「セーラー服ってお嬢様学校っぽいね」
「でもルーズソックスですか?」
「俺たちが高校生くらいの頃が全盛期でしょ?だから何か懐かしくて」
もっと近くにおいで、と手招きされて俺はソファに座る工くんの横に腰を下ろす。
座ると太ももが更に露出してしまい、俺はスカートの裾をぐっと引き伸ばすように掴んだ。
「真太郎…」
そっと頬を撫でられ、顎に手を添えられた。ついっと顔の向きを変えられ、口唇を寄せられる。
「ありがとう真太郎。嫌がらずに着てくれるなんて思わなかったよ?」
「工くん…だから…です」
「嬉しいこと言ってくれるね」
柔らかな口唇になぞるようなキスをされて、俺はたまらずにその下唇に噛み付くようにした。
工くんの口唇が好き。とても優しくて、甘ったるい。一度触れて貰うと、癖になってしまう。
「工くん…好き」
「うん」
工くんは俺の体をゆっくりと引き寄せて、首筋に舌先を這わせてきた。熱の籠もる指先が膝頭から上へと、そして内側へと入ってくる。
「あっ…」
「真太郎…ソファじゃ狭いね。ベッド行こうか…動けるかな?」