…山崎と土方のマネージャー

高杉…すぐ血のでる体質を利用したピン芸人で山崎たちの先輩、血は山崎より出やすい。
かなりナイーブな性格

つんぽ…有名プロデューサー。つんぽにプロデュースされれば人気アイドルになれる。
男だらけの温泉大会主催者。

近藤…新鮮組(農協)の組合員。山崎のかつての職場の先輩。安価でゴリラの飼育員に。

沖田…まだ出てきていない。土方を倒すために全国を旅している
44名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:31:15
つんぽ「今夜はつんぽの蟹鍋パーティにようこそでござる」
高杉「・・・・つんぽさん・上等じゃねぇか・・俺を呼んで蟹なんか出してくるとはな・・クク」
山崎「出た!また会ったよ蟻の行列芸人高杉!大体なんで鍋パーティ!?」

土方「口を慎め山崎ィ、つんぽさんの前だぞ大金の前だぞ」
高杉「  蟻の  行列じゃねぇ   クク   」
山崎「・・・←やめたの!?おもいっきり気にしてるよこの人!空白の方が不自然でおかしいよ!」
高杉「   どっちでも  俺には変わらねぇんだよ  それよりこの目の前の敵をどうするかだ」
山崎「はぁ、分かります、俺たちにとって蟹は諸刃の剣ですよね」
高杉「  ああ  愚かの剣だ クク 」
山崎「諸刃の剣ですよね」

つんぽ「二人は友達だったでござるな」
山崎「友達じゃねーよ」
高杉「・・・友達だ」
土方「折角だから友達になってもらえよ、お前友達少ねぇだろ」
山崎「はい少ないです、でも土方さんは一人もいませんですよね」
土方「しばくぞお前!蟹の殻自分で剥けよ」
高杉「・・・友達だ」
山崎「そんなぁ」
45名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:32:08
ウワァァァァ
つんぽ「思ったとおりの血みどろパーティになったでござるな」
パシャッ
山崎「ちょ写真撮らないでください…」
高杉「・・・俺は・・食ってやったぜ・・蟹をなぁ!!!」
山崎「高杉さん、唇紫ですよ」
高杉「・・・温泉に・入れば・・大丈夫さ・・クク」
土方「血みどろパーティーが目的だったとはさすが敏腕プロデューサー…」
高杉「目がぁ・・・目がぁ!」
山崎「ちょやめてあげてくださいつんぽさん、フラッシュやめてください」
高杉「お前・・・・・・いい奴だな・」
つんぽ「滾ってきた!滾ってきたでござる!」

つんぽ「では、次はうほっ男だらけの温泉大会の時に会おうでござる」
土方「ご馳走様でした」
山崎「ごちそ…あいたた」
土方「早くお前それなんとかしろ」
山崎「何とかって…痛い痛い痛い引っ張っちゃだめです」
土方「お前が悪い、お前のせいで温泉大会に俺も出場させられる羽目になったじゃねーか」
山崎「だからって蟹の足をこんなところに刺すなんてひどいです」
土方「ひどいのはテメーだろ山崎ィ」
山崎「だって土方さんも温泉好きじゃないですか」
土方「うるせーな」
山崎「温泉の素、好きじゃないですか毎日入ってたじゃないですか」
46名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:39:26
高杉「・・・まぁ仲良くやろうぜ・・・・・・・クク」
山崎「何ついてきてるんだ」
高杉「友達だろ」
山崎「えっ」
高杉「えっ」

高杉「・・二次会・・どこにするか決めてるのかァ・・・?・・クク」
土方「ならいい所があるんだよ、ついて来いよ高杉さん」
山崎「二次会!?」

山崎「おしゃれなバーですねこんなところ初めてです」
土方「ここは知る人ぞ知る大人の隠れ家的バーだ。日頃のがんばった自分を褒め称えるごほうびてきな」
山崎「ゴリラの檻があるなんて、かっこいいバーですね」
高杉「…」
土方「だろ?かっこいいだろ?都内で唯一なんだぜお前」
山崎「はいカッコいいです、土方さんはなんでも知っていますね」
土方「お前このごろ素直になってきたじゃねーか、いい心がけだ」
山崎「だって痛いですからね」
土方「おいおい居たいだなんて、お前飲む前から酔ってんのか」
山崎「は?」
土方「どんどん飲めよ」
高杉「・・・クク・・会話に入れねぇとは対したもんだ・・テメェら・・」
47名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:41:53
山崎「どんどん飲みます」
山崎「やっぱり高いお酒はおいしいですからね」
土方「高くなんかねーよお前のだけは」
山崎「えー」
山崎「でもいいですお酒なんて久しぶりです美味しいです」
高杉「高杉さんものんでますか?」
高杉「先輩芸人の高杉さんと酒が飲めるなんてよかったな山崎」
高杉「はい」
高杉「・・そうかそうか・・クク・・今日は俺の奢りだ・・好きなだけ飲め」

「やまざきぃ〜!」
山崎「あれ?呼びました?」
土方「呼んでないけど」
山崎「今呼ばれましたよ」
土方「お前の知り合いなんてこんな場所にいないだろ酔っ払ってんだよ」
山崎「そうかもしれません」
48名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:42:35
「やぁまざきぃぃ〜」
山崎「やっぱり呼んでます!」
土方「確かにきこえたな」
高杉「・・・二人とも、グラスが空いたようだが・・・」
山崎「あっちのゴリラの檻のほうです」
土方「東京で随一のゴリラバーにある本物のゴリラの檻の中からするな」
高杉「おかわり・・のまねぇのか」
山崎「行ってみましょう」
土方「行って見るか」
高杉「…」

ガチャガチャ
山崎「近藤さん!?」
近藤「たすけてくれー早く助けてくれ山崎〜」
山崎「何で近藤さんが東京に?」
近藤「そんなのいいから早く助けてくれぇゴリラにくわれちまう〜」
土方「おッさん安心しな、ゴリラはくわねぇよ」

