TCBR〜新生テラカオスバトルロワイアル〜4

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103Cルート:中島朱実祭り その1:2007/05/18(金) 20:14:14
「ユミコちゃんは……」
 その聞いた名前は紛れも無い、前世で夫婦として結ばれていた白鷺弓子のファーストネームだった。
 中島はその方向へ走り始めた。
 弓子はこんなゲームに巻き込まれて、危険な目にあっていてもおかしくないのだ。
 中島は廃材を掻き分け、それを見た。
 ――違った。
 そこに居た”ユミコ”はボーイッシュに髪を切り上げた、弓子とは全くイメージが掛け離れた少女だったのだ。
 中島はプッツンした。
 ――こんな奴が”ユミコ”だと?
「許せん!」
 中島は支給されていた剣を振った。
 それに遅れて刹那、血の霧が舞った。
104Cルート:中島朱実祭り その1:2007/05/18(金) 20:16:19
「うっ」
「友美ちゃん!」
「きゃーっ」

 \^o^/

 弓子は何処へ飛ばされたのだろう。
 中島はまた、歩き始めた。

【一日目 千葉県コンビナート/14時】
【中島朱実@DDS転生の終焉】
[状態]:健康
[装備]:戦士プリーシア・ディキアン・ミズホの光の剣
[道具]:支給品
[思考]1:弓子を捜す
2:後はどうでもいいので殺しとく
3:”ユミコ”の名前の奴は真っ先に処刑

【日下友美子@バトルロワイアル】
[状態]:死亡確認

【北野雪子@バトルロワイアル】
[状態]:死亡確認
105Lルート:中島朱実祭り その2:2007/05/18(金) 20:17:25
「ああ、セワシさんが死んでしまうなんて……」
 悲観にくれるドラミ。
 セワシの企みに気付き、ドラミはひみつ道具を走らせたのだが、到着した時には悲劇があっさり幕を閉じた状態だった。
 まだセワシの死体からはとろとろと血溜まりが発生しており、生々しい生首がそこに転がっている。
 悪夢――と表現すればいいのか、或いは出来の悪いB級ホラー映画?
 とにかく――ひどかった。
「僕に任せていろ」
 そう聞こえた途端、ドラミの後頭部に衝撃が走った。
 それは――一種、金属バットで殴り付けられたような感覚に似ていたが、そんな訳ではなかった。
 彼女のそこには立派な丑三つ人形がついており、そのままドラミはゆっくりと倒れた。
 倒れる時にキーボード部分に頭が擦れその黄色い塗料が削れたが、もう彼女には関係のない事だった。
 その時には既に機能停止していたので。
106Lルート:中島朱実祭り その2:2007/05/18(金) 20:21:28
 中島は素早く、キーボードを叩いた。セワシのプログラミングより早かった。
 そのディスプレイには”#H19 AG98PP
 #H20 E8ULI1”の表示。
 そう、中島は1stでのドロッチェに対する復讐を果たそうと言うのだ。
「五十億人の人間より君一人を選ぶ!」
 中島はそう言い、エンターキーを押した。
 全参加者を管理する高性能のマシンは指定された命令通りに動き、ドロッチェの首を吹き飛ばすだろう。

 ズガン!
 その時中島の身体に何か、反響した感覚が伝わったが、それが超怨念女高見沢恭子が埋め込んだ爆弾が爆発したのか、
 カオスルートで身につけられたガタルガナルが爆発したのか、ドロッチェクオリティに跳ね返されて爆発したのか、それはもう区別がつかなかった。
 ついでに野比玉子の首輪も爆発したっぽい。
107Lルート:中島朱実祭り その2:2007/05/18(金) 20:23:08

「そうだ……最初から僕に任せておけばよかったんだ」
 ドラミに忍び込んでついてきた男。この男の過去がどうあれ、溜まっていたストレスを発散する、これ以上の場はなかった。

【主催会場 ?時】
【野比のび助@ドラえもん】
[状態]:健康
[装備]:ドSノート@ゲーム版TCBR ワイルドセブン@タバコ
[道具]:不明
[思考]1:主催として君臨する
2:日々のストレスの発散3:タバコを吸いまくる

