親指と人差し指で輪っかを作り上下にしごき始めると龍虎は目を閉じて口を半開きにして悶えた。
「うわーやらしい」
北代は呟きながら手の動きを更にはやめた。
「痛いッ」
「ぁごめん」
勢いをつけすぎて表面の皮を伸ばしすぎたようだ。
北代は自分以外の男のペニスをこんな風に触るのは初めてで
大きさも長さも色も温度も自分のものとは異なるペニスにまじまじと見入ってしまう。
目元を赤く潤ませている龍虎はとても中性的で、美しく見えた。
ふと我にかえり番長は龍虎から離れた。
「ごめん龍虎が…綺麗やったから…そんなつもりじゃ」
「いいわけいらない」
「ホンマやって。…男にこんなんするん、初めてやし」
「初めてじゃなかったら引く」
「うん」
龍虎は起き上がって北代の額に口づけた。
「龍虎?」
龍虎は無言で耳や首筋に息を吹きかけ唇を寄せながら、
両手を北代の腰に回し薄い生地の上から形を確かめるように固い尻を揉み解す。
北代は艶めかしい龍虎の表情と行動にクラクラと眩暈を覚えた。
掌が素肌に到達し熱い指がアナルをつつく。
「ぅ…」
快感とは思えない不思議な感覚に北代は身を捩じらせた。
片手で尻を開かせてもう片方の手の指先を少しだけ挿入した。否突き刺した。
「おワッ!?」
「痛い?」
「何かきもちわるいわ、そんなとこ」
「ほぐさないとちんこ入れれないっしょ」