ガチャガチャ
近藤「ひぃ、はぁ、ありがとう山崎のお友達〜」
山崎「土方さん凄いですね、鍵が簡単にあけられるんですね、その長いスプーンみたいので」
土方「すごいだろ」
山崎「凄いです」
49名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:43:18
近藤「…というわけで農協を辞めて今はこんなことをやってるのさ」
山崎「そうだったんですか…まさか新潟の山の中で山菜取りをしているときにそんな…」
土方「そんな男に捕獲されたのか、世の中怖いな全く」
近藤「いま思い出しても身の毛がよだつさ全く…(ガタガタガタ)」
山崎「まぁ今日は、再会を祝って飲みましょう」
土方「かんぱーい」
近藤「かんぱーい!うう、よかった、山崎にあえて本当によかったよ〜〜〜〜」

近藤「俺もうこんなところでゴリラのフリをしているなんて耐えられない!」
山崎「じゃあ逃げ出したほうがいいです」
土方「東京には逃げるところなんて沢山あるさ近藤さん」
山崎「そうですよね、俺も結構逃げましたもん」
土方「お前はトイレにしか逃げないだろうが」

山崎「今、俺東京で芸人やってるんです」
近藤「おう、知ってる知ってるすごいよな〜お前!いい相方見つけたな〜」
山崎「良いかどうかはよくわからないけれど」
土方「いい相方です」
近藤「土方さんの言うことをよく聞いてこれからも頑張るんだぞ」
50名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:44:00
山崎「は、はい近藤さん」
土方「じゃ…いっちょここでお前の恩師に芸でも披露いたしますか」
山崎「え?」
土方「じゃあ服脱いで」
山崎「嫌ですよ、こんな場所じゃ」
土方「お前今さっき近藤さんから俺の言うこと聞けって言われたろ」
山崎「…はいぬぎますよぬぎますよ」
近藤「どうしてそんなところに蟹がささってるんだ山崎?」

土方「ああ…これはアクセサリーさ、気にしないでください」
山崎「どんなアクセサリーだよ!どんなセンス!」
近藤「なんか内側の金具が当たって痛そうな首輪もしてるんだけど…何?」
山崎「これは違いますよ、そ、そういうプレイとかじゃないです」
土方「磁器ネックレスです」

土方「今からこの氷をぶつけていくので」
ヒュン
ヒュン
山崎「冷たいです」
土方「はい上半身から血がでました」
近藤「なんというナンセンス…」
51名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:44:42
山崎「乳首はやめてください冷たいです」
土方「口答えするな」
近藤「俺にも投げさせて」
土方「1球だけですよ」

ヒュン
山崎「あっ」
土方「あってお前」
近藤「ごめんごめんそんな所に当たるなんだ思わなかったから」
山崎「…」
近藤「許してくれ山崎」
土方「許してやれよ山崎のくせに」
山崎「べ、別に怒ってませんからね!」

山崎「血が止まりません」
土方「トイレットペーパーぐるぐる巻きにしておけ」
山崎「土方さん今俺の唇何色ですか?」
土方「紫に決まってんだろピンクな時があるとでも思ってんのかテメェ」
52名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:45:29
近藤「ありがとう楽しかったよ、なんかあったらここに連絡してくれ」
山崎「おやすみなさい近藤さん、会えてよかったです」
土方「ではさようなら近藤さん」
山崎「あれ?俺たちなんか忘れてません?」
土方「なにを忘れてるっていうんだ」
山崎「確か…ここに入店するとき…」

山崎「三人だったような気がして」
土方「近藤さんだろ」
山崎「いえ、近藤さんはそこの檻の中だったじゃないですか」

山崎「おっかしいなぁ」
土方「おかしくねぇよ俺らのほかに誰がいるってんだ」
山崎「うーん」
土方「俺たちはいつだってふたりぼっちだろうが」
山崎「一青窈ですか」
土方「さぁ帰ろうぜ」
山崎「そうですね、何かとっても眠いです」
53名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:46:30
土方「お前それ酔っ払ってるんだよ」
山崎「結構飲みましたからね」
土方「山崎の癖に酔っ払うなんて生意気だな」
山崎「あっ」

山崎「思い出した!」
土方「…俺もだ山崎!」
山崎・土方「「会計忘れてた!」」







高杉「俺はよ・・・・お笑い界全体を変えてやろうと思ってたんだよ・・・・・ヒック」
銀髪のマスター「ちょっとお客さん飲みすぎだよォ?一人で帰れんの?会計はちゃんとしてもらうからね」
54名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:47:12
土方「家についたな」
山崎「土方さんも相当酔ってますね、言わなかったけど真っ直ぐ歩いていませんでしたよ」
土方「おまえやたらぶつかってくると思ったらそれか」
山崎「それです」

山崎「こんな時間にフラフラ外を歩いていると職質されますからね」
土方「だから割と早歩きだったのか、漏れそうだからだと思ってた」
山崎「職質されたらまずいです、いやまずくはないんですけど色々しつこいでしょ警察って」
土方「何おまえ前に職質されたの?うっけるー」
山崎「…」
山崎「いろいろ調べられて、持ち物検査で、芸に使う物で包丁とかはいってたら怪しまれるんです」
山崎「こんな首輪してるし、こんな蟹がささってるし、乳首には氷だし、絶対怪しまれると思って」
土方「そうか」
山崎「そうかじゃないですよ寝ないでください」
土方「ねてねぇよ」
山崎「せめて顔洗ってから寝てください」
土方「いいよじゃあソファで寝る」
山崎「この気持ちの悪い一連の流れもさることながらうちのどこにソファがあるっていうんですか」
土方「zzzz」
山崎「……寝たか」
55名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:47:54
山崎「逃げようと思えば逃げれるけどもう最近はそんな気も起きないな」
山崎「もうすぐこんなちみどろな芸人じゃなく、つんぽさんのもとでちゃんとしたアイドルになれる…」

そのころ〜


銀髪のマスター「ちょっとそこの包帯巻いた人、おきてよ、困るんですよ会計してもらわなきゃ」
高杉「・・・・はっ・・・・さすがの俺でも・・睡魔には・・かてねぇか・・クク」
銀髪のマスター「いや何笑ってるのかしらないけどね、もう閉店だから。さっさと払うもの払ってね」
高杉「な・・・なんだ・・と!!」
銀髪のマスター「これこれ、払えなかったら働いてもらうようちで!」
高杉「誰に命令しやがる・・俺は」
銀髪のマスター「どっかでみたことあると思ったら血みどろ芸人の高杉?」
銀髪のマスター「でも俺あんまり興味ないんだよね〜一発屋ばっかりだし」