【ドラミ@ドラえもん】
[状態]:機能停止
[原因]:呪殺

【中島朱実@DDS】
[状態]:DEAD
[死因]:多分首輪爆発

【野比玉子@ドラえもん】
[状態]:死亡確認
[死因]:首輪爆発
108名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/18(金) 21:37:36
さすがにこれの死亡リストまとめるの面倒だな
「何故だ! 何故このワシの出番はここまで少ないのじゃ!」

 男は憤っていた。
 だがその怒りを静めようとするものなどいない。
 なぜなら彼は怒って当然の立場にいるのだから。
 男の名は『さくら 友蔵』という。
 ご存知、お茶の間の長寿アニメ『ちびまる子ちゃん』の主人公『さくら ももこ』の祖父である。

 彼が怒りを露にしているその理由、それはいたって単純明快。
 パロロワにおける彼の出番の少なさが原因だ。
 何故、自分は本編でここまでおいしい役を演じているというのに、お呼びの声が掛からないのか。
 それは年老いた彼の頭脳では理解できなかった。
 実際問題、ちびまる子の作品自体がパロロワに参加することが少ないのが問題なのであろう。
 参加したとしても肝心の参加者がタマネギ頭の少年だったり、唇の青い少年だったり。
 まぁ、それは某ロワの特性上仕方のないことなのだが。
 
 友蔵は、脳細胞がどんどん死滅していってる頭をフルに使って考える。
 自分が通常のパロロワに参加するにはどうすればいいのか?
 簡単だ。ちびまる子を参加作品枠に入れればよい。
 自分は最高においしいキャラをしているのだ、チャンスさえあれば必ず参加できる。
 ではどうやって、ちびまる子を当選させる?
 これも簡単ベリーイージー。
 票をできるだけたくさん集めればよい。
 ではどうやって、そこまでの票を獲得する?
 そもそも今の乱立期の何処のロワで投票があるのだ?
 いや、彼の頭脳はすでにこれらの答えを導いていた。
 何処のロワにするか……。
 それは当然、アニメキャラ・バトルロワイアル2ndだろう。
 そろそろ1stが完結するであろうことは、友蔵の目から見てもはっきりとわかる。
 1stが終われば、自然と2ndが始まる流れへ移行するだろう。
 狙いはその時、必ず起こるであろう作品投票だ。
 
 そしてどうやって多数の票を獲得するか……。
 これは言うまでもないだろう。
 彼の現状を良く考えてみれば、自ずと答えは導き出される。


 何故、友蔵はカオスロワに出てきてまで、こんなことをしているのか?


 答えはシンプル。真実はいつも一つ。
 彼はこの『テラカオスバトルロワイアル』という一つのスレで活躍することによって、作品の人気を高めようとしているのだ。
 彼がこのバトロワで読み手諸君が驚くほどの活躍をすれば、それだけで友蔵個人とその作品への関心が高まる。
 そうすればアニロワ2ndにおいての、作品投票及びキャラ投票での票はもらったも当然。
 まさに一石二鳥の大博打。
 
「これはいけるぞ! 婆さん、ワシちょっと出かけてくる!」
「危ないですよおじいさん! 今はBR法が……」
 
 思い立ったが吉日。善は急げ。
 友蔵は婆さんの制止も聞かずにいきおいよく家を飛び出していった。
 
(大丈夫。あの影の薄い先生@ドラえもんですら、アニロワ1stに出れたんじゃ。ワシも絶対に出れる)

 彼の行く末に待ち受けるものは何なのであろうか……。
【一日目 20時00分】
【静岡県清水市 さくら家の外】


【さくら 友蔵@ちびまる子ちゃん】
[状態]:興奮状態
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:対主催、マーダー、活躍するためならなんでもやります。

【一日目 20時00分】
【静岡県清水市 さくら家】


【さくら こたけ@ちびまる子ちゃん】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:私ネタないから、留守番でもしてます。
112名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/18(金) 22:46:57
ちょwww友蔵ww
113名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/18(金) 23:38:38
まる子が当選しても、じいさんはまず出れないだろww
114名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/19(土) 00:26:22
ちょwwwww活躍するためなら何でもするってwwwwwww
何ができるんだよこのじいさんwwwwwwwwwww
115名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/19(土) 00:33:51
こいつロウルートにスカウトしたいよw
116名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/19(土) 02:17:14
くっそんな事いわれるとズガンしてみたくなるじゃないか
ズガンッ!!

