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ミッチーファンクLOVE?66
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:
名無し戦隊ナノレンジャー!
:2005/06/27(月) 00:46:22
午前1時。独り夜の街をミッチーは歩いた。
孤独。それは誰かによって与えられた温もりと交互に
彼の生を等括してきた存在。
「090…シュバ…ナギ…冷彩…」
黒い空を見上げれば、白く淡い月明かり。幸福の回想が胸を満たす。
しかし傍らにそびえ立つ灰色の塔達は
多くの命を抱きながらも、一度も彼に微笑んだことはなかった。
「なぜだ」
決別のFin。彼の愛した男達はもう居ない。
「俺が悪いのか」
耐えがたい胸の痛み。顔を伏せる。
俯き、地を這う視線の中で
取り囲んでいた影が狭まっていく。
「ホモとして」
ミッチーは叫ぶ。冷たい大気に掻き消える声はどこにも届かない。
それがわかっていても。
「ホモとして産まれたことが!」
その時、贖罪という名の悪夢は告げた。
失われた過去は二度と還らないと。
デスペラード
http://jbbs.livedoor.jp/music/12438/
スケープゴート
http://jbbs.livedoor.jp/music/12438/i
リンカーネーション
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