高杉「・・・洗剤で・・手が荒れる・・・・」
銀髪のマスター「終わったら床の掃除だからね。ほらほらキビキビ動く!」
56名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:48:36
朝〜

土方「てめぇよくも俺を起こさなかったなお陰で風邪ひいたじゃねぇか!」
山崎「そんなぁ土方さんが勝手にそんなところで寝るから
土方「ゴホッゴホッ」
山崎「まぁまぁ寝ていて下さい」

山崎「今日のつんぽさんとのうちあわせ、俺一人で行ってきますからね」
土方「まてー…俺もいく」
山崎「無理ですよ熱9度も出てるんですから」
土方「はぁ、はぁはぁはぁはぁ」
山崎「無理しないで下さい、もうすぐ温泉ですよ」
土方「そうだった」

つんぽ「いらっしゃい退殿」
山崎「お邪魔します、今日は衣装合わせにきました」
つんぽ「土方殿は?」
山崎「熱出しました、馬鹿は風邪引かないっていけど」
つんぽ「土方殿がいないときは強気でござるな」
57名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:49:41
山崎「そうですよ、今日は発信機もついていません」
つんぽ「59800円の発信機でござるか?」
山崎「そうです」
つんぽ「それはよかったでござるな」
山崎「そうなんです」

山崎「なんで朝からお酒なんですか?」
つんぽ「冬だからでござるよ」
山崎「ござる星のプロデューサーはみんな冬になると朝からシャンパン開けるんですか」
つんぽ「そうでござるよ。あ、そうでござるよといったのは後半のことで、ござる星を肯定したわけじゃないでござるよ」
山崎「でもこんな高いお酒飲んだことないです」
つんぽ「ござる星じゃなくてもプロデューサーになると朝からこんな高いシャンパンが飲めるのでござるよ」

山崎「そうなんですか。実は昨日の夜こちらをお暇した後ゴリラバーで飲みまして」
つんぽ「そうだったでござるか、晋助殿は喜んでおったでござるか?」
山崎「え」
58名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/01/31(日) 20:50:28
山崎「晋助殿って誰ですか?」
つんぽ「高杉のことでござる」
山崎「高杉…確か昨日一緒にこの家を出て…そこからの記憶がないでござる」
つんぽ「おお退殿もござる星の一員になったでござる!!」
山崎「くっそ釣られたぜ…」

山崎「空きっ腹に飲んでたら何か具合悪くなってきた」
つんぽ「吐いてもいいでござるよ」
山崎「駄目ですよ吐いたりなんかしたら胃液が食道を刺激して血が出ます」
つんぽ「じゃあ横になるのがいいでござる」

つんぽ「寝てる間に衣装合わせするでござるよ」
山崎「この健康マットレス硬っっ!!!いたい、いたい」
つんぽ「拙者はいつもこの健康マットレスを寝具として使ってるでござる」
山崎「背中から血が出た…」
つんぽ「写真に収めるでござる」
59名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/01(月) 05:00:36
>>42修正
山崎「すごいですね!ラーメンの汁の衝撃で血が出るなんて!!」
高なんとか「・・・クク・・俺は元祖血みどろ芸人だったのさ・・・・・」
土方「おおすげえな俺こいつと組めばよかったかもしれないな〜山崎ぃ」
山崎「そんな」
土方「お前やめたがってただろーが」
山崎「そうですけど」
高なんとか「・・・喧嘩をするなら外でやってくれ・・・」
山崎「うるせーよ!大体・・・・ってなんだよ蟻の行列ににててきもいんだよ!」
高杉「・・・クゥッ・・いてぇ・・、胸がいてぇ・・」
山崎「何精神的に打撃受けてんだよっ」
土方「おい高杉さんにあたるこたぁねーだろ、俺とこの先もやっていきたいって素直に言えよ」
山崎「…」
土方「お前は俺の言うことだけ聞いてりゃいいって言っただろ」
山崎「はい」
土方「ごめんなさいは」
山崎「ごめんなさい」
土方「ほら早く俺とこの先もずっと一緒にやって行きたいって言えよ」
山崎「ほら早く俺とこの先もずっと一緒にやって行きたいっ」
土方「こぴぺしてんじゃねーよ殺すぞ」
ギュゥゥ
山崎「ギャァアァァ」
ピューピュー
高杉「・・・・ククさすが今流行の血みどろ芸人だ・・・・俺の・・時代は・・・終わったか・・・クク・・じゃあな」
山崎「ずっと土方さんとやっていきますー!」
60名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/01(月) 05:29:46
>>58からの続き
山崎「写真駄目です、あまり撮られると恥ずかしい気分になってきますから」
つんぽ「それはいいことでござるな」
カシャ
山崎「やめてください訴えますよ」
つんぽ「プロデューサーと枕営業は昔から切っても切れない関係にあるでござるよ」
山崎「枕!?」
つんぽ「観念するでござる」
山崎「そんなのするか!枕営業なんて!今すぐ辞めてやるこんなの辞めてやる!」
つんぽ「逃げられると思うのか」
ドスン
山崎「うわぁあ!」
つんぽ「ほらさっさと枕営業するでござる」
山崎「こ、こんな…」
つんぽ「さっさとやることやるでござる、その方が身のためでござるよ」
山崎「こんな大量の枕どうやって売り込めばいいんだ…」
つんぽ「枕営業は歌手への良い近道でござるよ」
山崎「しかも今時こんな蕎麦殻枕売れるかぁ!俺だってテンピュール使っとるわ!」

つんぽへ枕をスパーキング!!