銃声が響いたと同時に、友蔵は

「悪いねぇ、おじいちゃん。これがバトロワというものだ、って奴だよ」
友蔵の死体を前に、まる子は不敵な笑みを浮かべた。
そういえば、リアルではさくらももこは祖父を嫌っていたんだっけ。
「まったく、ロリショタだかなんだか知らないけど、主役であるこのあたしを無視して藤木と永沢なんか出すなんてさ。
 わかってないよねぇ。しかも二人とももう死んじゃったみたいだし。あたしゃ情けないよ。
 ここは誰が出るべきだったかを、きっちり見せ付けてやんなきゃね」

【さくら ももこ@ちびまる子ちゃん】
[状態]:ノリノリ
[装備]:拳銃
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:自分の存在をパロロワ界に知らしめる

【さくら 友蔵@ちびまる子ちゃん 死亡確認】
×銃声が響いたと同時に、友蔵は
○銃声が響いたと同時に、友蔵は前のめりに倒れ、その生涯を終えた。
119名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/19(土) 22:31:55
じじぃ、早速1レスズガンされたwwwwwww
120名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/19(土) 22:59:57
て、てめーよくも友蔵を……いや別にいいか
 BR法の制定により、大きな戦渦に巻き込まれつつある日本。
 その北に位置する北海道の地で、二人の男が火花を散らしていた。
 赤い髭親父と緑の髭親父。マリオとルイージ。
 彼らは世間からスーパーマリオブラザーズなどと呼ばれている人気者だ。
 この二人が力を合わせれば、いかなる困難も打ち破れる。
 そうなのだと、誰もが信じて止まないこの二人が対立していた。
「何故だ……ルイージ! 何故ピーチ姫を殺した!」
 叫んだマリオの視線の先には、黒い炭の塊みたいな物を踏みつけるルイージの姿がある。
「ピーチ姫? あぁ、これのことか」
 ルイージはそう言いながら、黒い塊――ルイージのファイアボールによって焼き尽くされたピーチ姫の亡骸に目をやる。
 そのピーチ姫であった物を見る目には、一切の感情の起伏も感じられない。
 あれほど親しかった人間を殺したというのに、彼はそんなことを微塵も気に留めていない様子だ。
「別に殺す相手は誰でも良かったんだよ。こんな女じゃなくてもね」
 ただ淡々と、ルイージは事実だけを告げるように言葉を紡ぐ。
「僕の目的は兄さん……あんただよ」
「どういうことだ!?」
「僕はね、生まれてからずっと兄さんに劣等感を抱いて生きてきた。
 同じ月日に生まれた双子だと言うのに、いつもみんなから褒められるのは兄さんだけ。
 二人で力を合わせてクッパを倒したり、どっかの国を救ったりしても結局は全部兄さんの手柄になる。
 僕はそうやって兄さんが祭り上げられているのを、ただじっと、隅のほうで指を銜えて見ていることしかできなかった」
 狂気に彩られたルイージの瞳には、もはや他人に対する思いやりの心が失われていた。 
「だから僕は常にチャンスを窺っていた。
 あんたを主役の座から引きずり落とし、なおかつ屈辱的に殺してやれる機会を。
 そしてそれは今日、思いもよらぬ形でやってきた!」
 マリオとルイージ、そしてピーチ姫は、旅行を楽しむためにこの北海道に来ていた。
 たまには戦うことを忘れて、ゆっくりと体を休めるようにとのピーチ姫の計らいでだ。
「僕はこの旅行だって吐き気がするほど嫌だったさ!
 どうせこの女と兄さんがイチャイチャする所を延々と見せ付けられるだけだからね。
 ……だけど、そう思って諦めかけていた時だ、奇跡が起こった」
 ルイージは一人で孤独な演説をしながらも、両手を大きく広げて空を仰ぐ。
「BR法だとかいう素晴らしい法案が、今僕達がいるこの国で可決されたんだ!
 テレビで、ラジオで、新聞で、ありとあらゆる場所でこの報道を目にしたとき、僕は思ったんだ!
 念願を果たすなら今しかないとね!
 兄さんと親しかった全ての人間を殺し、最終的には兄さんも殺して僕が新たなる主役となる!
 その目的を叶える絶好の、千載一遇のチャンスだとね!」

 ルイージは楽しそうに自分の計画をマリオに語ってみせた。
 まるで小さな子供が、母親に自分の書いた絵を見せるかのように。
 そしてその中に潜む、ルイージの悲痛な叫びをマリオは確かに聞いた。
 それはどれほど努力しても報われなかった男の、自らの人生を否定した男の断末魔。
 マリオはその心を痛いほどに理解した。
 だが――
「……その程度のことで」
「は?」

「その程度の理由でピーチ姫を殺したのか!」


 ――その心を理解したからといってマリオの中の怒りが消えるわけがない。

「お前の言い分は聞いた! お前が戦う理由は理解した!
 その上で言わせてもらうぞ!」
 マリオは、自分に出せる限界以上の大声で叫ぶ。
「そんなものはゲロ以下だ! 
 自分が周りからちやほやされたいがためだけに、そんなちっぽけな理由のためだけに人を殺していいわけがない!
 お前のエゴで、どれほどの人間が苦しむ破目になるか分かっているのか!?」
「知らないよ、そんなの」
 ルイージは鼻で笑いながらマリオを見る。
 その目を見たマリオは悟る。最早、言葉での説得などに意味はない。
「そうか、そういうことなら覚悟しろ。
 俺が今から全力でお前を倒す。
 そして分からせてやるよ、お前が犯した罪の重さを!」

(これが真の主役の気迫か……)
 目の前で殺気を開放するマリオを見ながら、ルイージは退屈そうにそう思った。
「……言ったはずだよ兄さん、あんたを殺すのは最後だと。
 それは今じゃない、あんたと親しい人間全てを殺した後だ」
 瞬間、辺りを強烈な閃光が包み込んだ。
「ぐっ、これは……!」
 それがルイージが隠し持っていた閃光手榴弾の光だと気が付くまでに3秒。
 マリオの視力が戻るまで数分の時間が経過した。
 視力が回復して再び周囲の景色が見えるようになった時、すでにルイージの姿は影も形もなくなっていた。
 ただ、遠方の空に神秘的な光を放ちながら飛んでいく、氷の鳥の姿だけがマリオの視界に入った。
 伝説のポケモンの一匹、フリーザー。
 それがルイージに支給されたもう一つのアイテムだった。
「まずい……みんなが危ない!」
 物凄い速度で視界から遠ざかっていく伝説の鳥。
 あの速さのまま行けば、直ぐに日本に遊びに来ている他の仲間達の元へ辿り着いてしまう。
 ヨッシー、ワリオ、ワルイージ、デイジー、マロ、ジーノ、クッパ、ドンキー、その他諸々のかつて共に戦った仲間達。
 彼らはルイージがこの殺し合いに乗っていることを知らない。
 このままではピーチ姫のような犠牲者が増えてしまう。
「俺の……支給品!」
 咄嗟に、救いを求めるかのように自身に配布されたデイパックの中身をぶちまける。
 あの伝説級の速度に追いつけるほどの速さを持った支給品があれば……。
 そのマリオの願いは無慈悲にも打ち砕かれる。
 デイパックから出てきたのはPS3、Wii、Xbox360。
 殺し合いには何の役にも立たない次世代ゲーム機ばかりだった。
「ちくしょう……!」
 怒りと焦りのあまり、ガッと地面に拳を穿つ。
 もう足で追うしか手段が残されていない。しかしそれでは間に合うはずがない。
 相手はあのフリーザーだ、並大抵の速度なんかでは……。
 と、そこまで考えたとき、マリオの視界にあるものが映った。
 マリオは思い出したかのように『それ』を拾い上げる。
「これはピーチ姫の支給品……」
 今は物言わぬ屍と成り果てた姫を見下ろしながら、マリオは彼女の形見のモンスターボールを投げる。
 地面にぶつかったボールが二つに割れ、その中から一匹のポケモンが現れる。
 マリオは一秒も躊躇うことなく、出てきたポケモンの背に飛び乗った。
「ピーチ姫……今はあなたを埋葬している暇がないんだ、許してくれ。
 まだ生きている他の仲間は必ず救う。あの馬鹿な弟も……救ってみせる!
 だから少しだけ、あなたの持ち物を借ります」
 ピーチ姫の亡骸から目を逸らさないように、起きてしまった現実を全て受け入れる。
 そして信じる。
 絶対に弟の奇行を止められると。
 