61名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/01(月) 05:40:52
山崎「なんだか体が蕎麦殻くさい…土方さん怒るだろうな」
沖田っぽい人「おいお前ちょっと」
ザク
山崎「いたたた、痛い!痛い!なんだよいきなり後ろから」
沖田っぽい人「殺されたくなかったらお前の相方の所まで案内しろィ」
山崎「え!案内?てか誰だよこええ!ていうか俺の予想が正しければ結構グッサリいっちゃってるよ!」
沖田「うるせぇさっさと歩けこの血みどろが」
山崎「背中から重要な臓器の辺りまでグッサリいっちゃってるよ!!」
沖田「やっと見つけたぜィ土方のヤロー」
山崎「お前土方さんに何の用だ」
おきた「お前に話すことはネェよ血みどろが 本当に唇紫だなお前」
62名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/01(月) 05:57:40
山崎「ひ、ひじかたさーん、おきゃくさんで、す、よぉー」
土方「あ?」
沖田「昼間っから寝巻き着て何やっとるんですかィ土方さん」
土方「!おい山崎ィお前なに変なの連れこんでんだよ」
沖田「忘れたわけじゃないでしょうネェ土方さん…」
土方「…総悟」
沖田「俺はアンタを倒しに地獄の底から這い出てきたんでサァ」
土方「お前…」
ジリ…ジリ

山崎「沖田さんはコーヒー飲めますか?土方さんはマヨネーズ何杯ですか?」
土方「空気読めよお前」
沖田「隙ありですゼィ土方さん」
土方「ばっか山崎俺は病み上がりなんだから番茶だろjk馬鹿かお前ちゃんとマヨいれろよ」
沖田「覚悟!」
土方「うわぁぁやめろ総悟こんなとこで!ちょっと話し合おう、な、はなしあお…って何俺の上に乗ってんの!?」
沖田「忘れやしたかィ、安価で俺の職業が決まる時、

93 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/01/30(土) 16:36:48.54 ID:Ee0WKveM0
>>90
ネタが尽きてきたら沖田を出すので安価で沖田の職業>>94
94 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/01/30(土) 16:38:43.29 ID:koqV/VDn0
土方倒す

となっていたことを!つまりはそういうことでサァ」

63名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/01(月) 05:58:30
土方「アホか、ちょ、やめろって総悟!」
沖田「こういう展開の方が婦女子も喜びまさぁ」
ガシャン
山崎「…」
山崎「あ、あっつ、コップ割っちゃいました、てかなにこの展開!俺が嫉妬してるみたいな展開!」
山崎「土方さんに友達がいたのには驚きですけど、友達とそういうことするなら外でやってくださいね」
山崎「俺は散々枕営業させられて疲れてるんだから」
64名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/01(月) 06:01:33
土方「枕営業!?つんぽさんとか!おまえマジか」
沖田「ほら土方さんの相方もそういうことやってるんだぜィ」
土方「総悟耳を噛むな舐めるな!」

山崎「風邪なおったのなら二人でデートでもなんでもしてくればいいじゃないですか」
65名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/01(月) 06:10:49
山崎「沖田さんの要求にこたえてあげたらどうですか、折角の友達を失っちゃいますよ」
土方「友達じゃねぇぇぇええ!」
沖田「恋人でさァ」
山崎「恋人でさぁって言ってますけど…」
土方「帰れ!帰ってくれたのむ!」
沖田「嫌ですこれから俺ここに住んでやりまサァ、小汚い部屋だけど我慢しますぜ」
沖田「おい山崎ぃ俺のパンツとシャツとをとりあえず5着づつ買って来い、あ、歯ブラシも」
山崎「何で俺が」
ガチャリ
山崎「痛い、痛い!」
沖田「その元からしてた首輪、お似合いじゃねぇか、今度からは言うこと聞かないと電流がながれるやつな」
山崎「最悪だ…しかも内側の金具が以前のものよりも鋭利!!」
沖田「いってこい」
山崎「はい…」
66名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/01(月) 06:22:02
司会「今日は久々に血みどろ芸人のお二人のバラエティー出演の日です」
土方「みなさん久しぶりです土方っす」
山崎「…退です」
司会「あれ?なんか山崎さんの目が死んでませんか」
山崎「…」
司会「土方さんはちょっと痩せましたね、何かあったんでしょうか」
土方「…」
山崎「うっう…」
土方「ばっかお前泣くなよ本番中だぞ」
山崎「すみません…」
土方「今日は〜ええと、何だっけ…あ、ああそうそう山崎がぁジェットバスで…」
バタリ
山崎「土方さん!」
司会「これはどうしたことでしょう!土方さんがいきなり倒れた模様です」
客「ザワ・・・ザワ」



沖田「おっしゃまた一回倒したゼィ」
沖田「とにかくどんな方法でもいいからとにかく土方を倒すのが俺の生業でサァ」
67名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/02(火) 07:43:57
山崎「そういうことだったんですか沖田さん」
土方「…そ、そんな職業があるなんて」
山崎「大丈夫ですか土方さん」
土方「ちょっと寝不足だっただけだ、これを服用すれば…」
チュルチュル
山崎「…うわぁ、マヨネーズ」
土方「ぷはぁ」
山崎「土方さんのそういうところキモイです」
土方「羨ましいのか?羨ましいんだろ山崎ィ、だったら貴重なマヨわけてやっから飲めよほら」
山崎「ちょ、まっ、うぐ、んん」
土方「口から出すんじゃねぇ」
山崎「うええええ」
ナレーション「みなさんの食卓をヒギィ!と演出するマヨリ〜ンマヨネーズがお送りいたしました」

土方「素敵なCMができたな」
山崎「CM撮影だったんですね…最悪ですね、全て最悪ですね、俺最後に吐いちまってますけど大丈夫ですか」


68名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/03(水) 00:34:08
ムシャムシャ…
山崎「…あの沖田さん」
沖田「何でィ」
山崎「当たり前のようにうちの食事食べてますけど少しは食費入れて欲しいです」
沖田「食費代わりに土方さんの(ピー)に(ピー)入れてやってまさァ」
土方「ブッ」
山崎「…なんのお話ですか」
沖田「だから夜な夜な…」
土方「やめろそんなデマカセ誰が信じるか!」
山崎「…」
土方「おい山崎なんだその沈黙は!つっこめよ!どうした!おいっ」
山崎「まぁ何でもいいんですけど。沖田さんが来てから俺の食事が米だけになったのが何とかなれば」
沖田「何でィ山崎、おかず欲しいのか。これやるから食え、何、遠慮すんな」
山崎「そんなポケットに入ってた溶けた飴いりません。大体おかずにならないだろ」



69名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/04(木) 19:26:38
ほしゅ
70名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/04(木) 21:04:35
土方「マヨネーズならあるg…」
山崎「いりませんよ」
土方「お前最近素直になってきたと思ったら急に生意気だな、そろそろ絞めるぞおい」
沖田「協力しますぜ」
山崎「ひぃ!ごめんなさい」
土方「わかりゃいいんだよ、これからはもっと口を慎め」
沖田「これから俺の事は様付けで呼べよ」
山崎「なんで!?」
土方「総悟!なんでお前が様付けされんだよ、俺にしろ俺に」
山崎「そんなのおかしいです」
土方「口答えするなっていっただろぉあぁ?」
沖田「ふわぁ…もうそのくらいにしやしょうぜ、日々のうっぷんを山崎いじめで晴らすのも飽きてきやしたし…」
山崎「あっそれ俺のなけなしのお金で買った電機毛布」
土方「そうだな総悟、俺も寝るか」
山崎「あっそれ俺のなけなしのお金で買ったテンピュール枕」
山崎「返してくださいよ、枕が一ミリでも低かったらねむれないんですから」
山崎「首の骨から血がでちゃいますから返してください!」
71:2010/02/04(木) 21:13:48
暇なんですね…俺もだお(TT)
72名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/07(日) 17:49:51
続きが気になる
73名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/08(月) 11:10:41
保守しておこう
74名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/09(火) 18:32:49
ほげしゅ
75名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/10(水) 00:38:03
ほしゅありがd
76名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/10(水) 00:41:17
登場じんぶる

山崎退…主人公。「アイドルになれば女にもてるよ」と土方に唆されて芸人兼アイドルを目指す血みどろ芸人。
      地味なので土方と一緒にいると目立たない為モテはしない。好きな食べ物はやわらかいもの。
      土方には絶対服従。つんぽさんのようなキャラは苦手。

土方…山崎の相方。趣味は山崎を蹴ったり殴ったりすること。女にモテることを山崎から僻まれている。
    相方に暴力を振るいながらも、大切にしている様子。外食といったらラーメンしかないと思っている。
    そろそろマヨネーズはもういいかな、とも思っている。でもキャラを立てるために辞められない。

沖田…突然現れて山崎と土方の家に住みだすどS。土方の昔からの知り合いらしいが詳しくはまだ明かされず。
   土方を倒すと(色々な意味で)お金が貰えるという神から与えられた職についている。現在レベル5。
   息抜きに山崎を虐めることもしばしば。

近藤さん…山崎の農協時代の恩師。山で何者かに拉致され、ゴリラバーに監禁されていたところ助けられる。
     東京は果てしない砂漠、が口癖。

つんぽ…某有名プロデューサー。気に入った新人にはすぐ枕営業させる。ござる星から来たという疑いがファンの
    間で囁かれているがそんな星は存在しない事が現在の天文学で証明されている。

高杉…紹介はまたあとでね!
77名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/10(水) 00:42:04
山崎「あれ?近藤さんから電話だ」
土方「結局あの人は無事逃げられたのだろうか」
沖田「近藤さん?」
山崎「今からうちで匿って欲しいって言ってますけど」
土方「まじかよこれ以上狭くなるのは簡便だな」
山崎「仕方ないじゃないですか、匿うしかないです」
土方「一体何からあの人を匿うっていうんだ、ゴリラか?」
沖田「誰か来るのか?」
山崎「はい、俺の知り合いが…6畳一間しかないこの部屋がさらに狭くなると思いますが勘弁してくださいね」
山崎「あれ…俺なにいってんだろ」
沖田「ちっ許してやらぁ」
78名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/10(水) 00:43:11
近藤「ひぃーはぁーやっとついたぁ〜駅から徒歩25分に位置するなんて微妙すぎるよ〜絶妙すぎるよ〜」
山崎「大丈夫ですか近藤さん、何があったんです?」
近藤「勲もう疲れちゃった…ザキ!俺は何か大きな陰謀に巻き込まれようとしている!」
土方「おいおい大丈夫か近藤さん。取りあえず落ち着けよほらマヨ」
近藤「んっく…んッック…ぷはぁっ!ってこれマヨじゃね!?どうしよ俺コレステロール値気にしてるのに…」
土方「んなの気にしてられっかよ、カロリーハーフやディフェなんかは邪道中の邪道なんだよ」
山崎「やめてくださいよ土方さん、で、近藤さん何があったんですか?」
近藤「俺はなぁ…俺はなぁ…!うう」
土方「落ち着いて落ち着いて」
近藤「山の中で拉致された時にね、、、ってあっっっっ」
沖田「よぉ近藤さん」
近藤「おぉおぉぉぉおぉおおおおおおおおおおお!!????」
沖田「アンタ駄目じゃねぇですか、ゴリラの檻から勝手に抜け出しちゃあ」
近藤「そそそそそそそそうごぉぉぉぉぉおぉおおお!!!」
79名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/10(水) 00:44:07
沖田「俺の言いつけ守らねぇとお仕置きですぜ」
近藤「ひいやぁぁああああああああああああ!!!!!」
山崎「ちょ、ちょっ、待ってください、近藤さんを拉致監禁したやつって沖田さんなんですか?」
土方「さすが悪名天下に轟いてる沖田総悟だな…」
沖田「ひでぇなぁそんなんじゃねぇですよ。山の中でゴリラみつけらた、どうするかって話ですぜアンタ」