 マリオはピーチ姫の支給品のポケモン――エンテイに命令を下すと、その場から神速の如きスピードで立ち去っていった。
 後に残されたのは炭化した姫の亡骸だけ。
 時刻は午後18時。沈みかけた夕日が夜の訪れを報せていた。
【一日目 18時00分】
【北海道】

【マリオ@マリオシリーズ】
[状態]:激しい怒り
[装備]:エンテイ@ポケットモンスター
[道具]:PS3、Wii、Xbox360、支給品一式
[思考]:
1:ルイージを力ずくで止める。
2:BR法も撤廃させる。


【一日目 18時00分】
【青森県上空】

【ルイージ@マリオシリーズ】
[状態]:健康
[装備]:フリーザー@ポケットモンスター
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:マリオと親しい人物達を一人残らず殺す。
2:邪魔をする者も迷わず殺す。
最終行動方針:マリオを殺す。


【ピーチ姫@マリオシリーズ  死亡確認】
127名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 00:08:41
いきなりシリアスになったな。狂気系マーダー化ルイージwktk
128名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 00:19:49
ルイージの中でルイージマンション黒歴史かよwww
129名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 00:32:18
マリオが無駄に熱いなw

なんかカオスルートは息を吹き返してきたな。
その反面ロウルートは過疎気味だが。
130C:稲田瑞穂は動かない:2007/05/20(日) 00:36:56
 ルルーシュはある学園に忍び込んでいた。
 宮城県でハルカ先生美人バージョンとカズヲに撃たれて死んだんじゃねーの? というツッコミもさておき。
 ルルーシュは剣を片手に一人の女を狙っている。
 前髪をきれいに切り揃えたイレブンの女だ。
 そう、今からギアスを使って抹殺する。

「全力で自殺し……」
 ギアスを発動する前にそれは起きた。
 何と女が振り向かずに、後ろから光の刃でルルーシュを一閃した。

 ざんねん! わたしのはんぎゃくは これでおわってしまった!!

 稲田瑞穂ことプリーシア・ディキアン・ミズホはルルーシュの死体に目もくれずに、相変わらずバブズを待ち続けていた。

【プry@BATTLE ROYALE】
[状態]:電波
[装備]:ビームソード@スマデラ セーラー服
[道具]:支給品一式
[思考]:
基本方針:アフラ・マズダに従う
[備考]:バブズをアフラ・マズダの使いだと勘違いしています

【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス】
[状態]:ズガン
 まだまだミズホがバブズを待ち続けていた時、それは起こった。
「タケシィィィ」と声がした。
 もちろん――ミズホはアフラ・マズダから既に聞いていたので、驚く事なく、寧ろ余裕を持って攻撃の準備が出来た。
 ミズホはバック転の要領で回りながら高く跳び、”それ”の姿を認めた。
 あれこそメフィストと契約を交わした悪魔の戦士、ジャイアント・ジャイアニズム・ママ!