近藤「俺ゴリラじゃないしぃ〜〜〜!!!」
沖田「うるせぇよ近藤さん、どうやって逃げ出したんだよったく…」
近藤「違うもん!俺悪くないもん!これっぽっちも悪いことしてないもん!!!山崎が逃がしてくれたんだもん!」
沖田「…山崎ィてめぇ俺の近藤さんを逃がしやがったのはやっぱりおめーか」
近藤「総ちゃんやめて!ザッキーは悪くない!」
山崎「ひぃぃ何この展開!頭おかしいよ何これ!!」
80名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/10(水) 00:45:20
・・・・・・・・・・
山崎「出してください」
沖田「近藤さん、それなら今日から俺とここで一緒に暮らしましょう。」
近藤「え!?なんでそうなるの?」
山崎「出してください」
沖田「汚くて狭い家だけど、こんな場所でアンタと二人住むのが夢だった」
近藤「でもここ、山崎と土方さんの家じゃ…」
山崎「あの、出してくださいよ」
沖田「ゴリラ部屋に監禁したりして悪かったよ、一緒に暮らそう」
近藤「でも、でも、山の中で俺をゴリラと間違えて監禁したんだろ?」
山崎「あの、狭いんで…この檻」
沖田「違うんだ近藤さん、俺はアンタの事がずっと前から」
近藤「え!」
山崎「聞いてますか?」
沖田「兄のようなアンタにこんな気持ちになるなんて」
近藤「え!?」
山崎「てか土方さんは!?土方さーーん!!!!!」
沖田「一緒に暮らしてくれ」
近藤「総悟ぉ…」
81名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/10(水) 00:46:11
土方「ん…あ〜〜〜〜〜〜よく寝た…・・・ってアレ?山崎お前なんで家ん中で大型犬の檻にはいってんの」
沖田「土方さん、今日から俺のペットになった近藤さんです」
近藤「ペット!?上の会話の流れからしてまさかのペットポジションだとは俺も思わなんだ…!」
土方「ふわぁぁ〜あ…。ああ?好きにしろよオマエラ、食費とかいれろよ」
山崎「えええええええ何認めてるんですかちょっと!!土方さんの馬鹿!マヨネーズ!」
土方「…」
山崎「はっ!ごめ、ごめんなさい!」
土方「うわ、なに、それお前の新しい家?よかったじゃん。水のむところあって便利そうじゃねーか」
山崎「いやあの、ごめんなさい、鍵開けて欲しいです…」
土方「後で餌やるからな。良かったな、今まで個別の部屋なんてなかったからさ、プライベート空間できてよかったな」
山崎「いやあの、プライベートとかそれ以前に、立ち上がれないし、横にも…」
土方「今ペットシーツ買ってきてやるからな。それまで粗相するなよ」
山崎「そ、そんな…こんなことって…」
82名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/10(水) 00:47:24
沖田「じゃあな山崎、俺らちょっと散歩いってくるぜ」
近藤「ワンッ」
山崎「ちょ、ちょっと待ってください沖田さん!近藤さんもペット、俺もペット、同じペットなのに」
近藤「なんだワン?」
山崎「こ、近藤さんが自由に外に出られて、俺は檻の中っておかしくないですか!いやそれ以前に全てがおかしいよ!」
沖田「分かってねぇな、だから山崎なんだよ」
近藤「わかってないワン!」
沖田「お前はウサギとかモルモットポジションなんだよ」
近藤「ポジションなんだワン!」
山崎「なに!?なんか近藤さんすっげーむかつくんですけど!!あだっ!天井が低くて血が出た」
沖田「精々草でもかじっとけよ、いくよ近藤さん」
近藤「ワンッ!」
山崎「くそーーー!土方さんが帰ってきたらぜってー出してもらって仕返ししてやるっ!」
83名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/10(水) 00:53:16
土方「ただいま」
山崎「ちょっと土方さん!あの二人俺をこのままにして散歩いっちまったんですけどーー!!」
土方「ペットシーツ買って来た。あと、餌の容器と…干草と、毛づくろいする櫛と」
山崎「えーーーー!!何本当に買ってきてるんですかぁ!信じられない!」
土方「檻の隙間からペットシーツ入れてやるから自分で敷いてそこで用を足せよ」
山崎「そんなこと絶対にしませんってば」
土方「俺の言うことは何でも聞くって約束したろ」
山崎「だってこんなこと仕事に一切関係ないじゃないですか」
土方「あるよ」
山崎「どこにあるっていうんですかいい加減な事言わないでください!」
土方「こういう面白い事で俺のモ仕事へのチベーションが上がるんだよ、んな事もわかんねーのか山崎」
84名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/10(水) 01:03:54
山崎「…またまたそんな…別の事でモチベーションあげてくださいよ」
土方「例えば」
山崎「う〜ん…ライバル芸人のDVD見るとか」
土方「DVDプレーヤーなんてどこにあんだよ」

山崎「とにかく駄目です」
土方「お前に駄目ですとか言われてもな」
山崎「こういう犬…モルモットプレイなんて嫌です、こういうの面白がるのって変です」
土方「何怒ってんの?お前まじめに怒ってんの?」
山崎「…怒ってないですけど、面白くないです」
土方「そっか、便所にいきてぇのか…」
山崎「分かってるなら出してください、あけてください」
土方「よかったな山崎、便所が自分の部屋にあって」
85名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/11(木) 01:06:38
山崎「冗談はよしてください、もう我慢できません」
土方「後ろ向いてるからしていいぞ」
山崎「……。」
土方「お前そのドン引きしてる顔やめろ」
山崎「…」
土方「やめろっていってんだろ!」
ガシャン
山崎「いたぁ!孫の手投げてこないでください!」
土方「あ、あーあ、じ、冗談に決まってるだろうが…馬鹿かお前、信じたろ?しんじたんだろ?」
山崎「それなら早く出してくださいよトイレ行きたいんですから」
土方「あ、ああ、もうお遊びは終わりだ」

土方「鍵がねぇ…」



〜三時間後〜
沖田「ただいま帰りやしたぜぃ」
近藤「ただいまだワン」

山崎「…」
土方「…」

沖田「なしたんですかィ二人してお通夜みたいな雰囲気じゃねーか…ん?山崎お前まだそんなところに入ってたのか」

山崎「…」
土方「…」


86名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/11(木) 15:48:01
くそみそ芸人
87名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/12(金) 01:17:04
保守
88名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/13(土) 13:25:12
ほす
89名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/13(土) 21:19:07
保守
90名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/14(日) 22:37:45
hoshu
91名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/15(月) 07:41:18
保守
92名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/15(月) 18:43:58
沖田「なんかもう終わってる気がするけどバレンタインですね近藤さん」
近藤「女の子からのチョコなんて今年も期待できない…」
沖田「何言ってんでィ、んなもん欲しけりゃ俺があげますよ」
近藤「ペットの分際でこんな事言うのも可笑しいかもしれないけど女の子からのがいいの!いいのぉ!」
沖田「じゃあちょっとその辺の女からかっぱらって来まさァ」
土方「おいやめろ総悟、これやるから」
沖田「何ですかィそのチョコの山」
土方「ファンからだ」
沖田「そういや土方さん芸人でしたっけ」
土方「こう見えて毎日仕事してるんだからな、ホレ近藤さん、女からのチョコ」
近藤「…うん」
沖田「そういやあいつどうしました?あの、もっさりした…」
土方「山崎なら人としての尊厳が失われたとかどうとか言って部屋で塞ぎ込んでるけど」
沖田「あのもっさり、檻の中生活が気に入ったらしいな」