 まず、ミズホから攻撃を加えた。
 位置的にまだジャイアン・ジャイアニズム・ママとは二メートルあったが、光の剣を気合いで伸ばした。
 それをママは掴み、ミズホを振り回そうとするではないか!
 ミズホはすぐに光の刃を縮め、着地した。
 ミズホは残った一メートルの光越しにママを見た。
 そう――アフラ・マズダ様から授かったこの伝説の剣で、負けるはずがない。
 私は、正しい。絶対、負けない。

 今度はママがバックハンドの要領で斧を振り上げた。
 すかさずミズホはそれをしゃがんで回避し、光の剣を突き出した。
 が、ママは斧を軸に跳び、くるりと一回転してその一撃をかわし、ミズホの背後をとったではないか!
 すかさずミズホは身体を90度回し、その勢いを殺さずに、ママに切り掛かった。
 ざくっと音がして、ママの斧の柄の部分に光の剣が刺さった。そのまま、ママは蹴りを繰り出す!
 ミズホは頭の中、アフラ・マズダから声を聞いた。
”今です! 左に身体を動かすのです!”
 オーケイです。ミズホは光の剣を掴んだまま、だっと左へ走り出した。
 その直後、斧の柄が完全に折れ、ミズホと光の剣は抜刀スタイルでママを摺り抜けた。
 それでも服が大きく裂けただけで、ママの身体には一切ダメージを与えられない!
 ママはその事を無視して、両腕で斧を振り落とした。
 ミズホは後ろへステップして寸前でかわす。
 それから、ミズホは一息ついて、また声を聞いた。
”今です! あの技を使うのです!”
「命脈は無情にして惜しむべからず……葬る! 不動無明剣ッ!」
 明らかに別ゲームの技だったが、ミズホは気にしない。
 そのまま数発の衝撃がママを貫いた。
 もはや服も全て千切れ飛び、その裸体をさらけ出している。
 ミズホはもちろんそこを見逃さなかった。
 地面から彫り上げるように光の剣を走らせる。
「地擦り残月ッ!」
 やはり別ゲームの技だが、気にしない。気にしたら負けだと思う。
 そのまま、ミズホ自身も飛び上がり、悪魔の戦士ジャイアント・ジャイアニズム・ママの身体に赤い筋が刻まれた。
 もちろん――倒れた後、動くはずが無かった。

 勝ったのだ。何にせよ、ともかく。
 まあもうそんな事はほっといてミズホはいい加減遅いバブズを迎えにいくことにした。

 もはやその稲田瑞穂には関係のない事だが――それはあくまでも聖剣技『不動無明剣』の追加効果であるストップが発動したに過ぎず、
 ミズホがその場から立ち去った後、ストップ状態から立ち直って、全裸のまま再び「タケシィィィ」と絶叫しながら走り出した事など、
 知るよしも、無かった。
【4時頃/十聖学園】
【プry@BATTLE ROYALE】
[状態]:電波
[装備]:ビームソード@スマデラ セーラー服
[道具]:支給品一式
[思考]:
基本方針:アフラ・マズダに従う
[備考]:バブズをアフラ・マズダの使いだと勘違いしています
ジャイアンの母を倒したと勘違いしています

【ジャイアンの母@ドラえもん】
[状態]:全裸 全く無傷
[装備]:バトルアックス バトルアックスの柄
[道具]:支給品一式
[思考]:
基本方針:デストロイ
134名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 00:53:12
そ、そうか。今はカオスルートの時期なんだな、把握した。
てか、ジャイアンママ全裸とかやめてくれw
135名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 01:32:05
ルルーシュがまともにギアスを使える日は何度出番があっても来ないのかよwwwwwwww
で、プ(ryで熱い戦闘描写が来るとはwww
しかし全裸ジャイアンママが斧持って襲い掛かってくるとか想像するだけで悪夢だなwwwwwwww
ズガン!ズガン!ズガン!
順調に拳銃で眼鏡をかけた主婦をズガンしていたまる子だが、
「やあ」
突然声をかけられた。
「!」
当然の如く拳銃を向けるが、
「まあ待ってくれないかな。俺は君の希望に添えると思う」