土方「いや、そろそろ鍵あけてやってくれないか」
93名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/15(月) 18:45:12
>>86
違います
94名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/15(月) 18:46:27
山崎「…ブツブツブツ」
沖田「元気か?餌入れとくぜ山崎」
山崎「キシャーーーー!!!!!!」
沖田「わっ噛み付きやがった!こいつ噛み付きやがった!」
95名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/15(月) 18:48:13
土方「俺もさっき撫でようとしたら引っかかれた」
近藤「こりゃまずい獰猛化してるな」
山崎「グルルルルル…」
土方「たった5日でこんな野獣化するとは…」
沖田「しゃあねぇなぁ出してやるか」
近藤「でも今出したら俺たちみんな食われちまうかも!」
土方「いや、んな事いいから早く」
ガチャガチャ
山崎「はぁ、体が痛い」
土方「なんだ普通じゃねぇか」
山崎「え?何かあったんですか?なんか臭い…この檻何ですか?なんか臭いですけど」
土方「臭くねぇよ、お前風呂入って来いよ」
山崎「そうしますね」

土方「忘れたのかよかったな」
山崎「何をですか?」
土方「いや、お前の脳みそは都合よく出来てんなと思ってな」
山崎「そうなんですか?いいことなんですか?」
96名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/15(月) 22:32:00
アグレッシブだな
97名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/16(火) 16:18:06
続ききてたw



保守
98名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/16(火) 19:46:46
山崎「で仕事へのモチベーションはあがったんですか」
土方「お前何でちょっと前の事は覚えてんの」
山崎「もう少しでつんぽさんの温泉大会なんだから頑張ってくださいね」
土方「俺は出ねー」
山崎「駄目ですよ、契約金貰ってるんですから、もう使っちゃってますから」
土方「たった二千円で何が契約金だ」
山崎「古古米と卵買えたじゃないですか」
土方「特売の日にわざわざ4人で並んだもんな」
山崎「並びましたね」
土方「寒い日だった…」
99名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/16(火) 19:47:35
山崎「タバコ、値上がりしたらもうやめてくださいね」
土方「ああ?お前何言ってんの山崎の癖に何言ってんの」
山崎「お金ないですから」
土方「お前が最近血みどろの仕事避けてるからだろーが」
山崎「だって、痛くない生活が続くと痛いのが嫌になって来るんです」
土方「んなこと言うようになってきたら芸人も終わりだな」
山崎「痛くない生活の方がいいですもん」
土方「はぁ…」
山崎「これからは温泉芸人としてやっていこうと思ってます」
土方「よし分かった」
山崎「?」
土方「お前その甘ったれた根性叩きなおしてこい」
山崎「ええ?」
土方「暫く会えなくなるがお前を訓練所送りにするから」
山崎「ええ!?」
土方「もしもし訓練所ですか?ええ…一人、温泉大会の収録の前日まで…はい、そうです」
山崎「ええっ!?どこに電話してるんですか!?」
100名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/16(火) 19:48:52




土方「よぉ久しぶりだな山崎、いい顔になったじゃねーか」
山崎「…」
土方「訓練所良く前のお前、唇の色も普通で腹立ったんだけど戻ったな紫に」
山崎「…」
土方「いい感じに悲壮感漂ってる、これはいける!」
山崎「…」
土方「うんとかスンとか言えよ」
山崎「…」
土方「てめっ!黙ってればいいってもんじゃねーぞ、ありがとうございますは!?」
山崎「…」
土方「訓練所にもありがとうございます言ってきたんだろうな?」
山崎「言いました」
土方「よし、これからは健康的になるたびに訓練所送りにするからな」
山崎「…はい」
101名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/16(火) 19:50:01
土方「じゃあ明日に向けてちょっと打ち合わせして寝るか」
山崎「はい、わかりました」
土方「!?ちょ、おま、何やってん の!?」
山崎「…」
土方「ちょっ尻を隠せ!」
山崎「何でですか?」
土方「お前何を訓練してきたんだよ!」
山崎「早くしてください」
土方「何を早く!?」
ドカッ
山崎「痛いじゃないですか」
土方「そりゃあ蹴るさぁ…!どうしていいかわからんもん蹴るさぁ…!!」
山崎「落ち着いてください、打ち合わせせんのでしたら俺寝ますよ」
土方「打ち合わせって何の打ち合わせ!?駄目じゃねーかあの訓練所!」
102名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/16(火) 19:50:46
観客「ワーワ-」
司会「始まりましたね、冬のオリンピックことウホッ男だらけの温泉大会」
お通「司会の寺門通です、とうとう始まってしまいましたねバーエンディングストーリー」
司会「まずは開会式をお楽しみ頂きましょう」
103名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/17(水) 18:09:27
期待保守
104名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/19(金) 04:49:31
保守
105名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/19(金) 07:52:53
山崎「寒い寒い〜そんなのいいから早く」
土方「血みどろ芸人公式ユニフォームだから仕方ないだろ、俺は着ないけど」
山崎「公式ユニフォームって何!?裸なんですけど!かろうじてパンツ一丁なんですけど」

山崎「あ〜こんな格好してる奴俺くらいしか」
高杉「…」
山崎「もう一人いた」

近藤「見て総悟!つんぽさんが自ら歌うなんてめずらしい!でも寒い!」
沖田「おい司会、歌なんていいからさっさと近藤さんを温泉入らせろィ、こちとらそれだけが楽しみで来てやってんだ」
ベチィン
司会「グフゥ… 我々の業界ではご褒美です」

山崎「なんで二人とも参加してんのー!?」
沖田「近藤さんがち○○○芸人デビューしたからに決まってんじゃねーか」
近藤「総悟が喜ぶならなんだってやるよ!」



106名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/19(金) 19:59:35
面白い
107名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/20(土) 15:49:59
近藤「ごめんザキ…公式ユニフォームがなかったからこんな見苦しい姿で…」
山崎「別にもうどうでもいいですよオンエアの時どうせモザイクだらけになるんだから」

土方「開会式が終わった、さっさと来い山崎」
山崎「はいはーい」

山崎「温泉大会ってアレですよね、水の上で騎馬戦とかやって競い合うやつですよね。でも本当の趣旨は
競技の勝ち負けなんかじゃなく、いかにどこでアイドルをポロリさせるかなんです。視聴率をあげるために番組中絶妙な
バランスでポロリが行われます。最後の騎馬戦なんて特にポロリの宝庫ですよ。昔は11時越えるともう深夜枠で
ポロリが頻繁に行われていました。ガキだった俺は眠いのを我慢して最後まで見たものです。
でもここで注意しておきたいのは、誰しもポロリの確立があるわけではないということです。有名なアイドル歌手なんかは
ポロリしません。ポロリ専用アイドルというのがいるのです。水泳大会を知らない方はあなた管などのサイトで探すといいですよ」
土方「ちょ!なにその解説!おまえ誰に言わされてんの!?腹立つだろーが!」
山崎「問題は、男だらけの温泉大会でいったい何をポロリすればいいのか…」
土方「…俺帰るわ」
山崎「駄目ですよ!土方さんが帰ったらつんぽさんに何されるか分かったもんじゃないんだから」
土方「もうポロリしてる方いるんだけど俺の気のせいか?」
近藤「ポロリ確立0パーセントの俺は無敵!!!!」


司会「しかしポロリとは全く無関係に大会は進むのであった…」
108名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/20(土) 16:00:21
土方「温泉大会なのにまさかのア椅子スケート…」
山崎「土方さん下手ですね!俺なんてもうこんなに上達しましt・・
ガッシャーン
沖田「あ、土方さん機嫌悪ィ」
近藤「大変だ!ザキが死んじゃった!」
沖田「このひとでなしー」
山崎「死んでないよ!氷上が赤く染まろうと生存してるのが血みどろ芸人ですっ」
109名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/20(土) 23:19:58
温泉関係ねぇw
110名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/21(日) 20:16:05
司会「さぁ今から温泉入浴タイム!制限時間は20秒です!」
お通「温泉にたどり着かなければ凍死は確実の兄と一夜の過ち!」

土方「マジかよっ!うおおおお!!」
ザブゥン
沖田「とりゃぁあ」
ザブゥン
近藤「全裸でよかった!」
ザブゥン
山崎「あれ…体が離れない」


土方「ふう…、あれ?山崎の野郎腹ばいになってアイスリンクと一体化してやがる」
沖田「あ〜極楽極楽」
近藤「見て!総悟!猿の親子も入ってる!」
沖田「ホントだ、微笑ましいナァ、近藤さんを仲間だと思って入ってきたんだ」
土方「冷や燗があるとなおいいな」
沖田「いいですねィお〜い司会、冷や三本くれィ」
土方「おいおいお前は未成年だろうが」
沖田「カンベンして下せェよ、折角の修学旅行じゃねぇですかィ」
近藤「そうだぞトシ!まぁ飲酒は良くないから総悟はオレンジジュースな!」
沖田「そんなぁ」
三人「あっはっは」

山崎「…」
111名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/22(月) 15:02:54
ほっしゅ
112名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/23(火) 08:14:30
山崎「体がどんどん氷の中に…これはまずい」
高杉「喋るんじゃねぇ・・精神を集中させろ」
山崎「はっ!元祖血みどろ芸人の高杉晋助!」
高杉「氷と一体化していく自分を想像するな、熱い湯に浸かってると思え」
山崎「そんな事言ったってアンタも沈んでるんだけどっ!」

山崎「やばい〜…死んじまう、初っ端からゲームオーバーかよ」
土方「何やってんだ飯行くぞ」
山崎「土方さん!」
土方「お前は本当に鈍くさいな」
山崎「助けてくれてありがとうございます」
113名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/23(火) 08:15:11
山崎「あー温まった、やっぱりラーメンは温まりますね、あれ、みんな浴衣に着替えて水道管ゲームやってる」
土方「俺らも入れてくれ」
山崎「やっぱカードゲームといったら水道管ゲームに限りますね!」
土方「unoは邪道だ」
山崎「はぁ遊んだら眠くなってきました」
土方「じゃあ端っこに布団敷いてやるから寝ろ」
山崎「いやいいですよ自分でやりますから…」

山崎「あれ…そういや俺温泉に浸かってないんだった」
土方「なら行って来い」
山崎「はい、でもあれ?何か違和感がありますよね?なんで俺だけ温泉に浸かってないの?」
沖田「次はドンじゃらやろうぜ」
近藤「やろうやろう」
山崎「何かおかしくないですか?何か忘れてませんか?」
山崎「なんで俺たち和室で浴衣着てるんですか?」

114名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/23(火) 08:16:11
司会「浴衣でサービスタイムは終わりです、皆さん各自スケートリンクに戻ってください」
土方「?」
沖田「?」
近藤「?」
山崎「そうだよ温泉大会の途中だったよ!皆大丈夫ですか!?温泉のパワー恐るべし」

山崎「具合悪い…温泉に浸かりたい」
土方「唇紫だな」
山崎「当たり前でしょ」
沖田「あ〜あなんか冷めちまいました、俺近藤さんと温泉入って帰りますんで」
土方「おい、あんたら仕事で来てるんだろ」
沖田「いやー温泉に浸かりつつちょっとしたポロリを視聴者に見せ付けたらOKでたんで」
土方「マジか」
沖田「マジですよ、何ならオンエアみてくだせぇ」
山崎「ひゃ〜凄いですね、とても俺たちには真似できない」
沖田「ち○○○芸人の賢いやり方だぜぃ」

115名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/23(火) 08:16:52
gdgd進行だ…
116名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/24(水) 08:13:23
hosu
117名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/25(木) 07:57:42
保守
118名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/26(金) 08:13:09
ほす
119名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/26(金) 14:14:20
続き頼む
120名無し戦隊ナノレンジャー!:2010/02/28(日) 02:32:53
hosyu
121名無し戦隊ナノレンジャー!
保守する