…話を聞いた所、この男はパロロワでは名の知れた人物らしい。
この男と共に行動すれば、この男の人気に便乗してパロロワ出場を果たすことができるかもしれない、そう考えたまる子はその、『外道王』と呼ばれているらしい男に同行を申し出た。
「いいよ。ちょうど一人で心細かった所だしね」
「ありがと、あたしゃさくらももこって言うんだけどさ…」
男は何事か手に持ったノートに書く仕草をして、
「そう、さくらももこね、ありがとう。それじゃさよなら」
「は?さよならって」
そこまでだった。そこまでで、彼女は倒れ、そして二度と起き上がらなかった。
さくらももこ、20時30分、心臓麻痺で死亡。
【折原臨也@デュラララ!!】
[状態]:実に外道
[装備]:デスノート
[道具]:支給品一式
[思考]
1:人間観察(あくまで保身優先)
2:ノートの効果は確認できたのでシズちゃんを殺したい


【野比玉子@ドラえもん 死亡】
【さくら ももこ@ちびまる子 死亡】
138名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 18:27:53
結局悲願達成することなくズガンされるさくら一家ワロスwwwww
しかもバトロワ界に存在知らしめるはずがズガンできたのは玉子だけかよw
139文字の校正が完了しました:2007/05/22(火) 03:33:01
「文字の校正が完了しました」
 無人のパソコンのディスプレイが突然その旨を伝えた。
 それは――彼、スペルチェッカー自身の意思に他ならない。

【スペルチェッカー@ワードプロセッサ】
状態:誤字は許さん
武装:F6のキー@キーボード エスケープキー@キーボード
所持品:酢の聖典@誤植
基本思考:誤字を見つけたらデストロイ

【ギリメカテ@誤植 死亡】
【「観光客拉致を! 韓国でトップセールス」@誤植 死亡】
【ミリー・キリト@誤植 死亡】
【バブズ・スイエン@誤植 死亡】
【天皇階下@誤植 死亡】
【「な、何をするだァーーーーッ」@誤植 死亡】
【KONMAE@誤植 死亡】
【「てったいしなければならかった」@誤植 死亡】
【「もろちん」@誤植 死亡】
140名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/27(日) 18:44:55
世の中なんて滅んでしまえ
141名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/30(水) 15:19:28
カオスロワはどうしてここまでカオスになったんだろう
142名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/02(土) 20:00:24
玉子のせいに決まってるじゃないか
143名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/02(土) 20:03:08
144名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/03(日) 00:41:35
乙。
アイテム表からして大概カオスだなww
145名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/10(日) 13:13:59
一週間の間も書き込みなしか……。
わかってたけど、みんな飽きちゃったんだな。
いっそのことバトロワは終わりにして、サバイバルでもしてみないか?
146名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/10(日) 15:54:17
>>145
サバイバルは前々からやってみたかったけど、ルールを決めたりするのが大変そう。
それにマップとかも準備しなくちゃいけないし。
147名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/10(日) 16:30:44
マップについては以前から考えていた物がある。
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/img/7.gif
マップは、最初↑こんな感じで何も無い状態から始まって、
SSの中で描写されたらその物が配置されていく方式で考えていた。

例えば、『H−6の砂浜から北に進んだ、F−6の位置に洞窟があった』
とか書かれたら、↓こんなふうにマップに物が追加されていく感じで。
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/img/8.gif
148名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/10(日) 21:02:24
書き手ロワ方式か


よし、テラカオスロワ2ndは俺が終わらせてやる打ち切り展開で
149名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/11(月) 01:42:18
とりあえず、サバイバルのルールはある程度は考えてあるんだよね。
明日辺りに、まとめた奴を書いておくわ。

それと、サバイバルのOPで島の名前を出したいんだけど、よかったら誰か良い名前を考えてくれ
150名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/11(月) 13:20:36
沖木島
151名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/13(水) 19:14:49
自由民主島
152名無し戦隊ナノレンジャー!
日本島(カオスロワ1stCルートEDより)